JP2511744Y2 - ノック式シャ―プペンシル - Google Patents
ノック式シャ―プペンシルInfo
- Publication number
- JP2511744Y2 JP2511744Y2 JP8670491U JP8670491U JP2511744Y2 JP 2511744 Y2 JP2511744 Y2 JP 2511744Y2 JP 8670491 U JP8670491 U JP 8670491U JP 8670491 U JP8670491 U JP 8670491U JP 2511744 Y2 JP2511744 Y2 JP 2511744Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- lead
- chuck
- barrel
- knock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ノック操作により鉛筆
芯が繰出するノック式シャープペンシルに関するもので
ある。
芯が繰出するノック式シャープペンシルに関するもので
ある。
【０００２】
【従来技術とその問題点】ノック式シャープペンシル
は、鉛筆芯が収容される芯ケースの先端にチャックが接
続され、芯ケースにより鉛筆芯がチャックを含む芯繰り
出し機構に供給される。そして、軸筒の後端開口より突
出した芯ケースの尾端にノックカバーが嵌着され、この
ノックカバーを指頭で押圧してノック操作を行うと、鉛
筆芯が軸筒の先端から突出して筆記される。この芯ケー
スは、ビニールパイプを適宜長さに切断して形成した簡
単なものもあるが、通常のノック式シャープペンシルで
は、合成樹脂で射出成形される。
は、鉛筆芯が収容される芯ケースの先端にチャックが接
続され、芯ケースにより鉛筆芯がチャックを含む芯繰り
出し機構に供給される。そして、軸筒の後端開口より突
出した芯ケースの尾端にノックカバーが嵌着され、この
ノックカバーを指頭で押圧してノック操作を行うと、鉛
筆芯が軸筒の先端から突出して筆記される。この芯ケー
スは、ビニールパイプを適宜長さに切断して形成した簡
単なものもあるが、通常のノック式シャープペンシルで
は、合成樹脂で射出成形される。
【０００３】ところで、ノック式シャープペンシルは仕
様によって軸筒の長さが異なり、それに応じて芯ケース
の長さも変更する必要がある。しかし、長さの異なる芯
ケースを合成樹脂で射出成形するためには、それに応じ
た金型を用意する必要があるので、生産コストが高くな
るばかりでなく、多種の芯ケースを管理する必要も生
じ、管理コストも高くなる問題点がある。
様によって軸筒の長さが異なり、それに応じて芯ケース
の長さも変更する必要がある。しかし、長さの異なる芯
ケースを合成樹脂で射出成形するためには、それに応じ
た金型を用意する必要があるので、生産コストが高くな
るばかりでなく、多種の芯ケースを管理する必要も生
じ、管理コストも高くなる問題点がある。
【０００４】
【考案の目的】そこで本考案は、少ない部品数で各仕様
の軸筒に対応することが可能なノック式シャープペンシ
ルを提供することを目的とする。
の軸筒に対応することが可能なノック式シャープペンシ
ルを提供することを目的とする。
【０００５】
【考案の構成とその作用】本考案の構成は、合成樹脂で
射出成形された芯ケースの先端にチャックが接続される
とともに、軸筒の後端開口より突出した芯ケースの尾端
にノックカバーが嵌着され、ノック操作により鉛筆芯が
軸筒先端より繰出するノック式シャープペンシルにおい
て、前記芯ケースは、チャックが接続される前ケース
と、この前ケースの後端に接続される後ケースからな
り、前ケースと後ケースの接続位置が可変であって、軸
筒の長さに応じて芯ケースの長さが調節可能であること
を特徴とするものである。
射出成形された芯ケースの先端にチャックが接続される
とともに、軸筒の後端開口より突出した芯ケースの尾端
にノックカバーが嵌着され、ノック操作により鉛筆芯が
軸筒先端より繰出するノック式シャープペンシルにおい
て、前記芯ケースは、チャックが接続される前ケース
と、この前ケースの後端に接続される後ケースからな
り、前ケースと後ケースの接続位置が可変であって、軸
筒の長さに応じて芯ケースの長さが調節可能であること
を特徴とするものである。
【０００６】すなわち、前ケースと後ケースの接続位置
を変更することによって芯ケースの長さを変化できるの
で、軸筒の長さが異っても芯ケースは少ない部品数で対
