JP2508968Y2 - 光ファイバの切断工具 - Google Patents

光ファイバの切断工具

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JP2508968Y2
JP2508968Y2 JP1990042466U JP4246690U JP2508968Y2 JP 2508968 Y2 JP2508968 Y2 JP 2508968Y2 JP 1990042466 U JP1990042466 U JP 1990042466U JP 4246690 U JP4246690 U JP 4246690U JP 2508968 Y2 JP2508968 Y2 JP 2508968Y2
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JP
Japan
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optical fiber
cam
frame
cut
cutting tool
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JP1990042466U
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JPH043403U (ja
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孝博 浅賀
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Hakusan Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、光通信用の光ファイバの心線に切傷を付
け、この切傷に曲げ力を与えて切断するようにした光フ
ァイバの切断工具に関する。
〔従来の技術〕
光ファイバを接続するには心線の切断面を十分に平滑
にする必要がある。そのため、光ファイバの心線に切傷
を付けるカッタ部材を、光ファイバの切断時にこの光フ
ァイバから後退させるようにした光ファイバの切断工具
が、実公昭62-15763号公報に開示されている。この工具
は、押圧レバーに連動する刃物後退カムにより刃物を後
退させるものであり、より詳しくは、押圧レバー(以
下、上フレームという)にねじ止めされた作動軸が刃物
後退カムを回動させ、この刃物後退カムに係合する刃物
が後退するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、この工具では、上フレーム内に設けられた
作動軸が下フレームの凹部に設けられた刃物後退カムを
回動させ、上フレーム内に設けられた刃物を後退させる
構成になっている。このような構成では、刃物後退カム
を大きくすると下フレームが大きくなり、工具全体の大
型化を招来する。そのため、刃物後退カムは小さくする
必要があった。そして、刃物後退カムは、小さいために
強度が低く、破損、磨耗及びガタツキが生じ易かった。
また、磨耗やガタツキによる精度の狂いが、刃物後退カ
ムが小さいために増幅されて刃物に伝わり、刃物の後退
動作が不安定になっていた。
また、実開昭58-88604号公報には、カッターホルダの
側方に突出される半球状のドックと、このドックとの接
触面を曲面とするプランジャが開示されているが、曲面
相互の接触のために誤差を生じやすく、径年使用によっ
て信頼性を損なうおそれがあった。
そこで、この考案の目的は、工具全体の大型化を招来
することなく、刃物を後退させるカムを大きくすること
により、信頼性の高い光ファイバの切断工具を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る光ファイバの切断工具は、前記目的を
達成した次のようなものである。
すなわち、開閉自在な対のフレーム間のカッタ部材に
よって光ファイバ心線に軸線と直交する切傷を付け、上
記カッタ部材を上記光ファイバ心線から後退させるとと
もに上記切傷に曲げ力を与えて切断するようにした光フ
ァイバの切断工具において、上記一方のフレームの側面
には略々三角形状を呈するカムの第1の端部が回動自在
に枢支され、上記カッタ部材には上記カムの第1の端部
から離れる第2の端部に設けた切り込みと係合するピン
が設けられ、上記カムの第3の端部が他方のフレームに
摺動され、上記カムが第1の端部を支点として第2の端
部を上方へ回動させ上記切り込みと係合するピンを押し
上げることにより上記カッタ部材を後退させるようにし
たことを特徴とするものである。
