JP2508381B2 - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JP2508381B2
JP2508381B2 JP2223985A JP22398590A JP2508381B2 JP 2508381 B2 JP2508381 B2 JP 2508381B2 JP 2223985 A JP2223985 A JP 2223985A JP 22398590 A JP22398590 A JP 22398590A JP 2508381 B2 JP2508381 B2 JP 2508381B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、除湿機能を備えた空気調和装置の運転制御
装置に係り、特に低圧カットによる運転停止の防止対策
に関する。
(従来の技術) 従来より、例えば実公昭46−36052号公報に開示され
る如く、ファンの通風路に直列に設置された2つの室内
熱交換器を備え、各室内熱交換器を冷媒配管で直列に接
続し、各熱交換器個別に減圧機構を設けておき、通常の
冷房運転時には各室内熱交換器をいずれも蒸発器として
機能させる一方、除湿運転時、通風路の下流側の室内熱
交換器に減圧機構をバイパスした液冷媒を流通させるこ
とにより、通風路の上流側に室内熱交換器で冷却された
空調空気を再加熱し、除湿を行うようにしたものは公知
の技術である。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来のもののように、液冷媒との熱交換を利用し
て冷風の再加熱を行うことにより、別途電気ヒータ等の
熱源を要することなく除湿運転を行うことができるとと
もに、室外機に圧縮機を設置した場合にも、ホットガス
を直接再熱器に導入するものに比べて、連絡配管を単純
化しうる等の利点がある。
しかしながら、特に外気温度で低く室内温度が高いよ
うな条件下で、除湿運転を開始した場合、室外熱交換器
での冷媒の凝縮温度が低いために、除湿運転開始当初、
再熱器に供給される液冷媒は低温状態にある。そして、
再熱器に低温の液冷媒が供給されると、再熱器内で冷媒
が急激に膨張し、この膨張した冷媒により冷媒流量が低
減して、冷媒流量が低減するために、低圧側圧力が急激
に低下して、低圧圧力スイッチが作動するいわゆる低圧
カットによる空気調和装置の異常停止に至る虞れがあっ
た。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その
目的は、除湿運転の開始時、低圧側圧力の低下を抑制す
る手段を講ずることにより、低圧カットによる空気調和
装置の運転停止を有効に防止することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため第1の解決手段は、第1図に
示すように(破線部分及び一点鎖線部分を含まず)、圧
縮機(1)と、風量可変な室外ファン(3a)を付設した
室外熱交換器(3)と、減圧機構(5a)と、室内ファン
(6a)を付設した室内熱交換器(6)とを順次接続して
なる主冷媒回路(9)を備えた空気調和装置を前提とす
る。
さらに、上記空気調和装置に、上記室内ファン(6a)
の通風路の室内熱交換器(6)下流側に設置され、室内
熱交換器(6)で冷却された空調空気を加熱するための
再熱器(10)と、上記主冷媒回路(9)の室外熱交換器
(3)−減圧機構(5a)間の液管と上記再熱器(10)の
両端とを接続するバイパス路(50)と、冷房サイクルに
おける上記室外熱交換器(3)下流の液冷媒の流通経路
を上記バイパス路(12)を経て主冷媒回路(9)に戻る
経路と主冷媒回路(9)のみを流れる経路とに切換える
経路切換機構(50)とを設ける。
そして、空気調和装置の運転制御装置として、除湿運
転指令に応じて、液冷媒を上記バイパス路(12)側に流
通させ、かつ室外ファン(3a)風量を低風量にするよう
上記経路切換機構(50)及び室外ファン(3a)を制御す
る除湿運転制御手段(51)と、除湿運転指令の出力時、
一定時間の間、上記除湿運転制御手段(51)の制御を強
制的に停止させて、室外熱交換器(3)下流の液冷媒を
主冷媒回路(9)のみに流通させ、かつ室外ファン(3
a)風量を低風量にするよう上記経路切換機構(50)及
び室外ファン(3a)を制御する強制冷房制御手段(52)
とを設ける構成としたものである。
第2の解決手段は、第1A図に示すように(一点鎖線部
分を含まず、破線部分を含む)、上記第1の解決手段に
おいて、上記冷媒回路(9)の高圧側圧力を検出する高
圧検出手段(HP)を設ける。
そして、第1の解決手段における強制冷房制御手段
(52)を、除湿運転指令の出力時、上記高圧検出手段
(HP)で検出される高圧側圧力が設定圧力以上に達する
まで、除湿運転制御手段(51)の制御を強制的に停止さ
せるように構成したものである。
第3の解決手段は、第1A図に示すように(破線部分を
含まず、一点鎖線部分を含む)、上記第1の解決手段に
おいて、再熱器(10)入口側の冷媒温度を検出する入口
温度検出手段を設ける。そして、第1の解決手段におけ
る強制冷房制御手段(52)を、上記入口温度検出手段で
検出される再熱器(10)入口側の冷媒温度が設定温度以
上に達するまで、上記除湿運転制御手段(51)の制御を
強制的に停止させるように構成したものである。
第4の解決手段は、第1B図に示すように(破線部分及
び一点鎖線部分を含まず)、上記第1の解決手段と同様
