JP2507501Y2 - 計量器 - Google Patents

計量器

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JP2507501Y2
JP2507501Y2 JP1992092156U JP9215692U JP2507501Y2 JP 2507501 Y2 JP2507501 Y2 JP 2507501Y2 JP 1992092156 U JP1992092156 U JP 1992092156U JP 9215692 U JP9215692 U JP 9215692U JP 2507501 Y2 JP2507501 Y2 JP 2507501Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の目的】
【産業上の利用分野】本考案は例えば計量米びつのよう
に、米の計量と払出しを行なうための計量器に関する。
【0002】
【考案の背景】最近では、米びつの内部に例えば一合や
二合の計量升を具えた計量器付き米びつが家庭に広く普
及している。この種の米びつでは、計量払出機構やその
周辺構造において種々の開発がなされているが、例えば
本出願人が先に提案した実願昭62−57471号の考
案では、計量構造自体を本体ケースの底部から取り出し
て洗浄できるようにしたことを特徴としている。
【0003】即ち同考案の計量器は、図6に示すように
本体ケース2′内部に、上から順に粉粒体収容室3′と
計量払出ボックス4′と受け容器5′とを具え、計量払
出ボックス4′内部には計量升11′がスライド自在に
設けられる。
【0004】またこの計量升11′には、本体ケース前
面に有する払出操作ボタン63′の動きに連動して計量
升11′を計量払出ボックス4′内でスライドさせるほ
ぼ「く」の字形のアームを含む一連のスライド駆動手段
が接続する。そしてこの計量升11′のスライド前は、
導入口13′と受入口21′との連通時に導出口14′
が遮断され、計量升11′のスライド後は、導出口1
4′と払出口25′との連通時に導入口13′が遮断さ
れるような構造を具えるものであって、このような構造
において計量払出ボックス4′を粉粒体収容室3′の底
板に沿って下方にスライドさせ、本体ケースの底部から
計量払出ボックス4′を取り出すことができるようにし
たものである。
【0005】しかし底部から計量払出ボックス4′を取
り出す構造では、本体ケースを逆さにしなければなら
ず、計量器をそのままの状態で分解掃除できない。そこ
で本出願人は実願昭62−200996号(実公平4−
40621号)において、図7に示すように計量体Aを
斜め下方へ直接指などで押し下げて、計量室a内の所定
量の粉粒体を払い出す構造を開発し、この構造において
計量払出ボックス4′を本体ケースの前面から取り出す
ことができるようにしている。
【0006】しかしながら上記実願昭62−57471
(実公平3−54680号)の計量器の構造を具えた
製品も市場での人気は依然高く、同構造の計量器につい
ても、計量払出ボックスを本体ケース前面から取り出せ
るようにしたいという要望が強い。
【0007】
【開発を試みた技術的事項】本考案はこのような実情に
鑑みなされたものであって、実願昭62−57471号
の計量器の構造を前提として、計量払出ボックスの本体
ケース前面からの取り出しを可能とした計量器の開発を
試みたものである。
【0008】
【考案の構成】
【目的達成の手段】即ち本出願に係る計量器は、前面に
操作パネルを具えた本体ケース内部に上から順に粉粒体
収容室と計量払出ボックスと受け容器とを具え、前記操
作パネルには粉粒体の払出操作ボタンを有し、前記粉粒
体収容室には底部に排出口が形成され、また前記計量払
出ボックスの上部には前記排出口と連通する受入口が、
下部には前記受け容器に通ずる払出口がそれぞれ形成さ
れ、且つ計量払出ボックス内部には導入口と導出口とを
有する計量升がスライド自在に設けられ、またこの計量
升には払出操作ボタンの動きに連動して計量升を計量払
出ボックス内でスライドさせるスライド駆動手段が接続
