JP2511677Y2 - 施肥機 - Google Patents

施肥機

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JP2511677Y2
JP2511677Y2 JP7137990U JP7137990U JP2511677Y2 JP 2511677 Y2 JP2511677 Y2 JP 2511677Y2 JP 7137990 U JP7137990 U JP 7137990U JP 7137990 U JP7137990 U JP 7137990U JP 2511677 Y2 JP2511677 Y2 JP 2511677Y2
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清 高城
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、走行車輌に装着して使用される施肥機に係
り、詳しくはノズルをクランクにより地中に打込んで点
状に施肥するクランク式点注施肥機におけるノズルに接
続するホースの配置構造に関するものである。
(ロ)従来の技術 一般に、施肥機は、肥料を圃場面に均等にばらまくも
の、圃場中に筋状に注入するもの、及び播種部分に点状
に注入するものがあるが、近時、施肥効率及び環境保全
の面から点状に注入する(以降点注という)方式が注目
されている。
一般に、ノズルをクランクにより地中に打込んで点注
施肥するクランク式点注施肥機では、ノズルが回転によ
り上下動及び揺動するため、ノズルに接続するペースト
又は液状の肥料の配管としてビニールホースを用いる方
式が案出されている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところで、上述のようにビニールホースで接続する方
式は、ノズルの揺動に伴ってホースが大きく揺動する
と、突起物や穀稈等の障害物にホースが引っ掛かった
り、大きく揺動することによりホースが破損することが
あり、より揺動の少ない配置が求められている。
そこで、本考案は、施肥機の昇降に支障のない範囲で
ホースの連結基端部を前方に配置し、もってホースの揺
動の少ない施肥機を提供することを目的とするものであ
る。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上述事情に鑑みなされたものであって、例
えば第1図、第2図及び第3図を参照して示すと、走行
機体(1)に、昇降リンク(10)及び該リンク(10)後
端に連結するヒッチ(9)を介して装着され、クランク
アーム(57,57,57′,57′,66,66,66′,66′)の先端に
支持されたノズル(63,63′,65,65′,76,76′,77,7
7′)に肥料を供給し、該肥料をノズル先端から地中に
点状に注入してなる施肥機(2)において、前記昇降リ
ンク上方における前記ヒッチの前方でかつ前記ノズルの
上端部の作動範囲高さと略々同じ高さ位置に、前記ノズ
ルに肥料を供給するホース(125,135,137,127,130,140,
142,132)の連結基端部(113,115,116,117,119,120,12
1,122)を配置したことを特徴とするものである。
(ホ)作用 上部構成に基づき、施肥機(2)の前方への移動に伴
って、クランクアーム(57,57,57′,57′,66,66,66′,6
6′)が回転し、該クランクアーム先端に支持されたノ
ズル(63,63′,65,65′,76,76′,77,77′)が上下方向
に駆動されて地層下に打込まれる。そして、該ノズル上
端部に接続する肥料のホース(125,135,137,127,130,14
0,142,132)は、ノズル上端部の揺動に追従して、連結
基端部(113,115,116,117,119,120,121,122)を支点と
して揺動する。
その際、該連結基端部(113,115,116,117,119,120,12
1,122)は、昇降リンク(10)上方でヒッチ(9)の前
方に配置されているので、ノズル上端部の揺動に追従す
るホース(125,135,137,127,130,140,142,132)の揺動
に余裕をもたせられ、ホースのたわみを吸収でき、ホー
