JP2508718B2 - 小型複写装置 - Google Patents
小型複写装置Info
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- JP2508718B2 JP2508718B2 JP62127713A JP12771387A JP2508718B2 JP 2508718 B2 JP2508718 B2 JP 2508718B2 JP 62127713 A JP62127713 A JP 62127713A JP 12771387 A JP12771387 A JP 12771387A JP 2508718 B2 JP2508718 B2 JP 2508718B2
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- Japan
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- print head
- unit
- shaft
- ink tape
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は小型複写装置に関するものである。
最近、装置自体を走査移動させて原稿の読取りおよび
外部記録紙へのプリントを行なうハンディタイプの小型
複写装置が開発されている。
外部記録紙へのプリントを行なうハンディタイプの小型
複写装置が開発されている。
この小型複写装置は、手で把持できる大きさの装置本
体内に、原稿を読取るイメージセンサと、このイメージ
センサで読取ったデータを熱転写インクテープを介して
外部記録紙にプリントするサーマル印字ヘッドと、前記
インクテープを巻取るインクテープ巻取軸と、このイン
クテープ巻取軸の駆動機構とを設けたもので、イメージ
センサは装置本体の下面に設けた開口部に対向させて配
置され、また印字ヘッドは前記開口部にヘッド先端が装
置本体下に突出するようにして固定されている。
体内に、原稿を読取るイメージセンサと、このイメージ
センサで読取ったデータを熱転写インクテープを介して
外部記録紙にプリントするサーマル印字ヘッドと、前記
インクテープを巻取るインクテープ巻取軸と、このイン
クテープ巻取軸の駆動機構とを設けたもので、イメージ
センサは装置本体の下面に設けた開口部に対向させて配
置され、また印字ヘッドは前記開口部にヘッド先端が装
置本体下に突出するようにして固定されている。
この小型複写装置は、手で把持されて原稿上および外
部記録紙上を手動で走査移動されるもので、この複写装
置を読取りモードにした状態で原稿面に沿って走査移動
させると、複写装置はその走査移動にともなって原稿面
の画像を順次イメージセンサで読取り、この読取った画
像データを内部のメモリ部に記憶する。また、原稿から
読取った画像をプリントさせる場合は、複写装置をプリ
ントモードにし、印字ヘッドをインクテープを介して外
部記録紙に接触させた状態で複写装置を記録紙面に沿っ
て走査移動させればよく、このようにして複写装置を走
査移動させると、複写装置はその走査移動にともなって
前記メモリ部に記憶されている読取り画像データを順次
読み出し、この画像データに応じて印字ヘッドを駆動し
てこの印字ヘッドによりインクテープを介して外部記録
紙にプリントするとともに、このプリント動作に応じて
インクテープ巻取軸を駆動してインクテープの使用済み
部分を巻取って行く。
部記録紙上を手動で走査移動されるもので、この複写装
置を読取りモードにした状態で原稿面に沿って走査移動
させると、複写装置はその走査移動にともなって原稿面
の画像を順次イメージセンサで読取り、この読取った画
像データを内部のメモリ部に記憶する。また、原稿から
読取った画像をプリントさせる場合は、複写装置をプリ
ントモードにし、印字ヘッドをインクテープを介して外
部記録紙に接触させた状態で複写装置を記録紙面に沿っ
て走査移動させればよく、このようにして複写装置を走
査移動させると、複写装置はその走査移動にともなって
前記メモリ部に記憶されている読取り画像データを順次
読み出し、この画像データに応じて印字ヘッドを駆動し
てこの印字ヘッドによりインクテープを介して外部記録
紙にプリントするとともに、このプリント動作に応じて
インクテープ巻取軸を駆動してインクテープの使用済み
部分を巻取って行く。
すなわち、上記小型複写装置は、装置自体を手動で走
査移動させることによって原稿の読取りおよび外部記録
紙へのプリントを行なうもので、この小型複写装置は、
読取り巾およびプリント巾は小さいが、通常の複写装置
と異なって、原稿から所望の領域の画像だけを選択して
読取るとともに読取った画像をノート等の厚みのある記
録紙にもプリントすることができるし、また小型でかつ
軽量であるために携帯にも便利である。
査移動させることによって原稿の読取りおよび外部記録
紙へのプリントを行なうもので、この小型複写装置は、
読取り巾およびプリント巾は小さいが、通常の複写装置
と異なって、原稿から所望の領域の画像だけを選択して
読取るとともに読取った画像をノート等の厚みのある記
録紙にもプリントすることができるし、また小型でかつ
軽量であるために携帯にも便利である。
しかしながら、従来の小型複写装置は、その構成部品
であるイメージセンサ、印字ヘッド、インクテープ巻取
軸およびその駆動機構を個々に装置本体内に組込んだも
のであるために、複写装置の組立て時にこれら各構成部
品を1つ1つ位置調整して装置本体内に取付けなければ
ならず、特に印字ヘッドは、その先端が適度な接触圧で
インクテープを介し記録紙に接触するように厳密に位置
決めして設置しなければならないから、従来の小型複写
装置は、その組立てが面倒で量産性に劣るという問題を
もっていた。
であるイメージセンサ、印字ヘッド、インクテープ巻取
軸およびその駆動機構を個々に装置本体内に組込んだも
のであるために、複写装置の組立て時にこれら各構成部
品を1つ1つ位置調整して装置本体内に取付けなければ
ならず、特に印字ヘッドは、その先端が適度な接触圧で
インクテープを介し記録紙に接触するように厳密に位置
決めして設置しなければならないから、従来の小型複写
装置は、その組立てが面倒で量産性に劣るという問題を
もっていた。
この発明は上記のような実情にかんがみてなされたも
のであって、その目的とするところは、組立てを能率よ
く行なえるようにして量産性を向上させた小型複写装置
を提供することにある。
のであって、その目的とするところは、組立てを能率よ
く行なえるようにして量産性を向上させた小型複写装置
を提供することにある。
この発明は、 シャーシと、 基台と、この基台に支持され前記前記原稿を読取るイ
メージセンサと、前記基台に支持され前記イメージセン
サに前記原稿の像を結像する結像レンズとを備えた読取
りユニットと、 ヘッド支持フレームと、このヘッド支持フレームに支
持され前記イメージセンサで読取ったデータをインクテ
ープを介して前記外部記録紙にプリントする印字ヘッド
と、この印字ヘッドを前記外部記録紙に押圧する押しば
ねとを備えた印字ヘッドユニットと、 前記インクテープの巻取軸と、 前記巻取軸を回転駆動する駆動機構と、 前記装置本体の移動にともなって前記原稿および外部
記録紙上を回転する接紙ローラと、 回転角により前記装置本体の移動距離を検出するエン
コーダと、 前記エンコーダに前記接紙ローラの回転を伝達する伝
達機構と、 を備え、 前記読取りユニットと前記印字ヘッドユニットと前記
巻取軸と前記駆動機構と前記接紙ローラと前記エンコー
ダと前記伝達機構とをそれぞれ前記シャーシの所定の位
置に設けて1つのブロックとし、そのブロックを前記装
置本体内に位置決めして収納したことを特徴とするもの
である。
メージセンサと、前記基台に支持され前記イメージセン
サに前記原稿の像を結像する結像レンズとを備えた読取
りユニットと、 ヘッド支持フレームと、このヘッド支持フレームに支
持され前記イメージセンサで読取ったデータをインクテ
ープを介して前記外部記録紙にプリントする印字ヘッド
と、この印字ヘッドを前記外部記録紙に押圧する押しば
ねとを備えた印字ヘッドユニットと、 前記インクテープの巻取軸と、 前記巻取軸を回転駆動する駆動機構と、 前記装置本体の移動にともなって前記原稿および外部
記録紙上を回転する接紙ローラと、 回転角により前記装置本体の移動距離を検出するエン
コーダと、 前記エンコーダに前記接紙ローラの回転を伝達する伝
達機構と、 を備え、 前記読取りユニットと前記印字ヘッドユニットと前記
巻取軸と前記駆動機構と前記接紙ローラと前記エンコー
ダと前記伝達機構とをそれぞれ前記シャーシの所定の位
置に設けて1つのブロックとし、そのブロックを前記装
置本体内に位置決めして収納したことを特徴とするもの
である。
すなわち、この発明の小型複写装置によれば、イメー
ジセンサで読取ったデータをインクテープを介して外部
記録紙にプリントする印字ヘッドを、押しばねのばね力
によって適度な接触圧で前記記録紙に接触させることが
できるため、従来のように印字ヘッドを厳密に位置決め
して設置する必要はない。
ジセンサで読取ったデータをインクテープを介して外部
記録紙にプリントする印字ヘッドを、押しばねのばね力
によって適度な接触圧で前記記録紙に接触させることが
できるため、従来のように印字ヘッドを厳密に位置決め
して設置する必要はない。
また、前記イメージセンサとこのイメージセンサに原
稿の像を結像する結像レンズとを基台に支持させて、こ
れらを1つの読取りユニットにまとめ、前記印字ヘッド
とその押しばねとをヘッド支持フレームに支持させて、
これらを1つの印字ヘッドユニットにまとめるととも
に、 前記読取りユニットと、前記印字ヘッドユニットと、
インクテープの巻取軸と、この巻取軸を回転駆動する駆
動機構と、装置本体の移動にともなって前記原稿および
外部記録紙上を回転する接紙ローラと、回転角により装
置本体の移動距離を検出するエンコーダと、このエンコ
ーダに前記接紙ローラの回転を伝達する伝達機構とをそ
れぞれシャーシの所定の位置に設けて1つのブロックと
し、そのブロックを前記装置本体内に位置決めして収納
しているため、複写装置を構成する主要な構成部品のほ
とんどを、一括して装置本体内に組込むことができる。
稿の像を結像する結像レンズとを基台に支持させて、こ
れらを1つの読取りユニットにまとめ、前記印字ヘッド
とその押しばねとをヘッド支持フレームに支持させて、
これらを1つの印字ヘッドユニットにまとめるととも
に、 前記読取りユニットと、前記印字ヘッドユニットと、
インクテープの巻取軸と、この巻取軸を回転駆動する駆
動機構と、装置本体の移動にともなって前記原稿および
外部記録紙上を回転する接紙ローラと、回転角により装
置本体の移動距離を検出するエンコーダと、このエンコ
ーダに前記接紙ローラの回転を伝達する伝達機構とをそ
れぞれシャーシの所定の位置に設けて1つのブロックと
し、そのブロックを前記装置本体内に位置決めして収納
しているため、複写装置を構成する主要な構成部品のほ
とんどを、一括して装置本体内に組込むことができる。
したがって、上記構成部品を個々に装置本体内に組込
むのに比べて、各構成部品の位置調整が簡単で、能率の
良い組立てを行なうことができるし、さらに、イメージ
センサと結像レンズとを基台に支持させて1つの読取り
ユニットにまとめ、印字ヘッドとその押しばねとをヘッ
ド支持フレームに支持させて1つの印字ヘッドユニット
にまとめて、これら読取りユニットおよび印字ヘッドユ
ニットを上記シャーシに取付けているため、イメージセ
ンサと結像レンズ、および印字ヘッドと押しばねを、あ
らかじめ所定の位置関係に配置した状態で組込むことが
できるから、組立て能率をより一層高め、量産性を向上
させることができる。
むのに比べて、各構成部品の位置調整が簡単で、能率の
良い組立てを行なうことができるし、さらに、イメージ
センサと結像レンズとを基台に支持させて1つの読取り
ユニットにまとめ、印字ヘッドとその押しばねとをヘッ
ド支持フレームに支持させて1つの印字ヘッドユニット
にまとめて、これら読取りユニットおよび印字ヘッドユ
ニットを上記シャーシに取付けているため、イメージセ
ンサと結像レンズ、および印字ヘッドと押しばねを、あ
らかじめ所定の位置関係に配置した状態で組込むことが
できるから、組立て能率をより一層高め、量産性を向上
させることができる。
以下この発明の一実施例を図面を参照して説明する。
この実施例の小型複写装置は第2図および第3図に示
すような外観のもので、図中1は縦長箱状をなす手で把
持できる大きさの装置本体である。この装置本体1の前
面には、その中央部に動作開始スイッチ2が設けられる
とともに、上端側および下端側に、拡大プリント指定キ
ー3とリセット/クリアキー4および読取り巾指定スイ
ッチ5が設けられており、装置本体1の背面には、電源
スイッチを兼ねるモード切換スイッチ6と、電源ON表示
用LED(発光ダイオード)7a、メモリ残量が所定量以下
となったときに点灯するメモリ残量表示用LED7bと、印
字装置の移動速度が速すぎる場合に点灯する速度警告用
LED7cが設けられている。また、装置本体1の一側面に
は、印字濃度調節つまみ8が設けられている。
すような外観のもので、図中1は縦長箱状をなす手で把
持できる大きさの装置本体である。この装置本体1の前
面には、その中央部に動作開始スイッチ2が設けられる
とともに、上端側および下端側に、拡大プリント指定キ
ー3とリセット/クリアキー4および読取り巾指定スイ
ッチ5が設けられており、装置本体1の背面には、電源
スイッチを兼ねるモード切換スイッチ6と、電源ON表示
用LED(発光ダイオード)7a、メモリ残量が所定量以下
となったときに点灯するメモリ残量表示用LED7bと、印
字装置の移動速度が速すぎる場合に点灯する速度警告用
LED7cが設けられている。また、装置本体1の一側面に
は、印字濃度調節つまみ8が設けられている。
この小型複写装置の構成を説明すると、この小型複写
装置は、第1図に示すように、装置本体1を構成するフ
ロントケースブロックAおよびリヤケースブロックB
と、装置本体1内に設けられるシャーシブロックCとか
らなっている。
装置は、第1図に示すように、装置本体1を構成するフ
ロントケースブロックAおよびリヤケースブロックB
と、装置本体1内に設けられるシャーシブロックCとか
らなっている。
フロントケースブロックAについて説明すると、この
フロントケースブロックAは、第1図および第6図に示
すように、装置本体1の前面側を構成するフロントケー
ス1aの前面に、動作開始スイッチ2、拡大プリント指定
キー3、リセット/クリアキー4および読取り巾指定ス
イッチ5とを設けるとともに、フロントケース1aの一側
面に印字濃度調節つまみ8を設けたものである。上記動
作開始スイッチ2は、フロントケース1aの表面に設けた
大面積のスイッチ釦2aと、このスイッチ釦2aの中央部に
対向させてフロントケース1aの内面に取付けたスイッチ
基板2bとからなっており、スイッチ釦2aはフロントケー
ス1aに設けた開口部に押込み可能に嵌合されるととも
に、その裏面とスイッチ基板2bとの間に設けたゴム部材
9によってケース表面側に押圧されている。この動作開
始スイッチ2は、スイッチ釦2aの押圧操作によってONさ
れるもので、スイッチ釦2aを押圧すると、このスイッチ
釦2aがゴム部材9を弾性変形させながら押込まれ、この
スイッチ釦2aの裏面中央部に形成されている可動接点10
aがスイッチ基板2b面の固定接点10bに接触して動作開始
スイッチ2がONされる。また、上記拡大プリント指定キ
ー3およびリセット/クリアキー4は、フロントケース
