JPH0637293Y2 - 計量器 - Google Patents

計量器

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JPH0637293Y2
JPH0637293Y2 JP405488U JP405488U JPH0637293Y2 JP H0637293 Y2 JPH0637293 Y2 JP H0637293Y2 JP 405488 U JP405488 U JP 405488U JP 405488 U JP405488 U JP 405488U JP H0637293 Y2 JPH0637293 Y2 JP H0637293Y2
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weighing
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恒夫 田嶋
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株式会社富士製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は例えば計量米びつに定量繰出機構として適用さ
れる粉粒体の計量器に関する。
[従来の技術] 穀類、豆類あるいは粉体などの定量繰り出しは、これら
を所定容積の計量室に導入し、計量室から一定量を取り
出す計量器が使用されている。
この種の計量器として、本出願人は実願昭62-57471号に
係る考案を先に提案した。該考案の計量器は第8図に及
び第9図に示したように収容室121の導出口126と連通し
て粉粒体を外部に導く排出口132が形成され前記収容室1
21の下部に取り付けられた取付枠130と、所定容積の計
量室141が形成されて前記収容室121の下面に沿って斜め
上方にスライドするように取付枠130内に挿入され前記
スライドで計量室141と前記導出口126とが遮断されると
共に計量室141と前記排出口132とが連通する計量体140
とを備えている。
また、計量体140をスライドさせるスライド機構150は取
付枠130下面に回動可能に枢支された「く」字形のアー
ム151と、アーム151の一端を押圧するレバーボタン152
と、レバーボタン152の下部とケース120の前面部との間
に掛け渡されたレバーボタン用リターンスプリング153
とを備えている。アーム151の他端は取付枠130の下面か
ら該取付枠130の内部に挿入され、前記計量体140の上部
側面に内側から当接している。又、アーム151の枢支部
分にはアーム151の回動を復帰させるアーム用リターン
スプリング154が取り付けられている。このアーム用リ
ターンスプリング154が作用しない場合は計量体140は第
9図および第8図(a)のように最も下方に停止してい
る。この位置では計量室141が収容室121の導出口126と
連通するが取付枠130の排出口132とは遮断された状態と
なっている。そこで、指などでボタン152を押し下げる
と、ボタン152下端部に一端が当接しているアーム151が
時計方向に回動する。これによりアーム151の他端が計
量体140を押し上げるから計量体140は斜め上方にスライ
ドする。すなわち、計量体140は収容室121の下面に沿っ
て上方にスライドする。このスライドによって第8図
(b)のように、シャッタ板144が収容室121の導出口12
6を遮断すると共に、計量室141の下部開口143と取付枠1
30の排出口132とが連通する。これにより、計量室141内
に充満していた粉粒体が自重で受け容器129上に落下
し、粉粒体の取り出しが行われる。
さらに、この計量器では清掃、洗浄を容易にするために
前記取付枠130を着脱可能にしている。該着脱機構は第1
0図(a)、(b)に示したように、収容室121の底板12
5と取付枠130とに相互に係合して該取付枠130を前記底
板125にそって平行に摺動して嵌合し、該底板125に対し
垂直方向の動きを規制する係合部材127,133と、前記収
容室底板125と前記取付枠130の一端に取り付けられ、前
記係合部材127,133の係合と同時に相互に係止して前記
底板125と平行な方向の動きを規制するロック部材128,1
34とからなり、取付枠130を取り外す場合には、第10図
(a)のようにケース120を反転させて底蓋を取り外し
た後、ロック部材128と134との係止を外し、次いで第10
