JP2511617Y2 - 板金の搬送装置 - Google Patents

板金の搬送装置

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JP2511617Y2
JP2511617Y2 JP1991068798U JP6879891U JP2511617Y2 JP 2511617 Y2 JP2511617 Y2 JP 2511617Y2 JP 1991068798 U JP1991068798 U JP 1991068798U JP 6879891 U JP6879891 U JP 6879891U JP 2511617 Y2 JP2511617 Y2 JP 2511617Y2
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sheet metal
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blowing nozzle
cleaning
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謙三 武田
啓 木山
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば板金を絞り成形
する際に潤滑性を高める目的でワーク表面に塗布する潤
滑油を、搬路途中のワークに均一に塗布するようにした
搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス成形等においては、長い帯
状のコイル材を一定寸法に切断した後、一定量積層して
保管し、これを1枚づつ取り出してはプレス機に向けて
搬送している。この際、積層されている板材には通常切
粉、その他のゴミが付着していることから、搬送過程で
表面を洗浄するのが一般的である。そして、洗浄して付
着するゴミ等を除去した後、成形作業中の摩擦面の摩
擦、焼き付け等の不具合を防止するため、板材表面に加
工油を塗布してプレス機に投入している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような加
工油の塗布作業は、通常搬送コンベア等の上でスプレー
で吹き付けるような方法であることから、霧状になった
加工油が作業場周辺に飛散して環境衛生上等の点で好ま
しくなく、しかも単にスプレーで吹き付けるのみである
ため、加工油が板金面の全面に均一に塗布されないとい
う問題があった。そして均一に塗布されないで塗布が不
足した面では、成形時の滑り込み量、型面滑りが均一に
ならない等の事態が生じて製品の寸法精度、加工限度等
に悪影響を及ぼし、逆に塗布が多過ぎた時は、プレス機
周辺が油で汚される等の不具合を招いていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本考案は、板金の搬路の途中に配置した略密閉の
箱体と、板金を洗浄する洗浄液吹出しノズルと、この洗
浄液吹出しノズルの洗浄液の下流側への侵入を防止する
ために箱体内を前後に区画する隔壁と、この隔壁に開け
た板金の通路と、この通路の出口に設けたシール用リッ
プと、このシール用リップの下流側にて板金の上下面へ
加工油を噴射する複数の加工油吹出しノズルと、これら
の加工油吹出しノズルの下流にて板金の上下面の油膜厚
を一定にする膜厚均等化ロールとからなり、前記箱体内
に前記洗浄液吹出しノズル、隔壁、通路、シール用リッ
プ、加工油吹出しノズル、膜厚均等化ロールをこの順に
一括収納するとともに、箱体の隔壁前方に、洗浄液回収
口、隔壁後方に加工油回収口を夫々設け、使用済みの洗
浄液、加工油を回収する構造とした。
【0005】
【作用】搬送中の板材表面に例えば洗浄液を吹き付けて
洗浄し、その後シール用リップによって板材に付着する
洗浄液を掻き落とす。そしてこの板材の表面に複数のノ
ズルから加工油を吹き付けて膜厚均等化ロールに送り込
めば、膜厚均等化ロールによって加工油が板材の表面に
薄く且つ均一に塗布される。又、隔壁とシール用リップ
によって洗浄液と加工油が混入しない。更に、箱体の隔
壁前方に洗浄液回収口を設け、かつ隔壁後方に加工油回
収口を設けたので、使用済みの洗浄液と加工油とを分離
した状態で回収することができる。
【0006】
