JPH07115832B2 - クレ−ンのブ−ムの繰出し部を伸長させる方法および装置 - Google Patents

クレ−ンのブ−ムの繰出し部を伸長させる方法および装置

Info

Publication number
JPH07115832B2
JPH07115832B2 JP5184287A JP5184287A JPH07115832B2 JP H07115832 B2 JPH07115832 B2 JP H07115832B2 JP 5184287 A JP5184287 A JP 5184287A JP 5184287 A JP5184287 A JP 5184287A JP H07115832 B2 JPH07115832 B2 JP H07115832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
load pin
locking
payout
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5184287A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62230595A (ja
Inventor
ナラハリ・ガッツ
ブライアン・ケント・ベイリー
Original Assignee
ピーピーエム・クレーンズ・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ピーピーエム・クレーンズ・インコーポレーテッド filed Critical ピーピーエム・クレーンズ・インコーポレーテッド
Publication of JPS62230595A publication Critical patent/JPS62230595A/ja
Publication of JPH07115832B2 publication Critical patent/JPH07115832B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/62Constructional features or details
    • B66C23/64Jibs
    • B66C23/70Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths
    • B66C23/701Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths telescopic
    • B66C23/705Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths telescopic telescoped by hydraulic jacks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/62Constructional features or details
    • B66C23/64Jibs
    • B66C23/70Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths
    • B66C23/701Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths telescopic
    • B66C23/708Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths telescopic locking devices for telescopic jibs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明が属する技術分野〕 本発明は、自走式クレーン等において使用される如き多
段伸縮式ブームに関し、特にそれ自体の動力源を持た
ず、第2の人間のオペレータを必要とせずまた第1のオ
ペレータが運転台を離れてブームを引下げる必要のない
クレーンの繰出し部を伸長収縮させる手段および方法に
関する。
〔従来の技術およびその問題点〕
非常な長さに伸長させ、非常に重い荷重を取扱い、機動
性を高めるため比較的軽くコンパクトであることを必要
とする種々の形式の多段伸縮式ブームが公知である。従
って、繰出し部の重量およびコストを軽減するため、使
用において繰出し部がこの繰出し部に置かれた動力装置
以外の手段により伸縮されるようなクレーンを設計する