図(b)のように取付枠130を底板125と平行にスライド
させて取付枠130を計量体140と共に取り外すようになっ
ている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記計量器においては、取付枠を取り外
す際にケースを反転させてその底部から取り出さなけれ
ばならないため甚だ面倒であり、また取付枠から計量体
を取り出すには第9図に示す取付枠のビス137aを取り外
して蓋137を取り外さなければならない等、それらの洗
浄を簡単に行うことがてきなった。
本考案は以上のような実情に鑑みてなされたもので、取
付枠及び計量体をそれぞれ計量器を設置した状態で前方
から着脱自在とすることにより、それらの洗浄及びケー
ス内部の洗浄等を容易に行うことができるようにした計
量器を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成すべく本考案の計量器は、粉粒体の収容
室下部前方の底板に、垂直に近い斜めに取付枠が取り付
けられ、該取付枠内に挿入された計量体が、垂直に近い
斜め上下方向にスライドして粉粒体を計量する計量器に
おいて、前記収容室の底板と取付枠とに相互に係合して
該取付枠を前記底板にそって上方より平行に摺動して嵌
入し、所定の位置で底板に対し取付枠の下方への動きと
垂直方向への動きを規制する係合部材と、前記取付枠と
前記計量体とに相互に係合すると共に、該計量体が垂直
に近い斜め上方からスライドして前記取付枠の所定の位
置まで挿入される摺動部材とを備え、前記取付枠を底板
と平行に上方へスライドせしめて前記取付枠を前記計量
体と共に取り外して前方へ抜き出すと共に、前記計量体
を取付枠より上方に抜き出すことを特徴とする。
[作用] ケースの前面から取付枠及び計量体を工具を使わず、容
易に取り外すことができる。
[実施例] 以下、本考案を図示する実施例を参照して具体的に説明
する。
第2図は本考案の一実施例の縦断面図である。直方体形
状のケース20の上部に粉粒体が貯留される収容室21が形
成されている。ケース20は上端が開口され、上端開口部
に天蓋22が上方向に取り外し可能に取り付けられ、天蓋
22を開くことにより収容室21への粉粒体の補充が行われ
る。又、収容室21の前方の側壁(同図における左側壁)
には透明あるいは半透明の材質からなる残量確認窓23が
取り付けられており、収容室21内部に収納された粉粒体
の残量の外部からの視認により、不足量の認識が可能と
なっている。
かかる収容室21の底板25は第2図のように、中央に向か
って低くなるように傾斜しており、粉粒体は自重によっ
て収容室21の下部中央に集められるようになっている。
又、この収容室21の前方の底板25の一部分が切り欠かれ
て粉粒体が落下する導出口26となっており、この導出口
26が形成された前方の底板25の下面に取付枠30が斜め上
下方向に着脱可能に取り付けられている。取付枠30は後
述する計量体40をスライド可能に収納して計量体40によ
る粉粒体の計量を可能とすると共に、計量された粉粒体
を外部に排出するものである。このため取付枠30は計量
体40が収納可能な容積の受部30aを有すると共に、収容
室21の導出口26に連通する導入口31が上部に形成され、
又、下部には粉粒体の排出を行う排出口32が形成されて
いる。ここで取付枠30は収容室21の前方の底板25に沿っ
て取り付けられることから、前方に向かって垂直に近い
斜めに傾斜している。かかる取付枠30の取り付けは収容
室21に対して着脱可能な構造となっている。この構造は
本実施例においては、第6図に示すように取付枠30の上
側縁の両側に挿入片33が形成されると共に、収容室21下
部前方にこの挿入片33が挿入されて止まる鍵状突起27が
形成されてなり、前記挿入片33と鍵状突起27とで係合部
材を形成し、取付枠30を垂直に近い斜め上方へ引き上げ
ることにより収容室21から取り外すことができる。前記
計量体40はこのような取付枠30内に着脱可能にかつスラ
イド可能に挿入され、粉粒体の定量繰り出しを行うもの
である。このため計量体40は所定容積の計量室41が形成
されている。計量室41は左右面の上下にそれぞれ開口が
形成され、上部開口42が前記収容室21の導出口26に連通
すると共に、下部開口43が取付枠30の排出口32に連通す
るようになっている。この場合、上部開口42には計量体
40のスライドで導出口26との連通を遮断するシャッタ板
44が設けられている。又、不使用時には下部開口43は取