【実施例】本考案の板金の搬送装置の実施例について添
付した図面に基づき説明する。図1は本装置の洗浄機構
の平面図、図2は図1のA視方向の側面図、図3は図1
のB―B線断面図である。
【0007】本考案の搬送装置は、一定寸法に切断され
積層される板材の集積所から板材を取り出して、1枚ず
つプレス機に向けて搬送すべく構成されており、搬路の
途中には図1から図3に示す洗浄機構1を備えている。
【0008】すなわち、この洗浄機構1は、図3に示す
ような搬路上流側の投入コンベア2と、搬路下流側の払
出しコンベア3の間に設けた箱体4内に構成されてお
り、投入コンベア2側のローラ5とプーリ6の間に挟ま
れて送られてくる板材を投入口7から受入れると、この
板材を洗浄した後加工油を塗布し、下流側の払出し口8
から払い出すようにしている。
【0009】それでは本考案の特徴的部分である洗浄機
構1の細部について説明する。箱体4の内部は、搬路上
流側の洗浄部10と搬路下流側の加工油塗布部11に分
けて構成されている。すなわち、搬路方向に沿って複数
の隔壁12、13、14によって画成された4つの小区
画15〜18のうち、搬路上流側の3つの小区画15〜
17が洗浄部10として構成され、最下流の小区画18
が加工油塗布部11として構成されている。
【0010】又、洗浄部10の各小区画15〜17に
は、夫々上下一対となったピンチロール20、ブラッシ
ロール21、第1リンガーロール22を配設し、加工油
塗布部11の小区画18には、加工油塗布ロールとして
の第2リンガーロール23を配設している。そしてこれ
らの各ロール20〜23を駆動するため、駆動モータ2
4を設けて夫々の下側のロールを駆動して、各ロール間
に挟んだ板材を下流に向けて送ることが出来るようにし
ている。
【0011】又、前述の各隔壁12〜14には、板材の
通過を許容する通路口12a〜14aが設けられ、この
通路口12a〜14aの位置は、各ロール群の上下のロ
ール接触面の高さ位置に合わせて設けられている。そし
て各通路口12a〜14aには、入口側が拡開したガイ
ド部材12b〜14bを設けて板材の通過をガイドする
ようにしている。尚、前記の箱体4の投入口7と払出し
口8にも、同様なガイド部材7a、8aを設けている。
【0012】一方、各ロール群の上側のロールは、夫々
の押えシリンダユニット25、26、27、28によっ
て上下動自在とされ、ロールの加圧力を調整出来るよう
にされている。このため図2に示すように、各上方のロ
ール軸の両張り出し端部に夫々の押えシリンダユニット
25〜28を接続している。
【0013】そしてこれら各ロール20〜23は、板材
より広い横幅を有し、例えば第1、第2リンガーロール
22、23の表面には布等のウエスを巻いている。
【0014】隔壁12の通路口12aの出口側には、洗
浄液吹出しノズル30を設けている。この洗浄液吹出し
ノズル30は、該通路口12aを挟んで上下に設けら
れ、図4の拡大図に示すように板材Wの上下面に同時に
洗浄液を吹き付けようにしている。そしてこの洗浄液吹
出しノズル30は、図1にも示すように、横幅方向に延
びる洗浄液パイプ31に噴出部が所定間隔置きに多数設
けられており、板材の幅方向に均一に吹き付けることが
出来るようにしている。
【0015】そしてこの小区画16の下方には、洗浄液
を回収して循環させるための循環口(洗浄液回収口)
2(図3)を設けている。
【0016】又、図5の拡大図に示すように、隔壁14
の通路口14aの出口側には、ガイド部材14bにシー
ル用リップ33を取り付けるととともに、通路口14a
を挟んで上下に加工油吹出しノズル34を設けている。
そしてこの加工油吹き出しノズル34も前記洗浄液吹出
しノズル30と同様に、横幅方向に延びる例えば2m程
度の加工油パイプ35に噴出部を約8cm間隔で多数設
けて、板材Wの上下面に均一に加工油を吹き付けること
が出来るようにしている。尚、シール用リップ33は実
施例の場合ゴム製のものとしているが、他の弾性部材を
用いるようにしてもよい。
【0017】又、この小区画18の下方には、加工油を
回収して循環させるための循環口(加工油回収口)36
(図3)を設けている。そしてこの加工油と前記洗浄液
は、夫々別個に回収して循環させるようにしている。
【0018】以上のような構成による搬送装置の作用に
