JP2507576Y2 - 便器とロ―タンクの固定構造 - Google Patents
便器とロ―タンクの固定構造Info
- Publication number
- JP2507576Y2 JP2507576Y2 JP1497391U JP1497391U JP2507576Y2 JP 2507576 Y2 JP2507576 Y2 JP 2507576Y2 JP 1497391 U JP1497391 U JP 1497391U JP 1497391 U JP1497391 U JP 1497391U JP 2507576 Y2 JP2507576 Y2 JP 2507576Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- nut
- mounting
- toilet bowl
- low tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、便器の後部上面のタン
ク載置部にロータンクを載置して便器とロータンクを固
定するのに用いる構造に関するものである。
ク載置部にロータンクを載置して便器とロータンクを固
定するのに用いる構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、便器の後部上面のタンク載置部の
上にロータンクを載置して固定する場合、図５に示すよ
うにロータンク１の底面に穿孔した取り付け孔２にロー
タンク１内から取り付けボルト３′を挿通すると共に取
り付けボルト３′の頭部３ａ′の下面に設けたパッキン
４を取り付け孔２の上縁に当接し、ロータンク１の下面
側で取り付けボルト３′に固定ナット５ａ′を螺合し、
この状態で現場で設置した便器６のタンク載置部７の上
にロータンク１を載置し、便器載置部７に設けたボルト
挿入孔８に取り付け孔２を合致させて取り付けボルト
３′をボルト挿入孔８に挿通し、タンク載置部７の裏面
側で取り付けボルト３′に締め付けナット５ｂ′を螺合
している。
上にロータンクを載置して固定する場合、図５に示すよ
うにロータンク１の底面に穿孔した取り付け孔２にロー
タンク１内から取り付けボルト３′を挿通すると共に取
り付けボルト３′の頭部３ａ′の下面に設けたパッキン
４を取り付け孔２の上縁に当接し、ロータンク１の下面
側で取り付けボルト３′に固定ナット５ａ′を螺合し、
この状態で現場で設置した便器６のタンク載置部７の上
にロータンク１を載置し、便器載置部７に設けたボルト
挿入孔８に取り付け孔２を合致させて取り付けボルト
３′をボルト挿入孔８に挿通し、タンク載置部７の裏面
側で取り付けボルト３′に締め付けナット５ｂ′を螺合
している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしかかる従来例に
あっては、トイレルーム内に便器６を設置した状態でタ
ンク載置部７の裏面から締め付けナット５ｂ′を締め付
ける必要があり、トイレルーム内の狭いスペースで作業
をするには大変施工性が悪いという問題があった。
あっては、トイレルーム内に便器６を設置した状態でタ
ンク載置部７の裏面から締め付けナット５ｂ′を締め付
ける必要があり、トイレルーム内の狭いスペースで作業
をするには大変施工性が悪いという問題があった。
【０００４】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本考案の目的とするところは現場での施工性
がよい便器とロータンクの固定構造を提供するにある。
であって、本考案の目的とするところは現場での施工性
がよい便器とロータンクの固定構造を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案便器とロータンクの固定構造は、便器６の後部上
面に設けたタンク載置部７にナット収納凹部９を下方に
凹設し、ナット収納凹部９の底面にタンク載置部７の裏
面に貫通するように設けたボルト挿入孔８に裏面側から
便器用取り付けボルト１０を挿通すると共にナット収納
凹部９に収納したナット５に便器用取り付けボルト１０
を螺合し、ナット収納凹部９に収納したナット５を回り
止め手段１１で回り止めし、タンク載置部７にロータン
ク１を載置すると共にロータンク１の底面にナット収納
凹部９に対応するように穿孔した取り付け孔２にロータ
ンク１内からタンク用取り付けボルト３を挿通し、タン
ク用取り付けボルト３をナット５に螺合した。
本考案便器とロータンクの固定構造は、便器６の後部上
面に設けたタンク載置部７にナット収納凹部９を下方に
凹設し、ナット収納凹部９の底面にタンク載置部７の裏
面に貫通するように設けたボルト挿入孔８に裏面側から
便器用取り付けボルト１０を挿通すると共にナット収納
