JP2510049B2 - 圧延機のエッジドロップ制御方法 - Google Patents
圧延機のエッジドロップ制御方法Info
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- JP2510049B2 JP2510049B2 JP3145593A JP14559391A JP2510049B2 JP 2510049 B2 JP2510049 B2 JP 2510049B2 JP 3145593 A JP3145593 A JP 3145593A JP 14559391 A JP14559391 A JP 14559391A JP 2510049 B2 JP2510049 B2 JP 2510049B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エッジドロップ制御方
法に係り、特に、テーパ付ワークロールを圧延材の幅方
向にシフトさせる手段、ワークロールのベンディングを
制御するための手段、及び、圧下レベリングを制御する
ための手段が設けられた圧延機において、当該ワークロ
ールをシフトさせて圧延材のエッジドロップを制御する
方法に関する。
法に係り、特に、テーパ付ワークロールを圧延材の幅方
向にシフトさせる手段、ワークロールのベンディングを
制御するための手段、及び、圧下レベリングを制御する
ための手段が設けられた圧延機において、当該ワークロ
ールをシフトさせて圧延材のエッジドロップを制御する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延材が具備すべき品質として、長手方
向板厚精度及び平坦度が良好なことは勿論、最近では、
エッジドロップ量が最小化されていることが強く望まれ
ている。
向板厚精度及び平坦度が良好なことは勿論、最近では、
エッジドロップ量が最小化されていることが強く望まれ
ている。
【0003】圧延材のエッジドロップ量を制御する手段
として、例えば図2に示すように、圧延機の上、下のワ
ークロールをテーパ付ワークロール2A、2Bとし、当
該ワークロール2A、2Bを圧延材5幅方向にシフトす
る機構がある。なお、図2において符号1A、1Bはバ
ックアップロールである。
として、例えば図2に示すように、圧延機の上、下のワ
ークロールをテーパ付ワークロール2A、2Bとし、当
該ワークロール2A、2Bを圧延材5幅方向にシフトす
る機構がある。なお、図2において符号1A、1Bはバ
ックアップロールである。
【0004】又、前記機構を用いた圧延材のエッジドロ
ップ量を制御する技術には、従来から種々のものがあ
る。
ップ量を制御する技術には、従来から種々のものがあ
る。
【0005】例えば、特開昭58−209402号公報
において、圧延材板幅に応じて幅方向シフト位置を決定
する方法が示されている。又、特開昭60−12213
号公報において、圧延スタンド出側のエッジドロップ量
測定値とエッジドロップ量目標値の差に応じて、幅方向
シフト位置及びロールベンダ力を決定する方法が示され
ている。
において、圧延材板幅に応じて幅方向シフト位置を決定
する方法が示されている。又、特開昭60−12213
号公報において、圧延スタンド出側のエッジドロップ量
測定値とエッジドロップ量目標値の差に応じて、幅方向
シフト位置及びロールベンダ力を決定する方法が示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術においては、次の理由から、圧延材のエッジド
ロップ量を精度良く制御すると共に平坦度を十分に良好
なものとすることができないという問題点がある。
来の技術においては、次の理由から、圧延材のエッジド
ロップ量を精度良く制御すると共に平坦度を十分に良好
なものとすることができないという問題点がある。
【0007】即ち、圧延材の幅方向両端部におけるエッ
ジドロップ量を長手方向にばらつきなく均一に制御する
には、ワークサイド及びドライブサイド各々のエッジド
ロップ量を測定し、これらワークサイド及びドライブサ
イドの各々におけるエッジドロップ量目標値に対する測
定エッジドロップ量の偏差を解消するように、上、下の
ワークロールを個々にシフト操作する必要がある。しか
るに、前記従来の技術においては、このような技術の開
示はされていない。
ジドロップ量を長手方向にばらつきなく均一に制御する
には、ワークサイド及びドライブサイド各々のエッジド
ロップ量を測定し、これらワークサイド及びドライブサ
イドの各々におけるエッジドロップ量目標値に対する測
定エッジドロップ量の偏差を解消するように、上、下の
ワークロールを個々にシフト操作する必要がある。しか
るに、前記従来の技術においては、このような技術の開
示はされていない。
【0008】又、ワークロールをシフトさせた場合、圧
延材端部の平坦度が変化するが、ワークサイド及びドラ
イブサイドの平坦度は各々個別に変化する。これに対し
て、前記特開昭58−209402号公報においては、
前記平坦度の個別の変化に対して対処し得ず、又、前記
特開昭60−12213号公報の方法では、平坦度を十