1aに押込み可能に嵌合されたキー釦3a,4aと、この両キ
ー釦3a,4aに対向させてフロントケース1aの内面に取付
けたキー接点基板11とからなっており、これら各キー3,
4は、そのキー釦3a,4aを押圧してキー接点基板11に接触
させることによってONされる。一方、読取り巾指定スイ
ッチ5はスライドスイッチとされている。この読取り巾
指定スイッチ5は、フロントケース1aの表面に横方向に
スライド可能に設けられたスライド操作つまみ5aと、こ
の操作つまみ5aのスライド領域に対向させてフロントケ
ース1aの内面に取付けたスイッチ基板5bとからなってお
り、スイッチ基板5b面には操作つまみ5aのスライド方向
に沿わせて多数の固定接点が形成され、操作つまみ5aに
はスイッチ基板5b面を摺動して前記各固定接点に選択的
に接触する可動接点が形成されている。また、第1図お
よび第6図において、12はフロントケース1a内に設けら
れた制御ユニットである。この制御ユニット12は、回路
基板12aに複数のLSIチップ13を取付けて構成されてお
り、上記スイッチ基板2b,5bおよびキー接点基板11は図
示しないリード線によって制御回路ユニット12に接続さ
れている。なお、図示しないが、上記回路基板12aに
は、上記印字濃度調節つまみ8を有する印字濃度調節用
ボリュームが取付けられており、印字濃度調節つまみ8
の一側部はフロントケース1aの側面に突出されている。
また、14aはフロントケース1a内の下端部はその一側に
近接させて設けられた第1主接紙ローラであり、この第
1主接紙ローラ14aは、その下部がフロントケース1a下
に僅かに突出する状態でフロントケース1aに回転可能に
軸支されている。さらにフロントケース1aの下端には内
方に張出す水平張出し板15が形成されており、この張出
し板15上には、原稿面を照明する横長なLDEアレイ16
と、複写装置を原稿または外部記録紙上に置いたときに
これを検知する紙面検知スイッチ17が設けられている。
この紙面検知スイッチ17は作動ピン17aを備えたマイク
ロスイッチとされている。この作動ピン17aは、常時は
ばね力によりフロントケース1aの下方に突出する状態に
押圧されており、複写装置を原稿または外部記録紙上に
置いたときに紙面に当接して押上げられるもので、紙面
検知スイッチ17は作動ピン17aの押上げによってONする
ようになっている。
フロントケースブロックAは、第1図および第6図に示
すように、装置本体1の前面側を構成するフロントケー
ス1aの前面に、動作開始スイッチ2、拡大プリント指定
キー3、リセット/クリアキー4および読取り巾指定ス
イッチ5とを設けるとともに、フロントケース1aの一側
面に印字濃度調節つまみ8を設けたものである。上記動
作開始スイッチ2は、フロントケース1aの表面に設けた
大面積のスイッチ釦2aと、このスイッチ釦2aの中央部に
対向させてフロントケース1aの内面に取付けたスイッチ
基板2bとからなっており、スイッチ釦2aはフロントケー
ス1aに設けた開口部に押込み可能に嵌合されるととも
に、その裏面とスイッチ基板2bとの間に設けたゴム部材
9によってケース表面側に押圧されている。この動作開
始スイッチ2は、スイッチ釦2aの押圧操作によってONさ
れるもので、スイッチ釦2aを押圧すると、このスイッチ
釦2aがゴム部材9を弾性変形させながら押込まれ、この
スイッチ釦2aの裏面中央部に形成されている可動接点10
aがスイッチ基板2b面の固定接点10bに接触して動作開始
スイッチ2がONされる。また、上記拡大プリント指定キ
ー3およびリセット/クリアキー4は、フロントケース
1aに押込み可能に嵌合されたキー釦3a,4aと、この両キ
ー釦3a,4aに対向させてフロントケース1aの内面に取付
けたキー接点基板11とからなっており、これら各キー3,
4は、そのキー釦3a,4aを押圧してキー接点基板11に接触
させることによってONされる。一方、読取り巾指定スイ
ッチ5はスライドスイッチとされている。この読取り巾
指定スイッチ5は、フロントケース1aの表面に横方向に
スライド可能に設けられたスライド操作つまみ5aと、こ
の操作つまみ5aのスライド領域に対向させてフロントケ
ース1aの内面に取付けたスイッチ基板5bとからなってお
り、スイッチ基板5b面には操作つまみ5aのスライド方向
に沿わせて多数の固定接点が形成され、操作つまみ5aに
はスイッチ基板5b面を摺動して前記各固定接点に選択的
に接触する可動接点が形成されている。また、第1図お
よび第6図において、12はフロントケース1a内に設けら
れた制御ユニットである。この制御ユニット12は、回路
基板12aに複数のLSIチップ13を取付けて構成されてお
り、上記スイッチ基板2b,5bおよびキー接点基板11は図
示しないリード線によって制御回路ユニット12に接続さ
れている。なお、図示しないが、上記回路基板12aに
は、上記印字濃度調節つまみ8を有する印字濃度調節用
ボリュームが取付けられており、印字濃度調節つまみ8
の一側部はフロントケース1aの側面に突出されている。
また、14aはフロントケース1a内の下端部はその一側に
近接させて設けられた第1主接紙ローラであり、この第
1主接紙ローラ14aは、その下部がフロントケース1a下
に僅かに突出する状態でフロントケース1aに回転可能に
軸支されている。さらにフロントケース1aの下端には内
方に張出す水平張出し板15が形成されており、この張出
し板15上には、原稿面を照明する横長なLDEアレイ16
と、複写装置を原稿または外部記録紙上に置いたときに
これを検知する紙面検知スイッチ17が設けられている。
この紙面検知スイッチ17は作動ピン17aを備えたマイク
ロスイッチとされている。この作動ピン17aは、常時は
ばね力によりフロントケース1aの下方に突出する状態に
押圧されており、複写装置を原稿または外部記録紙上に
置いたときに紙面に当接して押上げられるもので、紙面
検知スイッチ17は作動ピン17aの押上げによってONする
ようになっている。
一方、リヤケースブロックBは、第1図および第6図
に示すように、装置本体1の背面側を構成するリヤケー
ス1bに、電源スイッチを兼ねるモード切換スイッチ6
と、電源ON表示用、メモリ残量表示用および速度警告用
の各LED7a,7b,7cを設けたものである。上記モード切換
スイッチ6はスライドスイッチとされている。このモー
ド切換スイッチ6は、リヤケース1bの表面に横方向にス
ライド可能に設けられたスライド操作つまみ6aと、この
操作つまみ6aに対向させてリヤケース1bの肉厚内に取付
けられたスイッチ基板6bとからなっており、スイッチ基
板6b面には操作つまみ6aのスライド方向に沿わせて複数
の固定接点が形成され、操作つまみ6aにはスイッチ基板
6b面を摺動して前記各固定接点に接触する可動接点が形
成されている。この操作つまみ6aは、第3図に示したP
ポジション(プリントモード切換ポジション)と、Rポ
ジション(読取りモード切換ポジション)と、OFFポジ
ションと、Eポジション(インクテープカセット70のイ
ジェクトポジション)とにスライド移動されるもので、
モード切換スイッチ6は、操作つまみ6aがOFFポジショ
ンにあるときは電源をOFFさせている状態にあり、操作
つまみ6aがプリントモード切換ポジションPまたは読取
りモード切換ポジションRにスライドさせたときに、電
源をONさせるとともに複写装置をプリントモードまたは
読取りモードに切換えるようになっている。なお、この
モード切換スイッチ6のスイッチ基板6bは、図示しない
リード線によってフロントケースブロックAの制御ユニ
ット12に接続されている。また、第1図および第6図に
おいて、18はリヤケースブロックBの下端部に設けられ
た補助ローラユニットである。この補助ローラユニット
18は、リヤケース1b内に上下摺動可能に設けられた昇降
プレート19に、左右一対の補助接紙ローラ18a,18bを取
付けたもので、補助接続ローラ18a,18bは、昇降プレー
ト19の両側部に両端を支承させた水平ローラ軸20に取付
けられている。この補助ローラユニット18は、前記モー
ド切換スイッチ6の操作つまみ6aのスライド操作に連動
して上下動されるようになっている。すなわち、第1図
において、21は上記昇降プレート19に形成された左右一
対のカム溝であり、この各カム溝21は、その両端側に高
低差をもつ下段側水平溝部21aと上段側水平溝部21bを形
成し、中央部に上記両水平溝部21a,21bをつなぐ傾斜溝
部21cを形成するとともに、上段側水平溝部21bの終端
に、上方に立上がる垂直溝部21dを形成した形状とされ
ている。この各カム溝21には、前記操作つまみ6aに固定
した一対のカム溝係合ピン22がそれぞれ摺動可能に係合
されている。このカム溝係合ピン22は、操作つまみ6aの
スライド移動によってカム溝21内を摺動移動するもの
で、このカム溝係合ピン22は、モード切換スイッチ6の
操作つまみ6aがプリントモード切換ポジションPにある
ときはカム溝21の下段側水平溝部21aに位置しており、
操作つまみ6aを読取りモード切換ポジションRに移動さ
せたときは傾斜溝部21cを通って昇降プレート19を下降
させながら上段側水平溝部21bの始端に移動し、操作つ
まみ6aをOFFポジションに移動させたときは上段側水平
溝部21bの中間に移動し、さらに操作つまみ6aをイジェ
クトポジションEに移動せたときは上段側水平溝部21b
の終端つまり垂直溝部21d下に移動する。つまり、上記
補助ローラユニット18は、モード切換スイッチ6をプリ
ントモード切換ポジションPに切換えたときに上昇さ
れ、モード切換スイッチ6を読取りモード切換ポジショ
ンRに切換えたときに下降されるもので、この補助ロー
ラユニット18は、プリントモードでは補助接続ローラ18
a,18bの下端がリヤケース1b下に前記第1主接紙ローラ1
4aの下端とほぼ同一レベルに突出する位置にあり、読取
りモードでは補助接紙ローラ18a,18bの下端が第1主接
紙ローラ14aよりも下方に突出する位置にくる。また、
この補助ローラユニット18は、モード切換スイッチ6を
OFFポジションおよびイジェクトポジションEに切換え
たときも読取りモードのときと同じレベルにあるが、イ
ジェクトポジションEに切換えると、カム溝係合ピン22
がカム溝21の垂直溝部21d下にきてこの垂直溝部21dに入
り込める状態となるために、この状態では補助ローラユ
ニット18をさらに下方に引下げることができる。なお、
このときの補助ローラユニット18の引下げおよび元位置
への復帰は手動によって行なわれる。
に示すように、装置本体1の背面側を構成するリヤケー
ス1bに、電源スイッチを兼ねるモード切換スイッチ6
と、電源ON表示用、メモリ残量表示用および速度警告用
の各LED7a,7b,7cを設けたものである。上記モード切換
スイッチ6はスライドスイッチとされている。このモー
ド切換スイッチ6は、リヤケース1bの表面に横方向にス
ライド可能に設けられたスライド操作つまみ6aと、この
操作つまみ6aに対向させてリヤケース1bの肉厚内に取付
けられたスイッチ基板6bとからなっており、スイッチ基
板6b面には操作つまみ6aのスライド方向に沿わせて複数
の固定接点が形成され、操作つまみ6aにはスイッチ基板
6b面を摺動して前記各固定接点に接触する可動接点が形
成されている。この操作つまみ6aは、第3図に示したP
ポジション(プリントモード切換ポジション)と、Rポ
ジション(読取りモード切換ポジション)と、OFFポジ
ションと、Eポジション(インクテープカセット70のイ
ジェクトポジション)とにスライド移動されるもので、
モード切換スイッチ6は、操作つまみ6aがOFFポジショ
ンにあるときは電源をOFFさせている状態にあり、操作
つまみ6aがプリントモード切換ポジションPまたは読取
りモード切換ポジションRにスライドさせたときに、電
源をONさせるとともに複写装置をプリントモードまたは
読取りモードに切換えるようになっている。なお、この
モード切換スイッチ6のスイッチ基板6bは、図示しない
リード線によってフロントケースブロックAの制御ユニ
ット12に接続されている。また、第1図および第6図に
おいて、18はリヤケースブロックBの下端部に設けられ
た補助ローラユニットである。この補助ローラユニット
18は、リヤケース1b内に上下摺動可能に設けられた昇降
プレート19に、左右一対の補助接紙ローラ18a,18bを取
付けたもので、補助接続ローラ18a,18bは、昇降プレー
ト19の両側部に両端を支承させた水平ローラ軸20に取付
けられている。この補助ローラユニット18は、前記モー
ド切換スイッチ6の操作つまみ6aのスライド操作に連動
して上下動されるようになっている。すなわち、第1図
において、21は上記昇降プレート19に形成された左右一
対のカム溝であり、この各カム溝21は、その両端側に高
低差をもつ下段側水平溝部21aと上段側水平溝部21bを形
成し、中央部に上記両水平溝部21a,21bをつなぐ傾斜溝
部21cを形成するとともに、上段側水平溝部21bの終端
に、上方に立上がる垂直溝部21dを形成した形状とされ
ている。この各カム溝21には、前記操作つまみ6aに固定
した一対のカム溝係合ピン22がそれぞれ摺動可能に係合
されている。このカム溝係合ピン22は、操作つまみ6aの
スライド移動によってカム溝21内を摺動移動するもの
で、このカム溝係合ピン22は、モード切換スイッチ6の
操作つまみ6aがプリントモード切換ポジションPにある
ときはカム溝21の下段側水平溝部21aに位置しており、
操作つまみ6aを読取りモード切換ポジションRに移動さ
せたときは傾斜溝部21cを通って昇降プレート19を下降
させながら上段側水平溝部21bの始端に移動し、操作つ
まみ6aをOFFポジションに移動させたときは上段側水平
溝部21bの中間に移動し、さらに操作つまみ6aをイジェ
クトポジションEに移動せたときは上段側水平溝部21b
の終端つまり垂直溝部21d下に移動する。つまり、上記
補助ローラユニット18は、モード切換スイッチ6をプリ
ントモード切換ポジションPに切換えたときに上昇さ
れ、モード切換スイッチ6を読取りモード切換ポジショ
ンRに切換えたときに下降されるもので、この補助ロー
ラユニット18は、プリントモードでは補助接続ローラ18
a,18bの下端がリヤケース1b下に前記第1主接紙ローラ1
4aの下端とほぼ同一レベルに突出する位置にあり、読取
りモードでは補助接紙ローラ18a,18bの下端が第1主接
紙ローラ14aよりも下方に突出する位置にくる。また、
この補助ローラユニット18は、モード切換スイッチ6を
OFFポジションおよびイジェクトポジションEに切換え
たときも読取りモードのときと同じレベルにあるが、イ
ジェクトポジションEに切換えると、カム溝係合ピン22
がカム溝21の垂直溝部21d下にきてこの垂直溝部21dに入
り込める状態となるために、この状態では補助ローラユ
ニット18をさらに下方に引下げることができる。なお、
このときの補助ローラユニット18の引下げおよび元位置
への復帰は手動によって行なわれる。
次に、シャーシブロックCについて説明する。このシ
ャーシブロックCは、上記フロントケースブロックAと
リヤケースブロックBとを組合わせて構成される装置本
体1内に収納されるもので、このシャーシブロックCは
次のような構成となっている。すなわち、第1図および
第4図〜第7図において、23は装置本体1内にその一側
面に沿わせて垂直に設けられるシャーシであり、このシ
ャーシ23の下端部には、第2主接紙ローラ14bが回転可
能に軸支されている。この第2主接紙ローラ14bは、前
記フロントケースブロックAに設けた第1主接紙ローラ
14aと対をなすもので、この第2主接紙ローラ14bは第1
