JP2510755B2 - 食洗機 - Google Patents

食洗機

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JP2510755B2
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成 金子
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は自動的に洗浄水を噴出すると共に洗剤を投
入して食器を洗浄する食洗機に関する。
[従来の技術] 上記の食洗機における洗剤投入装置は、食器の収納庫
の内側に小容積の箱を設け、この洗剤収納箱内に予め適
量の洗剤を収納しておき、この洗剤収納箱の蓋部材に連
結したソレノイド等の駆動装置を電子制御機器により適
正なタイミングで発進させ、蓋部材を開放させて箱内の
洗剤を食器収納庫内へ投入するようになっている。
ところが、上記蓋部材の駆動装置は完全防水型としな
ければならないので食器洗浄庫内で嵩張る上に高価につ
き、少しでも防水性が低かったり、長期使用の後に防水
性能が低下すると、故障、誤作動を起こしやすいという
欠点があった。
そこで、近時では、例えば実開昭60−185554号公報
(以下、これを従来技術1という)、実開昭63−83164
号公報(以下、これを従来技術2という)等に見られる
ように、形状記憶合金を用いることによってソレノイド
等の駆動装置を制御する電子制御機器を不要とした食洗
機が提案されている。
従来技術1のものは、洗剤入れとカバーとを螺子によ
って取り付け、この螺子部分を中心としてカバーを洗剤
入れの側方にスライドさせることにより、洗剤入れの前
面開口部を開閉するようになっている。そして、カバー
の側方覆片とこれに対向する洗剤入れの周縁側方との間
に、形状記憶合金製のスプリングを張設した構造となっ
ている。
また、従来技術2のものは、洗浄槽内の壁部に洗浄収
納スペースが形成され、この洗浄収納スペースの開口部
にスライド式の開閉扉が設けられている。そして、この
開閉扉の一側方に取り付けた通常のバネと、他側方に取
り付けた形状記憶合金製のバネとのつり合いによって、
常温では開口部の前面に開閉扉が位置するようになって
いる。そして、変態温度に達すると、形状記憶合金製の
バネが変形(縮小)する結果、通常のバネの付勢力に抗
して開閉扉が引っ張られ、洗浄収納スペースの開口部が
開放されるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した従来技術1のものでは、洗剤
入れに洗剤を入れる場合、開いたカバーを片方の手で押
さえた状態で、もう片方の手のみで洗剤を入れる必要が
あり、両手を使えないことから、使い勝手の悪いもので
あった。
また、上記した従来技術2のものでは、洗浄収納スペ
ースが洗浄槽内の壁部に形成されているため、洗剤を入
れる作業を洗浄槽内で行わなければならないといった不
具合があった。しかも、この場合も従来技術1と同様
に、開いた開閉扉を片方の手で押さえた状態で、もう片
方の手のみで洗剤を入れる必要があり、両手を使えない
ことから、使い勝手の悪いものであった。
本発明はこのような問題点を解決すべく創案されたも
ので、その目的は、形状記憶合金を用いることによっ
て、ソレノイドやそれを駆動するための電子制御機器を
不要とするとともに、洗剤を入れる作業を両手で行える
ようにした食洗機を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明の食洗機は、内部に
食器を収納しうる洗浄室を形成した箱型本体の前面開口
部に、開閉可能にドアー蓋が取り付けられ、このドアー
蓋の内面に、洗剤を収納しうる洗剤収納箱が取り付けら
れた食洗機に適用し、前記洗剤収納箱は、前記ドアー蓋
の内面に固定される洗剤容器と、この洗剤容器の開口部
に密に接触するとともに、前記ドアー蓋の内面に取り付
けられた軸を旋回中心軸として旋回自在に設けられた蓋
部材と、この蓋部材を前記洗剤容器の開口部を開放する
方向に常時付勢するばねと、前記ドアー蓋の内面に取り
付けられた支軸を回動中心軸として回動自在に設けられ
るとともに、前記蓋部材が前記洗剤容器の開口部に密に
接触した状態で、前記蓋部材の自由端に形成された突起