〔作用〕
この考案に係る光ファイバの切断工具では、対のフレ
ームを閉じることによってカッタ部材が光ファイバ心線
に切傷を付ける。さらにフレームを閉じることによっ
て、カムが第1の端部を支点とし第3の端部を力点して
回動し始めるので、第3の端部の切り込みがカッタ部材
のピンに係合してカッタ部材を光ファイバ心線から後退
させる。そして、さらにフレームを閉じることによっ
て、この切傷に曲げ力を与えて光ファイバを切断する。
カムは、一方のフレームの側面に回動自在に枢支されて
おり、このフレームから飛び出ない程度の大きさにでき
る。
〔実施例〕
第1図乃至第5図はこの考案に係る光ファイバの切断
工具の一実施例を示し、第1図は一部を切り欠いた正面
図、第2図は一部を切り欠いた平面図、第3図は一部を
切り欠いた左側面図、第4図は正面図、第5図は動作状
態を示す一部を切り欠いた正面図である。また、第1図
乃至第3図はフレームを閉じて光ファイバ心線に切傷を
付けている状態、第4図はフレームを開いている状態を
それぞれ示す。
以下、これらの図面に基づき詳細に説明する。
切断工具10は、載置部12に載置された光ファイバ14の
心線16に対のフレーム18、20間のカッタ部材22によって
軸線と直交する方向の切傷を付け、この切傷に曲げ力を
付与することによって光ファイバ14を切断するようにな
っている。
カッタ部材22は、軸24を介してフレーム18、20に回動
自在に枢支されたカッタホルダ26と、カッタホルダ26の
自由端側に設けられて光ファイバ14の心線16に当接する
直線刃28とから構成される。また、カッタ部材22の自由
端側に設けられた圧縮ばね30は、直線刃28が光ファイバ
14の心線16へ切傷を付けるときの力を一定にするもので
ある。さらに、直線刃28は、カッタ受け32を介してねじ
34によってカッタホルダ26に着脱自在に取付られる。
フレーム18、20は基端側が軸24によりそれぞれ回動自
在に取付られている。これらのフレーム18、20は、軸24
に取付られたばね部材36により常時拡開力が付与されて
いる。ばね部材36は、一端がフレーム18、他端がフレー
ム20にそれぞれ当接している。
載置部12は、フレーム20の自由端にベース38、ベンダ
プレート40、及びファイバガイド42から構成されてい
る。また、ベンダプレート40は、光ファイバ14に曲げ力
を付与できるように可撓性を有するとともに、光ファイ
バ14に当接する部分にはゴムが貼付されている。ファイ
バガイド42には、光ファイバ14を所定の位置に固定する
ための案内溝44が設けられている。
カム46は、略三角形状を呈し、第1の端部にはフレー
ム18に回動自在に軸48が設けられ、第2の端部にはカッ
タ部材22に固設されたピン52に係合する切り込み50が設
けられ、第3の端部には載置部12に摺動する摺動部53が
設けられている。
曲げ力付与手段は、光ファイバ14の切傷の部位よりも
先端側を載置部12に押さえ付ける押さえ手段56と、光フ
ァイバ14の切傷の部位よりも後端側を下方へ押圧して撓
ませるベンドアーム58とから構成されている。
押さえ手段56は略L字状を呈している。押さえ手段56
の一端は、起立片54が設けられており、軸24によって回
動自在にフレーム18、20に取付けられている。押さえ手
段56の他端は、クランプゴム60が設けられており、光フ
ァイバ14に当接するようになっている。
ベントアーム58は、フレーム18の一部から構成されて
いる。ベントアーム58の先端62は、ゴム等の柔らかい材
質によって被覆されており、載置部12とともに光ファイ
バ14を下方へ撓ませるようになっている。
復帰手段64は、ねじ66によってフレーム18に取付られ
た圧縮ばね68からなる。
なお、止め輪70、70は軸24を固定するものである。ま
た、フレーム18に固設されたストッパピン72、74は、ス
トッパピン72がカッタ部材22及びフレーム20用、ストッ
パピン74が押さえ手段56用である。さらに、軸受76は、
カム46の軸48用であり、押さえナット78、78によってフ
レーム18に固定される。
次に、第5図に基づき切断工具10の動作について説明
する。なお、第5図では、光ファイバ14、ばね部材36等
を省略して簡略化している。
第5図(A)。フレーム18、20はばね部材36(図示せ
ず)のばね力によって開放している。このとき、カッタ
部材22及びフレーム20はストッパピン72に、押さえ手段
56はストッパピン74にそれぞれ当接している。また、押
さえ手段56はフレーム20の載置部12から離間した状態に
ある。
第5図(B)。次に、載置部12のファイバガイド42の