され、計量升からの粉粒体の払出し前は前記導入口と前
記受入口との連通時に導出口が遮断され、計量升からの
粉粒体の払出し時には前記導出口と前記払出口との連通
時に導入口が遮断される計量器において、前記本体ケー
スの前面の一部は前記操作パネルの単独の移動により開
自在であり、前記計量払出ボックスは本体ケース前面
の開放時に前方へ取り出し可能である構造を具え前記
スライド駆動手段は、回動支点を有する回動アームを具
えて成り、この回動アームの一端は前記払出操作ボタン
の作用端に非係合状態に当接するとともに、回動アーム
の他端は前記計量升のスライド作用部に接続し、且つ前
記操作パネルの裏面には、前記計量払出ボックスの位置
決めストッパが形成され、更に前記操作パネルには、操
作パネルの取付け状態で前記本体ケースに係合する係合
爪と、係合爪の係合及び解除を操作する脱着レバーとが
設けられることを特徴として成るものである。これら考
案により前記目的を達成せんとするものである。
【0009】
【考案の作用】本考案では本体ケースの前面が操作パネ
ルの移動により開放可能であり、計量払出ボックスは本
体ケース前面の開放時に前方へ取り出し可能であるか
ら、本体ケースを移動することなく計量払出ボックスを
容易に取り出すことができる。
【0010】 またスライド駆動手段が、本体ケースに回
動支点を有する回動アームを具えて成り、この回動アー
ムの一端は払出操作ボタンの作用端に当接し、回動アー
ムの他端は計量升のスライド作用部に接続し、且つ操作
パネルの裏面には、計量払出ボックスの位置決めストッ
パが形成されることにより、払出操作ボタンの押圧操作
で回動アームが回動し、これに伴い計量升が前方へスラ
イドする際に、計量払出ボックス自体が受ける前方向へ
の付勢を位置決めストッパで抑止し、計量払出ボックス
の動きやずれを防止できる。
【0011】 更に操作パネルに、操作パネルの取付け状
態で本体ケースに係合する係合爪と、係合爪の係合及び
解除を操作する脱着レバーとを設ければ、係合爪の係合
及び解除をワンタッチで行ない、容易に操作パネルを取
外しすることができる。
【0012】
【実施例】以下本考案を図示の実施例に基づいて具体的
に説明する。符号1は本考案の計量器の一例である計量
米びつであって、このものはほぼ直方体の本体ケース2
の内部に、上から順に米収容室3、計量払出ボックス4
及び受け容器5を具えて成る。
【0013】 以下計量米びつ1の各構成要素について具
体的に説明するが、まず内部構造を先に説明し、そのあ
と本体ケース並びにその前面に設けられる操作パネルに
ついて説明する。まず本体ケース2の内部空間は、図
1、2に示すように、ほぼ中央が中窪み状に一体成形さ
れて成る仕切板6で仕切られ、この仕切板6より上部ス
ペースに米収容室3が形成される。この米収容室3の最
下部、即ち仕切板6の中窪み部分には米の排出口7が形
成され、この排出口7を介して計量払出ボックス4へ通
じている。
【0014】 この計量払出ボックス4は、図4に示すよ
うにボックス本体10内に二つの同一容量の計量升11
が並べて配置されて成る。尚二つの計量升を区別すると
きには、左側を計量升11aとし、右側を計量升11b
と表示する。各計量升11には米一合を計量する計量部
12が形成されるとともに、計量部12の上側に導入口
13が形成され、また計量部12の下側であって導入口
13とずれた位置に導出口14が形成される。尚、導出
口14には、計量升11の移動の際に導出口14付近の
米が滑らかに移動できるように、軟質合成樹脂製の摺動
補助片15が設けられる。
【0015】 また各計量升11には、計量部12の前方
にスライド作用部16が溝状に形成される。因みにこの
スライド作用部16は、後述する回動アームの一端を受
け入れて、計量升11のスライド運動のための駆動力を
伝達する部分であって、通常時にはスライド作用部16
に後向きの力が作用して各計量升11が後方に位置する
ようになっている。
【0016】 以上は各計量升11の共通の構造である
が、両者が相違する構造として、左側の計量升11aの