を係止するフックと、このフックに一体形成されたレバ
ー部と前記ドアー蓋の内面との間に張設され、洗浄適温
への到達により前記レバー部を回動させて前記突起と前
記フックとの係止状態を解除するように変態する形状記
憶合金製ばねとを備えたものである。
〔作用〕
温水洗浄以外の常温では、形状記憶合金製ばねはその
ままの形状を維持することから、レバー部を回動させる
ような力は働かない。そのため、常温で蓋部材が洗剤容
器の開口部に密に接触した状態では、蓋部材の自由端に
形成された突起にフックが常に係止され、洗剤容器の開
口部は常に密封状態に保たれる。そして、常温において
蓋部材を開放する場合には、レバー部を手動で操作して
フックを突起から外すことにより、蓋部材は、ばねの付
勢力によって旋回し、かつ洗剤容器の開口部を開放した
状態で保たれる。そのため、使用者は、両手を使って洗
剤容器内に洗剤を投入することができる。つまり、開放
した蓋部材を押さえておく必要がないことから、片手で
洗剤箱を持ち、もう片方の手でスプーンを持って洗剤を
所定量取り出し、洗剤容器内に投入するといった作業が
可能となる。
[実施例] 第3図にこの発明に係わる食洗機の全体斜視図を示
す。
この食洗機(1)は内部に食器を収納しうる洗浄室
(2)を形成した箱型本体(3)と、前面で開閉するド
アー蓋(4)とからなり、洗浄室(2)内に、多数の食
器をかごに積載した状態で収納するようになっている。
そして、洗浄室(2)の下部には垂直軸のまわりで旋
回する温水の噴出羽根(5)が設けてあり、ドアー蓋
(4)を閉じた後、所定の洗浄行程のスイッチを入れる
とこの噴出羽根(5)が温水(6)の噴出力の反力によ
って、旋回を開始し、温水が洗浄室(2)内の食器に満
遍なく噴きかけられる。
この実施例の場合には上記ドアー蓋(4)の内側上部
に洗剤の収納箱(7)を設けてあり、この収納箱(7)
の蓋が上記温水による所定温度への加温によって自動的
に開くようになっている。
以下、第1、2図に基いて洗剤収納箱(7)につき詳
細に説明する。
この例の洗剤収納箱(7)はドアー蓋(4)に固定し
た直方体の洗剤容器(8)と、この容器(8)の開口部
に密に接触した、軸(9)まわりで旋回自在な蓋部材
(10)と、この蓋部材(10)の開放を係止する係止装置
(11)とからなる。
上記軸(9)のまわりにはつるまきばね(12)が装着
してあり、常時蓋部材(10)を開放方向へ付勢してい
る。
また、蓋部材(10)の裏面には収納箱(8)の密閉性
を向上させるために、ゴム等のパッキン材(13)が貼着
してある。
係止装置(11)は、上記のようにして常時開方向へ付
勢された蓋部材(10)の自由端から突出した突起(14)
と、この突起(14)に引掛かりうるフック(15)とから
なり、フック(15)は支軸(16)まわりで回動自在とな
してあると共に、該フック(15)と一体のレバー部(15
a)とドアー蓋(4)との間に形状記憶合金製のばね(1
7)を張設してある。
なお、フック(15)の返り部と突起(14)のフック
(15)に引掛る面は、蓋部材(10)の開放方向への旋回
力によっても当該引掛かりが自然には外れない程度の斜
面が形成してある。
また、上記形状記憶合金製ばね(17)は常温(セッ氏
35度以下)ではフック(15)を第2図の実線位置に保ち
うる長さを有するが、セッ氏50度前後の変態開始温度に
達すると、縮小し、フック(15)を第2図の鎖線位置に
もたらす長さに設定してある。
例えば、セッ氏50度前後で変態開始するIn−Cd合金を
もちいる。
したがって、この食洗機(1)を使用する際には、ま
ずドアー蓋(4)を開き、次にレバー部(15a)を手動
で操作して、フック(15)を突起(14)から外す。これ
により、蓋部材(10)は、つるまきばね(12)の付勢力
によって略180度旋回し、かつ洗剤容器(8)の開口部
を開放した状態で保たれる。この状態で、使用者は、片
手で洗剤箱を持ち、もう片方の手でスプーンを持って洗
剤を所定量取り出し、洗剤容器(8)内に投入する。そ
して後、手動により蓋部材(10)を旋回して閉じる。温
水洗浄以外の常温では、形状記憶合金製のばね(17)は
そのままの形状を維持することから、常温ではレバー部
(15a)を回動させるような力は働かない。そのため、
