JP2511731B2 - 網点画像処理装置 - Google Patents

網点画像処理装置

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JP2511731B2 JP2325034A JP32503490A JP2511731B2 JP 2511731 B2 JP2511731 B2 JP 2511731B2 JP 2325034 A JP2325034 A JP 2325034A JP 32503490 A JP32503490 A JP 32503490A JP 2511731 B2 JP2511731 B2 JP 2511731B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、原画の連続調画像データを読み取る入力ス
キャナのような入力装置と、前記原画の網点画像を感光
材料などに記録する出力スキャナのような出力装置との
間に介在して、前記入力装置で読み取られた連続調画像
データを網点化し、その網点画素データに対してレタッ
チ処理などの種々の画像処理を施した後、その網点画素
データを出力装置に与える網点画像処理装置に関する。
<従来の技術> 周知のように、カラースキャナを用いてカラー印刷に
必要な黄(Y),マゼンタ(M),シアン(C),墨
(K)の各色分解フィルムを作成するにあたり、カラー
スキャナが備えた色修正・階調修正機能によって、原画
像データの修正が行われている。
しかし、このような原画像データの修正だけでは、必
ずしも原画を完全に再現することができなかったり、あ
るいは、顧客の希望するような色調やコントラストが得
られないこともあったので、作成された色分解フィルム
の一部または全部に減力剤を作用させてドットエッチン
グを行うことにより、所望の色調などを得ていた。
また、スクリーン線数の粗い画像を扱う印刷製版分野
(例えば、新聞)においては、出力画像の輪郭を補正ま
たは強調するために、スキャナで得られた色分解フィル
ム上で手作業により網点を削るなどの処理をしている。
このようなドットエッチングなどのレタッチ作業は、
極めて煩雑であり、しかも熟練を要する作業であるた
め、手作業によるレタッチを不要にした画像走査記録方
法が本出願人によって提案されている(特開昭58−2111
54号公報参照)。
この手法は、原画を読み取って得られた画像信号に基
づく複製画像の露光記録に先立って、前記原画をモニタ
画として表示装置にシミュレート表示するための原画表
示用の画像データをバッファメモリに書き込んでおき、
該バッファメモリから前記画像データを読み出してモニ
タ画を表示し、該モニタ画に基づいてドットエッチング
等のレタッチ処理範囲およびその処理量を指定し、該レ
タッチ処理範囲およびその処理量に相当する処理データ
をレタッチメモリに書き込み、前記バッファメモリから
読み出した画像データに、前記レタッチメモリから読み
出した処理データを加減算して、レタッチ処理済の確認
用画像データを求め、該確認用画像データを前記表示装
置に処理済モニタ画として表示し、該処理済モニタ画の
確認の後、前記原画を読み取って得た画像信号に、前記
レタッチメモリから読み出した処理データを加減算し
て、レタッチ処理済の記録用画像信号を求め、該記録用
画像信号により複製画像を露光記録するものである。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、このような従来例によっても、次のよ
うな問題点がある。
第14図に示すように、一つの網点Dは多数の網点画素
DPによって構成されているが、一つの網点画素DPに相当
する微小領域を単位として原画を読み取るのは効率的で
ないので、通常、一つの網点領域に相当する原画像上の
部分領域を数個のブロックB1〜B4に分けて読み取り、こ
のように分割されたブロックの一つを入力画素としてい
る。
上述した従来例は前記一入力画素に対応した連続調画
像データに対してレタッチ処理を行っているので、レタ
ッチ処理済の連続調画像データを出力スキャナに備えら
れた網点化装置で網点化した場合、記録された網点画像