スの揺動を少なくすると共にホースをスムーズに揺動さ
せることができる。更に、前記連結基端部は、ノズル上
端部の作動範囲高さと略々同じ高さ位置に配置されてい
るので、ホースの揺動は一層少なくなる。
一方、肥料は、連結基端部に圧送され、ホース及びノ
ズル上端部を通過し、ノズルの先端に達し、該ノズルの
先端から地中に点状に施肥される。
(ヘ)考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、連結基端部
(113,115,116,117,119,120,121,122)が昇降リンク(1
0)上方でヒッチ(9)の前方に配置されているので、
施肥機(2)の昇降に支障がないと共に、ホース(125,
135,137,127,130,140,142,132)の揺動が少なく、ホー
スをスムーズに揺動させることができ、肥料の供給をス
ムーズにすると共に、ホース及びノズル(63,63′,65,6
5′,76,76′,77,77′)への負担を軽減させ、ホースの
耐久性を向上させることができる。
更に、連結基端部(113,115,116,117,119,120,121,12
2)がノズル(63,63′,65,65′,76,76′,77,77′)上端
部の作動範囲高さと略々同じ高さ位置に配置されている
ので、ホース(125,135,137,127,130,140,142,132)の
揺動が一層少なくなる。
なお、カッコ内の符号は図面を参照するためのもので
あって、何等構成を限定するものではない。
(ト)実施例 以下、図面に沿って、本考案による実施例について説
明する。
施肥作業機2は、第1図に示すように、その前方には
乗用田植機の走行車体等の牽引車1が連結されており、
該牽引車1から施肥作業機2は動力を伝達されると共
に、牽引されるように構成されている。該施肥作業機2
は、フレーム3を有しており、その前方が変速部5と施
肥部6になっていると共に、その後方が対地作業部7に
なっている。
また、前記フレーム3の前方にはヒッチ9が設けられ
ており、該ヒッチ9と前記牽引車1は、昇降リンク10の
トップリンク10aとロアリンク10b,10bで昇降可能に連結
されている。該トップリンク10aと該ロアリンク10b,10b
の間にはPTO軸11が配設されており、該PTO軸11にはカプ
ラ12が連結されて、PTO軸11からカプラ12へ動力が伝達
されている。
そして、第5図に示すように、該カプラ12にはギヤ部
13が連結されており、該ギヤ部13を覆うようにギヤケー
ス15がフレーム3に固定されている。該ギヤ部13にはス
プロケット16が連結されている。該スプロケット16は、
カウンタシャフト17に固設されたスプロケット19にチェ
ン20を介して動力を伝達している。前記変速部5は、該
スプロケット16,19及びチェン20からなり、スプロケッ
ト16,19を交換することにより変速するよう構成されて
いる。
また、前記カウンタシャフト17にはスプロケット21が
固設されており、前記施肥部6に動力を伝達する第1の
シャフト22にはスプロケット23が固設されており、該ス
プロケット21からスプロケット23へチェン24を介して動
力が伝達されている。更に、前記第1のシャフト22には
スプロケット25が固設されており、前記対地作業部7に
動力を伝達する第2のシャフト26にはスプロケット27が
固設されている。該スプロケット25,27は同一歯数を有
し、チェン28を介して連結されている。これにより、第
1のシャフト22から第2のシャフト26に動力が伝達され
ると共に同一回転数となるように構成されている。
そして、前記第1のシャフト22にはスプロケット29が
固設されており、該スプロケット29は、第1の分配弁30
及び第2の分配弁31の軸に固定したスプロケット32にチ
ェン33を介して動力を伝達している。
また、第6図に示すように、前記第1のシャフト22の
両端にはスプライン部22a,22a′がある。該スプライン
部22aにはスプロケット35のボス部のスプライン穴35aが
嵌合しており、該スプロケット35は第1のシャフト22に
回転不能かつ軸方向に移動可能に連結されている。該ス
プライン部22aには、カラー36,36,36が挿通されてお
