JP2508996Y2 - インク貯蔵型筆記具 - Google Patents
インク貯蔵型筆記具Info
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- JP2508996Y2 JP2508996Y2 JP1992078246U JP7824692U JP2508996Y2 JP 2508996 Y2 JP2508996 Y2 JP 2508996Y2 JP 1992078246 U JP1992078246 U JP 1992078246U JP 7824692 U JP7824692 U JP 7824692U JP 2508996 Y2 JP2508996 Y2 JP 2508996Y2
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- Japan
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- refill
- sharp
- tip
- pen tip
- ink
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はレフィルを用いるインク
貯蔵型筆記具に係り、特にフェルトペン等の繊維質ペン
先を有する筆記具に関する。
貯蔵型筆記具に係り、特にフェルトペン等の繊維質ペン
先を有する筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フェルトや合成繊維,獣毛等の繊
維質により形成されたペン先を有するインク貯蔵型の筆
記具が多用されている。これらの筆記具では、図5に示
すように、合成樹脂製の軸筒1内にインクを含浸した保
持体である中綿2を収納する一方、ペン先3を容器1の
先端に形成された貫通孔4に固定してその後端を中綿2
に没入させる構造を採っている。なお、容器1の後端に
はインクの漏出を防止する尾栓5が嵌合し、先端にはペ
ン先3を保護するキャップ6が装着される。これらの筆
記具では、インクが中綿2からペン先3の空隙内に一様
に浸透するため、比較的広い筆記幅での筆記が可能であ
る。繊維質のペン先を有する筆記具では、上述したよう
に筆記幅が広いためインクの消費量が多い。したがっ
て、その筆記距離は、金属製のペン先を有するものやボ
ールペン等に比べると、非常に短い。例えば、5mm幅
の直線を引く場合、一般的なサイズ(容器1の太さ)の
ものでは約100m〜140m程度の筆記距離しか得ら
れない。ところが、容器1やペン先3は、機械的強度が
要求される都合上、少なくとも1000m程度の筆記距
離に十分耐えるように設計されている。したがって、イ
ンクの消費のみにより全体を廃棄することは、資源の有
効利用や廃棄物処理の観点から甚だ問題となっていた。
維質により形成されたペン先を有するインク貯蔵型の筆
記具が多用されている。これらの筆記具では、図5に示
すように、合成樹脂製の軸筒1内にインクを含浸した保
持体である中綿2を収納する一方、ペン先3を容器1の
先端に形成された貫通孔4に固定してその後端を中綿2
に没入させる構造を採っている。なお、容器1の後端に
はインクの漏出を防止する尾栓5が嵌合し、先端にはペ
ン先3を保護するキャップ6が装着される。これらの筆
記具では、インクが中綿2からペン先3の空隙内に一様
に浸透するため、比較的広い筆記幅での筆記が可能であ
る。繊維質のペン先を有する筆記具では、上述したよう
に筆記幅が広いためインクの消費量が多い。したがっ
て、その筆記距離は、金属製のペン先を有するものやボ
ールペン等に比べると、非常に短い。例えば、5mm幅
の直線を引く場合、一般的なサイズ(容器1の太さ)の
ものでは約100m〜140m程度の筆記距離しか得ら
れない。ところが、容器1やペン先3は、機械的強度が
要求される都合上、少なくとも1000m程度の筆記距
離に十分耐えるように設計されている。したがって、イ
ンクの消費のみにより全体を廃棄することは、資源の有
効利用や廃棄物処理の観点から甚だ問題となっていた。
【0003】この問題を解決できる筆記具としては、例
えば実開昭55−15001号および実開昭55−15
4178号で提案されたものがある。この筆記具では、
中空部をもつ軸筒の先端に繊維質のペン先を固定し、こ
のペン先の後端を尖鋭部とし、一方、軸筒内には、イン
クを含浸した中綿を収納するとともに後端が閉じ前端が
フィルムによって閉じられた筒状のレフィルを軸筒の後
端から交換可能に挿入し、レフィルの前端のフィルムを
前記尖鋭部によって破り、レフィル内のインクをペン先
に供給するようにしている。
えば実開昭55−15001号および実開昭55−15
4178号で提案されたものがある。この筆記具では、
中空部をもつ軸筒の先端に繊維質のペン先を固定し、こ
