JP3221516B2 - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JP3221516B2 JP27461792A JP27461792A JP3221516B2 JP 3221516 B2 JP3221516 B2 JP 3221516B2 JP 27461792 A JP27461792 A JP 27461792A JP 27461792 A JP27461792 A JP 27461792A JP 3221516 B2 JP3221516 B2 JP 3221516B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像に対して編集処理
を実行する画像処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に画像処理装置においては、原稿の
画像が画像入力装置により読み取られて電気的な画像信
号に変換される。そして、この画像信号に対して種々の
画像処理を施したのち、レーザープリンタ等の画像出力
装置により画像として出力するようになっている。
【0003】このような画像処理装置において、原稿上
の閉じた線で囲まれた領域中の1点を指定し、予備走査
でビットマップメモリに原稿情報を入力し、ビットマッ
プメモリ面に入力された原稿情報から、指定された閉領
域を認識し、原稿上の閉領域内全てに対して画像編集を
施す手段が本発明者らによって発明されている(特開平
2−277174号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画像編集装置においては画像処理装置と同等の解像
度を持つビットマップメモリが必要となり、高密度な解
像度を必要とする画像編集装置の場合には、メモリコス
トが高くなってしまう。
【0005】また、メモリコストを低減させるために、
実際の画像処理装置の画像密度より低い密度のビットマ
ップメモリを使用すると、編集領域と境界線との間に未
編集領域が発生するという不具合が生じてしまう。
【0006】そこで本発明が解決すべき課題は、ビット
マップメモリの密度を、実際の画像データの密度より低
くしても、境界線の欠落や、境界線付近での未編集領域
の発生なしに、高品位の画像編集を可能にすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の画像処理方法は、原画像の情報を互いに隣
接した複数個の画素からなるブロックを単位として区分
し、前記各ブロックごとにそのブロックが処理対象であ
るか否かを示す処理領域情報と、前記各ブロックごとに
そのブロックが、互いに隣接した前記処理対象のブロッ
クからなる処理領域に対してその境界部に設定された所
定のブロック幅を有する境界領域に含まれるか否かを示
す境界領域情報とに基づいて、前記原画像の各画素ごと
に、その画素が属する前記ブロックが前記処理領域であ
る場合は当該画素の情報に対して第1の処理を行うとと
もに、その画素が前記境界領域に含まれる場合は、当該
画素の情報に対して前記第1の処理とは異なる第2の処
理を行う画像処理方法において、原画像の情報を低い解
像度に変換した情報に基づいて処理領域と境界領域とを
生成して各々異なった画像処理を施すことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明発明の画像処理装置は、原画
像の情報を入力する入力手段と、互いに隣接した複数個
の画素からなるブロックを単位として原画像を区分し、
各ブロックごとにそのブロックが処理対象であるか否か
を示す処理領域情報を記憶する記憶手段と、前記各ブロ
ックごとにそのブロックが、前記処理対象の互いに隣接
したブロックからなる処理領域に対してその境界部に設
定された所定のブロック幅を有する境界領域に含まれる
か否かを示す境界領域情報を生成する生成手段と、前記
原画像の各画素ごとに、当該画素が属する前記ブロック
の前記処理領域情報および前記境界領域情報とに基づい
て、前記画素が前記処理対象である場合は当該画素の情
報に対して第1の処理を行うとともに、その画素が前記
境界領域に含まれる場合は、当該画素の情報に対して前
記第1の処理とは異なる第2の処理を行う処理手段とを
