JPH10129186A - ノック式筆記具 - Google Patents
ノック式筆記具Info
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- JPH10129186A JPH10129186A JP8308687A JP30868796A JPH10129186A JP H10129186 A JPH10129186 A JP H10129186A JP 8308687 A JP8308687 A JP 8308687A JP 30868796 A JP30868796 A JP 30868796A JP H10129186 A JPH10129186 A JP H10129186A
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- Clips For Writing Implements (AREA)
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
ルの筆記先端が軸筒の先端開口部より突出した状態で
は、クリップが持ち上がらず服等のポケットに挿せない
ようにする。 【解決手段】クリップをノック体に連設する。クリップ
の先端部の玉部に係止手段を設ける。軸筒の周側面にク
リップが前進可能にクリップの脚辺が摺動する長孔を設
ける。該長孔の前方のレフィールの筆記先端が軸筒の先
端開口部より突出した際のクリップの玉部に対向した軸
筒の周側面の位置に、クリップが持ち上がろうとした際
に前記係止手段が当接して、クリップの持ち上がりを阻
止する係止部を設ける。
Description
作により、軸筒内に収納したレフィールの筆記先端を軸
筒の先端開口部より突出状態に維持してなるノック式筆
記具において、筆記先端が軸筒の先端開口部から突出し
た状態では、服等のポケット等に挿せない、いわゆるセ
イフティ構造を設けたノック式筆記具に関する。
り、軸筒内に収納したレフィールの筆記先端を軸筒の先
端開口部より突出状態に維持してなるノック式筆記具、
例えばノック体に設けた係止突起を軸筒内に形成した係
止孔に係止することにより、軸筒内に収納したレフィー
ルの筆記先端を軸筒の先端開口部より突出状態に維持
し、係止突起を押圧して係止を解除することによりスプ
リングの後方への弾発力により筆記先端を没入する繰出
構造や、いわゆるハートカム溝と呼ばれている環状溝内
を該環状溝に遊嵌する係止突起が前後動することにより
レフィールの筆記先端を軸筒の先端開口部より出没可能
とする繰出構造や、カム棒を前進させることにより回転
カムを前進して回転させ、回転カムとカム溝の歯の係合
状態によりレフィールの後退を規制することにより、筆
記先端を軸筒の先端開口部より出没可能とした繰出構造
を備えたノック式筆記具は知られている。
具においては、レフィールの筆記先端を軸筒の先端開口
部より突出した状態で服等のポケットに挿すと、レフィ
ール内のインキ、特に水性インキの場合にあっては、筆
記先端が布地に触れ、インキがにじみでて服を汚してし
まうという問題がある。また、昨今では、ボールペンの
インキとして、静的な状態では高い粘度を有しインキに
剪断力が加わることにより粘度が低下する剪断減粘性を
付与したいわゆるゲルインキが、その性質上から脚光を
あび、ボールペンのインキとしてよく用いられるように
なったが、前述したような問題があり、キャップ式のボ
ールペンのインキとして用いられているのが現状であ
る。ゲルインキを用いたノック式ボールペンを提供しよ
うとするならば、レフィールの筆記先端を軸筒の先端開
口部より突出した状態で服等のポケットに挿せないよう
なセイフティ構造を持たせる必要がある。
時に、レフィールの筆記先端が軸筒の先端開口部より没
入するセイフティ構造を設けたノック式筆記具について
提案されてはいるが、こうした構造は複雑であったり、
ある特定の繰出構造に利用されるものであったりして、
安価なノック式筆記具に採用できるものではなかった。
記具にもセイフティ構造を付加させることができる、構
造が簡単で、多くの部品を必要とせずに安価にでき、ど
のような繰出構造にも採用できるセイフティ構造を得る
ことを検討した。その結果、セイフティ構造としては、
クリップが持ち上がらないような構造が有利であること
を知って、本発明に至った。
成するために、軸筒内に、スプリングにより後方に弾発
したレフィールの筆記先端を、軸筒の後端部より外方に
突出したノック体へのノック操作により、軸筒の先端開
口部より突出状態に維持する繰出構造を備えたノック式
筆記具において、クリップをノック体に連設するととも
に先端部の玉部に係止手段を形成し、軸筒の周側面にク
リップがノック体とともに前進可能とするためのクリッ
