JP2507664B2 - 機関始動装置 - Google Patents

機関始動装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は機関始動装置に関し、更に詳細には機関始動
後のスタータモータ自動停止装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、機関始動装置は第3図に示されるようにスター
タモータ1,電磁スイッチ2および車輌のキースイッチ3
から主に構成されていた。電磁スイッチ2は、2つの固
定接点2a,2bを開閉する可動接点2cと、この可動接点2c
を担持するプランジャー2dを吸引して可動接点2cにより
固定接点2a,2bを閉成したり又はプランジャー2dに対す
る吸引力を消減させたりする2つのコイル2e,2fなどか
ら構成されている。このような電磁スイッチ2におい
て、一方の固定接点2aは電源である車載バッテリ4に接
続され、他方の固定接点2bはスタータモータ1に接続さ
れている。そして、一方のコイル2eの一端は固定接点2b
に、他端はキースイッチ3の接点に接続され、且つ他方
のコイル2fの一端はキースイッチ3の接点に接続され、
他端は接地されている。
このような従来の機関始動装置の動作を簡単に説明す
る。
機関始動のためにキースイッチ3を閉じると、電磁ス
イッチ2の両方のコイル2e,2fに電流が流れ、両コイル2
e,2fの巻線方向が同じであるため両コイルがつくる磁界
は同一方向で、これによりプランジャー2dが吸引され、
可動接点2cが固定接点2a,2bを短絡する。固定接点2a,2b
が閉じると、コイル2eの両端の電位はほぼ等しくなるた
め、このコイル2eには通電されず、コイル2fのみ通電さ
れてプランジャー2dを吸引状態に保持する。その間にス
タータモータ1が駆動し機関が始動されると、キースイ
ッチ3が開放される。すると、2つのコイル2e,2fには
固定接点2bからコイル2e(但し逆方向に電流が流れる)
およびコイル2fを介して電流が流れ、その結果コイル2
e,2fがつくる磁界が相殺されて吸引力がなくなり、リタ
ーンバネによりプランジャー2dが押し戻され、可動接点
2cが元の位置に復帰して固定接点2a,2bが開き、始動電
動機1の作動が停止される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したような従来の機関始動装置で
は、機関を始動させる際キースイッチ3を閉成し続け、
機関の着火を運転者が始動音などで判断し、そしてキー
スイッチ3を戻す、という操作が必要であった。しか
し、このような操作は特に初心者ではむずかしく、キー
スイッチ3の操作不慣れから機関がなかなか始動しなか
ったり、或いは機関が始動しているにもかかわらずキー
スイッチ3を入れて始動電動機1のオーバランニングク
ラッチを破損させるなどの問題を生じていた。
本発明の目的は、かかる従来の機関始動装置の問題点
を解決するためになされたもので、操作の慣れ不慣れに
かかわらず確実な機関の始動と機関始動後の始動電動機
停止とを行なう機関始動装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の機関始動装置は、機関に始動用の駆動力を付
与するスタータモータと、機関の回転数に比例した電圧
を発生する機関応答電圧発生手段と、電源とスタータモ
ータとにそれぞれ接続された2つの固定接点を開閉する
可動接点、一端をスタータモータと固定接点間に接続さ
れ可動接点により固定接点を短絡すべく可動接点を担持
するプランジャーを吸引するコイル、および吸引された
プランジャーを保持する磁石を有する電磁スイッチと、
機関始動時電磁スイッチのコイルに電流を供給して電磁
スイッチを作動させるべく電源と電磁スイッチとコイル
の他端とを結ぶ始動回路に設けられ、オン時に機関を運
転可能とし、オフすることで機関を停止させるためのメ
インスイッチおよび常開の機関始動用タッチスイッチ
と、固定接点閉成時電磁スイッチのコイルを流れる微弱
な逆方向電流と機関応答電圧発生手段からの機関応答電
圧とを比較して機関応答電圧が高いとき電流を出力する
電圧比較器と、この電圧比較器から出力がある場合に電
磁スイッチのコイルの他端を接地しコイルに大きな逆方
向電流を流して逆吸引力を発生させるスタータモータオ
フ用のスイッチ装置とを備えたものである。
〔作 用〕
本発明の機関始動装置によると、機関を始動する時、
最初にメインスイッチを入れ、その後常開の機関始動用
タッチスイッチを押しすぐに手を離し、一瞬の間だけそ
の接点を閉じる。これにより、この接点が閉じている間
に電磁スイッチのコイルに電流が流れてプランジャーが
吸引されて磁石に吸着させられる。従って、プランジャ
ーはタッチスイッチが開いてもその位置に保持され、そ
