JP2507249Y2 - 多段伸縮ブ―ムの分割装置 - Google Patents
多段伸縮ブ―ムの分割装置Info
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- JP2507249Y2 JP2507249Y2 JP1776990U JP1776990U JP2507249Y2 JP 2507249 Y2 JP2507249 Y2 JP 2507249Y2 JP 1776990 U JP1776990 U JP 1776990U JP 1776990 U JP1776990 U JP 1776990U JP 2507249 Y2 JP2507249 Y2 JP 2507249Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、移動式クレーンにおける多段伸縮ブームの
分割装置に関するものである。
分割装置に関するものである。
(従来の技術) 移動式クレーンは、第1図に示す如く、走行車体1上
に旋回自在に架装された旋回台2に伸縮ブーム3が起伏
調節自在に枢支され、当該伸縮ブーム3の先端からワイ
ヤロープ4を介して荷物を吊り下げクレーン作業を行う
ようになっている。
に旋回自在に架装された旋回台2に伸縮ブーム3が起伏
調節自在に枢支され、当該伸縮ブーム3の先端からワイ
ヤロープ4を介して荷物を吊り下げクレーン作業を行う
ようになっている。
この種移動式クレーンは、近年、大型化される傾向に
あり、その総重量もそれに伴って増大している。一方、
これら移動式クレーンが走行する道路や橋梁には通行で
きる車両重量に制限があり、これら道路や橋梁を通行す
る移動式クレーンの走行移動時の総重量はこの制限値内
に収める必要がある。このため、大型の移動式クレーン
では重量が大きく取り外し可能な伸縮ブームを取り外し
て別送することにより、走行移動時の重量を軽減させる
方法が広く用いられている。
あり、その総重量もそれに伴って増大している。一方、
これら移動式クレーンが走行する道路や橋梁には通行で
きる車両重量に制限があり、これら道路や橋梁を通行す
る移動式クレーンの走行移動時の総重量はこの制限値内
に収める必要がある。このため、大型の移動式クレーン
では重量が大きく取り外し可能な伸縮ブームを取り外し
て別送することにより、走行移動時の重量を軽減させる
方法が広く用いられている。
しかしながら、重量の大きな伸縮ブームを移動式クレ
ーンから取り外すには別のクレーンと多くの時間を必要
としていたため、多段伸縮ブームを伸縮シリンダの動力
を用いて自己の動力で簡単に取り外すようにした多段伸
縮ブームの分割装置に関する技術が特開昭50-30250号公
報に提案されていた。
ーンから取り外すには別のクレーンと多くの時間を必要
としていたため、多段伸縮ブームを伸縮シリンダの動力
を用いて自己の動力で簡単に取り外すようにした多段伸
縮ブームの分割装置に関する技術が特開昭50-30250号公
報に提案されていた。
ここに示された多段伸縮ブームの分割装置は、伸縮ブ
ームが一般に、基端側のブームaに対して先端側のブー
ムbを最伸長させた場合でも、伸縮ブーム先端で負荷を
支持できるよう基端側のブームaと先端側のブームb間
に重なり代Lが設けられており、伸縮シリンダcを最伸
長しても先端側のブームbが基端側のブームaから取り
外せないという問題(第2図A図示)を、基端側のブー
ムaと重なり代がない先端側のブームdを先端側のブー
ムbから取り外すよう構成し(第2図B図示)、自己の
伸縮シリンダcの動力を用いて多段伸縮ブームを分割す
るようにしたものである。
ームが一般に、基端側のブームaに対して先端側のブー
ムbを最伸長させた場合でも、伸縮ブーム先端で負荷を
支持できるよう基端側のブームaと先端側のブームb間
に重なり代Lが設けられており、伸縮シリンダcを最伸
長しても先端側のブームbが基端側のブームaから取り
外せないという問題(第2図A図示)を、基端側のブー
ムaと重なり代がない先端側のブームdを先端側のブー
ムbから取り外すよう構成し(第2図B図示)、自己の
伸縮シリンダcの動力を用いて多段伸縮ブームを分割す
るようにしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この従来の技術においては、先端側ブ
ームdより先端側のブームを移動式クレーンより取り外
すようになっているので、移動式クレーンには基端側ブ
ームaの他、先端側のブームbと伸縮シリンダcが残
り、充分な重量軽減効果が得られないという問題があっ
