JPH0518843U - プリンタのプラテン退避装置 - Google Patents

プリンタのプラテン退避装置

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JPH0518843U
JPH0518843U JP7631391U JP7631391U JPH0518843U JP H0518843 U JPH0518843 U JP H0518843U JP 7631391 U JP7631391 U JP 7631391U JP 7631391 U JP7631391 U JP 7631391U JP H0518843 U JPH0518843 U JP H0518843U
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JP7631391U
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勝一 笹原
孝夫 酒井
栄 小柏
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 ミシン目部分がプラテンと印字ヘッドとの間をスムース
に通過できるようにする。 【目的】 【構成】 用紙18の走行長を検出するセンサ13を設
けるとともに、上記用紙18のミシン目部25からミシ
ン目部25迄の長さを記憶する用紙長記憶装置15aを
設け、上記走行長検出センサ13から出力される用紙1
8の走行情報と上記用紙長記憶装置15aに記憶されて
いる用紙18の長さ情報とに基き、上記用紙18のミシ
ン目部25の部分が上記印字ヘッド4とプラテン8との
間に差し掛かるタイミングを検出し、上記ミシン目部2
5が通過するときには上記プラテン8と印字ヘッド4と
の間隔を拡大させるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプリンタのプラテン退避装置に係わり、特に、スプロケット孔付連続 複写紙に印字するプリンタのヘッドギャップを可変するものに用いて好適なもの である。
【0002】
【従来の技術】
スプロケット孔付連続複写紙に印字するためのプリンタにおいては、ヘッドギ ャップ、すなわち、プラテンと印字ヘッドとの間隔を調整するために、従来より 種々の装置が提案されている。 図5は、従来のプリンタヘッドギャップ調整機構の概略図である。図5におい て、用紙18をセットする時は、紙厚検出センサ19によって紙厚を測定すると ともに、測定した紙厚を紙厚記憶装置20に記憶しておき、上記記憶させたデー タに基いてモータ21を動作させる。これにより、ギヤ22,23,2,24, 5およびコントロールカム6が駆動し、プラテン8を印字ヘッド4の方向に移動 させるので、それぞれの紙厚に合った隙間(ヘッドギャップ)が設定される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、以上に述べたヘッドギャップ調整機構の場合には、図6のように厚手 の複写紙18が通過する場合、用紙のミシン目部25が突出しているため、印字 ヘッド下部26やプラテン下部27などに上記ミシン目部25が衝突してしまう ことがある。この場合、用紙走行負荷が瞬発的に大きくなり、用紙ジャムを引き 起こすという問題点があった。 本考案は上述の問題点に鑑み、ミシン目部分がヘッドギャップ間をスムースに 通過できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のプリンタのプラテン退避装置は、プラテンと印字ヘッドとの間を走行 させられながら上記印字ヘッドによりその表面に印字情報が印刷される印字用紙 の走行長を検出する走行長検出センサと、上記プラテンを上記印字ヘッドに対し て後退させ、上記プラテンと上記印字ヘッドとの間の距離を拡大させるようにす るプラテン退避機構と、上記印字用紙におけるミシン目とミシン目との間の長さ を記憶しておくための用紙長記憶装置と、上記用紙長記憶装置に記憶されている データ、および上記走行長検出センサから与えられる用紙走行データに基いて上 記用紙のミシン目部分が上記プラテンと印字ヘッドとの間に差し掛かることを検 出し、このときに上記プラテン退避機構を動作させて上記プラテンを退避させて ヘッドギャップを拡大させる退避機構制御装置とを具備している。
【0005】
【作用】
用紙の走行長を検出するセンサを設けるとともに、上記用紙のミシン目からミ シン目迄の長さを記憶する記憶装置を設け、上記走行長検出センサから出力され る用紙の走行情報と上記用紙長記憶装置に記憶されている用紙の長さ情報とに基 き、上記用紙のミシン目部分が上記印字ヘッドとプラテンとの間に差し掛かるタ イミングを検出し、上記ミシン目がヘッドギャップ間を通過するときには上記プ ラテンと印字ヘッドとの間隔を拡大させるようにする。