の結果可動接点が固定接点間を短絡し、スタータモータ
に給電される。このようにしてスタータモータが始動し
て機関を始動し始めると、機関応答電圧発生手段が機関
の回転数に比例した電圧を発生する。固定接点間短絡中
電磁スイッチのコイルには微弱な逆方向電流が流れる
が、これによる逆吸引は磁石による吸引力を上回らず、
プランジャーはその位置に保持される。
スタータモータ駆動中にコイルに流れる微弱な逆方向
電流と機関応答電圧発生手段により発生した機関応答電
圧とが電圧比較器で比較され、機関応答電圧の方が高い
時すなわち機関が始動し始めたとき電圧比較器は電流を
出力し、この出力によりスタータモータオフ用のスイッ
チ装置がオンされてコイルが接地される。その結果、こ
のコイルは逆方向の大電流が流れ、大きな逆向きの磁気
吸引力を発生してプランジャーを磁石から引き離し、可
動接点を復帰させて固定接点を開放する。これによりス
タータモータへの給電が断たれ、スタータモータの作動
が停止される。
〔実施例〕
以下、本発明の機関始動装置を添付図面に示された実
施例について更に詳細に説明する。
第1図には本発明の一実施例に係る機関始動装置10が
示されている。この実施例の機関始動装置10は、大きく
分けて機関に始動用の駆動力を付与するスタータモータ
11と、機関の回転を検出する検出手段12と、スタータモ
ータ11に電源4からの電流を通電したり遮断したりする
電磁スイッチ13と、機関始動時に電磁スイッチ13を作動
させるための始動回路14に設けられ、オン時に機関を運
転可能とし、オフすることで機関を停止させるためのメ
インスイッチ15および機関始動用タッチスイッチ16と、
機関が始動した時スタータモータ11の動作を自動的に停
止させるセーフティーリレー装置20とから構成されてい
る。
機関の回転を検出する検出手段12としては車輌に搭載
されている充電発電機即ちオルタネータが用いられ、そ
のP相電圧が利用される。オルタネータは既に周知であ
るのでその構成の説明は省略するが、機関の回転に応答
して回転し、その回転数に比例した数のパルスがP相に
現れる。機関の回転数に比例した電圧を発生する機関応
答電圧発生手段としてこのオルタネータおよび後述する
F/V変換器を用いる。オルタネータのP相電圧には回転
数に比例した数のパルスが現れるので、このパルスをF/
V変換することで、機関の回転数に比例した電圧を得る
ことができる。
電磁スイッチ13は、2つの固定接点13a,13bと、この
固定接点13a,13bを短絡したり開放したりする可動接点1
3cと、この可動接点13cを担持するプランジャー13dと、
該プランジャー13dを吸引移動させるコイル13eと、吸引
されたプランジャー13dを保持する永久磁石13fとから構
成されている。一方の固定接点13aは電源であるバッテ
リのプラス端子に接続され、他方の固定接点13bはスタ
ータモータ11に接続されている。
機関を始動する際に電磁スイッチ13を作動させるため
の始動回路14は、その一端S1がバッテリ4のプラス端子
に接続され、他端S2が電磁スイッチ13におけるコイル13
eの一端に接続され、メインスイッチ15がバッテリ側
に、またタッチスイッチ16が電磁スイッチ側に配置され
て構成されている。このメインスイッチ15はオン時に機
関を運転可能とし、オフすることで機関を停止させるた
めに使用される。また、タッチスイッチ16はその接点が
常開で、操作者が手で触れた時のみ接片が接点を閉じる
ものである。なお、電磁スイッチ13におけるコイル13e
の他端は固定接点13bに接続されている。
一方、セーフティーリレー装置20は、第2図の拡大図
から明らかなようにスタータモータオフ用のスイッチ装
置である出力トランジスタ21を備え、該出力トランジス
タ21のコレクターはタッチスイッチ16とコイル13eの一
端との間の始動回路14に接続され、エミッターは接地さ
れている。この出力トランジスタ21のベースに出力電流
を出す電圧比較器22は、2つの入力部22a,22bがそれぞ
れ基準電圧制御部23および入力電圧制御部24を介して始
動回路14の他端S2即ち電磁スイッチ13におけるコイル13
eの一端に接続されている。
オルタネータ12のP相電圧出力位置12aは、入力部25
a、波形整形部25b、微分回路25cおよび積分回路25dから
なるF/V変換器(周波数電圧変換器)25を介して電圧比
較器22の入力部22bと入力電圧制御部24とを接続してい
る回路に接続されている。
更に、電磁スイッチ13におけるコイル13eの一端と接
続されている始動回路14の他端S2にはタイマースイッチ
26の入力側が接続され、且つその出力側は出力トランジ
スター21のベースに接続されている。このタイマースイ
ッチ26はタッチスイッチ16がオンされた時にトリガー信