備えた画像処理装置であって、前記生成手段が境界領域
情報を前記記憶手段の処理領域情報に基づいて生成する
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、編集すべき領域を求めるに際し
て、先ず、原稿を予備走査することより得られた画像処
理情報が第1のデータ(第1の情報)でビットマップメ
モリに書き込まれる。次に、このビットマップメモリ上
において使用者が指定した指定点を含む閉領域が第2の
データ(第2の情報)で塗りつぶされる。その後第2の
データの周囲に隣接するドットに第3のデータ(第3の
情報)を書き込む。本走査による原稿の画像の読み取り
に同期して前記ビットマップメモリの内容を読み出し、
この読み出された第2、第3のデータに基づいて前記原
稿の画像に対する画像処理を行う。ここで前記第2のデ
ータで示される領域には前記使用者が指定した編集の種
別に応じて前記原稿の画像が編集され、前記第3のデー
タで示される領域は編集すべき領域と原稿の閉領域を表
す境界線との境界領域であるので、境界領域に適した編
集が行われる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例に基づいて
本発明の特徴を具体的に説明する。
【0011】図1は本発明の画像処理方法を実施するた
めの画像処理装置のブロック図を示す。
【0012】図において、1は原稿の画像を読み取るた
めの画像入力装置を示している。この画像入力装置は図
2に示すようにプラテンガラス1a上に載置された原稿
(図示せず)を光源1bで照射し、原稿からの反射光を
ミラー1c,1d,1eで反射させ、レンズ1fにより
イメージセンサ1gに結像させ、このイメージセンサ1
gから画像信号を得るようにしている。光源1b及びミ
ラー1cは全速キャリッジ1hに取りつけられ、ミラー
1d,1eは半速キャリッジ1iに取り付けられてい
る。そして、全速キャリッジ1hをプラテンガラス1a
の下面に沿って矢印方向に移動させると供に、半速キャ
リッジを全速キャリッジの半分の速度で同方向に移動さ
せ、原稿の画像を例えば1インチ(2.54cm)当た
り400ドット(400dpi)の解像度で読み取るよ
うにしている。
【0013】画像入力装置1からの図1に示す画像信号
はA/D変換回路2によりディジタル信号に変換され図
1に示す画像処理回路5に送られる。画像処理回路5で
は、図4に示すように色づけ(指定領域の背景部に色を
付ける)、塗りつぶし(指定領域内を塗りつぶす)、色
抜き文字(指定領域内の背景部に色を付け、指定領域内
の文字にも背景と異なる色を付ける)の処理が可能とな
っていて、色づけ、塗りつぶし、色抜き文字の処理の種
類を示す機能コードが予め格納されたRAM(ランダム
アクセスメモリ)テーブル4が接続されており、このR
AMテーブル4から読み出された機能コードに応じて上
記各処理を行うようになっている。画像処理装回路5に
おいて処理を施された画像信号は、レーザープリンタ等
の画像出力装置6に供給され、画像として出力される。
すなわち、原稿の画像に編集が施された状態で複写が行
われる。
【0014】また、画像入力装置1からの画像信号はA
/D変換器2でディジタル信号に変換され、二値化回路
3に入力される。二値化回路3からの出力は密度変換回
路7により、ビットマップメモリ10の密度に変換され
た後、直並列変換回路8を介して描画装置9(グラフィ
ックコントロールLSI)に供給され、この描画装置9
により原稿の画像がビットマップメモリ10に書きこま
れる。ビットマップメモリは例えば1インチ当たり10
0ドット(100dpi)の密度で7面のビットマップ
メモリ面10a〜10gから構成され、予備走査により
読み取った原稿の画像は1/16に縮小されてビットマ
ップ面10aに書きこまれる。ビットマップ面10b〜
10cを指定された閉領域を抽出するためのワーキング
領域として使用し、ビットマップ面10aに基づいてビ
ットマップ面10d〜10gに編集領域が展開される。
ここでビットマップ面10d〜10gは「1」「2」
「4」「8」の順に重み付けられており、これらの組み
合わせで16種類の領域を番号(以下「領域番号」とい
う)で表すことができる。たとえば各メモリ面10d〜