分に制御することは不可能である。
延材端部の平坦度が変化するが、ワークサイド及びドラ
イブサイドの平坦度は各々個別に変化する。これに対し
て、前記特開昭58−209402号公報においては、
前記平坦度の個別の変化に対して対処し得ず、又、前記
特開昭60−12213号公報の方法では、平坦度を十
分に制御することは不可能である。
【0009】又、従来技術では圧延材平坦度の不良か
ら、圧延材に片伸びが発生して、操業性の悪化、更には
破断等が発生する恐れがある。
ら、圧延材に片伸びが発生して、操業性の悪化、更には
破断等が発生する恐れがある。
【0010】本発明は、前記従来の問題点を解消すべく
なされたもので、ワークサイド及びドライブサイドにお
ける圧延材のエッジドロップ量を独立して制御可能とす
ると共に、ロールシフトに伴う圧延材平坦度の悪化を確
実に防止し得る圧延機のエッジドロップ制御方法を提供
することを課題とする。
なされたもので、ワークサイド及びドライブサイドにお
ける圧延材のエッジドロップ量を独立して制御可能とす
ると共に、ロールシフトに伴う圧延材平坦度の悪化を確
実に防止し得る圧延機のエッジドロップ制御方法を提供
することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、テーパ付ワー
クロールを圧延材の幅方向にシフトさせる手段、ワーク
ロールのベンディングを制御するための手段、及び圧下
レベリングを制御するための手段が設けられた圧延機に
おいて、当該ワークロールをシフトさせて圧延材のエッ
ジドロップ量を制御する際に、圧延機出側にエッジドロ
ップ計を設け、該エッジドロップ計でワークサイド及び
ドライブサイドの各々のエッジドロップ量を測定し、ワ
ークサイド及びドライブサイドの各々における、エッジ
ドロップ量の測定値と目標値との差に基づき、上、下の
ワークロールのシフト位置を修正し、ワークロールのシ
フト位置の修正により生じる圧延材形状変化を、ワーク
サイド及びドライブサイドの各々におけるワークロール
のベンダ力及び圧下レベリングにより補正することによ
り、前記課題を解決するものである。
クロールを圧延材の幅方向にシフトさせる手段、ワーク
ロールのベンディングを制御するための手段、及び圧下
レベリングを制御するための手段が設けられた圧延機に
おいて、当該ワークロールをシフトさせて圧延材のエッ
ジドロップ量を制御する際に、圧延機出側にエッジドロ
ップ計を設け、該エッジドロップ計でワークサイド及び
ドライブサイドの各々のエッジドロップ量を測定し、ワ
ークサイド及びドライブサイドの各々における、エッジ
ドロップ量の測定値と目標値との差に基づき、上、下の
ワークロールのシフト位置を修正し、ワークロールのシ
フト位置の修正により生じる圧延材形状変化を、ワーク
サイド及びドライブサイドの各々におけるワークロール
のベンダ力及び圧下レベリングにより補正することによ
り、前記課題を解決するものである。
【0012】
【作用】以下、本発明の原理を説明する。
【0013】まず、圧延機におけるワークサイド、ドラ
イブサイドの各々のエッジドロップ量測定値dws 、dds
を次式(1)のように定義する。
イブサイドの各々のエッジドロップ量測定値dws 、dds
を次式(1)のように定義する。
【0014】
【数1】 但し、hcws、hcds;ワークサイド、ドライブサイドの各
エッジから距離c の位置における各板厚測定値、 hews、heds;ワークサイド、ドライブサイドの各エッジ
から距離e の位置における各板厚測定値である。
エッジから距離c の位置における各板厚測定値、 hews、heds;ワークサイド、ドライブサイドの各エッジ
から距離e の位置における各板厚測定値である。
【0015】又、ワークサイド、ドライブサイドの各エ
ッジドロップを制御するための各ワークロールのシフト
操作量ΔWRSδws、ΔWRSδdsは、次式(2)で決
定する。
ッジドロップを制御するための各ワークロールのシフト
操作量ΔWRSδws、ΔWRSδdsは、次式(2)で決
定する。
【0016】
【数2】
【0017】但し、f1、f2は関数であることを表示し、
この(2)式の関数は、実験や数値計算により決定す
る。又、dws ′、dds ′は、ワークサイド、ドライブサ
イドのエッジドロップ量目標値である。
この(2)式の関数は、実験や数値計算により決定す
る。又、dws ′、dds ′は、ワークサイド、ドライブサ
イドのエッジドロップ量目標値である。
【0018】前記(2)式により、ワークロールをシフ
トさせたときの、ワークサイド、ドライブサイドの各圧
延材幅方向の伸び率変化量Δβws、Δβdsは、次式
(3)で表わされる。
トさせたときの、ワークサイド、ドライブサイドの各圧
延材幅方向の伸び率変化量Δβws、Δβdsは、次式
(3)で表わされる。
【0019】
【数3】
【0020】但し、f3、f4は関数であることを示し、こ
の(3)式の関数は、実験や数値計算により決定する。
の(3)式の関数は、実験や数値計算により決定する。
【0021】この伸び率変化量Δβws、Δβdsを修正す