の主冷媒回路(9)と、バイパス路(12)と、経路切換
機構(50)とを備えた空気調和装置を前提とする。そし
て、空気調和装置の運転制御装置として、除湿運転指令
に応じて、液冷媒を上記バイパス路(12)側に流通さ
せ、かつ室外ファン(3a)風量を低風量にするよう上記
経路切換機構(50)及び室外ファン(3a)を制御する除
湿運転制御手段(51)と、冷媒回路(9)の高圧側圧力
を検出する高圧検出手段(HP)と、除湿運転指令の出力
時、上記高圧検出手段(HP)で検出される高圧側圧力が
設定圧力以上に達するまで、上記室外ファン(3a)の運
転を停止させるよう制御するファン停止制御手段(53)
とを設ける構成としたものである。
第5の解決手段は、第1B図に示すように(破線部分を
含まず、一点鎖線部分を含む)、上記第1の解決手段と
同様の主冷媒回路(9)と、バイパス路(12)と、経路
切換機構(50)とを備えた空気調和装置を前提とする。
そして、空気調和装置の運転制御装置として、除湿運転
指令に応じて、液冷媒を上記バイパス路(12)側に流通
させ、かつ室外ファン(3a)風量を低風量にするよう上
記経路切換機構(50)及び室外ファン(3a)を制御する
除湿運転制御手段(51)と、上記再熱器(10)入口側の
冷媒温度を検出する入口温度検出手段と、除湿運転指令
の出力時、上記入口温度検出手段で検出される再熱器
(10)入口側の冷媒温度が設定温度以上に達するまで、
上記室外ファン(3a)の運転を停止させるよう制御する
ファン停止制御手段(53)とを設ける構成としたもので
ある。
(作用) 以上の構成により、請求項(1)の発明では、除湿運
転指令が出力されると、すぐに除湿運転をするのではな
く、強制冷房制御手段(52)により、一定時間の間、除
湿運転制御手段(51)の制御を強制的に停止させて、室
外熱交換器(3)で凝縮された液冷媒をバイパス路(1
2)側にバイパスすることなく、直接減圧機構(5a)に
流通させるとともに、室外ファン(3a)風量を低風量に
制御する強制冷房運転が行われる。
したがって、この強制冷房運転の間に凝縮量の低減に
より高圧側圧力が上昇し、それに伴ない低圧側圧力が上
昇するので、除湿運転への移行時にも、再熱器(10)に
おける冷媒の急激な膨張を生じることがなく、低圧の低
下が抑制され、簡易な制御で低圧カットによる異常停止
が防止されることになる。
請求項(2)の発明では、上記請求項(1)の発明に
おいて、強制冷房制御手段(52)により、高圧検出手段
(HP)で検出される高圧側圧力が設定圧力以上に達する
まで、強制冷房運転が行われる。したがって、実際の高
圧側圧力に応じた強制冷房運転が行われるので、より正
確に低圧カットによる空気調和装置の異常停止が防止さ
れることになる。
請求項(3)の発明では、上記請求項(1)の発明に
おいて、強制冷房制御手段(52)により、入口温度検出
手段で検出される再熱器(10)入口側温度が設定温度以
上に達するまで強制冷房運転が行われ、再熱器(10)に
供給される冷媒温度が上昇して、再熱器(10)で冷媒の
急激な膨張を生じる虞れがなくなるまでの間、低圧側圧
力の低下が抑制される。したがって、請求項(1)の発
明に比べ、より正確に低圧カットによる空気調和装置の
異常停止が防止されることになる。
請求項(4)の発明では、除湿運転指令の出力時、除
湿運転制御手段(51)により除湿運転が行われるととも
に、ファン停止制御手段(53)により、高圧検出手段
(HP)で検出される高圧側圧力が設定圧力以上に達する
まで室外ファン(3a)の運転を停止させるように制御さ
れるので、室外熱交換器(3)の凝縮量が激減して高圧
側圧力及び低圧側圧力が高い状態で除湿運転が行われ、
その間に、液冷媒の凝縮温度も上昇する。そして、液冷
媒の凝縮温度が上昇するに十分な時間が経過してから、
通常の除湿運転に移行するので、再熱器(10)における
冷媒の急激な膨張を生じることがなく、低圧カットによ
る異常停止が確実に防止されることになる。
請求項(5)の発明では、除湿運転指令の出力時、除
湿運転制御手段(51)により除湿運転が行われるととも
に、ファン停止制御手段(53)により、入口温度検出手
段で検出される再熱器(10)入口側の冷媒温度が設定温
度に達するまで室外ファン(3a)の運転を停止させるよ
う制御されるので、室外熱交換器(3)の凝縮量が激減
して高圧側圧力及び低圧側圧力が高い状態で除湿運転が
行われ、その間に、液冷媒の凝縮温度も上昇する。そし
て、液冷媒の凝縮温度が上昇するに十分な時間が経過し
てから、通常の除湿運転に移行するので、再熱器(10)
における冷媒の急激な膨張を生じることがなく、低圧カ
ットによる異常停止が確実に防止されることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、第2図以下の図面に
基づき説明する。
第2図及び第3図は本発明の第1実施例に係る空気調
和装置の概略構造及び冷媒配管系統を示し、(1)は圧
縮機、(2)は冷房運転時には図中実線のごとく、暖房
運転時には図中破線のごとく切換わる四路切換弁、
(3)は室外ファン(3a)を付設し、冷房運転時には凝
縮器として、暖房運転時には蒸発器として機能する室外
熱交換器、(4a)は暖房運転時に減圧機構として機能す
る第1キャピラリチューブ、(4b)は該第1キャピラリ
チューブ(4a)とは並列に接続され、冷房サイクル時に
のみ冷媒の流通を許容する第1逆止弁、(5a)は冷房運