10gの特定ビットに「0100」が書き込まれてると
いうことは、領域番号「2」が書き込まれているという
ことを意味する。
【0015】前記描画装置9は、ビットマップメモリ1
0への書き込みを高速に行うために設けられており、こ
の描画装置9は、外部から座標データ、処理の種類等を
与えることにより、公知のアルゴリズムによりビットマ
ップメモリ10に対して直線の描画、閉領域の塗りつぶ
し、各メモリ面間でのコピー等の処理を行うものであ
る。なお、閉領域の塗りつぶしとは、ビットマップメモ
リ10の閉領域に対応するアドレスのビットを特定の状
態に設定することを意味する。
【0016】この描画装置9には、ゲート11を介して
CPU(中央処理装置)12が接続されている。このゲ
ート11は、画像入力装置1により走査が行われている
期間は閉となり、それ以外の期間は開となる。
【0017】CPU12は、前記RAMテーブル4への
機能コードの書き込み及び前記描画装置9の制御を行う
もので、デジタイザ13からの指示に基づきRAMテー
ブル4の内容を書き換えたり、ビットマップメモリ10
のどの領域を塗りつぶすかの指示を指示を描画装置9へ
与えるようになっている。
【0018】上述のデジタイザは、たとえば、A3用紙
を載置可能な平面を有しており、ペン等により押圧され
た位置を座標データとしてえるもので、図3に示される
ように、編集すべき領域を指定するエリアERと処理の
種類を指定する機能指定エリアEF及び色を指定するエ
リアECが設けられている。機能指定エリアEFには処
理の種類に対応して複数の窓部13a〜13dが形成さ
れている。たとえば、各窓部13a〜13dは枠指定、
色づけ、塗りつぶし、色抜き文字のスイッチに対応して
いる。また。色指定エリアECには色に対応して複数の
窓部13e〜13gが形成されている。たとえば、各窓
部13e〜13gは赤、青、緑のスイッチに対応してい
る。なお、実際にはこれらのスイッチの他に、たとえ
ば、2点の座標により矩形の領域を規定する矩形指定方
法、あるいは、多点による自由形の領域を規定する自由
形指定方法等を指定するためのスイッチ等が設けられて
いるが、ここでは省略している。そして、領域指定エリ
アERが押圧されたときには、CPU12は座標データ
を領域情報として処理し、機能指定エリアEFが押圧さ
れたときには、CPU12は座標データを機能情報とし
て処理し、色指定エリアECが押圧されたときには、C
PU12は座標データを色情報として処理する。
【0019】このデジタイザ13は、たとえば、図2に
示されるように、画像入力装置1のプラテンガラス1a
を開閉自在に覆うプラテンカバー1jの上面に設けられ
ている。
【0020】次に、上述の画像処理装置の動作につい
て、図5(a)に示すような、文字16が枠17で囲ま
れた画像を有する原稿15に対して、枠17で囲まれた
部分に色づけ処理を行って、図5(b)に示されるよう
な画像に編集する場合を例に挙げて、図7に示すフロー
チャート及び、第8図を参照しながら説明する。なお、
図5(b)においてドットを施した部分が色づけ処理を
行った領域である。
【0021】まず、編集の対象となる原稿をデジタイザ
13の領域指定エリアER(図2及び図3参照)上に載
置し、窓部13aを押圧して領域を枠指定のモードによ
り規定することを指示する。次いで、領域を指定する。
すなわち、色を付ける領域内の或る一点(図4(a)に
*印で示す)を押圧して指示する。この指示点の座標デ
ータはCPU12内のレジスタ又はメモリ(いづれも図
示せず)に格納される。この指示点の座標は厳密なもの
ではなく、文字16と枠17の間の領域であればどこで
もよいので、指示作業は極めて容易である。次にデジタ
イザ上に設けられた色指定のための窓部ECを押圧して
付けるべき色を指定する。本実施例では青を指定したも
のとする。
【0022】次いで、プラテンカバー1jを開けて、こ
の原稿を今度は画像入力装置1のプラテンガラス1a上
に載置したのちプラテンカバー1jを閉じる。そして、
画像入力装置1内に設けられた光源1d,ミラー1c,
1d,1eからなる走査光学系を移動させて画像読み取
りを開始する。このときの走査を予備走査と呼ぶ。この
予備走査のときに画像入力装置1から得られた画像信号
