JPH0652740U - 計量器 - Google Patents
計量器Info
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- JPH0652740U JPH0652740U JP9215692U JP9215692U JPH0652740U JP H0652740 U JPH0652740 U JP H0652740U JP 9215692 U JP9215692 U JP 9215692U JP 9215692 U JP9215692 U JP 9215692U JP H0652740 U JPH0652740 U JP H0652740U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】本考案は実願昭62−57471号の計量器の
構造を前提として、これに改良を加えたものであり、本
体ケース2の前面は操作パネル61の移動により開放可
能であり、計量払出ボックス4は本体ケース2前面の開
放時に前方へ取り出し可能であること、操作パネル61
の裏面に計量払出ボックス4の位置決めストッパ78が
形成されること、操作パネル61には本体ケース2に係
合する係合爪72と、係合爪の係合及び解除を操作する
脱着レバー73とが設けられることを特徴とする。 【効果】計量払出ボックス4の掃除等を行なう場合に、
本体ケース2を移動することなく計量払出ボックス4を
容易に取り出すことができる。
構造を前提として、これに改良を加えたものであり、本
体ケース2の前面は操作パネル61の移動により開放可
能であり、計量払出ボックス4は本体ケース2前面の開
放時に前方へ取り出し可能であること、操作パネル61
の裏面に計量払出ボックス4の位置決めストッパ78が
形成されること、操作パネル61には本体ケース2に係
合する係合爪72と、係合爪の係合及び解除を操作する
脱着レバー73とが設けられることを特徴とする。 【効果】計量払出ボックス4の掃除等を行なう場合に、
本体ケース2を移動することなく計量払出ボックス4を
容易に取り出すことができる。
Description
【0001】
本考案は例えば計量米びつのように、米の計量と払出しを行なうための計量器 に関する。
【0002】
最近では、米びつの内部に例えば一合や二合の計量升を具えた計量器付き米び つが家庭に広く普及している。この種の米びつでは、計量払出機構やその周辺構 造において種々の開発がなされているが、例えば本出願人が先に提案した実願昭 62−57471号の考案では、計量構造自体を本体ケースの底部から取り出し て洗浄できるようにしたことを特徴としている。
【0003】 即ち同考案の計量器は、図6に示すように本体ケース2′内部に、上から順に 粉粒体収容室3′と計量払出ボックス4′と受け容器5′とを具え、計量払出ボ ックス4′内部には計量升11′がスライド自在に設けられる。
【0004】 またこの計量升11′には、本体ケース前面に有する払出操作ボタン63′の 動きに連動して計量升11′を計量払出ボックス4′内でスライドさせるほぼ「 く」の字形のアームを含む一連のスライド駆動手段が接続する。そしてこの計量 升11′のスライド前は、導入口13′と受入口21′との連通時に導出口14 ′が遮断され、計量升11′のスライド後は、導出口14′と払出口25′との 連通時に導入口13′が遮断されるような構造を具えるものであって、このよう な構造において計量払出ボックス4′を粉粒体収容室3′の底板に沿って下方に スライドさせ、本体ケースの底部から計量払出ボックス4′を取り出すことがで きるようにしたものである。
【0005】 しかし底部から計量払出ボックス4′を取り出す構造では、本体ケースを逆さ にしなければならず、計量器をそのままの状態で分解掃除できない。そこで本出 願人は実願昭62−200996号において、図7に示すように計量体Aを斜め 下方へ直接指などで押し下げて、計量室a内の所定量の粉粒体を払い出す構造を 開発し、この構造において計量払出ボックス4′を本体ケースの前面から取り出 すことができるようにしている。
【0006】 しかしながら上記実願昭62−57471号の計量器の構造を具えた製品も市 場での人気は依然高く、同構造の計量器についても、計量払出ボックスを本体ケ ース前面から取り出せるようにしたいという要望が強い。
【0007】
本考案はこのような実情に鑑みなされたものであって、実願昭62−5747 1号の計量器の構造を前提として、計量払出ボックスの本体ケース前面からの取 り出しを可能とした計量器の開発を試みたものである。
【0008】