主接紙ローラ14aと同一レベルに設けられており、装置
本体1は、上記2つの主接紙ローラ14a,14bとリヤケー
スブロックBの2つの補助接紙ローラ18a,18bとの4個
の接紙ローラを介して原稿または記録紙上に接触されて
その紙面上に走査移動される。24はシャーシ23の下端側
外面に設けられた走査移動量検出用メインエンコーダユ
ニットである。このメインエンコーダユニット24は、上
記第2主接紙ローラ14bの回転によって装置本体1の走
査移動量を検出するもので、このメインエンコーダユニ
ット24は、シャーシ23に固定した支軸25に回転可能に軸
支された回転円板26と、この回転円板26の回転量を検出
する回転量検出器27とからなっており、上記回転円板26
はその外周部に全周にわたって多数のスリット26aを一
定間隔で設けたものとされている。また回転量検出器27
は、回転円板26の外周部をその両面側からかかえるコ字
状のものであり、この回転量検出器27には、発光ダイオ
ード等の発光素子とフォトトランジスタ等の受光素子
(いずれも図示せず)が回転円板26をはさんで対向する
ように設けられている。この回転量検出器27はシャーシ
23に固定されている。上記回転円板26は第2主接紙ロー
ラ14bの回転により回転伝達ベルト28を介して回転され
るもので、この回転伝達ベルト28は第2主接紙ローラ14
bおよび回転円板26とそれぞれ一体回転するプーリ29a,2
9bに巻き掛けられている。つまり上記メインエンコーダ
ユニット24は、第2主接紙ローラ14bの回転によって回
転される回転円板26の回転量つまり装置本体1の走査移
動量を回転量検出器27によって検出するものであり、回
転量検出器27は、発光素子からの光が回転円板26のスリ
ット26aを通って受光素子に受光されたときにパルス信
号を出力するようになっている。30はシャーシ23の下端
側に取付けられた印字ヘッドユニットである。この印字
ヘッドユニット30は、ヘッド支持フレーム31と、サーマ
ル印字ヘッド32と、この印字ヘッド32を下方に押圧する
左右一対の押しばね(コイルばね)33とからなってい
る。ヘッド支持フレーム31は、印字ヘッド32の背面に対
向する垂直な背面板部31aおよびその上縁から前方に張
出す水平な上面板部31bと、これらの先端に形成された
垂直な端板部31cとからなっており、このヘッド支持フ
レーム31はその基端をシャーシ23に固定して片持ち支持
されている。また、このヘッド支持フレーム31の端板部
31cとシャーシ23の下端側には、互いに正対させて印字
ヘッド支持軸34a,34bがそれぞれ水平に固定されてい
る。この印字ヘッド支持軸34a,34bは、印字ヘッド32の
両側面に形成した縦長の長溝35内に摺動可能に嵌挿され
ており、印字ヘッド32はこの印字ヘッド支持軸34a,34b
に、前後方向に傾動可能にかつ長溝35の長さの範囲内で
上下動可能に支持されている。また、上記一対の押しば
ね33は同じばね力のものとされており、この各押しばね
33は、ヘッド支持フレーム31の上面板部31bと印字ヘッ
ド32の上端面との間に介在されて印字ヘッド32を下方に
押圧している。この各押しばね33は、印字ヘッド32を適
度な接触圧で記録紙面に接触させるためのもので、印字
ヘッド32は、長溝35の長さの範囲内で上下動しながら記
録紙面に常に一定の接触圧で接触するとともに、装置本
体1が記録紙面に対して垂直に立った姿勢にあるときは
もちろん、装置本体1が左右に傾いた場合にも、長溝35
の長さの範囲内で左右方向にローリングして常に記録紙
面にフラットに接触するようになっている。また、36お
よび37は印字ヘッド32の前後方向の傾き角を調整するた
めの板ばねおよびヘッド傾角調整ねじであり、板ばね36
は、ヘッド支持フレーム31の背面板部31aに取付けられ
て印字ヘッド支持軸34a,34bより下側において印字ヘッ
ド32の背面に摺動可能に弾接し、ヘッド傾角調整ねじ37
は、ヘッド支持フレーム31の背面板部31aに螺合挿通さ
れて印字ヘッド支持軸34a,34bより上側において印字ヘ
ッド32の背面に摺動可能に当接している。このヘッド傾
角調整ねじ37は、印字ヘッド32の前後方向の傾き角つま
り記録紙に対する接触角を調整する際にドライバによっ
て回されるもので、このヘッド傾角調整ねじ37をねじ込
み方向に回すと、印字ヘッド32が板ばね36のばね力に抗
して前面側に倒れる方向に傾動し、ヘッド傾角調整ねじ
37を抜き出し方向に回すと、印字ヘッド32が板ばね36の
ばね力によって背面側に倒れる方向に傾動するから、印
字ヘッド32の記録紙に対する接触角を最適な状態に調整
することができる。38はリヤケース1bにヘッド傾斜調整
ねじ37と対向させて設けられたドライバ挿入孔38であ
り、ヘッド傾角の調整は、上記ドライバ挿入孔38からド
ライバを挿入してヘッド傾角調整ねじ37を回すことによ
って装置本体1の外部から行われる。なお、このヘッド
傾角の調整は装置本体1内からインクテープカット70を
抜き出した状態で行なわれる。
ャーシブロックCは、上記フロントケースブロックAと
リヤケースブロックBとを組合わせて構成される装置本
体1内に収納されるもので、このシャーシブロックCは
次のような構成となっている。すなわち、第1図および
第4図〜第7図において、23は装置本体1内にその一側
面に沿わせて垂直に設けられるシャーシであり、このシ
ャーシ23の下端部には、第2主接紙ローラ14bが回転可
能に軸支されている。この第2主接紙ローラ14bは、前
記フロントケースブロックAに設けた第1主接紙ローラ
14aと対をなすもので、この第2主接紙ローラ14bは第1
主接紙ローラ14aと同一レベルに設けられており、装置
本体1は、上記2つの主接紙ローラ14a,14bとリヤケー
スブロックBの2つの補助接紙ローラ18a,18bとの4個
の接紙ローラを介して原稿または記録紙上に接触されて
その紙面上に走査移動される。24はシャーシ23の下端側
外面に設けられた走査移動量検出用メインエンコーダユ
ニットである。このメインエンコーダユニット24は、上
記第2主接紙ローラ14bの回転によって装置本体1の走
査移動量を検出するもので、このメインエンコーダユニ
ット24は、シャーシ23に固定した支軸25に回転可能に軸
支された回転円板26と、この回転円板26の回転量を検出
する回転量検出器27とからなっており、上記回転円板26
はその外周部に全周にわたって多数のスリット26aを一
定間隔で設けたものとされている。また回転量検出器27
は、回転円板26の外周部をその両面側からかかえるコ字
状のものであり、この回転量検出器27には、発光ダイオ
ード等の発光素子とフォトトランジスタ等の受光素子
(いずれも図示せず)が回転円板26をはさんで対向する
ように設けられている。この回転量検出器27はシャーシ
23に固定されている。上記回転円板26は第2主接紙ロー
ラ14bの回転により回転伝達ベルト28を介して回転され
るもので、この回転伝達ベルト28は第2主接紙ローラ14
bおよび回転円板26とそれぞれ一体回転するプーリ29a,2
9bに巻き掛けられている。つまり上記メインエンコーダ
ユニット24は、第2主接紙ローラ14bの回転によって回
転される回転円板26の回転量つまり装置本体1の走査移
動量を回転量検出器27によって検出するものであり、回
転量検出器27は、発光素子からの光が回転円板26のスリ
ット26aを通って受光素子に受光されたときにパルス信
号を出力するようになっている。30はシャーシ23の下端
側に取付けられた印字ヘッドユニットである。この印字
ヘッドユニット30は、ヘッド支持フレーム31と、サーマ
ル印字ヘッド32と、この印字ヘッド32を下方に押圧する
左右一対の押しばね(コイルばね)33とからなってい
る。ヘッド支持フレーム31は、印字ヘッド32の背面に対
向する垂直な背面板部31aおよびその上縁から前方に張
出す水平な上面板部31bと、これらの先端に形成された
垂直な端板部31cとからなっており、このヘッド支持フ
レーム31はその基端をシャーシ23に固定して片持ち支持
されている。また、このヘッド支持フレーム31の端板部
31cとシャーシ23の下端側には、互いに正対させて印字
ヘッド支持軸34a,34bがそれぞれ水平に固定されてい
る。この印字ヘッド支持軸34a,34bは、印字ヘッド32の
両側面に形成した縦長の長溝35内に摺動可能に嵌挿され
ており、印字ヘッド32はこの印字ヘッド支持軸34a,34b
に、前後方向に傾動可能にかつ長溝35の長さの範囲内で
上下動可能に支持されている。また、上記一対の押しば
ね33は同じばね力のものとされており、この各押しばね
33は、ヘッド支持フレーム31の上面板部31bと印字ヘッ
ド32の上端面との間に介在されて印字ヘッド32を下方に
押圧している。この各押しばね33は、印字ヘッド32を適
度な接触圧で記録紙面に接触させるためのもので、印字
ヘッド32は、長溝35の長さの範囲内で上下動しながら記
録紙面に常に一定の接触圧で接触するとともに、装置本
体1が記録紙面に対して垂直に立った姿勢にあるときは
もちろん、装置本体1が左右に傾いた場合にも、長溝35
の長さの範囲内で左右方向にローリングして常に記録紙
面にフラットに接触するようになっている。また、36お
よび37は印字ヘッド32の前後方向の傾き角を調整するた
めの板ばねおよびヘッド傾角調整ねじであり、板ばね36
は、ヘッド支持フレーム31の背面板部31aに取付けられ
て印字ヘッド支持軸34a,34bより下側において印字ヘッ
ド32の背面に摺動可能に弾接し、ヘッド傾角調整ねじ37
は、ヘッド支持フレーム31の背面板部31aに螺合挿通さ
れて印字ヘッド支持軸34a,34bより上側において印字ヘ
ッド32の背面に摺動可能に当接している。このヘッド傾
角調整ねじ37は、印字ヘッド32の前後方向の傾き角つま
り記録紙に対する接触角を調整する際にドライバによっ
て回されるもので、このヘッド傾角調整ねじ37をねじ込
み方向に回すと、印字ヘッド32が板ばね36のばね力に抗
して前面側に倒れる方向に傾動し、ヘッド傾角調整ねじ
37を抜き出し方向に回すと、印字ヘッド32が板ばね36の
ばね力によって背面側に倒れる方向に傾動するから、印
字ヘッド32の記録紙に対する接触角を最適な状態に調整
することができる。38はリヤケース1bにヘッド傾斜調整
ねじ37と対向させて設けられたドライバ挿入孔38であ
り、ヘッド傾角の調整は、上記ドライバ挿入孔38からド
ライバを挿入してヘッド傾角調整ねじ37を回すことによ
って装置本体1の外部から行われる。なお、このヘッド
傾角の調整は装置本体1内からインクテープカット70を
抜き出した状態で行なわれる。
一方、第1図および第4図〜第7図において、39は装
置本体1内に装填されるインクテープカセット70のイン
クテープ81をプリント動作に応じて巻取るインクテープ
巻取りユニットであり、このインクテープ巻取りユニッ
ト39は、インクテープカセット70の巻取側スプール73を
巻取り方向に回転させるインクテープ巻取軸40とこのイ
ンクテープ巻取軸40の駆動モータ41からなっている。上
記インクテープ巻取軸40は、インクテープカセット70の
巻取側スプール73に嵌入係合するもので、このインクテ
ープ巻取軸40は、中心軸40aに、外周に軸方向に沿うス
プール係合凸条を形成した外軸40bを嵌合固定した構造
となっている。このインクテープ巻取軸40はその中心軸
40aの基端を上記シャーシ23に回転可能に片持ち支承さ
れて水平にシャーシ23に支持されている。また、巻取軸
駆動モータ41は、インクテープ巻取軸40の上方に位置さ
せてシャーシ23に形成したモータ収納部42内に固定され
ており、そのモータ軸41aはシャーシ23を貫通させてそ
の外面に突出されている。そして、このモータ軸41aの
先端には、巻取軸ギヤ43が固定されており、この駆動ギ
ヤ43はシャーシ23に軸支した第1中間ギヤ44および第2
中間ギヤ45を介してインクテープ巻取軸40の軸端に固定
した受動ギヤ46と噛合されている。また、47は巻取軸駆
動モータ41の回転数からインクテープ巻取軸40の回転速
度つまりインクテープ81の巻取り速度を検出する目的で
設けられたモータ回転検出用エンコーダユニット(以下
モータエンコーダユニットという)であり、このモータ
エンコーダユニット47は、モータ軸41aに固定された外
周部の1か所にスリット48aを有する回転円板48と、シ
ャーシ23に固定された回転検出器49とからなっている。
上記回転数検出器49は、前述した走査移動量検出用メイ
ンエンコーダユニット24の回転量検出器27と同様に、発
光素子と受光素子(いずれも図示せず)とを回転円板49
をはさんで対向するように設けたものであり、この回転
検出器49は、回転円板48が1回転するごとに、つまり発
光素子からの光が回転円板48のスリット48aを通って受
光素子に受光されたときにパルス信号を出力する。ま
た、50はインクテープカセット70の供給側スプール74に
嵌入係合する供給側スプール係合軸であり、このスプー
ル係合軸50は上記インクテープ巻取軸40の下方に水平に
設けられている。このスプール係合軸50は、外周に軸方
向に沿うスプール係合凸条を形成した中空軸とされてお
り、シャーシ23に片持ち支持させた固定軸51に回転およ
び軸方向に摺動可能に嵌装されている。52はスプール係
合軸50内に挿入されたコイルばねからなるブレーキば
ね、53は上記固定軸にその軸方向に摺動可能に嵌合され
てスプール係合軸50の先端部内面に摩擦接触するブレー
キ部材であり、ブレーキばね52の一端はシャーシ23に受
止められ、他端はブレーキ部材53に弾接されてこのブレ
ーキ部材53をスプール係合軸50の先端部内面に押付けて
いる。すなわち、このブレーキばね52およびブレーキ部
材53は、インクテープカセット70の供給側スプール74に
嵌入係合してこの供給側スプール74と一体回転するスプ
ール係合軸50の回転を制動するもので、スプール係合軸
50は、巻取側スプール73へのインクテープ81の巻取りに
ともなってテープ繰出し方向に回転する供給側スプール
74に回転抵抗をかけて、インクテープ81にバックテンシ
ョンを与えるようになっている。また、上記ブレーキば
ね52は、供給側スプール係合軸50をその先端方向に押出
す作用ももっており、したがって上記スプール係合軸50
は、インクテープカセット70が装置本体1内に装填され
ていないときは第4図に示すように先端方向に押出され
ている。
置本体1内に装填されるインクテープカセット70のイン
クテープ81をプリント動作に応じて巻取るインクテープ
巻取りユニットであり、このインクテープ巻取りユニッ
ト39は、インクテープカセット70の巻取側スプール73を
巻取り方向に回転させるインクテープ巻取軸40とこのイ
ンクテープ巻取軸40の駆動モータ41からなっている。上
記インクテープ巻取軸40は、インクテープカセット70の
巻取側スプール73に嵌入係合するもので、このインクテ
ープ巻取軸40は、中心軸40aに、外周に軸方向に沿うス
プール係合凸条を形成した外軸40bを嵌合固定した構造
となっている。このインクテープ巻取軸40はその中心軸
40aの基端を上記シャーシ23に回転可能に片持ち支承さ
れて水平にシャーシ23に支持されている。また、巻取軸
駆動モータ41は、インクテープ巻取軸40の上方に位置さ
せてシャーシ23に形成したモータ収納部42内に固定され
ており、そのモータ軸41aはシャーシ23を貫通させてそ
の外面に突出されている。そして、このモータ軸41aの
先端には、巻取軸ギヤ43が固定されており、この駆動ギ
ヤ43はシャーシ23に軸支した第1中間ギヤ44および第2
