JPH071882A - 細管式筆記具 - Google Patents
細管式筆記具Info
- Publication number
- JPH071882A JPH071882A JP5169613A JP16961393A JPH071882A JP H071882 A JPH071882 A JP H071882A JP 5169613 A JP5169613 A JP 5169613A JP 16961393 A JP16961393 A JP 16961393A JP H071882 A JPH071882 A JP H071882A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- writing
- ink
- core
- fine tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 通常は弾性体９の弾力により中芯８を小径パ
イプ４より突出させる。筆記時には中芯８を紙面に押し
付けることにより弾性体９を圧縮し、弾性体９に吸収さ
れたインキを滲出させて筆記を行う細管式筆記具。この
弾性体９を、発泡膜を５０％以上取り除いたリブ構造の
ポリウレタンフォームで構成する。更に弾性体９を圧縮
加工により空孔を細長く変形するとともにメッシュを緻
密に形成し、細長く形成された空孔がインキ流通方向に
伸びるように弾性体を細管式筆記具に取り付ける。 【効果】 弾性体９内のインキの通過性がよく、高速筆
記を行っても確実にインキが追従する。
イプ４より突出させる。筆記時には中芯８を紙面に押し
付けることにより弾性体９を圧縮し、弾性体９に吸収さ
れたインキを滲出させて筆記を行う細管式筆記具。この
弾性体９を、発泡膜を５０％以上取り除いたリブ構造の
ポリウレタンフォームで構成する。更に弾性体９を圧縮
加工により空孔を細長く変形するとともにメッシュを緻
密に形成し、細長く形成された空孔がインキ流通方向に
伸びるように弾性体を細管式筆記具に取り付ける。 【効果】 弾性体９内のインキの通過性がよく、高速筆
記を行っても確実にインキが追従する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、小径パイプより中芯が
適宜突出した製図用あるいはプロッタ用の細管式筆記具
に関する。
適宜突出した製図用あるいはプロッタ用の細管式筆記具
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の細管式筆記具は、中芯を突出させ
る弾性体がゴム系スポンジで構成されていた。
る弾性体がゴム系スポンジで構成されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来使用され
ていたゴム系スポンジでは隔壁膜がある為、インキ流通
の弊害となって高速筆記を行うとインキが追従できず、
筆跡がかすれてしまい４０ｃｍ／ｓ以上の高速筆記は不
可能であった。本発明は、上記課題を解消する細管式筆
記具を提供することを目的とするものである。
ていたゴム系スポンジでは隔壁膜がある為、インキ流通
の弊害となって高速筆記を行うとインキが追従できず、
筆跡がかすれてしまい４０ｃｍ／ｓ以上の高速筆記は不
可能であった。本発明は、上記課題を解消する細管式筆
記具を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、通常は弾性体
の弾力により中芯を小径パイプより適宜突出させ、筆記
時には中芯を紙面に押圧することにより弾性体を圧縮
し、弾性体に吸収されたインキを滲出させて筆記を行う
細管式筆記具において、前記弾性体を、発泡膜を５０％
以上取り除いたリブ構造のポリウレタンフォームで構成
する。この弾性体を圧縮加工により空孔を細長く変形す
るとともにメッシュを緻密に形成し、細長く形成された
空孔がインキ流通方向に伸びるように弾性体を取り付け
て構成したものである。
の弾力により中芯を小径パイプより適宜突出させ、筆記
時には中芯を紙面に押圧することにより弾性体を圧縮
し、弾性体に吸収されたインキを滲出させて筆記を行う
細管式筆記具において、前記弾性体を、発泡膜を５０％
以上取り除いたリブ構造のポリウレタンフォームで構成
する。この弾性体を圧縮加工により空孔を細長く変形す
るとともにメッシュを緻密に形成し、細長く形成された
空孔がインキ流通方向に伸びるように弾性体を取り付け
て構成したものである。
【０００５】
【実施例】本発明の細管式筆記具に用いられる弾性体
は、ポリウレタンフォームの発泡膜を、爆発除去又は薬
