JPH084923Y2 - 計量米びつ - Google Patents
計量米びつInfo
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- JPH084923Y2 JPH084923Y2 JP7425893U JP7425893U JPH084923Y2 JP H084923 Y2 JPH084923 Y2 JP H084923Y2 JP 7425893 U JP7425893 U JP 7425893U JP 7425893 U JP7425893 U JP 7425893U JP H084923 Y2 JPH084923 Y2 JP H084923Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、計量米びつに関し、特
に、互いに連動可能な複数の単位容量の計量升を備え、
複数の計量升の合計量を同時に計量・排出する際のボタ
ン操作力の軽減化を図った計量米びつに関するものであ
る。
に、互いに連動可能な複数の単位容量の計量升を備え、
複数の計量升の合計量を同時に計量・排出する際のボタ
ン操作力の軽減化を図った計量米びつに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ボタン操作により所望の量の米を
簡単に計量して排出することができる種々の計量米びつ
が提供されている。このような計量米びつは、一般に、
米を収納するための収納室と、該収納室の下部に設けら
れ米の計量を行うための計量升と、該計量升の下方に設
けられ計量升によって計量された米を受けるための米受
け容器とを備えている。
簡単に計量して排出することができる種々の計量米びつ
が提供されている。このような計量米びつは、一般に、
米を収納するための収納室と、該収納室の下部に設けら
れ米の計量を行うための計量升と、該計量升の下方に設
けられ計量升によって計量された米を受けるための米受
け容器とを備えている。
【0003】計量升は、操作ボタンの押動操作により案
内枠内を摺動するもので、その動作始端においてその天
板に設けられた導入口と、収納室底板に設けられた米を
導出するための導出口とが連通されて米の導入が行われ
る一方、動作終端においてはその底板に設けられた排出
口と、案内枠の底板に設けられた下部開口とが連通され
て米受け容器への米の排出が行われる。
内枠内を摺動するもので、その動作始端においてその天
板に設けられた導入口と、収納室底板に設けられた米を
導出するための導出口とが連通されて米の導入が行われ
る一方、動作終端においてはその底板に設けられた排出
口と、案内枠の底板に設けられた下部開口とが連通され
て米受け容器への米の排出が行われる。
【0004】さらに、より少ない操作回数で所望の米量
を計量排出するために、前記計量升としてそれぞれ異な
る容量のものが複数個設けられているものがあり、例え
ば1合の計量升と2合の計量升とを備え、それぞれの升
に対応した操作ボタンの押動操作によりそれぞれの分量
の米を排出することができるようになされているものが
ある。
を計量排出するために、前記計量升としてそれぞれ異な
る容量のものが複数個設けられているものがあり、例え
ば1合の計量升と2合の計量升とを備え、それぞれの升
に対応した操作ボタンの押動操作によりそれぞれの分量
の米を排出することができるようになされているものが
ある。
【0005】また、単位量、例えば1合の計量升を2つ
備えると共に2つの操作ボタンを備え、一方の操作ボタ
ンの操作により1合を計量排出できる一方、他方の操作
ボタンの操作では2つの計量升の合計量である2合を計
量排出できるものもある。
備えると共に2つの操作ボタンを備え、一方の操作ボタ
ンの操作により1合を計量排出できる一方、他方の操作
ボタンの操作では2つの計量升の合計量である2合を計
量排出できるものもある。
【0006】図8はこのような1合の計量升を2つ備え
る従来の計量米びつの計量操作部の構成を示す斜視図で
あるが、2つの計量升812a,812bは不図示の操
作ボタンと連動して枢軸816を中心として回動するレ
バー部材815により案内枠811内を摺動する。同図
は操作ボタンを未だ操作していない状態(前記動作始
端)を示し、この状態では前述のように計量升天板に設
けられた導入口912a,912bと、不図示の収納室
底板に設けられた米を導出するための導出口とが連通さ