プの脚辺が摺動する長孔を形成し、長孔の前方のレフィ
ールの筆記先端が軸筒の先端開口部より突出した際のク
リップの玉部に対向した軸筒の周側面の位置に、クリッ
プが持ち上がろうとした際に玉部の係止手段を当接させ
てクリップの持ち上がりを阻止する係止部を形成した構
造とする。
本発明のノック式筆記具においては、ノック体へのノッ
ク操作により、レフィールの筆記先端を軸筒の先端開口
部より出没させる繰出構造は、公知の構造のものでよ
く、特に限定されるものではない。そうした繰出構造を
備えた従来のノック式筆記具において、クリップとノッ
ク体とを一体にまたはクリップをノック体に付設して、
連動して前後動可能に設ける。クリップの先端の玉部に
逆T字型又はL字型形状の、軸筒への接地部側が太幅と
なる段部や、突起等で構成される係止手段を設ける。
る軸心方向に沿った長孔を形成する。長孔の前方のレフ
ィールの筆記先端が軸筒の先端開口部より突出した際の
クリップの玉部に対向した位置の周側面に、クリップが
持ち上がろうとした際に玉部の係止手段が当接してクリ
ップの持ち上がりを阻止する係止部を設ける。クリップ
の玉部の係止手段を確実に係止部に係止するために、レ
フィールの筆記先端が軸筒内に没入した際のクリップの
玉部に対向した位置から筆記先端が軸筒の先端開口部よ
り出没した際の玉部に対向した位置まで、玉部を係止部
に案内するためのガイド溝や孔を長孔の前方に設けても
よいし、または長孔を係止部まで延長してその長孔をガ
イド孔として設けてもよい。
玉部を収納する収納部を有する箱状で、係止手段が嵌挿
してクリップが持ち上がろうとした際に、収納部の上部
を係止手段が当接する当接部とする形状とすることもで
きるし、長孔の前方にガイド孔を形成し、ガイド孔に沿
ってクリップが前進することにより玉部の係止手段を軸
筒内に潜り込ませ、ガイド孔の幅を狭幅部に形成して係
止部としても良い。
同一部材や同一箇所を示す場合は、同一の符号を付して
説明する。図1〜図3は、本発明における第1の実施例
のノック式筆記具1で、軸筒2内に、スプリング3によ
り後方へ付勢されたボールペンチップを筆記先端4とし
たレフィール5を配設してある。該レフィール5の後端
には、公知技術である回転カム6、カム溝7およびカム
棒8とからなる、レフィール5の筆記先端4を軸筒2の
先端開口部2aから出没させる繰出構造を配設してあ
る。カム棒8は円筒形状で、先端に回転カム6の突出し
た後端部6aを嵌入してある。
ック体11に一体に形成してある。ノック体11は、後
端部11aを軸筒2の後端開口部2bより外方に突出さ
せて、カム棒8の後端に嵌着して一体的に配設してあ
る。前記玉部9の両側面には、図3に示すように、軸筒
2への接地部側9aが太幅となる段状の係止手段12を
設けてある。
成した係止突起13とカム棒8に形成した係止孔14に
より、回転カム6とカム棒8とは、互いの鋸歯状の歯
(図示せず。)が噛み合いから離間して回転カム6が回
転可能に若干離間可能に連接してある。回転カム6とカ
ム棒8を連接したことにより、レフィール5の筆記先端
4が軸筒2の先端開口部2aから突出した状態時に、回
転カム6、カム棒8およびノック体11は連接してある
ので、ノック体11が後退してクリップの玉部の係止手
段が係止部より解除されるのを防いでいる。
10aが摺動可能に軸心方向に沿った長孔15を形成し
てある。該長孔15の前方端で、ノック体11へのノッ
ク操作によりレフィール5の筆記先端4が軸筒2の先端
開口部2aより突出した時のクリップ10の玉部9に対
応した位置には、軸筒2の周側面から突出した、玉部9
の係止手段12を内包する収納室16を有し、クリップ
が持ち上がろうとした際に係止手段12に当接してクリ
ップが持ち上がらないようにした当接部17を有する係
止部18を設けてある。当接部17には、玉部9を嵌挿
して摺動するための案内孔19を設けてある。
カム6、カム溝7およびカム棒8で構成される公知の繰
出構造が作動し、レフィール5の筆記先端4が軸筒2の
先端開口部2aより突出した状態で維持される。その際
クリップ10もノック体11に連設してあるので前進
し、玉部9の係止手段12が係止部18の収納室16に
嵌挿する。クリップ10が持ち上がろうとすると、前記
係止手段12が係止部18の当接部17に当接してクリ
ップ10が持ち上がらないので、本実施例のノック式筆
記具1は服等のポケットに挿せない。
例のノック式筆記具50で、他の繰出構造の場合を示し
たものである。軸筒51内に配設された繰出構造以外
は、第1の実施例と同様に形成してあり、その繰出構造
は、空間室52を有し、後端部53aを軸筒51の後端
開口部51bより外方に突出させたノック体53と、前
記空間室52内に配設した、外方へ拡開する弾性片5