品溶解法等により５０％以上取り除き、リブ構造とした
ものである。このリブ構造のポリウレタンフォームを圧
縮加工により空孔を細長く変形するとともにメッシュを
緻密に形成する。この弾性体としては、インキ流通性及
びインキのボタ落ち防止を考えると、ウレタンフォーム
の空孔数は１００個／インチ以上かつ２００個／インチ
以下が好ましく、気孔率は４０％以上かつ８０％以下が
好ましい。この弾性体を、弾性体の弾力により中芯を小
径パイプより突出させる細管式筆記具に用いたものであ
るが、細長く形成された空孔がインキ流通方向に伸びる
ように取り付けて用いるものである。このことにより、
上記弾性体を用いた細管式筆記具は８０ｃｍ／ｓの高速
筆記が可能となる。発泡膜を５０％以上取り除いたポリ
ウレタンフォームで構成した弾性体を用いる細管式筆記
具としては、例えば図１に示したプロッタ用の細管式筆
記具がある。これは、インキを貯蔵したインキタンク１
の前部にペン芯２を圧入接合し、該ペン芯２には空気孔
２Ａより流入された空気をインキ貯蔵部１Ａに導くため
のラビリンス構造の溝２Ｂが形成され、インキ貯蔵部１
Ａの内圧を調整する。筆記部の構造は、図２に示したよ
うに、合成樹脂製のホルダー３にセラミック等の硬質細
管からなる小径パイプ４を圧入固着する。更に小径パイ
プ４を保護するためのステンレス等の金属からなる保護
パイプ５をホルダー３に圧入固着する。ホルダー３の外
側には金属製の先金６の前部を圧入固着し、該先金６の
後部には合成樹脂製のジョイント７が圧入固着される。
ジョイント７の内孔７Ａには内方に突出した複数のリブ
が長手方向に伸びて形成される。更に前記小径パイプ４
には後部が折曲された中芯８の棒状部が挿通し、前記リ
ブ構造のポリウレタンフォームの細長く形成された空孔
をインキ流通方向に伸びるようにして弾性体９を中芯８
の折曲部８Ａとジョイント７の前端との間に挾持し、該
弾性体９の弾力により中芯８の先端を小径パイプ４より
適宜突出して構成する。この筆記部の先金６を前記図１
に示したペン芯２の前部に固着し、かつジョイント７を
ペン芯２の内孔２Ｃ内に挿入する。インキが貯蔵された
インキタンク１の後部には超音波溶着あるいは圧入によ
り尾栓１０が固着される。
は、ポリウレタンフォームの発泡膜を、爆発除去又は薬
品溶解法等により５０％以上取り除き、リブ構造とした
ものである。このリブ構造のポリウレタンフォームを圧
縮加工により空孔を細長く変形するとともにメッシュを
緻密に形成する。この弾性体としては、インキ流通性及
びインキのボタ落ち防止を考えると、ウレタンフォーム
の空孔数は１００個／インチ以上かつ２００個／インチ
以下が好ましく、気孔率は４０％以上かつ８０％以下が
好ましい。この弾性体を、弾性体の弾力により中芯を小
径パイプより突出させる細管式筆記具に用いたものであ
るが、細長く形成された空孔がインキ流通方向に伸びる
ように取り付けて用いるものである。このことにより、
上記弾性体を用いた細管式筆記具は８０ｃｍ／ｓの高速
筆記が可能となる。発泡膜を５０％以上取り除いたポリ
ウレタンフォームで構成した弾性体を用いる細管式筆記
具としては、例えば図１に示したプロッタ用の細管式筆
記具がある。これは、インキを貯蔵したインキタンク１
の前部にペン芯２を圧入接合し、該ペン芯２には空気孔
２Ａより流入された空気をインキ貯蔵部１Ａに導くため
のラビリンス構造の溝２Ｂが形成され、インキ貯蔵部１
Ａの内圧を調整する。筆記部の構造は、図２に示したよ
うに、合成樹脂製のホルダー３にセラミック等の硬質細
管からなる小径パイプ４を圧入固着する。更に小径パイ
プ４を保護するためのステンレス等の金属からなる保護
パイプ５をホルダー３に圧入固着する。ホルダー３の外
側には金属製の先金６の前部を圧入固着し、該先金６の
後部には合成樹脂製のジョイント７が圧入固着される。
ジョイント７の内孔７Ａには内方に突出した複数のリブ
が長手方向に伸びて形成される。更に前記小径パイプ４
には後部が折曲された中芯８の棒状部が挿通し、前記リ
ブ構造のポリウレタンフォームの細長く形成された空孔
をインキ流通方向に伸びるようにして弾性体９を中芯８
の折曲部８Ａとジョイント７の前端との間に挾持し、該
弾性体９の弾力により中芯８の先端を小径パイプ４より
適宜突出して構成する。この筆記部の先金６を前記図１
に示したペン芯２の前部に固着し、かつジョイント７を
ペン芯２の内孔２Ｃ内に挿入する。インキが貯蔵された
インキタンク１の後部には超音波溶着あるいは圧入によ
り尾栓１０が固着される。
【０００６】以上説明した実施例は、弾性体の空孔がイ