れており、各計量升812a,812bへの米の導入が
行われる。
る従来の計量米びつの計量操作部の構成を示す斜視図で
あるが、2つの計量升812a,812bは不図示の操
作ボタンと連動して枢軸816を中心として回動するレ
バー部材815により案内枠811内を摺動する。同図
は操作ボタンを未だ操作していない状態(前記動作始
端)を示し、この状態では前述のように計量升天板に設
けられた導入口912a,912bと、不図示の収納室
底板に設けられた米を導出するための導出口とが連通さ
れており、各計量升812a,812bへの米の導入が
行われる。
【0007】一方、操作ボタンを操作すると前述のよう
にレバー部材815が回動し、計量升812が案内枠8
11内を摺動してその底板に設けられた排出口と、案内
枠811の底板に設けられた下部開口とが連通されて計
量升812内の米が米受け容器へ落下して米の排出が行
われるが、計量升812aの動作先端部には切欠部82
0aが形成されている一方、計量升812bの動作先端
部には計量升812aの動作経路内に突出して前記切欠
部820aと係合する結合部820bが形成されてい
る。
にレバー部材815が回動し、計量升812が案内枠8
11内を摺動してその底板に設けられた排出口と、案内
枠811の底板に設けられた下部開口とが連通されて計
量升812内の米が米受け容器へ落下して米の排出が行
われるが、計量升812aの動作先端部には切欠部82
0aが形成されている一方、計量升812bの動作先端
部には計量升812aの動作経路内に突出して前記切欠
部820aと係合する結合部820bが形成されてい
る。
【0008】したがって、計量升812bはレバー部材
815bの回動動作により単独で摺動を行うが、計量升
812aはレバー部材815aの回動動作により単独で
動作されず、切欠部820aが計量升812bの結合部
820bに当接することにより計量升812bを伴って
一緒に動作されることとなる。このためレバー部材81
5aに対応した操作ボタンの操作によっては計量升81
2aと計量升812bとが共に動作され、これらの升の
合計量の米が米受け容器に排出される。
815bの回動動作により単独で摺動を行うが、計量升
812aはレバー部材815aの回動動作により単独で
動作されず、切欠部820aが計量升812bの結合部
820bに当接することにより計量升812bを伴って
一緒に動作されることとなる。このためレバー部材81
5aに対応した操作ボタンの操作によっては計量升81
2aと計量升812bとが共に動作され、これらの升の
合計量の米が米受け容器に排出される。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の計量米びつでは次のような問題があった。すな
わち、前記計量升としてそれぞれ異なる容量のもの(例
えば1合の計量升と2合の計量升)が複数個設けられて
いるものにあっては、合計量を計量・排出するために複
数の計量升を連動させる機構が不要であり構造は簡単で
あるものの、例えば1合の計量升と2合の計量升との双
方を設ける必要があるため、米びつが大型化し、また、
部品点数が増加し製造コストが増大するとの問題があっ
た。
な従来の計量米びつでは次のような問題があった。すな
わち、前記計量升としてそれぞれ異なる容量のもの(例
えば1合の計量升と2合の計量升)が複数個設けられて
いるものにあっては、合計量を計量・排出するために複
数の計量升を連動させる機構が不要であり構造は簡単で
あるものの、例えば1合の計量升と2合の計量升との双
方を設ける必要があるため、米びつが大型化し、また、
部品点数が増加し製造コストが増大するとの問題があっ
た。
【0010】一方、前記計量升に連動機構820a,8
20bを設けて合計量を計量・排出できるようにしたも
のにあっては、単位量(例えば1合)の米の計量・排出
を行う場合には比較的小さな操作力で済むのに対して、
合計量(例えば2合)の計量・排出を行うためには、相
当に大きな操作力を必要とするとの問題があった。
20bを設けて合計量を計量・排出できるようにしたも
のにあっては、単位量(例えば1合)の米の計量・排出
を行う場合には比較的小さな操作力で済むのに対して、
合計量(例えば2合)の計量・排出を行うためには、相
当に大きな操作力を必要とするとの問題があった。
【0011】本考案は、このような従来の計量米びつの
問題点を解決するためになされたもので、小型で部品点
