JP2511171Y2 - 射出ブロ―成形用金型 - Google Patents
射出ブロ―成形用金型Info
- Publication number
- JP2511171Y2 JP2511171Y2 JP1990103168U JP10316890U JP2511171Y2 JP 2511171 Y2 JP2511171 Y2 JP 2511171Y2 JP 1990103168 U JP1990103168 U JP 1990103168U JP 10316890 U JP10316890 U JP 10316890U JP 2511171 Y2 JP2511171 Y2 JP 2511171Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- blow molding
- parison
- die
- injection
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、射出ブロー成形用金型に関する。更に詳述
すると、本考案は合成樹脂製品の射出ブロー成形に用い
る金型の型構造の改良に関する。
すると、本考案は合成樹脂製品の射出ブロー成形に用い
る金型の型構造の改良に関する。
(従来の技術) 射出成形したパリソンをブロー成形して最終製品形状
を得るための装置として、従来、実願昭59-133859号
(実開昭60-70518号)のマイクロフィルムに記載されて
いるものがある。この装置は、回転テーブルを囲むよう
にして射出成形ステーションとブロー成形ステーション
とを配置している。そして、射出成形ステーションで
は、射出分割型半分と予成形ピンとの間に樹脂を射出し
てパリソンを成形する。パリソンはマンドレルに支持さ
れており、予成形ピンが引き抜かれた後にマンドレルご
とブロー成形ステーションに供給される。マンドレルに
は傾斜面が形成されており、射出成形及びブロー成形に
おける位置決め精度が考慮されている。
を得るための装置として、従来、実願昭59-133859号
(実開昭60-70518号)のマイクロフィルムに記載されて
いるものがある。この装置は、回転テーブルを囲むよう
にして射出成形ステーションとブロー成形ステーション
とを配置している。そして、射出成形ステーションで
は、射出分割型半分と予成形ピンとの間に樹脂を射出し
てパリソンを成形する。パリソンはマンドレルに支持さ
れており、予成形ピンが引き抜かれた後にマンドレルご
とブロー成形ステーションに供給される。マンドレルに
は傾斜面が形成されており、射出成形及びブロー成形に
おける位置決め精度が考慮されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記の装置では、射出成形したパリソ
ンをブロー成形ステーションに供給する前に予めパリソ
ン内から予成形ピンを引き抜いておく必要がある。この
ため、成形するパリソンの形状にアンダーカット部を設
定することができなかった。最終製品として、例えばCV
Jブーツ等の形状が複雑で肉厚を均一にする必要がある
ものを製造する場合には、ブロー成形後の肉厚を均一に
するためにパリソンの形状にアンダーカット部を形成し
て最終製品形状に近づけることが望ましいが、上記の装
置ではパリソンの形状を複雑にすることができず、複雑
な形状の最終製品を製造する場合には肉厚の不均一化を
招き易かった。
ンをブロー成形ステーションに供給する前に予めパリソ
ン内から予成形ピンを引き抜いておく必要がある。この
ため、成形するパリソンの形状にアンダーカット部を設
定することができなかった。最終製品として、例えばCV
Jブーツ等の形状が複雑で肉厚を均一にする必要がある
ものを製造する場合には、ブロー成形後の肉厚を均一に
するためにパリソンの形状にアンダーカット部を形成し
て最終製品形状に近づけることが望ましいが、上記の装
置ではパリソンの形状を複雑にすることができず、複雑
な形状の最終製品を製造する場合には肉厚の不均一化を
招き易かった。
本考案は、複雑な形状のパリソンを得るがことでき、
最終製品の寸法精度を向上させる射出ブロー成形用金型
を提供することを目的とする。
最終製品の寸法精度を向上させる射出ブロー成形用金型