応することができ、生産コストと管理コストを低減する
ことができる。または、後ケースを合成樹脂パイプで形
成し、前ケースと後ケースの接続位置を変更することな
く、後ケースの後端部を所定位置で切断しても同じ目的
を達成できる。
を変更することによって芯ケースの長さを変化できるの
で、軸筒の長さが異っても芯ケースは少ない部品数で対
応することができ、生産コストと管理コストを低減する
ことができる。または、後ケースを合成樹脂パイプで形
成し、前ケースと後ケースの接続位置を変更することな
く、後ケースの後端部を所定位置で切断しても同じ目的
を達成できる。
【０００７】
【実施例】以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具
体的に説明する。図１において、軸筒１の先端に先口２
が嵌着されている。そして、コネクター３が先口２に圧
入固定されているが、コネクター３には、チャック４、
チャックリング５、芯ケース６、ノックスプリング７か
らなる中具が組付けられている。つまり、チャックリン
グ５が嵌め込まれたチャック４がコネクター３の前方か
ら挿入されてチャック４の後端が芯ケース６の先端に接
続され、コネクター３と芯ケース６の間にノックスプリ
ング７が介装される。従って、ノックスプリング７の弾
発力によってチャック４が後方に弾発され、コネクター
３に係合したチャックリング５がチャック４の前方テー
パー部を締め付けるので、チャック４の中心孔に挿通さ
れた鉛筆芯９が咬持される。
体的に説明する。図１において、軸筒１の先端に先口２
が嵌着されている。そして、コネクター３が先口２に圧
入固定されているが、コネクター３には、チャック４、
チャックリング５、芯ケース６、ノックスプリング７か
らなる中具が組付けられている。つまり、チャックリン
グ５が嵌め込まれたチャック４がコネクター３の前方か
ら挿入されてチャック４の後端が芯ケース６の先端に接
続され、コネクター３と芯ケース６の間にノックスプリ
ング７が介装される。従って、ノックスプリング７の弾
発力によってチャック４が後方に弾発され、コネクター
３に係合したチャックリング５がチャック４の前方テー
パー部を締め付けるので、チャック４の中心孔に挿通さ
れた鉛筆芯９が咬持される。
【０００８】ここで、芯ケース６は、合成樹脂で射出成
形された前ケース６Ａと後ケース６Ｂが接続されてな
る。つまり、前ケース６Ａの先端にチャック４が接続さ
れ、後ケース６Ｂの尾端が軸筒１の後端開口から突出し
ているが、後ケース６Ｂは消しゴムホルダーを兼ね、尾
端に消しゴム 81 が取り付けられている。また、後ケー
ス６Ｂの尾端にノックカバー８が嵌着される。このノッ
クカバー８を指頭で押圧してノックすると、チャック４
が鉛筆芯９を咬持した状態で前進し、鉛筆芯９が先口２
から突出するとともに、チャックリング５の係合が解除
される。この状態でノックを解除するとチャック４が後
退し、再びチャックリング５がチャック４に係合して鉛
筆芯９を咬持し、筆記可能になる。
形された前ケース６Ａと後ケース６Ｂが接続されてな
る。つまり、前ケース６Ａの先端にチャック４が接続さ
れ、後ケース６Ｂの尾端が軸筒１の後端開口から突出し
ているが、後ケース６Ｂは消しゴムホルダーを兼ね、尾
端に消しゴム 81 が取り付けられている。また、後ケー
ス６Ｂの尾端にノックカバー８が嵌着される。このノッ
クカバー８を指頭で押圧してノックすると、チャック４
が鉛筆芯９を咬持した状態で前進し、鉛筆芯９が先口２
から突出するとともに、チャックリング５の係合が解除
される。この状態でノックを解除するとチャック４が後
退し、再びチャックリング５がチャック４に係合して鉛
筆芯９を咬持し、筆記可能になる。
【０００９】次に、図２に示すように、前ケース６Ａと
後ケース６Ｂに環状をした複数個の係止突起 61 と係止
溝 62 がそれぞれ等間隔で形成されており、いずれかの
係止突起 61 と係止溝 62 が係合することによって前ケ
ース６Ａと後ケース６Ｂが接続される。このように、等
間隔に形成された複数個の係止突起 61 と係止溝 62の
いずれかが係合することによって前ケース６Ａと後ケー
ス６Ｂが接続されるので、挿入距離を調整して係合する
係止突起 61 と係止溝 62 を選定することによって、つ
まり前ケース６Ａと後ケース６Ｂの接続位置を変更する
ことによって芯ケース６の長さを調整することができ
る。従って、仕様によって軸筒１の長さが異なっても、