数が少なく、然も合計量の排出に要する操作力が小さく
操作が容易な計量米びつを提供することを目的とする。
問題点を解決するためになされたもので、小型で部品点
数が少なく、然も合計量の排出に要する操作力が小さく
操作が容易な計量米びつを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく本
考案は、米を収納する収納室と、該収納室の底面に沿っ
て摺動して収納室内に収納された米を計量して収納室下
方に設けられた米受け容器に所定量の米を排出する複数
の計量升と、該計量升を操作するための複数の操作ボタ
ンと、該操作ボタンの押動操作に伴って計量升の摺動方
向と平行な平面内で枢軸を中心として回動して操作ボタ
ンの押動操作力を計量升に伝達する複数のレバー部材
と、複数の計量升を連動させて該複数の計量升の合計容
量の米を排出させるための連動手段とを備えた計量米び
つにおいて、前記連動手段は、一方のレバー部材から他
方のレバー部材に向けレバー部材の回動面と交差する方
向に張り出した係合部材と、前記他方のレバー部材から
前記一方のレバー部材に向けレバー部材の回動面と交差
する方向に張り出した係合受け部材とからなり、前記係
合部材は前記一方のレバー部材の動作により前記係合受
け部材に係合して前記他方のレバー部材に操作力を伝達
する一方、前記係合受け部材は前記他方のレバー部材の
動作によっては前記係合部材と非係合状態とされること
を特徴とする計量米びつに係るものである。
考案は、米を収納する収納室と、該収納室の底面に沿っ
て摺動して収納室内に収納された米を計量して収納室下
方に設けられた米受け容器に所定量の米を排出する複数
の計量升と、該計量升を操作するための複数の操作ボタ
ンと、該操作ボタンの押動操作に伴って計量升の摺動方
向と平行な平面内で枢軸を中心として回動して操作ボタ
ンの押動操作力を計量升に伝達する複数のレバー部材
と、複数の計量升を連動させて該複数の計量升の合計容
量の米を排出させるための連動手段とを備えた計量米び
つにおいて、前記連動手段は、一方のレバー部材から他
方のレバー部材に向けレバー部材の回動面と交差する方
向に張り出した係合部材と、前記他方のレバー部材から
前記一方のレバー部材に向けレバー部材の回動面と交差
する方向に張り出した係合受け部材とからなり、前記係
合部材は前記一方のレバー部材の動作により前記係合受
け部材に係合して前記他方のレバー部材に操作力を伝達
する一方、前記係合受け部材は前記他方のレバー部材の
動作によっては前記係合部材と非係合状態とされること
を特徴とする計量米びつに係るものである。
【0013】
【作用】前記のように構成された本考案においては、複
数の計量升を連動させる連動手段が、レバー部材自体に
設けられている。この連動手段を構成する前記係合部材
は該部材が設けられた前記一方のレバー部材の回動動作
に伴って前記係合受け部材に係合して該係合受け部材が
設けられた前記他方のレバー部材に操作力を伝達する。
このため、該一方のレバー部材に対応する操作ボタンの
押動操作によっては、該一方のレバー部材に対応する計
量升のみならず他方のレバー部材に対応する計量升も動
作され、これらの計量升の合計量の米が前記米受け容器
に排出される。
数の計量升を連動させる連動手段が、レバー部材自体に
設けられている。この連動手段を構成する前記係合部材
は該部材が設けられた前記一方のレバー部材の回動動作
に伴って前記係合受け部材に係合して該係合受け部材が
設けられた前記他方のレバー部材に操作力を伝達する。
このため、該一方のレバー部材に対応する操作ボタンの
押動操作によっては、該一方のレバー部材に対応する計
量升のみならず他方のレバー部材に対応する計量升も動
作され、これらの計量升の合計量の米が前記米受け容器
に排出される。
【0014】一方、前記係合受け部材が設けられた前記
他方のレバー部材が動作された場合には該係合受け部材
は前記係合部材とは非係合状態とされるため、該他方の
レバー部材に対応する計量升のみが動作され、該計量升
内の米が前記米受け容器に排出される。以下、実施例を
通じて本考案をさらに詳しく説明する。
他方のレバー部材が動作された場合には該係合受け部材
は前記係合部材とは非係合状態とされるため、該他方の
レバー部材に対応する計量升のみが動作され、該計量升
内の米が前記米受け容器に排出される。以下、実施例を
通じて本考案をさらに詳しく説明する。
【0015】