は必然的に入力画素単位(すなわち、上述したブロック
単位)ごとに変化する。そのため、特に、記録画像の輪
郭部分で網点画像のガタツキが目立つので、原画を読み
取って得た画像信号に、レタッチメモリか読みら出した
処理データを加減算して、レタッチ処理済の記録用画像
信号を求めるに際し、前記処理データにスムージング処
理を施すなどの措置を講ずる必要がある。
つまり、従来手法によれば、網点の大きさを入力画素
単位(ブロック単位)で修正することはできるが、網点
を構成している網点画素単位で修正することができない
ので、きめ細かなレタッチを行うことが困難である。
また、従来手法によれば、連続調画像データの網点化
は、出力スキャナに備えられた1系統の網点化装置で行
われるので、例えば、画像中の一部の領域について、ス
クリーン線数や網角度を変えて、デザイン上の特殊効果
を出すといった網点画素データと対象とした種々の画像
処理も不可能である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、網点の大きさのみでなく、網点形状の修正を可能
にして、記録画像の輪郭を滑らかにしたり、網点画像デ
ータに対して直接的に種々の画像処理を行うことができ
る網点画像処理装置を提供することを目的としている。
<課題を解決するための手段> 本発明は、このような目的を達成するために、次のよ
うな構成をとる。
即ち、本発明は、原画の連続調画像データを読み取る
入力装置と、前記原画の網点画像を記録する出力装置と
の間に介在する網点画像処理装置であって、 前記入力装置で読み取られた連続調画像データを網点
画素データに変換する網点化処理手段と、 前記網点画素データを記憶する第1記憶手段と、 前記網点画素データをビットマップデータに変換する
ビットマップ変換手段と、 前記ビットマップデータを記憶する表示用の第2記憶
手段と、 前記第2記憶手段に記憶されたビットマップデータに
基づき、原画像の網点画像を表示する表示手段と、 前記表示された網点画像に対して、所要の画像処理を
指示する指示入力手段と、 前記指示入力手段からの指令に基づいて、まず第2記
憶手段に記憶されたビットマップデータに対して所要の
画像処理を行い、その後の前記指示入力手段からの実行
指令に基づいて、前記ビットマップデータの画像処理と
同様の処理を、前記第1記憶手段に記憶された網点画素
データに対して行う画像処理手段と、 を備えたものである。
前記画像処理の内容は、特に限定しないが、例えば、 表示手段の画面上に網点画像とともに映し出された
ブラシカーソルを移動させることにより、その移動領域
内にある網点画素を消去、あるいは描画するブラシ修正
処理や、 表示手段の画面上に網点画像とともに所望の図形を
映し出し、その図形領域内にある網点画素を消去、ある
いは描画する描画処理や、 表示手段の画面上で指定された領域内の網点画像を
太らせたり、あるいは細らせたりする太らせ・細らせ処
理や、 表示手段に映し出された網点画像上に、別の網点画
像を合成する合成処理など、 がある。
<作用> 本発明の作用は次のとおりである。
入力装置で読み取られた原画の連続調画像データは、
網点化処理手段で網点画素データに変換された後、第1
記憶手段に記憶される。また、この網点画素データは、
ビットマップ変換手段でビットマップデータに変換さ
れ、表示用の第2記憶手段に格納される。第2記憶手段
に格納されたビットマップデータに基づき、原画の網点
画像が表示手段に表示される。
オペレータは、表示手段に映し出された網点画像を見
ながら、指示入力手段を介して、処理領域とブラシ修正
処理、描画処理、太させ・細らせ処理、合成処理などの
所望の画像処理を指令する。画像処理手段は、この指令
に基づき、第2記憶手段に記憶されているビットマップ
データの書き換え処理を行う。オペレータは、表示手段
に映し出された修正済の網点画像を確認した後、指示入
力手段を介して、網点画素データの処理実行指令を出
す。画像処理手段は、この実行指令に基づき、先に行っ
たビットマップデータの画像処理と同じ処理を、第1記
憶手段に記憶されている網点画素データに対して行う。