のペン先の後端を尖鋭部とし、一方、軸筒内には、イン
クを含浸した中綿を収納するとともに後端が閉じ前端が
フィルムによって閉じられた筒状のレフィルを軸筒の後
端から交換可能に挿入し、レフィルの前端のフィルムを
前記尖鋭部によって破り、レフィル内のインクをペン先
に供給するようにしている。
【0004】かかる公知の筆記具によれば、レフィル内
のインクが消費され尽くした時に、古いレフィルを軸筒
から取り出して新しいレフィルを軸筒内に挿入すると、
ペン先の後端の尖端部が新しいレフィルの前端のフィル
ムを破り、これによりレフィル内のインクが繊維質のペ
ン先に供給され、筆記具を再び使用することができるよ
うになる。
のインクが消費され尽くした時に、古いレフィルを軸筒
から取り出して新しいレフィルを軸筒内に挿入すると、
ペン先の後端の尖端部が新しいレフィルの前端のフィル
ムを破り、これによりレフィル内のインクが繊維質のペ
ン先に供給され、筆記具を再び使用することができるよ
うになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この型
式の筆記具では、ペン先の後端のフィルム破壊用尖端部
を、繊維製ペン先自体を尖鋭な形状になるように加工し
て形成してあるので、次のような問題があった。すなわ
ち、ペン先の繊維自体の加工により尖端を形成する場
合、尖端を切削加工する前に尖端が簡単に変形しないよ
うに合成樹脂等を含浸して尖端に剛性を与える必要があ
る。しかし、切削加工は手数がかかり、しかも合成樹脂
等の含浸によりペン先後端の繊維束間のインク通路が毛
細管現象を呈しにくくなり、所定のインク供給作用を果
たさなくなる。そこで、ペン先端部の手細管現象を残そ
うとすると、尖端の剛性が低下してレフィル前端のフィ
ルムを貫通することができなくなってしまう。いずれに
しても、十分な毛細管現象を維持しつつ繊維製ペン先の
尖端に十分な貫孔性を与えることは困難である。
式の筆記具では、ペン先の後端のフィルム破壊用尖端部
を、繊維製ペン先自体を尖鋭な形状になるように加工し
て形成してあるので、次のような問題があった。すなわ
ち、ペン先の繊維自体の加工により尖端を形成する場
合、尖端を切削加工する前に尖端が簡単に変形しないよ
うに合成樹脂等を含浸して尖端に剛性を与える必要があ
る。しかし、切削加工は手数がかかり、しかも合成樹脂
等の含浸によりペン先後端の繊維束間のインク通路が毛
細管現象を呈しにくくなり、所定のインク供給作用を果
たさなくなる。そこで、ペン先端部の手細管現象を残そ
うとすると、尖端の剛性が低下してレフィル前端のフィ
ルムを貫通することができなくなってしまう。いずれに
しても、十分な毛細管現象を維持しつつ繊維製ペン先の
尖端に十分な貫孔性を与えることは困難である。
【0006】そこで、本考案は、上記従来技術の有する
問題点を解消し、繊維質ペン先を有する筆記具に、イン
クをレフィルを用いて充填するにあたり、ペン先の尖端
でレフィル前端のフィルムを確実に破ることができ、し
かも繊維ペン先の毛細管現象を十分に確保することを目
的とする。
問題点を解消し、繊維質ペン先を有する筆記具に、イン
クをレフィルを用いて充填するにあたり、ペン先の尖端
でレフィル前端のフィルムを確実に破ることができ、し
かも繊維ペン先の毛細管現象を十分に確保することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案によれば、前後に尖鋭端をもちペン先より細
い硬質棒状鋭端部材の前部尖鋭端をペン先後部の繊維内
に突き差して固定することにより、前記繊維質ペン先の
後端の尖鋭部を構成し、前記軸筒およびレフィルには、
前記硬質棒状鋭端部材の後部尖鋭端が所定の深さでフィ
ルムを破ってレフィル内へ没入される位置に、軸筒に対
するレフィルの軸方向挿入位置を定める係合手段を設け
たことを特徴とする。
に、本考案によれば、前後に尖鋭端をもちペン先より細
い硬質棒状鋭端部材の前部尖鋭端をペン先後部の繊維内
に突き差して固定することにより、前記繊維質ペン先の
後端の尖鋭部を構成し、前記軸筒およびレフィルには、
前記硬質棒状鋭端部材の後部尖鋭端が所定の深さでフィ
ルムを破ってレフィル内へ没入される位置に、軸筒に対
するレフィルの軸方向挿入位置を定める係合手段を設け
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案では、古いレフィルを外して新しいレフ
ィルを軸筒の中空部に後方から挿入して嵌合させると、
ペン先の後部の鋭端部材がレフィルの前端のフィルムを
破壊し、レフィル内の所定深さに差し込まれて中綿に没
入し、インクがペン先に供給され、再度の筆記が可能と
なる。
ィルを軸筒の中空部に後方から挿入して嵌合させると、