【実施例】図1は本考案の一実施例に係る計量米びつの
構成を示す外観斜視図、図2は該計量米びつの縦断面
図、図3及び図4は該計量米びつの動作を示す断面図
(図3は計量動作を、図4は排出動作をそれぞれ示
す。)、図5から図7は該計量米びつの要部の構成を示
す斜視図である。
構成を示す外観斜視図、図2は該計量米びつの縦断面
図、図3及び図4は該計量米びつの動作を示す断面図
(図3は計量動作を、図4は排出動作をそれぞれ示
す。)、図5から図7は該計量米びつの要部の構成を示
す斜視図である。
【0016】本考案の計量米びつは、前述のように複数
の計量升を連動させる連動手段に特徴を有するもので、
この連動手段は図5から図7に基づく後述の説明から明
らかにする。
の計量升を連動させる連動手段に特徴を有するもので、
この連動手段は図5から図7に基づく後述の説明から明
らかにする。
【0017】先ず本実施例に係る計量米びつの全体構成
を説明すると、本計量米びつ1は、収納室10、案内枠
11、計量升12、米受け容器13、操作ボタン14、
及びレバー部材15を備えており、これらは従来の計量
米びつと同様のものである。すなわち、収納室10は、
米びつ1内の上部に設けられ、内部に米を収納すると共
に底部に米を導出するための導出口210を有する。収
納室10の底面は中央に向かって低くなるように傾斜し
ており、収納室内に収納された米は自重によって収納室
10の下部中央に形成された前記導出口210に集めら
れるようになっている。また、この収納室11内の米の
残量は、米びつ1の前面に設けられた透光性材料からな
る確認窓17を通して外部から確認することができる。
を説明すると、本計量米びつ1は、収納室10、案内枠
11、計量升12、米受け容器13、操作ボタン14、
及びレバー部材15を備えており、これらは従来の計量
米びつと同様のものである。すなわち、収納室10は、
米びつ1内の上部に設けられ、内部に米を収納すると共
に底部に米を導出するための導出口210を有する。収
納室10の底面は中央に向かって低くなるように傾斜し
ており、収納室内に収納された米は自重によって収納室
10の下部中央に形成された前記導出口210に集めら
れるようになっている。また、この収納室11内の米の
残量は、米びつ1の前面に設けられた透光性材料からな
る確認窓17を通して外部から確認することができる。
【0018】案内枠11は、収納室10の下部に取り付
けられ、計量升12を収容して該計量升12を案内する
もので、計量升12によって計量された米を米受け容器
13に排出する下部開口111を有する。
けられ、計量升12を収容して該計量升12を案内する
もので、計量升12によって計量された米を米受け容器
13に排出する下部開口111を有する。
【0019】計量升12は、同一容量のものが2つ設け
られており、これらの計量升12a,12bは、それぞ
れ案内枠11に収容されて操作ボタン14の押動操作に
より収納室10の底面に沿って案内枠11内を摺動し、
その動作始端位置(図3の状態)において収納室10の
導出口210と連通されて米の導入を許容する導入口1
12が天板に形成され、動作終端位置(図4の状態)に
おいて案内枠11の下部開口111と連通されて米受け
容器13への米の落下排出を許容する排出口212が底
板に形成されている。
られており、これらの計量升12a,12bは、それぞ
れ案内枠11に収容されて操作ボタン14の押動操作に
より収納室10の底面に沿って案内枠11内を摺動し、
その動作始端位置(図3の状態)において収納室10の
導出口210と連通されて米の導入を許容する導入口1
12が天板に形成され、動作終端位置(図4の状態)に
おいて案内枠11の下部開口111と連通されて米受け
容器13への米の落下排出を許容する排出口212が底
板に形成されている。
【0020】計量升12の下部には米受け容器13が設
けられており、計量升12の底板に設けられた前記排出
口212及び案内枠11に設けられた前記下部開口11
1を通して落下排出される米を受ける。操作ボタン14
は米びつ1の前壁面に2つ設けられており、後述の連動
手段により、一方の操作ボタン14bの押動操作によっ
ては1つの計量升12bが動作される一方、他方の操作
ボタン14aの押動操作によっては2つの計量升12
a,12bが動作される。
けられており、計量升12の底板に設けられた前記排出
口212及び案内枠11に設けられた前記下部開口11