即ち本出願に係る第一の考案たる計量器は、前面に操作パネルを具えた本体ケ ース内部に上から順に粉粒体収容室と計量払出ボックスと受け容器とを具え、前 記操作パネルには粉粒体の払出操作ボタンを有し、前記粉粒体収容室には底部に 排出口が形成され、また前記計量払出ボックスの上部には前記排出口と連通する 受入口が、下部には前記受け容器に通ずる払出口がそれぞれ形成され、且つ計量 払出ボックス内部には導入口と導出口とを有する計量升がスライド自在に設けら れ、またこの計量升には払出操作ボタンの動きに連動して計量升を計量払出ボッ クス内でスライドさせるスライド駆動手段が接続され、計量升からの粉粒体の払 出し前は前記導入口と前記受入口との連通時に導出口が遮断され、計量升からの 粉粒体の払出し時には前記導出口と前記払出口との連通時に導入口が遮断される 計量器において、前記本体ケースの前面は前記操作パネルの移動により開放可能 であり、前記計量払出ボックスは本体ケース前面の開放時に前方へ取り出し可能 であることを特徴として成るものである。
【0009】 また本出願に係る第二の考案たる計量器は、前記要件に加えて前記スライド駆 動手段は、回動支点を有する回動アームを具えて成り、この回動アームの一端は 前記払出操作ボタンの作用端に当接し、回動アームの他端は前記計量升のスライ ド作用部に接続し、且つ前記操作パネルの裏面には、前記計量払出ボックスの位 置決めストッパが形成されることを特徴として成るものである。
【0010】 更に本出願に係る第三の考案たる計量器は、前記要件に加えて前記操作パネル には、操作パネルの取付け状態で前記本体ケースに係合する係合爪と、係合爪の 係合及び解除を操作する脱着レバーとが設けられることを特徴として成るもので ある。 これら考案により前記目的を達成せんとするものである。
【0011】
本考案では本体ケースの前面が操作パネルの移動により開放可能であり、計量 払出ボックスは本体ケース前面の開放時に前方へ取り出し可能であるから、本体 ケースを移動することなく計量払出ボックスを容易に取り出すことができる。
【0012】 またスライド駆動手段が、本体ケースに回動支点を有する回動アームを具えて 成り、この回動アームの一端は払出操作ボタンの作用端に当接し、回動アームの 他端は計量升のスライド作用部に接続し、且つ操作パネルの裏面には、計量払出 ボックスの位置決めストッパが形成されることにより、払出操作ボタンの押圧操 作で回動アームが回動し、これに伴い計量升が前方へスライドする際に、計量払 出ボックス自体が受ける前方向への付勢を位置決めストッパで抑止し、計量払出 ボックスの動きやずれを防止できる。
【0013】 更に操作パネルに、操作パネルの取付け状態で本体ケースに係合する係合爪と 、係合爪の係合及び解除を操作する脱着レバーとを設ければ、係合爪の係合及び 解除をワンタッチで行ない、容易に操作パネルを取外しすることができる。
【0014】
以下本考案を図示の実施例に基づいて具体的に説明する。符号1は本考案の計 量器の一例である計量米びつであって、このものはほぼ直方体の本体ケース2の 内部に、上から順に米収容室3、計量払出ボックス4及び受け容器5を具えて成 る。
【0015】 以下計量米びつ1の各構成要素について具体的に説明するが、まず内部構造を 先に説明し、そのあと本体ケース並びにその前面に設けられる操作パネルについ て説明する。まず本体ケース2の内部空間は、図1、2に示すように、ほぼ中央 が中窪み状に一体成形されて成る仕切板6で仕切られ、この仕切板6より上部ス ペースに米収容室3が形成される。この米収容室3の最下部、即ち仕切板6の中 窪み部分には米の排出口7が形成され、この排出口7を介して計量払出ボックス 4へ通じている。
【0016】 この計量払出ボックス4は、図4に示すようにボックス本体10内に二つの同 一容量の計量升11が並べて配置されて成る。尚二つの計量升を区別するときに は、左側を計量升11aとし、右側を計量升11bと表示する。各計量升11に は米一合を計量する計量部12が形成されるとともに、計量部12の上側に導入 口13が形成され、また計量部12の下側であって導入口13とずれた位置に導 出口14が形成される。尚、導出口14には、計量升11の移動の際に導出口1 4付近の米が滑らかに移動できるように、軟質合成樹脂製の摺動補助片15が設 けられる。
【0017】 また各計量升11には、計量部12の前方にスライド作用部16が溝状に形成 される。因みにこのスライド作用部16は、後述する回動アームの一端を受け入 れて、計量升11のスライド運動のための駆動力を伝達する部分であって、通常 時にはスライド作用部16に後向きの力が作用して各計量升11が後方に位置す るようになっている。
【0018】 以上は各計量升11の共通の構造であるが、両者が相違する構造として、左側 の計量升11aの前面には、右側の計量升11b側の前面に重なるように連動板 17が延長形成され、これに対応して右側の計量升11bの前面には切欠き凹部 18が形成される。尚、これらの作用については後述する。