付枠30の下枠の面40aと接し、排出口32と連通しない位
置に形成されて、粉粒体の不用意な流出が防止されてい
る。なお、かかる下部開口43には取付枠30の下面と弾性
的に接触するシート部材45が取り付けられ、計量体40の
下部開口43と取付枠30との間隔から粉粒体が洩出するの
を防止している。又、取付枠30の導入口31にも計量体40
のスライドに伴う粉粒体の洩出を防止するシール部材38
が取り付けられている。
計量体40のスライド機構は、第6図及び第7図に示すよ
うに、計量体40の裏面の上部両端に形成された断面L型
の係合片70と、取付枠30の上端面から下方へ穿設され該
係合片70が係合する長孔71とで摺動部材を形成し、取付
枠30の水平軸72に巻装されその先端が計量体40の底面に
当接して該計量体40を常に斜め上方へ付勢しているリタ
ーンスプリング73とからなる。従って、計量体40は取付
枠30の長孔71に沿って斜め上上方向へスライド可能であ
ると共に、計量体40を斜め上方へ引き上げれば取付枠30
から取り外すことができる。なお、本実施例では容量が
1:2に形成された2個の計量体40が取付枠30に収容され
ている。例えば、小さい方の計量体40の容量を1合、大
きい方の計量体40の容量を2合にすると米の計量に便利
である。また、計量体40は内部が視認できるように透明
な合成樹脂などで形成されている。
第2図中、29は受け容器であり、排出口32から取り出さ
れた粉粒体を受け入れるように排出口32下方に設けられ
ている。この受け容器29はケース20の前方壁下部に嵌合
する引出蓋60と一体的に形成されており、引出蓋60を手
前に引くと受け容器29がケース20内から取り出される。
又、61はケース20の下部開口に着脱可能に取り付けられ
た底板であり、前記受け容器29を支承する。
次に、第2図〜第4図において80は上下2ケ所の開口部
80a,80bを有し、ケース20に着脱自在に取り付けられる
下前蓋である。該下前蓋80の上端には一対のロック装置
81が、下端には底板61の前端に穿設されている一対の孔
82に係合する係合突起83が一体形成されている。該ロッ
ク装置81は下前蓋80に回転自在に取り付けられた回転体
84と、その先端に固着された係合片85とからなり、その
回転体84を回転させることによって係合片85の一部に形
成されている突起86がケース20内部の支持板87に係合又
は離間し、これにより下前蓋80がケース20に着脱され
る。
また、下前蓋80の内面には、前記取付枠30及び計量体40
の上方への動きを規制し、それらがみだりに離脱しない
ようにするストッパ88及び計量体40の動きを規制するロ
ック装置90が設けてある。このロック装置90は、下前蓋
80の長孔91に水平方向にスライド可能に取り付けられた
スライドボタン92と、その先端に固着された係合体93と
からなり、該スライドボタン92をスライドさせることに
よって係合体93に形成されている2個の突起94が、各計
量体40に設けた係合片95に係脱し、これにより不使用時
には計量体40をロックしておくものである。
粉粒体の計量における作動を第1図により説明する。計
量前においては、リターンスプリング73の付勢力により
同図(a)のように計量体40は取付枠30の最も上方に位
置して排出口32と遮断状態となると共に、収容室21の導
出口26と連通状態となっている。従って、収容室21内の
粉粒体が計量室41内に充満している。
そこで、ロック装置90のスライドボタン92をスライドさ
せて計量体40のロックを解除し、次いで計量体40の片方
または両方の上面を指などで押圧して斜め下方へ押し下
げれば、第1図(b)のように、シャッタ板44が取付枠
30の導入口31を遮断すると共に、計量室41の下部開口43
と取付枠30の排出口32とが連通する。これにより、計量
室41内に充満していた粉粒体が自重で受け容器29上に落
下し、粉粒体の取り出しが行われる。例えば、2個の計
量体40の容量をそれぞれ1合及び2合とすると、前記動
作で1合、2合又は3合の粉粒体の取り出しができる。
なお、この粉粒体の落下は計量体40が斜行した最下端位
置で行われるため、受器29の略中央部に落下させること
ができる。そのため、粉粒体が偏ることがないため受器
29の深さを浅くすることができる。
次に、取付枠30及び計量体40をケース20内から取り出す
操作を説明する。まず、下前蓋80のロック装置81の回転
体84を回転させてそのロックを解除し、第4図の如く下