1を通して落下排出される米を受ける。操作ボタン14
は米びつ1の前壁面に2つ設けられており、後述の連動
手段により、一方の操作ボタン14bの押動操作によっ
ては1つの計量升12bが動作される一方、他方の操作
ボタン14aの押動操作によっては2つの計量升12
a,12bが動作される。
【0021】レバー部材15は、操作ボタン14の押動
操作に伴って計量升12の摺動方向と平行な平面内で枢
軸16を中心として回動して操作ボタン14の押動操作
力を計量升12に伝達する。
操作に伴って計量升12の摺動方向と平行な平面内で枢
軸16を中心として回動して操作ボタン14の押動操作
力を計量升12に伝達する。
【0022】前述のように本実施例の米びつ1は、前記
複数の計量升12a,12bを連動させる連動手段に特
徴を有するものであるが、図5に示すように本計量米び
つでは、一方のレバー部材15aから他方のレバー部材
15bに向けレバー部材の回動面と交差する方向に張り
出した係合部材20aと、前記他方のレバー部材15b
から前記一方のレバー部材15aに向けレバー部材の回
動面と交差する方向に張り出した係合受け部材20bと
が設けられており、該係合部材20aと係合受け部材2
0bとにより前記連動手段が構成される。
複数の計量升12a,12bを連動させる連動手段に特
徴を有するものであるが、図5に示すように本計量米び
つでは、一方のレバー部材15aから他方のレバー部材
15bに向けレバー部材の回動面と交差する方向に張り
出した係合部材20aと、前記他方のレバー部材15b
から前記一方のレバー部材15aに向けレバー部材の回
動面と交差する方向に張り出した係合受け部材20bと
が設けられており、該係合部材20aと係合受け部材2
0bとにより前記連動手段が構成される。
【0023】係合部材20aの先端部は図示のように逆
L字形とされる一方、係合受け部材20bの先端部はL
字形とされており、これによりレバー部材15aの動作
によって係合部材20aが係合受け部材20bに係合し
てレバー部材15bに操作力が伝達される一方、レバー
部材15bの動作によっては係合部材20aと係合受け
部材20bとは非係合状態とされ、レバー部材15bか
らレバー部材15aへの操作力の伝達は行われない。
L字形とされる一方、係合受け部材20bの先端部はL
字形とされており、これによりレバー部材15aの動作
によって係合部材20aが係合受け部材20bに係合し
てレバー部材15bに操作力が伝達される一方、レバー
部材15bの動作によっては係合部材20aと係合受け
部材20bとは非係合状態とされ、レバー部材15bか
らレバー部材15aへの操作力の伝達は行われない。
【0024】図1に示した前記操作ボタン14a,14
bは、それぞれレバー部材15a,15bに対応するも
ので、操作ボタン14aの押し下げ操作力はレバー部材
15aに伝達され、操作ボタン14bの押し下げ操作力
はレバー部材15bに伝達される。
bは、それぞれレバー部材15a,15bに対応するも
ので、操作ボタン14aの押し下げ操作力はレバー部材
15aに伝達され、操作ボタン14bの押し下げ操作力
はレバー部材15bに伝達される。
【0025】すなわち、操作ボタン14aを押し下げる
と、図6に示すように、レバー部材15aが枢軸16を
中心として回動される。レバー部材15aが回動される
と、これに伴ってレバー部材15aに設けられた前記係
合部材20a先端が前記係合受け部材20b先端と係合
して該係合受け部材20bを押し下げ、これによりレバ
ー部材15bも回動される。そしてこれらのレバー部材
15a及びレバー部材15bの回動により計量升12a
及び計量升12bが共に摺動され、両計量升に設けられ
た排出口112a,112bが案内枠11に設けられた
前記下部開口111に連通して両計量升の合計量の米が
米受け容器13に排出される。
と、図6に示すように、レバー部材15aが枢軸16を
中心として回動される。レバー部材15aが回動される
と、これに伴ってレバー部材15aに設けられた前記係
合部材20a先端が前記係合受け部材20b先端と係合
して該係合受け部材20bを押し下げ、これによりレバ
ー部材15bも回動される。そしてこれらのレバー部材
15a及びレバー部材15bの回動により計量升12a
及び計量升12bが共に摺動され、両計量升に設けられ
た排出口112a,112bが案内枠11に設けられた
前記下部開口111に連通して両計量升の合計量の米が
米受け容器13に排出される。