前面には、右側の計量升11b側の前面に重なるように
連動板17が延長形成され、これに対応して右側の計量
升11bの前面には切欠き凹部18が形成される。尚、
これらの作用については後述する。
【0017】 次にボックス本体10の上面板20には、
米収容室3の排出口7に連通するように受入口21が形
成され、計量升11が通常位置にあるときは受入口21
は導入口13とも連通している。尚、受入口21の後方
側にも前記同様の目的で摺動補助片15が設けられる。
また上面板20はネジ22によってボックス本体10に
固定されているが、ネジ22をはずすことで上面板20
全体を取り外すことができ、そこから計量升11を取り
出させるようになっている。更にボックス本体10の上
面側部の両側には、それぞれ二つのスライド支持片23
が形成され、これが手前側の仕切板6の下面両端に形成
される案内レール24に手前側から係合して、計量払出
ボックス4全体を保持できるようになっている。
【0018】 更に図5に示すようにボックス本体10の
底面には、後端部に補助排出切り欠き24、またほぼ中
央部には払出口25、更に前寄りにはアーム受入口26
がそれぞれ形成される。補助排出切り欠き24は、計量
部12から後方外部へこぼれた米がボックス本体10内
に溜まらないように、受け容器5内へ米を落とすための
ものである。また払出口25は受け容器5に通じるもの
であって、計量升11が通常位置にあるときは計量升1
1の構成部分によって遮断されているが、計量升11が
前側にスライドした状態では導出口14と連通して計量
部12から受け容器5までの米の払出経路が開放状態と
なる。尚このとき、ボックス本体10の受入口21と計
量升11の導入口13との位置がずれて、米収容室3か
ら計量部12への米の供給はストップする。
【0019】 次にボックス本体10の底面の前寄りには
図5に示すように両端に軸受け部27が形成され、その
間に軸27aが設けられるとともに、この軸27aのア
ーム受入口26に対応する位置には、それぞれ回動アー
ム28が回転自在に設けられる。この回動アーム28
は、両端が同一方向に鉤状に屈曲しており、その一端は
計量払出ボックス4の前面から、やや前方に突き出して
上向きの従動作用端29を形成し、他端側はアーム受入
口26からボックス本体10内に到り、その先端には横
円柱形のスライド作用端30を形成して成る。そしてこ
のスライド作用端30は、計量升11のスライド作用部
16内に回転自在に受け入れられている。また各回動ア
ーム28には、その両端部がボックス本体とスライド作
用端付近とに係止されるねじりコイルバネ31を有し、
そのバネ作用によって各回動アーム28のスライド作用
端30側が後方に付勢される。なお回動アーム28を中
心とする計量升11のスライド機構は、請求項1に定義
されるスライド駆動手段に相当する。またなお本実施例
では、回動アーム28とその回動支点となる回動軸は計
量払出ボックス4に設けられるが、本考案ではこれらを
本体ケース2側に設けるようにしてもよい。
【0020】 次に受け容器5は計量払出ボックス4の下
に位置し、前側へ引き出し自在となっている。このもの
は取手32を有する前面板33を具え、その上端には前
面板33を延長形成するように覆部34が形成される。
【0021】 次に本体ケース2について説明する。本体
ケース2の上面には図1に示すようにスライド式の上蓋
56を有し、このものを手前側にスライドさせてはずせ
ば、本体ケース2の上部が開放して米供給部57が形成
されるようになっている。尚、本体ケース2の上部には
二つの係合穴58がが形成され、上蓋56の閉鎖状態で
は、これら係合穴58に対して上蓋56の後端部に形成
された二つの係合片59が係合することで、容易に上蓋
56が外れない構造になっている。
【0022】 また本体ケース2の前面上部は透明アクリ
ル板60で構成され、外側から米収容室3の米の残量が
確認できるようになっている。そしてこの透明アクリル
板60の下側には、本体ケース2の前面下方を塞ぐよう
に操作パネル61が設けられる。そしてこの操作パネル
61には二つの長楕円形の凹陥部62が形成され、そこ