転時に減圧機構として機能する第2キャピラリチュー
ブ、(5b)は該第2キャピラリチューブ(5a)とは並列
に接続され、暖房サイクル時にのみ冷媒の流通を許容す
る第2逆止弁、(6)は室内ファン(6a)を付設し、冷
房運転時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器とし
て機能する室内熱交換器、(7)は圧縮機(1)への吸
入冷媒中の液冷媒を除去するためのアキュムレータであ
って、上記各機器(1)〜(7)は冷媒配管(8)によ
り閉回路に接続され、冷媒の流通により熱移動を行うよ
うにした主冷媒回路(9)が構成されている。
そして、上記圧縮機(1)、四路切換弁(2)、室外
熱交換器(3)、室外ファン(3a)、第1キャピラリチ
ューブ(4a)、第1逆止弁(4b)、アキュムレータ
(7)等の機器は室外ユニット(A)に収納され、上記
第2キャピラリチューブ(5a)第2逆止弁(5b)、室内
熱交換器(6)、室外ファン(6a)等の機器は室内ユニ
ット(B)に収納されていて、室外ユニット(A)と室
内ユニット(B)との間は冷媒配管(8)の連絡配管で
接続されている。
ここで、第3図に示すように、上記室内ファン(6a)
により形成される通風路の室内熱交換器(6)下流側に
は、室内熱交換器(6)で冷却された空調空気を加熱す
るための再熱器(10)が配置されている。そして、上記
第2キャピラリチューブ(5a)と第2逆止弁(5b)とを
分岐する分岐点(L)と、第2キャピラリチューブ(5
b)との間の液管には、主冷媒回路(9)を開閉するた
めの第1開閉弁(11)が介設されていて、該第1開閉弁
(11)と第2キャピラリチューブ(5a)との間の一点
(M)との間には、第1開閉弁(11)をバイパスするバ
イパス路(12)が設けられていて、上記再熱器(10)
は、バイパス路(12)を開閉する開閉弁(13)と共にこ
のバイパス路(12)に介設されている。
すなわち、第1開閉弁(11)が開いて第2開閉弁(1
3)が閉じているときには、液冷媒が再熱器(10)に流
れることなく主冷媒回路(9)側のみを流通する一方、
第1開閉弁(11)が閉じ、第2開閉弁(13)が開いたと
きには、液冷媒がバイパス路(12)側の流れ、再熱器
(10)に導入されるようになされている。したがって、
上記第1,第2開閉弁(11),(13)により、室外熱交換
器(3)下流の液冷媒の流通経路を上記バイパス路(1
2)側と主冷媒回路(9)側とに切換える経路切換機構
(50)が構成されている。
また、空気調和装置には、センサ類が配置されてい
て、(HP)は圧縮機(1)の吐出管に配置され、高圧側
圧力Hpを検出する高圧検出手段としての高圧センサ、
(LPS)は圧縮機(1)の吸入管に配置され、低圧が過
低下したときに作動し、空気調和装置を異常停止させて
圧縮機(1)を保護するための低圧圧力スイッチ、(Th
o)は上記室外熱交換器(3)の空気吸込口に配置さ
れ、外気温度Toを検出する外気温センサである。
次に、第4図は空気調和装置の制御回路の構成を示
し、図中、(MC)は三相交流電源に接続される圧縮機
(1)のモータ、(MF1)は三相交流電源に接続される
室内ファン(6a)のファンモータ、(MF0)は単相交流
電源に後述の風量切換用電磁リレー(43X)の切換接点
(43X-1)を介して接続され、風量切換用電磁リレー(4
3X)が非通電状態で切換接点(43X-1)が端子「H」に
接続されているときには高風量に、風量切換用電磁リレ
ー(43X)が通電状態で切換接点(43X-1)が端子「L」
に接続されたときには低風量に切換えられる室外ファン
(3a)のファンモータである。また、(52C)は圧縮機
モータ(MC)のオン・オフを切換える常開接点(52C
-1)を有する電磁リレー、(52F1)は室内ファンモータ
(MF1)のオン・オフを切換える常開接点(52F1-1)を
有する電磁リレー(52F0)は室外ファンモータ(MF0)
のオン・オフを切換える常開接点(52F0-1)を有する電
磁リレー、(SV1)は通電状態で第1開閉弁(11)を開
き、非通電状態で第1開閉弁(11)を閉じるよう制御す
る第1開閉弁用電磁リレー、(SV2)は通電状態で第2
開閉弁(13)を開き、非通電状態は第2開閉弁(13)を
閉じるよう制御する第2開閉弁用電磁リレー、(20S)
は通電状態で四路切換弁(5)を暖房サイクル側に、非
通電状態で四路切換弁(2)を冷房サイクル側に切換え
る四路切換弁用電磁リレーであって、上記各電磁リレー
はヒューズボックス(FuR)、(FuS)を介して単相交流
電源に、3つの分岐配線により並列に接続されている。
ここで、図中右端の分岐配線には、上記室内ファンモ
ータ(MF1)の電磁リレー(52F1)と、常閉接点を有す
る停止ボタン(STP)と、常開接点を有する運転ボタン
(STT)とがそれぞれ直列に接続され、さらに、上記運
転ボタン(STT)と並列に室内ファンモータ用電磁リレ
ー(52F1)の自己保持用の常開接点(52F1-2)が接続さ
れている。
また、図中中央の分岐配線には、運転モードを選択す
るための運転モード切換スイッチ(SS)が設けられてい
て、運転モード切換スイッチ(SS)が端子「H」に切換
えられたときには暖房運転モードを、端子「C」に切換
えられたときには冷房運転モードを、端子「D」に切換
えられたときには、除湿運転モードをそれぞれ選択する
ようになされている。そして、上記冷房運転モードの接
点「H」側の副分岐配線には、四路切換弁用電磁リレー
