JP2507360Y2 - 車両用バンパの補強構造 - Google Patents

車両用バンパの補強構造

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JP2507360Y2
JP2507360Y2 JP1990079561U JP7956190U JP2507360Y2 JP 2507360 Y2 JP2507360 Y2 JP 2507360Y2 JP 1990079561 U JP1990079561 U JP 1990079561U JP 7956190 U JP7956190 U JP 7956190U JP 2507360 Y2 JP2507360 Y2 JP 2507360Y2
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健 仲谷
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のバンパの補強構造に関し、特に衝
撃力に対するリインホースの剛性を確保しながら、部品
点数を削減できるようにした構造に関する。
〔従来の技術〕
自動車においては、車体の前端及び後端に樹脂製バン
パを取付け、車両の軽衝突時の衝撃を吸収して車体を保
護する構造が採用されている。このようなバンパにおい
ては、リインホースでバンパ全体を補強するようにして
おり、この補強構造の一例として、従来、第3図及び第
4図に示すものがある。これは、樹脂製バンパカバー20
の車幅方向両端部に左,右一対のバンパステー21,21を
配設し、このバンパステー21の上縁部21aを上記バンパ
カバー20のリブ20aに固定するとともに、該バンパステ
ー21の下縁に折曲げ形成された固定部21bを上記バンパ
カバー20の下縁部20bにクリップ22で固定し、これによ
ってバンパ全体の剛性を確保するようにしている。ま
た、上記各バンパステー21の後面にはバンパアーム23が
スポット溶接により接合されており、該バンパアーム23
は車体にボルト締め固定される。
ところで、上記バンパステー21だけでは軽衝突時の衝
撃力に対する剛性が十分でないことから、従来、上記
左,右の両バンパステー21,21間に断面コ字状のアッパ
リインホース24をスポット溶接により接合し、さらに上
記アッパリインホース24内に断面コ字状のバルクヘッド
25をスポット溶接により接合し、このバルクヘッド25と
アッパリインホース24とで閉断面を形成して剛性を向上
させるようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の補強構造は、バンパステー
21,21間にアッパリインホース24を配設し、さらにこれ
の剛性を向上させるために別途作成されたバルクヘッド
25を追加して補強する構造であるから、補強だけのため
の専用部品が必要となり、部品点数が増えるという問題
点がある。
本考案は上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、衝撃力に対する剛性を確保しながら、部品点数
を削減できる車両用バンパの補強構造を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、樹脂製バンパカバーの上縁部に車幅
方向に延びる断面略コ字状のリインホースを取付けると
ともに、該バンパカバー内にバンパステーを配設し、該
バンパステーの下端部を上記バンパカバーの下縁部に固
定し、該バンパステーの上部に上記リインホースとで閉
断面をなすバルクヘッド部を一体形成し、該バルクヘッ
ド部を上記リインホースのコ字形内に該リインホースの
前,後壁を前後方向に突っ張るように嵌合させて接合
し、また該バンパを車体に固定するためのバンパアーム
を上記リインホースのコ字形内に該リインホースの前,
後壁を前後方向に突っ張るように配置して接合したこと
を特徴としている。
〔作用〕
本考案に係る車両用バンパの補強構造によれば、バン
パステーにバルクヘッド部を一体形成し、該バンパステ
ーの下端部をバンパカバーに固定するとともに、上記バ
ルクヘッド部をリインホースに前,後壁を前後方向に突
っ張るように嵌合して、つまり余圧を与えた状態で接合
して閉断面を形成したので、上記バルクヘッド部により
リインホースの剛性を向上でき、しかも従来の別途作成
していたバルクヘッドを不要にでき、その分だけ部品点
数を削減でき、コストを低減できる。またバルクヘッド
部をリインホースのコ字形内に余圧を与えて接合したの
で、バンパステーとバンパカバーとの接合部に衝撃が作
用した場合でも該接合部の剥離が生じにくい。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例による車両用バ
ンパの補強構造を説明するための図であり、本実施例で
は自動車のリヤバンパに適用した場合を例にとって説明
する。
図において、1は車体(図示せず)の後端に取付けら
れた樹脂製リヤバンパカバーであり、該バンパカバー1
は車幅方向に延びる本体部1aと、これの両端部を車体前
方に屈曲させてなるサイド部1bとから構成されている。
また上記バンパカバー1の内面の上縁部には車幅方向に
延びるリブ部2aが突設されており、該バンパカバー1の
下端部には固定部2bが前方に屈曲形成されている。この
固定部2bの車幅方向両端部と中央部にはクリップ孔3が
形成されている。
上記バンパカバー1のリブ部2aには車幅方向に延びる
断面略コ字状の金属製アッパリインホース4が配設され
ている。このアッパリインホース4の上壁4aには所定間
隔ごとに挟持部5が鉤状に切り起こして形成されてお
り、該各挾持部5に上記リブ部2aが嵌合している。ま
た、上記アッパリインホース4の両端部には正面視凹状
に形成された一対のバンパアーム6,6が配設されてい
る。このバンパアーム6の縦辺部には、上記アッパリイ