ペン先の後部の鋭端部材がレフィルの前端のフィルムを
破壊し、レフィル内の所定深さに差し込まれて中綿に没
入し、インクがペン先に供給され、再度の筆記が可能と
なる。
【0009】
【実施例】以下、本考案によるインク貯蔵型筆記具の一
実施例について、添付の図面を参照して説明する。図1
において、7はレフィルであり、本体8とその内部の中
綿9とから構成されている。本体8は円筒形状の合成樹
脂射出成形品であり、前端8aと後端8bが閉じている
とともに、胴部には共に円環状の第1ストッパ12と第
2ストッパ13とが突出して形成されている。これらス
トッパ12,13は係合手段を構成する。なお、第1ス
トッパ12の断面は半円形であり、第2ストッパ13の
断面は矩形である。中綿9は前述した従来品と同様にイ
ンクを含浸しており、本体8内に収納されている。な
お、前端8aはフィルムであって、後述のように突き差
しにより破壊されるもので、例えばアルミニウムと合成
樹脂との積層フィルムからなり、本体8の先端に溶着や
接着等により接合されている。
実施例について、添付の図面を参照して説明する。図1
において、7はレフィルであり、本体8とその内部の中
綿9とから構成されている。本体8は円筒形状の合成樹
脂射出成形品であり、前端8aと後端8bが閉じている
とともに、胴部には共に円環状の第1ストッパ12と第
2ストッパ13とが突出して形成されている。これらス
トッパ12,13は係合手段を構成する。なお、第1ス
トッパ12の断面は半円形であり、第2ストッパ13の
断面は矩形である。中綿9は前述した従来品と同様にイ
ンクを含浸しており、本体8内に収納されている。な
お、前端8aはフィルムであって、後述のように突き差
しにより破壊されるもので、例えばアルミニウムと合成
樹脂との積層フィルムからなり、本体8の先端に溶着や
接着等により接合されている。
【0010】筆記具本体は、図2に示すように軸筒1を
有し、その内部は中空部15となっており、後部内側に
円環状の溝17を有している。また、前端部にはほぼ棒
状のペン先3が挿入されている。ペン先は図4にも示す
ように中空部15内に突出し、その後端にはペン先3よ
り細い硬質棒状の鋭端部材16が圧入により固定されて
いる。鋭端部材16は前端および後端のいずれもが尖端
となっていて、例えばポリアセタール樹脂等により構成
されている。鋭端部材16の前部尖端はペン先前後部へ
の突き差しによる圧入を容易にする。ペン先3が後述の
ように前方へ向かう力を受けても前方へ移動しないよう
に、ペン先3は段部11に係合している。また、空気の
交換のために、図3にも示すようにペン先3の後端部に
は長手方向の通気溝14が設けられている。
有し、その内部は中空部15となっており、後部内側に
円環状の溝17を有している。また、前端部にはほぼ棒
状のペン先3が挿入されている。ペン先は図4にも示す
ように中空部15内に突出し、その後端にはペン先3よ
り細い硬質棒状の鋭端部材16が圧入により固定されて
いる。鋭端部材16は前端および後端のいずれもが尖端
となっていて、例えばポリアセタール樹脂等により構成
されている。鋭端部材16の前部尖端はペン先前後部へ
の突き差しによる圧入を容易にする。ペン先3が後述の
ように前方へ向かう力を受けても前方へ移動しないよう
に、ペン先3は段部11に係合している。また、空気の
交換のために、図3にも示すようにペン先3の後端部に
は長手方向の通気溝14が設けられている。
【0011】一方、前記レフィル7は、筆記具本体の軸
筒1の後端開口から軸筒1内部に挿入して装着できるよ
うに構成されている。
筒1の後端開口から軸筒1内部に挿入して装着できるよ
うに構成されている。
【0012】以下、図2を参照して本実施例の作用を述
べる。本実施例では、使用ずみレフィルを軸筒1の後端
から取出し、次いで新しいレフィル7を筆記具の後端か
らその軸筒1の中空部15内に挿入し、二点鎖線で示す
ように、第2のストッパ13が軸筒1の後端に当接する
まで押し込む。軸筒1の中空部15の後端側には円環状
の溝17が形成されており、第2のストッパ13が軸筒
1の後端に当接すると、この溝17に第1のストッパ部
12が嵌合してレフィル7が係止される。これらのスト
ッパ部12およびストッパ13は、溝17および軸筒1
の後端と共に、レフィルの軸方向位置決めのための係合
手段として機能する。この位置決めと同時に、ペン先3
の後端に固定した鋭端部材16の後部尖端がレフィル7
の前端のフィルム8aを破って中綿9内に所定深さで没
入し、中綿9内のインクがペン先3に供給されて筆記が
可能となる。そして、筆記時には通気溝14により内外
の圧力の平衡が保たれる。中綿9に含浸されたインクを
消費したら、同様の手順で繰り返しレフィル7を交換
し、軸筒1やペン先3が破損するまで使用する。
べる。本実施例では、使用ずみレフィルを軸筒1の後端
から取出し、次いで新しいレフィル7を筆記具の後端か
らその軸筒1の中空部15内に挿入し、二点鎖線で示す
ように、第2のストッパ13が軸筒1の後端に当接する
まで押し込む。軸筒1の中空部15の後端側には円環状
の溝17が形成されており、第2のストッパ13が軸筒
1の後端に当接すると、この溝17に第1のストッパ部
12が嵌合してレフィル7が係止される。これらのスト
ッパ部12およびストッパ13は、溝17および軸筒1
の後端と共に、レフィルの軸方向位置決めのための係合
手段として機能する。この位置決めと同時に、ペン先3
の後端に固定した鋭端部材16の後部尖端がレフィル7
の前端のフィルム8aを破って中綿9内に所定深さで没
入し、中綿9内のインクがペン先3に供給されて筆記が
可能となる。そして、筆記時には通気溝14により内外
の圧力の平衡が保たれる。中綿9に含浸されたインクを
消費したら、同様の手順で繰り返しレフィル7を交換
し、軸筒1やペン先3が破損するまで使用する。
【0013】以上に具体的実施例を説明したが、本考案
の態様はこの実施例に限るものではない。例えば、上記
実施例ではレフィルの本体を円筒形状としたが、角柱形
状としてもよい。また、軸筒に対するレフィルの係合を
ねじ等によって行うようにしてもよい。
の態様はこの実施例に限るものではない。例えば、上記
実施例ではレフィルの本体を円筒形状としたが、角柱形
状としてもよい。また、軸筒に対するレフィルの係合を
ねじ等によって行うようにしてもよい。
【0014】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
では、レフィルを繰り返し交換することにより、軸筒や
ペン先が破損するまで筆記具を使用することが可能とな
り、資源の有効利用が図れると共に廃棄物の量が減少す
る等の効果が得られる。また、レフィルを軸筒内へ挿入
するのみで、レフィルの前端部がペン先後端の鋭端部材
で自動的に破られて、ペン先後端がレフィル内の中綿に
含浸したインクに接するようにしてあるので、レフィル
の交換が簡単である。また、本考案では、棒状の硬質鋭
端部材を繊維質ペン先と別に設け、この棒状鋭端部材は
前端および後端に尖鋭端を有するものとし、その前部尖
鋭端をペン先後端に突き差して固定するようにしたの
で、ペン先の後部に切削加工を施して鋭端を形成する従
来のやり方に比し、ペン先後部へのフィルム破壊用硬質
尖鋭端の形成が確実に行われ、しかも鋭端部材はペン先
より細く形成してあるため、それをペン先に圧入しても
ペン先後端部を傷めることがなく、またペン先後端部の
繊維間の毛細管状インク通路を塞ぐことがなく、レフィ
ル内の中綿からぺン先へのインク供給に悪影響が及ぶこ
とがない。そして、レフィルの軸筒内への挿入にあた
り、レフィルは係合手段により軸筒の長手方向に関して
所定の位置に位置決めされるようになっているので、レ
フィル前端のフィルムを破壊して鋭端部材およびペン先
端部を常に規定の深さでレフィル本体内に没入させるこ
とができ、インク供給作用をレフィル交換後も常に安定
させることが可能となる。
では、レフィルを繰り返し交換することにより、軸筒や
ペン先が破損するまで筆記具を使用することが可能とな
り、資源の有効利用が図れると共に廃棄物の量が減少す
る等の効果が得られる。また、レフィルを軸筒内へ挿入
するのみで、レフィルの前端部がペン先後端の鋭端部材
で自動的に破られて、ペン先後端がレフィル内の中綿に
含浸したインクに接するようにしてあるので、レフィル
の交換が簡単である。また、本考案では、棒状の硬質鋭
端部材を繊維質ペン先と別に設け、この棒状鋭端部材は
前端および後端に尖鋭端を有するものとし、その前部尖
鋭端をペン先後端に突き差して固定するようにしたの
で、ペン先の後部に切削加工を施して鋭端を形成する従
来のやり方に比し、ペン先後部へのフィルム破壊用硬質
尖鋭端の形成が確実に行われ、しかも鋭端部材はペン先
より細く形成してあるため、それをペン先に圧入しても
ペン先後端部を傷めることがなく、またペン先後端部の
繊維間の毛細管状インク通路を塞ぐことがなく、レフィ
ル内の中綿からぺン先へのインク供給に悪影響が及ぶこ
とがない。そして、レフィルの軸筒内への挿入にあた
り、レフィルは係合手段により軸筒の長手方向に関して
所定の位置に位置決めされるようになっているので、レ
フィル前端のフィルムを破壊して鋭端部材およびペン先
端部を常に規定の深さでレフィル本体内に没入させるこ
とができ、インク供給作用をレフィル交換後も常に安定
させることが可能となる。
【図1】本考案で用いレフィルの一実施例を示した部分
断面斜視図。
断面斜視図。
【図2】本考案で用いレフィルと筆記具本体とを示す分
解断面図。
解断面図。
【図3】ペン先の断面図。