ことが慣例である。例えば、Johnstonの米国特許第3,79
5,321号は、問題となる汎用形式のクレーン・ブームお
よびそれ自体の動力による伸長装置のない繰出し部を伸
長させる手段および方法を開示し、更に液圧作動ラムの
可動部分を繰出し部に結合することにより、繰出し部を
伸長し引込め方法について記載している。この結合を行
なうために、クレーンのオペレータは、種々のブーム部
におけるいくつかの接近用兼ピン継ぎ用開口を整合させ
ねばならず、これらの開口は目で見て整合させることし
かできずまた運転台からブーム部分を制御する時はオペ
レータは開口を見ることができないため、2番目の作業
員をブーム部の傍に配置して開口が整合状態にある時ク
レーンのオペレータに合図を行なうことが必要となる。
Johnstonの装置はまた、繰出し部が第2の部分に対して
引込めあるいは延長される時前記繰出し部を前記第2の
部分に対し結合するため重いピンを必要とし、このピン
は手で挿入しなければならない。この作業は、ブームが
その最も低い位置にある時でされ大きなクレーンにおけ
る接近用兼ピン押し開口がしばしば地上から数m(数ヤ
ード)の高さにあるため、屈強な人員でも困難であり得
る。このため、オペレータがピンを挿入することができ
るような高さまで伸ばされた梯子等に登ることが必要と
なる。更に、繰出し部と第2の部分とを結合するピン即
ち荷重ピンの寸法は、オペレータが所定位置に持上げる
ことができる寸法に制限される。荷重ピンが繰出し部お
よび第2の部分の側面から挿入され、かつ繰出し部が第
2の部分から延長されるかあるいは引込められるかに拘
らず両方の部分と接触状態にあるJohnstonの特許に記載
されるブームにおいては、この荷重ピンは軸方向荷重お
よび曲げ荷重を伝達しなければならない。ブーム部分が
延長されるか引込められる時、前記荷重ピンはブーム地
点からの全ての軸方向荷重をブームの残部に対して伝達
しなければならない。ブーム部分が延長される時は、こ
の荷重ピンはまたブーム地点からの全ての曲げ荷重をブ
ームの残部に伝達しなければならない。このように、延
長位置または引込め位置においては、ブームの揚上能力
はピンの剪断強さにより制約を受け、またこれは更にオ
ペレータが所定位置に持上げることができるピン寸法に
よって制限される。
他の可動部分が延長されあるいは引込められる間基部に
対する繰出し部の軸方向位置を維持するためJohnstonの
特許において使用される止めピンもまたJohnstonの特許
においては手で挿入されねばならず、またこれにより荷
重ピンの寸法を制限する前に列挙した諸要因の故に寸法
が制限される。Johnston特許の手段の繰出し部を完全に
伸長するためには、この止めピンをこの繰出し部に挿入
しなければならない。Johnstonの特許における繰出し部
が完全に伸長された時、荷重ピンは、伸縮可能部分が軸
方向に運転される間繰出し部をこの伸長位置に維持する
ために挿入されねばならない。荷重ピンが伸長状態の繰
出し部および第2の部分を結合した後もし止めピンが不
注意から繰出し部から脱落して、このため第2の部分が
第3の部分および基部へ引込められる場合、前記止めピ
ンの折損を生じるおそれがある。このような折損は、止
めピンが比較的軽量構造である時、および止めピンの接
近および取外しが比較的難かしい時に生じ易い。
自らの動力のない繰出し部を伸長させる装置の別の事例
がMentzerの米国特許第4,490,951号に示されるが、この
特許は多段クレーン・ブームの手動繰出し部を遠隔操作
したり固定するための係止機構を開示している。しか
し、係止ピン・シリンダ、液圧作動弁、ホースおよび電
気配線がブームの内部に配置されるため、保守および接
近のコストが比較的高くなる。更に、この特許に開示さ
れる繰出し部は、路上の移動のために人手で固定され、
またブームの遠隔伸長操作の前に人手により解除されな
ければならない。このような人手による作業は、遠隔操
作が可能な繰出し部を設ける目的を妨げる。更に、荷重
ピンが伸長した繰出し部と第2の部分とを結合した後で
もし係止ピンまたは止めピンが繰出し部から不注意によ
り脱落し、その後第2の部分が引込められるならば、不
均一な応力、動力シリンダの曲げおよびクレーンの破損
さえも生じるおそれがある。
〔問題を解決する手段〕
本発明は、上記の米国特許に勝る改善ならびにこれによ
り生じる諸問題に対する解決策に関する。
自走クレーンの多段伸縮ブームには、伸縮部分に対する
動力がなく、運転台のオペレータがいくつかの位置に繰