た。
ームdより先端側のブームを移動式クレーンより取り外
すようになっているので、移動式クレーンには基端側ブ
ームaの他、先端側のブームbと伸縮シリンダcが残
り、充分な重量軽減効果が得られないという問題があっ
た。
本考案は、上記問題点を解決するためになされたもの
で、多段伸縮ブームを移動式クレーンから取り外す際、
先端側のブームを基端側ブームaから一括して取り外す
ようにして多段伸縮ブーム取り外し時の重量軽減効果を
増大させることを目的とするものである。
で、多段伸縮ブームを移動式クレーンから取り外す際、
先端側のブームを基端側ブームaから一括して取り外す
ようにして多段伸縮ブーム取り外し時の重量軽減効果を
増大させることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、本考案の多段伸縮ブーム
の分割装置は、 相隣接する基端側ブームと先端側のブーム間に、その
ピストンロッドの先端部を基端側ブームの基端部に取り
外し自在に連結すると共に、そのシリンダのピストンロ
ッド側端部を先端側のブームの基端部に連結した伸縮シ
リンダを内装してなる多段伸縮ブームの分割装置であっ
て、 前記伸縮シリンダのピストンロッドの先端部に、その
下端が前記基端側ブームの下側板上面を摺動するよう支
持部材を取り付け、 前記基端側ブームにおける伸縮ブーム先端側適所に、
基端側ブームの外側からの操作により、その先端部が基
端側ブームの内面内に突出し前記支持部材あるいは前記
ピストンロッドの先端部に係合する位置と基端側ブーム
の内面から退出した位置に位置変更可能な係合ピンを取
り付け、 前記伸縮シリンダにより基端側ブームに対して先端側
のブームを最伸長させた後、伸縮シリンダのピストンロ
ッド先端部と基端側ブームの基端部の連結を断ち、つい
で伸縮シリンダを前記支持部材あるいはピストンロッド
先端部が前記係合ピンに係合可能な位置となるよう縮小
させ、前記係合ピンを、当該係合ピンの先端部が基端側
ブームの内面内に突出した位置に操作し、最後に伸縮シ
リンダを再度伸長させて基端側ブームに対して先端側の
ブームを押し出すよう構成したことを特徴とする。
の分割装置は、 相隣接する基端側ブームと先端側のブーム間に、その
ピストンロッドの先端部を基端側ブームの基端部に取り
外し自在に連結すると共に、そのシリンダのピストンロ
ッド側端部を先端側のブームの基端部に連結した伸縮シ
リンダを内装してなる多段伸縮ブームの分割装置であっ
て、 前記伸縮シリンダのピストンロッドの先端部に、その
下端が前記基端側ブームの下側板上面を摺動するよう支
持部材を取り付け、 前記基端側ブームにおける伸縮ブーム先端側適所に、
基端側ブームの外側からの操作により、その先端部が基
端側ブームの内面内に突出し前記支持部材あるいは前記
ピストンロッドの先端部に係合する位置と基端側ブーム
の内面から退出した位置に位置変更可能な係合ピンを取
り付け、 前記伸縮シリンダにより基端側ブームに対して先端側
のブームを最伸長させた後、伸縮シリンダのピストンロ
ッド先端部と基端側ブームの基端部の連結を断ち、つい
で伸縮シリンダを前記支持部材あるいはピストンロッド
先端部が前記係合ピンに係合可能な位置となるよう縮小
させ、前記係合ピンを、当該係合ピンの先端部が基端側
ブームの内面内に突出した位置に操作し、最後に伸縮シ
リンダを再度伸長させて基端側ブームに対して先端側の
ブームを押し出すよう構成したことを特徴とする。
(作用) 本考案によれば、基端側ブームにおける伸縮ブーム先
端側適所に、基端側ブームの外側からの操作により、そ
の先端部が基端側ブームの内面内に突出し支持部材ある
いは伸縮シリンダのピストンロッド先端部に係合する位
置と基端側ブームの内面から退出した位置に位置変更可
能な係合ピンを設けているので、一旦、伸縮シリンダに
より先端側のブーム基端側ブームから最伸長させ、伸縮
シリンダのピストンロッド先端部と基端側ブームの連結
を断った後伸縮シリンダを縮小させることにより、当該
係合ピンの先端部を支持部材あるいは伸縮シリンダのピ
ストンロッド先端部に係合させることができ、再度伸縮
シリンダを伸長させることにより、基端側ブームと先端
側のブーム間の重なり代Lだけ先端側のブームを基端側
ブームから押し出し先端側のブームを基端側ブームから
取り外すことができるのである。これにより、多段伸縮
ブームは基端側ブームを残して移動式クレーンから取り
外されるので、従来の移動式クレーンに比べてその重量
軽減効果を大きくすることができるのである。
端側適所に、基端側ブームの外側からの操作により、そ