4、55で構成されたコ字型状の係止体56とで構成さ
れている。
漸次軸心に近づくように内方に突出した係止突起57を
設けてある。係止体56の一方の弾性片54の先端に
は、前記係止突起57に係止する係止爪58とボタン用
突起59を設けてあり、係止体56を、一方の弾性片5
4を係止突起57側にし、前記ボタン用突起59を軸筒
51の周側面に設けた貫通孔60より外方へ突出させ
て、ノック体53の空間室52内に配設してある。ノッ
ク体53は軸筒51に対して摺動可能に配設してあり、
係止体56は軸筒51に固定してある。
第1の実施例と同様のクリップ10が連設してあり、軸
筒51には長孔15と係止部18を設けてある。
ク体53およびレフィール5は前進し、係止体56の係
止爪58にノック体53の係止突起57が衝接すること
により、レフィール5の筆記先端4が軸筒51の先端開
口部51aより突出した状態を維持する。この時、クリ
ップ10もノック体53とともに前進し、玉部9の係止
手段12が係止部18の収納室16に嵌挿して、第1の
実施例の場合と同様にクリップ10は持ち上がらないの
で、本実施例のノック式筆記具50は服等のポケットに
挿せない。係止体56のボタン用突起59を押圧する
と、係止爪58と係止突起57との係止が解除され、ス
プリング3の後方への弾発力によりレフィール5および
ノック体53は元の状態に戻る。
例のノック式筆記具80で、さらに他の繰出構造の場合
を示したものである。第2の実施例と同様に軸筒81内
に配設された繰出構造は、レフィール5の後端に当接す
る当接部82を有する押棒83と、該押棒83の後端を
嵌着したノック体84と、繰出構造において周知技術で
ある略ハート型形状のカム溝85を有した押棒83に外
設したカム筒86と、前記カム溝85に遊嵌する係止突
起87を形成した、カム筒86に外設した筒体88とで
構成されている。押棒83の外周にカム筒86を回動自
在に配設し、押棒83の後端部にノック体84を固着し
てある。押棒83の当接部82とノック体84の先端面
84aにより若干しか前後動しないように設けたカム筒
86の外周には、筒体88が軸筒81の内壁面に固着し
て配設してあり、係止突起87がカム筒86のカム溝8
5に遊嵌してある。その他の構造は、第1の実施例にノ
ック式筆記具1と同様としてある。
のように係止突起87がカム溝85に沿って移行するこ
とによりレフィール4の筆記先端3が軸筒81の先端開
口部81aより出没し、前述の実施例の時と同様に、筆
記先端が突出状態時はクリップ10が持ち上がらないの
で、本実施例のノック式筆記具は服等のポケットに挿せ
ない。
施例のノック式筆記具100で、第1の実施例のノック
式筆記具において、クリップ10の玉部9の係止手段1
2が係止する係止部の他の実施例を示すものである。ク
リップ10、ノック体11および繰出構造は、第1の実
施例と同様に設けてある。
心方向に沿って設けた長孔15の前方の、レフィール5
の筆記先端3の軸筒2の先端開口部2aからの没入時か
ら突出時におけるクリップ10の玉部9に対向した位置
の軸筒2の周側面に、クリップ10の玉部9を遊嵌する
ガイド孔20を設けてある。該ガイド孔20の前方端
の、ノック体11へのノック操作によりレフィール5の
筆記先端4が軸筒2の先端開口部2aより突出した時の
クリップ10の玉部9に対向した位置のガイド孔20に
は、狭幅とすることにより構成される係止部21を設け
てある。ノック体11へのノック操作により、クリップ
10(ノック体11)が前進し、玉部9の係止手段12
が前記係止部21の下に嵌挿する。クリップ10を持ち
上げようとした際には、係止部21に当接してクリップ
は持ち上がらない。
うにレフィールの筆記先端が軸筒の先端開口部より突出
した時は、クリップの玉部の係止手段が軸筒に形成した
係止部に嵌挿し、クリップが持ち上がろうとした際に係
止部に当接するのでクリップは持ち上がらず、筆記先端
を突出した状態で服等のポケットに挿す心配がない。
開口部より繰り出すための繰出構造にのみ採用れるもの
でなく、多種類の繰出構造のものに採用できる利点があ
る。また、構造が簡単であり、多数の部品を必要としな
いので、低価格品にも採用できる利点がある。
ルの筆記先端を軸筒の先端開口部から出没させる繰出構
造として回転カム方式を採用した場合のもので、レフィ
ールの筆記先端が軸筒内に没入した状態を示した部分縦
断面図である。
軸筒の先端開口部より突出した状態を示した部分縦断面
図である。
る。
構造がいわゆるノック&ボタン方式といわれているもの
を採用した場合のもので、レフィールの筆記先端が軸筒
内に没入した状態を示した部分縦断面図である。
面にした状態の拡大斜視図である。
軸筒の先端開口部より突出した状態を示した部分縦断面
