JPH0521810U - 化粧用筆ペン - Google Patents

化粧用筆ペン

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JPH0521810U
JPH0521810U JP7617891U JP7617891U JPH0521810U JP H0521810 U JPH0521810 U JP H0521810U JP 7617891 U JP7617891 U JP 7617891U JP 7617891 U JP7617891 U JP 7617891U JP H0521810 U JPH0521810 U JP H0521810U
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JP
Japan
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brush pen
batting
makeup
pen
rear end
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JP7617891U
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English (en)
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仁一 谷
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Tokiwa Co Ltd
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Tokiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】比較的単純かつ安価な構成により化粧用筆ペン
のペン先への化粧料液の滑かな浸出をはかる装置の提
供。 【構成】筒状本体1の先端に嵌め合わせたテーパー筒2
の筆ペン状塗布体3を貫挿する貫挿孔を塗布体と異なる
断面形状にして空気孔4を形成し、筒状本体1内に収容
される中綿体6の前端と後端に前方の空隙8と後方の空
隙10とを形成して前記空気孔4に連通させ、中綿体6
に浸出した化粧料液を補う空気を常に補給するようにし
た化粧用筆ペン。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】
本考案は化粧用筆ペンに関するもので、特にペン先からの化粧料液の流出を滑 らかにして化粧に供しやすくした筆ペンに関するものである。
【0002】
【考案の背景】
液状の化粧料を筆ペンに浸出させて塗布するようにした化粧料塗布具は知られ ているが、従来のこの種筆ペンは容器内部からの化粧料の浸出が必ずしも滑らか でなく、使用を続けるうちに内部の化粧料液が枯渇していないのに筆先がかすれ てしまう難点がある。
【0003】 一般にこの種筆ペンでは、筒状容器の中に化粧料液(例えばアイライナー)を 含浸させた中綿体を収容し、この中綿体に筆ペン状塗布体の後端を接触させ、主 として毛管作用により中綿体から筆ペン状塗布体に液を浸出させてペン先へ送る ようにしている。しかし、筆ペン状塗布体も中綿体も容器に対し密封状に保持さ れていて、外部からの空気が容器内へ流入しにくい状態になっているため、或る 量の液が浸出したあとの容器内はいわば減圧状態となり、中綿体から塗布体への 円滑な液の供給が妨げられ、他方ペン先は常に空気に触れているため乾燥しやす く、そのためペン先がかすれてしまうという欠点が生じるのである。
【0004】 他方、この種筆ペンでは化粧料液がペン先にたまって固化し、感触を損なうこ とがあるので、1本の筆ペンをそれほど長い期間使用することは適切ではなく、 適当な使用期間の後に使い捨て式とすることか望ましい。このような使い捨て式 の化粧用筆ペンでは、上記のようなかすれの欠点を改良するため複雑高価な構造 の改変を行なうことは望ましくなく、簡潔で安価な改良でなければならない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従って本考案は、化粧用筆ペンのペン先への化粧料液の滑らかな浸出を比較的 単純かつ安価な構成によって保証することを課題としてなされたものである。
【0006】 また本考案は、比較的単純かつ安価な構成で使い捨て式とした筆ペンを、他の 化粧料又は化粧用具とカートリッジ式に組合せ可能として、使いやすさと商品価 値を一層高めることを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
ペン先への滑らかな化粧料液の浸出を保証するため本考案は、筆ペン状塗布体 を貫挿保持するテーパー筒の貫挿孔に塗布体に沿って内部へ通じる空気孔を設け て、筒状本体の中で化粧料を含浸させた中綿体の前端と後端とに前記空気孔から の空気が入り込む比較的大きな空隙を設け、前端の空隙と後端の空隙を中綿体外 周を介し連通させてなるものである。前記空気孔は、もともと筆ペン状塗布体を 貫挿するため必要であった貫挿孔を、例えば円形断面であったものを楕円形断面 に変えて製作すればよいから、部品数や工数を増加させることがなく、また中綿 体の前端及び後端はそれぞれ軸線に対し斜めに切断することによって空気が十分 入り込める空隙を形成できるから、これまた構造や工数を何ら複雑化するもので はない。
【0008】 上記のような構成として、化粧料を含浸している中綿体の後方の空隙へ十分空 気が入り込むようにすることにより、中綿体から塗布体へ浸出した液の量を補う 空気量が常に中綿体へ入り込むから、中綿体が従来のように減圧下におかれるこ とがなくなり、塗布体への液の移行を妨げる要因はなくなる。
【0009】 本考案によれば、ペン先からの液の浸出を円滑ならしめた筆ペンはきわめて簡 潔単純な構造であるから、使い捨て式とするのに適した安価さで製作することが できる。これを利用して本考案は、筆ペンを使い捨て式とすると共に、この筆ペ ンがアイライナーである場合、他の例えばアイブロウなどのような棒状化粧料と 組合せて差し替え可能なカートリッジ式に構成することができる。他の化粧料に 代えて、化粧用具例えばチップやブラシを筆ペンと組合せて、使いやすさと商品 価値を高めたものとすることもできる。
【0010】
【実施例】
図面を参照して本考案の実施例について説明する。本考案に係る筆ペンは、底 の閉じた筒状本体1の開口側先端にOリング、ゴムパッキン等を介してテーパー 筒2を嵌め合わせ、テーパー筒2の貫挿孔に筆ペン状塗布体3を貫挿してある。 筆ペン状塗布体3は、好適にナイロン繊維とバインダーを組み合わせた多孔質の ゴム状弾性体で構成するのがよいが、これに限定されない。この塗布体3は後端 を筒状本体1内に収容した中綿体6に突き刺して接触させてあり、中綿体6に含 浸させた液状化粧料を吸収してペン先へ浸出させ、化粧に供するようになってい る。しかし、従来のこの種筆ペンではペン先への液の出方が悪かったことは前述 の通りである。
【0011】 本考案では、ペン先への液の滑らかな浸出を保証するため、まずテーパー筒2 に安価な改良が加えられている。図面、特に図1から認められるように、塗布体 3は断面ほゞ円形であるが、これを貫挿させているテーパー筒3の貫挿孔は相似 の円形ではなく、楕円形に形成されている。このためテーパー筒の内壁に塗布体 3に沿って空気孔4がテーパー筒3の後端まで貫通形成される。或いは、ペン先 を楕円形としてこれを円形のテーパー筒内孔に貫挿させて、空気孔4を形成して もよい。
【0012】 テーパー筒2後端の筒状本体1の内部には、保持筒5に収めた中綿体6が収容 される。中綿体6には通常のごとく液状化粧料、例えばアイライナーが含浸され ている。保持筒5は、好適にプラスチックで押出し成型し、その長さ沿いに突条 5aを1本又はそれ以上、図3の断面図に示すように突設してある。保持筒5と その中に収めた中綿体6とは、図2から明らかなように、その前端7、及び後端 9がともに斜状に切断されていて、前端7とテーパー筒3の後端との間にはかな り大きい空隙8が形成され、また後端9と筒状本体1の底壁との間にも同じく空 隙10が形成されている。前端7と後端9との切断の向きは、図では同じ向きに 平行であるが、これに限らず他の方向に向いた切断の仕方も可能である。いずれ にしても、空隙8は前記空気孔4に連通して外部からの空気の取り込みを積極的 に可能ならしめ、この取り込んだ空気を後端の空隙10に良好に伝えるようにす る。そのため前記の突条5aと筒状本体1の内壁との間に形成されている空気流 路11が前端の空隙8と後端の空隙10とを連通させている。
【0013】 使用に際し、ペン先3を目的個所に当てるとそれに含まれている化粧料液が浸 出し、その分を補うため塗布体3は後端で接触している中綿体6から化粧料液を 毛管作用で吸い出そうとするが、筒状本体1内が外気に通じていないと、液が排 出された分だけ中綿体の内部の気圧が減少して液の浸出に対し負圧を作用させる ので、ペン先から液が出にくくなる。しかも、外気に触れているペン先は乾きや すいので、かすれたようになって化粧不能になることがあった。これに対し本考 案によれば、ペン先と非相似形のテーパー筒内壁により空気孔4が形成され、こ の空気孔4が筒状本体1前端の大きな空隙8に通じ、空隙8が保持筒5周囲の空 気流路11を経て筒状本体1の後端内部の大きな空隙10に通じていて、中綿体 6の後端から常に十分な空気圧が中綿体6に作用するから、ペン先へ浸出した液 体分を補う空気が容易に中綿体6へ入り込み、中綿体6から塗布体3への液の移 行に対し何ら反圧又は負圧が作用することはない。こうして塗布体3のペン先か らは常に滑らかに化粧料液を流出させることができる。
【0014】 本考案の化粧料液の浸出を保証する機構は何ら高価な構造や加工を要するもの でないので、筆ペンを安価なカートリッジとして製造することが可能となる。そ のため、本考案の筆ペンは、例えば図4に示すような形態で提供されうる。すな わち筒状本体1をその外周のリブ1aまで中空なホルダー筒12に交換可能に挿 入し、ホルダー筒12の他端には他の、例えば繰り出し式のアイブロウなどの棒 状化粧料14を同じく交換可能に挿入する。このため、筒状本体1の後端に刻条 1bを形成しておき、これをホルダー筒12の内壁の保持凸条13と係合させる ようにするとよい。棒状化粧料14に代え、NBR製チップやナイロン製ブラシ 等のアプリケータをホルダー筒12の他端に挿入するようにしてもよい。こうし て簡潔安価な構成の化粧用筆ペンが他の化粧品又は化粧用具とカートリッジ式に 組合わされて使いやすさと商品価値を高めることができる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明のように本考案によれば、筆ペン状塗布体に沿って空気を取り入れる 空気孔を設け、筒状本体に収容された中綿体の前後にこの空気孔に通じる比較的 大きな空隙を設けて、中綿体から吸出される液体分を補う空気量を常に中綿体に 補給するようにしたから、中綿体から筆ペン状塗布体への液の移行及び塗布体か らの液の浸出は何ら妨げられることなく円滑に行なわれ、安価簡潔な構成によっ て筆ペンの使いやすさを向上させることができる効果が奏せられる。
【0016】 また本考案の化粧用筆ペンは安価で単純な構造であるから、使い捨て式とする のに適し、他の化粧品又は化粧用具とカートリッジ式に組合せて使いやすさを向 上させる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案に係る化粧用筆ペンの先端から見
た端面図である。
【図2】図2は本考案に係る筆ペンの図1のA−A′線
に相当する縦断面図である。
【図3】図3は本考案の化粧用筆ペンの中綿体とその保
持筒の横断面図である。
【図4】図4は本考案の化粧用筆ペンの用例の1つを示
す部分断面立面図である。
【符号の説明】
1…筒状本体 2…テーパー筒 3…筆ペン状塗布体 4…空気孔 5…保持筒 5a…突条 6…中綿体 7…斜状の前端 8…前方の空隙 9…斜状の後端 10…後方の空隙 11…空気流路 12…ホルダー筒

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状本体1の開口先端に嵌合したテ
    ーパー筒2に筆ペン状塗布体3を貫挿し、その後端を筒
    状本体1内に収容した化粧料を含浸している中綿体6に
    接触させてなる化粧用筆ペンにおいて、 テーパー筒2の塗布体貫挿孔を塗布体の断面形状と非相
    似形の断面形状に形成して塗布体3に沿い筒状本体1の
    内部に通じる空気孔4を設け、 外周に長さ方向突条5aを1本又はそれ以上形成した保
    持筒5内に化粧料液を含浸した中綿体6を保持させ、保
    持筒5と中綿体6との前端7を斜状にそいでテーパー筒
    2後端との間に前方の空隙8を形成し、かつ保持筒5と
    中綿体6との後端9を斜状にそいで本体1の底壁との間
    に後方の空隙10を形成し、前方の空隙8を、前記空気
    孔4に連通させると共に、前記突条5aにより保持筒5
    と筒条本体1の内壁との間に形成される空気流路11を
    介し後方の空隙10にも連通させたことを特徴とする化
    粧用筆ペン。
  2. 【請求項2】 前記筆ペン状塗布体3の断面形状が円形
    で、テーパー筒2の塗布体貫挿孔の断面形状がこの円を
    ほゞ内包する楕円形である請求項1に記載の化粧用筆ペ
    ン。
  3. 【請求項3】 前記突条5aが保持筒5の外周に等間隔
    に4本形成されている請求項1に記載の化粧用筆ペン。
  4. 【請求項4】 前記筒状本体1の後端外周が別体のホル
    ダー筒12の一端内部に差し替え可能に保持されるよう
    構成されている請求項1に記載の化粧用筆ペン。
  5. 【請求項5】 前記ホルダー筒12の他端には筆ペン以
    外の他の化粧料又は化粧用具が差し替え可能に保持され
    る請求項4に記載の化粧用筆ペン。
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