【0019】 次にボックス本体10の上面板20には、米収容室3の排出口7に連通するよ うに受入口21が形成され、計量升11が通常位置にあるときは受入口21は導 入口13とも連通している。尚、受入口21の後方側にも前記同様の目的で摺動 補助片15が設けられる。また上面板20はネジ22によってボックス本体10 に固定されているが、ネジ22をはずすことで上面板20全体を取り外すことが でき、そこから計量升11を取り出させるようになっている。更にボックス本体 10の上面側部の両側には、それぞれ二つのスライド支持片23が形成され、こ れが手前側の仕切板6の下面両端に形成される案内レール24に手前側から係合 して、計量払出ボックス4全体を保持できるようになっている。
【0020】 更に図5に示すようにボックス本体10の底面には、後端部に補助排出切り欠 き24、またほぼ中央部には払出口25、更に前寄りにはアーム受入口26がそ れぞれ形成される。補助排出切り欠き24は、計量部12から後方外部へこぼれ た米がボックス本体10内に溜まらないように、受け容器5内へ米を落とすため のものである。また払出口25は受け容器5に通じるものであって、計量升11 が通常位置にあるときは計量升11の構成部分によって遮断されているが、計量 升11が前側にスライドした状態では導出口14と連通して計量部12から受け 容器5までの米の払出経路が開放状態となる。尚このとき、ボックス本体10の 受入口21と計量升11の導入口13との位置がずれて、米収容室3から計量部 12への米の供給はストップする。
【0021】 次にボックス本体10の底面の前寄りには図5に示すように両端に軸受け部2 7が形成され、その間に軸27aが設けられるとともに、この軸27aのアーム 受入口26に対応する位置には、それぞれ回動アーム28が回転自在に設けられ る。この回動アーム28は、両端が同一方向に鉤状に屈曲しており、その一端は 計量払出ボックス4の前面から、やや前方に突き出して上向きの従動作用端29 を形成し、他端側はアーム受入口26からボックス本体10内に到り、その先端 には横円柱形のスライド作用端30を形成して成る。そしてこのスライド作用端 30は、計量升11のスライド作用部16内に回転自在に受け入れられている。 また各回動アーム28には、その両端部がボックス本体とスライド作用端付近と に係止されるねじりコイルバネ31を有し、そのバネ作用によって各回動アーム 28のスライド作用端30側が後方に付勢される。なお回動アーム28を中心と する計量升11のスライド機構は、請求項1に定義されるスライド駆動手段に相 当する。またなお本実施例では、回動アーム28とその回動支点となる回動軸は 計量払出ボックス4に設けられるが、本考案ではこれらを本体ケース2側に設け るようにしてもよい。
【0022】 次に受け容器5は計量払出ボックス4の下に位置し、前側へ引き出し自在とな っている。このものは取手32を有する前面板33を具え、その上端には前面板 33を延長形成するように覆部34が形成される。
【0023】 次に本体ケース2について説明する。本体ケース2の上面には図1に示すよう にスライド式の上蓋56を有し、このものを手前側にスライドさせてはずせば、 本体ケース2の上部が開放して米供給部57が形成されるようになっている。尚 、本体ケース2の上部には二つの係合穴58がが形成され、上蓋56の閉鎖状態 では、これら係合穴58に対して上蓋56の後端部に形成された二つの係合片5 9が係合することで、容易に上蓋56が外れない構造になっている。
【0024】 また本体ケース2の前面上部は透明アクリル板60で構成され、外側から米収 容室3の米の残量が確認できるようになっている。そしてこの透明アクリル板6 0の下側には、本体ケース2の前面下方を塞ぐように操作パネル61が設けられ る。そしてこの操作パネル61には二つの長楕円形の凹陥部62が形成され、そ こに各々払出操作ボタン63が設けられる。なお本実施例では、向かって左側の 払出操作ボタン63は一合の米の払い出し時に操作するボタンであり、一方向か って右側の払出操作ボタン63は二合の米の払い出し時に操作するボタンであり 、以下これらを区別して説明するときには、左側を払出操作ボタン63a、右側 を払出操作ボタン63bと表示する。
【0025】 一方操作パネル61の裏面には、各凹陥部62の上部に対応する付近に形成さ れるバネ係止部64と、各払出操作ボタン63の裏側下端に形成される係止突起 65との間にそれぞれコイルバネ66が係止される。そしてこれらコイルバネ6 6の縮み傾向により、各払出操作ボタン63が常時上方へ付勢されている。また 各払出操作ボタン63の裏側には、係止突起65の上方にそれぞれ平坦な押込作 用端67が形成され、このものが上記回動アーム28の従動作用端29にそれぞ れ臨んでいる。