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するため、本考案の射出ブロー成形
用金型は、コア金型との間でパリソンを射出成形する射
出成形用外型と、コア金型に被せられたパリソンを最終
製品形状にブロー成形するブロー成形用外型とをコア金
型の回転軸を中心に等距離に配置し、コア金型を射出成
形用外型とブロー成形用外型との間で回転させて射出成
形用外型との間で形成したパリソンをコア金型に被せた
ままの状態で反転させてブロー成形用外型内に装着する
ようにしている。
用金型は、コア金型との間でパリソンを射出成形する射
出成形用外型と、コア金型に被せられたパリソンを最終
製品形状にブロー成形するブロー成形用外型とをコア金
型の回転軸を中心に等距離に配置し、コア金型を射出成
形用外型とブロー成形用外型との間で回転させて射出成
形用外型との間で形成したパリソンをコア金型に被せた
ままの状態で反転させてブロー成形用外型内に装着する
ようにしている。
この場合、コア金型をインロー部を含む回転部分とキ
ャビティを構成する部分とに2分割するとともに、キャ
ビティを構成する部分が回転部分に固定されていること
が好ましい。
ャビティを構成する部分とに2分割するとともに、キャ
ビティを構成する部分が回転部分に固定されていること
が好ましい。
また、射出成形用外型及びブロー成形用外型を、イン
ロー部を含む部分とキャビティを構成する部分とに2分
割することが好ましい。
ロー部を含む部分とキャビティを構成する部分とに2分
割することが好ましい。
さらに、インロー部を含む部分とキャビティを構成す
る部分とを異なる金型材料で形成することが好ましい。
る部分とを異なる金型材料で形成することが好ましい。
(作用) したがって、コア金型はパリソンを被せた状態で反転
され、パリソンはこの状態でブロー成形される。また、
成形しようとする製品形状を変更しようとする場合、キ
ャビティを構成する部分の金型だけを新に製作して取替
える。特に、すべての金型をインロー部を含む部分とキ
ャビティを構成する部分とに2分割している場合には、
インロー部を含む部分をそのままにして、キャビティを
構成する部分だけを新たに製作して取替える。
され、パリソンはこの状態でブロー成形される。また、
成形しようとする製品形状を変更しようとする場合、キ
ャビティを構成する部分の金型だけを新に製作して取替
える。特に、すべての金型をインロー部を含む部分とキ
ャビティを構成する部分とに2分割している場合には、
インロー部を含む部分をそのままにして、キャビティを
構成する部分だけを新たに製作して取替える。
(実施例) 以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図に本考案の射出ブロー成形用金型の一実施例を
概略図で示す。この射出ブロー成形用金型は、コア金型
1との間でパリソン5を射出成形する射出成形用外型2
と、前記コア金型1に被せられたパリソン5を最終製品
形状にブロー成形するブロー成形用外型3とをコア金型
1の回転軸4を中心に対称位置に配置し、コア金型1を
射出成形用外型2とブロー成形用外型3との間で反転さ
せるようにしている。そして、少なくともコア金型1、
好ましくは全ての金型1〜3がインロー部を含む部分
(以下インロー型という)とキャビティを構成する部分
(以下キャビティ型という)とに2分割されている。
概略図で示す。この射出ブロー成形用金型は、コア金型
1との間でパリソン5を射出成形する射出成形用外型2
と、前記コア金型1に被せられたパリソン5を最終製品
形状にブロー成形するブロー成形用外型3とをコア金型
1の回転軸4を中心に対称位置に配置し、コア金型1を
射出成形用外型2とブロー成形用外型3との間で反転さ
せるようにしている。そして、少なくともコア金型1、
好ましくは全ての金型1〜3がインロー部を含む部分
(以下インロー型という)とキャビティを構成する部分
(以下キャビティ型という)とに2分割されている。
射出成形用外型2は、例えばコア金型1との間に射出
成形用のキャビティ8を形成するキャビティ型2aと、イ
ンロー型2b及びこれらを型開き可能に保持する外型ホル
ダー2cとから構成されている。通常、この射出成形用外