同じ前ケース６Ａと後ケース６Ｂで対応することがで
き、軸筒１の長さに応じて異なる芯ケース６を準備する
必要がない。通常は、芯ケースの尾端に消しゴムホルダ
ーが取り付けられるが、本実施例のように、後ケース６
Ｂが消しゴムホルダーを兼ねるようにすれば、芯ケース
６を前ケース６Ａと後ケース６Ｂで構成しても、実質上
部品点数は全く増加しない。このため、軸筒の仕様によ
って芯ケースの種類が増加せず、生産コストと管理コス
トを低減することができる。
後ケース６Ｂに環状をした複数個の係止突起 61 と係止
溝 62 がそれぞれ等間隔で形成されており、いずれかの
係止突起 61 と係止溝 62 が係合することによって前ケ
ース６Ａと後ケース６Ｂが接続される。このように、等
間隔に形成された複数個の係止突起 61 と係止溝 62の
いずれかが係合することによって前ケース６Ａと後ケー
ス６Ｂが接続されるので、挿入距離を調整して係合する
係止突起 61 と係止溝 62 を選定することによって、つ
まり前ケース６Ａと後ケース６Ｂの接続位置を変更する
ことによって芯ケース６の長さを調整することができ
る。従って、仕様によって軸筒１の長さが異なっても、
同じ前ケース６Ａと後ケース６Ｂで対応することがで
き、軸筒１の長さに応じて異なる芯ケース６を準備する
必要がない。通常は、芯ケースの尾端に消しゴムホルダ
ーが取り付けられるが、本実施例のように、後ケース６
Ｂが消しゴムホルダーを兼ねるようにすれば、芯ケース
６を前ケース６Ａと後ケース６Ｂで構成しても、実質上
部品点数は全く増加しない。このため、軸筒の仕様によ
って芯ケースの種類が増加せず、生産コストと管理コス
トを低減することができる。
【００１０】または、後ケース６Ｂを合成樹脂パイプで
形成し、前ケース６Ａと後ケース６Ｂの接続位置を変更
することなく、後ケース６Ｂの後端部を軸筒１の長さに
応じて所定位置で切断しても同様の効果を得ることがで
きる。
形成し、前ケース６Ａと後ケース６Ｂの接続位置を変更
することなく、後ケース６Ｂの後端部を軸筒１の長さに
応じて所定位置で切断しても同様の効果を得ることがで
きる。
【００１１】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のノック式
シャープペンシルは、芯ケースを、チャックが接続され
る前ケースと、この前ケースの後端に接続される後ケー
スで構成し、前ケースと後ケースの接続位置が可変であ
って、軸筒の長さに応じて芯ケースの長さを調節可能に
するか、もしくは後ケースを合成樹脂パイプで形成して
所定位置で切断するようにしたので、軸筒の仕様が異な
っても同一の前ケースと後ケースで対応することがで
き、芯ケースの種類が増加しない。
シャープペンシルは、芯ケースを、チャックが接続され
る前ケースと、この前ケースの後端に接続される後ケー
スで構成し、前ケースと後ケースの接続位置が可変であ
って、軸筒の長さに応じて芯ケースの長さを調節可能に
するか、もしくは後ケースを合成樹脂パイプで形成して
所定位置で切断するようにしたので、軸筒の仕様が異な
っても同一の前ケースと後ケースで対応することがで
き、芯ケースの種類が増加しない。
【図１】本考案実施例の断面図である。
【図２】同じく要部の断面図である。
１ 軸筒 ２ 先口 ３ ホルダー ４ チャック ５ チャックリング ６ 芯ケース ６Ａ 前ケース ６Ｂ 後ケース ６１ 係止突起 ６２ 係止溝 ７ ノックスプリング ８ ノックカバー ９ 鉛筆芯
Claims (2)
- 【請求項１】 合成樹脂で射出成形された芯ケースの先
端にチャックが接続されるとともに、軸筒の後端開口よ
り突出した芯ケースの尾端にノックカバーが嵌着され、
ノック操作により鉛筆芯が軸筒先端より繰出するノック
式シャープペンシルにおいて、 前記芯ケースは、チャックが接続される前ケースと、こ
の前ケースの後端に接続される後ケースからなり、前ケ
ースと後ケースの接続位置が可変であって、軸筒の長さ
に応じて芯ケースの長さが調節可能であることを特徴と
するノック式シャープペンシル。 - 【請求項２】 芯ケースの先端にチャックが接続される
とともに、軸筒の後端開口より突出した芯ケースの尾端
にノックカバーが嵌着され、ノック操作により鉛筆芯が
軸筒先端より繰出するノック式シャープペンシルにおい
て、 前記芯ケースは、合成樹脂で射出成形されてチャックが
接続される前ケースと、この前ケースの後端に接続され
