JP3158277B2 - 棒状体繰出機構付筆記具 - Google Patents
棒状体繰出機構付筆記具Info
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- JP3158277B2 JP3158277B2 JP08956698A JP8956698A JP3158277B2 JP 3158277 B2 JP3158277 B2 JP 3158277B2 JP 08956698 A JP08956698 A JP 08956698A JP 8956698 A JP8956698 A JP 8956698A JP 3158277 B2 JP3158277 B2 JP 3158277B2
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- Japan
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- rod
- projection
- screw groove
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は軸筒の後方に消ゴム
等の棒状体を有し、該棒状体を繰り出すようにした棒状
体繰出機構付筆記具に関するものである。
等の棒状体を有し、該棒状体を繰り出すようにした棒状
体繰出機構付筆記具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】棒状の消ゴム等を軸筒の後端に設け、繰
出機構によって該消ゴムを繰り出すようにした筆記具が
知られているが、この繰出機構として筒体内に収納した
消ゴム自体を後方に移動させて筒体から繰り出すもの
と、消ゴムは停止していて該消ゴムの周囲を覆う筒体を
軸方向に前後に移動させて消ゴムを出没させるようにし
たものがある。
出機構によって該消ゴムを繰り出すようにした筆記具が
知られているが、この繰出機構として筒体内に収納した
消ゴム自体を後方に移動させて筒体から繰り出すもの
と、消ゴムは停止していて該消ゴムの周囲を覆う筒体を
軸方向に前後に移動させて消ゴムを出没させるようにし
たものがある。
【０００３】上記のように筒体を移動する構成として、
軸筒に筒体をねじ着しねじ対偶で軸方向に移動するよう
にした繰出機構があるが、ねじは滑りを生じるから、筆
記具や消ゴムを使用中に筒体が動いてしまうことがあっ
た。
軸筒に筒体をねじ着しねじ対偶で軸方向に移動するよう
にした繰出機構があるが、ねじは滑りを生じるから、筆
記具や消ゴムを使用中に筒体が動いてしまうことがあっ
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
上記のように消ゴム等の棒状体を軸筒等の後方に有し、
該棒状体の周囲にねじ対偶により軸方向に移動可能に回
転筒を設けた棒状体繰出機構付筆記具において、上記回
転筒を回転した位置で遊動しないようにした筆記具を提
供することである。
上記のように消ゴム等の棒状体を軸筒等の後方に有し、
該棒状体の周囲にねじ対偶により軸方向に移動可能に回
転筒を設けた棒状体繰出機構付筆記具において、上記回
転筒を回転した位置で遊動しないようにした筆記具を提
供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回転筒
を回転した際、該回転筒が軸方向へ移動するようねじ溝
と該ねじ溝内を摺動する突起を有し、上記ねじ溝と突起
は、いずれか一方が軸筒に設けられ、他方が回転筒の内
面に設けられた棒状体繰出機構付筆記具において、該ね
じ溝内に上記突起を一時的に係合するよう係止部を設
け、該係止部に上記突起が係合する方向に回転筒を付勢
したことを特徴とする棒状体繰出機構付筆記具が提供さ
れ、上記課題が解決される。
を回転した際、該回転筒が軸方向へ移動するようねじ溝
と該ねじ溝内を摺動する突起を有し、上記ねじ溝と突起
は、いずれか一方が軸筒に設けられ、他方が回転筒の内
面に設けられた棒状体繰出機構付筆記具において、該ね
じ溝内に上記突起を一時的に係合するよう係止部を設
け、該係止部に上記突起が係合する方向に回転筒を付勢
したことを特徴とする棒状体繰出機構付筆記具が提供さ
れ、上記課題が解決される。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明は、ノック式、回転式等の
シャ−プペンシル、ボ−ルペンその他の適宜の筆記具に
適用することができるが、図１においてはサイドノック
式シャ−プペンシルに本発明を適用した実施例が示され
ている。図において、軸筒（１）内にはスライダ−
（２）が設けられ、該スライダ−（２）は鉛芯（３）が