ンホース4の上壁4aに当接する上フランジ6a,前壁4b,及
び後壁4cをそれぞれ前後方向に突っ張るように付勢する
横フランジ6bが折り曲げ形成されており、これらはスポ
ット溶接によってアッパリインホース4に溶接されてい
る。また上記バンパアーム6の底壁6cはボルト孔6dによ
って車体フレーム8にボルト締め固定されている。この
ようにして上記バンパアーム6は車体への取り付け部材
であるとともに、アッパリインホース4を補強するバル
クヘッドとしても機能している。
また、上記アッパリインホース4の車幅方向両端部,
及び中央部にはバンパステー10が配設されている。この
バンパステー10は側面から見て大略く字状に形成された
板金製のもので、該バンパステー10の上部はアッパリイ
ンホース4内に位置しており、下端部10aは上記バンパ
カバー1の固定部2bの上面に当接している。またこの下
端部10aには取付け孔11が形成されており、該下端部10a
と固定部2bとは上記取付け孔11,及びクリップ孔3に嵌
挿されたクリップ12で固定されている。
そして、上記バンパステー10の上部にはバルクヘッド
部13が一体形成されている。このバルクヘッド部13は上
記アッパリインホース4の上壁4aとの間に隙間を設けて
対向する上壁部13aと、上記リインホース4の前壁4b,後
壁4cをそれぞれ前後方向に若干付勢する前壁部13b,後壁
部13cとから構成されており、該前壁部13b,及び後壁部1
3cと上記アッパリインホース4の前壁4b,後壁4cとはス
ポット溶接により接合されている。これにより上記アッ
パリインホース4とバルクヘッド部13とで閉断面が形成
されている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例のバンパカバー1を車体に取付けるには、ま
ず、バンパステー10,バンパアーム6がスポット溶接さ
れたアッパリインホース4の挟持部5をバンパカバー1
のリブ部2aに嵌合させるとともに、バンパステー10の下
端部10aの取付け孔11とバンパカバー1のクリップ孔3
とを位置合わせしながらクリップ12を嵌挿し、バンパカ
バー1とアッパリインホース4とを組立てる。この後上
記バンパアーム6を車体にボルト締め固定する。
このように本実施例によれば、バンパステー10にバル
クヘッド部13を一体形成し、該バルクヘッド13をアッパ
リインホース4に前後方向に突っ張るように接合するこ
とにより、両者で閉断面をなすよう構成したので、追突
時の荷重に対する剛性を確保しながら、従来の別部品と
して準備していたバルクヘッドを不要にでき、その分だ
け部品点数を削減できる。
また、本実施例では、バンパアーム6をアッパリイン
ホース4に接合してバルクヘッド機能を得るようにした
ので、この点からも剛性を向上でき、ひいてはバンパ全
体の剛性を向上できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る車両用バンパの補強構造に
よれば、バンパステーにバルクヘッド部を一体形成し、
該バルクヘッド部をリインホースに余圧を与えた状態で
接合して閉断面を形成し、さらにバンパアームについて
もリインホースに余圧を与えた状態で接合したので、衝
撃力に対する剛性を確保しながら部品点数を削減できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例による車両用バン
パの補強構造を説明するための図であり、第1図はその
取付け状態を示す分解斜視図、第2図(a)はバンパア
ーム部分の断面図、第2図(b)はバンパステー部分の
断面図、第3図及び第4図は従来の取付け構造を示し、
第3図はその分解斜視図、第4図(a)及び第4図
(b)はそれぞれの断面図である。 図において、1はバンパカバー、2aはリブ部(上縁
部)、2bは下縁部、4はアッパリインホース、10はバン
パステー、10aは下縁部、13はバルクヘッド部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製バンパカバーの上縁部内面に車幅方
    向に延びる横断面略コ字状のリインホースを開口を下側
    に向けて取り付け、該バンパカバー内にバンパステーを
    配設し、該バンパステーの下端部を該バンパカバーの下
    縁部に固定し、該バンパステーの上部に横断面略コ字状
    のバルクヘッド部を一体形成するとともに、該バルクヘ
    ッド部を上記リインホースのコ字形内に該リインホース
    の前,後壁を前後方向に突っ張るように嵌合させて接合
    することにより、該バルクヘッド部と上記リインホース
    トとで閉断面を形成し、該バンパを車体に固定するため
    のバンパアームを上記リインホースのコ字形内に該リイ
    ンホースの前,後壁を前後方向に突っ張るように配置し
    て接合したことを特徴とする車両用バンパの補強構造。
JP1990079561U 1990-07-25 1990-07-25 車両用バンパの補強構造 Expired - Lifetime JP2507360Y2 (ja)

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JPH0437054U JPH0437054U (ja) 1992-03-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5893548U (ja) * 1981-12-18 1983-06-24 三菱自動車工業株式会社 バンパ構造

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JPH0437054U (ja) 1992-03-27

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