出し部を固定するためブームと関連するピン装置の挿入
取外しを行なうこと以外に他の人員を必要としない、伸
縮部分を伸長させる手段が設けられている。このピン装
置は、最も外側の被駆動部分を貫通し、繰出し部と係合
してこれを路上の移動等のため引込み位置に保持する荷
重ピンを含む。荷重ピンを引込めて引込み位置に保持す
るため、機械のオペレータによって遠隔操作されるアク
チュエータ機構が提供されている。最も外側の被動部分
が繰出し部と共に完全に伸長される時、係止ピンは繰出
し部と係合してこれを後続のブーム部分に対し固定する
ため遠隔操作される。次いで最も外側の被動部分が引込
められ、作用においてこの部分に対して繰出し部を伸長
させる。この引込め動作の完了と同時に、荷重ピンが自
動的に繰出し部と係合してこの繰出し部を最も外側の被
動部分に対するその伸長位置に固定し、係止ピンは遠隔
操作により係合状態から外される。繰出し部が更に外方
の部分に引込められなければ、荷重ピンおよび係止ピン
が同時にその離脱位置となることを阻止するための制御
回路が設けられる。
本発明は、それ自体の動力による伸長/引込め手段は持
たないにも拘らず完全に伸縮が可能であり、運転台のオ
ペレータに対する他の如何なる助けも要さずに伸長/引
込めのいずれの位置の所定位置に固定することを含む繰
出し部を備えたブームを提供するものである。
本発明の別の特質は、繰出し部の伸長および引込めが可
能であり、ブームを如何なる角度にも揚上させて作業現
場における狭い空間でも設定して伸縮いずれの所定位置
への固定を含む上記の如きブームの提供にある。
本発明の更に特定の特徴は、自らの動力を持たない繰出
し部が、伸長および引込めの両位置において自動的に作
用するばねによりこの繰出し部を次の部分に対して係合
させ、かつ運転台のクレーン・オペレータの直接制御の
下で液圧作動シリンダその他の動力源により離脱させら
れる荷重ピンを有するブームの提供にある。
本発明の他の特徴は、運転台のクレーン・オペレータの
完全な直接制御下にある液圧作動シリンダその他の動力
手段により、自らの動力を持たない繰出し部が伸長のた
めブームの駆動部分に対して係止され次いで解除される
ブームの提供にある。
本発明の更に他の特徴は、繰出し部が更に外方の駆動部
分の内部に引込められなければ、荷重ピンおよび係止ピ
ンが同時に解除されることを阻止するブームの提供にあ
る。
本発明はまた、繰出し部を伸長し引込めるための方法を
も含む。繰出し部を伸長させるため、繰出し部を更に外
方の部分に対して結合する荷重ピン装置が、基部に対し
て取付けられた動力装置を用いて更に外方の荷重ピン係
合装置から解除される。この荷重ピン装置は、固定装置
によって解除位置に固定される。次いで外方の部分が繰
出し部を伴なって伸長される。外方の部分の完全な伸長
と同時に、繰出し部の内側端部が係止ピン装置により更
に内方の部分または基部に対して係止される。次に外方
の部分が引込められて繰出し部を露呈させ、また荷重ピ
ン装置をその解除位置から開放する。次いで、繰出し部
が完全に引込むと同時に内方の荷重ピン係合装置と係合
して繰出し部および外方部分の相互の運動を阻止するま
で、荷重ピン装置が繰出し部の底部に沿って単に摺動す
る。繰出し部はこの時内方部分または基部から解除され
る。この時、外方の部分および内方の部分は、繰出し部
を完全に伸長した位置において独立的に操作することが
できる。繰出し部は、基本的には以上の手順を逆にする
ことにより引込められる。
本発明の他の特質および利点については以下において明
らかになるであろう。
〔実施例〕
先ず第1図においては、伸縮するクレーン・ブーム12を
支持する全体的に10で示される自走クレーンが示されて
いる。クレーン10はまた、クレーンの運転中垂直軸心周
囲である制限されない角度までいずれの方向にも回転す
るように、車上部分16が旋回リング組立体18により支持
された足回り部分14を含む。足回り部分14は、22の如き
複数の車輪組立体と、上記の旋回リング組立体18の固定
リング24と、クレーンの運転中展開される26の如き4本
の延長可能なアウトリガーと、クレーンに対し運転動力
を提供しかつ車輪組立体22に対する原動力を提供するた
めの内燃機関27の如き動力源と、ある車両およびクレー
ンの構成要素に対して作動流体を供給するための作動流
体貯溜部28とからなる。車上部分16は、上記の旋回リン
グ組立体18の回転可能リング30とこのリング30に対して
固定された支持フレーム32とからなっている。ブーム支
