JP2511158Y2 - 自動車のボディ構造 - Google Patents

自動車のボディ構造

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JP2511158Y2
JP2511158Y2 JP1990015137U JP1513790U JP2511158Y2 JP 2511158 Y2 JP2511158 Y2 JP 2511158Y2 JP 1990015137 U JP1990015137 U JP 1990015137U JP 1513790 U JP1513790 U JP 1513790U JP 2511158 Y2 JP2511158 Y2 JP 2511158Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車体と車輪の支持軸との間にラテラルロッ
ドを架設した自動車のボディ構造に関する。
(従来技術) 一般に自動車の足周り近くのボディは、例えば第4図
に概略的に示すごとく、フロアパネル下面側に、車幅方
向に延びるクロスメンバ(A)を配設すると共に、前記
フロアパネルの下面両側方に前後方向に延びるサイドメ
ンバ(B)を配設して、該サイドメンバ(B)に前記ク
ロスメンバ(A)の長さ方向両端部を結合している。
そして前記クロスメンバ(A)の長さ方向一端側に支
持ブラケット(C)を固定して、該支持ブラケット
(C)と車輪の支持軸との間にラテラルロッド(図示せ
ず)を架設し、車輪に入力する荷重を前記ラテラルロッ
ドで支えるようにしているのであって、以上のボディ構
造にあっては、前記ラテラルロッドに入力する荷重によ
り、前記支持ブラケット(C)が前記クロスメンバ
(A)に対し揺れる不具合があるので、該支持ブラケッ
ト(C)と前記サイドメンバ(B)との間にブレース
(D)を架設して、該ブレース(D)により前記支持ブ
ラケット(C)の揺れを防止するのが一般的である。
(考案が解決しようとする課題) ところで第4図−a−に概略的に示すように、前記ブ
レース(D)が、前記支持ブラケット(C)から前記サ
イドメンバ(B)における前記支持ブラケット(C)よ
りも後方に向かって配設されていると、例えば車両の後
突時、該ブレース(D)の突っ張り作用により、第4図
−b−で概略的に示すごとく、前記支持ブラケット
(C)が前記ブレース(D)を介して前方に変位して、
該支持ブラケット(C)が、その前方に配設される燃料
タンク(E)などと接触することが考えられる。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したものであって、
目的とするところは、前記支持ブラケットの揺れをブレ
ースで確実に防止することが出来ながら、例えば車両の
後突時などのように前記ブレースに所定値以上の荷重が
作用した時には、該ブレースがスムーズに折れ曲がっ
て、衝撃荷重がブレースを介して前記支持ブラケットに
及ぶのを防止出来る自動車のボディ構造を提供するにあ
る。
(課題を解決するための手段) しかして本考案は、車体に、ラテラルロッドの長さ方
向一端部を枢支する支持ブラケットを設けると共に、該
支持ブラケットとこの支持ブラケットよりも後方に位置
する前記車体との間に、前記支持ブラケットに対して上
方に向かって車両後方側に傾斜するブレースを架設する
一方、前記ブレースに、所定値以上の衝撃荷重の作用に
より該ブレースを変形させる脆弱部を設けたことを特徴
とするものである。
(作用) 本考案によれば、通常は支持ブラケットと車体との間
に架設された前記ブレースによって前記支持ブラケット
が揺れるのを抑制することが出来る一方、前記ブレース
が上方に向かって車両後方側に傾斜していることから、
例えば車両の後突などによって前記ブレースに所定値以
上の衝撃荷重が作用した時には、該ブレースが突っ張る
ことなく前記脆弱部より直ちに折れ曲がるので、車体の
座屈が阻害されず、前記支持ブラケットに前記衝撃荷重
が伝わるのを防止出来る。
(実施例) 以下、本考案にかかるボディ構造の一実施例を図面に
従って説明する。
第1図は、リヤフロア下部のボディ構造を示し、図中
(1)はリヤフロアパネル(P)の両側方において前後
方向に配設される断面逆ハット型のサイドメンバ、
(2)はこれらサイドメンバ(1)間に架設される同じ
く断面逆ハット型のクロスメンバであって、該クロスメ
ンバ(2)は、メンバ本体(20)の長さ方向両端部に、
車幅方向外方に向かって斜め上方にほぼクランク状に屈
曲する連結部(21)を形成して、該連結部(21)の端部
を前記サイドメンバ(1)の内側壁(11)に溶接で固着
することで、前記サイドメンバ(1)を該クロスメンバ
(2)のメンバ本体(20)に対して上方に所定間隔オフ
セットして配置している。
また前記クロスメンバ(2)のメンバ本体(20)と連
結部(21)との境界部位には、支持ブラケット(3)を
固着して、該支持ブラケット(3)と車輪の支持軸(図
示せず)との間にラテラルロッド(4)を架設してい
る。
具体的には、前記クロスメンバ(2)の前後側壁(2
2)(23)に固着する一対の対向壁(31)(32)とこれ
ら対向壁(31)(32)の車幅方向外方側端部を連結する
連結壁(33)とからなる横断面コ字型の支持ブラケット