るようなワークロールベンダ力修正量ΔF、圧下レベリ
ング修正量ΔSLは次式(4)で決定できる。
るようなワークロールベンダ力修正量ΔF、圧下レベリ
ング修正量ΔSLは次式(4)で決定できる。
【0022】
【数4】
【0023】但し、f5、f6は関数であることを示し、こ
の(4)式の関数は、実験や数値計算により決定する。
の(4)式の関数は、実験や数値計算により決定する。
【0024】以上のように(4)式で決定したワークロ
ールベンダ力修正量ΔF、圧下レベリング修正量ΔSL
に従って圧延機のワークロールのベンディング及び圧下
レベリングを制御することにより、前記ワークロールシ
フトにより生ずる圧延材形状変化、例えば板端部伸び率
変化量を修正することができる。従って、平坦度の悪化
及びそれに伴う操業トラブルを発生させることなく、ワ
ークサイド、ドライブサイドのエッジドロップ量を均一
に制御することが可能となる。
ールベンダ力修正量ΔF、圧下レベリング修正量ΔSL
に従って圧延機のワークロールのベンディング及び圧下
レベリングを制御することにより、前記ワークロールシ
フトにより生ずる圧延材形状変化、例えば板端部伸び率
変化量を修正することができる。従って、平坦度の悪化
及びそれに伴う操業トラブルを発生させることなく、ワ
ークサイド、ドライブサイドのエッジドロップ量を均一
に制御することが可能となる。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0026】この実施例は、図1に示すような構成の、
エッジドロップ制御系を備えた圧延機である。図1の圧
延機には、上、下のワークロール2A、2Bがそれぞれ
独立に鋼板5の幅方向にシフト可能とされている。当該
ワークロール2A、2Bの更に上下方向には圧下力を加
えるための上、下のバックアップロール1A、1Bが設
けられている。なお、前記圧延機の正面から見た構成は
例えば前出図2と同様である。
エッジドロップ制御系を備えた圧延機である。図1の圧
延機には、上、下のワークロール2A、2Bがそれぞれ
独立に鋼板5の幅方向にシフト可能とされている。当該
ワークロール2A、2Bの更に上下方向には圧下力を加
えるための上、下のバックアップロール1A、1Bが設
けられている。なお、前記圧延機の正面から見た構成は
例えば前出図2と同様である。
【0027】前記鋼板5は、ペイオフリール3から巻き
出されてワークロール2A、2B間に噛み込まれて圧延
され、圧延後に後流のテンションリール4に巻き取られ
る。
出されてワークロール2A、2B間に噛み込まれて圧延
され、圧延後に後流のテンションリール4に巻き取られ
る。
【0028】又、前記ワークロール2A、2Bの後流側
には、鋼板5のワークサイド、ドライブサイドのエッジ
ドロップ量dws 、dds を測定するためのエッジドロップ
計6が設けられている。当該エッジドロップ計6で測定
されたエッジドロップ量は、エッジドロップ制御装置7
に入力される。
には、鋼板5のワークサイド、ドライブサイドのエッジ
ドロップ量dws 、dds を測定するためのエッジドロップ
計6が設けられている。当該エッジドロップ計6で測定
されたエッジドロップ量は、エッジドロップ制御装置7
に入力される。
【0029】前記エッジドロップ制御装置7は、入力さ
れた各エッジドロップ量測定値dws、dds に基づき、前
出(2)式に基づきワークロールシフト操作量(ΔWR
Sδws、ΔWRSδds)を決定し、ワークロールシフト
位置制御装置9に入力する。
れた各エッジドロップ量測定値dws、dds に基づき、前
出(2)式に基づきワークロールシフト操作量(ΔWR
Sδws、ΔWRSδds)を決定し、ワークロールシフト
位置制御装置9に入力する。
【0030】前記ワークロールシフト位置制御装置9
は、この入力されたシフト操作量に基づき、ワークロー
ル2A、2Bを鋼板5の幅方向にシフトさせるものであ
る。
は、この入力されたシフト操作量に基づき、ワークロー
ル2A、2Bを鋼板5の幅方向にシフトさせるものであ
る。
【0031】又、前記エッジドロップ制御装置7は、ワ
ークロールをシフトをさせたときのワークサイド、ドラ
イブサイドの板端部伸び率変化量Δβws、Δβdsを前出
(3)式に基づき求め、その伸び率変化量Δβws、Δβ
dsを補正するワークロールベンダ力修正量ΔF、圧下レ
ベリング修正量ΔSLを決定するものである。決定した
圧下レベリング修正量ΔSLを油圧圧下制御装置8へ、
前記ワークロールベンダ力修正量ΔFをベンダ制御装置
10に入力する。
ークロールをシフトをさせたときのワークサイド、ドラ
イブサイドの板端部伸び率変化量Δβws、Δβdsを前出
(3)式に基づき求め、その伸び率変化量Δβws、Δβ
dsを補正するワークロールベンダ力修正量ΔF、圧下レ
ベリング修正量ΔSLを決定するものである。決定した
圧下レベリング修正量ΔSLを油圧圧下制御装置8へ、
前記ワークロールベンダ力修正量ΔFをベンダ制御装置
10に入力する。
【0032】前記油圧圧下制御装置8は、前記入力され
た圧下レベリング修正量ΔSLに従ってワークロール2
