JP2511033B2 - ダイバ−シティ受信方式 - Google Patents

ダイバ−シティ受信方式

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JP2511033B2 JP62110522A JP11052287A JP2511033B2 JP 2511033 B2 JP2511033 B2 JP 2511033B2 JP 62110522 A JP62110522 A JP 62110522A JP 11052287 A JP11052287 A JP 11052287A JP 2511033 B2 JP2511033 B2 JP 2511033B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車載用ラジオ受信機、テレビジョン受信機
などに用いて好適なダイバーシティ受信方式に関する。
〔従来の技術〕
車載用のラジオ受信機、テレビジョン受信機(以下、
車載用受信機という)では、車輌の移動とともに周囲環
境が変化するために、受信電界強度が変化して受信状態
が変化する。これに対処する一方法としてダイバーシテ
ィ受信方式が知られている。
これは、たとえば特開昭57−80835号公報に開示され
るように、車輌の異なる位置に2つのアンテナを設置
し、いずれか一方のアンテナによって受信しているとき
に受信電界強度が所定値以下となると、他方のアンテナ
に切換えて同一チャンネルの受信を続行するものであ
る。これにより、強電界地域では、いずれか一方のアン
テナが常時受信に使用されるが、弱中電界地域では、受
信電界強度が強いいずれかのアンテナが選択されるダイ
バーシティ受信が行なわれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、周囲環境によってはマルチパスが生じ、弱
中電界地域では、これによる影響は格別現われないが、
強電界地域では、これが顕著に現われる。そこで、上記
従来技術においては、強電界地域ではマルチパスによっ
て再生音声あるいは再生画像の品質を著しく劣化させる
場合もあった。
日本では、都会には送信パワーの強いVHF局が集中
し、地方では送信パワーの弱いUHF局が中継局を兼ねて
点在する傾向にある。すなわち、地方では一般に電界強
度が弱く、また、VHFと比較して電波の直線性が鋭いた
めに、山,建物の影等ではさらに電界強度が弱くなる。
このような地方でダイバーシティを行う場合、他のアン
テナ出力と比較して少しでも受信電界強度の強いアンテ
ナを選択することが、再生画面,音声の良質化に寄与す
る。逆に、都会では、一般に、電界強度が強く、また、
UHFと比較して電波の直線性も劣るために、どちらのア
ンテナを使用しても比較的良質な再生画面,音声が得ら
れる。このような受信地域では、逆に、マルチパスによ
るゴーストが多数個発生し、画面の画質劣化を生じさせ
ている。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、弱中電界地
域および強電界で、ともに良好な受信を可能としたダイ
バーシティ受信方式を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、複数のアンテ
ナのマルチパスによる影響度を互いに比較する第1の手
段と、該アンテナの受信電界強度を互いに比較する第2
の手段と、受信地域が強電界地域が弱中電界地域かを判
定する第3の手段と、該第3の手段の判定結果に応じて
該第2,第3の手段のいずれか一方を選択する第4の手段
と、該第4の手段の選択結果に応じて前記複数のアンテ
ナの受信信号のいずれか1つを選択する第5の手段を設
ける。
〔作用〕
上記第3の手段によって強電界地域と判定されたとき
には、上記第4の手段によって上記第1の手段の比較結
果が選択され、この比較結果にもとづいて上記第5の手
段はマルチパスによって最も影響されない上記アンテナ
の受信信号を選択する。また、上記第3の手段によって
弱中電界地域と判定されたときには、上記第4の手段に
よって上記第2の手段の比較結果が判定され、この比較
結果にもとづいて上記第5の手段は最も受信電界強度が
強い上記アンテナの受信信号を選択する。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
