JP2507413Y2 - 壁掛け用小便器の固定構造 - Google Patents

壁掛け用小便器の固定構造

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JP2507413Y2
JP2507413Y2 JP1989016538U JP1653889U JP2507413Y2 JP 2507413 Y2 JP2507413 Y2 JP 2507413Y2 JP 1989016538 U JP1989016538 U JP 1989016538U JP 1653889 U JP1653889 U JP 1653889U JP 2507413 Y2 JP2507413 Y2 JP 2507413Y2
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里広 鈴木
真人 桂
青木  伸夫
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、給水用の配管や排水用の配管等をケース内
へ収納配置し、その前面側(壁側)へ小便器を支持して
固定する構造に関する。
〔従来の技術〕
建物内の区画された室に小便器を設置する工法の一つ
として湿式工法がある。湿式工法は、建物内を区画する
仕切壁の前面側へ配管ケースを置いてブロックを積み上
げ、ブロック壁内へ給水管や排水管を配設している。そ
して、ブロック壁の表面側にモルタル等の仕上材を施
し、然る後に前記ブロック壁へ小便器を設置して前記給
・排水管と接続し、最後にブロック壁の上端面側に化粧
天板等を設置している。
ところで、この湿式工法では、ブロックを一個ずつ積
み上げてブロック壁を構築し、更にこれに小便器を取り
付けねばならず、手作業による非能率的な積み上げ作業
に加え、ブロック壁の配管部の補修や仕上モルタルの塗
布作業等の多種類の小作業が必要である。しかも、モル
タル等の養生期間も必要であり、工期が長くなるという
欠点があった。
そのため、最近では、施工作業の簡略化並びに工期の
短縮化等が図れる乾式工法が多く用いられるようになっ
てきた。従来の乾式工法の一例を示せば、第7図の斜視
図に示す通りである。従来の乾式工法は、建物内の仕切
壁1に沿って枠組み形成した配管ケース2を設置し、該
配管ケース2内へ給水管3や排水管4を配設している。
そして、配管ケース2の前面側に、前面パネル5を介し
て小便器6を取り付け、配管ケース2内の給・排水管3,
4へ接続し、最後に配管ケース2の天井面へ化粧天板7
を取り付けている。ここで小便器6を前面パネル5に取
り付けるためには、小便器6の上部及び下部に形成した
フランジ部6aにボルト6bを通して固定していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、小便器6はこのようにフランジ部6aにボルト
6bを挿通して前面パネル5に取り付けられるが、複数の
ボルト6bを一度に締結することができないために、小便
器6を宙に浮かせた状態で保持しながら、一つ1つボル
ト6bを締結する必要があった。このため、かかるボルト
締結作業は重労働であり、一人ではできない作業であっ
た。
また、従来の乾式工法にあっては、第7図に示すよう
に、小便器6は配管ケース2の前面パネル5に垂直状に
取り付けられているために、小便器6の自重によって配
管ケース2が前倒し状に作用されるという、不安定な固
定構造でもあった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、従来の前記課題に鑑みてこれらを改良した
壁掛け用小便器の固定構造を提供せんとするものであ
る。
而して、本考案が採用した手段は、壁掛け用小便器を
枠組み形成した配管ケースのフレームに固定する構造で
あって、該小便器本体の背面側の下部側寄りの少なくと
も左右2か所に設けた段部が、前記枠組みされたフレー
ムの手前側に設けた受け部材に係合されるとともに前記
小便器本体の一部は前記配管ケース内に位置した状態で
固定される構造である。
〔作用〕
小便器を配管ケースの前面側に取り付ける際には、小
便器本体に形成した段部を配管ケースの前面側に取り付
けたフレームに設けた受け部材に載置させて小便器の重
量をフレームにあげする。このため小便器を取り付ける
際の作業を、一人の作業者であっても可能となる。
また、小便器本体の一部は前記配管ケース内に位置せ
しめて固定されるので、安定した固定構造でもある。
〔実施例〕
以下に、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて
説明すると次の通りである。
第1図乃至第6図は本考案の一実施例に係るものであ
る。第1図乃至第3図に示すように、この実施例の配管
ケース11は、箱状に枠組みされた本体フレーム12を有
し、この本体フレーム12の前面側に三角形状に突出する
支持フレーム13,13(第2図参照)が設けられている。
そして、この支持フレーム13,13の間に、小便器本体29
の横幅と略々同間隔を有する縦フレーム15,15が設けら
れている。縦フレーム15,15のそれぞれ上下部には、バ
ックハンガー16,16(このことについては、後述する)
を係止するための引掛金具17,17が取り付けられてい
る。而して、配管ケース11内には換気管18や通気管19並
びに給水管20及び排水管21が配設されている。
ところで、前記配管ケース11には、その天井面及び前
面側を覆うバックパネル22が取り付けられている。バッ
クパネル22は、第1図,第4図及び第6図に示すよう
に、その前面側は下部側の途中が使用者の手前側(第1
図及び第2図の右側)へ突出すべく傾斜された二つの傾
斜面23,24を有している。またバックパネル22の天井面2
5と、下部の傾斜面24には、点検口26,27が形成されてい
る。また前記配管ケース11の縦フレーム15,15に対応す
るバックパネル22の裏面側位置には、三角形状の取付リ
ブ28,28が設けられており、該取付リブ28,28に前述した
バックハンガー16,16が取り付けられている。更に、バ
ックパネル22の上部傾斜面23には、小便器本体29を嵌合
装着するための装着孔30が形成されている。
バックパネル22の配管ケース11への取り付けは、バッ
クパネル22の天井面25を配管ケース11の天井面へ載置す
ると共に、前記バックハンガー16,16を配管ケース11の
縦フレーム15,15へ取り付けた引掛金具17,17へ係止させ
る。そして、バックパネル22の点検口26から締付ボルト
31を介してバックパネル22を配管ケース11の天井フレー
ム32へ固定すればよい。これにより、バックパネル22と
配管ケース11との間に、小便器本体29の装入用空間33が
形成される。またバックパネル22の前面側の両端は、そ
の上部傾斜面23の裏面側が、第2図及び第3図に示す支
持フレーム13,13に載置されて支持されている。
バックパネル22を配管ケース11へ取り付けた後は、小
便器本体29の鍔部29aを装着孔30の周縁へ係止させてこ
れに嵌合装着する。
一方、小便器本体29の背面側の両端側下部には、第5
図に示すような段部34が形成され、該段部34の水平面34
aは、断面視して逆「L」字状の小便器固定用フレーム3
5,35に取り付けたアジャストボルト36,36の頭部36aの上
に載置される。ここで、小便器固定用フレーム35,35及
びアジャストボルト36,36は、小便器本体29の段部34を
支持して載置するための受け部材を構成し、本例ではア
ジャストボルト36,36の螺合状態を調節し、小便器本体2
9の水平状態並びに高さ等の調節が可能とされている。
小便器固定用フレーム35,35及びアジャストボルト36,
36は、縦フレーム15,15間を傾斜状に亘した傾斜フレー
ム15aの両端部に2箇所設けられている。
傾斜フレーム15aの略中央部は、小便器本体29の排水
口に連通される挿通孔15bが開孔されている。
而して、小便器を配管ケース11の前面側に取り付ける
際には、小便器本体29に形成した段部34を小便器固定用
フレーム35,35に取り付けたアジャストボルト36,36の頭
部36aに載置させて小便器の重量をこのフレーム35,35に
あずけた状態で、小便器の取付作業を行うことができ
る。
また、取り付けられた小便器本体29の一部である上側
背面部29aは、前記配管ケース11の内部に入りこんでい
るので、従来の構造(第7図参照)に比べると小便器本
体29は安定して取り付けられることになる。
然る後は、点検口26から小便器本体29の上部側に、折
曲形成された締付プレート37を挟んで給水金具38,38を
取り付ける。そして、前記締付プレート37の他端側を、
締付ボルト39で配管ケース11の本体フレーム12へ連結固
定し、小便器本体29の上部側の固定を完了する。一方、
小便器本体29の下部側にあっては、点検口27から締付ボ
ルト40を介して配管ケース11の本体フレーム12へ小便器
29の下部側を連結固定すればよい。これにより、小便器
本体29の上下部を、配管ケース11の本体フレーム12へ連
結固定することが可能である。なお、この取り付けが完
了した状態で、小便器本体29はその殆どがバックパネル