号などを受けてカウントを開始し、所定数に至ったとき
即ちタッチスイッチ16のオン動作から所定時間(約10秒
前後)経過したとき内部のスイッチが一瞬の間オンする
ものである。
なお、セーフティーリレー装置20において、符号27は
F/V変換器25、基準電圧制御部23および電圧比較器22を
動作させるための定電圧供給部を示している。
次に、本実施例における機関始動装置10の動作を説明
する。
例えば運転者が自動車に乗込み、エンジンを始動しよ
うとする場合、最初にメインスイッチ15をオンにする。
このメインスイッチ15は車輌のキースイッチにおける電
気系動作接点を代用することができる。このメインスイ
ッチ15をオンすることで始めて機関を運転することが可
能となり、また、このメインスイッチ15をオフすること
で機関を停止することができる。続いて運転者は機関始
動用タッチスイッチ16を押す。この時、本装置10の特徴
でもあるが、このタッチスイッチ16を機関が始動するま
で押し続ける必要はなく、すぐに手を離して接点を開放
してよい。タッチスイッチ16がオンされた瞬間にバッテ
ィ4から始動回路14を介して電磁スイッチ13のコイル13
eに電流が流れ、コイル13eが発生する磁界によりプラン
ジャー13dが吸引移動され、永久磁石13fに当接して吸着
保持される。この段階で、始動回路14に流れる電流はタ
ッチスイッチ16のオフ動作により遮断される。
プランジャー13dの移動により可動接点13cが固定接点
13a,13b間を短絡し、これによりスタータモータ11にバ
ッテリ4から電流Isが通電され、機関を始動すべく駆動
させられる。スタータモータ11の動作中即ち機関のクラ
ンキング中、コイル13eには固定接点13bから逆方向に電
流が流れ、基準電圧制御部23および入力電圧制御部24を
それぞれ介して電圧比較器22の入力部22aにVref又入力
部22bにVinの電流を出力する。このVrefの電圧は電磁ス
イッチ13の固定接点13a,13bが短絡即ちオン状態にある
ためツェナー規正電圧(約1.2V)の状態にある。他方、
Vinの電圧はダイオード順方向電圧(約0.5V)である。
ところで、コイル13eに流れる逆方向の電流は、基準電
圧制御部23の直列抵抗を大きくとれば極めて微弱とな
り、消費電力もわずかであると共にこれにより発生する
逆吸引力も小さいため永久磁石13fの吸着力に打ち勝て
ず、よって可動接点13cを復帰させることはなく、固定
接点13a,13bの短絡を維持する。
機関立ち上がり前即ち機関がまだ始動していない前の
クランキング状態では、オルタネータ12も当然に低回転
であり、F/V変換器25を介してa点に表われるオルタネ
ータ回転数に比例した直流電圧は極めて小さく、従って
Vref>Vinとなっている。電圧比較器22は入力部22a,22b
の各電圧がVref>Vinでは出力せず、Vinの方がVrefより
大きくなった時即ちVref<Vinで出力する。
機関が始動し始めるとこれに伴ってオルタネータ12の
回転数が上がり、a点に現われる直流電圧が上昇し、機
関が所定回転数になった時Vref<Vinとなって電圧比較
器22は電流I1を出力トランジスタ21のベースに出力す
る。これにより、この出力トランジスタ21はコレクター
からエミッターへの通電可能状態即ちオン状態となり、
電磁スイッチ13の固定接点13b側からコイル13eを通り、
出力トランジスタ21を介して大きな電流が流れる。その
結果、コイル13eに流れる逆方向のこの大きな電流によ
って該コイル13eには大きな逆吸引力が発生し、永久磁
石13fの吸着力に打ち勝ってプランジャー13dを引き離
し、可動接点13cを元に復帰させてスタータモータ11へ
の電源を切る。これにより、スタータモータ11の作動が
停止する。従って、エンジンがかかると運転者の操作に
は一切関係なく自動的にスタータモータ11の動作が解除
させられる。
次に、機関運転中に誤ってタッチスイッチ16を押して
しまった場合について説明する。機関の運転中はオルタ
ネータ12も所定回転数を越えており、従ってセーフティ
ーリレー装置20におけるVrefとVinとの関係は常にVref
<Vinであり、電圧比較器22の出力により出力トランジ
スタ21は常にオン状態にある。従って、誤ってタッチス
イッチ16を押しても始動回路14に流れる電流は出力トラ
ンジスタ21を介して流れ、コイル13eにはほとんど通電
されることはなく電磁スイッチ13は動作しない。
ところで、もし機関それ自体が不調であったり、或い
は機関がかかりにくい冬期であったりする場合には、上
述の説明から明らかなように機関が始動するまでスター
タモータ11に通電され続けてしまう。このような状態は
バッテリ4の上がりやスタータモータ11の焼付きを防止
する上で避けなければならない。そこで、タッチスイッ