に各々払出操作ボタン63が設けられる。なお本実施例
では、向かって左側の払出操作ボタン63は一合の米の
払い出し時に操作するボタンであり、一方向かって右側
の払出操作ボタン63は二合の米の払い出し時に操作す
るボタンであり、以下これらを区別して説明するときに
は、左側を払出操作ボタン63a、右側を払出操作ボタ
ン63bと表示する。
【0023】 一方操作パネル61の裏面には、各凹陥部
62の上部に対応する付近に形成されるバネ係止部64
と、各払出操作ボタン63の裏側下端に形成される係止
突起65との間にそれぞれコイルバネ66が係止され
る。そしてこれらコイルバネ66の縮み傾向により、各
払出操作ボタン63が常時上方へ付勢されている。また
各払出操作ボタン63の裏側には、係止突起65の上方
にそれぞれ平坦な押込作用端67が形成され、このもの
が上記回動アーム28の従動作用端29にそれぞれ臨ん
でいる。
【0024】 次に操作パネル61は、本体ケース2の前
面に対して脱着自在な構造を具える。因みにこのような
構造は本考案の特徴的構成であって、これにより操作パ
ネル61を外した状態で、計量払出ボックス4の本体ケ
ース2前面からの取り出しが可能になる。
【0025】 そこで以下操作パネル61の脱着構造につ
いて説明する。まず操作パネル61の裏面下部には、図
3に示すように係合構造70が設けられる。この係合構
造70は、中央の圧縮コイルバネ71の作用により外側
へ張り出し傾向の係合爪72を両端に具えるとともに、
これら係合爪72の張り出し及びその解除を操作する脱
着レバー73を最下部に具えて成る。また係合構造70
に関連して、操作パネル61の上端には上部係合片74
が形成され、更に各係合爪72の直上部付近には、位置
決めブロック75が形成される。
【0026】 そして操作パネル61の取付け状態では、
上部係合片74が透明アクリル板60の下縁に係合する
とともに、位置決めブロック75が本体ケース2前面の
両枠体76に形成される嵌合孔77に嵌合し、更に各係
合爪72が両枠体76の裏側に係合して操作パネル61
が固定されている。また受け容器5が収納状態のとき
は、その覆部34が係合構造70の脱着レバー73を覆
い隠すようになっており、このような構成により通常時
に誤って操作パネル61が外れることを防止している。
【0027】 なお以上示した操作パネル61の脱着構造
は一例にすぎず、例えば係合構造70における係合爪7
2の係合位置や係合状態を異ならせることや、係合爪7
2の係合及び解除の他の機構、あるいは係合爪以外の手
段による操作パネル61の脱着手段を採用することがで
きる。更にまた操作パネル61は、上記実施例のように
全体が取り外せる構造の他、蝶番等を用いて操作パネル
61が横開きあるいは上または下開きとする構造や、あ
るいは操作パネル61が上または横方向にスライドする
構造であってもよい。要は操作パネル61本体ケース2
の前面から移動して、計量払出ボックス4を取り出せる
ように前面を開放できる構造であればよいのである。
【0028】 次にこのような操作パネル61の裏面に
は、図2、3に示すように各コイルバネ66の両脇付近
に二つの平板状の位置決めストッパ78が立ち上がるよ
うに形成される。この位置決めストッパ78は、本考案
の計量器が上記構造を有することに起因して設けたもの
である。即ち上記計量払出ボックス4では、計量升11
を後方から前方へスライドさせることにより米の払い出
しを行い、またそのためスライド駆動手段も、米の払い
出し時には回動アーム28のスライド作用端30を前方
向に作動させるようにしている。そのため計量升11の
スライドの際に、計量払出ボックス4自体も一緒に前側
へ移動しないように位置決めストッパ78で移動を抑
え、米のスムースな払い出しを可能としているのであ
る。尚、位置決めストッパ78を本体ケース2内に設け
ることも可能であるが、これでは計量払出ボックス4を
本体ケースの前面から引き出す際に邪魔となってしまう
ことから、操作パネル61側に設けたものであり、この
点も本考案の特徴的構成となっている。