A、2Bの圧下位置を制御するものである。又、前記ベ
ンダ制御装置10は、前記入力されたワークロールベン
ダ力修正量ΔFに従ってワークロール2A、2Bのベン
ディングを制御するものである。
た圧下レベリング修正量ΔSLに従ってワークロール2
A、2Bの圧下位置を制御するものである。又、前記ベ
ンダ制御装置10は、前記入力されたワークロールベン
ダ力修正量ΔFに従ってワークロール2A、2Bのベン
ディングを制御するものである。
【0033】以下、実施例の作用を説明する。
【0034】なお、以下においては、エッジドロップ量
測定値等や前記(1)〜(4)式について具体的な数
値、数式を示して説明するが、これは一例であり、本発
明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。
測定値等や前記(1)〜(4)式について具体的な数
値、数式を示して説明するが、これは一例であり、本発
明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。
【0035】まず、圧延機出側に設置したエッジドロッ
プ計6により、ワークサイド、ドライブサイドのエッジ
ドロップ量dws 、dds を測定する。実施例では、(1)
式において、エッジよりc =50mmでの位置で測定され
た板厚測定値hcws、hcdsと、エッジよりe =10mmの位
置で測定された板厚hews、hedsをとから各エッジドロッ
プ量dws 、dds を求め測定値としている。
プ計6により、ワークサイド、ドライブサイドのエッジ
ドロップ量dws 、dds を測定する。実施例では、(1)
式において、エッジよりc =50mmでの位置で測定され
た板厚測定値hcws、hcdsと、エッジよりe =10mmの位
置で測定された板厚hews、hedsをとから各エッジドロッ
プ量dws 、dds を求め測定値としている。
【0036】前記エッジドロップ計6は、この測定値dw
s 、dds をエッジドロップ制御装置7に入力する。
s 、dds をエッジドロップ制御装置7に入力する。
【0037】該エッジドロップ制御装置7は、前出
(2)式の一例としての次式(5)により、ワークサイ
ド、ドライブサイドのワークロールシフト操作量ΔWR
Sδws、ΔWRSδdsを決定し、ワークロールシフト位
置制御装置9へ入力する。
(2)式の一例としての次式(5)により、ワークサイ
ド、ドライブサイドのワークロールシフト操作量ΔWR
Sδws、ΔWRSδdsを決定し、ワークロールシフト位
置制御装置9へ入力する。
【0038】
【数5】
【0039】又、エッジドロップ制御装置7は、ワーク
ロールのシフト操作を行ったときの、ワークサイド、ド
ライブサイドの圧延材幅方向端部伸び率変化量Δβws、
Δβdsを、前出(3)の一例としての次式(6)で求め
る。
ロールのシフト操作を行ったときの、ワークサイド、ド
ライブサイドの圧延材幅方向端部伸び率変化量Δβws、
Δβdsを、前出(3)の一例としての次式(6)で求め
る。
【0040】
【数6】
【0041】更に、前出(4)式の一例としての次式
(7)により、これらの変化量Δβws、Δβdsを補正す
るワークロールベンダ力修正量ΔF、圧下レベリング修
正量ΔSLを求める。
(7)により、これらの変化量Δβws、Δβdsを補正す
るワークロールベンダ力修正量ΔF、圧下レベリング修
正量ΔSLを求める。
【0042】
【数7】
【0043】このようにして求めた圧下レベリング修正
量ΔSLを油圧圧下制御装置8へ入力して、圧下レベリ
ングを修正すると共に、ワークロールベンダ力修正量Δ
Fをベンダ制御装置10へ入力して、ワークロール2
A、2Bのベンダ力を修正する。これにより、ワークロ
ールシフトに伴う鋼板5幅方向端部の平坦度変化を最小
にする。
量ΔSLを油圧圧下制御装置8へ入力して、圧下レベリ
ングを修正すると共に、ワークロールベンダ力修正量Δ
Fをベンダ制御装置10へ入力して、ワークロール2
A、2Bのベンダ力を修正する。これにより、ワークロ
ールシフトに伴う鋼板5幅方向端部の平坦度変化を最小
にする。
【0044】なお、前記実施例では圧延材の一例として
鋼板を挙げエッジドロップを制御していたが、本発明を
実施する際の対象となる圧延材は鋼板に限定されるもの
ではない。
鋼板を挙げエッジドロップを制御していたが、本発明を
実施する際の対象となる圧延材は鋼板に限定されるもの
ではない。
【0045】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、ワ
ークサイド、ドライブサイドのエッジドロップ量を独立
に制御可能とすると共に、ロールシフトに伴う圧延材幅
方向端部の平坦度変化を適切に修正し得るため、圧延材
に平坦度の悪化及び、それに伴う操業トラブルを未然に
防止しつつ、ワークサイド、ドライブサイドのエッジド
ロップ量を圧延材長手方向にわたって均一に制御し得る
という優れた効果が得られる。
ークサイド、ドライブサイドのエッジドロップ量を独立
に制御可能とすると共に、ロールシフトに伴う圧延材幅
方向端部の平坦度変化を適切に修正し得るため、圧延材