入る入口（４）を有する頭部（５）と、芯誘導管（６）
と、チャック環（７）を有するチャック（８）が取付け
られる前部（９）を具備し、上記前部（９）には傾斜し
たカム面(10)が設けられ、ばね(11)で後方に付勢されて
いる。
シャ−プペンシル、ボ−ルペンその他の適宜の筆記具に
適用することができるが、図１においてはサイドノック
式シャ−プペンシルに本発明を適用した実施例が示され
ている。図において、軸筒（１）内にはスライダ−
（２）が設けられ、該スライダ−（２）は鉛芯（３）が
入る入口（４）を有する頭部（５）と、芯誘導管（６）
と、チャック環（７）を有するチャック（８）が取付け
られる前部（９）を具備し、上記前部（９）には傾斜し
たカム面(10)が設けられ、ばね(11)で後方に付勢されて
いる。
【０００７】上記カム面(10)に作用端(12)が当接するよ
う軸筒（１）の側面には出没可能にノックボタン(13)を
設けてあり、該ノックボタン(13)を押すと、上記作用端
(12)を介して上記カム面(10)が押され、スライダ−
（２）が前進して、公知のように鉛芯（３）を口金(14)
の先端から繰り出すことができる。
う軸筒（１）の側面には出没可能にノックボタン(13)を
設けてあり、該ノックボタン(13)を押すと、上記作用端
(12)を介して上記カム面(10)が押され、スライダ−
（２）が前進して、公知のように鉛芯（３）を口金(14)
の先端から繰り出すことができる。
【０００８】上記軸筒（１）の後方、図１においては軸
筒の後端には消ゴム、クレヨン、鉛筆芯、色鉛筆芯、ボ
−ルペンその他の筆記具、固形修正具、固形化粧具等の
棒状体(15)、図においては消ゴムが設けられており、該
棒状体(15)を覆うように回転筒(16)が設けられている。
筒の後端には消ゴム、クレヨン、鉛筆芯、色鉛筆芯、ボ
−ルペンその他の筆記具、固形修正具、固形化粧具等の
棒状体(15)、図においては消ゴムが設けられており、該
棒状体(15)を覆うように回転筒(16)が設けられている。
【０００９】上記回転筒(16)を回転した際、該回転筒(1
6)が軸方向へ移動するようねじ溝と該ねじ溝内を摺動す
る突起を形成してある。該ねじ溝と突起は、軸筒側に突
起を設け、回転筒側にねじ溝を形成してもよいが、図に
おいては、軸筒（１）の外面にねじ溝(17)を設け、回転
筒(16)の内面に突起(18)を形成してある。
6)が軸方向へ移動するようねじ溝と該ねじ溝内を摺動す
る突起を形成してある。該ねじ溝と突起は、軸筒側に突
起を設け、回転筒側にねじ溝を形成してもよいが、図に
おいては、軸筒（１）の外面にねじ溝(17)を設け、回転
筒(16)の内面に突起(18)を形成してある。
【００１０】上記突起(18)は、上記ねじ溝の形状に応じ
て適宜の形状に構成することができ、図においては略円
柱状に形成してあるが、ねじ状に形成してもよく、また
１個設けてあるが、数個設けることもできる。
て適宜の形状に構成することができ、図においては略円
柱状に形成してあるが、ねじ状に形成してもよく、また
１個設けてあるが、数個設けることもできる。
【００１１】上記ねじ溝(17)の挿入口(19)は、上記突起
(18)を差し込むことができるよう軸筒の後端に開口して
おり、該挿入口(19)に続くねじ溝は、軸方向に直線状に
延び、該延出部(20)に続く部分は該挿入口(19)方向に屈
曲してねじ溝(17)の壁部に上記突起(18)が当るよう抜け
止め段部(21)を形成してある。該段部を設けずに上記挿
入口を幅狭に形成して突起を圧入するようにしたり、軸
筒の後端に開口させないで上記軸筒及び又は回転筒を軸
径方向に弾性変形させることにより突起をねじ溝に嵌入
させるようにしてもよい。
(18)を差し込むことができるよう軸筒の後端に開口して
おり、該挿入口(19)に続くねじ溝は、軸方向に直線状に
延び、該延出部(20)に続く部分は該挿入口(19)方向に屈
曲してねじ溝(17)の壁部に上記突起(18)が当るよう抜け
止め段部(21)を形成してある。該段部を設けずに上記挿
入口を幅狭に形成して突起を圧入するようにしたり、軸
筒の後端に開口させないで上記軸筒及び又は回転筒を軸
径方向に弾性変形させることにより突起をねじ溝に嵌入
させるようにしてもよい。
【００１２】上記ねじ溝(17)内の壁面には、上記突起(1
8)が一時的に係合するようねじ溝に沿って係止部(22)・
・・を設けてあり、該突起(18)が該係止部(22)・・・に
係合する方向に軸方向に上記回転筒(16)を付勢するよう
上記回転筒と軸筒間にばね(23)を設けてある。図におい
ては、上記係止部(22)は、上記回転筒(16)を１回転した
際に係合するよう１ピッチごとに上記突起(18)が嵌入す
る弧状の凹部を溝壁に設けてあるが、弧状の凸部を溝壁