案内溝44に光ファイバ14(図示せず)を収容する。その
後、作業者がばね部材36のばね力に抗してフレーム18、
20を握りしめると、これらのフレーム18、20は閉方向へ
回動する。そして、押さえ手段56のクランプゴム60が載
置部に当接して光ファイバ14を保持する。
第5図(C)。フレーム18、20をさらに閉じると直線
刃28が光ファイバ14の心線16に当接し、心線16に切傷を
付ける。このとき、カム46が載置部12に当接する。
第5図(D)。ここで、フレーム18、20をさらに閉じ
ると、カム46の摺動部53が載置部12上を摺動するととも
に軸48を中心に切り込み50が上方へ回動する。すると、
切り込み50に遊挿されたピン52が押し上げられ、カッタ
部材22が軸24を中心に上方へ回動して載置部12から離間
する。すなわち、直線刃28は心線16に傷を付けると上方
へ後退する。
第5図(E)。その後、フレーム18、20を更に閉じる
と、ベントアーム58とベース38との間でベンダプレート
40及び光ファイバ14が下方へ撓み、その結果、光ファイ
バ14の心線16は切傷において折れる如くして切断され
る。
したがって、フレーム18、20を閉じるという一回の操
作により光ファイバの固定、切傷の付与、曲げ引張り応
力付与等の各工程を行うことができるので、作業性が向
上するとともに平滑な切断面が得られる。
そして、切断作業が終了した後、作業者がフレーム1
8、20の握持力を解除すると、フレーム18、20はばね部
材36及び復帰手段64のばね力によって第5図(A)に示
す状態に復帰する。
なお、カム46の形状、支点等の位置を変えることによ
り、直線刃28が光ファイバ14に当たるタイミング、時間
(長さ)を調節できるので、良好な条件を得ることがで
きる。
〔考案の効果〕
この考案に係る光ファイバの切断工具によれば、略々
三角形状のカムの第1の端部が一方のフレームの側面に
回動自在に枢支されていると同時に第1の端部から離れ
る第2の端部でカッタ部材のピンに係合させたので、工
具全体の大型化を招来することなくカムを大きくでき、
その結果、強度を高くして破損、磨耗及びガタツキの発
生を抑制できる。また、カムが大きいので、磨耗やガタ
ツキによる精度の狂いが、カッタ部材の後退動作に影響
することを防ぐことができる。
したがって、径年使用できる信頼性の高い光ファイバ
の切断工具が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの考案に係る光ファイバの切断工
具の一実施例を示し、第1図は一部を切り欠いた正面
図、第2図は一部を切り欠いた平面図、第3図は一部を
切り欠いた左側面図、第4図は正面図、第5図は動作状
態を示す一部を切り欠いた正面図である。 10……光ファイバの切断工具 14……光ファイバ 16……光ファイバの心線 18、20……フレーム 22……カッタ部材 46……カム 52……ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉自在な対のフレーム間のカッタ部材に
    よって光ファイバ心線に軸線と直交する切傷を付け、上
    記カッタ部材を上記光ファイバ心線から後退させるとと
    もに上記切傷に曲げ力を与えて切断するようにした光フ
    ァイバの切断工具において、 上記一方のフレームの側面には略々三角形状を呈するカ
    ムの第1の端部が回動自在に枢支され、上記カッタ部材
    には上記カムの第1の端部から離れる第2の端部に設け
    た切り込みと係合するピンが設けられ、上記カムの第3
    の端部が他方のフレームに摺動され、上記カムが第1の
    端部を支点として第2の端部を上方へ回動させ上記切り
    込みと係合するピンを押し上げることにより上記カッタ
    部材を後退させるようにしたことを特徴とする光ファイ
    バの切断工具。
JP1990042466U 1990-04-23 1990-04-23 光ファイバの切断工具 Expired - Lifetime JP2508968Y2 (ja)

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JPH043403U JPH043403U (ja) 1992-01-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5888604U (ja) * 1981-12-11 1983-06-16 日立電線株式会社 光フアイバ−切断装置

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