イチ16がオンされた瞬間にトリガー信号によってタイマ
ースイッチ26が起動され、所定時間(約10秒前後)とす
ると該タイマースイッチ26がオンし出力トランジスタ21
のベースに電流I1を出力し、出力トランジスタ21をオン
させ、スタータモータ11を停止させる。
また、上述したように、機関のかかりにくい場合、所
定時間経過しても機関が始動しない時はスタータモータ
11への通電が遮断されるが、スタータモータ11が完全に
停止せず、惰性回転中である時にタッチスイッチ16を押
した場合について説明する。スタータモータ11が惰性回
転している時はこれによる発生電圧がb点に印加され
る。この印加電圧は電源電圧に比べて極めて小さく、基
準電圧Vrefはスタータモータ静止時の電圧(定電圧電源
部27により一定値(約0.1V)に安定している)に戻り、
他方入力電圧Vinはスタータモータ11の惰性回転により
約0.5Vと基準電圧Vrefより高くなって、Vref<Vinとな
り、出力トランジスタ21がオン状態となって電磁スイッ
チ13は動作せず、よってスタータモータ11への通電が起
らない。これにより、スタータモータ11が惰性回転中に
再作動されてスタータモータ11のピニオンがリングギヤ
に飛び込んで歯車などの破損を生じたり、異音が発生す
るのを防止できる。
前述した実施例の機関始動装置10では、電磁スイッチ
13におけるプランジャー13dの吸引位置保持として永久
磁石13fを用いたが、これに限定されるものではなく電
磁石であってもよい。また、スタータモータオフ用のス
イッチ装置として出力トランジスタ21を用いたが、他の
リレー手段などであってもよい。更に、機関の始動をオ
ルタネータ12におけるP相電圧により検出したが、N相
電圧や電源系のリップル電圧から検出することもでき
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の機関始動装置によれ
ば、運転者は機関を始動させる際に機関始動用タッチス
イッチを一瞬の間押すだけで、機関始動用のスタータモ
ータが作動し且つ機関が始動した後は運転者の操作とは
まったく無関係に自動的にスタータモータが停止するこ
とから、初心者やどんな不慣れな者の操作であっても機
器の損傷や異音を発生させることなく確実に機関を始動
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る機関始動装置を示す回
路図、第2図は第1図に示された機関始動装置における
セーフティーリレー装置を拡大して示す部分的な回路
図、第3図は従来の一般的な機関始動装置を示す回路図
である。 4……バッテリ、10……機関始動装置、11……スタータ
モータ、12……オルタネータ、13……電磁スイッチ、13
a,13b……固定接点、13c……可動接点、13d……プラン
ジャー、13e……コイル、13f……永久磁石、14……始動
回路、15……メインスイッチ、16……機関始動用タッチ
スイッチ、20……セーフティーリレー装置、21……出力
トランジスタ、22……電圧比較器。 なお、各図中同一符号は同一部分又は相当する部分を示
す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関に始動用の駆動力を付与するスタータ
    モータと、 機関の回転数に比例した電圧を発生する機関応答電圧発
    生手段と、 電源と前記スタータモータとにそれぞれ接続された2つ
    の固定接点を開閉する可動接点、一端を前記スタータモ
    ータと前記固定接点間に接続され前記可動接点により前
    記固定接点を短絡すべく該可動接点を担持するプランジ
    ャーを吸引するコイル、および吸引された前記プランジ
    ャーを保持する磁石を有する電磁スイッチと、 機関始動時前記電磁スイッチの前記コイルに電流を供給
    して前記電磁スイッチを作動させるべく電源と前記電磁
    スイッチの前記コイルの他端とを結ぶ始動回路に設けら
    れ、オン時に機関を運転可能とし、オフすることで機関
    を停止させるためのメインスイッチおよび常開の機関始
    動用タッチスイッチと、 前記固定接点閉成時前記電磁スイッチの前記コイルを流
    れる微弱な逆方向電流と前記機関応答電圧発生手段から
    の機関応答電圧とを比較して該機関応答電圧が高いとき
    電流を出力する電圧比較器と、 該電圧比較器から出力がある場合に前記電磁スイッチの
    前記コイルの他端を接地し前記コイルに大きな逆方向電
    流を流して逆吸引力を発生させるスタータモータオフ用
    のスイッチ装置と を備えたことを特徴とする機関始動装置。
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