図は本発明によるダイバーシティ受信方式の一実施例
を示す説明図であって、1A,1Bはアンテナ、2A,2Bはチュ
ーナ、3A,3Bはマルチパス検出回路、4A,4Bは電界強度検
出回路、5,6は比較器、7は電界強度判定回路、8,9は比
較器、10は基準電圧発生器、11はアンドゲート、12は制
御切替回路、13はインバータ、14,15はアナログスイッ
チ、16はチューナ切替回路、17はインバータ、18,19は
アナログスイッチ、20は出力端子である。
同図において、アンテナ1A,1Bは車輌の充分離れた位
置に設けられている。チューナ2Aはアンテナ1Aを介して
受信し、チューナ2Bはアンテナ1Bを介して受信するが、
これらチューナの受信周波数は互いに同一である。チュ
ーナ2A,2Bは夫々高周波増幅器、周波数変換器、中間周
波増幅器,検波器,低周波増幅器などからなり、これら
チューナ2A,2Bによる受信信号SA,SBはチューナ切替回路
16に供給され、いずれか一方が選択されて出力端子20に
出力される。
マルチパス検出回路3Aはチューナ2Aの受信信号SAでの
マルチパス成分の混入量を検出し、この混入量に応じた
検出信号MAを出力する。マルチパス検出回路3Bも、同様
に、チューナ2Bの受信信号SBのマルチパス成分混入量に
応じた検出信号MBを出力する。これら検出信号MA,MBは
比較器5で比較され、チューナ2Aの受信信号SAの方がチ
ューナ2Bの受信信号SBよりもマルチパス成分が少ないと
きは“H"(高レベル)となり、これとは逆のときには
“L"(低レベル)となるマルチパス比較判定信号Mが形
成される。また、電界強度検出回路4Aはチューナ2Aの受
信電界強度を検出し、この受信電界強度に応じた検出信
号EAを出力する。電界強度検出回路4Bも、同様に、チュ
ーナ2Bの受信電界強度に応じた検出信号EBを出力する。
これら検出信号EA,EBは比較器6で比較され、チューナ2
Aの受信電界強度がチューナ2Bの受信電界強度よりも強
いときに“H"となり、これとは逆のときには“L"となる
電界強度比較判定信号Eが形成される。比較器5から出
力されるマルチパス比較判定信号Mと比較器6から出力
される電界強度比較判定信号Eとは制御切替回路11に供
給され、いずれか一方が選択されてチューナ切替回路15
のコントロール信号C2となる。
電界強度判定回路7はチューナ2A,2Bによる受信電界
強度が強電界か弱中電界かを判定するものであり、比較
器8,9、基準電圧発生器10およびアンドゲート11からな
っている。比較器8は、チューナ2AにおけるIFAGC回路
の利得制御電圧GAと基準電圧発生器10が発生する基準電
圧VREFとを比較し、利得制御電圧GAが基準電圧VREFより
も高いとき“H"、逆のとき“L"となる判定信号G1を出力
する。比較器9も、同様に、チューナ2Bの利得制御電圧
GBと基準電圧VREFとを比較し、利得制御電圧GBが基準電
圧VREFよりも高いとき“H"、逆のとき“L"となる判定信
号G2を出力する。ここで、チューナ2A,2BにおけるIFAGC
回路は、夫々、利得制御電圧GA,GBが高い程利得は低く
なるものとしており、また、基準電圧VREFはチューナ2
A,2Bの受信電界が強電界と弱中電界との境目にあるとき
の利得制御電圧GA,GBに等しく設定されている。したが
って、判定信号G1はチューナ2Aの受信電界が強電界のと
き“H"、弱中電界のとき“L"となり、判定信号G2もチュ
ーナ2Bの受信電界が強電界のとき“H"弱中電界のとき
“L"となる。比較器8,9から出力される判定信号G1,G2
はアンドゲート11に供給され、制御切替回路12のコント
ロール信号G1が形成される。このコントロール信号C
1は、チューナ2A,2Bの受信電界がともに強電界であると
きのみ“H"となる。
切替制御回路12はインバータ13およびアナログスイッ
チ14,15からなっている。アナログスイッチ14は電界強
度判定回路7からのコントロール信号C1によって制御さ
れ、比較器5からのマルチパス比較判定信号Mをオン,
オフする。また、アナログスイッチ12はインバータ13に
よるコントロール信号C1の反転信号によって制御され、
比較器6からの電界強度比較判定信号Eをオン,オフす
る。
チューナ切替回路16はインバータ17およびアナログス