から突出させるようにしてもよいし、１ピッチごとでは
なくねじ溝壁に沿って適宜間隔で適宜位置に設けてもよ
く、またこれらの凹部、凸部等の係止部は回転筒を積極
的に回せば上記突起(18)との係合が外れるような適宜形
状に形成されている。
8)が一時的に係合するようねじ溝に沿って係止部(22)・
・・を設けてあり、該突起(18)が該係止部(22)・・・に
係合する方向に軸方向に上記回転筒(16)を付勢するよう
上記回転筒と軸筒間にばね(23)を設けてある。図におい
ては、上記係止部(22)は、上記回転筒(16)を１回転した
際に係合するよう１ピッチごとに上記突起(18)が嵌入す
る弧状の凹部を溝壁に設けてあるが、弧状の凸部を溝壁
から突出させるようにしてもよいし、１ピッチごとでは
なくねじ溝壁に沿って適宜間隔で適宜位置に設けてもよ
く、またこれらの凹部、凸部等の係止部は回転筒を積極
的に回せば上記突起(18)との係合が外れるような適宜形
状に形成されている。
【００１３】上記ばね(23)は、図に示す実施例では上記
回転筒(16)の後端にばね受部(24)を一体的に形成し、該
ばね受(24)と軸筒（１）の後端間に介装してあるが、上
記回転筒(16)と別体に形成したばね受け片（図示略）を
該回転筒に取付けるようにしてもよい。
回転筒(16)の後端にばね受部(24)を一体的に形成し、該
ばね受(24)と軸筒（１）の後端間に介装してあるが、上
記回転筒(16)と別体に形成したばね受け片（図示略）を
該回転筒に取付けるようにしてもよい。
【００１４】図４に示す実施例は、筆記具としてノック
式シャ−プペンシルに本発明を適用したものであって、
この場合には、公知のように軸筒（１）内に収納した芯
タンク(25)をノック操作により前進動させて鉛芯を繰り
出すように構成されているから、上記消ゴム等の棒状体
(15)は芯タンク(25)の後端に設けられ、その周囲に上述
とほぼ同様にして回転筒(16)を設けてあり、該回転筒と
芯タンク間にねじ溝(17)，突起(18)，ばね(23)等を設
け、該突起が一時的に係合するよう上記ねじ溝(17)に係
止部(22)・・・を形成すればよい。
式シャ−プペンシルに本発明を適用したものであって、
この場合には、公知のように軸筒（１）内に収納した芯
タンク(25)をノック操作により前進動させて鉛芯を繰り
出すように構成されているから、上記消ゴム等の棒状体
(15)は芯タンク(25)の後端に設けられ、その周囲に上述
とほぼ同様にして回転筒(16)を設けてあり、該回転筒と
芯タンク間にねじ溝(17)，突起(18)，ばね(23)等を設
け、該突起が一時的に係合するよう上記ねじ溝(17)に係
止部(22)・・・を形成すればよい。
【００１５】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され、軸筒等
の後方に設けた消ゴム等の棒状体を囲むよう回転筒を設
け、該回転筒を回転した際軸方向へ移動するようねじ溝
と該ねじ溝内を摺動する突起を有し、上記ねじ溝と突起
は、いずれか一方が軸筒に設けられ、他方が回転筒の内
面に設けられた棒状体繰出機構付筆記具において、上記
ねじ溝に該突起を一時的に係合するよう係止部を設け、
上記突起が係止部に係合する方向に上記回転筒を付勢し
たから、上記消ゴム等を使用するときは上記回転筒を回
転すれば、該回転筒は軸方向に移動し、消ゴム等が表わ
れ、係止部に突起が係合した位置で回転が一時的に拘束
され、筆記具や消ゴム等を使用しても緩まないようにで
き、使いやすく、また上記回転筒を逆に回転すれば該回
転筒は逆方向に軸方向に移動して上記消ゴム等を回転筒
内に収納でき、この際上記ねじ溝の挿入口に上記突起が
当接する抜け止め段部を形成することにより上記回転筒
を後端まで回転させても脱落しないようにできる。
の後方に設けた消ゴム等の棒状体を囲むよう回転筒を設
け、該回転筒を回転した際軸方向へ移動するようねじ溝
と該ねじ溝内を摺動する突起を有し、上記ねじ溝と突起
は、いずれか一方が軸筒に設けられ、他方が回転筒の内
面に設けられた棒状体繰出機構付筆記具において、上記
ねじ溝に該突起を一時的に係合するよう係止部を設け、
上記突起が係止部に係合する方向に上記回転筒を付勢し
たから、上記消ゴム等を使用するときは上記回転筒を回
転すれば、該回転筒は軸方向に移動し、消ゴム等が表わ
れ、係止部に突起が係合した位置で回転が一時的に拘束
され、筆記具や消ゴム等を使用しても緩まないようにで
き、使いやすく、また上記回転筒を逆に回転すれば該回
転筒は逆方向に軸方向に移動して上記消ゴム等を回転筒
内に収納でき、この際上記ねじ溝の挿入口に上記突起が
当接する抜け止め段部を形成することにより上記回転筒