このようにして画像処理された網点画素データが、出力
装置に送られる。
<実施例> 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明に係る網点画像処理装置の一実施例
の概略構成を示したブロック図である。
図中、符号1は原画を走査して連続調画像データを読
み取る入力スキャナのような入力装置、2は原画の網点
画像を感光材料上に露光記録する出力スキャナのような
出力装置、3は入力装置1と出力装置2との間に介在
し、出力装置2に所要の画像処理が施された網点画素デ
ータを与える本実施例に係る網点画像処理装置である。
なお、1aおよび2aは、入力装置1および出力装置2のイ
ンターフェース部である。後述するように、網点画像処
理装置3は、入力装置1で読み取られた連続調画像デー
タを網点画素データに変換する機能を備えているので、
出力装置2には必ずしも網点化装置を備える必要はな
い。
網点画像処置装置3は、次のような各部で構成されて
いる。すなわち、網点画像処理装置3は、入力装置1で
読み取られた連続調画像データをインターフェース部1a
および4aを介して取り込んで一次的に記憶する光ディス
クや磁気ディスクのような入力ディスク装置4と、この
入力ディスク装置4から読み出した連続調画像データに
対して後述するような種々の画像処理を施す画像処理系
5と、読み取られた原画の網点画像を表示するための表
示系6と、デジタイザーなどの座標入力装置やキーボー
ドなどで構成され、前記画像処理系5や表示系6に対し
て画像処理に関する種々の指令や条件を設定するための
指示入力部7と、指示入力部7からの各種の画像指令を
管理し、これらの指令を画像処理系5に与えるシステム
コントローラ8と、画像処理系5から出力された網点画
素データをインターフェース部9aを介して取り込んで一
時的に記憶する光ディスクや磁気ディスクのような出力
ディスク装置9などを含む。
画像処理系5は、入力ディスク装置4から読み出した
連続調画像データを網点画素データに変換する網点化処
理部51と、網点画素データをランレングスデータに圧縮
するランレングス圧縮処理部52と、前記ランレングスデ
ータを記憶する第1記憶手段としての画像メモリ53と、
前記網点画素データを表示用のビットマップデータに変
換するビットマップ変換処理部54と、システムコントロ
ーラ8からの指令に基づき、ビットマップデータあるい
は網点画素データに対して所要の画像演算処理を施す画
像処理部55とを含む。
また、表示系6は、ビットマップ変換されたビットマ
ップデータを記憶する第2記憶手段としての表示用メモ
リ61と、この表示用メモリ61に記憶されているY,M,C,K
の各ビットマップデータを赤(R),緑(G),青
(B)の表示用画像データに変換するカラーテーブル62
と、R,G,B画像データに変換された網点画像を表示するC
RT63と、指示入力部7からの指令に基づき表示用メモリ
61およびカラーテーブル62を制御する表示制御部64を含
む。
以下、第2図に示したフローチャートを参照して実施
例装置の動作を説明する。
ステップS1:入力装置1で読み取られた原画のY,M,C,Kの
連続調画像データをインターフェース1aおよび4aを介し
て取り込んで、入力ディスク装置4に格納する。
ステップS2:入力ディスク装置4から各色の連続調画像
データを読み出し、これらのデータを網点化処理部51で
各々網点画素データに変換する。具体的には、網点化処
理部51は、異なるスクリーン線数や網点形状を備えた複
数種類のスクリーンパターンメモリ(SPM)を備えてい
る。周知のように、スクリーンパターンメモリは、網点
を構成する網点画素群に対応付けて、コンタクトスクリ
ーンと同様の濃度分布をもった比較参照テーブルで、こ
れに与えられた連続調画像データとメモリ内の網点画素
の各濃度値とを比較することにより、連続調画像データ
を2値レベルで表した多数の網点画素データに変換する
ものである。
スクリーン線数や網点形状は、オペレータが指示入力
部7を操作することによって指定し、その指定情報がシ
ステムコントローラ8を介して網点化処理部51に与えら
れることにより、所定のスクリーンパターンメモリが選
択される。
ステップS3:網点化処理部51から出力された原画の網点
画素データは、そのデータ量が膨大であるので、ランレ
ングス圧縮処理部52でランレングス圧縮された後、画像
メモリ53に格納される。
第3図は、本実施例で用いられるランレングスデータ
のフォーマットを示している。すなわち、8ビットで構
成されるデータのうち、ビット7が『0』であるとき
は、そのデータがランレングスデータであることを示
し、『1』であるときは、それ以外の用途のデータであ
ることを示している。ビット3ないしビット6は、その
ランレングスデータがY,M,C,Kのいずれであるかを示す
ためのフラグである。また、ビット0ないしビット2
は、主走査方向に同一色が何個続くかを示すデータであ
る。
ステップS4:ランレングス圧縮された網点画素データは
画像メモリ53に格納されるとともに、ビットマップ変換
処理部54に送られる。ビットマップ変換処理部54は、原
画像全体がCRT63の表示エリア内に入るように、ランレ
ングスデータの間引きを行った後、そのランレングスデ
ータをY,M,C,Kの表示用のビットマップデータに変換す
る。各色のビットマップデータは、表示用メモリ61に書
き込まれる。表示用メモリ61は4ビットの深さを持ち、
ビット10からビット3の各ビットを各々Y,M,C,Kの各色
版に割り当て、4色分の網点形状のビットマップデータ
を格納する。
網点画像をCRT63に表示する際には、表示制御部64か
ら与えられる表示制御信号に同期して、表示用メモリ61
の深さ方向のY,M,C,K4ビットデータをカラーテーブル62
にパラレルに出力する。
プロセスインクY,M,C,K4版による印刷過程で、各色イ
ンクの重なり部分は減色混合に従った色になる。そこ
で、印刷物に近い状態のカラー画像をCRT63に表示する
ためには、各色のビットマップデータの重なり部分を、
前記減色混合に従った色に変換する必要がある。カラー
テーブル62は、このように色変換のために用いられるも
ので、第4図に模式的に示したような変換テーブルで構
成されている。
すなわち、カラーテーブル62は、表示用メモリ61から
与えられたY,M,C,Kの4ビットデータを入力アドレスと
し、各アドレスに予めセットされた各々8ビットのR,G,
Bデータを出力する。
具体的には、 網点が無い部分(YMCK=0000)では、白色(RGB=F
F FF FF)を出力し、 K網点と他色網点の重なり部分(YMCK=***1:
『*』は『0』または『1』のいずれでもよいことを意
味する)では、黒色(RGB=00 00 00)を出力し、 網点が重ならない部分では、 Yのみ(YMCK=1000)の場合は、黄色(RGB=FF FF 0
0)を出力し、 Mのみ(YMCK=0100)の場合は、マゼンタ(RGB=FF
00 FF)を出力し、 Cのみ(YMCK=0010)の場合は、シアン(RGB=00 FF
FF)を出力し、 Kのみ(YMCK=0001)の場合は、黒色(RGB=00 00 0
0)を出力し、 網点2色の重なり部分では、 YとM(YMCK=1100)の場合は、赤色(RGB=FF 00 0
0)を出力し、 YとC(YMCK=1010)の場合は、緑色(RGB=00 FF 0
0)を出力し、 MとC(YMCK=0110)の場合は、青色(RGB=00 00 F
F)を出力し、 Y,M,C網点3色の重なり部分(YMCK=1110)では、
黒色(RGB=00 00 00)を出力する。
なお、カラーテーブル62の構成は、第4図に示したよ
うなものに限らず、任意の色データを予めセットするこ
とにより、いわゆる特色表示を行うようにすることも可
能である。
ステップS5:第5図は、CRT63に表示された原画全体の網
点画像を示している。レタッチ処理を行うに際し、オペ
レータが、指示入力部7から表示画像の拡大率を入力す
ることにより、その拡大率に応じた拡大枠AがCRT63の
画面上に表示される。オペレータは、さらに指示入力部
7のマウスを使って、前記拡大枠Aを所望の修正個所に
移動にさせる。上述した表示画像の拡大率や、拡大枠A
