JPS63302174A - 内燃機関の始動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電磁ソレノイド式シフト機構を有し、モータ部
は電機子と該電機子口りに永久磁石が設置された構造を
持つ内燃機関の始動装置に係り、特に惰性飛び込みを好
適に防止する装置に関する。

【従来の技術〕

従来電機子の惰性回転中ピニオンの飛び込みを防止する
方法として実開６１−３７４７０にみられるように、ス
タータスイッチのオフ信号を検出する方法、並びに実用
新案昭６１−１４６３１にみられるように電機子の惰性
回転により発生する電圧を利用する方法がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前記従来技術は、惰性回転に応じた制御について配慮さ
れておらず１例えばキースイッチのオフ信号検出方法で
は、電機子が惰性回転しない場合でも一定時間再飛び込
みを停止する、また従来の電機子の惰性回転により発生
する逆起電力を利用する方法では常に制御に必要な電圧
を生ずるとは限らず電機子が低速回転状態時に再起動す
る等の問題があった。

本発明の目的は、始動電動機停止直後発生する誘導電圧
の電圧レベルに応じ始動装置の起導停止時間を制御する
ことにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、内燃機関用永久磁石式電動機影始動装置に
おいて電機子の惰性回転中に発生する誘導電圧を信号と
して検出する手段、前記電圧信号により該始動装置の再
起動防止時間を制御する手段を設置することにより達成
される。

〔作用〕

永久磁石式電動機影内燃機関用始動装置の電機子の惰性
回転時に生ずる誘導電圧を回路が検出し。

バッテリーと始動装置を結ぶケーブル途中にリレースイ
ッチを設置し、前記始動装置停止後発生する誘導電圧信
号レベルに応じた制御信号をリレースイッチに出力する
方法により電機子の惰性回転状態に応じた始動装置の再
起動防止時間制御を行うことが可能となる。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を第１図、第２図により説明する
。第１図において１は始動装置のハウジングであり、該
ハウジング１に回転自在に支持された電機子２、該電機
子２の径方向に設置された永久磁石３を収納する直流電
動機４が装着されている。電機子２の出力軸５にはスプ
ラインが形成されており、該スプラインと係合するボス
部６と該ボス部６に一方向クラッチ７を介して連結され
たピニオン８が嵌装されている。従ってピニオン８は出
力軸５と共にその駆動方向へ回転する。一方反駆動方向
へは該出力軸５と相対的に回転し得、かつその軸方向へ
移動出来る状態となっている。

該ハウジング１には、電磁ソレノイド９が装着されてお
り、またハウジング１内の一支点を中心とし、円方向に
移動可能な部材シフトレバ−１０が一端は電磁ソレノイ
ド９の一部品プランジャ１１に、他端は該ボス６に接す
るよう゛に設置され、トーションバネ１２にて支持され
ている。

始動装置に電力を供給するバッテリ１３から該電磁ソレ
ノイド９にケーブルが通じており該ケーブル途中にはス
タータスイッチ１４とリレースイッチ１５が設置されて
いる。

バッテリー１３の正端子は電磁ソレノイド９が起動中は
電磁ソレノイド９のＢターミナル３３゜メインスイッチ
１６２Ｍターミナル１７を介し電機子２の整流子１８に
接触するブラシ１９に接続される。なお負極用ブラシ２
０．バッテリ１３の負極端子、ハウジング１は接地され
ており、リン゛グギャ３４は電磁ソレノイド９が通電中
ピニオン８と係合する位置に配設されている。

該Ｍターミナル１７と正極用ブラシ１９と結ぶケーブル
途中は制御回路２１に分岐されており制御回路２１は該
リレースイッチ１５に接続している。

次に本実施例の制御回路２１を第２図により説明する。

該ケーブルより分岐した配線は抵抗２２゜ツェナーダイ
オード２３を通り接地される。抵抗２２、ツェナーダイ
オード２３途中は抵抗２４゜ダイオード２５を介しトラ
ンジスタ２６へ接続される。ダイオード２５とトランジ
スタ２６の途中はコンデンサ２７並びに抵抗２８を各介
し接地される。トランジスタ２６のコレクタは一方はト
ランジスタ２９のベースに、他方は抵抗３０を介しバッ
テリ電圧に接続される。トランジスタ２９のコレクタは
一方は抵抗３１を介しバッテリ電圧に、他方はリレース
イッチ１−５のコイル３２を通り接地される。　　　　
　　　　　　） 次に本発明の詳細な説明する。