(20S)が介設され、接点「C」側の副分岐配線には第
1開閉弁用電磁リレー(SV1)が介設され、接点「D」
側の副分岐配線には第2開閉弁用電磁リレー(SV2)と
風量切換用電磁リレー(43X)とが並列に接続されてい
て、第2開閉弁用電磁リレー(SV2)側の副分岐配線に
は、後述のタイマリレー(2C)の常閉接点(2C-1)が直
列に接続されている。また、接点「C」側の副分岐配線
と接点「D」側の副分岐配線とに跨って、上記タイマリ
レー(2C)の常開接点(2C-2)が介設されている。
次に、図中右端の分岐配線には、上記圧縮機用電磁リ
レー(52C)と室外ファン用電磁リレー(52F0)とタイ
マリレー(2C)とがそれぞれ並列に介設され、さらに、
上記各リレー(52C),(52F0),(2C)とは直列に、
高負荷時にオンになる室温サーモスタットの常開接点
(23A)と高湿度時にオンになる湿度調節器の常開接点
(23Hu)とが互いに並列に接続されている。また、上記
タイマリレー(2C)側の副分岐配線には、外気温度が低
温のときに作動する外気サーモスタットの常開接点(23
A1)と、上記風量切換用電磁リレー(43X)の常開接点
(43X-2)とがいずれも直列に接続されている。
そして、図中左端側の分岐配線と運転モード切換スイ
ッチ(SS)側の分岐配線との間の主配線には、上記室内
ファン用電磁リレー(52F1)の主配線接続用常開接点
(52F1-3)が介設されている。
次に、上記電気回路及び冷媒回路(9)の各機器の作
動について説明するに、空気調和装置の運転時、運転ボ
タン(STT)が押されると、室内ファン用電磁リレー(5
2F1)が通電状態になり、室内ファンモータ(MF1)がま
わりだすとともに、運転モード切換スイッチ(SS)側の
主配線が通電状態になる。
そして、運転モード切換スイッチ(SS)が接点「D」
側に接続される暖房運転時には、四路切換弁切換用電磁
リレー(20S)が通電状態になり、四路切換弁(2)が
第2図の破線側に切換えられる。そして、第1,第2開閉
弁用電磁リレー(SV1),(SV1)はいずれも非通電状態
であり、第1,第2開閉弁(11),(13)は閉じられてい
る。また、室温サーモスタット(23A)が高負荷となっ
て、その接点が閉じられているときには、圧縮機用電磁
リレー(52C)及び室外ファン用電磁リレー(52F0)が
通電状態になり、圧縮機(1)及び室外ファン(3a)が
作動するサーモオン運転となって、圧縮機(1)から吐
出された冷媒が室内熱交換器(6)で凝縮され液化した
後、第2逆止弁(5b)を経て室内ユニット(B)側に流
れ、第2キャピラリチューブ(4a)で減圧されて、室外
熱交換器(3)で蒸発した後、圧縮機(1)に戻るよう
に循環する。
また、運転モード切換スイッチ(SS)が接点「C」側
に接続される冷房運転モード時には、四路切換弁用電磁
リレー(20S)が非通電状態になって四路切換弁(20)
が第2図実線のごとく切換わるとともに、第1開閉弁用
電磁リレー(SV1)が通電状態になって第1開閉弁(1
1)が開かれる。すなわち、第1開閉弁(11)が開き第
2開閉弁(13)が閉じた状態で運転が行われ、室外熱交
換器(3)で凝縮された液冷媒が第1逆止弁(4b)及び
第1開閉弁(11)を通過して第2キャピラリチューブ
(5a)で減圧されて室内熱交換器(6)で蒸発するよう
に循環する。なお、上記暖房運転及び冷房運転時には、
室外ファン(3a)の風量はいずれも高風量「H」側に切
換えられている。
一方、運転モード切換スイッチ(SS)が接点「D」側
に接続される除湿運転モード時には、四路切換弁用電磁
リレー(20S)が非通電状態で四路切換弁(2)が第2
図実線側に切換わり、第1開閉弁用電磁リレー(SV1)
が非通電状態で第1開閉弁(11)が閉じ、第2開閉弁用
電磁リレー(SV2)が通電状態で第2開閉弁(13)が開
くとともに、風量切換用電磁リレー(43X)が通電状態
となって室外ファン(3a)の風量が低風量「L」側に切
換えられる。すなわち、室外熱交換器(3)で凝縮され
た液冷媒が第1逆止弁(4b)からバイパス路(12)に流
れ、第2開閉弁(13)及び再熱器(10)を通過して、第
2キャピラリチューブ(5a)で減圧された後室内熱交換
器(6)で蒸発するように循環する。すなわち、室内熱
交換器(6)で蒸発する冷媒との熱交換により冷却され
た空調空気を再熱器(10)で高圧の液冷媒との熱交換に
より再加熱することにより、空調空気の除湿を行うよう
になされている。
このとき、本発明の特徴として、外気温度が低いとき
には、第4図右端の分岐配線において、外気サーモスタ
ットの常開接点(23A1)が閉じられており、風量切換用
電磁リレー(43X)の作動に伴ないタイマリレー(2C)
が作動する。そして、タイマの設定時間が経過するまで
の間、上記タイマリレー(2C)の常閉接点(2C-1)が開
かれる一方、常開接点(2C-2)が閉じられる。したがっ
て、この間、制御回路の接続状態は冷房運転時と同様に
なって、冷媒が冷房運転時と同じ循環経路で冷媒回路
(9)内を循環するとともに、室外ファン(3a)の風量
が低風量「L」に維持される強制冷房運転が行われる。
そして、タイマの設定時間が経過すると、タイマリレ
ー(2C)の常閉接点(2C-1)が閉じ、常開接点(2C-2
が開いて、上記除湿運転が行われるようになされてい
る。
ここで、空気調和装置の運転を制御するコントローラ
(図示せず)による冷房運転時の制御内容について、第