【0006】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例を示すプリンタのプラテン退避装置の要部構成図で ある。 図1において、13はプラテン8と印字ヘッド4との間を走行させられながら 上記印字ヘッド4によりその表面に印字情報が印刷される印字用紙18の走行長 を検出するための走行長検出センサであり、これは図2のプリンタの要部機構説 明図に示すように、トラクタアッセンブリ14上に取り付けられている。本実施 例においては、走行長検出センサ13として、印字用紙18の両側に形成されて いるスプロケット孔18aの数を検出するセンサを用いた例を示している。
【0007】 次いで、15はプリンタ制御装置であり、これは用紙長記憶装置15aと退避 機構制御装置15bとにより構成されている。用紙長記憶装置15aは、用紙1 8の種類によって定まるミシン目部25からミシン目部25までの距離(長さ) を記憶しておくためのものであり、ここに記憶されている情報が退避機構制御装 置15bに供給される。
【0008】 退避機構制御装置15bは、用紙長記憶装置15aから供給される用紙18の 長さ、すなわち、ミシン目部25間での長さ情報と走行長検出センサ13から与 えられる用紙18の走行情報とに基いて、ミシン目部25が印字ヘッド4とプラ テン8との間に差し掛かることを検出する。そして、ミシン目部25が印字ヘッ ド4とプラテン8との間に差し掛かる前にプラテン退避機構12を制御し、印字 ヘッド4とプラテン8との間隙、すなわち、ギャップGを拡大させるようにして いる。
【0009】 次に、本実施例のプリンタのプラテン退避装置が設けられているプリンタの動 作を説明する。 図2に示したように、プレート1はギヤ2のポスト2a上に回動自在に支持さ れていて、スプリング3により印字ヘッド4の方向とは逆の方向に引っ張られて いる。 プレート1には中心軸7が突設されており、この中心軸7上にギヤ5,コント ロールカム6などが取り付けられていて、これらのギヤ5,コントロールカム6 およびプラテン8などはプレート1とともに移動する。 また、長辺と短辺とからなる鉤状のプレート9がポスト10を中心に回動自在 に配設されていて、常時はその先端部でプレート1の先端部1aをロックした状 態で、スプリング11により印字ヘッド4と逆方向に引っ張られている。
【0010】 また、制御装置15によりその回転がコントロールされるモータ16にカム1 7が装着され、このカム17によりプレート1,9を移動させてプレート9の先 端部にてロックしたり、またはロックされているものをアンロックしたりするの に十分なトルクと適当なリフト量が設定されている。
【0011】 このように構成された本実施例のプリンタのプラテン退避装置は、次のように 動作してミシン目部25が印字ヘッド下部26やプラテン下部27に当接するの を防止する。 すなわち、先ず、用紙長記憶装置15aに用紙縦方向長さ、つまり、ミシン目 部25からミシン目部25までの長さを記憶させておく。次に、用紙18をセッ トし、紙厚検出センサ19によって用紙18の紙厚を測定し、これを紙厚記憶装 置20に記憶させるとともに、上記紙厚に応じてモータ21を動作させる。
【0012】 モータ21が駆動されると、ギヤ22,23,2,24,5およびコントロー ルカム6が順次回動してプラテン8を印字ヘッド4方向に移動させ、それぞれの 紙厚に合った間隙で印字して行く。 そして、印字が行われている間は、用紙の走行長検出センサ13により用紙の 走行長が検出されて退避機構制御装置15bに与えられる。上述したように退避 機構制御装置15bは走行長検出センサ13から与えられるデータと、用紙長記 憶装置15aに記憶されているデータとを比較し、走行長検出センサ13から与 えられるデータが用紙長記憶装置15aに予め記憶させておいた大きさになった 場合、すなわち、用紙ミシン目部25が印字ヘッド4とプラテン8との間に差し 掛かるタイミングになった時に、モータ16を駆動してプラテン退避機構12を 動作させる。これにより、カム17が回転してプレート9が回動させられる。
【0013】 プレート9が回動させられることにより、プレート9の先端部によるプレート 1の先端部1aのロックが解除されるので、プレート1上に取り付けられている プラテン8は印字ヘッド4に対して遠ざかる方向に移動する。これにより、プラ テン8と印字ヘッド4との間隔、すなわち、ヘッドギャップGは広くなり、用紙 のミシン目部25が印字ヘッド下部26およびプラテン下部27に衝突すること なく通過できるようになる。
【0014】 したがって、上記ミシン目部25が印字ヘッド下部26およびプラテン下部2 7に衝突することにより、ミシン目部25部分が破れたり、或いはミシン目部2 5部分にリボン汚れが発生したりする不都合を防止することができる。また、ヘ ッドギャップGが拡大するので、ミシン目部25部分がこの間を通りやすくなり 、ペーパージャムが生じたり、印字ヘッドやリボンプロテクタによりミシン目部 25を引っ掛けたりするのを大幅に少なくすることができる。したがって、従来 は使用することができなかった用紙であっても良好に使用することができるよう になり、使用可能な用紙の種類を大幅に増やして使い勝手を向上させることがで きる。
【0015】 ミシン目部25が印字ヘッド4とプラテン8との間を通過したときには、それ が走行長検出センサ13により検出されるので、退避機構制御装置15bの制御 によりモータ16,カム17が再び動作させられる。これにより、プレート1が 回動させられることになり、プレート9の先端部によりプレート1の先端部が再 びロック状態とされることにより、図2に示したようにカム17がプレート1に 触れない位置でストップされて印字状態となる。