常温で蓋部材(10)が洗剤容器(8)の開口部に密に接
触した状態では、蓋部材(8)の自由端に形成された突
起(14)にフック(15)が常に係止され、洗剤容器
(8)の開口部は常に密封状態に保たれる。
また、洗剤を投入する際、ドアー蓋(4)が略水平位
置まで倒されていることから、洗剤容器(8)も第2図
示のように水平となっているので、特に液体の洗剤をこ
ぼすことなく洗剤容器(8)内に注入でき、蓋部材(1
0)を閉めた後はパッキン材(13)の密閉作用により洗
剤が漏れ出ることがない。
そして、上記のようにしてセットが終了した後、ドア
ー蓋(4)を閉じて、所定の洗浄行程をスタートさせる
と、前述の通り温水が洗浄室(2)内に噴出するので室
内の温度が上がり、あるいは温水が直接ばね(17)にか
かることにより、ばね(17)が縮小してフック(15)が
外れ、洗剤容器(8)の開口部が開放されて中の洗剤が
放出される。
仮に、温水の温度が所定温度まで加熱されていなかっ
た場合にはばね(17)は縮小せず、洗剤も放出されな
い。
[発明の効果] 本発明の食洗機は、ドアー蓋の内面に固定される洗剤
容器と、この洗剤容器の開口部に密に接触するととも
に、ドアー蓋の内面に取り付けられた軸を旋回中心軸と
して旋回自在に設けられた蓋部材と、この蓋部材を洗剤
容器の開口部を開放する方向に常時付勢するばねと、ド
アー蓋の内面に取り付けられた支軸を回動中心軸として
回動自在に設けられるとともに、蓋部材が洗剤容器の開
口部に密に接触した状態で、蓋部材の自由端に形成され
た突起を係止するフックと、このフックに一体形成され
たレバー部とドアー蓋の内面との間に張設され、洗浄適
温への到達によりレバー部を回動させて突起とフックと
の係止状態を解除するように変態する形状記憶合金製ば
ねとを備えた構成としたので、洗剤を洗剤容器に投入す
る際、使用者は、両手を使って洗剤を投入することがで
きる。つまり、開放した蓋部材を手で押さえておく必要
がないことから、片手で洗剤箱を持ち、もう片方の手で
スプーンを持って洗剤を所定量取り出し、洗剤容器内に
投入するといった作業が可能となるものである。また、
本発明の食洗機によれば、電子制御機器に接続したソレ
ノイド等の特別な駆動装置が省略できるので、食器洗浄
室内のスペースが広く活用でき、しかも故障のおそれが
皆無である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わる食洗機における洗剤収納箱の
平面図、第2図は同側面図、第3図は食洗機の全体斜視
図である。 (1)……食洗機、(7)……洗剤収納箱、 (8)……洗剤容器、(10)……蓋部材、 (12)……係止装置、(15)……フック、 (17)(18)……形状記憶合金。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に食器を収納しうる洗浄室を形成した
    箱型本体の前面開口部に、開閉可能にドアー蓋が取り付
    けられ、このドアー蓋の内面に、洗剤を収納しうる洗剤
    収納箱が取り付けられた食洗機において、 前記洗剤収納箱は、 前記ドアー蓋の内面に固定される洗剤容器と、 この洗剤容器の開口部に密に接触するとともに、前記ド
    アー蓋の内面に取り付けられた軸を旋回中心軸として旋
    回自在に設けられた蓋部材と、 この蓋部材を前記洗剤容器の開口部を開放する方向に常
    時付勢するばねと、 前記ドアー蓋の内面に取り付けられた支軸を回転中心軸
    として回動自在に設けられるとともに、前記蓋部材が前
    記洗剤容器の開口部に密に接触した状態で、前記蓋部材
    の自由端に形成された突起を係止するフックと、 このフックに一体形成されたレバー部と前記ドアー蓋の
    内面との間に張設され、洗浄適温への到達により前記レ
    バー部を回動させて前記突起と前記フックとの係止状態
    を解除するように変態する形状記憶合金製ばねとを備え
    たことを特徴とする食洗機。
JP2101899A 1990-04-17 1990-04-17 食洗機 Expired - Lifetime JP2510755B2 (ja)

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