5図のフローチャートに基づき説明する。
まず、ステップS1で、第1開閉弁(11)を開いて第2
開閉弁(13)を閉じて冷房運転を行い、ステップS2で、
除湿指令があるか否かを判別し、除湿指令があると、ス
テップS3に進んで、外気温度Toが所定値Tosよりも低い
か否かを判別し、To≦Tosのときには、ステップS4に進
み、タイマリレー(2C)を作動させてタイマのカウント
を開始するとともに、ステップS5で、第1開閉弁(11)
及び第2開閉弁(13)の開閉状態を上記冷房運転時と同
様に維持する上述の強制冷房運転を行い、ステップS
6で、タイマの設定時間が経過するまで待つ。
そして、タイムアップすると、ステップS7に進んで、
タイマリレー(2C)の時限制御により、第1開閉弁(1
1)を閉じ第2開閉弁(13)を開いて、主冷媒回路
(9)の液冷媒をバイパス路(12)から再熱器(10)に
導入させる除湿運転を行う。
上記フローにおいて、ステップS7の制御により、除湿
運転指令に応じて、液冷媒をバイパス路(12)側に流通
させ、かつ室外ファン(3a)風量を低風量にするよう上
記経路切換機構(50)及び室外ファン(3a)を制御する
除湿運転制御手段(51)が構成され、ステップS5の制御
により、除湿運転指令の出力時、一定時間の間、該除湿
運転制御手段(51)の制御を強制的に停止させて、室外
熱交換器(3)下流の液冷媒を主冷媒回路(9)のみに
流通させ、かつ室外ファン(3a)風量を低風量にするよ
う経路切換機構(50)及び室外ファン(3a)を制御する
強制冷房制御手段(52)が構成されている。
したがって、本実施例では、除湿指令が出力される
と、すぐに除湿運転をするのではなく、強制冷房制御手
段(52)により、一定時間の間、除湿運転制御手段(5
1)の制御を強制的に停止させて、第1開閉弁(11)を
開き、第2開閉弁(13)を閉じた状態で、つまり室外熱
交換器(3)で凝縮された液冷媒をバイパス路(12)に
バイパスすることなく、直接第2キャピラリチューブ
(5a)に流通させるとともに、室外ファン(3a)の風量
を低風量に維持する強制冷房運転をするよう制御され
る。
すなわち、除湿運転指令に従ってすぐに液冷媒を再熱
器(10)にバイパスさせる除湿運転を行うと、再熱器
(10)には低温の液冷媒が流入することがある。そし
て、再熱器(10)で冷媒が急激に膨張すると、減圧機構
となる第2キャピラリチューブ(5a)での冷媒流量が減
少し、その結果、低圧側圧力が過低下していわゆる低圧
カットによる異常停止を招く虞れがある。特に、外気温
度が低く室内温度が高い場合には、室外側の低温の冷媒
が室内に流入するために、上記のような問題が生じやす
い。
ここで、本発明では、一定時間の間、室外ファン(3
a)の風量を低風量に維持して、強制冷房運転が行われ
るので、その間に低圧側圧力が上昇し、除湿運転に切換
えたときにも、低圧カットにより異常停止を防止するこ
とができるのである。
なお、上記実施例では、特に外気温度Toが所定値Tos
以下の時のみ、強制冷房運転を行うようにしたが、本発
明はかかる実施例に限定されるものではない。ただし、
特に外気温度Toが低いときに、低圧側圧力の過低下が生
じやすいので、その防止効果が大きいことになる。
次に、第2実施例について説明する。
第2実施例においても、冷媒配管系統の構成は上記第
1実施例と同様である。ここで、第6図は本実施例にお
ける電気回路の構成を示し、上記第1実施例における第
4図の構成とほぼ同様であるが、本実施例では、室外フ
ァンモータ(MF0)の配線には、後述の外気停止用電磁
リレー(43Y)の常閉接点(43Y-1)と、高圧側圧力HPが
所定値(例えば13kg/cm2程度の値)以上に達するとオン
になる圧力作動スイッチ(63H2)とが介設されている。
そして、タイマリレー(2C)の分岐配線には、上記第1
実施例のような低外気時に作動する外気サーモスタット
の常開接点(23A1)が設けられていず、また、タイマリ
レー(2C)の常閉接点(2C-1)も第2開閉弁(13)用分
岐配線側には設けられていない。そして、図中右端の分
岐配線に、外気サーモスタットの常開接点(23A1)と、
タイマリレー(2C)の常閉接点(2C-1)と、圧力作動ス
イッチ(63H2)と、上記低外気停止用電磁リレー(43
Y)とが直列に接続されている。なお、第1実施例にお
けるタイマリレー(2C)の常開接点(2C-2)は設けられ
ていない。
次に、本実施例における電気回路及び冷媒回路(9)
の作動について説明するに、運転モード切換スイッチ
(SS)が暖房モード「H」側又は冷房モード「C」側に
切換えられたときには、上記第1実施例と同様の作動に
より、冷房運転及び暖房運転が行われる一方、運転モー
ド切換スイッチ(SS)が除湿運転モード「D」側に切換
えられたときには、第1開閉弁用電磁リレー(SV1)が
非通電状態になって第1開閉弁(11)が閉じ、第2開閉
弁用電磁リレー(SV2)が通電状態になって第2開閉弁
(13)が開かれるとともに、風量切換用電磁リレー(43
X)が通電状態になって室外ファン(3a)の風量が低風
量側に切換えられる。さらに、風量切換用電磁リレー
(43X)の常開接点(43X-2)が閉じられ、タイマリレー
(2C)が作動するので、タイマリレー(2C)の設定時間
が経過するまでの間、その常閉接点(2C-1)が閉じられ
る。すなわち、外気温度Toが所定値Tos以下で外気サー
モスタットの常開接点(23A1)が閉じられているときに