型2は、開閉シリンダー(図示省略)によって分割面か
ら同時に開かれ、コア金型1の反転軌跡の外に退避する
ように設けられている。尚、キャビティ型2a側には射出
成形機のノズルを押し当てて溶融プラスチックをキャビ
ティ8内に射出させるための付帯装備が設けられてい
る。
成形用のキャビティ8を形成するキャビティ型2aと、イ
ンロー型2b及びこれらを型開き可能に保持する外型ホル
ダー2cとから構成されている。通常、この射出成形用外
型2は、開閉シリンダー(図示省略)によって分割面か
ら同時に開かれ、コア金型1の反転軌跡の外に退避する
ように設けられている。尚、キャビティ型2a側には射出
成形機のノズルを押し当てて溶融プラスチックをキャビ
ティ8内に射出させるための付帯装備が設けられてい
る。
コア金型1は、パリソン形状と相似形状を成しキャビ
ティ型1aとインロー型1bとに2分されている。キャビテ
ィ型1a部分には、パリソン5が冷却固化しないように例
えば保温用のヒータあるいは保温用流体を循環させるた
めの循環路が内蔵されている。これらヒータ等は反転軸
4に固着されるインロー型1bに対しそれらが着脱自在に
連結させ得る連結構造を有している。このコア金型1に
は、通常、インロー部の雄型6が形成され、射出成形用
外型2及びブロー成形用外型3には雌型7が形成されて
いる。そして、回転軸4を中心にコア金型1が反転した
際に射出成形用外型2とブロー成形用外型3の雌型7に
夫々嵌合するように、射出成形用外型2とブロー成形用
外型3のインロー型2b,3bが回転軸4を対称軸として対
称に配置されている。
ティ型1aとインロー型1bとに2分されている。キャビテ
ィ型1a部分には、パリソン5が冷却固化しないように例
えば保温用のヒータあるいは保温用流体を循環させるた
めの循環路が内蔵されている。これらヒータ等は反転軸
4に固着されるインロー型1bに対しそれらが着脱自在に
連結させ得る連結構造を有している。このコア金型1に
は、通常、インロー部の雄型6が形成され、射出成形用
外型2及びブロー成形用外型3には雌型7が形成されて
いる。そして、回転軸4を中心にコア金型1が反転した
際に射出成形用外型2とブロー成形用外型3の雌型7に
夫々嵌合するように、射出成形用外型2とブロー成形用
外型3のインロー型2b,3bが回転軸4を対称軸として対
称に配置されている。
ブロー成形用外型3は、コア金型1に被せられたパリ
ソンをコア金型1内を通じて供給されるエアーで膨張さ
せて製品形状に成形するもので、例えば製品形状と同じ
キャビティ面を有するキャビティ型3aと、インロー型3b
及びこれらを型開き可能に保持する外型ホルダー3cとか
ら構成されている。通常、このブロー成形用外型3は、
高温のパリソンが膨張してキャビティ型3aの内面即ちキ
ャビティ面に沿って所望の形状に変形するので、キャビ
ティ型3a部分に冷却用回路を設けてパリソン5を冷却
し、成形品寸法の安定と成形サイクルタイムの向上が計
られている。そこで、このキャビティ型3a部分は熱伝導
性の良いアルミニウム合金などの金型材で構成すること
が好ましい。
ソンをコア金型1内を通じて供給されるエアーで膨張さ
せて製品形状に成形するもので、例えば製品形状と同じ
キャビティ面を有するキャビティ型3aと、インロー型3b
及びこれらを型開き可能に保持する外型ホルダー3cとか
ら構成されている。通常、このブロー成形用外型3は、
高温のパリソンが膨張してキャビティ型3aの内面即ちキ
ャビティ面に沿って所望の形状に変形するので、キャビ
ティ型3a部分に冷却用回路を設けてパリソン5を冷却
し、成形品寸法の安定と成形サイクルタイムの向上が計
られている。そこで、このキャビティ型3a部分は熱伝導
性の良いアルミニウム合金などの金型材で構成すること
が好ましい。
以上のように構成された本考案の射出ブロー成形用金
型によれば、次のようにして金型の交換ができる。成形
製品を変更する場合にはキャビティ型1a,2a,3a部分だけ
を製作し直し交換する。キャビティ型1a,2a,3a部分の交
換は、図示していないが、締付けボルトなどの固定手段
を弛めることによって行なう。この場合、インロー型1
b,2b,3bには変更がないのでそのままの状態とし、この
インロー型1b,2b,3bに対するキャビティ型1a,2a,3aの端