り、該スプライン部22aに挿通されたカラー36,36,36及
びスプロケット35は、ボルト37とリング39により第1の
シャフト22に抜止・固定されている。
そして、該スプロケット35のボス部外周にはベアリン
グ40,40が嵌着されており、該ベアリング40,40を支持す
るようにチェンケース41の一側が配設されている。該チ
ェンケース41の他側上部には、ベアリング42,42が支持
されており、該ベアリング42,42の内周にはスプロケッ
ト43が固定された上部クランク軸45が嵌着されている。
更に、第1図に示すように、前記チェンケース41の上部
クランク軸45取付部位下方には、ベアリング46,46が支
持されており、該ベアリング46,46の内周にはスプロケ
ット47が固定された下部クランク軸49が嵌着されてい
る。そして、前記スプロケット43,47は、同一歯数を有
し、チェン50を介して、案内車51,52によりチェン張力
を調整されて、前記スプロケット35から動力を伝達され
ている。
また、該チェンケース41の下部PTO軸11側には、ケー
スストッパ53が固設されており、該ケースストッパ53は
フレーム3に固定されたサポート55に摺動可能に取付け
られている。該サポート55には多数の穴が開けられてお
り、該穴にピンを挿入してケースストッパ53はサポート
55に固定されている。
また、前記チェンケース41と前記カラー36,36,36との
組合せと共に、前記ケースストッパ53と前記サポート55
の多数の穴との組合せにより、チェンケース41の位置が
変えられるように構成されている。
また、第6図に示すように、前記上部クランク軸45の
一端には上部クランクアーム57の一端が固定されてお
り、上部クランク軸45の他端には上部クランクアーム5
7′の一端が固定されており、これら上部クランクアー
ム57と57′は180度角度がずれて上部クランク軸45に取
付けられている。該上部クランクアーム57,57′の他端
にはシャフト59が固設されており、該シャフト59の外周
面にはベアリング60,60が嵌着されており、該ベアリン
グ60,60を介してシャフト59にはノズルホルダ61が回動
自在に支持されている。前記ベアリング60,60のインナ
レースは、ボルト64及びリング62によりシャフト59に抜
止め・保持されている。また、第7図に示すように、前
記ノズルホルダ61の一側にはノズル63,63′が固着され
ており、他のノズルホルダ61の一側にはノズル65,65′
が固着されている。
また、前記下部クランク軸49の一端には下部クランク
アーム66の一端が固定されており、下部クランク軸49の
他端には下部クランクアーム66′の一端が固定されてい
る。該下部クランクアーム66と66′は180度角度がずれ
て下部クランク軸49に取付けられている。前記上部クラ
ンクアーム57の上部クランク軸45への取付角度と、下部
クランクアーム66の下部クランク軸49への取付角度は同
一とすると共に、前記上部クランクアーム57′の上部ク
ランク軸45への取付角度と、下部クランクアーム66′の
下部クランク軸49への取付角度も同一となるように構成
されている。
また、第6図に示すように、前記下部クランクアーム
66の他端には長穴66aがあり、該長穴66aにはシャフト67
の一端が挿通されており、該シャフト67は長穴66a内を
移動可能であると共に、ナット69により下部クランクア
ーム66に固定されている。該下部クランクアーム66の末
端には調節ボルト70が回動自在に挿通されており、該調
節ボルト70は抜止リング71により下部クランクアーム66
に対して軸方向の移動が阻止されている。該調節ボルト
70は長穴66aの周壁部位まで延出しており、かつ長穴66a
内で前記シャフト67と螺合しており、調節ボルト70のネ
ジ部70aとシャフト67のネジ部67aとは螺合している。該
調節ボルト70を回転させることによりシャフト67を長穴
66a内で移動可能なように構成されている。
そして、前記シャフト67の他端はノズルホルダ72の長
穴72aに挿入されており、該ノズルホルダ72は長穴72aの
範囲内で摺動可能であると共に、ボルト73及びリング75
によりシャフト67より抜け止めされるように構成されて
いる。更に、該ノズルホルダ72の一側には前記ノズル6