は、A/D変換回路2、二値化回路3、密度変換回路7
及び直並列変換回路8を介して描画装置9に供給され、
描画装置9によりビットマップメモリ面10aに入力さ
れる(図7のステップ101)。したがって、ビットマ
ップメモリ面10には図6(a)に示されるように原稿
に対応したビットパターンが形成される(図6では黒が
ビットマップメモリ上の「1」データを表し、白が
「0」データを表している)。
【0023】ここで本実施例では、画像入力装置1から
の画像信号は、密度変換回路7により縦横それぞれ1/
4に密度変換されるので、ビットマップメモリ10に
は、原画像の1/16の密度で画像データが格納され
る。このように画像データの密度よりビットマップメモ
リの密度を小さくすることでメモリの容量を少なくする
ことができ、装置のコストを下げることができる。密度
変換回路7では、たとえば400dpiの縦横それぞれ
4画素の合計16画素の論理和(OR)を取り、入力画
素縦横それぞれ4画素おきに、論理和の結果を100d
piのデータとして出力する。すなわち、400dpi
で16画素中に1個以上「1」が有れば密度変換装置7
の出力は「1」となり(図8(a)参照)、400dp
i16画素が全「0」の場合のみ密度変換装置7の出力
は「0」となる。このような方法をとれば、細線でも途
切れなしにビットマップメモリ10aにとりこむことが
できる。
【0024】上述の予備走査が終了すると、ゲート11
は開となる。
【0025】次に、CPU12からの閉領域塗りつぶし
の指示がゲート11を介して描画装置9に供給され、こ
の描画装置9は、先にデジタイザ13により指定した座
標を開始点として、ビットマップメモリ10aに記憶さ
れた画像を境界とし、ビットマップメモリ10bを塗り
つぶす(ステップ102)。すなわちビットマップメモ
リ面10a,10bは図6(b)に示すようになる。
【0026】次に、画像領域外(たとえば、ビットマッ
プメモリ面10bのコーナー部分)を開始点とし、ビッ
トマップメモリ面10cを塗りつぶす(ステップ10
3)。すなわちビットマップメモリ面10a〜10cは
図6(c)に示すようになる。次に、ビットマップメモ
リ面10cの「1」と「0」を反転してビットマップメ
モリ面10dにコピーする(ステップ104)。すなわ
ちビットマップメモリ面10a〜10dは図6(d)に
示すようになり、ビットマップメモリ面10dに処理領
域が形成される。
【0027】次に、ビットマップメモリ面10dの
「1」の領域を周囲に1ドット拡大したものをビットマ
ップメモリ面10cへ上書きする(ステップ105)。
すなわちビットマップメモリ面10cは図6(f)に示
すようになる。ビットマップ面上で領域を1ドット周囲
に拡大する方法の一例を図12〜図15に示す。図12
ではビットマップ面を右方向に1ドットずらし、論理和
(OR)をとりながら、元のビットマップ面に上書きす
ることで、領域を右方向に拡大している。続いて、図1
3に示すように、下方向へ拡大し、さらに続いて図1
4,図15に示すように左、上と拡大することで最終的
に領域を周囲1ドット拡大したことになる。もちろん周
囲への拡大は1ドットに限る訳でなく、また拡大の方法
も図12〜図15に限る訳ではない。
【0028】次に、ビットマップメモリ面10cとビッ
トマップメモリ面10dとの排他的論理和(EXOR)
をとり、結果をビットマップメモリ面10eに書き込ん
で境界領域を形成する(ステップ106)。すなわちビ
ットマップメモリ面10eは図6(g)に示すようにな
る。
【0029】ここで、ビットマップメモリ面10d〜1
0g(図6(h)参照)についてビットマップメモリ面
10dを最下位ビット(LSB)ビットマップメモリ面
10gを最上位ビット(MSB)とすると、原稿の特定
位置に対して4ビットの領域番号が割り付けられる。本
実施例では0000、0001、0010の3種類の領
域番号があらわれ、表1に示されるように、領域番号0
001は図5(a)の原稿15の枠17の内側の領域を
表し、領域番号0002は枠17と枠内の領域の境界部
分に当たる境界領域を表す。また、領域番号0000は
原稿15において編集処理(この場合は色付け)を行わ
ない領域である。
【0030】
【表1】 次に、CPU12よりRAMテーブル4へ機能コードを