持組立体34は支持フレーム32上に堅固に取付けられ、伸
縮ブーム12は、枢着ピン38を含む枢着組立体36により、
ブーム揚上シリンダ39等によりクレーンの運転中に水平
軸心の周囲で揚上位置と降下位置との間で枢動運動する
ように支持フレーム32上に取付けられる。以下の記述に
おいては、あるブーム部分の特定の端部もしくはある特
定の部分自体に関する用語「内方」とはブーム支持組立
体34に対して近いことを意味するため用いられ、用語
「外方」とはブーム支持組立体34から離れることを意味
するため用いられる。伸縮ブーム12は、基部ブーム部分
40と、基部のブーム部分内で伸縮可能な内方ブーム部分
42と、この内方ブーム部分内部で伸縮可能な外方ブーム
部分44と、この外方ブーム部分44内部で伸縮可能な作動
繰出し部即ち伸長または引込め操作のための自らの動力
を持たない繰出し部とを含む。支持フレーム32はまた、
46の如き2つのケーブル・ウィンチ、釣合い重錘48およ
びオペレータ運転台50のための支持部となる。また、シ
ャシー20上には先頭運転台54が配置されている。
ブーム12の繰出し部56を伸長させる作用は、第1A図、第
1B図および第1C図を比較することにより概略が理解でき
る。以下に触れる種々の構成要素の望ましい細部につい
ては、概略図の説明の後に述べることにする。第1A図に
おいては、ブーム12は完全に引込められた位置で示され
ている。内方ブーム部分42および外方ブーム部分44の伸
縮のための動力装置は、第1A図においてそれぞれ液圧作
動シリンダ43および45として示されている。これらのシ
リンダ43、45は形状が長く、ピン47、49の如き適当な手
段により、それぞれ内方ブーム部分42および外方ブーム
部分44に対して、その内端部において結合された伸縮可
能な外方部分43a、45aを有する。
同様に、これらシリンダの係止部43b、45bがピン51、53
によりそれぞれ基部ブーム40および内方ブーム部分42に
対して結合することができる。
ブーム12が第1図および第1A図に示されるように走行位
置にある時、荷重ピン58(第1A図)はカラー60を介して
外方部分44の外端部に摺動自在に取付けられ、繰出し部
56の外端部における開口56aと係合して外方部分44と繰
出し部56との間の相互の運動を阻止する。荷重ピン58
は、外方部分44の外端部に対して枢着され偏倚装置66に
よって上方へ偏倚されたレバー62を含む係合/解除装置
61により係合状態に保持される。繰出し部の伸長操作に
おける最初の段階は荷重ピン58を繰出し部56から離脱す
ることである。これは、基部部分40の外端部に結合さ
れ、レバー62を第1A図に仮想線で示された位置に対して
伸長してこれを下方向に枢動させる液圧作動シリンダ70
その他の動力源により行なわれる。これは、更に、繰出
し部56における荷重ピン開口56aから荷重ピン58を離脱
させる。シリンダ70は、これがレバー62の遠端部にわた
って整合される時のみ荷重ピン58と離脱する位置にあ
る。この状態は外方部分44が基部40に対して完全に引込
められる時のみ生じることに注意されたい。シリンダ70
が伸長される時、荷重ピン58は離脱され、この荷重ピン
の内部で外方に偏倚されるプランジャ78により離脱され
た状態に保持される。次に、外方ブーム部分44は、第1B
図に示されるようにその動力シリンダ45を用いて完全に
伸長され、これと共に荷重ピン58がプランジャ78により
離脱位置に固定した状態で繰出し部56を支持する。この
過程における次の段階は、内方部分の動力シリンダ43の
外端部に対して取付けられた係止装置86が、第1B図にお
いて仮想線で示したように開口56cにおいて繰出し部56
と係合させられる。この係止動作は、各部分における接
近口44a、42a、56dを介してトグル組立体10に接近する
基部40の外方に取付けられた液圧作動シリンダ126等の
動力源により作動させられる枢動トグル組立体110の如
き適当な手段により行なうことができる。従って、繰出
し部56は、既に完全に引込められた内方ブーム部分の動
力シリンダ43に対して固定されている。シリンダ43の内
端部が基部40と結合される故に、またシリンダ43が完全
に引込められる時にのみ係止動作が行なわれる故に、係
止装置86が繰出し部56を基部40に対して固定すると等し
いことになる。この理由から、以下本文においては用語
「第1の部分」とは基部40および内方部分42を指すもの
とする。次の段階は、外方ブーム部分44を第1C図に示し