イッチ18,19からなっている。アナログスイッチ18は切
替制御回路12からのコントロール信号C2によって制御さ
れ、チューナ2Aの受信信号SAをオン,オフする。また、
アナログスイッチ19はインバータ17によるコントロール
信号C2の反転信号によって制御され、チューナ2Bの受信
信号SBをオン,オフする。
なお、アナログスイッチ14,15,18,19は、ともに、こ
れらに直接供給されるコントロール信号が“H"のときに
オンし、“L"のときオフするものとする。
いま、チューナ2A,2Bの少なくともいずれか一方の受
信電界が弱中電界であるとすると、電界強度判定回路7
から出力されるコントロール信号C1は“L"となり、切替
制御回路12では、アナログスイッチ14がオフ、アナログ
スイッチ15がオンする。このため、比較器6から出力さ
れる電界強度比較判定信号Eがコントロール信号C2とし
てチューナ切替回路16に供給されるが、チューナ2Aの受
信電界強度がチューナ2Bの受信電界強度よりも高いとき
には、コントロール信号C2が“H"となり、アナログスイ
ッチ18の方がオンしてチューナ2Aの受信信号SAが選択さ
れ、逆の場合には、アナログスイッチ19の方がオンして
チューナ2Bの受信信号SBが選択される。これは先に説明
した従来技術と同様である。
これに対してチューナ2A,2Bの受信電界がともに強電
界の場合には、電界強度判定回路7からのコントロール
信号C1は“H"となり、制御切替回路12ではアナログスイ
ッチ14の方がオンして比較器5からのマルチパス比較判
定信号Mがコントロール信号C2となる。そこで、チュー
ナ2Aの受信信号SAにおけるマルチパス成分がチューナ2B
の受信信号SBにおけるマルチパス成分より少ないときに
は、コントロール信号C2は“H"となり、チューナ切替回
路16では、アナログスイッチ18の方がオンしてチューナ
2Aの受信信号SAが選択されるし、逆の場合には、コント
ロール信号C2が“L"となってアナログスイッチ19の方が
オンし、チューナ2Bの受信信号が選択される。
このようにして、受信地域が電界強度判定回路7で判
定される強電界地域であるときには、チューナ2A,2Bの
うちのマルチパスの影響が少ない方の受信信号が選択さ
れる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、弱中電界地域
でより受信電界強度の強い方のチューナ出力を受信信号
とすることができるし、強電界地域においても、マルチ
パスによる影響が少ない方のチューナ出力を受信信号と
することができ、弱中電界地域,強電界地域でともに良
好な受信状態を確保することができるという優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明によるダイバーシティ受信方式の一実施例を
示すブロック図である。 1A,1B……アンテナ、2A,2B……チューナ、3A,3B……マ
ルチパス検出回路、4A,4B……電界強度検出回路、5,6…
…比較器、7……電界強度判定回路、12……制御切替回
路、16……チューナ切替回路、20……出力端子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のアンテナを備えた受信機におい
    て、該アンテナのマルチパスによる影響度を互いに比較
    する第1の手段と、該アンテナの受信電界強度を互いに
    比較する第2の手段と、該アンテナの受信領域が弱中電
    界地域であるか強電界地域であるかを判定する第3の手
    段と、該第3の手段によって強電界地域では該第1の手
    段の比較判定出力信号をコントロール信号とし弱中電界
    地域では該第2の手段の比較判定出力信号を該コントロ
    ール信号とする第4の手段と、該コントロール信号によ
    って制御され前記アンテナの受信信号のいずれか1つを
    選択する第5の手段とからなり、弱中電界地域では受信
    電界強度が最も高い前記アンテナの受信信号を選択し、
    強電界地域ではマルチパスによる影響が最も少ない前記
    アンテナの受信信号を選択することを特徴とするダイバ
    ーシティ受信方式。
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