図である。
構造がいわゆるハートカム溝方式といわれているものを
採用した場合のもので、レフィールの筆記先端が軸筒内
に没入した状態を示した部分縦断面図である。
カム溝部分を示した平面図である。
部における他の実施例を示した、レフィールの筆記先端
が軸筒内に没入した状態を示した部分縦断面図である。
周りの部分の平面図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】軸筒内に、スプリングにより後方に弾発し
たレフィールの筆記先端を、軸筒の後端部より外方に突
出したノック体へのノック操作により、軸筒の先端開口
部より突出状態に維持する繰出構造を備えたノック式筆
記具において、クリップをノック体に連設するとともに
先端部の玉部に係止手段を形成し、軸筒の周側面にクリ
ップがノック体とともに前進可能とするためのクリップ
の脚辺が摺動する長孔を形成し、長孔の前方のレフィー
ルの筆記先端が軸筒の先端開口部より突出した際のクリ
ップの玉部に対向した軸筒の周側面の位置に、クリップ
が持ち上がろうとした際に玉部の係止手段を当接させて
クリップの持ち上がりを阻止する係止部を形成したこと
を特徴とするノック式筆記具。 - 【請求項2】前記繰出構造が、回転カム、カム溝および
カム棒とからなる回転カム構造であって、カム棒の後端
にクリップを付設したノック体を固着し、回転カムとカ
ム棒とを回転カムが回転可能に若干離間可能に連接して
なる、請求項1に記載のノック式筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30868796A JP3707576B2 (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | ノック式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30868796A JP3707576B2 (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | ノック式筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10129186A true JPH10129186A (ja) | 1998-05-19 |
JP3707576B2 JP3707576B2 (ja) | 2005-10-19 |
Family
ID=17984083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30868796A Expired - Fee Related JP3707576B2 (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | ノック式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3707576B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100326153B1 (ko) * | 1999-10-02 | 2002-02-27 | 김충경 | 측면녹크식 필기구 |
JP2004122733A (ja) * | 2002-10-07 | 2004-04-22 | Tombow Pencil Co Ltd | 筆記具 |
KR100687544B1 (ko) * | 2004-06-04 | 2007-02-27 | 미크로 가부시키가이샤 | 필기구 |
-
1996
- 1996-11-05 JP JP30868796A patent/JP3707576B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100326153B1 (ko) * | 1999-10-02 | 2002-02-27 | 김충경 | 측면녹크식 필기구 |
JP2004122733A (ja) * | 2002-10-07 | 2004-04-22 | Tombow Pencil Co Ltd | 筆記具 |
KR100687544B1 (ko) * | 2004-06-04 | 2007-02-27 | 미크로 가부시키가이샤 | 필기구 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3707576B2 (ja) | 2005-10-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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