【0026】一方、操作ボタン14bを押し下げるとレ
バー部材15bが押し下げられるが、図7に示すように
このレバー部材15bの動作によっては係合受け部材2
0bは係合部材20aに係合することはないので計量升
12bのみが摺動動作され、この計量升12b内の米の
みが米受け容器13に排出される。
バー部材15bが押し下げられるが、図7に示すように
このレバー部材15bの動作によっては係合受け部材2
0bは係合部材20aに係合することはないので計量升
12bのみが摺動動作され、この計量升12b内の米の
みが米受け容器13に排出される。
【0027】本発明者は合計量の排出操作力の軽減を図
るために従来の計量米びつ、特に前記図8に示した従来
の計量米びつの検討を行ったところ、同図に示す計量米
びつでは、合計量の操作ボタンの押動操作力が、合計量
計量用のレバー部材815aから一方の計量升812
a、次いで他方の計量升812bへと伝達されるため、
その間の力の損失が多いと共に、該力の伝達の際にそれ
ぞれの升には本来動くべき摺動方向とは異なる方向への
力が加わって計量升が案内枠の壁面に接触することとな
り、その接触抵抗により大きな操作力が必要となること
を見出した。
るために従来の計量米びつ、特に前記図8に示した従来
の計量米びつの検討を行ったところ、同図に示す計量米
びつでは、合計量の操作ボタンの押動操作力が、合計量
計量用のレバー部材815aから一方の計量升812
a、次いで他方の計量升812bへと伝達されるため、
その間の力の損失が多いと共に、該力の伝達の際にそれ
ぞれの升には本来動くべき摺動方向とは異なる方向への
力が加わって計量升が案内枠の壁面に接触することとな
り、その接触抵抗により大きな操作力が必要となること
を見出した。
【0028】これに対して前述のような連動手段20
a,20bを備える本実施例の計量米びつでは、かかる
力の損失が少なく、より小さな操作力で2つの計量升1
2a,12bを動作させることができる。本発明者の実
験によると、1合(150g)の計量升2個を連動して
2合(300g)を計量排出する合計量排出時のボタン
操作には、前記図8に示す連動手段を有する従来のもの
では2.5〜3.0kg程度の力が必要であったのに対
し、前記本実施例の米びつでは1.5〜2.0kgで済
むことが判明した。
a,20bを備える本実施例の計量米びつでは、かかる
力の損失が少なく、より小さな操作力で2つの計量升1
2a,12bを動作させることができる。本発明者の実
験によると、1合(150g)の計量升2個を連動して
2合(300g)を計量排出する合計量排出時のボタン
操作には、前記図8に示す連動手段を有する従来のもの
では2.5〜3.0kg程度の力が必要であったのに対
し、前記本実施例の米びつでは1.5〜2.0kgで済
むことが判明した。
【0029】また、図8に示すような連動手段を有する
従来の米びつでは、計量升の動作抵抗が大きいために2
つのレバー部材815a,815bのそれぞれについ
て、米の排出後に計量升を元の計量位置(図3に示す位
置に相当)に復帰せしめるための位置復帰用のスプリン
グを設ける必要があったが、本考案に係る米びつでは合
計量計量排出動作に伴う動作抵抗が少なくなるため、合
計量計量側のレバー部材815aに設けられていた位置
復帰用のスプリングを省くことが可能となる。
従来の米びつでは、計量升の動作抵抗が大きいために2
つのレバー部材815a,815bのそれぞれについ
て、米の排出後に計量升を元の計量位置(図3に示す位
置に相当)に復帰せしめるための位置復帰用のスプリン
グを設ける必要があったが、本考案に係る米びつでは合
計量計量排出動作に伴う動作抵抗が少なくなるため、合
計量計量側のレバー部材815aに設けられていた位置
復帰用のスプリングを省くことが可能となる。
【0030】
【考案の効果】以上説明した通り本考案によれば、小型
で部品点数が少なく、然も合計量の排出に要する操作力
が小さく操作が容易な計量米びつを実現することができ
る。
で部品点数が少なく、然も合計量の排出に要する操作力
が小さく操作が容易な計量米びつを実現することができ
る。