の先端部が基端側ブームの内面内に突出し支持部材ある
いは伸縮シリンダのピストンロッド先端部に係合する位
置と基端側ブームの内面から退出した位置に位置変更可
能な係合ピンを設けているので、一旦、伸縮シリンダに
より先端側のブーム基端側ブームから最伸長させ、伸縮
シリンダのピストンロッド先端部と基端側ブームの連結
を断った後伸縮シリンダを縮小させることにより、当該
係合ピンの先端部を支持部材あるいは伸縮シリンダのピ
ストンロッド先端部に係合させることができ、再度伸縮
シリンダを伸長させることにより、基端側ブームと先端
側のブーム間の重なり代Lだけ先端側のブームを基端側
ブームから押し出し先端側のブームを基端側ブームから
取り外すことができるのである。これにより、多段伸縮
ブームは基端側ブームを残して移動式クレーンから取り
外されるので、従来の移動式クレーンに比べてその重量
軽減効果を大きくすることができるのである。
また、係合ピンは、係合位置と基端側ブーム内面から
退出した退出位置に位置変更可能となっているので、退
出位置にすれば先端側のブームの伸縮動作の妨げとなら
ずしかも係合位置にすれば支持部材あるいはピストンロ
ッド先端部との係合を確実に行うことが出来るのであ
る。
退出した退出位置に位置変更可能となっているので、退
出位置にすれば先端側のブームの伸縮動作の妨げとなら
ずしかも係合位置にすれば支持部材あるいはピストンロ
ッド先端部との係合を確実に行うことが出来るのであ
る。
(実施例) 以下、この考案の実施例を第3図および第6図に基づ
き説明する。なお、第1図で用いた1〜4の符号は以下
の説明においても同義のものとして説明する。
き説明する。なお、第1図で用いた1〜4の符号は以下
の説明においても同義のものとして説明する。
第3図において、5は伸縮ブーム3の基端側ブームで
あり、6、7、8はそれぞれ基端側ブーム5に順次摺動
自在に内装された先端側のブームである。9は相隣接す
る基端側ブーム5と先端側のブーム6間に配設された伸
縮シリンダである。当該伸縮シリンダ9は、そのピスト
ンロッド9a先端部10を基端側ブーム5の基端部5aに設け
た連結装置11に取り外し自在に連結すると共に、そのシ
リンダ9bのピストンロッド側端部を先端側のブーム6の
基端部6aに枢支ピン12により連結して取り付けられてい
る。これにより、伸縮ブーム3は、伸縮シリンダ9を伸
縮駆動することにより先端側のブーム6、7、8を基端
側ブーム5に対して任意に伸縮駆動することができ、ま
た、連結装置11を解除することにより基端側ブーム5と
伸縮シリンダ9のピストンロッド9a先端部10の連結を解
除することができるようになっている。
あり、6、7、8はそれぞれ基端側ブーム5に順次摺動
自在に内装された先端側のブームである。9は相隣接す
る基端側ブーム5と先端側のブーム6間に配設された伸
縮シリンダである。当該伸縮シリンダ9は、そのピスト
ンロッド9a先端部10を基端側ブーム5の基端部5aに設け
た連結装置11に取り外し自在に連結すると共に、そのシ
リンダ9bのピストンロッド側端部を先端側のブーム6の
基端部6aに枢支ピン12により連結して取り付けられてい
る。これにより、伸縮ブーム3は、伸縮シリンダ9を伸
縮駆動することにより先端側のブーム6、7、8を基端
側ブーム5に対して任意に伸縮駆動することができ、ま
た、連結装置11を解除することにより基端側ブーム5と
伸縮シリンダ9のピストンロッド9a先端部10の連結を解
除することができるようになっている。
連結装置11は、ピストンロッド9a先端部10に設けた半
円柱状の力伝達部材13を受容し伸縮シリンダ9に作用す
る軸線方向の力を支持する受け部材14と、ピストンロッ
ド9a先端部10から伸縮シリンダ9基端方向に突出して設
けられた角部材15に係合しピストンロッド9aの前記力伝
達部材13廻りの回転を不能にする廻り止め部材16および
前記角部材15に穿設された係合孔17に挿脱自在に挿入さ
れ当該角部材15の廻り止め部材16からの抜け出しを防止
する固定ピン18とから構成されている。19は、前記固定
ピン18を係合孔17に挿入・抜出操作するエアーシリンダ
であり、外部(図示せず)からエアーを給排することに
より固定ピン18を係合孔17から挿入・抜出操作できるよ
うになっている。20は、前記廻り止め部材16と角部材15
の隙間Sを調整するための隙間調整部材である。
円柱状の力伝達部材13を受容し伸縮シリンダ9に作用す
る軸線方向の力を支持する受け部材14と、ピストンロッ
ド9a先端部10から伸縮シリンダ9基端方向に突出して設
