JPS6345334Y2 - - Google Patents

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JPS6345334Y2
JPS6345334Y2 JP11611982U JP11611982U JPS6345334Y2 JP S6345334 Y2 JPS6345334 Y2 JP S6345334Y2 JP 11611982 U JP11611982 U JP 11611982U JP 11611982 U JP11611982 U JP 11611982U JP S6345334 Y2 JPS6345334 Y2 JP S6345334Y2
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JP
Japan
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thin rod
relay core
elastic
nib
small
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JP11611982U
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JPS5919381U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小管式筆記具に関し、その目的とする
ところは、バラツキのない弾力を細杆体に対与す
ると共に、小管式筆記具の生産性の向上並びに品
質の安定性を図ることにある。
軸筒の先端に突設した小管ペン先内にインキ誘
導用の細杆体が遊嵌され、該細杆体の先端が非筆
記時には、ペン先より突出し、筆記時には後退す
る動きをする様に細杆体の基端に膨出部を形成
し、該膨出部端面をウレタンの如き弾性体に当接
させ、中継芯よりインキを導いて筆記する小管式
筆記具は公知である。
この従来の筆記具構造を第3図により詳しく説
明すると、金属、その他適宜材質より成る小管ペ
ン先1が固着される保持部材2には、細杆体3が
挿通する中穴21、弾性体4が嵌る凹部22、及
び中綿、生インキなどのインキ貯留部(図示せ
ず)より、インキを導出する繊維集束体や樹脂焼
結体、その他適宜材質よりなる中継芯5′が嵌る
嵌挿孔23が形成されており、釘頭状の膨出部3
1を基端部に形成した細杆体3は上記した中穴2
2及び小管ペン先1の中心孔11に遊嵌状態に内
装されている。この膨出部31は中穴21の径よ
り大径とし、中穴21の端部と当接し、細杆体3
は、ペン先先端からは抜け出ず、しかも弾性体4
により前後動可能に付勢されている。
ところで実際の製品として組立てるにあたり、
以下の問題が発生し、生産性の低下を招いてい
た。
即ち、筆記具の特徴上、小管ペン先内に遊嵌さ
れる細杆体も自ずと極めて細いものであり、これ
に前後動の移動を付与するにはむやみに弾性力を
与えすぎてもゴミづまりの原因になつたりインキ
出に支障をきたす為弾性体の弾性力も過度に出来
ず自ずと、小さなものである。具体的には、直径
約1.3mm、厚さも約1mm程の板状体からなり、こ
れを保持部材に形成した奥まつた凹部に方向を誤
まることなく正しく配置するには極めて困難であ
り、生産性を高めるにおいてウイークポイントと
いうべき工程であつた。この弾性体を誤つた方向
で、前記保持部材の凹部に配置した場合には、細
杆体の一定のの前後動、即ち一定の弾力が得にく
くなり、例えば細杆体が小管ペン先より後退し放
しになり、その結果ゴミづまりやインキ出が悪く
なるなどの問題が生じていた。
更に、前記弾性体が正しく配置されたか否か
は、その時点では発見しにくく、製品として組み
立てた後、不良品として発覚するので、修正は極
めて困難で、破棄するケースもしばしば生じ、生
産性の高低に著るしい影響を与えるばかりか、品
質の安定性についても問題があつた。
そこで本考案者は、以上の問題点を解消すべ
く、種々検討を重ねた結果、従来使用されていた
弾性体を全く無くし、その代わりとして中継芯の
前方部に空所を設けることにより弾力部を一体に
形成するという全く新規な構造を採用することに
より上記問題点を解消することを見い出し本考案
を完成したものである。
以下、添付図面に示す実施例に基づき本考案を
詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例を示すもので、金属、
その他適宜材質より成る小管ペン先1が固着され
る保持部材2には、細杆体3を遊嵌する中穴2
1、中綿、生インキなどのインキ貯留部(図示せ
ず)より、インキをを導出する中継芯5が嵌る嵌
挿孔23、および、該中継芯5を係止する段部2
4が形成されている。該中継芯5は、金属焼結
体、樹脂焼結体、繊維集束体、およびこれらの複
合材料など適宜材質よりなり、そのペン先側前方
部には半径方向に貫通された空所6が形成され、
これにより中継芯5のペン先側端面は薄肉状とな
り、弾力部7が形成されている。
細杆体3の先端は小管ペン先1より突出し、ま
た基端部に形成された膨出部31は、小管ペン先
1の後方端面相当部分と弾圧状に当接するよう、
前記中継芯5の弾力部7で押圧しており、細杆体
3の前後動を可能にしている。
尚、中継芯の材質としては、インキを導出する
性能を有するものであれば、前述の如く種々使用
可能であるが、その前提としては中継芯前方部に
空所を設け、ペン先側端面を薄肉状となした際、
この部分が弾力を有することが必要となる。
第2図は本考案の他の実施例を示すもので、上
記実施例と異なる点は、中継芯5のペン先側端面
の薄肉状の部分の中央に孔6′を穿設して弾力部
7′を設けた点にあり、これによつて比較的その
弾力性が弱まりより容易に細杆体の摺動を行なわ
しめることができる。
以上述べた如く本考案は、中継芯のの前方部に
空所を設けることにより弾力部を一体に形成した
ため、他の弾性部材の援助なしに、細杆体は紙面
との当接状態に応じてソフトな感触で出没自在と
することができるし、空所の大きさによつてその
弾力が適宜設定可能となり、バラツキのない一定
の弾力即ち、細杆体の一定の前後動が得られるも
のである。しかも、製品を組み立てる際は、従来
のように弾性部材の方向性を気にすることなく、
長く、比較的硬い中継芯を保持部材の凹部に嵌挿
するだけで良いため、その作業は簡便なものとな
り、不良発生も極力防止でき、品質の安定性に優
れた小管式筆記具が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す要部縦断面
図、第2図は、本考案の他の実施例を示す要部縦
断面図、第3図は従来例を示す要部縦断面図であ
る。 1……小管ペン先、3……細杆体、31……膨
出部、5……中継芯、6……空所、7……弾力
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 小管ペン先の内側に細杆体を遊嵌し、小管ペン
    先から突出する先端をもつ前記細杆体の基端部に
    膨出部を形成した小管式筆記具において、前記細
    杆体の後方には、前方部に空所を設けることによ
    り弾力部を一体に形成した中継芯を配置し、該中
    継芯の弾力部により細杆体の膨出部を押圧するよ
    うなした小管式筆記具。
JP11611982U 1982-07-30 1982-07-30 小管式筆記具 Granted JPS5919381U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11611982U JPS5919381U (ja) 1982-07-30 1982-07-30 小管式筆記具

Applications Claiming Priority (1)

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JP11611982U JPS5919381U (ja) 1982-07-30 1982-07-30 小管式筆記具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5919381U JPS5919381U (ja) 1984-02-06
JPS6345334Y2 true JPS6345334Y2 (ja) 1988-11-24

Family

ID=30267807

Family Applications (1)

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JP11611982U Granted JPS5919381U (ja) 1982-07-30 1982-07-30 小管式筆記具

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JPS5919381U (ja) 1984-02-06

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