に平坦度の悪化及び、それに伴う操業トラブルを未然に
防止しつつ、ワークサイド、ドライブサイドのエッジド
ロップ量を圧延材長手方向にわたって均一に制御し得る
という優れた効果が得られる。
【図1】図1は、本発明の実施例に係る圧延機のエッジ
ドロップ制御系の全体構成を示す、一部ブロック図を含
む配置図である。
ドロップ制御系の全体構成を示す、一部ブロック図を含
む配置図である。
【図2】図2は、テーパ付ワークロールをシフトさせて
圧延材のエッジドロップを制御する圧延機の一般的構成
例を示す一部断面図を含む正面図である。
圧延材のエッジドロップを制御する圧延機の一般的構成
例を示す一部断面図を含む正面図である。
1A、1B…バックアップロール、 2A、2B…ワークロール、 3…ペイオフリール、 4…テンションリール、 5…圧延材(鋼板)、 6…エッジドロップ計、 7…エッジドロップ制御装置、 8…油圧圧下制御装置、 9…ワークロールシフト位置制御装置、 10…ベンダ制御装置。
Claims (1)
- 【請求項1】テーパ付ワークロールを圧延材の幅方向に
シフトさせるための手段、ワークロールのベンディング
を制御するための手段、及び、圧下レベリングを制御す
るための手段が設けられた圧延機において、当該ワーク
ロールをシフトさせて圧延材のエッジドロップ量を制御
する際に、 圧延機出側にエッジドロップ計を設け、 該エッジドロップ計により圧延材のワークサイド及びド
ライブサイドの各々のエッジドロップ量を測定し、 ワークサイド及びドライブサイドの各々におけるエッジ
ドロップ量の測定値と目標値との差に基づき、上、下の
ワークロールのシフト位置を修正し、 ワークロールのシフト位置の修正により生じる圧延材の
形状変化を、ワークサイド及びドライブサイドの各々に
おけるワークロールのベンディング及び圧下レベリング
の制御により補正することを特徴とする圧延機のエッジ
ドロップ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3145593A JP2510049B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 圧延機のエッジドロップ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3145593A JP2510049B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 圧延機のエッジドロップ制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04344814A JPH04344814A (ja) | 1992-12-01 |
JP2510049B2 true JP2510049B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=15388671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3145593A Expired - Fee Related JP2510049B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 圧延機のエッジドロップ制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510049B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69710817T2 (de) * | 1996-07-18 | 2002-11-14 | Kawasaki Steel Corp., Kobe | Walzverfahren und Walzwerk für Band zur Reduzierung der Kantenanschärfung |
JP7327332B2 (ja) * | 2020-09-18 | 2023-08-16 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | エッジドロップ制御装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58205606A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-11-30 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 圧延板形状制御装置 |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP3145593A patent/JP2510049B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04344814A (ja) | 1992-12-01 |
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