けられた角部材15に係合しピストンロッド9aの前記力伝
達部材13廻りの回転を不能にする廻り止め部材16および
前記角部材15に穿設された係合孔17に挿脱自在に挿入さ
れ当該角部材15の廻り止め部材16からの抜け出しを防止
する固定ピン18とから構成されている。19は、前記固定
ピン18を係合孔17に挿入・抜出操作するエアーシリンダ
であり、外部(図示せず)からエアーを給排することに
より固定ピン18を係合孔17から挿入・抜出操作できるよ
うになっている。20は、前記廻り止め部材16と角部材15
の隙間Sを調整するための隙間調整部材である。
21は、伸縮シリンダ9のピストンロッド9a先端部10
に、その下端が基端側ブーム5の下側板5a上面を摺動す
るように取り付けられた支持部材であり、この実施例で
は最下端部に後述する係合ピンに係合する係止片22が設
けられている。なお、この支持部材21の下端は、横方向
の幅を基端側ブーム5の内面横幅とほぼ等しくなるよう
に構成されており、これにより伸縮シリンダ9を伸縮動
させた場合に生じるピストンロッド9a軸線廻りの回転を
防止し、前記力伝達部材13と受け部材14の係合時の位置
決めを確実に行えるようにしている。
に、その下端が基端側ブーム5の下側板5a上面を摺動す
るように取り付けられた支持部材であり、この実施例で
は最下端部に後述する係合ピンに係合する係止片22が設
けられている。なお、この支持部材21の下端は、横方向
の幅を基端側ブーム5の内面横幅とほぼ等しくなるよう
に構成されており、これにより伸縮シリンダ9を伸縮動
させた場合に生じるピストンロッド9a軸線廻りの回転を
防止し、前記力伝達部材13と受け部材14の係合時の位置
決めを確実に行えるようにしている。
23は、基端側ブーム5における下側板5aの伸縮ブーム
先端側適所に設けられ、その先端部が基端側ブーム5の
内面内に突出した突出位置(第5図実線図示)と基端側
ブーム5内から退出した退出位置(第5図鎖線図示)と
に位置変更可能な係合ピンである。当該係合ピン23は、
その先端が基端側ブーム5の内面内に突出した突出位置
に操作された時、前記ピストンロッド9a先端部10に設け
られた支持部材21の係止部22に係合し、伸縮シリンダ9
の伸長方向の力を支持するようになっている。24は、係
合ピン23を挿入・抜出挿通する挿抜シリンダであり、外
部(図示せず)から操作圧油を給排することにより係合
ピン23を挿入・抜出操作できるようになっている。
先端側適所に設けられ、その先端部が基端側ブーム5の
内面内に突出した突出位置(第5図実線図示)と基端側
ブーム5内から退出した退出位置(第5図鎖線図示)と
に位置変更可能な係合ピンである。当該係合ピン23は、
その先端が基端側ブーム5の内面内に突出した突出位置
に操作された時、前記ピストンロッド9a先端部10に設け
られた支持部材21の係止部22に係合し、伸縮シリンダ9
の伸長方向の力を支持するようになっている。24は、係
合ピン23を挿入・抜出挿通する挿抜シリンダであり、外
部(図示せず)から操作圧油を給排することにより係合
ピン23を挿入・抜出操作できるようになっている。
次に、多段伸縮ブームの先端側ブームを基端側ブーム
5から取り外す方法について説明する。
5から取り外す方法について説明する。
まず、伸縮シリンダ9を伸長駆動させ、基端側ブーム
5に対して先端側のブーム6、7、8を最伸長させる
(第6図A図示)。
5に対して先端側のブーム6、7、8を最伸長させる
(第6図A図示)。
次に、連結装置11のエアーシリンダ19にエアーを供給
することにより固定ピン18を係合孔17から抜取り、これ
により連結装置11による伸縮シリンダ9のピストンロッ
ド9a先端部10と基端側ブーム5基端部との連結を解除す
る。その後、伸縮シリンダ9をそのピストンロッド9a先
端部10に設けた支持部材21の係止部22が前記係合ピン18
に係合可能な位置となるまで縮小させる(第6図B図
示)。
することにより固定ピン18を係合孔17から抜取り、これ
により連結装置11による伸縮シリンダ9のピストンロッ
ド9a先端部10と基端側ブーム5基端部との連結を解除す
る。その後、伸縮シリンダ9をそのピストンロッド9a先
端部10に設けた支持部材21の係止部22が前記係合ピン18
に係合可能な位置となるまで縮小させる(第6図B図
示)。
次に、係合ピン18の挿抜シリンダ24に圧油を供給し
て、係合ピン18をその先端部が基端側ブーム5の内面内
に突出した突出位置となるように操作する(第6図C図
示)。
て、係合ピン18をその先端部が基端側ブーム5の内面内