を後端まで回転させても脱落しないようにできる。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図。
【図２】ねじ溝の正面図。
【図３】回転筒の断面図。
【図４】他の実施例を示す一部の断面図。
１ 軸筒 15 棒状体 16 回転筒 17 ねじ溝 18 突起 21 段部 22 係止部 23 ばね
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭64−40588（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭64−44189（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−176661（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−45588（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭63−19176（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭38−26245（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭50−35902（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B43K 29/02 B43K 23/08 - 27/12 B43K 27/00 - 27/12
Claims (3)
- 【請求項１】 筆記体を収納した軸筒の後方に棒状体を
有し、該棒状体を囲んで回転筒を形成し、該回転筒を回
転した際該回転筒が軸方向へ移動するようねじ溝と該ね
じ溝内を摺動する突起を有し、上記ねじ溝と突起は、い
ずれか一方が軸筒に設けられ、他方が回転筒の内面に設
けられた棒状体繰出機構付筆記具において、上記ねじ溝
内に上記突起を一時的に係合するよう係止部を設け、上
記突起が係止部に係合する方向に上記回転筒を付勢した
ことを特徴とする棒状体繰出機構付筆記具。 - 【請求項２】 上記係止部はねじ溝に設けた凹部または
凸部である請求項１に記載の棒状体繰出機構付筆記具。 - 【請求項３】 上記ねじ溝の挿入口には突起が当接する
よう抜け止め段部が設けられている請求項１に記載の棒
状体繰出機構付筆記具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08956698A JP3158277B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 棒状体繰出機構付筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08956698A JP3158277B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 棒状体繰出機構付筆記具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11268475A JPH11268475A (ja) | 1999-10-05 |
| JP3158277B2 true JP3158277B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=13974375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08956698A Expired - Fee Related JP3158277B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 棒状体繰出機構付筆記具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3158277B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6475913B2 (ja) * | 2012-12-28 | 2019-02-27 | 株式会社パイロットコーポレーション | 熱変色性筆記具及び摩擦具 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP08956698A patent/JP3158277B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11268475A (ja) | 1999-10-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |