JP2588009Y2 - 細管式筆記具 - Google Patents

細管式筆記具

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JP2588009Y2
JP2588009Y2 JP1993038122U JP3812293U JP2588009Y2 JP 2588009 Y2 JP2588009 Y2 JP 2588009Y2 JP 1993038122 U JP1993038122 U JP 1993038122U JP 3812293 U JP3812293 U JP 3812293U JP 2588009 Y2 JP2588009 Y2 JP 2588009Y2
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Inventor
幹夫 小島
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パイロットプレシジョン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、小径パイプより中芯が
適宜突出した製図用あるいはプロッタ用の細管式筆記具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の細管式筆記具は、中芯を突出させ
る弾性体がゴム系スポンジで構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来使用され
ていたゴム系スポンジでは隔壁膜がある為、インキ流通
の弊害となって高速筆記を行うとインキが追従できず、
筆跡がかすれてしまい40cm/s以上の高速筆記は不
可能であった。本考案は、上記課題を解消する細管式筆
記具を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、通常は弾性体
の弾力により中芯を小径パイプより適宜突出させ、筆記
時には中芯を紙面に押圧することにより弾性体を圧縮
し、弾性体に吸収されたインキを滲出させて筆記を行う
細管式筆記具において、前記弾性体を、発泡膜を50%
以上取り除いたリブ構造のポリウレタンフォームで構成
する。更に該弾性体の空孔数を100個/インチ以上か
つ200個/インチ以下に形成するとともに、気孔率を
40%以上かつ80%以下に形成するものである。
【0005】
【実施例】本考案の細管式筆記具に用いられる弾性体
は、ポリウレタンフォームの発泡膜を、爆発除去又は薬
品溶解法等により50%以上取り除き、リブ構造とした
ものである。このリブ構造のポリウレタンフォームを圧
縮加工により空孔を細長く変形する。尚かつインキの流
通性を良くしかつインキのボタ落ちを防止する機能を得
るために、弾性体の空孔数を100個/インチ以上かつ
200個/インチ以下に形成するとともに弾性体の気孔
率を40%以上かつ80%以下に形成する。この弾性体
を、弾性体の弾力により中芯を小径パイプより突出させ
る細管式筆記具に用いるものであるが、細長く形成され
た空孔がインキ流通方向に伸びるように取り付けて用い
るものである。このことにより、上記弾性体を用いた細
管式筆記具は80cm/sの高速筆記が可能となる。本
考案の弾性体を用いる細管式筆記具としては、例えば図
1に示したプロッタ用の細管式筆記具がある。これは、
インキを貯蔵したインキタンク1の前部にペン芯2を圧
入接合し、該ペン芯2には空気孔2Aより流入された空
気をインキ貯蔵部1Aに導くためのラビリンス構造の溝
2Bが形成され、インキ貯蔵部1Aの内圧を調整する。
筆記部の構造は、図2に示したように、合成樹脂製のホ
ルダー3にセラミック等の硬質細管からなる小径パイプ
4を圧入固着する。更に小径パイプ4を保護するための
ステンレス等の金属からなる保護パイプ5をホルダー3
に圧入固着する。ホルダー3の外側には金属製の先金6
の前部を圧入固着し、該先金6の後部には合成樹脂製の
ジョイント7が圧入固着される。ジョイント7の内孔7
Aには内方に突出した複数のリブが長手方向に伸びて形
成される。更に前記小径パイプ4には後部が折曲された
中芯8の棒状部が挿通し、前記リブ構造のポリウレタン
フォームの細長く形成された空孔をインキ流通方向に伸
びるようにして弾性体9を中芯8の折曲部8Aとジョイ
ント7の前端との間に挾持し、該弾性体9の弾力により
中芯8の先端を小径パイプ4より適宜突出して構成す
る。この筆記部の先金6を前記図1に示したペン芯2の
前部に固着し、かつジョイント7をペン芯2の内孔2C
内に挿入する。インキが貯蔵されたインキタンク1の後
部には超音波溶着あるいは圧入により尾栓10が固着さ
れる。
【0006】
【考案の効果】以上説明したように本考案の細管式筆記
具は、弾性体の空孔数を100個/インチ以上かつ20
0個/インチ以下に形成し、かつ弾性体の気孔率を40
%以上かつ80%以下に形成することにより、弾性体内
をインキがスムーズに流通して筆記先端部に導かれ、筆
跡がかすれることなく高速筆記が行え、しかもインキの
ボタ落ちも生じない効果が奏せられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における細管式筆記具を示す断面図であ
る。
【図2】図1における細管式筆記具の筆記部を示す主要
部拡大断面図である。
【符号の説明】
4 小径パイプ 8 中芯 9 弾性体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常は弾性体の弾力により中芯を小径パ
    イプより適宜突出させ、筆記時には中芯を紙面に押圧し
    て後退させることにより弾性体を圧縮し、弾性体内に吸
    収されたインキを滲出させて筆記を行う細管式筆記具に
    おいて、前記弾性体を、発泡膜を50%以上取り除いた
    リブ構造のポリウレタンフォームで構成し、更に該弾性
    体の空孔数を100個/インチ以上かつ200個/イン
    チ以下に形成するとともに、気孔率を40%以上かつ8
    0%以下に形成したことを特徴とする細管式筆記具。
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