凹部９に収納したナット５に便器用取り付けボルト１０
を螺合し、ナット収納凹部９に収納したナット５を回り
止め手段１１で回り止めし、タンク載置部７にロータン
ク１を載置すると共にロータンク１の底面にナット収納
凹部９に対応するように穿孔した取り付け孔２にロータ
ンク１内からタンク用取り付けボルト３を挿通し、タン
ク用取り付けボルト３をナット５に螺合した。
【０００６】
【作用】工場の組み立て段階で予め便器６のタンク載置
部７のボルト挿入孔８に便器用取り付けボルト１０を挿
通し、ナット収納凹部９に収納したナット５に便器用取
り付けボルト１０を螺合してナット５を取り付けた状態
まで組み立てておく。この状態ではナット５を取り付け
てもナット５がナット収納凹部９に収まっていて突出し
ないので梱包や在庫や輸送が弊害なく行うことができ
る。現場のトイレルームで施工する場合には便器６を設
置した状態で、タンク載置部７にロータンク１を載置
し、ロータンク１内から取り付け孔２にタンク用取り付
けボルト３を挿通し、タンク用取り付けボルト３をナッ
ト５に螺合することによりロータンク１を取り付けるこ
とができる。このときロータンク１内からタンク用取り
付けボルト３を螺合するだけで取り付けることができて
取り付けが簡単にできる。またこのときナット５が回り
止め手段１１で回り止めされているのでタンク用取り付
けボルト３の締め付けが容易にできる。
部７のボルト挿入孔８に便器用取り付けボルト１０を挿
通し、ナット収納凹部９に収納したナット５に便器用取
り付けボルト１０を螺合してナット５を取り付けた状態
まで組み立てておく。この状態ではナット５を取り付け
てもナット５がナット収納凹部９に収まっていて突出し
ないので梱包や在庫や輸送が弊害なく行うことができ
る。現場のトイレルームで施工する場合には便器６を設
置した状態で、タンク載置部７にロータンク１を載置
し、ロータンク１内から取り付け孔２にタンク用取り付
けボルト３を挿通し、タンク用取り付けボルト３をナッ
ト５に螺合することによりロータンク１を取り付けるこ
とができる。このときロータンク１内からタンク用取り
付けボルト３を螺合するだけで取り付けることができて
取り付けが簡単にできる。またこのときナット５が回り
止め手段１１で回り止めされているのでタンク用取り付
けボルト３の締め付けが容易にできる。
【０００７】
【実施例】便器６の後部上面には洗浄水給水口１２を設
けてあり、洗浄水給水口１２の周囲にタンク載置部７を
設けてある。このタンク載置部７では洗浄水給水口１２
の周囲で複数個のナット収納凹部９を設けてある。この
ナット収納凹部９は下方に凹没するように形成してあ
る。ナット収納凹部９の底部にはタンク載置部７の裏面
に貫通するようにボルト挿入孔８を穿孔してある。便器
用取り付けボルト１０はボルト挿入孔８よりやや径が細
いものであって、スプリングワッシャのような座金１３
を介してタンク載置部７の裏面からスプリングワッシャ
１４を介してボルト挿入孔８に便器用取り付けボルト１
０が挿通される。一方ナット収納凹部９にはナット５が
収納され、便器用取り付けボルト３をナット収納凹部９
のナット５に螺合してある。ナット収納凹部９にナット
５を収納したとき回り止め手段１１でナット５が回転し
ないように回り止めされる。図１及び図２の実施例では
回り止め手段１１がコ字形の回り止め金具１１ａで形成
され、この回り止め金具１１ａを平面から見て長円状の
ナット収納凹部９の短径方向にはめ込んであり、回り止
め金具１１ａにナット５を嵌合して回転しないようにし
てある。図３の実施例の場合、ナット５に回り止め手段
１１として突出部１１ｂを設けてあり、図４の実施例の
場合、ナット収納凹部９に回り止め手段１１として突出
部１１ｃを設けてある。かかる突出部１１ｂや突出部１
１ｃは回り止めするものであればどのような形状であっ
てもよい。このようにナット収納凹部９にナット５を収
納して便器用取り付けボルト１０にてナット５を取り付
ける状態まで工場で予め組み立てられる。このとき予め
ナット５を便器６に取り付けても突出することなく、梱
包や輸送や保管のとき弊害とならない。ロータンク１の
底面には洗浄水排出口１５を設けてあり、洗浄水排出口
１５の周囲の下面にシールパッキン１６を装着してあ
る。ロータンク１の洗浄水排出口１５の周囲でロータン
ク１の底面に上下の貫通する取り付け孔２を穿孔してあ
る。この取り付け孔２より径のやや小さいタンク用取り
付けボルト３の頭部３ａの下面には逆円錐台状のパッキ
ン４を装着してある。
けてあり、洗浄水給水口１２の周囲にタンク載置部７を
設けてある。このタンク載置部７では洗浄水給水口１２
の周囲で複数個のナット収納凹部９を設けてある。この
ナット収納凹部９は下方に凹没するように形成してあ
る。ナット収納凹部９の底部にはタンク載置部７の裏面
に貫通するようにボルト挿入孔８を穿孔してある。便器
用取り付けボルト１０はボルト挿入孔８よりやや径が細
いものであって、スプリングワッシャのような座金１３
を介してタンク載置部７の裏面からスプリングワッシャ
１４を介してボルト挿入孔８に便器用取り付けボルト１
０が挿通される。一方ナット収納凹部９にはナット５が
収納され、便器用取り付けボルト３をナット収納凹部９
のナット５に螺合してある。ナット収納凹部９にナット
５を収納したとき回り止め手段１１でナット５が回転し
ないように回り止めされる。図１及び図２の実施例では
回り止め手段１１がコ字形の回り止め金具１１ａで形成
され、この回り止め金具１１ａを平面から見て長円状の
ナット収納凹部９の短径方向にはめ込んであり、回り止
め金具１１ａにナット５を嵌合して回転しないようにし
てある。図３の実施例の場合、ナット５に回り止め手段
１１として突出部１１ｂを設けてあり、図４の実施例の
場合、ナット収納凹部９に回り止め手段１１として突出
部１１ｃを設けてある。かかる突出部１１ｂや突出部１
１ｃは回り止めするものであればどのような形状であっ
てもよい。このようにナット収納凹部９にナット５を収
納して便器用取り付けボルト１０にてナット５を取り付
ける状態まで工場で予め組み立てられる。このとき予め
ナット５を便器６に取り付けても突出することなく、梱
包や輸送や保管のとき弊害とならない。ロータンク１の
底面には洗浄水排出口１５を設けてあり、洗浄水排出口
１５の周囲の下面にシールパッキン１６を装着してあ
る。ロータンク１の洗浄水排出口１５の周囲でロータン
ク１の底面に上下の貫通する取り付け孔２を穿孔してあ
る。この取り付け孔２より径のやや小さいタンク用取り
付けボルト３の頭部３ａの下面には逆円錐台状のパッキ
ン４を装着してある。
【０００８】しかして現場に輸送して施工する場合次の
ように行う。トイレルームに便器６を設置した状態でタ
ンク載置部７上にロータンク１を載置する。このとき洗
浄水排出口１５と洗浄水給水口１２とを合致させると共
に取り付け孔２とナット５とを合致させる。そしてロー
タンク１内から取り付け孔２にタンク用取り付けボルト
３を挿通し、タンク用取り付けボルト３をナット５に螺
合してドライバー等の工具を用いてタンク用取り付けボ
ルト３を締め付ける。これによりロータンク１の底面が
タンク載置部７に押し付けて固定され、洗浄水排出口１
５の周縁と洗浄水給水口１２の周縁との間に介装したシ
ールパッキン４が挟圧されてこの間のシールがされ、タ
ンク用取り付けボルト３のパッキン１６が取り付け孔３
に密着して取り付け孔３が確実にシールされる。
ように行う。トイレルームに便器６を設置した状態でタ
ンク載置部７上にロータンク１を載置する。このとき洗
浄水排出口１５と洗浄水給水口１２とを合致させると共
に取り付け孔２とナット５とを合致させる。そしてロー
タンク１内から取り付け孔２にタンク用取り付けボルト
３を挿通し、タンク用取り付けボルト３をナット５に螺
合してドライバー等の工具を用いてタンク用取り付けボ
ルト３を締め付ける。これによりロータンク１の底面が
タンク載置部７に押し付けて固定され、洗浄水排出口１
５の周縁と洗浄水給水口１２の周縁との間に介装したシ
ールパッキン４が挟圧されてこの間のシールがされ、タ
ンク用取り付けボルト３のパッキン１６が取り付け孔３
に密着して取り付け孔３が確実にシールされる。
【０００９】
【考案の効果】本考案は叙述のように構成されているの
で、工場で便器のタンク載置部にナットを便器用取り付
けボルトにて取り付けておけば、現場で便器を設置した
後、タンク載置部にロータンクを載置してロータンクの
取り付け孔とナットとを合致させ、ロータンク内からタ
ンク用取り付けボルトをナットに螺合することによりロ
ータンクを取り付けることができるものであって、現場
ではロータンク内からタンク用取り付けボルトを螺合す
るだけでロータンクの取り付けができてロータンクの固
定作業の施工性が従来より向上するものであり、しかも
ナットを予め工場で取り付けてもナット収納凹部に収納
されるためナットが突出することなく、梱包や輸送等の
とき弊害を生じないものであり、さらにナットを回り止
めしているためナットが共回りすることなくタンク用取
り付けボルトの締め付けも容易にできるものである。
で、工場で便器のタンク載置部にナットを便器用取り付
けボルトにて取り付けておけば、現場で便器を設置した
後、タンク載置部にロータンクを載置してロータンクの
取り付け孔とナットとを合致させ、ロータンク内からタ
ンク用取り付けボルトをナットに螺合することによりロ
ータンクを取り付けることができるものであって、現場
ではロータンク内からタンク用取り付けボルトを螺合す
るだけでロータンクの取り付けができてロータンクの固