の設定個所の座標は、システムコントローラ8に与えら
れ、ここで記憶される。
オペレータがマウスのスイッチを操作して、表示画像
の拡大実行処理を指令すると、ビットマップ変換処理部
54は、システムコントローラ8から与えられた拡大枠A
の座標値に基づき、画像メモリ53の該当領域を指定し、
その領域内のランレングスデータを指定された拡大率に
応じた間引き率で読み出して、ビットマップデータに変
換する。このようにして得られたビットマップデータ
は、表示用メモリ61に書き込まれることにより、CRT63
に拡大枠A内の拡大網点画像が全面表示される。第6図
(a)はCRT63に表示された拡大網点画像を示してい
る。
以上のようにしてCRT63に指定領域の網点画像が拡大
表示されると、オペレータが指示入力部7を操作して、
ブラシ修正処理(ステップS6)、描画処理(ステップS
7)、太らせ・細らせ処理(ステップS8)、あるいは合
成処理(ステップS9)などの画像処理を指定することに
より、各処理が網点画像DP(第14図参照)単位で以下の
ように行われる。
ブラシ修正処理(ステップS6) 第7図に示したフローチャートを参照して、ブラシ修
正処理を説明する。
ステップS61:まず、オペレータが指示入力部7を操作す
ることによって、CRT画面上でブラシ修正される領域を
示す表示枠(以下、『ブラシカーソル』という)の大き
さ、形状、ブラシカーソル内のY,M,C,Kのどの版の網点
を描くか削るか等のパラメータを指定する。
ステップS62:指定されたパラメータに基づき、CRT画面
上に例えば第6図(a)中に示すようなブラシカーソル
BCが表示される。
ステップS63:オペレータが指示入力部7のマウスなどを
使って、CRT画面上に表示されたブラシカーソルBCをブ
ラシ修正しようとしている領域に移動させ、マウスのス
イッチを押すと、そのときのブラシカーソルBCの座標値
が、指示入力部7からシステムコントローラ8を介し
て、画像処理部55に与えられる。画像処理部55は、ブラ
シカーソルBCの座標値に基づき、表示用メモリ61内の該
当領域のビットマップデータを書き換える(描画、ある
いは削除する)。第6図(b)は、ブラシカーソルBC
を、拡大網点画像の輪郭に沿って移動させることによ
り、その移動領域内にあるY,M,C,Kすべての版の網点画
素を削除して、網点画像の輪郭を滑らかにした状態を示
している。
ステップS64:オペレータが指示入力部7を介して、『修
正OK』の指示(実行指令)を出すと、CRT画面上でのビ
ットマップデータのレタッチが終り、次のステップS10
に移行する。一方、『修正無効』の指示が出されると、
ステップS65に進む。
ステップS65:ここでは、画像処理部55が、表示用メモリ
61内のビットマップデータを処理前の状態に戻し、処理
前の拡大網点画像をCRT63に表示する。これらより、オ
ペレータは再度、ブラシ修正を行うことができる。
描画処理(ステップS7) 第8図に示したフローチャートを参照して、描画処理
について説明する。
ステップS71:オペレータが指示入力部7を操作すること
により、描画線で囲まれる領域を塗りつぶす際の網点の
形状、描画線の幅、描画に使う図形の種類(例えば、直
線、円弧など)、Y,M,C,Kのどの版の網点を描くか削る
かなどのパラメータを指定する。上述したようにこれら
のパラメータはシステムコントローラ8に与えられる。
ステップS72:オペレータは指示入力部7のマウスなどを
操作することによって、CRT画面上に映し出されている
カーソルを移動させて、描画線を描きたい複数個所のポ
イントを指定した後、マウスのスイッチを押して、指定
図形の表示指令を出す。この表示指令に基づき、画像処
理部55は、前記指令されたポイントを通る指定図形をCR
T画面上に表示する。第9図(a)は、描画処理時にCRT
63に映し出された拡大網点画像、同図(b)は拡大網点
画像の上に指定図形(ここでは、直線)が表示された状
態をそれぞれ示している。同図(b)中の『×』印はオ
ペレータによって指定されたポイント、Wは描画線の幅
を示している。
ステップS73:オペレータが、CRT63に映し出された指定