面調整によってのみ型交換作業が完了する。
型によれば、次のようにして金型の交換ができる。成形
製品を変更する場合にはキャビティ型1a,2a,3a部分だけ
を製作し直し交換する。キャビティ型1a,2a,3a部分の交
換は、図示していないが、締付けボルトなどの固定手段
を弛めることによって行なう。この場合、インロー型1
b,2b,3bには変更がないのでそのままの状態とし、この
インロー型1b,2b,3bに対するキャビティ型1a,2a,3aの端
面調整によってのみ型交換作業が完了する。
また、パリソン5からコア金型1を引き抜くことなく
ブロー成形を行うことができるので、パリソン形状にア
ンダーカット部を設定することができ、複雑な形状のパ
リソンの成形が可能になる。
ブロー成形を行うことができるので、パリソン形状にア
ンダーカット部を設定することができ、複雑な形状のパ
リソンの成形が可能になる。
尚、上述の実施例は本考案の好適な実施の一例ではあ
るがこれに限定されるものではなく本考案の要旨を逸脱
しない範囲において種々変形実施可能である。
るがこれに限定されるものではなく本考案の要旨を逸脱
しない範囲において種々変形実施可能である。
例えば、本実施例ではブロー成形外型と射出成形外型
及びコア金型の全てを2分割しているが、特にこれに限
定されず、少なくともコア金型をインロー部を含む部分
とキャビティを構成する部分とに2分割されていれば良
い。この場合においても、少なくともキャビティ型とイ
ンロー型とに2分割した金型に対しては、インロー型と
異なる金型材料によってキャビティ型を製作することが
可能となり、必要に応じて型の軽量化や冷却ないし保温
性を高めることができるなどの効果を有する。
及びコア金型の全てを2分割しているが、特にこれに限
定されず、少なくともコア金型をインロー部を含む部分
とキャビティを構成する部分とに2分割されていれば良
い。この場合においても、少なくともキャビティ型とイ
ンロー型とに2分割した金型に対しては、インロー型と
異なる金型材料によってキャビティ型を製作することが
可能となり、必要に応じて型の軽量化や冷却ないし保温
性を高めることができるなどの効果を有する。
さらに、コア金型、ブロー成形外型及び射出成形外型
の全てを分割することなく一体成形しても良い。例えば
第2図に示すように構成しても良い。具体的に説明する
と、この射出ブロー成形用金型は、コア金型101の回転
軸104を中心に対称位置に配置された射出成形用外型102
とブロー成形用外型103との間で共通のコア金型101を反
転させることによって、パリソン成形とブロー成形とを
連続的に行なうように構成されている。即ち、コア金型
101との間でパリソンを射出成形する射出成形用外型102
と、コア金型101に被せられたパリソンを最終製品形状
にブロー成形するブロー成形用外型103とをコア金型101
の回転軸104を中心に等距離に配置し、コア金型101を射
出成形用外型102とブロー成形用外型103との間で回転さ
せるようにしている。
の全てを分割することなく一体成形しても良い。例えば
第2図に示すように構成しても良い。具体的に説明する
と、この射出ブロー成形用金型は、コア金型101の回転
軸104を中心に対称位置に配置された射出成形用外型102
とブロー成形用外型103との間で共通のコア金型101を反
転させることによって、パリソン成形とブロー成形とを
連続的に行なうように構成されている。即ち、コア金型
101との間でパリソンを射出成形する射出成形用外型102
と、コア金型101に被せられたパリソンを最終製品形状
にブロー成形するブロー成形用外型103とをコア金型101
の回転軸104を中心に等距離に配置し、コア金型101を射
出成形用外型102とブロー成形用外型103との間で回転さ
せるようにしている。
したがって、射出成形用外型102とブロー成形用外型1
03とコア金型101との間の位置決め精度は、各金型102,1
03に位置決め用のインロー部105を設けることで確保す
るようにしている。このインロー部105は、金型材料か
らキャビティを構成する部分と共に一体に削り出すこと
によって成形されている。この場合にも、パリソンから
コア金型101を引き抜かずにブロー成形できるので、パ