【図4】筆記具本体の前端部の拡大断面図。
【図5】従来のインク貯蔵型筆記具の一例を示した縦断
面図。
面図。
1 筆記具本体の軸筒 3 ペン先 7 レフィル 8 本体 8a レフィル前端のフィルム 9 中綿 11 段部 12 第1のストッパ部(係合手段) 13 第2のストッパ部(係合手段) 14 溝(係合手段) 15 中空部 16 鋭端部材
Claims (1)
- 【請求項1】中空部をもつ軸筒の先端に繊維質のペン先
を固定し、このペン先の後端を尖鋭部とし、一方、軸筒
内には、インクを含浸した中綿を収納するとともに後端
が閉じ前端がフィルムによって閉じられた筒状のレフィ
ルを軸筒の後端から交換可能に挿入し、レフィルの前端
のフィルムを前記尖鋭部によって破り、レフィル内のイ
ンクをペン先に供給するようにしたインク貯蔵型筆記具
において、 前後に尖鋭端をもちペン先より細い硬質棒状鋭端部材の
前部尖鋭端をペン先後部の繊維内に突き差して固定する
ことにより、前記繊維質ペン先の後端の尖鋭部を構成
し、前記軸筒およびレフィルには、前記硬質棒状鋭端部
材の後部尖鋭端が所定の深さでフィルムを破ってレフィ
ル内へ没入される位置に、軸筒に対するレフィルの軸方
向挿入位置を定める係合手段を設けたことを特徴とする
筆記具。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992078246U JP2508996Y2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | インク貯蔵型筆記具 |
EP93107905A EP0570866B1 (en) | 1992-05-22 | 1993-05-14 | Writing instrument with exchangeable ink refill |
DE69300509T DE69300509T2 (de) | 1992-05-22 | 1993-05-14 | Schreibgerät mit auswechselbarer Tintenpatrone. |
US08/063,207 US5342136A (en) | 1992-05-22 | 1993-05-17 | Writing instrument with exchangeable ink refill |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992078246U JP2508996Y2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | インク貯蔵型筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642254U JPH0642254U (ja) | 1994-06-03 |
JP2508996Y2 true JP2508996Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=13656657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992078246U Expired - Lifetime JP2508996Y2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-11-13 | インク貯蔵型筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508996Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4698829B2 (ja) * | 2000-12-28 | 2011-06-08 | ゼブラ株式会社 | 中綿式カートリッジ及びその中綿式カートリッジを用いた筆記具並びにその中綿式カートリッジの製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS453704Y1 (ja) * | 1965-09-22 | 1970-02-20 | ||
JPS5621592Y2 (ja) * | 1978-06-02 | 1981-05-21 | ||
JPS55154178U (ja) * | 1979-04-20 | 1980-11-06 |
-
1992
- 1992-11-13 JP JP1992078246U patent/JP2508996Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0642254U (ja) | 1994-06-03 |
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