中間ギヤ45を介してインクテープ巻取軸40の軸端に固定
した受動ギヤ46と噛合されている。また、47は巻取軸駆
動モータ41の回転数からインクテープ巻取軸40の回転速
度つまりインクテープ81の巻取り速度を検出する目的で
設けられたモータ回転検出用エンコーダユニット(以下
モータエンコーダユニットという)であり、このモータ
エンコーダユニット47は、モータ軸41aに固定された外
周部の1か所にスリット48aを有する回転円板48と、シ
ャーシ23に固定された回転検出器49とからなっている。
上記回転数検出器49は、前述した走査移動量検出用メイ
ンエンコーダユニット24の回転量検出器27と同様に、発
光素子と受光素子(いずれも図示せず)とを回転円板49
をはさんで対向するように設けたものであり、この回転
検出器49は、回転円板48が1回転するごとに、つまり発
光素子からの光が回転円板48のスリット48aを通って受
光素子に受光されたときにパルス信号を出力する。ま
た、50はインクテープカセット70の供給側スプール74に
嵌入係合する供給側スプール係合軸であり、このスプー
ル係合軸50は上記インクテープ巻取軸40の下方に水平に
設けられている。このスプール係合軸50は、外周に軸方
向に沿うスプール係合凸条を形成した中空軸とされてお
り、シャーシ23に片持ち支持させた固定軸51に回転およ
び軸方向に摺動可能に嵌装されている。52はスプール係
合軸50内に挿入されたコイルばねからなるブレーキば
ね、53は上記固定軸にその軸方向に摺動可能に嵌合され
てスプール係合軸50の先端部内面に摩擦接触するブレー
キ部材であり、ブレーキばね52の一端はシャーシ23に受
止められ、他端はブレーキ部材53に弾接されてこのブレ
ーキ部材53をスプール係合軸50の先端部内面に押付けて
いる。すなわち、このブレーキばね52およびブレーキ部
材53は、インクテープカセット70の供給側スプール74に
嵌入係合してこの供給側スプール74と一体回転するスプ
ール係合軸50の回転を制動するもので、スプール係合軸
50は、巻取側スプール73へのインクテープ81の巻取りに
ともなってテープ繰出し方向に回転する供給側スプール
74に回転抵抗をかけて、インクテープ81にバックテンシ
ョンを与えるようになっている。また、上記ブレーキば
ね52は、供給側スプール係合軸50をその先端方向に押出
す作用ももっており、したがって上記スプール係合軸50
は、インクテープカセット70が装置本体1内に装填され
ていないときは第4図に示すように先端方向に押出され
ている。
また、54は原稿面の画像を読取る読取りユニットであ
り、この読取りユニット54もシャーシ23に取付けられて
いる。第8図および第9図は上記読取りユニット54の詳
細な構造を示したもので、55はシャーシ23にそのモータ
収納部42から前方に張出すように取付けられる横長基台
であり、この基台55上には横長な読取り部回路基板56が
設けられており、この回路基板56の下面には、基台55の
長さ方向中央部に設けた読取り用開口58と対向させて、
CCD等の一次元イメージセンサ57が受光面を下に向けて
取付けられている。このイメージセンサ57は、その画素
列の方向が装置本体1の走査移動方向と直交するように
して、回路基板56の長さ方向に沿わせて取付けられてい
る。また基台55の下面には、前記読取り用開口58と対向
させてレンズ筒59が取付けられており、このレンズ筒59
内には、LEDアレイ16により照明される原稿面からの反
射光をイメージセンサ57の受光面に結像させる結像レン
ズ60が設けられている。上記読取り部回路基板56は、基
台55の両端に突出形成した基板支持部55a上に基板両端
部を摺動可能に支持されて、基板巾方向(イメージセン
サ57の画素列方向と直交する方向)に横移動可能に設け
られており、イメージセンサ57は、この回路基板56を横
移動させることによって、画素列が結像レンズ60の光軸
と一致する状態に位置調整されるようになっている。こ
のイメージセンサの位置調整機構について説明すると、
第8図および第9図において、61は読取りユニット54の
両端部に設けられた円板状のセンサ位置調整つまみであ
り、このセンサ位置調整つまみ61は、その中心を貫通さ
せて上記基台55にねじ込み固定した支軸62に回転可能に
軸支されている。また、このセンサ位置調整つまみ61の
下面には、その回転中心から偏心させて円板状の回転カ
ム63が一体に形成されており、この回転カム63は、回路
基板56の両端部に設けられた横長の矩形状開口64内に嵌
入されている。上記開口61の巾は、回転カム63の直径と
ほぼ同じ巾とされており、回転カム63はその外周面の両
側部において開口64の両側面に摺接している。なお、上
記回転カム63の厚さは回路基板56の厚さとほぼ同じであ
り、センサ位置調整つまみ61はその外周部において回路
基板56の上面に摺接して、回路基板56を浮上らないよう
に押えている。上記位置調整機構は、センサ位置調整つ
まみ61を回すことによって回路基板56を巾方向に横移動
させるもので、センサ位置調整つまみ61を回すと、回転
カム63の偏心回転によって回路基板56が第9図に鎖線で
示すように横移動されるから、回路基板56に取付けられ
ているイメージセンサ57の位置をその画素列が結像レン
ズ60の光軸に一致するように調整することができる。な
お、センサ位置調整つまみ61は、その外周部上面に設け
た溝部61aにドライバ等の工具を嵌入させて回される。
り、この読取りユニット54もシャーシ23に取付けられて
いる。第8図および第9図は上記読取りユニット54の詳
細な構造を示したもので、55はシャーシ23にそのモータ
収納部42から前方に張出すように取付けられる横長基台
であり、この基台55上には横長な読取り部回路基板56が
設けられており、この回路基板56の下面には、基台55の
長さ方向中央部に設けた読取り用開口58と対向させて、
CCD等の一次元イメージセンサ57が受光面を下に向けて
取付けられている。このイメージセンサ57は、その画素
列の方向が装置本体1の走査移動方向と直交するように
して、回路基板56の長さ方向に沿わせて取付けられてい
る。また基台55の下面には、前記読取り用開口58と対向
させてレンズ筒59が取付けられており、このレンズ筒59
内には、LEDアレイ16により照明される原稿面からの反
射光をイメージセンサ57の受光面に結像させる結像レン
ズ60が設けられている。上記読取り部回路基板56は、基
台55の両端に突出形成した基板支持部55a上に基板両端
部を摺動可能に支持されて、基板巾方向(イメージセン
サ57の画素列方向と直交する方向)に横移動可能に設け
られており、イメージセンサ57は、この回路基板56を横
移動させることによって、画素列が結像レンズ60の光軸
と一致する状態に位置調整されるようになっている。こ
のイメージセンサの位置調整機構について説明すると、
第8図および第9図において、61は読取りユニット54の
両端部に設けられた円板状のセンサ位置調整つまみであ
り、このセンサ位置調整つまみ61は、その中心を貫通さ
せて上記基台55にねじ込み固定した支軸62に回転可能に
軸支されている。また、このセンサ位置調整つまみ61の
下面には、その回転中心から偏心させて円板状の回転カ
ム63が一体に形成されており、この回転カム63は、回路
基板56の両端部に設けられた横長の矩形状開口64内に嵌
入されている。上記開口61の巾は、回転カム63の直径と
ほぼ同じ巾とされており、回転カム63はその外周面の両
側部において開口64の両側面に摺接している。なお、上
記回転カム63の厚さは回路基板56の厚さとほぼ同じであ
り、センサ位置調整つまみ61はその外周部において回路
基板56の上面に摺接して、回路基板56を浮上らないよう
に押えている。上記位置調整機構は、センサ位置調整つ
まみ61を回すことによって回路基板56を巾方向に横移動
させるもので、センサ位置調整つまみ61を回すと、回転
カム63の偏心回転によって回路基板56が第9図に鎖線で
示すように横移動されるから、回路基板56に取付けられ
ているイメージセンサ57の位置をその画素列が結像レン
ズ60の光軸に一致するように調整することができる。な
お、センサ位置調整つまみ61は、その外周部上面に設け
た溝部61aにドライバ等の工具を嵌入させて回される。
また、第1図および第6図において、65はシャーシ23
の上端部に設けられた電源ユニットであり、この電源ユ
ニット65は、シャーシ23の上端部に形成した電池収納部
66内に電源電池67を収納して構成されている。
の上端部に設けられた電源ユニットであり、この電源ユ
ニット65は、シャーシ23の上端部に形成した電池収納部
66内に電源電池67を収納して構成されている。
すなわち、上記シャーシブロックCは、第2主接紙ロ
ーラ14bと、回転円板26および回転量検出器27と前記第
2主接紙ローラ14bの回転を回転円板26に伝達する機構
を備えたメインエンコーダユニット24と、印字ヘッド32
およびその押しばね33とヘッド傾角調整機構を備えた印
字ヘッドユニット30と、インクテープ巻取軸40とその駆
動モータ41およびモータエンコーダユニット47を備えた
インクテープ巻取りユニット39と、回転制動機構を備え
た供給側スプール係合軸50と、イメージセンサ57および
結像レンズ60とイメージセンサ57の位置調整機構を備え
た読取りユニット54と、電源ユニット65とを、全てシャ
ーシ23に設けたものである。
ーラ14bと、回転円板26および回転量検出器27と前記第
2主接紙ローラ14bの回転を回転円板26に伝達する機構
を備えたメインエンコーダユニット24と、印字ヘッド32
およびその押しばね33とヘッド傾角調整機構を備えた印
字ヘッドユニット30と、インクテープ巻取軸40とその駆
動モータ41およびモータエンコーダユニット47を備えた
インクテープ巻取りユニット39と、回転制動機構を備え
た供給側スプール係合軸50と、イメージセンサ57および
結像レンズ60とイメージセンサ57の位置調整機構を備え
た読取りユニット54と、電源ユニット65とを、全てシャ
ーシ23に設けたものである。
そして、複写装置は、上記シャーシブロツクCをその
第2主接紙ローラ14bがフロントケースブロックA側の
第1主接紙ローラ14aと同一レベルにくるように位置決
めしてリヤケース1b内に収納し、シャーシブロックCを
そのシャーシ23をリヤケース1bにビス止めしてリヤケー
スブロックBに取付けるとともに、このリヤケースブロ
ックBにフロントケースブロックAを接合してリヤケー
ス1bとフロントケース1aとを嵌め合せることによって組
立てられる。
第2主接紙ローラ14bがフロントケースブロックA側の
第1主接紙ローラ14aと同一レベルにくるように位置決
めしてリヤケース1b内に収納し、シャーシブロックCを
そのシャーシ23をリヤケース1bにビス止めしてリヤケー
スブロックBに取付けるとともに、このリヤケースブロ
ックBにフロントケースブロックAを接合してリヤケー
ス1bとフロントケース1aとを嵌め合せることによって組
立てられる。
次に、上記複写装置に使用されるインクテープカセッ
ト70について説明すると、このインクテープカセット70
は第1図に示すような形状のものとされている。第10図
はこのインクテープカセツト70を分解して示したもの
で、71は下端面が開放する縦長箱状のカセットケースで
あり、このカセットケース71は、装置本体1の下端とモ
ータ収納部42との間に収まる高さで、かつ装置本体1内
のリヤケース1b側にイメージセンサ57の読取り視野を遮
らないように収まる厚さのものとされている。このカセ
ットケース71は、ケース前面と一側面を形成する前部側
ケース体71aと、ケース背面と他側面を形成する後部側
ケース体71bとを組合わせて構成されるもので、カセッ
トケース71の一側面には、その下端側に装置本体1の印
字ヘッドユニット30をカセットケース71内に入り込ませ
るための縦長切欠部72が形成されている。このカセット
ケース71内には、その上端側と中間部とに、装置本体1
のインクテープ巻取軸40および供給側スプール係合軸50
にそれぞれ嵌合する巻取側スプール73および供給側スプ
ール74とが水平に設けられている。この両スプール73,7
4は、内周面に軸方向に沿わせてインクテープ巻取軸40
および供給側スプール係合軸50のスプール係合凸条と噛
合う係合溝を形成した中空軸からなっており、この両ス
プール73,74は、その一端をカセットケース71の一側面
に設けた軸受孔75,76に嵌挿するとともに、他端をカセ
ットケース71の他側内面に形成した軸受筒77,78に挿入
して回転可能に支持されている。また、カセットケース
71の下端開放部の前後縁には、一対のテープガイド軸79
a,79bが、その一端を上記切欠部72の開放端両側部に固
定し、他端をカセットケース71の他側内面に形成したソ
ケット80a,80bに嵌入固定して水平に設けられている。
そして、供給側スプール74に巻付けられている熱転写イ
ンクテープ81は、上記テープガイド軸79a,79bで案内さ
れてケース下端の開放部を通され、巻取側スプール73に
巻付けられている。なお、82はカセットケース71内に設
けられたテープ案内軸である。また、上記供給側スプー
ル74の内部には、第5図に示すように、供給側スプール
74を供給側スプール係合軸50に完全に嵌合させたときに
このスプール係合軸50の軸端に当接してスプール係合軸
50をその基端方向に押す押込み段部83が形成されてい
る。
ト70について説明すると、このインクテープカセット70
は第1図に示すような形状のものとされている。第10図
はこのインクテープカセツト70を分解して示したもの
で、71は下端面が開放する縦長箱状のカセットケースで
あり、このカセットケース71は、装置本体1の下端とモ
ータ収納部42との間に収まる高さで、かつ装置本体1内
のリヤケース1b側にイメージセンサ57の読取り視野を遮
らないように収まる厚さのものとされている。このカセ
ットケース71は、ケース前面と一側面を形成する前部側
ケース体71aと、ケース背面と他側面を形成する後部側
ケース体71bとを組合わせて構成されるもので、カセッ
トケース71の一側面には、その下端側に装置本体1の印
字ヘッドユニット30をカセットケース71内に入り込ませ
るための縦長切欠部72が形成されている。このカセット
ケース71内には、その上端側と中間部とに、装置本体1
のインクテープ巻取軸40および供給側スプール係合軸50
にそれぞれ嵌合する巻取側スプール73および供給側スプ
ール74とが水平に設けられている。この両スプール73,7
4は、内周面に軸方向に沿わせてインクテープ巻取軸40
および供給側スプール係合軸50のスプール係合凸条と噛
合う係合溝を形成した中空軸からなっており、この両ス
プール73,74は、その一端をカセットケース71の一側面
に設けた軸受孔75,76に嵌挿するとともに、他端をカセ
ットケース71の他側内面に形成した軸受筒77,78に挿入
して回転可能に支持されている。また、カセットケース
71の下端開放部の前後縁には、一対のテープガイド軸79
a,79bが、その一端を上記切欠部72の開放端両側部に固
定し、他端をカセットケース71の他側内面に形成したソ
ケット80a,80bに嵌入固定して水平に設けられている。
そして、供給側スプール74に巻付けられている熱転写イ
ンクテープ81は、上記テープガイド軸79a,79bで案内さ
れてケース下端の開放部を通され、巻取側スプール73に
巻付けられている。なお、82はカセットケース71内に設
けられたテープ案内軸である。また、上記供給側スプー