設定する。RAMテーブルは図9に示すように16ワー
ド(4a〜4p)のRAMから構成され、図10に示さ
れる上位2ビットが編集の種類を、下位4ビットが色を
表す機能コードを各々記憶する。ビットマップメモリ面
10d〜10gに展開された領域番号0000はRAM
テーブル4a,領域番号0001はRAMテーブル4b
と順次対応しており、領域番号1111はRAMテーブ
ル4pに対応する。つまり、本実施例では図6(h)及
び表1に示されるように領域番号0000,0001,
0010の3種類がビットマップメモリ面10d〜10
gに展開され、領域番号0000は未編集領域、領域番
号0001は処理領域内、領域番号0010は境界領域
を示している。ここで、未編集領域に対応するRAMテ
ーブルには編集なしを、処理領域内に対応するRAMテ
ーブルにはデジタイザ13で指定された編集種別(本実
施例では、青で色づけ)が、境界領域に対応するRAM
テーブルには編集の種別に関係なく色づけが設定され
る。この境界領域の色づけの色は、編集領域に設定され
る色(色抜き文字の場合は背景色)と同じ色を設定す
る。本実施例の青で色づけの場合には図11(a)に示
す設定となる。編集が1種類で、色も1色だけであるの
で、RAMテーブル4d〜4pは使用しないので、CP
U12から特に設定する必要がないので、図11(a)
には表示しない。また、本実施例では青で色づけである
が、赤で塗りつぶしの場合には図11(b)のように、
青の背景に緑で色抜き文字の場合には図11(c)のよ
うな設定をCPU12から行う。つまり、境界領域には
編集の種類に関係なく1ドット膨らませた領域には、必
ず色づけを設定する。
【0031】最後に、画像入力装置1により再度原稿の
画像を読み取る本走査を行い、この画像信号の読み取り
に同期して描画装置9を動作させ、ビットマップメモリ
10の7面のビットマップメモリ面10a〜10gに書
き込まれているビットパターンのうちビットマップメモ
リ面10d〜10gに書かれているデータをビット単位
で読み出し、直並列回路8により4ビットのアドレス信
号としてRAMテーブル4に供給する。
【0032】RAMテーブル4には、先に述べたように
領域番号と対応して、CPU12により予め上述の編集
の種類と色を表すコード(機能コード)が書き込まれて
いる。したがって、原稿画像の各ドットの入力に対応し
て、RAMテーブル4からは、ビットマップメモリ10
に設定された領域番号に対応する機能コードが並列に読
み出される。ここで、本実施例においては、ビットマッ
プメモリ面10に格納されている領域のデータは、縦横
それぞれ1/4に間引かれたものであるので、読み出し
の際には繰り返し回路14により縦横方向に同一データ
を4回繰り返して発生させ、原稿の画像と編集の領域の
対応がとれるようにする。
【0033】画像処理回路5においては、繰り返し回路
14からの機能コードに対応した処理が行われる。編集
の種類が色づけである場合には、A/D変換回路2から
出力される画像信号をその濃度が一定値以下のものを、
色1で指定された色の画像信号に変換する。つまり、背
景部にRAMテーブル4に設定されている色1で指定さ
れる色をつける。本実施例では、青で色づけが選択され
ているので、処理領域内の背景部に青で色づけされる。
また、編集の種類が塗りつぶしである場合には、A/D
変換回路2から出力される画像信号をその濃度にかかわ
り無く、色1で指定された色の画像信号に変換する。つ
まり、編集領域内にRAMテーブル4に設定されている
色1で指定される色をつける。また、編集の種類が色抜
き文字の場合には、処理領域中で、A/D変換回路2か
ら出力される画像信号をその濃度が一定値以上の場合
に、RAMテーブル4に設定されている色1の色信号を
出力し、さらにA/D変換回路2から出力される画像信
号の濃度が一定値以下の場合に、RAMテーブル4に設
定されている色2で指定される色信号を出力する。
【0034】画像処理後の画像信号は、画像出力装置6
に供給され、所望の出力画像が得られる。
【0035】次に図16〜図21を使い、編集領域につ
いて更に詳細な説明を行う。図16において各4角形が
画像信号の密度400dpiを表し、その画像信号が縦