【0029】 以上が本考案の適用された計量米びつ1の
構造であって、以下その作動状態について説明する。ま
ず米収容室3に十分な量の米が貯留されている状態で
は、米が排出口7から受入口21及び導入口13を介し
て流れ込み、各計量升11の計量部12には、米が満た
されている。
【0030】 この状態で例えば一合の米を払い出したい
ときは、指で左側の払出操作ボタン63aを押し込む。
これにより操作パネル61の裏側では、図5に示すよう
に押込作用端67が回動アーム28の従動作用端29を
押し込み、ねじりコイルバネ31の復帰傾向に反して、
回動アーム28が軸27aを中心に回動する。
【0031】 これに伴いスライド作用端30が、スライ
ド作用部16内で摺動しながら操作パネル61側へ弧を
描くように移動し、左側の計量升11aのみを操作パネ
ル61側へスライドさせる。なお回動アーム28とその
回動軸とが本体ケース2側に設けられる構造を採る場合
には、計量升11aがスライドするときに計量払出ボッ
クス4自体も手前側への付勢を受けるが、この場合でも
前面部79に位置決めストッパ78が当接しているた
め、計量払出ボックス4が動いたり、ずれたりすること
はない。そして計量升11aのスライドにより計量升1
1aの導入口13の位置が受入口21とずれるため、米
収容室3からの米の流れ込みは遮断され、逆に導出口1
4が払出口25と連通して米がそこから流れ出して受け
容器5内に払い出される。そして受け容器5を引き出せ
ば、一合の米が得られる。尚、このような動作完了後、
払出操作ボタン63aを離せば、払出操作ボタン63a
はコイルバネ66の復帰傾向で元に戻るとともに、計量
升11aもねじりコイルバネ31の復帰傾向により元の
位置に戻り、再び米収容室3から米が計量部12内に流
れ込み初期状態となる。
【0032】 また二合の米を払い出したいときには、右
側の払出操作ボタン63bを押すことによって同様にし
て右側の回動アーム28が回動し、右側の計量升11b
を操作パネル61側へスライドさせる力が働く。そして
右側の計量升11bがスライドするときに、連動板17
の係合作用により左側の計量升11aも一緒にスライド
し、両方の計量升11からそれぞれ一合づつの米が受け
容器5内に払い出される。
【0033】 次に掃除等の目的で計量払出ボックス4を
取り出す操作について説明する。まず米収容室3内から
米を取り去り、この状態で受け容器5を引き出してお
く。これにより操作パネル61の下端に設けた脱着レバ
ー73の操作が可能になるので、脱着レバー73を指で
つまんで両方の係合爪72の係合状態を解除する。そし
てそのまま手前に引いて操作パネル61を外す。もちろ
んこのとき、位置決めストッパ78の計量払出ボックス
前面部79への当接も解除される。
【0034】 そこで計量払出ボックス4の適宜の箇所を
持って、手前側の斜め上方に引き出せば、計量払出ボッ
クス4をそのまま本体ケース2の前面から取り出すこと
ができる。尚、これら一連の操作は、本体ケース2を移
動することなく、そのままの位置で行なうことができ
る。計量払出ボックス4はそのまま掃除したり、あるい
は更にネジ22を外して計量升11を取り出して水洗い
等することもできる。また掃除終了後は、取り出し操作
の反対の手順を採ることで元の状態に復元することがで
きる。
【0035】 なお以上の実施例では米を粉粒体の例にと
って説明したが、穀類、豆類その他パン粉等の食品素
材、または砂、金属等の他の粉粒体にも本考案の計量器
を適用することができる。
【0036】
【考案の効果】本考案では本体ケース2の前面が操作パ
ネル61の移動により開放可能であり、計量払出ボック
ス4は本体ケース2前面の開放時に前方へ取り出し可能
であるから、計量払出ボックス4の掃除等を行なう場合
に、本体ケース2を移動することなく計量払出ボックス
4を容易に取り出すことができる。
【0037】 また操作パネル61の裏面に位置決めスト
ッパ78が形成されるから、払出操作ボタン63の押圧
操作で回動アーム28が回動し、これに伴い計量升11
が前方へスライドする際に、計量払出ボックス4自体が