は、外気停止用電磁リレー(43Y)が通電状態になって
その常閉接点(43Y-1)が開かれるので、室外ファン(3
a)の運転が停止される。そして、タイマリレー(2C)
の設定時間が経過すると、その常閉接点(2C-1)が開か
れ、室外ファン(3a)が低風量「L」で運転される。た
だし、高圧側圧力Hpが所定値Hps以上になると、圧力作
動スイッチの常閉接点(63H2)が開かれるので、タイマ
リレー(2C)の設定時間の経過前でも、外気停止用電磁
リレー(43Y)が非通電状態になるようになされてい
る。
次に、第7図のフローチャートは本実施例における制
御内容を示し、ステップR1,R2で、冷房運転を行ってい
る間、除湿運転指令が出力されると、ステップR3で、第
1開閉弁(11)を閉じ、第2開閉弁(13)を開いて液冷
媒を再熱器(13)に導入する除湿運転を行う。そして、
ステップR4で、外気温度Toが設定温度Tos以上の時のみ
以下の室外ファン(3a)の停止制御を行う。
すなわち、ステップR5でタイマのカウントを開始する
とともに、ステップR6で室外ファン(3a)を停止する。
そして、ステップR7,R8で、上記高圧センサ(HP)で検
出される高圧側圧力Hpが設定圧力Hps以上になるか、タ
イマの設定時間が経過するまでは、室外ファン(3a)を
停止した状態で除湿運転を行い、Hp≧Hpsになるか、タ
イマの設定時間が経過すると、ステップR9に進んで、室
外ファン(3a)を低風量「L」で運転する。
上記フローにおいて、ステップR3,R5,R6及びR8の制
御により、除湿運転指令の出力時、一定時間の間上記室
外ファン(3a)を停止させるよう制御するファン停止制
御手段(53)が構成されている。
従って、本実施例では、除湿運転指令の出力時、除湿
運転制御手段(51)により、除湿運転が行われるととも
に、ファン停止制御手段(53)により、一定時間の間、
室外ファン(3a)が停止するように制御されるので、室
外熱交換器(3)における冷媒の凝縮温度が高い状態つ
まり、高圧側圧力及び低圧側圧力が高い状態で除湿運転
が行われ、低圧カットによる異常停止が防止される。そ
して、高圧側圧力Hpが十分高くなるのに要する一定時間
が経過して、室外ファン(3a)が運転されても、そのと
きには再熱器(13)に流入する液冷媒の温度が十分高く
なっており、しかも除湿運転制御手段(51)により、室
外ファン(3a)が低風量で運転されるので、冷媒の凝縮
温度がある程度以上の温度に維持され、再熱器(10)に
おける冷媒の急激な膨張を回避することができ、よっ
て、簡易な制御でもって、低圧カットによる空気調和装
置の異常停止を防止することができる。
また、上記ステップR3,R6,及びR7の制御に示すよう
に、ファン停止制御手段(53)は、高圧検出手段(HP)
で検出される高圧側圧力が所定値以上に達するまで、上
記室外ファン(3a)を停止させるように構成されてい
る。
したがって、ファン停止制御手段(53)により、除湿
運転の指令時、高圧センサ(高圧検出手段)で検出され
る高圧側圧力Hpが設定値Hps(上記実施例では13kg/c
m2)に達するまで、室外ファン(3a)を停止させて除湿
運転を行い、冷媒の高圧側圧力が安全範囲に上昇してか
ら通常の除湿運転が行われるので、上記請求項(4)の
発明のようなタイマ制御によるものに比べ、実際の高圧
側圧力を見ているので、より正確な異常停止回避のため
の制御を行うことができる利点がある。
なお、実施例は省略するが、上記第5図及び第7図の
フローチャートから容易に類推されるように、上記第5
図のフローチャートにおいて、高圧側圧力Hpが設定圧力
Hps以上に達するまで、強制冷房運転を行うようにする
ことができ、この制御により、請求項(2)にいう強制
冷房制御手段(52)が構成されている。
したがって、このような制御の場合、上記第1実施例
に比べて、実際の高圧側圧力Hpを検出して、その値に応
じて強制冷房運転から除湿運転への切換を行うので、よ
り正確な異常停止回避のための制御を行うことができる
利点がある。
また、実施例は省略するが、上記各実施例における再
熱器(10)の入口側配管に液冷媒の温度を検出する温度
センサを配置することができる。
そして、上記各実施例において、強制冷房制御手段
(52)により、除湿運転指令の出力時、上記温度センサ
で検出される再熱器(10)入口側温度が設定温度以上に
なるまで、強制冷房運転を行うようにしてもよい。その
場合、再熱器(10)に供給される液冷媒の温度が十分上
昇して、再熱器(10)における急激な冷媒の膨張が生じ
る虞れがなくなるまで、高圧側圧力及び低圧側圧力の低
下が抑制されるので、低圧カットによる異常停止がより
確実に防止されることになる。
また、ファン停止制御手段(53)により、除湿運転指
令の出力時、再熱器(10)入口側の冷媒温度が設定温度
以上になるまで室外ファン(3a)の運転を停止するよう
にして、室外ファン(3a)の停止により凝縮温度が上昇
し、液冷媒の温度が高い状態で除湿運転を行うようにし
てもよい。その後、液冷媒の温度が十分上昇して、室外
ファン(3a)を低風量で運転しても再熱器(10)に供給
される液冷媒が急激な膨張を生じる虞れのない時点で、
通常の除湿運転に切換えることにより、より確実に低圧
カットによる空気調和装置の異常停止が防止されること
になる。
なお、本発明における冷媒回路(9)の構成は上記各
実施例の構成に限定されるものではない。第8図は上記
各実施例の第1変形例を示し、本変形例では、室外熱交
換器(3)は、主熱交換器(3b)と、該主熱交換器(3
b)とは並列に接続される副熱交換器(3c)とからな
り、副熱交換器(3c)への冷媒の流通を開閉する第3開
閉弁(14)が設けられている。その他の構成は上記第2
図に示すものと同様である。そして、通常運転時には上
記第3開閉弁(14)を開く一方、除湿運転時、外気温度
Toは低温時には、上記第3開閉弁(14)を閉じることに
より、室外熱交換器(3)の凝縮温度を上昇させて、高
圧側圧力及び低圧側圧力の過低下を防止するようになさ
れている。
さらに、第9図は上記各実施例の第2変形例を示し、
本変形例では、圧縮機(1)の吐出冷媒を第1キャピラ
リチューブ(4a)及び第1逆止弁(4b)の下流側にバイ
パスさせるホットガスバイパス路(15)と、該バイパス
路(15)を開閉するホットガス制御弁(16)とが設けら
れている。その他の構成は上記第2図に示すものと同様
である。
すなわち、通常の運転時にはホットガス制御弁(16)
を閉じる一方、除湿運転時、外気温度Toが所定温度より
も低いときにはホットガス制御弁(16)を開くことによ
り、室外熱交換器(3)における冷媒の凝縮量を低減さ
せて、高圧側圧力及び低圧側圧力の過低下を防止するよ
うになされている。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明によれば、
空気調和装置において、室内ファンの通風路の室内熱交
換器下流側に室内熱交換器で冷却された空調空気を過熱
するための再熱器を配置し、室外熱交換器で凝縮された
液冷媒を再熱器にバイパス流通させるバイパス路を設
け、除湿運転指令の出力時、一定時間の間、室外熱交換
器で凝縮された液冷媒をそのまま減圧機構に流通させ、
かつ室外ファンの風量を低風量とする強制冷房運転を行
うよう制御した後、室外熱交換器下流の液冷媒をバイパ
ス路側に流通させ、かつ室外ファン風量を低風量に制御
する除湿運転をするようにしたので、低温の液冷媒が再
熱器で急激に膨張して低圧が異常低下するのを有効に防
止することができ、よって、簡易な制御で低圧カットに
よる異常停止を防止することができる。
請求項(2)の発明によれば、上記請求項(1)の発
明における強制冷房運転を高圧側圧力が設定圧力以上に
なるまで行うようにしたので、実際の高圧側圧力に応じ
た強制冷房運転により、低圧カットによる空気調和装置
の異常停止をより正確に防止することができる。
請求項(3)の発明によれば、上記請求項(1)の発
明における強制冷房運転を再熱器入口温度が設定温度以
上に達するまで行うようにしたので、液冷媒温度が安全
範囲に達するまで、高圧側圧力及び低圧側圧力を高く維
持することができ、よって、低圧カットによる空気調和
装置の異常停止をより正確に防止することができる。
請求項(4)の発明によれば、除湿運転指令の出力
時、高圧側圧力が設定圧力以上に達するまで室外ファン
を停止させて除湿運転をした後、通常の除湿運転をする
ようにしたので、高圧側圧力及び低圧側圧力の低下を抑
制することができ、よって、簡易な制御でもって、低圧
カットによる異常停止を防止することができる。
請求項(5)の発明によれば、除湿運転指令の出力
時、再熱器の入口側温度が設定温度に達するまで室外フ
ァンを停止させて除湿運転をした後、通常の除湿運転を
するようにしたので、液冷媒温度が安全範囲に達するま
で、高圧側圧力及び低圧側圧力を高く維持することがで
き、よって、低圧カットによる空気調和装置の異常停止
をより正確に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロック図である。第2
図〜第5図は第1実施例を示し、第2図は空気調和装置
の冷媒配管系統図、第3図は空気調和装置の構成を概略
的に示す縦断面図、第4図は空気調和装置の電気回路
図、第5図は除湿運転の制御内容を示すフローチャート
図、第6図及び第7図は第2実施例を示し、第6図は空
気調和装置の電気回路図、第7図は除湿運転の制御内容
を示すフローチャート図である。第8図及び第9図は、
上記各実施例の変形例を示し、第8図は第1変形例に係
る空気調和装置の室外熱交換器付近の構成のみを示す部
分冷媒配管系統図、第9図は第2変形例に係る空気調和
装置の冷媒配管系統図である。 1…圧縮機 3…室外熱交換器 3a…室外ファン 5a…第2キャピラリチューブ(減圧機構) 6…室内熱交換器 6a…室内ファン 10…再熱器 12…バイパス路 50…経路切換機構 51…除湿運転制御手段 52…強制冷房制御手段 53…ファン停止制御手段 HP…高圧センサ(高圧検出手段)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機(1)と、風量可変な室外ファン
    (3a)を付設した室外熱交換器(3)と、室内熱交換器
    用減圧機構(5a)と、室内ファン(6a)を付設した室内
    熱交換器(6)とを順次接続してなる主冷媒回路(9)
    を備えた空気調和装置において、 上記室内ファン(6a)の通風路の室内熱交換器(6)下
    流側に設置され、室内熱交換器(6)で冷却された空調
    空気を加熱するための再熱器(10)と、上記主冷媒回路
    (9)の室外熱交換器(3)−減圧機構(5a)間の液管
    と上記再熱器(10)の両端とを接続するバイパス路(1
    2)と、冷房サイクルにおける上記室外熱交換器(3)