図形を有効とする指令を出すと、ステップS75に進み、
無効とする指令を出すと、ステップS74に進む。
ステップS74:ここで、CRT画面上の指定図形を消去した
後、ステップS71に戻って、新たなパラメータの指定を
待つ。
ステップS75:指定図形が有効であるとする指令が出され
ると、画像処理部55は、システムコントローラ8に記憶
されたパラメータを参照して、表示用メモリ61内の指定
図形領域に属するビットマップデータを書き換える。第
9図(c)は、指定図形領域内の網点が削除された状態
を示している。
ステップS76:ビットマップデータの書き換えが終わる
と、オペレータによって、その描画処理が有効である
か、無効であるかが指示される。その描画処理が有効で
あるとする指令(実行指令)が出されると、次のステッ
プS10に移行する。
ステップS77:その描画処理が無効であると指示される
と、画像処理部55は、処理前の拡大網点画像をCRT63に
表示して、ステップS71に戻る。これにより、オペレー
タは、再度、パラメータを指定することにより、描画処
理をやり直すことができる。
太らせ・細らせ処理(ステップS8) 第10図に示したフローチャートを参照して、太らせ、
細らせ処理を説明する。
ステップS81:オペレータが指示入力部7を操作すること
により、Y,M,C,Kのどの版の網点を何画素太らせるか、
あるいは細らせるかを指定する。
ステップS82:指示入力部7のマウス等を操作することに
より、太らせ・細らせ処理を行う領域をCRT画面上で指
定する。
ステップS83:オペレータが指定が有効である旨の指令を
与えた場合は、ステップS85に進み、取消指令を与えた
場合は、ステップS84に進む。
ステップS84:取消指令が与えられた場合は、CRT画面上
で処理領域を示す表示枠を消去してステップS81に戻
り、新たなパラメータの指定を待つ。
ステップS85:指定有効の指令が与えられると、画像処理
部55は、表示用メモリ61内の指定領域に属するビットマ
ップデータを書き換えて、網点を太らせ、あるいは細ら
せる。第11図(a)は処理前の拡大網点画像、同図
(b)は太らせ処理後の網点画像、同図(c)は細らせ
処理後の網点画像を、それぞれ示している。
ステップS86:オペレータが修正有効の指示(実行指示)
を与えると、次のステップS10に進み、修正無効の指示
を与えると、ステップS87に進む。
ステップS87:修正無効の指示が与えられると、画像処理
部55は、処理前の拡大網点画像をCRT63に表示して、ス
テップS81に戻る。これにより、オペレータは、太ら
せ、細らせ処理をやり直すことができる。
なお、網点の太らせ・細らせ処理を行う領域を指定す
る手法は、上述のような枠指定に限らず、例えば、ブラ
シ修正の場合のような移動可能なカーソルをCRT画面上
に表示し、このカーソルを移動させることによって、処
理領域を指定するようにしてもよい。
また、上記太らせ・細らせ処理について、本出願人に
よる特開平1−170169号公報に開示された論理和処理・
論理積処理を利用することができる。この際には、第14
図に示される網点画素DPを基準として、例えば3×3個
の画素での論理和処理・論理積処理を行う。
さらに、網点画素DPの1個づつの描画・削除も可能で
あり、第14図の網点においては、100個の網点画素DPで1
00%網点を構成しているため、1%ごとの修正が可能と
なる。
合成処理(ステップS9) 例えば、第13図(a)に示した図形P1と、同図(b)
に示した図形P2とは、それぞれ異なるスクリーン線数で
構成されており、ここでは、図形P1を切り抜いて図形P2
に合成する場合について説明する。
第2図に示したステップS1からS4の処理によって、各
図形P1,P2の原画の連続調画像データは、それぞれ指定
のスクリーン線数をもった網点画素データに変換された
後、ランレングス圧縮されて画像メモリ53に格納されて
いる。また、各図形P1,P2のランレグスデータは、それ
ぞれビットマップデータに変換されて、各図形P1,P2ご
とに表示用メモリ61に格納される。
以下、第12図に示したフローチャートを参照する。
