JP2510964Y2 - 車両用スリップリング - Google Patents

車両用スリップリング

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JP2510964Y2
JP2510964Y2 JP14420889U JP14420889U JP2510964Y2 JP 2510964 Y2 JP2510964 Y2 JP 2510964Y2 JP 14420889 U JP14420889 U JP 14420889U JP 14420889 U JP14420889 U JP 14420889U JP 2510964 Y2 JP2510964 Y2 JP 2510964Y2
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JP
Japan
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housing
movable contact
contact piece
slider
slip ring
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Inventor
健司 奥原
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ナイルス部品株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両本体と回転するステアリング部とを常
時電気的に接続するための車両用スリップリングに関す
る。
[従来の技術] 従来から車両用スリップリングは、実公昭61-5738号
公報に開示されているように可動接片が第2のケースを
介して端子により加締められ、該端子とステアリングに
設けられたスイッチのコードとを半田付けして接続して
いる。
[考案が解決しようとする問題点] 前述した従来の車両用スリップリングは、可動接片が
第2のケースを介して端子により加締め固定されるため
の加締め工程があり、品質的に問題が惹起し易い。ま
た、前記端子とステアリングに設けられたスイッチのコ
ードとは、半田付けにより接続しているため、製造コス
トがアップするという問題点がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る車両用スリップリングは、上記問題点に
鑑み考案したものであり、ステアリングハンドルに取付
けられ、かつ可動接片を有する第1のハウジングと、該
第1のハウジングに回動自在に係止され、かつ前記可動
接片に接触する固定接点板を有する第2のハウジング
と、でなる車両用スリップリングにおいて、前記第1の
ハウジングは、コネクタ部を一体に成形すると共に、該
コネクタ部内に端子をインサート成形し、該端子は、上
端を前記コネクタ部内に突出し、下端を前記第1のハウ
ジングの下面に突出し、前記可動接片は、前記端子の下
端を挿入する接続孔を穿設し、かつスライダーにインサ
ート成形され、前記スライダーは、前記第1のハウジン
グの下面に固着すると共に、前記可動接片の接続孔を露
出させる遊挿孔を形成したことでなる。
[作用] 第1のハウジングは、コネクタ部を一体に形成してい
るため、第1のハウジングに装着する部材の部品点数を
削減することができると共に、ステアリングに設けられ
たスイッチへの接続作業が容易となる。可動接片は、ス
ライダーにインサート成形される。該可動接片は、スラ
イダーを第1のハウジングに装着することにより端子に
接続することができる。このため、可動接片は、組付時
に、該可動接片のスライダーから突出した箇所に外力が
かかることがなく、変形する惧れがない。
[実施例] 以下、第1図、第2図、第3図、及び第4図に基づき
本考案に係る車両用スリップリングを詳述する。
1は、ステアリングシャフト(図示せず)に装着され
る第1のハウジングであり、コネクタ部1aを有する。該
コネクタ部1aは、5本の端子2,3,4,5,6を突設してい
る。該端子2,3,4,5,6は、第1のハウジング1にインサ
ート成形され、一方の端部を第1のハウジング1の上面
のコネクタ部1aに、他方の端部を第1のハウジング1の
下面に突出している。7は、5つの可動接片8,9,10,11,
12をインサート成形したスライダーであり、弦形をし、
第1のハウジング1の下面に止めねじ32,33により固定
される。スライダー7は、前記5つの端子2,3,4,5,6を
挿入するための遊挿孔7a,7b,7c,7d,7eを穿設している。
該スライダー7は、各可動接片8,9,10.11.12を位置決め
し、かつ固定するための孔7f,7g,7h,7i,7jを穿設してい
る。可動接片8は、スライダー7の孔7f,7gに加締め固
定される。可動接片9は、スライダー7の孔7g,7dに加
締め固定される。可動接片10は、スライダー7の孔7f,7
hに加締め固定される。可動接片11は、スライダー7の
孔7h,7iに加締め固定される。可動接片12は、スライダ
ー7の孔7i,7jに加締め固定される。可動接片8,9,10,1
1,12は、スライダー7の遊挿孔7a,7b.7c,7d,7e内におい
て、端子2,3,4,5,6に圧入する接続孔8a,9a,10a,11a,12a
を穿設している。該接続孔8a,9a,10a,11a,12aは、端子
2,3,4,5,6を強固に保持するために略H型に打ち抜いた
孔であり、ばね性を有する。可動接片8,9,10,11,12は、
先端に接点13,14,15,16,17を加締め固定している。該可