(3)を形成して、前記対向壁(31(32)及び連結壁
(33)の上端部を前記クロスメンバ(2)の前後側壁
(22)(23)に溶接で固着する一方、前記対向壁(31)
(32)の下部間に前記ラテラルロッド(4)の長さ方向
一端を枢軸(41)を介して枢着している。
しかして以上の構成において図に示す実施例では、長
さ方向両端部にプレス成形により一対の第1、第2固定
片(51)(52)を設けたパイプ材からなるブレース
(5)を別途形成して、該ブレース(5)の長さ方向途
中に、前記支持ブラケットの振動荷重よりも大きな衝撃
荷重の作用により該ブレースを二つ折れさせる脆弱部と
しての絞り(6)を設けている。
そして以上の構造のブレース(5)における前記第1
固定片(51)を前記支持ブラケット(3)の連結壁(3
3)にボルト止めする一方、該ブレース(5)の遊端側
を、前記連結壁(33)に対し上方に向かって車幅方向外
方に傾斜させると共に、該連結壁(33)に対し車幅方向
外方に向かって車両後方側に傾斜させて、前記第2固定
片(52)を、前記サイドメンバ(1)の内側壁(11)に
おける前記クロスメンバ(2)よりも後方部位でボルト
止めしている。
尚、図中(7)は前記クロスメンバ(2)の前方に配
設した燃料タンクを示す。
以上の構成からなるボディ構造において、前記支持ブ
ラケット(3)には、車輪から前記ラテラルロッド
(4)に入力する例えばサイドフォースにより、前記支
持ブラケット(3)が前記サイドメンバ(2)に対し車
幅方向あるいは前後方向にも振れようとするが、かかる
支持ブラケット(3)の振動は、該支持ブラケット
(3)と前記サイドメンバ(1)との間に架設した前記
ブレース(5)により確実に阻止されるのである。
しかして例えば車両の後突により、前記ブレース
(5)に大きな衝撃荷重が作用した場合には、該ブレー
ス(5)が支持ブラケットに対して上方に向かって車両
後方側に傾斜していることから、後突の衝撃荷重に対し
て前記ブレース(5)が突っ張るようなことがなく、第
3図に概略的に示すごとく、前記ブレース(5)が直ち
に前記絞り(6)から二つに折れ曲がるので、前記サイ
ドメンバ(2)及びリヤフロアパネル(P)における前
記支持ブラケット(3)よりも後方部位がスムーズに座
屈して、前記衝撃荷重を吸収するのである。従って従来
のように該ブレース(5)によって前記支持ブラケット
(3)が前方に押されるような虞がないので、車両の後
突時などにおいて、前記支持ブラケット(3)が、該支
持ブラケット(3)の前方に配設されている燃料タンク
(7)などに衝突するのを防止することが出来るのであ
る。
以上の実施例では、前記絞り(6)を前記ブレース
(5)の長さ方向途中に一個所設けたが、複数個所に設
けてもよい。
また以上の実施例では、前記ブレース(5)の長さ方
向途中に絞り(6)からなる脆弱部を設けたが、これに
限定されるものではなく、例えば前記ブレース(5)を
形成する板材の肉厚を該ブレース(5)の長さ方向途中
で一部薄くして、該薄肉部位を前記脆弱部としてもよ
い。
(考案の効果) 以上のごとく本考案は、車体に、ラテラルロッドの長
さ方向一端部を枢支する支持ブラケットを設けると共
に、該支持ブラケットとこの支持ブラケットよりも後方
に位置する前記車体との間に、前記支持ブラケットに対
して上方に向かって車両後方側に傾斜するブレースを架
設する一方、前記ブレースに、所定値以上の衝撃荷重の
作用により該ブレースを変形させる脆弱部を設けたこと
により、通常は前記ブレースにより前記支持ブラケット
が振動するのを確実に抑制することが出来ながら、例え
ば車両の後突などにより前記ブレースに所定値以上の衝
撃荷重が作用した時には、該ブレースが突っ張ることな
く前記脆弱部からスムーズに折れ曲がるので、該支持ブ
ラケットよりも後方に位置するサイドメンバ等の座屈に
よる衝撃荷重の吸収性能を阻害することがなく、前記衝
撃荷重が前記ブレースを介して前記支持ブラケットに及
ぶのを防止することが出来、例えば前記支持ブラケット
の前方に燃料タンクを配設するも、該燃料タンクに前記
支持ブラケットが干渉するような虞はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるボディ構造の一実施例を示す斜
視図、第2図は同概略側面図、第3図は車両の後突時の
概略説明図、第4図は従来のボディ構造の一例を示す概
略説明図である。 (1)……サイドメンバ(車体) (2)……クロスメンバ(車体) (3)……支持ブラケット (4)……ラテラルロッド (5)……ブレース (6)……絞り(脆弱部)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に、ラテラルロッドの長さ方向一端部
    を枢支する支持ブラケットを設けると共に、該支持ブラ
    ケットとこの支持ブラケットよりも後方に位置する前記
    車体との間に、前記支持ブラケットに対して上方に向か
    って車両後方側に傾斜するブレースを架設する一方、前
    記ブレースに、所定値以上の衝撃荷重の作用により該ブ
    レースを変形させる脆弱部を設けたことを特徴とする自
    動車のボディ構造。
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