ステップS91:まず、切り抜き対象となる図形P1の網点画
像をCRT63に表示する。この網点画像は、必ずしも拡大
表示される必要はない。
ステップS92:オペレータは、指示入力部7を操作するこ
とによって、CRT画面上に映し出されたカーソルを図形P
1の輪郭に沿って移動させ、適宜の間隔で輪郭線状の点
をプロットする。第13図(a)中の『×』印は、プロッ
トされた点を示している。CRT画面状にはプロットされ
た点間を結ぶ線図が強調表示される。
ステップS93:オペレータからの『指定有効』の指示があ
ると、ステップS95に進む。『指定無効』の指示がある
と、ステップS94に進んで、CRT画面上の線図を消去した
後、ステップS92に戻る。
ステップS95:『指定有効』の指示があると、指定された
輪郭線上の各点の座標が、指示入力部7からシステムコ
ントローラ8を介して画像処理部55に与えられることに
より、画像処理部55で第13図(c)に示すようにマスク
データが作成される。ここで、図中の『1』領域は、図
形P1の画像データの読み出し領域を意味し、『0』領域
は、図形P2の画像データの読み出し領域を意味する。
ステップS96:前記マスクデータを参照して、表示用メモ
リ61内の図形P1、P2の指定された版のビットマップデー
タを読み出し、第13図(d)に示すような合成網点画像
をCRT63に表示する。
ステップS97:オペレータが合成処理を有効とする指令
(実行指令)を出すと、ステップS10に進む。一方、合
成処理を無効とする指令が出されると、ステップS98に
進む。
ステップS98:CRT画面上の合成網点画像を消去し、切り
抜き対象である元の図形P1をCRT63に表示する。これに
より、オペレータは再度、図形P1の切り抜き領域の指定
を行うことができる。
以上のようなステップS6〜S9の処理がCRT画面上の網
点画像に対して行われたのち、オペレータから実行指令
があると、上述したように第2図のステップS10に進
む。
ステップS10:システムコントローラ8は、上述した各ス
テップS6〜S9において、指示入力部7から入力された画
像処理のパラメータを記憶している。オペレータから実
行指令が与えられると、これらの画像処理パラメータ
が、画像処理部55に送られる。画像処理部55は、そのパ
ラメータに基づき、オペレータがCRT画面上の網点画像
に対して行った画像処理と同じ処理を、画像メモリ53か
ら読み出したランレング圧縮済の網点画素データに対し
て行う。これにより、網点画素データに、ビットマップ
データと同様のブラシ修正処理、描画処理、太らせ・細
らせ処理、合成処理が施される。
なお、ここでのランレングスデータの処理について
は、本出願人による特願平1−119055号を利用すること
ができる。
ステップS11:以上のようにして所要の画像処理が施され
た網点画素データは、出力ディスク装置9に格納され
る。出力ディスク装置9に格納された網点画素データ
は、必要に応じて、出力装置2に伝送されて露光記録さ
れる。
なお、上述の実施例では、網点画像の画像処理とし
て、ブラシ修正処理、描画処理、太らせ・細らせ処理、
合成処理を例示したが、これらの処理以外に、網点画像
の回転処理、変倍処理、移植処理などの処理を行うこと
も可能である。
<発明の効果> 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、入
力装置と出力装置との間に介在する網点画像処理装置
に、入力装置によって読み取られた原画の連続調画像デ
ータを網点画素データに変換して記憶するとともに、こ
の網点画素データをビットマップデータに変換して、原
画像の網点画像を表示し、この網点画像に対して種々の
画像処理を施し、オペレータがその処理を確認した後、
実行指令を出すことによって、前記記憶された網点画素
データに対して、上述した表示網点画像と同じ処理を行
うようにしたので、原画像の網点画像を網点画素単位で
修正することができる。
具体的には、ブラシ修正の場合には、網点画素の輪郭
を滑らかにすることが可能であり、描画処理の場合に
は、元の網点画像上に任意の形の網点画像を追加したり