横に4画素づつ合計16画素集まった4角形(太線で表
示)が、ビットマップメモリの解像度である100dp
iを表している。図16において黒で塗りつぶした部分
が、二値化回路3の出力が1の部分(画像データのイメ
ージがある部分)とし、図16の画像データで示される
閉領域内の任意の一点を指定して、閉領域内に編集をす
る場合を考える。
【0036】図16で示される400dpiの二値信号
を上記実施例で述べたように図8に示すごとく100d
piへ密度変換回路7で変換したものを表したのが図1
7である。つまり、図17の一つの四角形がビットマッ
プメモリ10の1ドットに対応している。上述の実施例
と同じようにビットマップメモリ10での領域生成を、
図7に示すステップ104までを行ったものを概念的に
表したのが図18である。ここで、図18の斜線の領域
を拡大することなく、斜線の処理領域のみを編集領域と
して設定すると、図19に示す様に、編集の境界線(黒
で塗りつぶした部分)と処理領域(斜線のハッチングの
部分)にすき間が発生してしまう。このすき間は画像出
力装置の出力では未編集領域となって表れる。
【0037】この未編集領域の発生は実際の画像データ
の密度より、解像度の低い領域発生装置を使用した場合
には避けられない問題であった。本発明では領域発生回
路(上述の実施例ではビットマップメモリ)において、
領域を領域発生回路の1分解能分だけ検出した処理領域
よりも領域を膨らまし、膨らました境界領域に対しては
編集領域の処理方法に対応させて自動的に処理方法を設
定することで、未編集領域の発生を防止している。
【0038】図20は図18の斜線部分の領域を周囲に
1ドット膨らました図である。図20において横線のハ
ッチング部分が1ドット膨らました境界領域となる。上
述の実施例のように色づけ、塗りつぶし、色抜き文字が
設定可能な場合には、図20において斜線部分にはデジ
タイザ13から指定された編集の種類を設定し、横線部
分には、常に編集領域の色と同色の色づけを設定する。
ここで、横線部分にデジタイザ13から指定された編集
にかかわりなく、色づけを設定するのは、例えば、デジ
タイザから塗りつぶしを指定されていて、横線部分も塗
りつぶしと設定してしまうと、図21に示すように、基
の画像データの一部も塗りつぶしてしまう。また、図2
0の斜線、横線の部分に全て色抜き文字を設定すると、
図21のグレーのハッチングと横線の重なった部分に、
色抜き文字で設定した文字色がついてしまう。表2に示
した様に、色づけは画像データが一定値以上ところには
編集しないので、図20の横線部分に色づけを設定した
場合には、図21においてのグレーのハッチングと横線
の重なった部分は編集なしで出力され、また未編集領域
の発生も防止することが可能となる。
【0039】
【表2】 実際の画像データの境界線が非常に細い場合、今回の例
では100dpiの1ドット以下(つまり、約0.25
mm以下)の場合には、編集領域が境界線の外側に10
0dpiの1ドット未満の範囲ではみ出すことがある。
はみ出した場合には境界線の外側エッジ部分の外側に、
境界内に付けた色がハミ出した様になるが、このハミ出
しは余り気にならないず、実使用上は殆ど問題にならな
い。
【0040】なお、前記境界領域の処理は色づけのみと
したが、境界線をはさんで領域の内外を判別する手段を
設け、この領域内外の情報にしたがって境界領域の処理
を変えてもよい。例えば領域内部のみに色づけ処理を行
うようにすれば、上記境界線の外側への色のハミ出しを
防ぐことができる。
【0041】以上のように本発明においては、画像デー
タを低い解像度に変換してビットマップメモリに記憶
し、このビットマップ情報に基づいて処理領域と境界領
域とを生成して各々異なった画像処理を施すようにした
ので、原画像の境界線に沿って未編集処理領域が白ぬけ
となって表れることを防ぐことができる。
【0042】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明において
は、原稿上の閉じた線で囲まれた領域中の1点を指定
し、予備走査でビットマップメモリに原稿情報を入力
し、ビットマップメモリ面に入力された原稿情報から、
指定された閉領域を認識し、原稿上の閉領域内全てに対