エンジン始動時、スタータスイッチ１４が閉じるとバッ
テリー１３からリレースイッチ１５を介し電磁ソレノイ
ド９に通電される。次に電磁ソレノイド９がシフトレバ
−１０を介しピニオン８がリングギヤー３４と係合する
方向に移動できるように作動する。ピニオン８の移動が
完了すると電磁ソレノイド９内のメインスイッチ１６が
閉じバッテリー１３の正端子から電流がメインスイッチ
１６を経てブラシ２０に流れ電動機４は駆動する。

この結果電動機４の回転力はピニオン８．リングギヤ３
４を介し内燃機関のクランク軸（図示せず）に伝達され
内燃機関は回転し始動する。

内燃機関始動時に内燃機関が始動しにくい場合運転者は
何度もスタータスイッチ１４を繰り返し開閉する場合で
ある。この場合、電動機４の電機子２は惰性で回転して
おり、一般に、惰性回転中再始動した場合ピニオン８は
回転しながらリングギヤ３４に接触し、歯車の歯の異常
摩耗や破損が生じる。

本発明を実施した始動装置は上記の問題を解決するため
下記の如く動作する。

始動装置停止後電機子２は惰性回転しており電機子２と
永久磁石３とにより電動機４と電磁ソレノイド９との間
の配線に誘導電圧が生じる。制御回路２１は始動装置停
止直後の誘導電圧を信号として入力する。なお信号入力
部はツェナーダイオード２３により任意の電圧以下の信
号のみを受けとり任意の電圧以上の電圧が回路に入力す
ることを回避する。入力信号は、ダイオード２５を通過
後コンデンサ２７と抵抗２８の働きにより、信号の電圧
レベルに応じパルス幅を増幅し、トランジスタ２６のベ
ースに入力する。信号が入力するとエミッタ電流が流れ
信号のパルス幅分コレクタにかかる電圧は低位となる。

低位のパルス信号がトランジスタ２９のベースに入力す
ると、エミッタ電流が停止し、コレクタにかかる電圧は
信号のパルス幅分高位となる。

トランジスタ２９のコレクタはリレースイッチ１５のコ
イルに接続されており高位のパルス信号電圧がコイル３
２に加わりリレースイッチ１５が開き、制御信号が出力
されている間はスタータスイッチ１４を入力しても始動
装置は作動しない。

以上のことより内燃機関の再始動時、始動装置の電機子
２が惰性回転中、始動装置停止直後に電動機に発生する
誘導電圧レベルに応じ始動装置の再起動防止時間を制御
することができるため、確実なピニオン飛び出し防止と
、１機子の惰性回転に応じた時間のみ運転者は待つこと
になり従来の方法より始動作業を迅速に行うことができ
る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、内燃機関の始動装置停止後、電機子が
惰性回転時発生する初期誘導電圧信号レベルにより始動
装置の起動防止時間を制御できるので、電機子が惰性回
転中、ピニオンの飛び出しを確実に防止し、一層迅速に
始動作業を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図は本発
明の一実施例を示す略回路図である。 ２・・・電機子、３・・・永久磁石、４・・・電動機、
９・・・電磁ソレノイド、１３・・・バッテリー、１４
・・・スタータスイッチ、１５・・・リレースイッチ、
２１・・・制御回路、２３・・・ツェナーダイオード、
２６．２９・・・高２−図 ゐ−−一トランゾ入フ 四−一一トランゾスフ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、内燃機関に設置されたリングギヤ、前記リングギヤ
   と係合自在なピニオン、前記ピニオンを収納するハウジ
   ング、前記ピニオンに回転力を与える電動機、前記電動
   機の出力軸、前記ピニオン間に１方向回転クラッチを設
   置し、前記ピニオンは電磁ソレノイドを含むシフト機構
   により係合自在であり、前記電動機は回転可能な電機子
   を有し、永久磁石界磁方式により回転する構造である内
   燃機関の始動装置において、前記始動装置停止直後に前
   記電機子の惰性回転により発生する誘導電圧の初期電圧
   レベルに応じ前記始動装置の再起動防止時間を制御する
   手段を有することを特徴とする内燃機関の始動装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、前記制御の手段は
   前記始動装置と該始動装置に電圧を供給するバッテリー
   を結ぶケーブル途中に設置したリレースイッチ、前記誘
   導電圧レベルを検知し、前記リレースイッチの開閉時間
   を制御する回路より構成されることを特徴とする内燃機
   関の始動装置。 ３、特許請求の範囲第１項または第２項において、前記
   回路は、任意の電圧以下の入力電圧信号により作動する
   ことを特徴とする内燃機関の始動装置。