に突出した突出位置となるように操作する(第6図C図
示)。
次に、伸縮シリンダ9を再度伸長駆動させて、基端側
ブーム5と先端側のブーム6間の重なり代L分だけ先端
側のブーム6、7、8を基端側ブーム5から押し出せ
ば、先端側のブーム6、7、8を基端側ブーム5から取
り外すことが出来る(第6図D図示)。
ブーム5と先端側のブーム6間の重なり代L分だけ先端
側のブーム6、7、8を基端側ブーム5から押し出せ
ば、先端側のブーム6、7、8を基端側ブーム5から取
り外すことが出来る(第6図D図示)。
最後に、伸縮シリンダ9を縮小すれば、多段伸縮ブー
ム3の取り外しが完了する(第6図E図示)。これによ
り、多段伸縮ブームは基端側ブームを残して移動式クレ
ーンから取り外されるので、従来の移動式クレーンに比
べてその重量軽減効果を大きくすることができるのであ
る。
ム3の取り外しが完了する(第6図E図示)。これによ
り、多段伸縮ブームは基端側ブームを残して移動式クレ
ーンから取り外されるので、従来の移動式クレーンに比
べてその重量軽減効果を大きくすることができるのであ
る。
なお、分割した先端側のブーム6、7、8を基端側ブ
ーム5に取り付けるには、移動式クレーンに取り付けら
れているウインチ装置等(図示せず)を用いて、先端側
ブーム6、7、8を基端側ブーム5内に引き込んで取り
付ければよい。
ーム5に取り付けるには、移動式クレーンに取り付けら
れているウインチ装置等(図示せず)を用いて、先端側
ブーム6、7、8を基端側ブーム5内に引き込んで取り
付ければよい。
なお、以上説明した実施例では、係合ピン23を基端側
ブーム5の下側板5aにおける伸縮ブームの先端側適所に
取り付けた例について説明したが、係合ピン23を基端側
ブーム5の側板5bに取り付けるようにしてもよい。この
場合、係合ピン23は、左右の側板5bにそれぞれ取り付
け、伸縮シリンダ9の先端部10適所に係合するようにす
ればよい。
ブーム5の下側板5aにおける伸縮ブームの先端側適所に
取り付けた例について説明したが、係合ピン23を基端側
ブーム5の側板5bに取り付けるようにしてもよい。この
場合、係合ピン23は、左右の側板5bにそれぞれ取り付
け、伸縮シリンダ9の先端部10適所に係合するようにす
ればよい。
また、以上説明した実施例では、基端側ブーム5から
取り外す先端側のブームを3段ブームで構成した例につ
いて説明したが、このブームは任意の段数の伸縮ブーム
であってよいこと勿論である。
取り外す先端側のブームを3段ブームで構成した例につ
いて説明したが、このブームは任意の段数の伸縮ブーム
であってよいこと勿論である。
(効果) 本考案の多段伸縮ブームの分割装置は、基端側ブーム
の先端側適所に突出位置と退出位置に位置変更可能な係
合ピンを設け、2段階に伸縮シリンダを伸長させて基端
側ブームから先端側のブームを分割するようにしたの
で、自己の動力により多段伸縮ブームの分割を行うこと
ができ、移動式クレーンの重量軽減効果を大きくするこ
とができるという効果を有するものである。
の先端側適所に突出位置と退出位置に位置変更可能な係
合ピンを設け、2段階に伸縮シリンダを伸長させて基端
側ブームから先端側のブームを分割するようにしたの
で、自己の動力により多段伸縮ブームの分割を行うこと
ができ、移動式クレーンの重量軽減効果を大きくするこ
とができるという効果を有するものである。
第1図は移動式クレーンの構造を説明する説明図、第2
図は従来の多段伸縮ブームの分割装置の作動説明図、第
3図は本考案の多段伸縮ブームの分割装置の説明図、第
4図は同連結装置の説明図、第5図は同係合ピンの説明
図、第6図は本考案の多段伸縮ブームの分割装置の作動
説明図である。 基端側ブーム……5、伸縮シリンダ……9 先端側のブーム……6、7、8 支持部材……21、係合ピン……23
図は従来の多段伸縮ブームの分割装置の作動説明図、第
3図は本考案の多段伸縮ブームの分割装置の説明図、第
4図は同連結装置の説明図、第5図は同係合ピンの説明
図、第6図は本考案の多段伸縮ブームの分割装置の作動
説明図である。 基端側ブーム……5、伸縮シリンダ……9 先端側のブーム……6、7、8 支持部材……21、係合ピン……23
Claims (1)
- 【請求項1】相隣接する基端側ブームと先端側のブーム
間に、そのピストンロッドの先端部を基端側ブームの基
端部に取り外し自在に連結すると共に、そのシリンダの
ピストンロッド側端部を先端側のブームの基端部に連結
した伸縮シリンダを内装してなる多段伸縮ブームの分割
装置であって、 前記伸縮シリンダのピストンロッドの先端部に、その下