ついて説明する。板材が図1、図3の矢印方向から一枚
ずつ投入口7に投入されると、ピンチローラ20がこれ
を挟み込んで受取り、下流のブラッシロール21に向け
て送り込む。そして、板材が小区画16に入ると、洗浄
吹出しノズル30によって板材表面に洗浄液がかけら
れ、表面に付着するゴミ等をブラッシロール21で除去
する。そして洗浄の終えた洗浄液は循環口32から回収
される。
【0019】次に板材が小区画17に送られると、板材
表面の洗浄液は第1リンガーロール22によって拭取ら
れ、この段階で洗浄部10での洗浄作業が終了する。
【0020】次に板材は小区画18に送り込まれて加工
油の塗布作業が行なわれる。すなわち、ガイド部材14
bに取り付けたシール用リップ33が、通過する板材の
表面に弾性的に当接して、板材の表面に付着する掻き取
残しの洗浄液を一層確実に掻き取った後、加工油吹出
しノズル34から加工油を吹き付ける。このため、洗浄
液と加工油が混入するようなことがない。
【0021】そして第2リンガーロール23を通過する
と加工油は板材表面に薄くしかも均一に塗布される。
又、残余の余分な加工油は循環口36から回収されて、
不図示の循環装置によって循環する。
【0022】その後払出し口8から払い出された板材
は、払出しコンベア3によってプレス機に投入され加工
されるが、板材には適量の加工油が均一に塗布されてい
るため、加工がスムースでありしかもプレス機周辺が油
で汚されることがない。尚、各ロール20〜23のロー
ル圧は、各押えシリンダユニット25〜28によって調
整出来ることについては、既述のとおりである。
【0023】
【考案の効果】以上のように本考案の板金の搬送装置
は、板材に対して加工油を適量にしかも全面に均一に塗
布出来るので、成形作業中の材料の流れが均一となって
加工精度が高まり、又、プレス機周辺が油で汚されるよ
うな不具合が無い。しかも箱対の内部にあって、噴霧状
の加工油が周囲に飛散することがないので環境衛生を損
うようなこともない。更に洗浄液と加工油の混入を防止
していることから、夫々の洗浄液、加工油を分離した状
態で回収して循環させることが出来、これらの加工油等
の消費量を抑えることが出来る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本装置の洗浄機構の平面図
【図2】図1のA視方向の側面図
【図3】図1のB―B線断面図
【図4】洗浄液吹出しノズルの拡大図
【図5】加工油吹出しノズルの拡大図
【符号の説明】
(1)洗浄機構 (4)箱体 (10)洗浄部 (11)加工油塗布部 (23)加工油塗布ロールとしての第2リンガーロール (33)シール用リップ (34)加工油吹出しノズル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板金の搬路の途中に配置した略密閉の箱
    体と、板金を洗浄する洗浄液吹出しノズルと、この洗浄
    液吹出しノズルの洗浄液の下流側への侵入を防止するた
    めに箱体内を前後に区画する隔壁と、この隔壁に開けた
    板金の通路と、この通路の出口に設けたシール用リップ
    と、このシール用リップの下流側にて板金の上下面へ加
    工油を噴射する複数の加工油吹出しノズルと、これらの
    加工油吹出しノズルの下流にて板金の上下面の油膜厚を
    一定にする膜厚均等化ロールとからなり、前記箱体内に
    前記洗浄液吹出しノズル、隔壁、通路、シール用リッ
    プ、加工油吹出しノズル、膜厚均等化ロールをこの順に
    一括収納するとともに、箱体の隔壁前方に、洗浄液回収
    口、隔壁後方に加工油回収口を夫々設け、使用済みの洗
    浄液、加工油を回収する構造とした板金の搬送装置。
JP1991068798U 1991-08-02 1991-08-02 板金の搬送装置 Expired - Lifetime JP2511617Y2 (ja)

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JPS6095476A (ja) * 1983-10-31 1985-05-28 沖電気工業株式会社 暗号化装置

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