3,63′が固着されており、他のノズルホルダ72の一側に
は前記ノズル65,65′が固着されている。
従って、第7図に示すように、上部クランク軸45の回
転は、上部クランクアーム57,57′に伝達され、ノズル
ホルダ61,61を回転させると共に、下部クランク軸49の
回転は、下部クランクアーム66,66′に伝達され、ノズ
ルホルダ72,72を回転させる。これに伴って、ノズルホ
ルダ61,61,72,72に固着したノズル63,63′,65,65′も回
転し、該ノズル63,63′,65,65′が地中に打込まれて、
肥料を地中に点注するように構成されている。
また、前記第1のシャフト22の他端のスプライン部22
a′においても、前記スプライン部22aと同様に構成され
ている。従って、ノズルホルダ61の一側にはノズル76,7
6′が固着され、他のノズルホルダ61の一側にはノズル7
7,77′が固着されており、ノズルホルダ72の一側には前
記ノズル76,76′が固着され、他のノズルホルダ72の一
側には前記ノズル77,77′が固着されている。
そして、上部クランク軸45,45、下部クランク軸49,4
9、上部クランクアーム57,57,57′,57′及び下部クラン
クアーム66,66,66′,66′から、打込み手段78が構成さ
れている。
また、第1図及び第2図に示すように、前記第2のシ
ャフト26の両端にはスプライン部26a,26a′がある。該
スプライン部26aにはスプロケット79のボス部のスプラ
イン穴79aが嵌合しており、該スプロケット79は第2の
シャフト26に回転不能かつ軸方向に移動可能に連結され
ている。。該スプライン部26aには、カラー80,80,80が
挿通されており、該スプライン26aに挿通されたカラー8
0,80,80及びスプロケット79は、ボルト81とリング82に
より第2のシャフト26に抜止・固定されている。
そして、前記スプロケット79には播種装置駆動部83が
連結されており、スプロケット79及び播種装置駆動部83
を覆うように、チェンケース85が配設されている。該チ
ェンケース85の下部にはケースストッパ86が固設されて
おり、該ケースストッパ86はフレーム3に固定されたサ
ポート87に摺動可能に取り付けられている。
そして、前記播種装置駆動部83からの駆動は、チェン
90を介して播種ノズル軸91に固定されたスプロケット92
に伝達されており、該播種ノズル軸91には多数の播種ノ
ズル93が周設されて播種ノズル部95が形成されており、
該播種ノズル部95に隣接して種子96を収容する種子ホッ
パ97が配設されて播種装置99が構成されている。該播種
装置99下部にはローラー100,101が軸支されている。
また、前記第2のシャフト26のスプライン部26a′側
も、スプライン部26a側と同様に構成されている。
また、前記フレーム3の後方には真空ポンプ102が取
付けられており、該真空ポンプ102はチューブ103,103を
介して前記播種ノズル部95,95に通じている。
そして、前記サポート87の両端にはゲージホイル105,
105が軸支されており、前記サポート55の両端にはソリ1
06,106が取付けられており、該ゲージホイル105,105と
ソリ106,106で施肥作業機2を支持し移動させるように
構成されている。
また、第8図に示すように、肥料107を収容した肥料
タンク109,109には第1のポンプ110及び第2のポンプ11
1が接続されており、該第1のポンプ110には下段ノズル
用の前記第1の分配弁30が接続されており、該第2のポ
ンプ111には上段ノズル用の前記第2の分配弁31が接続
されている。
また、第2図、第3図及び第4図に示すように、該第
1の分配弁30及び第2の分配弁31の前方にはパイプ112
がフレーム3に取付けられている。該パイプ112中央一
側にはパイプ穴部112aがあり、パイプ112の上面にはジ
ョイント113,115,116,117,119,120,121,122が固設され
ており、パイプ112の該ジョイント取付部位には各々チ
ューブ穴112bが開けられている。
そして、第8図に示すように、前記第1の分配弁30に
はチューブ123が接続されており、該チューブ123は前記