して画像編集を施すことにより、ビットマップメモリの
密度を、実際の画像データの密度より低くしても、境界
線の欠落や、境界線付近での未編集領域の発生なしに、
高品位の画像編集が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例の画像処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 画像入力装置及びディジタイザを示す概略断
面図である。
【図3】 ディジタイザの概略平面図である。
【図4】 本発明の画像処理装置による、原稿と画像処
理後の画像の関係の一例を示す説明図である。
【図5】 は本発明実施例の原稿と画像処理後の画像の
関係を示す説明図である。
【図6】 ビットマップメモリ内に格納されるビットパ
ターンの変換を模式的に示す説明図である。
【図7】 ビットマップメモリでのビットパターンの操
作を示すフローチャートである。
【図8】 本実施例における密度変換の説明図である。
【図9】 本実施例における、RAMテーブルを示す説
明図である。
【図10】 本実施例における、RAMテーブルを示す
説明図である。
【図11】 本実施例における、RAMテーブルの設定
例を示す図である。
【図12】 ビットマップメモリ上での領域の拡大方法
の一例を示す説明図である。
【図13】 ビットマップメモリ上での領域の拡大方法
の一例を示す説明図である。
【図14】 ビットマップメモリ上での領域の拡大方法
の一例を示す説明図である。
【図15】 ビットマップメモリ上での領域の拡大方法
の一例を示す説明図である。
【図16】 ビットマップメモリ上でのドットと原稿画
像データとの位置関係を示す説明図である。
【図17】 ビットマップメモリに書き込まれた原稿画
像のビットマップを示す説明図である。
【図18】 ビットマップメモリ上での処理領域を示す
説明図である。
【図19】 ビットマップメモリ上での処理領域と原稿
画像データとの位置関係を示す説明図である。
【図20】 ビットマップメモリ上での処理領域と境界
との位置関係を示す説明図である。
【図21】 ビットマップメモリ上での処理及び境界領
域と原稿画像データとの位置関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 画像入力装置、2 A/D変換回路、3 二値化回
路、4 RAMテーブル、5 画像処理回路、6 画像
出力装置、7 密度変換回路、8 直並列変換回路、9
描画装置、10 ビットマップメモリ、10a〜10
g ビットマップメモリ面、11 ゲート、12 CP
U、13 ディジタイザ、14 繰り返し回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像の情報を互いに隣接した複数個の
    画素からなるブロックを単位として区分し、前記各ブロ
    ックごとにそのブロックが処理対象であるか否かを示す
    処理領域情報と、前記各ブロックごとにそのブロック
    が、互いに隣接した前記処理対象のブロックからなる処
    理領域に対してその境界部に設定された所定のブロック
    幅を有する境界領域に含まれるか否かを示す境界領域情
    報とに基づいて、前記原画像の各画素ごとに、その画素
    が属する前記ブロックが前記処理領域である場合は当該
    画素の情報に対して第1の処理を行うとともに、その画
    素が前記境界領域に含まれる場合は、当該画素の情報に
    対して前記第1の処理とは異なる第2の処理を行う画像
    処理方法において、原画像の情報を低い解像度に変換した情報に基づいて処
    理領域と境界領域とを生成して各々異なった画像処理を
    施すことを特徴とする 画像処理方法。
  2. 【請求項2】 原画像の情報を入力する入力手段と、互
    いに隣接した複数個の画素からなるブロックを単位とし
    て原画像を区分し、各ブロックごとにそのブロックが処
    理対象であるか否かを示す処理領域情報を記憶する記憶
    手段と、前記各ブロックごとにそのブロックが、前記処
    理対象の互いに隣接したブロックからなる処理領域に対
    してその境界部に設定された所定のブロック幅を有する