【0016】 なお、上記実施例においては、用紙18の走行長を検出するためにスプロケッ ト孔18aの数をカウントするセンサを用いた例を示したが、上記センサ13と してはこの外に種々の走行長検出センサを用いることができる。例えば、用紙1 8の回転に伴って回転するローラを設け、上記ローラの回転数を検出することに より走行長を検出するセンサを用いても、上記実施例と同様に動作させることが できる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は上述したように、用紙の走行長を検出するセンサを設けるとともに、 印字している用紙のミシン目からミシン目迄の長さを記憶しておく記憶装置を設 け、上記走行長検出センサから出力される用紙の走行情報と上記用紙長記憶装置 に記憶されている用紙の長さ情報とに基き、上記用紙のミシン目部分が上記印字 ヘッドとプラテンとの間に差し掛かるときには上記プラテンと印字ヘッドとの間 隔を拡大するようにしたので、上記ミシン目が多少大きい場合でもヘッドギャッ プ間をスムースに通過させることができ、従来のようにミシン目部分が印字ヘッ ドの下部やプラテンの下部などに引っ掛かる不都合を確実に防止することができ る。したがって、ミシン目部分が破れたり、或いはミシン目部分にリボン汚れが 発生したりする不都合を減少させることができる。また、ミシン目部分がヘッド ギャップの間を通りやすくなるので、ペーパージャムが生じたり、印字ヘッドや リボンプロテクタにミシン目部が引っ掛かったりするのを大幅に少なくすること ができる。したがって、従来は使用することができなかった用紙であっても良好 に使用できるようになり、使用可能な用紙の種類を大幅に増やして使い勝手を向 上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すプリンタのプラテン退
避装置の要部構成図である。
【図2】プリンタのプラテン退避装置を配設したプリン
タの要部機構説明図である。
【図3】走行長検出センサの取り付け状態説明図であ
り、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】ミシン目部分が通過するときのヘッドギャップ
状態説明図である。
【図5】従来のヘッドギャップ調整機構の概略構成図で
ある。
【図6】ミシン目部分がヘッドギャップを通過するとき
の状態を説明するための図である。
【符号の説明】
4 印字ヘッド 8 プラテン 12 プラテン退避機構 13 走行長検出センサ 15a 用紙長記憶装置 15b 退避機構制御装置 18 用紙 25 ミシン目部 26 印字ヘッド下部 27 プラテン下部 G ヘッドギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小柏 栄 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンと印字ヘッドとの間を走行させ
    られながら上記印字ヘッドによりその表面に印字情報が
    印刷される印字用紙の走行長を検出する走行長検出セン
    サと、 上記プラテンを上記印字ヘッドに対して後退させ、上記
    プラテンと上記印字ヘッドとの間の距離を拡大させるよ
    うにするプラテン退避機構と、 上記印字用紙におけるミシン目とミシン目との間の長さ
    を記憶しておくための用紙長記憶装置と、 上記用紙長記憶装置に記憶されているデータ、および上
    記走行長検出センサから与えられる用紙走行データに基
    いて上記用紙のミシン目部分が上記プラテンと印字ヘッ
    ドとの間に差し掛かることを検出し、このときに上記プ
    ラテン退避機構を動作させて上記プラテンを退避させて
    ヘッドギャップを拡大させる退避機構制御装置とを具備
    することを特徴とするプリンタのプラテン退避装置。
JP7631391U 1991-08-27 1991-08-27 プリンタのプラテン退避装置 Expired - Lifetime JP2509885Y2 (ja)

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JPH0518843U true JPH0518843U (ja) 1993-03-09
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013169706A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Seiko Epson Corp 記録媒体の搬送制御方法およびプリンター

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JP2509885Y2 (ja) 1996-09-04

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