JP2508407Y2 - 電気調理器 - Google Patents
電気調理器Info
- Publication number
- JP2508407Y2 JP2508407Y2 JP10335090U JP10335090U JP2508407Y2 JP 2508407 Y2 JP2508407 Y2 JP 2508407Y2 JP 10335090 U JP10335090 U JP 10335090U JP 10335090 U JP10335090 U JP 10335090U JP 2508407 Y2 JP2508407 Y2 JP 2508407Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic plate
- electric cooker
- cooking
- glass
- electric heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electric Stoves And Ranges (AREA)
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はガラスセラミックス板を用いて食品の加熱調
理を行う電気調理器に関する。
理を行う電気調理器に関する。
[従来の技術] 従来の電気調理器は、第3図に示すように、ガラスセ
ラミックス板1と、このガラスセラミックス板1の一面
に配した電気ヒータ3とを有している。ガラスセラミッ
クス板1はガラスの成形体を再加熱して微細結晶をガラ
ス中に析出させて作られている。
ラミックス板1と、このガラスセラミックス板1の一面
に配した電気ヒータ3とを有している。ガラスセラミッ
クス板1はガラスの成形体を再加熱して微細結晶をガラ
ス中に析出させて作られている。
この電気調理器は、ガラスセラミックス板1をケース
5の上面に形成されている開口部7に組み付けている。
ガラスセラミックス板1の平坦に形成されている他面、
すなわち調理面1aには弗素樹脂被膜が被覆されている。
このような弗素樹脂被膜は調理面1aで加熱調理される食
品が焼け焦げによってこびり付くのを防ぐ役目を果た
す。
5の上面に形成されている開口部7に組み付けている。
ガラスセラミックス板1の平坦に形成されている他面、
すなわち調理面1aには弗素樹脂被膜が被覆されている。
このような弗素樹脂被膜は調理面1aで加熱調理される食
品が焼け焦げによってこびり付くのを防ぐ役目を果た
す。
さらに、このような電気調理器において、弗素樹脂被
膜を施すことはすでに周知であり、ここではより詳しい
説明は省略する。
膜を施すことはすでに周知であり、ここではより詳しい
説明は省略する。
一方、電気ヒータ3はケース5の内部に配されてい
る。電気ヒータ3としては、例えばシーズヒータもしく
はハロゲンランプヒータなどを用いている。(例えば、
実開昭62-25496号公報参照) [考案が解決しようとする課題] しかしながら、焼き肉料理のように、肉をあぶりなが
ら焼くような加熱調理には調理面が平坦であると肉汁の
逃場がないため焼き上がった肉の味を損なうという問題
がある。
る。電気ヒータ3としては、例えばシーズヒータもしく
はハロゲンランプヒータなどを用いている。(例えば、
実開昭62-25496号公報参照) [考案が解決しようとする課題] しかしながら、焼き肉料理のように、肉をあぶりなが
ら焼くような加熱調理には調理面が平坦であると肉汁の
逃場がないため焼き上がった肉の味を損なうという問題
がある。
また、弗素樹脂被膜の色は灰色もしくは黒色などであ
るため、その被覆を薄くしても電気ヒータの赤熱光が調
理面1aを透過するのをさえぎってしまい、透光性のガラ
スセラミックス板1を用いている意味がなくなってしま
うという問題がある。
るため、その被覆を薄くしても電気ヒータの赤熱光が調
理面1aを透過するのをさえぎってしまい、透光性のガラ
スセラミックス板1を用いている意味がなくなってしま
うという問題がある。
それ故に、本考案の課題は、焼き肉料理のような、い
わゆるグリル料理にも適し、しかも電気ヒータの赤熱光
が調理面をに透過できるようにした電気調理器を提供す
ることにある。
わゆるグリル料理にも適し、しかも電気ヒータの赤熱光
が調理面をに透過できるようにした電気調理器を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、透光性のガラスセラミックス板と、
該ガラスセラミックス板の一面に対する向きに配した電
気ヒータとを含む電気調理器において、上記ガラスセラ
ミックス板は上記一面とは反対側の他面を凹凸状に形成
した調理面を有し、該調理面は透光性の弗素樹脂被膜に
より被覆されていることを特徴とする電気調理器が得ら
れる。
該ガラスセラミックス板の一面に対する向きに配した電
気ヒータとを含む電気調理器において、上記ガラスセラ
ミックス板は上記一面とは反対側の他面を凹凸状に形成
した調理面を有し、該調理面は透光性の弗素樹脂被膜に
より被覆されていることを特徴とする電気調理器が得ら
れる。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例による電気調理器を示す。
第1図を参照して、この電気調理器は透光性のガラス
セラミックス板10と、このガラスセラミックス板10の一
面13に対する向きに配した電気ヒータ12とを有してい
る。
セラミックス板10と、このガラスセラミックス板10の一
面13に対する向きに配した電気ヒータ12とを有してい
る。
ガラスセラミックス板10は、第2図にも示すように、
一面13とは反対側の他面を凹凸状に形成した調理面17を
有している。すなわち、図示の調理面17は凹部17a及び
凸部17bを幅方向に交互に形成し,長手方向に凹部17aと
凸部17bとがのびて全体として波形を形成している。
一面13とは反対側の他面を凹凸状に形成した調理面17を
有している。すなわち、図示の調理面17は凹部17a及び
凸部17bを幅方向に交互に形成し,長手方向に凹部17aと
凸部17bとがのびて全体として波形を形成している。
この調理面17には透光性の弗素樹脂被膜(例えば30〜
60ミクロン)20により被覆されている。
60ミクロン)20により被覆されている。
弗素樹脂被膜20はあらかじめ調理面17を波形に形成し
たガラスセラミックス板10の、その調理面17に焼き付け
加工、印刷加工もしくは接着加工などの加工を施して接
合するものである。
たガラスセラミックス板10の、その調理面17に焼き付け
加工、印刷加工もしくは接着加工などの加工を施して接
合するものである。
第1図に戻り、ガラスセラミックス板10はケース24の