ンキ流通方向に細長く伸びて取り付けられるので、イン
キ流通方向に対する弾性体の弾力が向上する。その上、
プロッタによって高速筆記を行った場合にも弾性体内を
インキがスムーズに流通して筆記先端部に導かれ、筆跡
がかすれることなく高速筆記が行えるものである。
ンキ流通方向に細長く伸びて取り付けられるので、イン
キ流通方向に対する弾性体の弾力が向上する。その上、
プロッタによって高速筆記を行った場合にも弾性体内を
インキがスムーズに流通して筆記先端部に導かれ、筆跡
がかすれることなく高速筆記が行えるものである。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の細管式筆
記具は、弾性体を緻密に構成しているにもかかわらず弾
性体内のインキの流通性がよく、高速筆記を行っても確
実にインキが追従して筆記が行えるものである。しかも
中芯を付勢する弾性体は充分な弾性が得られ、中芯によ
り弾性体が圧縮された場合には弾性体の空孔内に吸収さ
れているインキが多量に滲出して筆記先端に導かれる効
果が奏せられるものである。
記具は、弾性体を緻密に構成しているにもかかわらず弾
性体内のインキの流通性がよく、高速筆記を行っても確
実にインキが追従して筆記が行えるものである。しかも
中芯を付勢する弾性体は充分な弾性が得られ、中芯によ
り弾性体が圧縮された場合には弾性体の空孔内に吸収さ
れているインキが多量に滲出して筆記先端に導かれる効
果が奏せられるものである。
【図１】本発明における細管式筆記具を示す断面図であ
る。
る。
【図２】図１における細管式筆記具の筆記部を示す主要
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
４ 小径パイプ ８ 中芯 ９ 弾性体
Claims (1)
- 【請求項１】 通常は弾性体の弾力により中芯を小径パ
イプより適宜突出させ、筆記時には中芯を紙面に押圧し
て後退させることにより弾性体を圧縮し、弾性体内に吸
収されたインキを滲出させて筆記を行う細管式筆記具に
おいて、前記弾性体を、発泡膜を５０％以上取り除いた
リブ構造のポリウレタンフォームで構成し、更に弾性体
を圧縮加工により空孔を細長く変形するとともにメッシ
ュを緻密に形成し、細長く形成された空孔がインキ流通
方向に伸びるように前記弾性体を取り付けたことを特徴
とする細管式筆記具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5169613A JPH071882A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 細管式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5169613A JPH071882A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 細管式筆記具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH071882A true JPH071882A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15889749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5169613A Pending JPH071882A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 細管式筆記具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH071882A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010194787A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | マーキングペン |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP5169613A patent/JPH071882A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010194787A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | マーキングペン |
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