定作業の施工性が従来より向上するものであり、しかも
ナットを予め工場で取り付けてもナット収納凹部に収納
されるためナットが突出することなく、梱包や輸送等の
とき弊害を生じないものであり、さらにナットを回り止
めしているためナットが共回りすることなくタンク用取
り付けボルトの締め付けも容易にできるものである。
【図１】本考案の一実施例の断面図である。
【図２】同上の回り止め手段を示す図であって、（ａ）
は断面図、（ｂ）は平面図である。
は断面図、（ｂ）は平面図である。
【図３】同上の回り止め手段の他例を示す図であって、
（ａ）は断面図、（ｂ）は平面図である。
（ａ）は断面図、（ｂ）は平面図である。
【図４】同上の回り止め手段の他例を示す図であって、
（ａ）は断面図、（ｂ）は平面図である。
（ａ）は断面図、（ｂ）は平面図である。
【図５】従来例の断面図である。
１ ロータンク ２ 取り付け孔 ３ タンク用取り付けボルト ５ ナット ７ タンク載置部 ８ ボルト挿入孔 ９ ナット収納凹部 １０ 便器用取り付けボルト １１ 回り止め手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 栗田 真彦 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)考案者 能間 紀夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 実開 平２−29967（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−58282（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−91664（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 便器の後部上面に設けたタンク載置部に
ナット収納凹部を下方に凹設し、ナット収納凹部の底面
にタンク載置部の裏面に貫通するように設けたボルト挿
入孔に裏面側から便器用取り付けボルトを挿通すると共
にナット収納凹部に収納したナットに便器用取り付けボ
ルトを螺合し、ナット収納凹部に収納したナットを回り
止め手段で回り止めし、タンク載置部にロータンクを載
置すると共にロータンクの底面にナット収納凹部に対応
するように穿孔した取り付け孔にロータンク内からタン
ク用取り付けボルトを挿通し、タンク用取り付けボルト
をナットに螺合して成る便器とロータンクの固定構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1497391U JP2507576Y2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 便器とロ―タンクの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1497391U JP2507576Y2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 便器とロ―タンクの固定構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04112962U JPH04112962U (ja) | 1992-10-01 |
| JP2507576Y2 true JP2507576Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31902329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1497391U Expired - Lifetime JP2507576Y2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 便器とロ―タンクの固定構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2507576Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101636536B1 (ko) * | 2014-11-14 | 2016-07-06 | 송복석 | 양변기의 탱크와 본체의 결합구조 |
-
1991
- 1991-03-15 JP JP1497391U patent/JP2507576Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04112962U (ja) | 1992-10-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960409 |