    下流の液冷媒の流通経路を上記バイパス路(12)を経て
    主冷媒回路(9)に戻る経路と主冷媒回路(9)のみを
    流れる経路とに切換える経路切換機構(50)とを備える
    とともに、 除湿運転指令に応じて、液冷媒を上記バイパス路(12)
    側に流通させ、かつ室外ファン(3a)風量を低風量にす
    るよう上記経路切換機構(50)及び室外ファン(3a)を
    制御する除湿運転制御手段(51)と、除湿運転指令の出
    力時、一定時間の間、上記除湿運転制御手段(51)の制
    御を強制的に停止させて、室外熱交換器(3)下流の液
    冷媒を主冷媒回路(9)のみに流通させ、かつ室外ファ
    ン(3a)風量を低風量にするよう上記経路切換機構(5
    0)及び室外ファン(3a)を制御する強制冷房制御手段
    (52)とを備えたことを特徴とする空気調和装置の運転
    制御装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の空気調和装置の運転制
    御装置において、 上記冷媒回路(9)の高圧側圧力を検出する高圧検出手
    段(HP)を備え、強制冷房制御手段(52)は、除湿運転
    指令の出力時、上記高圧検出手段(HP)で検出される高
    圧側圧力が設定圧力以上に達するまで、除湿運転制御手
    段(51)の制御を強制的に停止させるものであることを
    特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
  3. 【請求項3】請求項(1)記載の空気調和装置の運転制
    御装置において、 再熱器(10)入口側の冷媒温度を検出する入口温度検出
    手段を備え、強制冷房制御手段(52)は、該入口温度検
    出手段で検出される再熱器(10)入口側の冷媒温度が設
    定温度以上に達するまで、上記除湿運転制御手段(51)
    の制御を強制的に停止させるものであることを特徴とす
    る空気調和装置の運転制御装置。
  4. 【請求項4】圧縮機(1)と、風量可変な室外ファン
    (3a)を付設した室外熱交換器(3)と、室内熱交換器
    用減圧機構(5a)と、室内ファン(6a)を付設した室内
    熱交換器(6)とを順次接続してなる主冷媒回路(9)
    を備えた空気調和装置において、 上記室内ファン(6a)の通風路の室内熱交換器(6)下
    流側に設置され、室内熱交換器(6)で冷却された空調
    空気を加熱するための再熱器(10)と、上記主冷媒回路
    (9)の室外熱交換器(3)−減圧機構(5a)間の液管
    と上記再熱器(10)の両端とを接続するバイパス路(1
    2)と、冷房サイクルにおける上記室外熱交換器(3)
    下流の液冷媒の流通経路を上記バイパス路(12)を経て
    主冷媒回路(9)に戻る経路と主冷媒回路(9)のみを
    流れる経路とに切換える経路切換機構(50)とを備える
    とともに、 除湿運転指令に応じて、液冷媒を上記バイパス路(12)
    側に流通させ、かつ室外ファン(3a)風量を低風量にす
    るよう上記経路切換機構(50)及び室外ファン(3a)を
    制御する除湿運転制御手段(51)と、冷媒回路(9)の
    高圧側圧力を検出する高圧検出手段(HP)と、除湿運転
    指令の出力時、上記高圧検出手段(HP)で検出される高
    圧側圧力が設定圧力以上に達するまで、上記室外ファン
    (3a)の運転を停止させるよう制御するファン停止制御
    手段(53)とを備えたことを特徴とする空気調和装置の
    運転制御装置。
  5. 【請求項5】圧縮機(1)と、風量可変な室外ファン
    (3a)を付設した室外熱交換器(3)と、室内熱交換器
    用減圧機構(5a)と、室内ファン(6a)を付設した室内
    熱交換器(6)とを順次接続してなる主冷媒回路(9)
    を備えた空気調和装置において、 上記室内ファン(6a)の通風路の室内熱交換器(6)下
    流側に設置され、室内熱交換器(6)で冷却された空調
    空気を加熱するための再熱器(10)と、上記主冷媒回路
    (9)の室外熱交換器(3)−減圧機構(5a)間の液管
    と上記再熱器(10)の両端とを接続するバイパス路(1
    2)と、冷房サイクルにおける上記室外熱交換器(3)
    下流の液冷媒の流通経路を上記バイパス路(12)を経て
    主冷媒回路(9)に戻る経路と主冷媒回路(9)のみを
    流れる経路とに切換える経路切換機構(50)とを備える
    とともに、 除湿運転指令に応じて、液冷媒を上記バイパス路(12)
    側に流通させ、かつ室外ファン(3a)風量を低風量にす
    るよう上記経路切換機構(50)及び室外ファン(3a)を
    制御する除湿運転制御手段(51)と、上記再熱器(10)
    入口側の冷媒温度を検出する入口温度検出手段と、除湿
    運転指令の出力時、上記入口温度検出手段で検出される
    再熱器(10)入口側の冷媒温度が設定温度以上に達する
    まで、上記室外ファン(3a)の運転を停止させるよう制
    御するファン停止制御手段(53)とを備えたことを特徴
    とする空気調和装置の運転制御装置。
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