【0026】 次に操作パネル61は、本体ケース2の前面に対して脱着自在な構造を具える 。因みにこのような構造は本考案の特徴的構成であって、これにより操作パネル 61を外した状態で、計量払出ボックス4の本体ケース2前面からの取り出しが 可能になる。
【0027】 そこで以下操作パネル61の脱着構造について説明する。まず操作パネル61 の裏面下部には、図3に示すように係合構造70が設けられる。この係合構造7 0は、中央の圧縮コイルバネ71の作用により外側へ張り出し傾向の係合爪72 を両端に具えるとともに、これら係合爪72の張り出し及びその解除を操作する 脱着レバー73を最下部に具えて成る。また係合構造70に関連して、操作パネ ル61の上端には上部係合片74が形成され、更に各係合爪72の直上部付近に は、位置決めブロック75が形成される。
【0028】 そして操作パネル61の取付け状態では、上部係合片74が透明アクリル板6 0の下縁に係合するとともに、位置決めブロック75が本体ケース2前面の両枠 体76に形成される嵌合孔77に嵌合し、更に各係合爪72が両枠体76の裏側 に係合して操作パネル61が固定されている。また受け容器5が収納状態のとき は、その覆部34が係合構造70の脱着レバー73を覆い隠すようになっており 、このような構成により通常時に誤って操作パネル61が外れることを防止して いる。
【0029】 なお以上示した操作パネル61の脱着構造は一例にすぎず、例えば係合構造7 0における係合爪72の係合位置や係合状態を異ならせることや、係合爪72の 係合及び解除の他の機構、あるいは係合爪以外の手段による操作パネル61の脱 着手段を採用することができる。更にまた操作パネル61は、上記実施例のよう に全体が取り外せる構造の他、蝶番等を用いて操作パネル61が横開きあるいは 上または下開きとする構造や、あるいは操作パネル61が上または横方向にスラ イドする構造であってもよい。要は操作パネル61本体ケース2の前面から移動 して、計量払出ボックス4を取り出せるように前面を開放できる構造であればよ いのである。
【0030】 次にこのような操作パネル61の裏面には、図2、3に示すように各コイルバ ネ66の両脇付近に二つの平板状の位置決めストッパ78が立ち上がるように形 成される。この位置決めストッパ78は、本考案の計量器が上記構造を有するこ とに起因して設けたものである。即ち上記計量払出ボックス4では、計量升11 を後方から前方へスライドさせることにより米の払い出しを行い、またそのため スライド駆動手段も、米の払い出し時には回動アーム28のスライド作用端30 を前方向に作動させるようにしている。そのため計量升11のスライドの際に、 計量払出ボックス4自体も一緒に前側へ移動しないように位置決めストッパ78 で移動を抑え、米のスムースな払い出しを可能としているのである。尚、位置決 めストッパ78を本体ケース2内に設けることも可能であるが、これでは計量払 出ボックス4を本体ケースの前面から引き出す際に邪魔となってしまうことから 、操作パネル61側に設けたものであり、この点も本考案の特徴的構成となって いる。
【0031】 以上が本考案の適用された計量米びつ1の構造であって、以下その作動状態に ついて説明する。まず米収容室3に十分な量の米が貯留されている状態では、米 が排出口7から受入口21及び導入口13を介して流れ込み、各計量升11の計 量部12には、米が満たされている。
【0032】 この状態で例えば一合の米を払い出したいときは、指で左側の払出操作ボタン 63aを押し込む。これにより操作パネル61の裏側では、図5に示すように押 込作用端67が回動アーム28の従動作用端29を押し込み、ねじりコイルバネ 31の復帰傾向に反して、回動アーム28が軸27aを中心に回動する。
【0033】 これに伴いスライド作用端30が、スライド作用部16内で摺動しながら操作 パネル61側へ弧を描くように移動し、左側の計量升11aのみを操作パネル6 1側へスライドさせる。なお回動アーム28とその回動軸とが本体ケース2側に 設けられる構造を採る場合には、計量升11aがスライドするときに計量払出ボ ックス4自体も手前側への付勢を受けるが、この場合でも前面部79に位置決め ストッパ78が当接しているため、計量払出ボックス4が動いたり、ずれたりす ることはない。そして計量升11aのスライドにより計量升11aの導入口13 の位置が受入口21とずれるため、米収容室3からの米の流れ込みは遮断され、 逆に導出口14が払出口25と連通して米がそこから流れ出して受け容器5内に 払い出される。そして受け容器5を引き出せば、一合の米が得られる。尚、この ような動作完了後、払出操作ボタン63aを離せば、払出操作ボタン63aはコ イルバネ66の復帰傾向で元に戻るとともに、計量升11aもねじりコイルバネ 31の復帰傾向により元の位置に戻り、再び米収容室3から米が計量部12内に 流れ込み初期状態となる。