リソン形状にアンダーカット部を設定することが可能で
ある。
03とコア金型101との間の位置決め精度は、各金型102,1
03に位置決め用のインロー部105を設けることで確保す
るようにしている。このインロー部105は、金型材料か
らキャビティを構成する部分と共に一体に削り出すこと
によって成形されている。この場合にも、パリソンから
コア金型101を引き抜かずにブロー成形できるので、パ
リソン形状にアンダーカット部を設定することが可能で
ある。
(考案の効果) 以上の説明より明らかなように、本考案の金型は、コ
ア金型との間でパリソンを射出成形する射出成形用外型
と、前記コア金型に被せられたパリソンを最終製品形状
にブロー成形するブロー成形用外型とを前記コア金型の
回転軸を中心に等距離に配置し、前記コア金型を前記射
出成形用外型と前記ブロー成形用外型との間で回転させ
て前記パリソンを被せたままの状態で前記コア金型を反
転させるようにしたので、射出成形したパリソンからコ
ア金型を引き抜くことなくパリソンをコア金型に被せた
ままの状態でブロー成形を行うことができる。このた
め、ブロー成形によってパリソンを膨らませた後にコア
金型を引き抜くことができてパリソン形状にアンダーカ
ット部を設定することが可能になり、複雑な形状のパリ
ソンを成形することができ、成形品の寸法精度が向上す
る。
ア金型との間でパリソンを射出成形する射出成形用外型
と、前記コア金型に被せられたパリソンを最終製品形状
にブロー成形するブロー成形用外型とを前記コア金型の
回転軸を中心に等距離に配置し、前記コア金型を前記射
出成形用外型と前記ブロー成形用外型との間で回転させ
て前記パリソンを被せたままの状態で前記コア金型を反
転させるようにしたので、射出成形したパリソンからコ
ア金型を引き抜くことなくパリソンをコア金型に被せた
ままの状態でブロー成形を行うことができる。このた
め、ブロー成形によってパリソンを膨らませた後にコア
金型を引き抜くことができてパリソン形状にアンダーカ
ット部を設定することが可能になり、複雑な形状のパリ
ソンを成形することができ、成形品の寸法精度が向上す
る。
また、本考案の金型は少なくともコア金型をインロー
部を含む部分とキャビティを構成する部分とに2分割し
たので、金型を変更する場合にはキャビティを構成する
部分のみを製作し取替えれば済み、金型製作コストを低
減すると共にインロー部の取付け及び調整の手間を省く
ことができる。特に、コア金型と射出成形用外型及びブ
ロー成形用外型の全てを2分割した場合、インロー部を
含む部分を共用化できるので、金型製作コストを大幅に
低減できると共に金型の成形機への取付け調整が最初の
取付けだけで済み、その後の金型交換にはインロー部の
位置決め調整が不要となって段取り作業時間を大幅に削
減できる。
部を含む部分とキャビティを構成する部分とに2分割し
たので、金型を変更する場合にはキャビティを構成する
部分のみを製作し取替えれば済み、金型製作コストを低
減すると共にインロー部の取付け及び調整の手間を省く
ことができる。特に、コア金型と射出成形用外型及びブ
ロー成形用外型の全てを2分割した場合、インロー部を
含む部分を共用化できるので、金型製作コストを大幅に
低減できると共に金型の成形機への取付け調整が最初の
取付けだけで済み、その後の金型交換にはインロー部の
位置決め調整が不要となって段取り作業時間を大幅に削
減できる。
また、キャビティを構成する部分のみをインロー部を
含む部分と別体としているためインロー部を含む部分と
は異る材質の金型材を採用することができ、例えば位置
決め精度を維持したまま、プラスチック成形に好適な熱
伝導率が良く、温度分布が均一なアルミニウム合金等を
採用することができる。
含む部分と別体としているためインロー部を含む部分と
は異る材質の金型材を採用することができ、例えば位置
決め精度を維持したまま、プラスチック成形に好適な熱
伝導率が良く、温度分布が均一なアルミニウム合金等を
採用することができる。
第1図は本考案の射出ブロー成形用金型の一実施例を示
す概略図である。 第2図は本考案の射出ブロー成形用金型の他の実施例を
示す概略図である。 1……コア金型、1a……キャビティ型、1b……インロー