端が前記基端側ブームの下側板上面を摺動するよう支持
部材を取り付け、 前記基端側ブームにおける伸縮ブーム先端側適所に、基
端側ブームの外側からの操作により、その先端部が基端
側ブームの内面内に突出し前記支持部材あるいは前記ピ
ストンロッドの先端部に係合する位置と基端側ブームの
内面から退出した位置に位置変更可能な係合ピンを取り
付け、 前記伸縮シリンダにより基端側ブームに対して先端側の
ブームを最伸長させた後、伸縮シリンダのピストンロッ
ド先端部と基端側ブームの基端部の連結を断ち、ついで
伸縮シリンダを前記支持部材あるいは前記ピストンロッ
ドの先端部が前記係合ピンに係合可能な位置となるよう
縮小させ、前記係合ピンを、当該係合ピンの先端部が基
端側ブームの内面内に突出した位置に操作し、最後に伸
縮シリンダを再度伸長させて基端側ブームに対して先端
側のブームを押し出すよう構成してあることを特徴とす
る多段伸縮ブームの分割装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1776990U JP2507249Y2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 多段伸縮ブ―ムの分割装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1776990U JP2507249Y2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 多段伸縮ブ―ムの分割装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03110088U JPH03110088U (ja) | 1991-11-12 |
JP2507249Y2 true JP2507249Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31520950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1776990U Expired - Fee Related JP2507249Y2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 多段伸縮ブ―ムの分割装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2507249Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102021130736B4 (de) | 2020-11-25 | 2024-05-02 | Tadano Demag Gmbh | Teleskopauslegersystem eines Mobilkrans mit einem Grundteleskopausleger und einem Zusatzteleskopausleger und Verfahren hierzu |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102013011173B4 (de) * | 2013-07-04 | 2019-05-23 | Liebherr-Werk Ehingen Gmbh | Verfahren zur Montage eines Krans sowie Anlenkschuss, Teleskopausleger und Kran |
-
1990
- 1990-02-23 JP JP1776990U patent/JP2507249Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102021130736B4 (de) | 2020-11-25 | 2024-05-02 | Tadano Demag Gmbh | Teleskopauslegersystem eines Mobilkrans mit einem Grundteleskopausleger und einem Zusatzteleskopausleger und Verfahren hierzu |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03110088U (ja) | 1991-11-12 |
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