【0034】 また二合の米を払い出したいときには、右側の払出操作ボタン63bを押すこ とによって同様にして右側の回動アーム28が回動し、右側の計量升11bを操 作パネル61側へスライドさせる力が働く。そして右側の計量升11bがスライ ドするときに、連動板17の係合作用により左側の計量升11aも一緒にスライ ドし、両方の計量升11からそれぞれ一合づつの米が受け容器5内に払い出され る。
【0035】 次に掃除等の目的で計量払出ボックス4を取り出す操作について説明する。ま ず米収容室3内から米を取り去り、この状態で受け容器5を引き出しておく。こ れにより操作パネル61の下端に設けた脱着レバー73の操作が可能になるので 、脱着レバー73を指でつまんで両方の係合爪72の係合状態を解除する。そし てそのまま手前に引いて操作パネル61を外す。もちろんこのとき、位置決めス トッパ78の計量払出ボックス前面部79への当接も解除される。
【0036】 そこで計量払出ボックス4の適宜の箇所を持って、手前側の斜め上方に引き出 せば、計量払出ボックス4をそのまま本体ケース2の前面から取り出すことがで きる。尚、これら一連の操作は、本体ケース2を移動することなく、そのままの 位置で行なうことができる。計量払出ボックス4はそのまま掃除したり、あるい は更にネジ22を外して計量升11を取り出して水洗い等することもできる。ま た掃除終了後は、取り出し操作の反対の手順を採ることで元の状態に復元するこ とができる。
【0037】 なお以上の実施例では米を粉粒体の例にとって説明したが、穀類、豆類その他 パン粉等の食品素材、または砂、金属等の他の粉粒体にも本考案の計量器を適用 することができる。
【0038】
本考案では本体ケース2の前面が操作パネル61の移動により開放可能であり 、計量払出ボックス4は本体ケース2前面の開放時に前方へ取り出し可能である から、計量払出ボックス4の掃除等を行なう場合に、本体ケース2を移動するこ となく計量払出ボックス4を容易に取り出すことができる。
【0039】 また操作パネル61の裏面に位置決めストッパ78が形成されるから、払出操 作ボタン63の押圧操作で回動アーム28が回動し、これに伴い計量升11が前 方へスライドする際に、計量払出ボックス4自体が一緒に前方へ移動するのを防 止することができる。
【0040】 更に操作パネル61には、操作パネルの取付け状態で本体ケース2に係合する 係合爪72と、係合爪72の係合及び解除を操作する脱着レバー73とが設けら れるから、係合爪72の係合及び解除をワンタッチで行ない、容易に操作パネル 61の取外しをすることができる。
【図1】本考案の計量器の一例である計量米びつを示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】同上縦断側面図である。
【図3】操作パネルの内部構造を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図4】計量払出ボックスを示す斜視図である。
【図5】同上縦断側面図である。
【図6】従来の計量器の構造を示す骨格的縦断面図であ
る。
る。
【図7】同上他の計量器の構造を示す骨格的縦断面図で
ある。
ある。
1 計量米びつ 2 本体ケース 3 米収容室 4 計量払出ボックス 5 受け容器 6 仕切板 7 排出口 10 ボックス本体 11 計量升 11a 計量升(左) 11b 計量升(右) 12 計量部 13 導入口 14 導出口 15 摺動補助片 16 スライド作用部 17 連動板 18 切欠き凹部 20 上面板 21 受入口 22 ネジ 23 スライド支持片 24 補助排出切り欠き 25 払出口 26 アーム受入口 27 軸受け部 27a 軸 28 回動アーム 29 従動作用端 30 スライド作用端 31 ねじりコイルバネ 32 取手 33 前面板 34 覆部 56 上蓋 57 米供給部 58 係合穴 59 係合片 60 透明アクリル板 61 操作パネル 62 凹陥部 63 払出操作ボタン 63a 払出操作ボタン(左) 63b 払出操作ボタン(右) 64 バネ係止部 65 係止突起 66 コイルバネ 67 押込作用端 70 係合構造 71 圧縮コイルバネ 72 係合爪 73 脱着レバー 74 上部係合片 75 位置決めブロック 76 枠体 77 嵌合孔 78 位置決めストッパ 79 前面部
Claims (3)
- 【請求項1】 前面に操作パネルを具えた本体ケース内
部に上から順に粉粒体収容室と計量払出ボックスと受け