パイプ穴部112aからパイプ112へ挿入されて、チューブ
穴112bを挿通されて前記ジョイント113へ通じている。
該ジョイント113はチューブ125を介して前記ノズル65に
通じている。更に、第1の分配弁は、チューブ126、ジ
ョイント117、チューブ127を介して前記ノズル63に通じ
ており、チューブ129、ジョイント119、チューブ130を
介して前記ノズル77に通じており、チューブ131、ジョ
イント122、チューブ132を介して前記ノズル76に通じて
いる。
また、第2の分配弁31は、チューブ133、ジョイント1
15、チューブ135を介して前記ノズル65′に通じてお
り、チューブ136、ジョイント116、チューブ137を介し
て前記ノズル63′に通じており、チューブ139、ジョイ
ント120、チューブ140を介して前記ノズル77′に通じて
おり、チューブ141、ジョイント121、チューブ142を介
して前記ノズル76′に通じている。
本実施例は以上のような構成よりなるので、ペースト
又は液状肥料107は、肥料タンク109,109からホースを経
てポンプ110,111へ送られ、第1のポンプ110からチュー
ブを介して第1の分配弁30へ圧送されると共に、第2の
ポンプ111からチューブを介して第2の分配弁31へ圧送
される。
そして、肥料は、第1の分配弁30から、チューブ、ジ
ョイント、チューブを介して下段ノズル63,65,76,77に
圧送され、下段ノズル63,65,76,77の先端から地中に吐
出されると共に、第2の分配弁31から、チューブ、ジョ
イント、チューブを介して上段ノズル63′,65′,76′,7
7′に圧送され、上段ノズル63′,65′,76′,77′の先端
から地中に吐出される。
また、PTO軸11からの動力は、カプラ12へ伝達され、
変速部5で変速されて、カウンタシャフト17へ伝達され
る。該カウンタシャフト17のスプロケット21から、チェ
ン24を介して第1のシャフト22のスプロケット23に動力
が伝達され、第1のシャフト22のスプロケット29からチ
ェン33を介して分配弁30,31のスプロケット32に動力が
伝達される。
また、第1のシャフト22のスプロケット35から上部ク
ランク軸45のスプロケット43及び下部クランク軸49のス
プロケット47にチェン50を介して動力が伝達されると共
に、スプロケット43と47は同一歯数を有しているので、
上部クランク軸45と下部クランク軸49は同一回転数とな
る。そして上部クランク軸45の回転は上部クランクアー
ム57,57′に伝達され、ノズルホルダ61,61を回転させる
と共に、下部クランク軸49の回転は下部クランクアーム
66,66′に伝達され、ノズルホルダ72,72を回転させるの
で、ノズル63,63′,65,65′が略々垂直状態を維持した
状態のまま回転運動し、ノズル63,63′,65,65′の先端
部分が地中に打込まれる。その際、ノズル63,63′,65,6
5′の回転運動に従動して、該ノズル63,63′,65,65′の
上端部に連結されたチューブ127,137,125,135が、ジョ
イント117,116,113,115を支点として揺動運動する。
従って、第1のシャフト22からチェン33を介して分配
弁30,31に動力が伝達されると共に、該第1のシャフト2
2からチェン50を介してクランク軸45,49に動力が伝達さ
れているため、分配弁30,31の肥料流出タイミングとノ
ズル63,63′,65,65′の先端部分が地中に打込まれるタ
イミングとは同期している。
更に、第1のシャフト22のスプロケット25から第2の
シャフト26のスプロケット27にチェン28を介して動力が
伝達され、該第2のシャフト26のスプロケット79から播
種装置駆動部83、チェン90を介して播種装置99に動力が
伝達されている。このため、第1のシャフト22から動力
を伝達される分配弁30,31、打込み手段78、及び播種装
置99,99は、同じタイミングで作動するので、施肥と播
種のタイミングを一致することができる。
また、ジョイント113,115,116,117,119,120,121,122
が、昇降リンク10上方でヒッチ9の前方に配置されてい
るので、施肥作業機2の昇降に支障がないと共に、チュ