ル74の内部には、第5図に示すように、供給側スプール
74を供給側スプール係合軸50に完全に嵌合させたときに
このスプール係合軸50の軸端に当接してスプール係合軸
50をその基端方向に押す押込み段部83が形成されてい
る。
一方、前記装置本体1の側面には、第1図に示すよう
に、フロントケース1aおよびリヤケース1bの側面を切欠
して形成されたカセット装填口1cが開口されており、こ
のカセット装填口1cには開閉蓋1dが設けられている。こ
の開閉蓋1dは、その一側縁を、カセット装填口1cのフロ
ントケース1a側の側縁部にヒンジ部68により軸支して、
フロントケース1aに開閉可能に取付けられている。ま
た、開閉蓋1dの他側縁部の内面には、開閉蓋1dを閉じた
状態にロックするためのフック部材69aが設けられてお
り、カセット装填口1cのリヤケース1b側の側縁部には、
上記フック部材69aを掛止するロック突起69bが突設され
ている。上記フック部材69aは、開閉蓋1dの外面に上下
方向にスライド可能に設けたロックつまみ(図示せず)
のスライド操作により上下動されるもので、開閉蓋1dを
閉じた状態でロックつまみを下方にスライドさせると、
フック部材69aが上方からロック突起69bに係合して開閉
蓋1dをロックし、またロックつまみを上方にスライドさ
せると、フック部材69aがロック突起69bの上方に離脱し
て開閉蓋1dのロックが解除される。
に、フロントケース1aおよびリヤケース1bの側面を切欠
して形成されたカセット装填口1cが開口されており、こ
のカセット装填口1cには開閉蓋1dが設けられている。こ
の開閉蓋1dは、その一側縁を、カセット装填口1cのフロ
ントケース1a側の側縁部にヒンジ部68により軸支して、
フロントケース1aに開閉可能に取付けられている。ま
た、開閉蓋1dの他側縁部の内面には、開閉蓋1dを閉じた
状態にロックするためのフック部材69aが設けられてお
り、カセット装填口1cのリヤケース1b側の側縁部には、
上記フック部材69aを掛止するロック突起69bが突設され
ている。上記フック部材69aは、開閉蓋1dの外面に上下
方向にスライド可能に設けたロックつまみ(図示せず)
のスライド操作により上下動されるもので、開閉蓋1dを
閉じた状態でロックつまみを下方にスライドさせると、
フック部材69aが上方からロック突起69bに係合して開閉
蓋1dをロックし、またロックつまみを上方にスライドさ
せると、フック部材69aがロック突起69bの上方に離脱し
て開閉蓋1dのロックが解除される。
そして、前記インクテープカセット70は、上記開閉蓋
1dを開いてカセット装填口1cから装置本体1内に挿入装
填される。このインクテープカセット70は、切欠部72が
形成されている側面側から、上記切欠部72を装置本体1
内の印字ヘッドユニット30に合せ、かつ巻取側スプール
73および供給側スプール74の露出端を装置本体1内のイ
ンクテープ巻取軸40および供給側スプール係合軸50に対
向させて挿入されるもので、インクテープカセット70を
装置本体1内に挿入すると、第5図および第6図に示す
ように、印字ヘッドユニット30が上記切欠部72からカセ
ットケース71内に入り込んで印字ヘッド32の先端がカセ
ット下端の開放部に露出しているインクテープ部分にそ
の上方から対向する状態になり、また、インクテープ巻
取軸40および供給側スプール係合軸50がインクテープカ
セット70の巻取側スプール73および供給側スプール74に
それぞれ嵌入係合する。この場合、ブレーキばね52によ
って先端方向に押出されている供給側スプール係合軸50
は、供給側スプール74が完全に嵌合するまでは押出し状
態にあるが、供給側スプール74が完全に嵌合して供給側
スプール74内の押込み段部83が供給側スプール係合軸50
の軸端に当接すると、供給側スプール係合軸50がインク
テープカセット70の最終装填位置までの挿入にともなっ
てブレーキばね52を圧縮させながら第5図に示すように
基端方向に押込まれる。したがって、インクテープカセ
ット70を装置本体1内に装填すると、上記ブレーキばね
52の反発力によってブレーキ部材53が供給側スプール係
合軸50の軸端内面に強く押圧されるようになり、これに
より供給側スプール係合軸50は、その回転を制動され
て、インクテープカセット70の供給側スプール74から繰
り出されるインクテープ81にバックテンションを与える
ようになる。なお、装置本体1内に装填されたインクテ
ープカセット70は、カセット装填口1cの開閉蓋1dを閉じ
てこの開閉蓋1dをロックすることにより、開閉蓋1dによ
り後側面を受止められて装填位置に保持される。また、
装置本体1内へのインクテープカセット70の装填は、モ
ード切換スイッチ6の操作つまみ6aをイジェクトポジシ
ョンEに切換えた後に、補助ローラユニット18を引下げ
てから行なえばよく、このようにすれば、装置本体1の
カセット装填口1c側にある補助接紙ローラ18aがカセッ
ト装填の邪魔になることはない。これは、装置本体1内
からインクテープカセット70を抜き出す場合も同様であ
る。上記補助ローラユニット18の引下げは、手でローラ
軸20を下方に引くことで行なわれるもので、モード切換
スイッチ6の操作つまみ6aをイジェクトポジションEに
切換えると、上記繰作つまみ6aとともに移動するカム溝
係合ピン22が昇降プレート19のカム溝21の垂直溝部21d
の下にくるから、補助ローラユニット18を引下げること
ができる。また、装置本体1内からのインクテープカセ
ット70の抜き出しは、開閉蓋1dを開いて行なわれるが、
この場合、インクテープカセット70の供給側スプール74
に嵌入係合している供給側スプール係合軸50はブレーキ
ばね52によって先端方向に押圧されているために、開閉
蓋1dを開くと、ブレーキばね52のばね力により供給側ス
プール係合軸50とともにインクテープカセット70がカセ
ット装填口1c側に押出されて、インクテープカセット70
の側部がカセット装填口1cから外部に突出するから、イ
ンクテープカセット70の抜き出しを容易に行なうことが
できる。
1dを開いてカセット装填口1cから装置本体1内に挿入装
填される。このインクテープカセット70は、切欠部72が
形成されている側面側から、上記切欠部72を装置本体1
内の印字ヘッドユニット30に合せ、かつ巻取側スプール
73および供給側スプール74の露出端を装置本体1内のイ
ンクテープ巻取軸40および供給側スプール係合軸50に対
向させて挿入されるもので、インクテープカセット70を
装置本体1内に挿入すると、第5図および第6図に示す
ように、印字ヘッドユニット30が上記切欠部72からカセ
ットケース71内に入り込んで印字ヘッド32の先端がカセ
ット下端の開放部に露出しているインクテープ部分にそ
の上方から対向する状態になり、また、インクテープ巻
取軸40および供給側スプール係合軸50がインクテープカ
セット70の巻取側スプール73および供給側スプール74に
それぞれ嵌入係合する。この場合、ブレーキばね52によ
って先端方向に押出されている供給側スプール係合軸50
は、供給側スプール74が完全に嵌合するまでは押出し状
態にあるが、供給側スプール74が完全に嵌合して供給側
スプール74内の押込み段部83が供給側スプール係合軸50
の軸端に当接すると、供給側スプール係合軸50がインク
テープカセット70の最終装填位置までの挿入にともなっ
てブレーキばね52を圧縮させながら第5図に示すように
基端方向に押込まれる。したがって、インクテープカセ
ット70を装置本体1内に装填すると、上記ブレーキばね
52の反発力によってブレーキ部材53が供給側スプール係
合軸50の軸端内面に強く押圧されるようになり、これに
より供給側スプール係合軸50は、その回転を制動され
て、インクテープカセット70の供給側スプール74から繰
り出されるインクテープ81にバックテンションを与える
ようになる。なお、装置本体1内に装填されたインクテ
ープカセット70は、カセット装填口1cの開閉蓋1dを閉じ
てこの開閉蓋1dをロックすることにより、開閉蓋1dによ
り後側面を受止められて装填位置に保持される。また、
装置本体1内へのインクテープカセット70の装填は、モ
ード切換スイッチ6の操作つまみ6aをイジェクトポジシ
ョンEに切換えた後に、補助ローラユニット18を引下げ
てから行なえばよく、このようにすれば、装置本体1の
カセット装填口1c側にある補助接紙ローラ18aがカセッ
ト装填の邪魔になることはない。これは、装置本体1内
からインクテープカセット70を抜き出す場合も同様であ
る。上記補助ローラユニット18の引下げは、手でローラ
軸20を下方に引くことで行なわれるもので、モード切換
スイッチ6の操作つまみ6aをイジェクトポジションEに
切換えると、上記繰作つまみ6aとともに移動するカム溝
係合ピン22が昇降プレート19のカム溝21の垂直溝部21d
の下にくるから、補助ローラユニット18を引下げること
ができる。また、装置本体1内からのインクテープカセ
ット70の抜き出しは、開閉蓋1dを開いて行なわれるが、
この場合、インクテープカセット70の供給側スプール74
に嵌入係合している供給側スプール係合軸50はブレーキ
ばね52によって先端方向に押圧されているために、開閉
蓋1dを開くと、ブレーキばね52のばね力により供給側ス
プール係合軸50とともにインクテープカセット70がカセ
ット装填口1c側に押出されて、インクテープカセット70
の側部がカセット装填口1cから外部に突出するから、イ
ンクテープカセット70の抜き出しを容易に行なうことが
できる。
第11図は上記小型複写装置の構成を模式的に示したも
ので、この小型複写装置は、制卸ユニット12およびLED
アレイ16を組込んだフロントケースブロックAと、補助
ローラユニット18を組込んだリヤケースブロックBと、
メインエンコーダユニット24、印字ヘッドユニット30、
インクテープ巻取りユニット39、読取りユニット54およ
び電源ユニット65を組込んだシャーシブロックCとの3
つのブロックからなっており、フロントケースブロック
AのLEDアレイ16およびシャーシブロックCの各ユニッ
ト24,30,47,54および65は、それぞれリード線またはフ
ラットケーブル等のフレキシブルコネクタ90によってフ
ロントケースブロックAの制御ユニット12に接続されて
いる。
ので、この小型複写装置は、制卸ユニット12およびLED
アレイ16を組込んだフロントケースブロックAと、補助
ローラユニット18を組込んだリヤケースブロックBと、
メインエンコーダユニット24、印字ヘッドユニット30、
インクテープ巻取りユニット39、読取りユニット54およ
び電源ユニット65を組込んだシャーシブロックCとの3
つのブロックからなっており、フロントケースブロック
AのLEDアレイ16およびシャーシブロックCの各ユニッ
ト24,30,47,54および65は、それぞれリード線またはフ
ラットケーブル等のフレキシブルコネクタ90によってフ
ロントケースブロックAの制御ユニット12に接続されて
いる。
次に、前記第1図における制卸ユニット12の回路基板
12aを中心として形成される電子回路の構成について第1
2図により説明する。メインエンコーダユニット24は、
上記したように回転円板26、回転量検出器27等により構
成されており、装置本体1の移動量に応じたパルス信
号、すなわち、移動量検出信号を出力する。このメイン
エンコーダユニット24から出力される移動量検出信号
は、制御部101、タイミング信号発生部102、速度検出部
103、モータ駆動制御部104へ送られる。上記制御部101
には、前記第2図及び第3図における動作開始スイッチ
2、拡大プリント指定キー3、リセット/クリアキー
4、読取り巾指定スイッチ5、モード切換スイッチ6、
印字濃度調節つまみ8等のキー及びスイッチ105から操
作信号が与えられると共に、サーマル印字ヘッド32の温
度及び記録紙bの温度を検出する温度センサ106から温
度検出信号が与えられる。更に、制御部101は、図示し
ないが内部に電源電圧検出器を備えている。そして、制
御部101は、上記キー及びスイッチ107からの操作信号に
応してLED部107における電源ON表示用LED7a、メモリ残
量表示用LED7b、速度警告用LED7cの点灯制御及びその他
各部の制御動作を行なうと共に、モード切換スイッチ6
により指定される読取りモード或いはプリントモードに
応じてタイミング信号発生部102に動作指令R、Pを与
える。この場合、制御部101は、読取りモードであれば
動作命令R、また、プリントモードであれば動作命令P
をタイミング信号発生部102に与える。
12aを中心として形成される電子回路の構成について第1
2図により説明する。メインエンコーダユニット24は、
上記したように回転円板26、回転量検出器27等により構
成されており、装置本体1の移動量に応じたパルス信
号、すなわち、移動量検出信号を出力する。このメイン
エンコーダユニット24から出力される移動量検出信号
は、制御部101、タイミング信号発生部102、速度検出部
103、モータ駆動制御部104へ送られる。上記制御部101
には、前記第2図及び第3図における動作開始スイッチ
2、拡大プリント指定キー3、リセット/クリアキー
4、読取り巾指定スイッチ5、モード切換スイッチ6、
印字濃度調節つまみ8等のキー及びスイッチ105から操
作信号が与えられると共に、サーマル印字ヘッド32の温
度及び記録紙bの温度を検出する温度センサ106から温
度検出信号が与えられる。更に、制御部101は、図示し
ないが内部に電源電圧検出器を備えている。そして、制
御部101は、上記キー及びスイッチ107からの操作信号に
応してLED部107における電源ON表示用LED7a、メモリ残
量表示用LED7b、速度警告用LED7cの点灯制御及びその他
各部の制御動作を行なうと共に、モード切換スイッチ6
により指定される読取りモード或いはプリントモードに
応じてタイミング信号発生部102に動作指令R、Pを与
える。この場合、制御部101は、読取りモードであれば
動作命令R、また、プリントモードであれば動作命令P
をタイミング信号発生部102に与える。
上記タイミング信号発生部102は、制御部101から動作
命令Rが与えられた場合は、一定周期のCCD露光タイミ
ング信号を発生すると共に、メインエンコーダユニット
24から与えられる移動量検出信号に同期して所定数の読
取タイミング信号A、シリアル/パラレル変換信号B、
クロックパルスC等の各種タイミング信号を発生する。
また、タイミング信号発生部102は、制御部101から動作
命令Pが与えられた場合は、プリントタイミング信号を
発生する。そして、上記タイミング信号発生部102から
出力されるCCD露光タイミング信号は一次元イメージセ
ンサ57に、読取タイミング信号AはA/D変換部109に、シ
リアル/パラレル変換信号Bはシリアル/パラレル変換
部110に、クロックパルスCはアドレスカウンタ111及び
読取り巾メモリアドレス制御部112に、それぞれ送られ
る。上記一次元イメージセンサ57は、原稿aからの反射
光をCCD露光タイミング信号に同期して読取り、アンプ1
08を介してA/D変換部109へ出力する。このA/D変換部109
は、入力信号を読取タイミング信号Aによって白黒2値
の信号に変換し、シリアル/パラレル変換部110に出力
する。このシリアル/パラレル変換部110は、入力信号
をシリアル/パラレル変換信号Bにより例えば8ビット
毎にパラレル信号に変換し、データセレクタ113を介し
て画像データメモリ114に出力する。また、データセレ
クタ113は、そのデータラインが上記制御部101に接続さ
れており、制御部101からのセレクト信号Dによりシリ