【図1】本考案の一実施例に係る計量米びつの外観構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】前記実施例に係る計量米びつの計量動作を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】前記実施例に係る計量米びつの排出動作を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】前記実施例に係る計量米びつの要部の構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】前記実施例に係る計量米びつにおける合計量排
出動作を示す斜視図である。
出動作を示す斜視図である。
【図7】前記実施例に係る計量米びつにおける単位量排
出動作を示す斜視図である。
出動作を示す斜視図である。
【図8】従来の計量米びつの計量操作部の構成を示す斜
視図である。
視図である。
1 計量米びつ 10 収納室 11 案内枠 12 計量升 13 米受け容器 14 操作ボタン 15 レバー部材 16 枢軸 17 残量確認窓 20a 係合部材 20b 係合受け部材 110 収納室底板 111 下部開口 112 導入口 210 導出口 212 排出口 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 米を収納する収納室と、該収納室の底面
に沿って摺動して収納室内に収納された米を計量して収
納室下方に設けられた米受け容器に所定量の米を排出す
る複数の計量升と、該計量升を操作するための複数の操
作ボタンと、該操作ボタンの押動操作に伴って計量升の
摺動方向と平行な平面内で枢軸を中心として回動して操
作ボタンの押動操作力を計量升に伝達する複数のレバー
部材と、複数の計量升を連動させて該複数の計量升の合
計容量の米を排出させるための連動手段とを備えた計量
米びつにおいて、 前記連動手段は、一方のレバー部材から他方のレバー部
材に向けレバー部材の回動面と交差する方向に張り出し
た係合部材と、前記他方のレバー部材から前記一方のレ
バー部材に向けレバー部材の回動面と交差する方向に張
り出した係合受け部材とからなり、前記係合部材は前記
一方のレバー部材の動作により前記係合受け部材に係合
して前記他方のレバー部材に操作力を伝達する一方、前
記係合受け部材は前記他方のレバー部材の動作によって
は前記係合部材と非係合状態とされることを特徴とする
計量米びつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7425893U JPH084923Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 計量米びつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7425893U JPH084923Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 計量米びつ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736992U JPH0736992U (ja) | 1995-07-11 |
JPH084923Y2 true JPH084923Y2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=13541949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7425893U Expired - Lifetime JPH084923Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 計量米びつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084923Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6238709B2 (ja) * | 2013-12-02 | 2017-11-29 | エムケー精工株式会社 | 計量米びつ |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP7425893U patent/JPH084923Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0736992U (ja) | 1995-07-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |