JP2509885Y2 - プリンタのプラテン退避装置 - Google Patents

プリンタのプラテン退避装置

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JP2509885Y2
JP2509885Y2 JP7631391U JP7631391U JP2509885Y2 JP 2509885 Y2 JP2509885 Y2 JP 2509885Y2 JP 7631391 U JP7631391 U JP 7631391U JP 7631391 U JP7631391 U JP 7631391U JP 2509885 Y2 JP2509885 Y2 JP 2509885Y2
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platen
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JP7631391U
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勝一 笹原
孝夫 酒井
栄 小柏
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はプリンタのプラテン退避
装置に係わり、特に、スプロケット孔付連続複写紙に印
字するプリンタのヘッドギャップを可変するものに用い
て好適なものである。
【0002】
【従来の技術】スプロケット孔付連続複写紙に印字する
ためのプリンタにおいては、ヘッドギャップ、すなわ
ち、プラテンと印字ヘッドとの間隔を調整するために、
従来より種々の装置が提案されている。図5は、従来の
プリンタヘッドギャップ調整機構の概略図である。図5
において、用紙18をセットする時は、紙厚検出センサ
19によって紙厚を測定するとともに、測定した紙厚を
紙厚記憶装置20に記憶しておき、上記記憶させたデー
タに基いてモータ21を動作させる。これにより、ギヤ
22,23,2,24,5およびコントロールカム6が
駆動し、プラテン8を印字ヘッド4の方向に移動させる
ので、それぞれの紙厚に合った隙間(ヘッドギャップ)
が設定される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、以上に述べた
ヘッドギャップ調整機構の場合には、図6のように厚手
の複写紙18が通過する場合、用紙のミシン目部25が
突出しているため、印字ヘッド下部26やプラテン下部
27などに上記ミシン目部25が衝突してしまうことが
ある。この場合、用紙走行負荷が瞬発的に大きくなり、
用紙ジャムを引き起こすという問題点があった。本考案
は上述の問題点に鑑み、ミシン目部分がヘッドギャップ
間をスムースに通過できるようにすることを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のプリンタのプラ
テン退避装置は、プラテンと印字ヘッドとの間を走行さ
せられながら上記印字ヘッドによりその表面に印字情報
が印刷される印字用紙の走行長を検出する走行長検出セ
ンサと、上記プラテンを上記印字ヘッドに対して後退さ
せ、上記プラテンと上記印字ヘッドとの間の距離を拡大
させるようにするプラテン退避機構と、上記印字用紙に
おけるミシン目とミシン目との間の長さを記憶しておく
ための用紙長記憶装置と、上記用紙長記憶装置に記憶さ
れているデータ、および上記走行長検出センサから与え
られる用紙走行データに基いて上記用紙のミシン目部分
が上記プラテンと印字ヘッドとの間に差し掛かることを
検出し、このときに上記プラテン退避機構を動作させて
上記プラテンを退避させてヘッドギャップを拡大させる
退避機構制御装置とを具備している。
【0005】
【作用】用紙の走行長を検出するセンサを設けるととも
に、上記用紙のミシン目からミシン目迄の長さを記憶す
る記憶装置を設け、上記走行長検出センサから出力され
る用紙の走行情報と上記用紙長記憶装置に記憶されてい
る用紙の長さ情報とに基き、上記用紙のミシン目部分が
上記印字ヘッドとプラテンとの間に差し掛かるタイミン
グを検出し、上記ミシン目がヘッドギャップ間を通過す
るときには上記プラテンと印字ヘッドとの間隔を拡大さ
せるようにする。
【0006】
【実施例】図1は、本考案の一実施例を示すプリンタの
プラテン退避装置の要部構成図である。図1において、
13はプラテン8と印字ヘッド4との間を走行させられ
ながら上記印字ヘッド4によりその表面に印字情報が印
刷される印字用紙18の走行長を検出するための走行長
検出センサであり、これは図2のプリンタの要部機構説