ーブ125,135,137,127,130,140,142,132の揺動が少なく
なり、該チューブをスムーズに揺動させることができ、
該チューブ及びノズル63,63′,65,65′,76,76′,77,7
7′への負担を軽減させて、該チューブの耐久性を向上
させることができる。
そして、ジョイント113,115,116,117,119,120,121,12
2が、ノズル63,63′,65,65′,76,76′,77,77′上端部の
作動範囲高さと略々同じ位置に配置されているので、チ
ューブ125,135,137,127,130,140,142,132の揺動が一層
少なくなり、チューブ125,135,137,127,130,140,142,13
2の耐久性を向上させることができる。
次に、第9図に沿って一部変更した実施例を説明す
る。
第9図に示す実施例では、第8図に示す第1のポンプ
110と第2のポンプ111のかわりにポンプ143が設けられ
ており、該ポンプ143の6連のうち4連が第1の分配弁3
0に接続され、2連が第2の分配弁31に接続されてい
る。これにより、第1の分配弁30には大目の肥料が供給
されて、下段ノズル63,65,76,77は大目に施肥すると共
に、第2の分配弁31には少目の肥料が供給されて、上段
ノズル63′,65′,76′,77′は少目に施肥するように構
成されている。このため、苗の生長の初期には、苗が上
段ノズルからの少目の肥料を吸収し、苗が更に生長する
と、苗が下段ノズルからの大目の肥料を吸収するので、
苗はその生長に合わせて必要とする肥料を吸収すること
ができ、苗を良好に育成することができる。
なお、上述実施例は、対地作業部7として播種装置99
を用いているが、これに限らず、田植装置等の苗を移植
する移植装置を用いてもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した施肥作業機を示す側面図、第
2図はその平面図、第3図は本考案によるジョイント及
びチューブ部分を示す概略平面図、第4図はパイプ及び
ジョイント部分を示す図で、(a)はその部分正面断面
図、(b)はその部分側面断面図、第5図はPTO軸から
の伝動を示す伝動平面図、第6図はチェンケース及びク
ランク部分を示す詳細断面図、第7図はクランク部分を
示す詳細背面図、第8図は肥料の流れを示す肥料フロー
図、第9図は他の実施例を示す第8図と同様な肥料フロ
ー図である。 1……走行機体(牽引車)、2……施肥機(施肥作業
機)、9……ヒッチ、10……昇降リンク、57……クラン
クアーム(上部クランクアーム)、57′……クランクア
ーム(上部クランクアーム)、63……ノズル、63′……
ノズル、65……ノズル、65′……ノズル、66……クラン
クアーム(下部クランクアーム)、66′……クランクア
ーム(下部クランクアーム)、76……ノズル、76′……
ノズル、77……ノズル、77′……ノズル、113……連結
基端部(ジョイント)、115……連結基端部(ジョイン
ト)、116……連結基端部(ジョイント)、117……連結
基端部(ジョイント)、119……連結基端部(ジョイン
ト)、120……連結基端部(ジョイント)、121……連結
基端部(ジョイント)、122……連結基端部(ジョイン
ト)、125……ホース(チューブ)、127……ホース(チ
ューブ)、130……ホース(チューブ)、132……ホース
(チューブ)、135……ホース(チューブ)、137……ホ
ース(チューブ)、140……ホース(チューブ)、142…
…ホース(チューブ)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行機体に、昇降リンク及び該リンク後端
    に連結するヒッチを介して装着され、クランクアームの
    先端に支持されたノズルに肥料を供給し、該肥料をノズ
    ル先端から地中に点状に注入してなる施肥機において、 前記昇降リンク上方における前記ヒッチの前方でかつ前
    記ノズルの上端部の作動範囲高さと略々同じ高さ位置
    に、前記ノズルに肥料を供給するホースの連結基端部を
    配置したことを特徴とする施肥機。
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