22と配管ケース11との間の小便器本体装入用空間33内に
位置している。
最後に、バックパネル22の上部傾斜面23の両端側にお
いて、隣位の小便器本体29どうしを遮蔽するスクリーン
41を、支持フレーム13,13へ連結固定すればよい。以後
は、上述の要領で必要な数だけ小便器本体29を連設すれ
ばよい。
このように上記した本例の小便器本体29の取付構造で
あれば、前記小便器本体29は下部側が使用者の手前側へ
突出すべく傾斜して取り付けられている。そのため、使
用に際し、小便器本体29の上部側が、使用者からかなり
離れて位置することになり、使用者は威圧感を受けるこ
となく、快適な使用が可能である。また小便器本体29ど
うしの間には、バックパネル22が小便器本体29の鍔部29
aの延長平面上に位置して取り付けられている。そのた
め、小便水の飛沫水が小便器本体29どうしの間へ飛散し
たとしても、バックパネル22上の飛沫水を拭き取ればよ
く、その清掃は極めて容易である。
ところで、本考案は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、適宜の変更が可能である。例えば、小便器本
体29の下部側の位置決め等を行うためのアジャストボル
ト36,36は、これを2個ずつ前後に配置して小便器本体2
9の傾斜姿勢をも調節できるようにしてもよい。また小
便器本体29の種類,形状,大きさ並びに連設個数等は適
宜の変更が可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案にあっては、枠組みされた
配管ケースのフレームの手前側に形成した受け部材に、
小便器本体の背面側の下部側寄りの少なくとも左右2か
所に形成した段部を係合させて支持させることができる
ので、小便器の固定作業が簡単となる。よって、一人の
作業者によってこの種小便器の固定作業が可能となる。
また、小便器本体の一部は、配管ケース内に位置した状
態で固定されるので、安定した固定構造でもある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案に係る壁掛け用小便器の固定
構造の一実施例に係るものであり、第1図は小便器ユニ
ットの全体を示す縦断面図、第2図は配管ケースへバッ
クパネルを取り付けた状態を示す縦断面側面図、第3図
は配管ケースの正面図、第4図はバックパネルの背面
図、第5図は小便器本体の縦断面背面図、第6図は小便
器ユニットの全体斜視図、第7図は従来の小便器ユニッ
トの斜視図である。 11…配管ケース 12…本体フレーム 22…バックパネル 23,24…傾斜面 29…小便器本体 30…装着孔 33…小便器本体の装入用空間 34…段部 35…小便器固定用フレーム(受け部材) 36…アジャストボルト(受け部材)
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−185880(JP,U) 実公 昭51−35156(JP,Y1) 実公 昭57−6627(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁掛け用小便器を枠組み形成した配管ケー
    スのフレームに固定する構造であって、該小便器本体の
    背面側の下部側寄りの少なくとも左右2か所に設けた段
    部が、前記枠組みされたフレームの手前側に設けた受け
    部材に係合されるとともに前記小便器本体の一部は前記
    配管ケース内に位置した状態で固定されることを特徴と
    する壁掛け用小便器の固定構造。
JP1989016538U 1989-02-15 1989-02-15 壁掛け用小便器の固定構造 Expired - Lifetime JP2507413Y2 (ja)

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WO2008109448A2 (en) 2007-03-02 2008-09-12 Conagra Foods Rdm, Inc. Multi-component packaging system

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JPS576627U (ja) * 1980-06-12 1982-01-13
JPH0348311Y2 (ja) * 1987-05-18 1991-10-15

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