明図に示すように、トラクタアッセンブリ14上に取り
付けられている。本実施例においては、走行長検出セン
サ13として、印字用紙18の両側に形成されているス
プロケット孔18aの数を検出するセンサを用いた例を
示している。
【0007】次いで、15はプリンタ制御装置であり、
これは用紙長記憶装置15aと退避機構制御装置15b
とにより構成されている。用紙長記憶装置15aは、用
紙18の種類によって定まるミシン目部25からミシン
目部25までの距離(長さ)を記憶しておくためのもの
であり、ここに記憶されている情報が退避機構制御装置
15bに供給される。
【0008】退避機構制御装置15bは、用紙長記憶装
置15aから供給される用紙18の長さ、すなわち、ミ
シン目部25間での長さ情報と走行長検出センサ13か
ら与えられる用紙18の走行情報とに基いて、ミシン目
部25が印字ヘッド4とプラテン8との間に差し掛かる
ことを検出する。そして、ミシン目部25が印字ヘッド
4とプラテン8との間に差し掛かる前にプラテン退避機
構12を制御し、印字ヘッド4とプラテン8との間隙、
すなわち、ギャップGを拡大させるようにしている。
【0009】次に、本実施例のプリンタのプラテン退避
装置が設けられているプリンタの動作を説明する。図2
に示したように、プレート1はギヤ2のポスト2a上に
回動自在に支持されていて、スプリング3により印字ヘ
ッド4の方向とは逆の方向に引っ張られている。プレー
ト1には中心軸7が突設されており、この中心軸7上に
ギヤ5,コントロールカム6などが取り付けられてい
て、これらのギヤ5,コントロールカム6およびプラテ
ン8などはプレート1とともに移動する。また、長辺と
短辺とからなる鉤状のプレート9がポスト10を中心に
回動自在に配設されていて、常時はその先端部でプレー
ト1の先端部1aをロックした状態で、スプリング11
により印字ヘッド4と逆方向に引っ張られている。
【0010】また、制御装置15によりその回転がコン
トロールされるモータ16にカム17が装着され、この
カム17によりプレート1,9を移動させてプレート9
の先端部にてロックしたり、またはロックされているも
のをアンロックしたりするのに十分なトルクと適当なリ
フト量が設定されている。
【0011】このように構成された本実施例のプリンタ
のプラテン退避装置は、次のように動作してミシン目部
25が印字ヘッド下部26やプラテン下部27に当接す
るのを防止する。すなわち、先ず、用紙長記憶装置15
aに用紙縦方向長さ、つまり、ミシン目部25からミシ
ン目部25までの長さを記憶させておく。次に、用紙1
8をセットし、紙厚検出センサ19によって用紙18の
紙厚を測定し、これを紙厚記憶装置20に記憶させると
ともに、上記紙厚に応じてモータ21を動作させる。
【0012】モータ21が駆動されると、ギヤ22,2
3,2,24,5およびコントロールカム6が順次回動
してプラテン8を印字ヘッド4方向に移動させ、それぞ
れの紙厚に合った間隙で印字して行く。そして、印字が
行われている間は、用紙の走行長検出センサ13により
用紙の走行長が検出されて退避機構制御装置15bに与
えられる。上述したように退避機構制御装置15bは走
行長検出センサ13から与えられるデータと、用紙長記
憶装置15aに記憶されているデータとを比較し、走行
長検出センサ13から与えられるデータが用紙長記憶装
置15aに予め記憶させておいた大きさになった場合、
すなわち、用紙ミシン目部25が印字ヘッド4とプラテ
ン8との間に差し掛かるタイミングになった時に、モー
タ16を駆動してプラテン退避機構12を動作させる。
これにより、カム17が回転してプレート9が回動させ
られる。
【0013】プレート9が回動させられることにより、
プレート9の先端部によるプレート1の先端部1aのロ
ックが解除されるので、プレート1上に取り付けられて
いるプラテン8は印字ヘッド4に対して遠ざかる方向に
移動する。これにより、プラテン8と印字ヘッド4との
間隔、すなわち、ヘッドギャップGは広くなり、用紙の
ミシン目部25が印字ヘッド下部26およびプラテン下
部27に衝突することなく通過できるようになる。
【0014】したがって、上記ミシン目部25が印字ヘ
ッド下部26およびプラテン下部27に衝突することに
より、ミシン目部25部分が破れたり、或いはミシン目
部25部分にリボン汚れが発生したりする不都合を防止
することができる。また、ヘッドギャップGが拡大する
ので、ミシン目部25部分がこの間を通りやすくなり、
ペーパージャムが生じたり、印字ヘッドやリボンプロテ
クタによりミシン目部25を引っ掛けたりするのを大幅
に少なくすることができる。したがって、従来は使用す
ることができなかった用紙であっても良好に使用するこ
とができるようになり、使用可能な用紙の種類を大幅に
増やして使い勝手を向上させることができる。
【0015】ミシン目部25が印字ヘッド4とプラテン
8との間を通過したときには、それが走行長検出センサ
13により検出されるので、退避機構制御装置15bの
制御によりモータ16,カム17が再び動作させられ
る。これにより、プレート1が回動させられることにな
り、プレート9の先端部によりプレート1の先端部が再
びロック状態とされることにより、図2に示したように
カム17がプレート1に触れない位置でストップされて
印字状態となる。
【0016】なお、上記実施例においては、用紙18の
走行長を検出するためにスプロケット孔18aの数をカ
ウントするセンサを用いた例を示したが、上記センサ1
3としてはこの外に種々の走行長検出センサを用いるこ
とができる。例えば、用紙18の回転に伴って回転する
ローラを設け、上記ローラの回転数を検出することによ
り走行長を検出するセンサを用いても、上記実施例と同
様に動作させることができる。
【0017】
【考案の効果】本考案は上述したように、用紙の走行長
を検出するセンサを設けるとともに、印字している用紙
のミシン目からミシン目迄の長さを記憶しておく記憶装
置を設け、上記走行長検出センサから出力される用紙の
走行情報と上記用紙長記憶装置に記憶されている用紙の
長さ情報とに基き、上記用紙のミシン目部分が上記印字
ヘッドとプラテンとの間に差し掛かるときには上記プラ
テンと印字ヘッドとの間隔を拡大するようにしたので、
上記ミシン目が多少大きい場合でもヘッドギャップ間を
スムースに通過させることができ、従来のようにミシン
目部分が印字ヘッドの下部やプラテンの下部などに引っ
掛かる不都合を確実に防止することができる。したがっ
て、ミシン目部分が破れたり、或いはミシン目部分にリ
ボン汚れが発生したりする不都合を減少させることがで
きる。また、ミシン目部分がヘッドギャップの間を通り
やすくなるので、ペーパージャムが生じたり、印字ヘッ
ドやリボンプロテクタにミシン目部が引っ掛かったりす
るのを大幅に少なくすることができる。したがって、従
来は使用することができなかった用紙であっても良好に
使用できるようになり、使用可能な用紙の種類を大幅に
増やして使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すプリンタのプラテン退
避装置の要部構成図である。
【図2】プリンタのプラテン退避装置を配設したプリン
タの要部機構説明図である。
【図3】走行長検出センサの取り付け状態説明図であ
り、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】ミシン目部分が通過するときのヘッドギャップ
状態説明図である。
【図5】従来のヘッドギャップ調整機構の概略構成図で
ある。
【図6】ミシン目部分がヘッドギャップを通過するとき
の状態を説明するための図である。
【符号の説明】
4 印字ヘッド 8 プラテン 12 プラテン退避機構 13 走行長検出センサ 15a 用紙長記憶装置 15b 退避機構制御装置 18 用紙 25 ミシン目部 26 印字ヘッド下部 27 プラテン下部 G ヘッドギャップ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンと印字ヘッドとの間を走行させ
    られながら上記印字ヘッドによりその表面に印字情報が
    印刷される印字用紙の走行長を検出する走行長検出セン
    サと、 上記プラテンを上記印字ヘッドに対して後退させ、上記
    プラテンと上記印字ヘッドとの間の距離を拡大させるよ
    うにするプラテン退避機構と、 上記印字用紙におけるミシン目とミシン目との間の長さ
    を記憶しておくための用紙長記憶装置と、 上記用紙長記憶装置に記憶されているデータ、および上
    記走行長検出センサから与えられる用紙走行データに基
    いて上記用紙のミシン目部分が上記プラテンと印字ヘッ
    ドとの間に差し掛かることを検出し、このときに上記プ
    ラテン退避機構を動作させて上記プラテンを退避させて
    ヘッドギャップを拡大させる退避機構制御装置とを具備
    することを特徴とするプリンタのプラテン退避装置。
JP7631391U 1991-08-27 1991-08-27 プリンタのプラテン退避装置 Expired - Lifetime JP2509885Y2 (ja)

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