動接片8,9,10,11,12は、接点13,14,15,16,17とスライダ
ー7との間に防振ゴム18,19,20,21,22を固着している。
23は、第1のハウジング1に固着された防振ゴムであ
る。24は、第1のハウジング1に回転自在に係合する第
2のハウジングであり、非回転体である車体側に配設さ
れる。該第2のハウジング24は、防振ゴム25を介して、
接点プレート26を嵌着している。接点プレート26は、5
つのリング形状の固定接点板27,28,29,30,31を一体に連
設している。固定接点板27は、接点15に接触する。固定
接点板28は、接点13に接触する。固定接点板29は、接点
16に接触する。固定接点板30は、接点14に接触する。固
定接点板31は、接点17に接触する。
本考案に係る車両用スリップリングは、以上のような
構成であり、次に組付け手順及び動作を詳述する。
端子2,3,4,5,6をインサート成形した第1のハウジン
グ1に防振ゴム23を介してスライダー7を嵌め合い、止
めねじ32,33により螺着する。端子2,3,4,5,6が可動接片
8,9,10,11,12の各接続孔8a,8b,8c,8d,8eに圧入される。
端子2,3,4,5,6と可動接片8,9,10,11,12との接続作業
は、スライダー7を第1のハウジング1に押圧すること
により接続できるので接続作業が簡単である。また、端
子2,3,4,5,6と可動接片8,9,10,11,12との接続作業時
に、スライダー7から突出した可動接片8,9,10,11,12に
外力がかからないため、該各可動接片8〜12が変形する
ことがない。
第2のハウジング24に防振ゴム25を介して接点プレー
ト26を組付ける。該第2のハウジング24を第1のハウジ
ング1に係合する。接点13,14,15,16,17が各々の固定接
点板27,28,29,30,31に接触する。係合した第1のハウジ
ング1と第2のハウジング24をステアリングシャフト部
に配設し、ステアリングのスイッチの相手コネクタをコ
ネクタ部1aに嵌合する。ステアリングのスイッチと可動
接片8,9,10,11,12との接続作業は、第1のハウジング1
にコネクタ部1aを形成したことにより、簡素化すること
ができる。
[考案の効果] 本考案に係る車両用スリップリングは、第1のハウジ
ングにコネクタ部を形成したため、第1のハウジングに
装着する部材の部品点数を削減することができる。ま
た、可動接片をスライダーにインサート成形したので、
該可動接片のスライダーから突出した箇所に外力がかか
ることがなく該可動接片が変形することがなく、第1の
ハウジングに設置することができる。このため、可動接
片の品質を向上させることができる。第1のハウジング
の下面に端子を突出し、かつスライダーの遊挿孔内に、
前記端子と可動接片とを接続するための接続孔を配置し
たことにより、スライダーを第1のハウジングに押付け
ることのみにより端子と可動接片を接続することがで
き、この接続作業を容易にすることができる等種々の特
有な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、及び第4図は、本考案に係る
車両用スリップリングの一実施例を示す図面である、第
1図は底面図、第2図は第1図の矢視X−X線方向断面
図、第3図は第1図のハウジングとスライダーとの嵌着
状態を示す拡大断面図、第4図は第1図のA部拡大斜視
図である。 1……第1のハウジング、1a……コネクタ部、2,3,4,5,
6……端子、7……スライダー、7a,7b,7c,7d,7e……遊
挿孔、8,9,10,11,12……可動接片、8a,9a,10a,11a,12a
……接続孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングハンドルに取付けられ、かつ
    可動接片を有する第1のハウジングと、該第1のハウジ
    ングに回動自在に係止され、かつ前記可動接片に接触す
    る固定接点板を有する第2のハウジングと、でなる車両
    用スリップリングにおいて、 前記第1のハウジングは、コネクタ部を一体に成形する
    と共に、該コネクタ部内に端子をインサート成形し、 該端子は、上端を前記コネクタ部内に突出し、下端を前
    記第1のハウジングの下面に突出し、 前記可動接片は、前記端子の下端を挿入する接続孔を穿
    設し、かつスライダーにインサート成形され、 前記スライダーは、前記第1のハウジングの下面に固着
    すると共に、前記可動接片の接続孔を露出させる遊挿孔
    を形成したことを特徴とする車両用スリップリング。
JP14420889U 1989-12-14 1989-12-14 車両用スリップリング Expired - Lifetime JP2510964Y2 (ja)

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JP14420889U JP2510964Y2 (ja) 1989-12-14 1989-12-14 車両用スリップリング

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JP14420889U JP2510964Y2 (ja) 1989-12-14 1989-12-14 車両用スリップリング

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JPH0382247U JPH0382247U (ja) 1991-08-22
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