アル/パラレル変換郡110あるいは制御部101の一方が選
択される。上記画像データメモリ114の書込みアドレス
(行及び桁アドレス)は、読取り巾メモリアドレス制御
部112により示され、アドレスカウンタ111により指定さ
れる。ここで、読取り巾メモリアドレス制御部112に
は、前記第3図における読取り巾指定スイッチ5の走査
に基づく読取り巾アドレスデータが制御部101から与え
られ、指定読取り巾に対応するアドレス数でアドレスカ
ウンタ111による書込み指定アドレスがカウントアップ
される。つまり、読取り巾指定スイッチ5に沿って描か
れた巾自盛りの0点から操作つまみ5aを合わせた目盛り
までの間の画像データだけを画像データメモリ114に書
込み記憶させる。また、画線データメモリ114の読出し
アドレスも、制御部101よりアドレスカウンタ111を介し
て与えられるが、この場合も、読取り巾メモリアドレス
制御部112に設定される読取り巾アドレス数に基づき、
印字一行分の読出しアドレスが指定される。
命令Rが与えられた場合は、一定周期のCCD露光タイミ
ング信号を発生すると共に、メインエンコーダユニット
24から与えられる移動量検出信号に同期して所定数の読
取タイミング信号A、シリアル/パラレル変換信号B、
クロックパルスC等の各種タイミング信号を発生する。
また、タイミング信号発生部102は、制御部101から動作
命令Pが与えられた場合は、プリントタイミング信号を
発生する。そして、上記タイミング信号発生部102から
出力されるCCD露光タイミング信号は一次元イメージセ
ンサ57に、読取タイミング信号AはA/D変換部109に、シ
リアル/パラレル変換信号Bはシリアル/パラレル変換
部110に、クロックパルスCはアドレスカウンタ111及び
読取り巾メモリアドレス制御部112に、それぞれ送られ
る。上記一次元イメージセンサ57は、原稿aからの反射
光をCCD露光タイミング信号に同期して読取り、アンプ1
08を介してA/D変換部109へ出力する。このA/D変換部109
は、入力信号を読取タイミング信号Aによって白黒2値
の信号に変換し、シリアル/パラレル変換部110に出力
する。このシリアル/パラレル変換部110は、入力信号
をシリアル/パラレル変換信号Bにより例えば8ビット
毎にパラレル信号に変換し、データセレクタ113を介し
て画像データメモリ114に出力する。また、データセレ
クタ113は、そのデータラインが上記制御部101に接続さ
れており、制御部101からのセレクト信号Dによりシリ
アル/パラレル変換郡110あるいは制御部101の一方が選
択される。上記画像データメモリ114の書込みアドレス
(行及び桁アドレス)は、読取り巾メモリアドレス制御
部112により示され、アドレスカウンタ111により指定さ
れる。ここで、読取り巾メモリアドレス制御部112に
は、前記第3図における読取り巾指定スイッチ5の走査
に基づく読取り巾アドレスデータが制御部101から与え
られ、指定読取り巾に対応するアドレス数でアドレスカ
ウンタ111による書込み指定アドレスがカウントアップ
される。つまり、読取り巾指定スイッチ5に沿って描か
れた巾自盛りの0点から操作つまみ5aを合わせた目盛り
までの間の画像データだけを画像データメモリ114に書
込み記憶させる。また、画線データメモリ114の読出し
アドレスも、制御部101よりアドレスカウンタ111を介し
て与えられるが、この場合も、読取り巾メモリアドレス
制御部112に設定される読取り巾アドレス数に基づき、
印字一行分の読出しアドレスが指定される。
しかして、上記原稿の読取りが終了し、その後、プリ
ントモードに切換えられると、制御部101は上記したよ
うに動作命令Pをタイミング信号発生部102に出力する
と共に、メインエンコーダユニット24からの移動量検出
信号に応じて画像データメモリ114の記憶データをデー
タセレクタ113を介して順次読出す。この制御部101は、
画像データメモリ114から画像データを読出すと、温度
センサ106からのヘッド温度、電源電圧検出器の検出デ
ータ及び印字濃度調節つまみ8の値を基に通電時間を設
定し、プリントデータとしてサーマルヘッド駆動回路11
5へ出力する。このサーマルヘッド駆動回路115は、制御
部101からプリントデータが送られてくると、タイミン
グ信号発生部102からのタイミング信号に同期してサー
マル印字ヘッド32を駆動する。ここで、モータ駆動制御
部104がメインエンコーダユニット24からの装置本体1
の移動量検出信号に基づき、巻取軸駆動モータ41に適切
なモータ駆動パルス信号を与えることで、第6図におけ
るインクテープカセット70の供給側スプール74から繰出
されたインクテープ81が、サーマル印字ヘッド32に接し
ながら巻取側スプール73に巻取られる。この場合、モー
タエンコーダユニット47により巻取軸駆動モータ41の回
転が検出され、上記モータエンコーダユニット47の検出
信号に基づいてインクテープ81の巻取り速度が装置本体
1の移動量に合った速度になるよう、上記モータ駆動制
御郡104により巻取軸駆動モータ41がトルク制御され
る。
ントモードに切換えられると、制御部101は上記したよ
うに動作命令Pをタイミング信号発生部102に出力する
と共に、メインエンコーダユニット24からの移動量検出
信号に応じて画像データメモリ114の記憶データをデー
タセレクタ113を介して順次読出す。この制御部101は、
画像データメモリ114から画像データを読出すと、温度
センサ106からのヘッド温度、電源電圧検出器の検出デ
ータ及び印字濃度調節つまみ8の値を基に通電時間を設
定し、プリントデータとしてサーマルヘッド駆動回路11
5へ出力する。このサーマルヘッド駆動回路115は、制御
部101からプリントデータが送られてくると、タイミン
グ信号発生部102からのタイミング信号に同期してサー
マル印字ヘッド32を駆動する。ここで、モータ駆動制御
部104がメインエンコーダユニット24からの装置本体1
の移動量検出信号に基づき、巻取軸駆動モータ41に適切
なモータ駆動パルス信号を与えることで、第6図におけ
るインクテープカセット70の供給側スプール74から繰出
されたインクテープ81が、サーマル印字ヘッド32に接し
ながら巻取側スプール73に巻取られる。この場合、モー
タエンコーダユニット47により巻取軸駆動モータ41の回
転が検出され、上記モータエンコーダユニット47の検出
信号に基づいてインクテープ81の巻取り速度が装置本体
1の移動量に合った速度になるよう、上記モータ駆動制
御郡104により巻取軸駆動モータ41がトルク制御され
る。
次に上記構成による小型複写装置の動作について説明
する。原稿に記録されている文字、画像等の情報を読取
る場合には、まず、モード切換スイッチ6をOFFポジシ
ョンから読取りモード切換ポジションRに切換える。モ
ード切換スイッチ6を読取りモード切換ポジションRに
切換えると、電源がONされると共に、制御部101が読取
りモードになる。このとき制御部101は、LED部107にお
ける電源ON表示用LED7aを点灯し、電源がオンしたこと
を表示すると共に、動作命令Rをタイミング信号発生部
102に与える。この際、第1図におけるカム溝係合ピン2
2がカム溝21の上段側水平溝部21bの始端に移動して補助
ローラユニット18が下降され、補助接紙ローラ18a,18b
が主接紙ローラ14a,14bよりも下方に突出する。しかし
て、ユーザーは、この状態で第7図に示すように装置本
体1の前面に設けられている動作開始スイッチ2をONさ
せ、装置本体1を、主接紙ローラ14a,14b及び補助接紙
ローラ18a,18bを原稿a面に接触させて置く。このよう
に、装置本体1を原稿a上に置くと、紙面検知スイッチ
17が原稿a面に当接してONし、この紙面検知スイッチ17
と上記動作開始スイッチ2との両方のスイッチのONによ
って制御部101が読取り動作状態となってLEDアレイ16が
点灯する。なお、これは後述するプリントを行なう場合
も同様であり、この場合も制御部101は、紙面検知スイ
ッチ17と動作開始スイッチ2との両方がONした時にプリ
ント動作状態となる。この後、装置本体1を原稿a上に
置いた状態のまま、原備a面に沿わせて前方(装置本体
1の前面方向)に手動で走査移動させると、LEDアレイ1
6からの投射光が原稿a面に照射され、その反射光が結
像レンズ60を介して一次元イメージセンサ57に入射す
る。一方、原稿a面に接して装置本体1の移動に伴って
回転する各接紙ローラのうち、第2接紙ローラ14bの回
転によってメインエンコーダユニット24の回転円板26が
回転する。この回転円板26の回転により、回転量検出器
27から装置本体1の移動量に応じたパルス信号が出力さ
れる。つまり、この回転量検出器27から出力されるパル
ス信号が第12図におけるメインエンコーダユニット24の
出力となり、複写装置本体1に対する移動量検出信号と
して制御部101、タイミング信号発生部102、速度検出部
103、モータ駆動制御部104へ送られる。
する。原稿に記録されている文字、画像等の情報を読取
る場合には、まず、モード切換スイッチ6をOFFポジシ
ョンから読取りモード切換ポジションRに切換える。モ
ード切換スイッチ6を読取りモード切換ポジションRに
切換えると、電源がONされると共に、制御部101が読取
りモードになる。このとき制御部101は、LED部107にお
ける電源ON表示用LED7aを点灯し、電源がオンしたこと
を表示すると共に、動作命令Rをタイミング信号発生部
102に与える。この際、第1図におけるカム溝係合ピン2
2がカム溝21の上段側水平溝部21bの始端に移動して補助
ローラユニット18が下降され、補助接紙ローラ18a,18b
が主接紙ローラ14a,14bよりも下方に突出する。しかし
て、ユーザーは、この状態で第7図に示すように装置本
体1の前面に設けられている動作開始スイッチ2をONさ
せ、装置本体1を、主接紙ローラ14a,14b及び補助接紙
ローラ18a,18bを原稿a面に接触させて置く。このよう
に、装置本体1を原稿a上に置くと、紙面検知スイッチ
17が原稿a面に当接してONし、この紙面検知スイッチ17
と上記動作開始スイッチ2との両方のスイッチのONによ
って制御部101が読取り動作状態となってLEDアレイ16が
点灯する。なお、これは後述するプリントを行なう場合
も同様であり、この場合も制御部101は、紙面検知スイ
ッチ17と動作開始スイッチ2との両方がONした時にプリ
ント動作状態となる。この後、装置本体1を原稿a上に
置いた状態のまま、原備a面に沿わせて前方(装置本体
1の前面方向)に手動で走査移動させると、LEDアレイ1
6からの投射光が原稿a面に照射され、その反射光が結
像レンズ60を介して一次元イメージセンサ57に入射す
る。一方、原稿a面に接して装置本体1の移動に伴って
回転する各接紙ローラのうち、第2接紙ローラ14bの回
転によってメインエンコーダユニット24の回転円板26が
回転する。この回転円板26の回転により、回転量検出器
27から装置本体1の移動量に応じたパルス信号が出力さ
れる。つまり、この回転量検出器27から出力されるパル
ス信号が第12図におけるメインエンコーダユニット24の
出力となり、複写装置本体1に対する移動量検出信号と
して制御部101、タイミング信号発生部102、速度検出部
103、モータ駆動制御部104へ送られる。
一方、タイミング信号発生部102は、制御部101から読
取り動作命令Rが与えられると、一定周期のCCD露光タ
イミング信号を発生し、一次元イメージセンサ57に与え
ると共に、メインエンコーダユニット24から与えられる
移動量検出信号に応じて、読取りタイミング信号A及び
シリアル/パラレル変換信号Bを発生し、A/D変換部109
及びシリアル/パラレル変換部110へそれぞれ出力す
る。更にタイミング信号発生部102は、上記シリアル/
パラレル変換信号Bに同期してクロックパルスCを発生
し、アドレスカウンタ111及び読取り巾メモリアドレス
制御部112に出力する。
取り動作命令Rが与えられると、一定周期のCCD露光タ
イミング信号を発生し、一次元イメージセンサ57に与え
ると共に、メインエンコーダユニット24から与えられる
移動量検出信号に応じて、読取りタイミング信号A及び
シリアル/パラレル変換信号Bを発生し、A/D変換部109
及びシリアル/パラレル変換部110へそれぞれ出力す
る。更にタイミング信号発生部102は、上記シリアル/
パラレル変換信号Bに同期してクロックパルスCを発生
し、アドレスカウンタ111及び読取り巾メモリアドレス
制御部112に出力する。
しかして、上記一次元イメージセンサ57は、タイミン
グ信号発生部102から上記CCD露光タイミング信号に同期
して原稿a面からの反射光に応じた信号、すなわち画像
信号を出力する。この一次元イメージセンサ57の出力信
号は、アンプ108により増幅されてA/D変換部109へ送ら
れる。このA/D変換部109は、アンプ108を介して送られ
てくる画像信号をタイミング信号発生部102からの読取
りタイミング信号Aに同期してシリアルなデジタル信号
に変換し、シリアル/パラレル変換部110へ出力する。
このシリアル/パラレル変換部110は、タイミング信号
発生部102から送られてくるシリアル/パラレル変換信
号Bに同期してシリアル入力信号を例えば8ビット毎に
パラレルの画像データに変換し、データセレクタ113へ
出力する。このデータセレクタ113は、読取りモードが
指定されている場合には、制御部101からのセレクトD
によりシリアル/パラレル変換部110側に切換えられて
いる。従って、上記シリアル/パラレル変換部110から
出力される画像データは、データセレクタ113を介して
画像データメモリ114へ送られる。この画像データメモ
リ114の書込みアドレスは、アドレスカウンタ111のカウ
ント出力により指定される。このアドレスカウンタ111
は、タイミング信号発生部102からのクロックパルスC
により順次桁アドレスが「+1」され、画像データメモ
リ114のアドレスを指定する。そして、タイミング信号
発生部102は、画像データメモリ114に1行分の画像デー
タが書込まれると、タイミング信号の発生を停止し、メ
インエンコーダユニット24から次の移動量検出信号が送
られてくるまで待機状態となる。この場合、読取り巾指
定スイッチ5により予め原稿aの読取り巾が指定される
と、その指定巾に換算したアドレス数データが読取り巾
メモリアドレス制御部112にセットされる。すると、ア
ドレスカウンタ111は、上記指定読取り巾対応のアドレ
ス数データに1行分の書込みアドレスを一致させ、画像
データメモリ114に対し繰返しアドレス指定する。つま
り、イメージセンサ57で読取った画像データのうち、第
2図における巾目盛りの0点から操作つまみ5aを合わせ
た目盛りまでの間の画像データだけが、上記画像データ
メモリ114に書込まれることになる。以下同様の動作が
繰返され、原稿aから読取った画像データが画像データ
メモリ114に順次書込まれる。
グ信号発生部102から上記CCD露光タイミング信号に同期
して原稿a面からの反射光に応じた信号、すなわち画像
信号を出力する。この一次元イメージセンサ57の出力信
号は、アンプ108により増幅されてA/D変換部109へ送ら
れる。このA/D変換部109は、アンプ108を介して送られ
てくる画像信号をタイミング信号発生部102からの読取
りタイミング信号Aに同期してシリアルなデジタル信号
に変換し、シリアル/パラレル変換部110へ出力する。
このシリアル/パラレル変換部110は、タイミング信号
発生部102から送られてくるシリアル/パラレル変換信