一緒に前方へ移動するのを防止することができる。
【0038】 更に操作パネル61には、操作パネルの取
付け状態で本体ケース2に係合する係合爪72と、係合
爪72の係合及び解除を操作する脱着レバー73とが設
けられるから、係合爪72の係合及び解除をワンタッチ
で行ない、容易に操作パネル61の取外しをすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の計量器の一例である計量米びつを示す
分解斜視図である。
【図2】同上縦断側面図である。
【図3】操作パネルの内部構造を示す分解斜視図であ
る。
【図4】計量払出ボックスを示す斜視図である。
【図5】同上縦断側面図である。
【図6】従来の計量器の構造を示す骨格的縦断面図であ
る。
【図7】同上他の計量器の構造を示す骨格的縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 計量米びつ 2 本体ケース 3 米収容室 4 計量払出ボックス 5 受け容器 6 仕切板 7 排出口 10 ボックス本体 11 計量升 11a 計量升(左) 11b 計量升(右) 12 計量部 13 導入口 14 導出口 15 摺動補助片 16 スライド作用部 17 連動板 18 切欠き凹部 20 上面板 21 受入口 22 ネジ 23 スライド支持片 24 補助排出切り欠き 25 払出口 26 アーム受入口 27 軸受け部 27a 軸 28 回動アーム 29 従動作用端 30 スライド作用端 31 ねじりコイルバネ 32 取手 33 前面板 34 覆部 56 上蓋 57 米供給部 58 係合穴 59 係合片 60 透明アクリル板 61 操作パネル 62 凹陥部 63 払出操作ボタン 63a 払出操作ボタン(左) 63b 払出操作ボタン(右) 64 バネ係止部 65 係止突起 66 コイルバネ 67 押込作用端 70 係合構造 71 圧縮コイルバネ 72 係合爪 73 脱着レバー 74 上部係合片 75 位置決めブロック 76 枠体 77 嵌合孔 78 位置決めストッパ 79 前面部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に操作パネルを具えた本体ケース内
    部に上から順に粉粒体収容室と計量払出ボックスと受け
    容器とを具え、前記操作パネルには粉粒体の払出操作ボ
    タンを有し、前記粉粒体収容室には底部に排出口が形成
    され、また前記計量払出ボックスの上部には前記排出口
    と連通する受入口が、下部には前記受け容器に通ずる払
    出口がそれぞれ形成され、且つ計量払出ボックス内部に
    は導入口と導出口とを有する計量升がスライド自在に設
    けられ、またこの計量升には払出操作ボタンの動きに連
    動して計量升を計量払出ボックス内でスライドさせるス
    ライド駆動手段が接続され、計量升からの粉粒体の払出
    し前は前記導入口と前記受入口との連通時に導出口が遮
    断され、計量升からの粉粒体の払出し時には前記導出口
    と前記払出口との連通時に導入口が遮断される計量器に
    おいて、前記本体ケースの前面の一部は前記操作バネル
    単独の移動により開放自在であり、前記計量払出ボッ
    クスは本体ケース前面の開放時に前方へ取り出し可能で
    ある構造を具え前記スライド駆動手段は、回動支点を
    有する回動アームを具えて成り、この回動アームの一端
    は前記払出操作ボタンの作用端に非係合状態に当接する
    とともに、回動アームの他端は前記計量升のスライド作
    用部に接続し、且つ前記操作パネルの裏面には、前記計
    量払出ボックスの位置決めストッパが形成され、更に前
    記操作パネルには、操作パネルの取付け状態で前記本体
    ケースに係合する係合爪と、係合爪の係合及び解除を操
    作する脱着レバーとが設けられることを特徴とする計量
    器。
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