前蓋80をケース20から取り外す。そして、取付枠30を手
前側へ垂直に近い斜め上方にスライドさせると、挿入片
33が収容室21下面の鍵状突起27から離脱するから取付枠
30は計量体40と一体となった状態でケース20から取り出
される。次いで、計量体40を上方へスライドさせれば、
係合片70が取付枠30の長孔71から離脱するので、計量体
40を取付枠30から簡単に取り外すことができる。また、
取付枠30を取り付けたままの状態でも計量体40をケース
20から取り出すことができる(第6図参照)。
[考案の効果] 以上のように本考案においては、下前蓋を取り外すので
取付枠及び計量体をケース前面から極めて容易に取り出
すことができ、しかも計量体も取付枠から容易に取り外
すことができるので、それらの細部までに十分に清掃、
洗浄することができる。さらに、ケース内部、特に収容
室底板にはロック部材等の突起がないので、背部までも
容易に清掃、洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本考案の一実施例の作動を示す
要部の縦断面図、第2図は第3図のA-A線断面図、第3
図は計量器の正面図、第4図は下前蓋の取り外し状態を
示す斜視図、第5図は下前蓋の取り外し後を示す斜視
図、第6図は取付枠及び計量体を取り外した状態の斜視
図、第7図は計量体を裏面側から見た斜視図、第8図
(a)、(b)は従来例の部分縦断面図、第9図は従来
例の縦断面図、第10図(a)、(b)はそれぞれ同従来
例における取付枠の取り外し及び組み付けを示す斜視図
である。 21……収容室、25……底板、26……導出口、 27……鍵状突起、30……取付枠、 32……排出口、33……挿入片、40……計量体、 41……計量室、70……係合片、71……長孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉粒体の収容室下部前方の底板に、垂直に
    近い斜めに取付枠が取り付けられ、該取付枠内に挿入さ
    れた計量体が、垂直に近い斜め上下方向にスライドして
    粉粒体を計量する計量器において、前記収容室の底板と
    取付枠とに相互に係合して該取付枠を前記底板にそって
    上方より平行に摺動して嵌入し、所定の位置で底板に対
    し取付枠の下方への動きと垂直方向への動きを規制する
    係合部材と、前記取付枠と前記計量体とに相互に係合す
    ると共に、該計量体が垂直に近い斜め上方からスライド
    して前記取付枠の所定の位置まで挿入される摺動部材と
    を備え、前記取付枠を底板と平行に上方へスライドせし
    めて前記取付枠を前記計量体と共に取り外して前方へ抜
    き出すと共に、前記計量体を取付枠より上方に抜き出す
    ことを特徴とする計量器。
JP405488U 1988-01-16 1988-01-16 計量器 Expired - Lifetime JPH0637293Y2 (ja)

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JP405488U JPH0637293Y2 (ja) 1988-01-16 1988-01-16 計量器

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JP405488U JPH0637293Y2 (ja) 1988-01-16 1988-01-16 計量器

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Publication Number Publication Date
JPH01110326U JPH01110326U (ja) 1989-07-25
JPH0637293Y2 true JPH0637293Y2 (ja) 1994-09-28

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ID=31206225

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JP405488U Expired - Lifetime JPH0637293Y2 (ja) 1988-01-16 1988-01-16 計量器

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