る合成樹脂パイプの後ケースからなり、軸筒の長さに応
じて後ケースの後端部が切断されたことを特徴とするノ
ック式シャープペンシル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8670491U JP2511744Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | ノック式シャ―プペンシル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8670491U JP2511744Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | ノック式シャ―プペンシル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0529791U JPH0529791U (ja) | 1993-04-20 |
| JP2511744Y2 true JP2511744Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=13894322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8670491U Expired - Lifetime JP2511744Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | ノック式シャ―プペンシル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2511744Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5196485B2 (ja) * | 2008-11-18 | 2013-05-15 | 三菱鉛筆株式会社 | シャープペンシル筆記体、これを備えた筆記具、及び、このシャープペンシル筆記体の製造方法 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP8670491U patent/JP2511744Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0529791U (ja) | 1993-04-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH10166783A (ja) | ダブルチャック式シャープペンシル | |
| JP2511744Y2 (ja) | ノック式シャ―プペンシル | |
| EP0210280B1 (en) | Eversharp pencil | |
| JP4008772B2 (ja) | ダブルチャック式シャープペンシル | |
| JP2560384Y2 (ja) | 筆記具 | |
| JPS5839915Y2 (ja) | ノツク式シヤ−プペンシルの本体構造 | |
| JPH0347907Y2 (ja) | ||
| JPH0621749Y2 (ja) | パイプスライド式シャープペンシル | |
| JPS5842155Y2 (ja) | ホルダ− | |
| JPH0333506Y2 (ja) | ||
| JP4565729B2 (ja) | シャープペンシル | |
| JPS593913Y2 (ja) | シヤ−プペンシル | |
| JP2022051263A (ja) | ノックリング式筆記具 | |
| JP2001287495A (ja) | 筆記具 | |
| JPS6337271Y2 (ja) | ||
| KR880003396Y1 (ko) | 샤아프 펜슬 | |
| JPH0546489U (ja) | シャープペンシルの先口固定構造 | |
| JPH0530945Y2 (ja) | ||
| JPS5837673Y2 (ja) | シヤ−プペンシル | |
| JP3158277B2 (ja) | 棒状体繰出機構付筆記具 | |
| JPH0655787U (ja) | シャープペンシルのスライダ | |
| JPH09156283A (ja) | ノック式シャープペンシル | |
| JPS5852153Y2 (ja) | シヤ−プペンシル | |
| KR840001765Y1 (ko) | 샤아프 펜슬 | |
| JPS6013676Y2 (ja) | 繰出ボ−ルペン |