    境界領域に含まれるか否かを示す境界領域情報を生成す
    る生成手段と、前記原画像の各画素ごとに、当該画素が
    属する前記ブロックの前記処理領域情報および前記境界
    領域情報とに基づいて、前記画素が前記処理対象である
    場合は当該画素の情報に対して第1の処理を行うととも
    に、その画素が前記境界領域に含まれる場合は、当該画
    素の情報に対して前記第1の処理とは異なる第2の処理
    を行う処理手段とを備えた画像処理装置であって、前記生成手段が境界領域情報を前記記憶手段の処理領域
    情報に基づいて生成することを特徴とする 画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項において、原画像の処理すべき
    領域を指示する領域指示手段と、この領域指示手段の指
    示に基づいて、原画像の情報から前記処理領域情報を生
    成する処理領域情報生成手段とを備えることを特徴とす
    る画像処理装置。
  4. 【請求項4】 原画像の情報を入力する入力手段と、互
    いに隣接した複数個の画素からなるブロックを単位とし
    て原画像を区分し、各ブロックごとにそのブロックが処
    理対象であるか否かを示す処理領域情報を記憶する記憶
    手段と、前記各ブロックごとにそのブロックが、前記処
    理対象の互いに隣接したブロックからなる処理領域に対
    してその境界部に設定された所定のブロック幅を有する
    境界領域に含まれるか否かを示す境界領域情報を生成す
    る生成手段と、前記原画像の各画素ごとに、当該画素が
    属する前記ブロックの前記処理領域情報および前記境界
    領域情報とに基づいて、前記画素が前記処理対象である
    場合は当該画素の情報に対して第1の処理を行うととも
    に、その画素が前記境界領域に含まれる場合は、当該画
    素の情報に対して前記第1の処理とは異なる第2の処理
    を行う処理手段とを備えた画像処理装置であって、 前記生成手段は境界領域情報を前記処理領域の外縁に接
    して所定のブロック幅を有する帯状の境界領域に含まれ
    るか否かを示す境界領域情報を生成するとともに、前記
    処理手段は、当該画素が前記処理対象である場合は当該
    画素の第1の処理を行う処理手段の第1の情報を第2の
    処理を行う処理手段で所定の第2の情報に変換するとと
    もに、当該画素が前記境界領域に含まれる場合は、当該
    画素の情報が所定の第3の情報でない場合のみ第2の処
    理を行う処理手段で前記第2の情報に変換 することを特
    徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 原画像の情報を入力する入力手段と、互
    いに隣接した複数個の画素からなるブロックを単位とし
    て原画像を区分し、各ブロックごとにそのブロックが処
    理対象であるか否かを示す処理領域情報を記憶する記憶
    手段と、前記各ブロックごとにそのブロックが、前記処
    理対象の互いに隣接したブロックからなる処理領域に対
    してその境界部に設定された所定のブロック幅を有する
    境界領域に含まれるか否かを示す境界領域情報を生成す
    る生成手段と、前記原画像の各画素ごとに、当該画素が
    属する前記ブロックの前記処理領域情報および前記境界
    領域情報とに基づいて、前記画素が前記処理対象である
    場合は当該画素の情報に対して第1の処理を行うととも
    に、その画素が前記境界領域に含まれる場合は、当該画
    素の情報に対して前記第1の処理とは異なる第2の処理
    を行う処理手段とを備えた画像処理装置であって、 前記生成手段は境界領域情報を前記処理領域の内縁に接
    して所定のブロック幅を有する帯状の境界領域に含まれ
    るか否かを示す境界領域情報を生成するとともに、前記
    処理手段は、当該画素が境界領域に含まれる場合は前記
    処理領域に対して適用される処理を禁止 することを特徴
    とする画像処理装置。
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