容器とを具え、前記操作パネルには粉粒体の払出操作ボ
タンを有し、前記粉粒体収容室には底部に排出口が形成
され、また前記計量払出ボックスの上部には前記排出口
と連通する受入口が、下部には前記受け容器に通ずる払
出口がそれぞれ形成され、且つ計量払出ボックス内部に
は導入口と導出口とを有する計量升がスライド自在に設
けられ、またこの計量升には払出操作ボタンの動きに連
動して計量升を計量払出ボックス内でスライドさせるス
ライド駆動手段が接続され、計量升からの粉粒体の払出
し前は前記導入口と前記受入口との連通時に導出口が遮
断され、計量升からの粉粒体の払出し時には前記導出口
と前記払出口との連通時に導入口が遮断される計量器に
おいて、前記本体ケースの前面は前記操作パネルの移動
により開放可能であり、前記計量払出ボックスは本体ケ
ース前面の開放時に前方へ取り出し可能であることを特
徴とする計量器。 - 【請求項2】 前記スライド駆動手段は、回動支点を有
する回動アームを具えて成り、この回動アームの一端は
前記払出操作ボタンの作用端に当接し、回動アームの他
端は前記計量升のスライド作用部に接続し、且つ前記操
作パネルの裏面には、前記計量払出ボックスの位置決め
ストッパが形成されることを特徴とする請求項1記載の
計量器。 - 【請求項3】 前記操作パネルには、操作パネルの取付
け状態で前記本体ケースに係合する係合爪と、係合爪の
係合及び解除を操作する脱着レバーとが設けられること
を特徴とする請求項1または2記載の計量器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992092156U JP2507501Y2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 計量器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1992092156U JP2507501Y2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 計量器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652740U true JPH0652740U (ja) | 1994-07-19 |
JP2507501Y2 JP2507501Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=14046567
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP1992092156U Expired - Fee Related JP2507501Y2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 計量器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507501Y2 (ja) |
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JP2010187783A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Mk Seiko Co Ltd | 計量米びつ |
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JPH0354680U (ja) * | 1989-09-29 | 1991-05-27 | ||
JPH0440621U (ja) * | 1990-07-30 | 1992-04-07 |
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1992
- 1992-12-21 JP JP1992092156U patent/JP2507501Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002045716A (ja) * | 2000-08-07 | 2002-02-12 | Minoru Industrial Co Ltd | 回転式計量升切り装置を備えた精米機 |
JP4538138B2 (ja) * | 2000-08-07 | 2010-09-08 | みのる産業株式会社 | 回転式計量升切り装置を備えた精米機 |
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JP2507501Y2 (ja) | 1996-08-14 |
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