上部に形成されている開口部26に取り付けられている。
また、電気ヒータ12はセラミックス板10の一面13に対向
し、かつケース24の内部で断熱材26によって一面13を除
いた向きへの熱輻射を遮断している。
上部に形成されている開口部26に取り付けられている。
また、電気ヒータ12はセラミックス板10の一面13に対向
し、かつケース24の内部で断熱材26によって一面13を除
いた向きへの熱輻射を遮断している。
このような電気調理器で肉を焼く場合、肉は調理面17
の凸部17bに置かれ、凹部17aは加熱調理中に出る肉汁を
収容する部分となる。このため、凹部17aは肉汁の逃場
となるため、肉の味を損なうことがない。また加熱調理
中において、電気ヒータ12の赤熱光は弗素樹脂被膜20を
透過するので調理中の肉焼き位置を電気ヒータ12に合わ
せて移動することもできる。この際、電気ヒータの表面
温度を500℃〜600℃の間に設定すると、ガラスセラミッ
クス板の温度を約230℃に設定することが可能である。
の凸部17bに置かれ、凹部17aは加熱調理中に出る肉汁を
収容する部分となる。このため、凹部17aは肉汁の逃場
となるため、肉の味を損なうことがない。また加熱調理
中において、電気ヒータ12の赤熱光は弗素樹脂被膜20を
透過するので調理中の肉焼き位置を電気ヒータ12に合わ
せて移動することもできる。この際、電気ヒータの表面
温度を500℃〜600℃の間に設定すると、ガラスセラミッ
クス板の温度を約230℃に設定することが可能である。
したがって、調理食品は凸部17bに接し、凹部17aに対
して離間して置かれるので、接している部分では熱伝導
より、離間している部分では輻射熱により加熱調理が行
われる。
して離間して置かれるので、接している部分では熱伝導
より、離間している部分では輻射熱により加熱調理が行
われる。
なお、肉汁などで汚れた調理面は、布やキッチンペー
パーなどにより取り除く。
パーなどにより取り除く。
[考案の効果] 以上実施例により説明したように、本考案の電気調理
器によれば、加熱調理は輻射熱と熱伝導とにより調理す
ることができるため、良好な加熱調理食品が得られる。
器によれば、加熱調理は輻射熱と熱伝導とにより調理す
ることができるため、良好な加熱調理食品が得られる。
また、透光性の弗素樹脂被膜を用いているため調理面
を透過した電気ヒータの光を視覚によって捕えることが
でき、調理温度を確認したり電気ヒータに対して調理中
に調理食品の位置付けができる。
を透過した電気ヒータの光を視覚によって捕えることが
でき、調理温度を確認したり電気ヒータに対して調理中
に調理食品の位置付けができる。
第1図は本考案の一実施例による電気調理器の断面図、
第2図は第1図の電気調理器の一部を拡大した断面図、
第3図は従来の電気調理器の斜視図である。 1;ガラスセラミックス板、3;電気ヒータ、5;ケース、1
0;ガラスセラミックス板、12;電気ヒータ、13;一面、1
7;調理面、17a;凸部、20;弗素樹脂被膜。
第2図は第1図の電気調理器の一部を拡大した断面図、
第3図は従来の電気調理器の斜視図である。 1;ガラスセラミックス板、3;電気ヒータ、5;ケース、1
0;ガラスセラミックス板、12;電気ヒータ、13;一面、1
7;調理面、17a;凸部、20;弗素樹脂被膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 柳沢 尚 東京都大田区大森西1丁目1番1号 日 本電熱株式会社内 (72)考案者 杉山 五久夫 東京都大田区大森西1丁目1番1号 日 本電熱株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−25496(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】透光性のガラスセラミックス板と、該ガラ
スセラミックス板の一面に対する向きに配した電気ヒー
タとを含む電気調理器において、上記ガラスセラミック
ス板は上記一面とは反対側の他面を凹凸状に形成した調
理面を有し、該調理面は透光性の弗素樹脂被膜により被
覆されていることを特徴とする電気調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10335090U JP2508407Y2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 電気調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10335090U JP2508407Y2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 電気調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0461202U JPH0461202U (ja) | 1992-05-26 |
JP2508407Y2 true JP2508407Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=31848182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10335090U Expired - Lifetime JP2508407Y2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 電気調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508407Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008272249A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Figla Co Ltd | 発熱ガラスを用いた加熱調理器具 |
-
1990
- 1990-10-02 JP JP10335090U patent/JP2508407Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008272249A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Figla Co Ltd | 発熱ガラスを用いた加熱調理器具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0461202U (ja) | 1992-05-26 |
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