型、2……射出成形用外型、2a……キャビティ型、2b…
…インロー型、3……ブロー成形用外型、3a……キャビ
ティ型、3b……インロー型、4……回転軸。
す概略図である。 第2図は本考案の射出ブロー成形用金型の他の実施例を
示す概略図である。 1……コア金型、1a……キャビティ型、1b……インロー
型、2……射出成形用外型、2a……キャビティ型、2b…
…インロー型、3……ブロー成形用外型、3a……キャビ
ティ型、3b……インロー型、4……回転軸。
Claims (4)
- 【請求項1】コア金型との間でパリソンを射出成形する
射出成形用外型と、前記コア金型に被せられたパリソン
を最終製品形状にブロー成形するブロー成形用外型とを
前記コア金型の回転軸を中心に等距離に配置し、前記コ
ア金型を前記射出成形用外型と前記ブロー成形用外型と
の間で回転させて前記射出成形用外型との間で形成した
パリソンを前記コア金型に被せたままの状態で反転させ
て前記ブロー成形用外型内に装着するようにしたことを
特徴とする射出ブロー成形用金型。 - 【請求項2】前記コア金型をインロー部を含む回転部分
とキャビティを構成する部分とに2分割するとともに、
前記キャビティを構成する部分が前記回転部分に固定さ
れていることを特徴とする請求項1記載の射出ブロー成
形用金型。 - 【請求項3】前記射出成形用外型及び前記ブロー成形用
外型を、インロー部を含む部分とキャビティを構成する
部分とに2分割したことを特徴とする請求項2記載の射
出ブロー成形用金型。 - 【請求項4】前記インロー部を含む部分とキャビティを
構成する部分とを異なる金型材料で形成したことを特徴
とする請求項2又は3記載の射出ブロー成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990103168U JP2511171Y2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 射出ブロ―成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990103168U JP2511171Y2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 射出ブロ―成形用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0460423U JPH0460423U (ja) | 1992-05-25 |
JP2511171Y2 true JP2511171Y2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=31847939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990103168U Expired - Lifetime JP2511171Y2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 射出ブロ―成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511171Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55111242A (en) * | 1979-02-20 | 1980-08-27 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | Die for molding of tire for vulcanization |
JPS6070518U (ja) * | 1984-09-03 | 1985-05-18 | エシル コ−ポレ−シヨン | ハンドル付き容器のブロー成形装置 |
-
1990
- 1990-09-29 JP JP1990103168U patent/JP2511171Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0460423U (ja) | 1992-05-25 |
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