削除したりすることが可能であり、太らせ・細らせ処理
の場合は、網点画像上の任意領域の階調や色調を修正す
ることが可能であり、合成処理の場合は、スクリーン線
数や網の種類の異なる複数図形を合成するなどして、デ
ザイン上の特殊効果を出すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第13図は本発明の一実施例の説明に係り、
第1図は網点画像処理装置の概略構成を示したブロック
図、第2図はその動作フローチャート、第3図はランレ
ングスデータのフォーマットの説明図、第4図はカラー
テーブルの模式図、第5図はCRTに表示された網点画像
の全体図、第6図は拡大網点画像のブラシ修正の説明
図、第7図はブラシ修正処理のフローチャート、第8図
は描画処理のフローチャート、第9図は拡大網点画像の
描画処理の説明図、第10図は太らせ・細らせ処理のフロ
ーチャート、第11図は太らせ・細らせ処理の説明図、第
12図は合成処理のフローチャート、第13図は合成処理の
説明図である。 第14図は従来例の問題点の説明に供する網点の構成を示
した図である。 1……入力装置、2……出力装置 3……網点画像処理装置、7……指示入力部 51……網点化処理部 52……ランレングス圧縮処理部 53……画像メモリ(第1記憶手段) 54……ビットマップ変換処理部 55……画像処理部 61……表示用メモリ(第2記憶手段) 63……CRT(表示手段)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画の連続調画像データを読み取る入力装
    置と、前記原画の網点画像を記録する出力装置との間に
    介在する網点画像処理装置であって、 前記入力装置で読み取られた連続調画像データを網点画
    素データに変換する網点化処理手段と、 前記網点画素データを記録する第1記憶手段と、 前記網点画素データをビットマップデータに変換するビ
    ットマップ変換手段と、 前記ビットマップデータを記憶する表示用の第2記憶手
    段と、 前記第2記憶手段に記憶されたビットマップデータに基
    づき、原画像の網点画像を表示する表示手段と、 前記表示された網点画像に対して、所要の画像処理を指
    示する指示入力手段と、 前記指示入力手段からの指令に基づいて、まず第2記憶
    手段に記憶されたビットマップデータに対して所要の画
    像処理を行い、その後の前記指示入力手段からの実行指
    令に基づいて、前記ビットマップデータの画像処理と同
    様の処理を、前記第1記憶手段に記憶された網点画素デ
    ータに対して行う画像処理手段と、 を備えたことを特徴とする網点画像処理装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)に記載の網点画像処理装置に
    おいて、前記画像処理は、表示手段の画面上に網点画像
    とともに映し出されたブラシカーソルを移動させること
    にり、その移動領域内にある網点画素を消去、あるいは
    描画するブラシ修正処理である網点画像処理装置。
  3. 【請求項3】請求項(1)に記載の網点画像処理装置に
    おいて、前記画像処理は、表示手段の画面上に網点画像
    とともに所望の図形を映し出し、その図形領域内にある
    網点画素を消去、あるいは描画する描画処理である網点
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】請求項(1)に記載の網点画像処理装置に
    おいて、前記画像処理は、表示手段の画面上で指定され
    た領域内の網点画像を太らせたり、あるいは細らせたり
    する太らせ・細らせ処理である網点画像処理装置。
  5. 【請求項5】請求項(1)に記載の網点画像処理装置に
    おいて、前記画像処理は、表示手段に映し出された網点
    画像上に、別の網点画像を合成する合成処理である網点
    画像処理装置。
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