号Bに同期してシリアル入力信号を例えば8ビット毎に
パラレルの画像データに変換し、データセレクタ113へ
出力する。このデータセレクタ113は、読取りモードが
指定されている場合には、制御部101からのセレクトD
によりシリアル/パラレル変換部110側に切換えられて
いる。従って、上記シリアル/パラレル変換部110から
出力される画像データは、データセレクタ113を介して
画像データメモリ114へ送られる。この画像データメモ
リ114の書込みアドレスは、アドレスカウンタ111のカウ
ント出力により指定される。このアドレスカウンタ111
は、タイミング信号発生部102からのクロックパルスC
により順次桁アドレスが「+1」され、画像データメモ
リ114のアドレスを指定する。そして、タイミング信号
発生部102は、画像データメモリ114に1行分の画像デー
タが書込まれると、タイミング信号の発生を停止し、メ
インエンコーダユニット24から次の移動量検出信号が送
られてくるまで待機状態となる。この場合、読取り巾指
定スイッチ5により予め原稿aの読取り巾が指定される
と、その指定巾に換算したアドレス数データが読取り巾
メモリアドレス制御部112にセットされる。すると、ア
ドレスカウンタ111は、上記指定読取り巾対応のアドレ
ス数データに1行分の書込みアドレスを一致させ、画像
データメモリ114に対し繰返しアドレス指定する。つま
り、イメージセンサ57で読取った画像データのうち、第
2図における巾目盛りの0点から操作つまみ5aを合わせ
た目盛りまでの間の画像データだけが、上記画像データ
メモリ114に書込まれることになる。以下同様の動作が
繰返され、原稿aから読取った画像データが画像データ
メモリ114に順次書込まれる。
ここで、上記原稿aの読取りを行なう場合には、補助
接紙ローラ18a,18bを主接紙ローラ14a,14bよりも下方に
突出させているので、装置本体1は、第7図に示すよう
に、前方にやや傾いた姿勢で走査移動されることにな
る。したがって、装置下面に突出している印字ヘッド32
の先端及びその下のインクテープ81が原稿a面に摺接す
ることは無く、印字ヘッド32の摩耗及びインクテープ81
による原稿a面の汚れは防止される。
接紙ローラ18a,18bを主接紙ローラ14a,14bよりも下方に
突出させているので、装置本体1は、第7図に示すよう
に、前方にやや傾いた姿勢で走査移動されることにな
る。したがって、装置下面に突出している印字ヘッド32
の先端及びその下のインクテープ81が原稿a面に摺接す
ることは無く、印字ヘッド32の摩耗及びインクテープ81
による原稿a面の汚れは防止される。
なお、速度検出部103おいては、メインエンコーダユ
ニット24からのパルス信号に基づいて装置本体1の移動
速度が検出され、その移動速度が速過ぎると、LED部107
における速度警告用LED7cが点灯され、ユーザに対し警
報が行なわれる。これは、プリント時においても同様で
ある。また、上記の読取り途中で画像データメモリ114
のメモリ残量が少なくなると、メモリ残量表示用LED7b
が点灯され、メモリ残量が少ないことが報知される。
ニット24からのパルス信号に基づいて装置本体1の移動
速度が検出され、その移動速度が速過ぎると、LED部107
における速度警告用LED7cが点灯され、ユーザに対し警
報が行なわれる。これは、プリント時においても同様で
ある。また、上記の読取り途中で画像データメモリ114
のメモリ残量が少なくなると、メモリ残量表示用LED7b
が点灯され、メモリ残量が少ないことが報知される。
次に、上記のようにして原稿aから読取った画像デー
タをプリント・アウトする場合の動作について説明す
る。画像データをプリント・アウトする場合は、モード
切換スイッチ6をプリントモード切換ポジションPに切
換える。このモード切換スイッチ6をプリントモード切
換ボジションPに切換えると、制御部101はプリントモ
ードとなり、セレクト信号Dによりデータセレクタ113
を制御部101側に切換える。この際、カム溝係合ピン22
がカム溝21の下段側水平溝部21aに移動して補助ローラ
ユニット18が上昇され、補助接紙ローラ18a,18bが主接
紙ローラ14a,14bと同一突出レベルとなる。この状態で
ユーザーは、第6図で示すように、複写装置本体1を各
接紙ローラ14a,14b及び18a,18bをノート等の外部記録紙
b面に接触させて置く。このように、装置本体1を記録
紙b上に置くと、紙面検知スイッチ17が記録紙b面に当
接してONすると共に、印字ヘッド32がインクテープ81を
介して記録紙b面に接触する。この場合、印字ヘッド32
は、記録紙bとの接触により押しばね33を圧縮させなが
ら各接紙ローラ14a,14b及び18a,18bの記録紙接触レベル
まで上昇し、押しばね33の反発力によって記録紙b面に
押圧接触される。この後、動作開始スイッチ2をONさせ
て、複写装置本体1を記録紙b面に沿わせて前方に走査
移動させると、この装置本体1の移動に伴い上記各接紙
ローラが回転し、第2主接紙ローラ14bの回転が回転伝
達ベルト28を介して回転円板26に伝達される。この回転
円板26の回転に伴ってメインエンコーダユニット24から
上記読取り時と同様に装置本体1の移動速度に応じた移
動量検出信号が取出される。
タをプリント・アウトする場合の動作について説明す
る。画像データをプリント・アウトする場合は、モード
切換スイッチ6をプリントモード切換ポジションPに切
換える。このモード切換スイッチ6をプリントモード切
換ボジションPに切換えると、制御部101はプリントモ
ードとなり、セレクト信号Dによりデータセレクタ113
を制御部101側に切換える。この際、カム溝係合ピン22
がカム溝21の下段側水平溝部21aに移動して補助ローラ
ユニット18が上昇され、補助接紙ローラ18a,18bが主接
紙ローラ14a,14bと同一突出レベルとなる。この状態で
ユーザーは、第6図で示すように、複写装置本体1を各
接紙ローラ14a,14b及び18a,18bをノート等の外部記録紙
b面に接触させて置く。このように、装置本体1を記録
紙b上に置くと、紙面検知スイッチ17が記録紙b面に当
接してONすると共に、印字ヘッド32がインクテープ81を
介して記録紙b面に接触する。この場合、印字ヘッド32
は、記録紙bとの接触により押しばね33を圧縮させなが
ら各接紙ローラ14a,14b及び18a,18bの記録紙接触レベル
まで上昇し、押しばね33の反発力によって記録紙b面に
押圧接触される。この後、動作開始スイッチ2をONさせ
て、複写装置本体1を記録紙b面に沿わせて前方に走査
移動させると、この装置本体1の移動に伴い上記各接紙
ローラが回転し、第2主接紙ローラ14bの回転が回転伝
達ベルト28を介して回転円板26に伝達される。この回転
円板26の回転に伴ってメインエンコーダユニット24から
上記読取り時と同様に装置本体1の移動速度に応じた移
動量検出信号が取出される。
上記装置本体1の移動を開始することでメインエンコ
ーダユニット24から移動量検出信号が出力されると、モ
ータ駆動制御部104により巻取軸駆動モータ41が駆動さ
れる。これにより、インクテープ巻取軸40が回転駆動さ
れてインクテープカセット70の巻取側スプール73が巻取
方向に回転され、供給側スプール74から繰り出されるイ
ンクテープ81がサーマル印字ヘッド32の発熱部を通り上
記巻取側スプール73に巻取られる。この場合、モータエ
ンコーダユニット47により巻取軸駆動モータ41の回転が
検出され、モータ駆動制御部104は、上記モータエンコ
ーダユニット47から与えられる検出信号に基づき、イン
クテープ81の巻取り速度が装置本体1の移動量、つまり
プリント速度に合うように巻取軸駆動モータ41のトルク
制御を行なう。このモータトルク制御は、巻取軸駆動モ
ータ41が1回軸する毎に、モータ駆動制御部104におい
て、モータエンコーダユニット47からのパルス信号周期
と、メインエンコーダユニット24からのエンコーダパル
スの数とを比較して行なわれるもので、上記モータ41が
1回転する間にメインエンコーダユニット24から与えら
れるエンコーダパルス数が所定値よりも多い場合(装置
本体1の移動速度がテープ巻取り速度よりも速い場合)
には、モータ駆動パルス数を増加させてテープ巻取り速
度を増速させ、また、エンコーダパルス数が所定値より
も少ない場合(装置本体1の移動速度がテープ巻取り速
度より遅い場合)には、モータ駆動パルス数を減少させ
てテープ巻取り速度を減速させる。これは、巻取側スプ
ール73のテープ巻取り径が大きくなってモータ41にかか
る負荷が増加した場合も同様であり、モータ41にかかる
負荷の増加によりテープ巻取り速度が遅くなった場合に
も、モータ41が1回転する間のエンコーダパルス数が所
定値よりも多くなるから、この時も自動的にモータ41の
トルクが増加されテープ巻取り速度が増速される。
ーダユニット24から移動量検出信号が出力されると、モ
ータ駆動制御部104により巻取軸駆動モータ41が駆動さ
れる。これにより、インクテープ巻取軸40が回転駆動さ
れてインクテープカセット70の巻取側スプール73が巻取
方向に回転され、供給側スプール74から繰り出されるイ
ンクテープ81がサーマル印字ヘッド32の発熱部を通り上
記巻取側スプール73に巻取られる。この場合、モータエ
ンコーダユニット47により巻取軸駆動モータ41の回転が
検出され、モータ駆動制御部104は、上記モータエンコ
ーダユニット47から与えられる検出信号に基づき、イン
クテープ81の巻取り速度が装置本体1の移動量、つまり
プリント速度に合うように巻取軸駆動モータ41のトルク
制御を行なう。このモータトルク制御は、巻取軸駆動モ
ータ41が1回軸する毎に、モータ駆動制御部104におい
て、モータエンコーダユニット47からのパルス信号周期
と、メインエンコーダユニット24からのエンコーダパル
スの数とを比較して行なわれるもので、上記モータ41が
1回転する間にメインエンコーダユニット24から与えら
れるエンコーダパルス数が所定値よりも多い場合(装置
本体1の移動速度がテープ巻取り速度よりも速い場合)
には、モータ駆動パルス数を増加させてテープ巻取り速
度を増速させ、また、エンコーダパルス数が所定値より
も少ない場合(装置本体1の移動速度がテープ巻取り速
度より遅い場合)には、モータ駆動パルス数を減少させ
てテープ巻取り速度を減速させる。これは、巻取側スプ
ール73のテープ巻取り径が大きくなってモータ41にかか
る負荷が増加した場合も同様であり、モータ41にかかる
負荷の増加によりテープ巻取り速度が遅くなった場合に
も、モータ41が1回転する間のエンコーダパルス数が所
定値よりも多くなるから、この時も自動的にモータ41の
トルクが増加されテープ巻取り速度が増速される。
一方、上記制御部101は、メインエンコーダユニット2
4から送られてくる移動量検出信号に応じて、タイミン
グ信号発生部102に1行印字命令を出力し、このタイミ
ング信号発生部102は、サーマルヘッド駆動回路115にプ
リントタイミング信号を出力する。また、制御部101
は、メインエンコーダユニット24からの移動量検出信号
に応じて画像データメモリ114の行及び桁アドレスを順
次指定し、画像データメモリ114に記憶されている画像
データをデータセレクタ113を介して読出し、サーマル
ヘッド駆動回路115へ1行分づつ出力する。更に制御値1
01は、1行印字命令が与えられると、印字データの黒字
数、温度センサ106からのヘッド温度、電源電圧検出器
の電圧検出信号、印字濃度調節つまみ8の調節値等を基
にサーマル印字ヘッド32に対する通電時間を設定し、画
像データメモリ114から読出した画像データをサーマル
ヘッド駆動回路115へ出力する。このサーマルヘッド駆
動回路115は、制御部101からの制御データ及びタイミン
グ信号発生部102からのタイミング信号に従ってサーマ
ル印字ヘッド32を駆動する。このサーマル印字ヘッド32
の駆動により、画像データがインクテープ81を介して記
録紙b上に熱転写される。この場合、装置本体1の移動
に伴い、巻取軸駆動モータ41によりインクテープ巻取軸
40が回転駆動され、供給側スプール74からインクテープ
81の末使用部分が送り出され、上記サーマル印字ヘッド
32によりプリントされた後の使用済み部分が巻取側スプ
ール73に順次巻き取られる。上記のようにして複写装置
本体1を移動繰作することにより、画像データメモリ11
4に記憶されている画像データが記録紙bに順次プリン
トされる。
4から送られてくる移動量検出信号に応じて、タイミン
グ信号発生部102に1行印字命令を出力し、このタイミ
ング信号発生部102は、サーマルヘッド駆動回路115にプ
リントタイミング信号を出力する。また、制御部101
は、メインエンコーダユニット24からの移動量検出信号
に応じて画像データメモリ114の行及び桁アドレスを順
次指定し、画像データメモリ114に記憶されている画像
データをデータセレクタ113を介して読出し、サーマル
ヘッド駆動回路115へ1行分づつ出力する。更に制御値1
01は、1行印字命令が与えられると、印字データの黒字
数、温度センサ106からのヘッド温度、電源電圧検出器
の電圧検出信号、印字濃度調節つまみ8の調節値等を基
にサーマル印字ヘッド32に対する通電時間を設定し、画
像データメモリ114から読出した画像データをサーマル
ヘッド駆動回路115へ出力する。このサーマルヘッド駆
動回路115は、制御部101からの制御データ及びタイミン
グ信号発生部102からのタイミング信号に従ってサーマ
ル印字ヘッド32を駆動する。このサーマル印字ヘッド32
の駆動により、画像データがインクテープ81を介して記
録紙b上に熱転写される。この場合、装置本体1の移動
に伴い、巻取軸駆動モータ41によりインクテープ巻取軸
40が回転駆動され、供給側スプール74からインクテープ
81の末使用部分が送り出され、上記サーマル印字ヘッド
32によりプリントされた後の使用済み部分が巻取側スプ
ール73に順次巻き取られる。上記のようにして複写装置
本体1を移動繰作することにより、画像データメモリ11
4に記憶されている画像データが記録紙bに順次プリン
トされる。
なお、記録紙bにプリントされる画像データは、原稿
aからの読取り巾と同一巾でプリントされるが、予め第
2図における拡大プリント指定キー3により拡大プリン
トを指定すれば、上記画像データを所定比率の巾に拡大
させてプリントすることができる。また、プリント終了
後に、リセット/クリアキー4を押せば、同一画像デー
タを繰返しプリントすることができる。ここで、上記小
型複写装置は、印字ヘッド32を押しばね33のばね力で記
録紙bに押圧接触させているので、印字ヘッド32を常に
一定の圧力で記録紙bに接触させてプリントを行なわせ
ることができる。さらに、印字ヘッド32をローリング回
動可能に設けているため、走査移動中に装置本体1が左
右に傾いても、印字ヘッド32は装置本体1の傾き角だけ
反対側にローリングして常にフラットに記録紙b面に接
触するから、プリント画像がかすれたりすることはな
い。
aからの読取り巾と同一巾でプリントされるが、予め第
2図における拡大プリント指定キー3により拡大プリン
トを指定すれば、上記画像データを所定比率の巾に拡大
させてプリントすることができる。また、プリント終了
後に、リセット/クリアキー4を押せば、同一画像デー
タを繰返しプリントすることができる。ここで、上記小
型複写装置は、印字ヘッド32を押しばね33のばね力で記
録紙bに押圧接触させているので、印字ヘッド32を常に
一定の圧力で記録紙bに接触させてプリントを行なわせ
ることができる。さらに、印字ヘッド32をローリング回
動可能に設けているため、走査移動中に装置本体1が左
右に傾いても、印字ヘッド32は装置本体1の傾き角だけ
反対側にローリングして常にフラットに記録紙b面に接
触するから、プリント画像がかすれたりすることはな
い。
しかして、上記小型複写装置においては、印字ヘッド
32を押しばね33によって記録紙bに接触させるようにし
ているから、印字ヘッド32を押しばね33のばね力によっ
て適度な接触圧で記録紙bに接触させることができ、し
たがって従来のように印字ヘッドを厳密に位置決めして
設置する必要はないから、印字ヘッド32の組込みを容易
に行なうことができる。しかも、上記小型複写装置で
は、上記印字ヘッド32とその押しばね33をユニット化し
てこの印字ヘッドユニット30を装置本体1内に組込むと
ともに、インクテープ巻取軸40と、その駆動モータ41お
よびこのモータ41の回転をインクテープ巻取軸40に伝達
する中間ギヤ44,45からなる巻取軸駆動機構もユニット
化してこのインクテープ巻取りユニット39を装置本体1
内に組込んでいるから、印字ヘッド32とその押しばね3
3、およびインクテーフ巻取軸40とその駆動機構をそれ
ぞれ一括して装置本体1内に組込むことができ、したが
って、上記各構成部品を1つ1つ位置調整して装置本体
内に組込んでいる従来の小型複写装置に比べて、その組
立てを能率よく行なって量産性を向上させることができ
る。さらに、上記実施例では、上記印字ヘッドユニット
30とインクテープ巻取りユニット39とをシャーシ23に設
けるとともに、このシャーシ23に、メインエンコーダユ
ニット24とモータエンコーダユニット47と読取りユニッ
ト54および電源ユニット65も設けてシャーシブロックC
を構成し、このシャーシブロックCを装置本体1内に組
込むことによって、複写装置を組立てるようにしている
から、上記印字ヘッドユニット30、インクテープ巻取り
ユニット39、メインエンコーダユニット24、モータエン
コーダユニット47、読取りユニット54および電源ユニッ
ト65を全て一度に装置本体1に組込むことができる。
32を押しばね33によって記録紙bに接触させるようにし
ているから、印字ヘッド32を押しばね33のばね力によっ
て適度な接触圧で記録紙bに接触させることができ、し
たがって従来のように印字ヘッドを厳密に位置決めして
設置する必要はないから、印字ヘッド32の組込みを容易
に行なうことができる。しかも、上記小型複写装置で
は、上記印字ヘッド32とその押しばね33をユニット化し
てこの印字ヘッドユニット30を装置本体1内に組込むと
ともに、インクテープ巻取軸40と、その駆動モータ41お
よびこのモータ41の回転をインクテープ巻取軸40に伝達
する中間ギヤ44,45からなる巻取軸駆動機構もユニット
化してこのインクテープ巻取りユニット39を装置本体1
内に組込んでいるから、印字ヘッド32とその押しばね3
3、およびインクテーフ巻取軸40とその駆動機構をそれ
ぞれ一括して装置本体1内に組込むことができ、したが
って、上記各構成部品を1つ1つ位置調整して装置本体
内に組込んでいる従来の小型複写装置に比べて、その組
立てを能率よく行なって量産性を向上させることができ
る。さらに、上記実施例では、上記印字ヘッドユニット
30とインクテープ巻取りユニット39とをシャーシ23に設
けるとともに、このシャーシ23に、メインエンコーダユ
ニット24とモータエンコーダユニット47と読取りユニッ
ト54および電源ユニット65も設けてシャーシブロックC
を構成し、このシャーシブロックCを装置本体1内に組
込むことによって、複写装置を組立てるようにしている
から、上記印字ヘッドユニット30、インクテープ巻取り
ユニット39、メインエンコーダユニット24、モータエン
コーダユニット47、読取りユニット54および電源ユニッ
ト65を全て一度に装置本体1に組込むことができる。
なお、上記実施例では、インクテープ巻取り速度を検
出するためのモータエンコーダユニット47を巻取軸駆動
モータ41の回転を検出するものとしているが、このモー
タエンコーダユニット47はインクテープ巻取軸40の回転
を検出するものでもよい。また上記実施例では、インク
テープ巻取軸40をモータ41によって駆動しているが、こ
のインクテープ巻取軸40の駆動機構は、例えば第2主接
紙ローラ14bの回転をベルト機構またはギヤ機構を介し
てインクテープ巻取軸40に伝達する構成としてもよく、
その場合は上記モータエンコーダユニット47は不要であ
る。さらに上記実施側では、メインエンコーダユニット
24の回転円板26を第2主接紙ローラ14bと別に設けてベ
ルト駆動しているが、このメインエンコーダユニット24
は第2主接紙ローラ14bの回転を直接検出するものでも
よい。
出するためのモータエンコーダユニット47を巻取軸駆動
モータ41の回転を検出するものとしているが、このモー
タエンコーダユニット47はインクテープ巻取軸40の回転
を検出するものでもよい。また上記実施例では、インク
テープ巻取軸40をモータ41によって駆動しているが、こ
のインクテープ巻取軸40の駆動機構は、例えば第2主接
紙ローラ14bの回転をベルト機構またはギヤ機構を介し
てインクテープ巻取軸40に伝達する構成としてもよく、
その場合は上記モータエンコーダユニット47は不要であ
る。さらに上記実施側では、メインエンコーダユニット
24の回転円板26を第2主接紙ローラ14bと別に設けてベ
ルト駆動しているが、このメインエンコーダユニット24
は第2主接紙ローラ14bの回転を直接検出するものでも
よい。
この発明の小型複写装置によれば、イメージセンサで
読取ったデータをインクテープを介して外部記録紙にプ
リントする印字ヘッドを、押しばねのばね力によって適
度な接触圧で記録紙に接触させることができるため、印
字ヘッドを厳密に位置決めして設置する必要はない。
読取ったデータをインクテープを介して外部記録紙にプ
リントする印字ヘッドを、押しばねのばね力によって適
度な接触圧で記録紙に接触させることができるため、印
字ヘッドを厳密に位置決めして設置する必要はない。
また、前記イメージセンサとこのイメージセンサに原
稿の像を結像する結像レンズとを基台に支持させて、こ
れらを1つの読取りユニットにまとめ、前記印字ヘッド
とその押しばねとをヘッド支持フレームに支持させて、
これらを1つの印字ヘッドユニットにまとめるととも
に、 前記読取りユニットと、前記印字ヘッドユニットと、
インクテープの巻取軸と、この巻取軸を回転駆動する駆
動機構と、装置本体の移動にともなって前記原稿および
外部記録紙上を回転する接紙ローラと、回転角により装
置本体の移動距離を検出するエンコーダと、このエンコ
ーダに前記接紙ローラの回転を伝達する伝達機構とをそ
れぞれシャーシの所定の位置に設けて1つのブロックと
し、そのブロックを前記装置本体内に位置決めして収納
しているため、複写装置を構成する主要な構成部品のほ
とんどを、一括して装置本体内に組込むことができる。
稿の像を結像する結像レンズとを基台に支持させて、こ
れらを1つの読取りユニットにまとめ、前記印字ヘッド
とその押しばねとをヘッド支持フレームに支持させて、
これらを1つの印字ヘッドユニットにまとめるととも
に、 前記読取りユニットと、前記印字ヘッドユニットと、
インクテープの巻取軸と、この巻取軸を回転駆動する駆
動機構と、装置本体の移動にともなって前記原稿および
外部記録紙上を回転する接紙ローラと、回転角により装
置本体の移動距離を検出するエンコーダと、このエンコ
ーダに前記接紙ローラの回転を伝達する伝達機構とをそ
れぞれシャーシの所定の位置に設けて1つのブロックと
し、そのブロックを前記装置本体内に位置決めして収納
しているため、複写装置を構成する主要な構成部品のほ
とんどを、一括して装置本体内に組込むことができる。
したがって、上記構成部品を個々に装置本体内に組込
むのに比べて、各構成部品の位置調整が簡単で、能率の
良い組立てを行なうことができるし、さらに、原稿を読
取るための構成部品であるイメージセンサと結像レンズ
とを基台に支持させて1つの読取りユニットにまとめ、
記録紙に印字するための構成部品である印字ヘッドとそ
の押しばねとをヘッド支持フレームに支持させて1つの
印字ヘッドユニットにまとめて、これら読取りユニット
および印字ヘッドユニットを上記シャーシに取付けてい
るため、機能上の関連部品であるイメージセンサと結像
レンズ、および印字ヘッドと押しばねを、あらかじめ所
定の位置関係に配置した状態で組込むことができるか
ら、組立て能率をより一層高め、量産性を向上させるこ
とができる。
むのに比べて、各構成部品の位置調整が簡単で、能率の
良い組立てを行なうことができるし、さらに、原稿を読
取るための構成部品であるイメージセンサと結像レンズ
とを基台に支持させて1つの読取りユニットにまとめ、
記録紙に印字するための構成部品である印字ヘッドとそ
の押しばねとをヘッド支持フレームに支持させて1つの
印字ヘッドユニットにまとめて、これら読取りユニット
および印字ヘッドユニットを上記シャーシに取付けてい
るため、機能上の関連部品であるイメージセンサと結像
レンズ、および印字ヘッドと押しばねを、あらかじめ所
定の位置関係に配置した状態で組込むことができるか
ら、組立て能率をより一層高め、量産性を向上させるこ
とができる。
図面はこの発明の小型複写装置の一実施例を示したもの
で、第1図は分解斜視図、第2図および第3図は正面図
および背面図、第4図は縦断正面図、第5図はインクテ
ープカセットを装填した状態の縦断正面図、第6図およ
び第7図はプリント状態および読取り状態の縦断側面
図、第8図および第9図は読取りユニットの縦断正面図
および平面図、第10図はインクテープカセットの分解斜
視図、第11図は小型複写装置の基本構成を示す模式図、
第12図は小型複写装置の電子回路を示すブロック図であ
る。 1……装置本体、A……フロントケースブロック、1a…
…フロントケース、12……制御ユニット、B……リヤケ
ースブロック、1b……リヤケース、C……シャーシブロ
ック、23……シャーシ、24……メインエンコーダユニッ
ト、30……印字ヘッドユニット、32……印字ヘッド、33
……押しばね、39……インクテープ巻取りユニット、40
……インクテープ巻取軸、41……巻取軸駆動モータ、50
……供給側スプール係合軸、54……読取りユニット、57
……イメージセンサ、70……インクテープカセット、73
……巻取側スプール、74……供給側スプール、81……イ
ンクテープ。
で、第1図は分解斜視図、第2図および第3図は正面図
および背面図、第4図は縦断正面図、第5図はインクテ
ープカセットを装填した状態の縦断正面図、第6図およ
び第7図はプリント状態および読取り状態の縦断側面
図、第8図および第9図は読取りユニットの縦断正面図
および平面図、第10図はインクテープカセットの分解斜
視図、第11図は小型複写装置の基本構成を示す模式図、
第12図は小型複写装置の電子回路を示すブロック図であ
る。 1……装置本体、A……フロントケースブロック、1a…
…フロントケース、12……制御ユニット、B……リヤケ
ースブロック、1b……リヤケース、C……シャーシブロ
ック、23……シャーシ、24……メインエンコーダユニッ
ト、30……印字ヘッドユニット、32……印字ヘッド、33
……押しばね、39……インクテープ巻取りユニット、40
……インクテープ巻取軸、41……巻取軸駆動モータ、50
……供給側スプール係合軸、54……読取りユニット、57
……イメージセンサ、70……インクテープカセット、73
……巻取側スプール、74……供給側スプール、81……イ
ンクテープ。
Claims (1)
- 【請求項1】装置本体を走査移動させて原稿の読取りお
よび外部記録紙へのプリントを行なう小型複写装置であ
って、 シャーシと、 基台と、この基台に支持され前記前記原稿を読取るイメ
ージセンサと、前記基台に支持され前記イメージセンサ
に前記原稿の像を結像する結像レンズとを備えた読取り
ユニットと、 ヘッド支持フレームと、このヘッド支持フレームに支持
され前記イメージセンサで読取ったデータをインクテー
プを介して前記外部記録紙にプリントする印字ヘッド
と、この印字ヘッドを前記外部記録紙に押圧する押しば
ねとを備えた印字ヘッドユニットと、 前記インクテープの巻取軸と、 前記巻取軸を回転駆動する駆動機構と、 前記装置本体の移動にともなって前記原稿および外部記
録紙上を回転する接紙ローラと、 回転角により前記装置本体の移動距離を検出するエンコ
ーダと、 前記エンコーダに前記接紙ローラの回転を伝達する伝達
機構と、 を備え、 前記読取りユニットと前記印字ヘッドユニットと前記巻
取軸と前記駆動機構と前記接紙ローラと前記エンコーダ
と前記伝達機構とをそれぞれ前記シャーシの所定の位置
に設けて1つのブロックとし、そのブロックを前記装置
本体内に位置決めして収納したことを特徴とする小型複
写装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62127713A JP2508718B2 (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 | 小型複写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62127713A JP2508718B2 (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 | 小型複写装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63292759A JPS63292759A (ja) | 1988-11-30 |
| JP2508718B2 true JP2508718B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=14966866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62127713A Expired - Lifetime JP2508718B2 (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 | 小型複写装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2508718B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61118058A (ja) * | 1984-11-14 | 1986-06-05 | Casio Comput Co Ltd | 携帯用リ−ダ・プリンタ装置 |
| JPS61281760A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-12 | Tokyo Electric Co Ltd | 複写機 |
| JPS6282868A (ja) * | 1985-10-08 | 1987-04-16 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 移動型複写装置 |
-
1987
- 1987-05-25 JP JP62127713A patent/JP2508718B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63292759A (ja) | 1988-11-30 |
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