た位置へ引込めることである。繰出し部56がこの時内方
ブーム部分の動力シリンダ43に対して取付けられるた
め、この部分は外方ブーム部分44の引込み動作により伸
長した状態を維持する。この状態は更に、繰出し部56と
外方ブーム部分44との間の相対的運動を生じる。この相
対運動の発生と同時に、荷重ピンの復帰装置84がプラン
ジャ78を押込んで荷重ピン58を復帰状態に置き、外方ブ
ーム部分44の完全な引込みが達成されるまでこのピンが
第1C図に示したように繰出し部56の底部に当接するよう
に上方へ運動させ、この時荷重ピン58は繰出し部56の底
部の内方固定口56bと弾発係合状態になる。最後に、係
止装置がシリンダ130によって繰出し部56から離脱され
るが、このシリンダは基部40の外側に取付けられて各ブ
ーム部分の接近開口42b、44bを介して係止装置86と接触
する。この時、繰出し部56は伸長位置に固定され、2つ
の自らの動力を有する部分42、44は必要に応じて自由に
伸長または引込み状態にすることができる。
繰出し部56はこの手順を逆にすることにより引込めるこ
とができる。特に、内方部分42および外方部分44は完全
に引込められる。シリンダ126は接近開口42a、44cを介
してトグル組立体110を作動させて係止装置86を繰出し
部56と係合させる。同時に、シリンダ70は荷重ピン58を
内方荷重ピン穴56bから離脱する。プランジャ78は、荷
重ピン58を離脱位置に固定する。外方部分44は、この時
伸長状態にあって、作用において繰出し部56をその内部
に伸縮させる。完全な伸長状態に達する直前に、復帰装
置84が荷重ピン58を復帰状態にし、この荷重ピンが繰出
し部56の底部に対して上方に弾発動作する。次いで、外
方部分44の完全な伸長状態に達する時、荷重ピン58は外
方荷重ピン穴56aと係合する。この時、シリンダ130は係
止装置86を繰出し部56から各ブーム部分の接近開口44d
および42bを介して離脱させる。次いで、外方部分44が
引込められると、繰出し部56は荷重ピン58によってこの
部分に固定される。
明らかなように、上記の全ての過程は、例えブーム12が
狭い隙間を通ってどんな頭上位置にあっても、オペレー
タにより運転台から基部40に対して結合された液圧作動
シリンダ70、126、130の制御により行なうことができ
る。シリンダが基部に対して結合されるため、巻きホー
スまたはホース・リールの必要がない。更にまた、接近
開口は係止ピンの視認を可能にして安全度が向上し、ま
た必要に応じて人手による操作を可能にする。また、必
要な種々のピンの寸法を、オペレータが必要とされる特
定寸法のピンを体力的に取扱うことができるかどうかに
拘らず、クレーン・ブームに使用において遭遇すると予
期される質量および応力のみに基づいて決定することが
できる。
第2図乃至第5図は、荷重ピン58および荷重ピンの解除
および係合のための装置61の望ましい構成を示してい
る。第4図に最もよく示される荷重ピン58の目的は、繰
出し部58が外方ブーム部分44に対して運動することを阻
止することである。第4図に示されるように、荷重ピン
58は外方ブーム部分44に対して固定されたカラー60を貫
通して繰出し部56の底部の開口56aと係合する。荷重ピ
ン58は、外方ブーム部分44のフレーム64に対して枢着さ
れた一端部と、ばね柱66を介して外方ブーム部分44の側
面に対して更に結合されたタブ68に対して結合された他
端部とを有するばねで偏倚されたレバー62により開口56
aに保持されている。ばね柱66は、弾性的に荷重が付与
され収縮状態に偏倚された伸縮柱体である。第2図およ
び第3図において最もよく示されるように、レバー62
は、端部58aの両平坦部から突出するピン58bが嵌合され
るスロット62aにより荷重ピン58と係合する。(スロッ
ト62aは、荷重ピン58のそのカラー60内の摺動運動と組
合されるレバー62の枢動運動の故にスロットである必要
がある。)荷重ピン58を繰出し部56から離脱させるた
め、組立体61を作動させる手段が必要となる。図示した
実施態様においては、液圧作動シリンダ70はブラケット
72(第3図)によりブームの基部40に対して結合されて
いる。ブラケット72は、外方部分44がその完全に引込ま
れた位置にある時ばね柱体66に対して結合される如く、
レバー62の同じ端部にあるようにシリンダ70を位置付け
る。液圧作動シリンダ70は複動シリンダであることが望
ましく、使用しない時はシリンダを引込み位置に保持す
るため小さな液圧作動圧力がロッド側に保持される。こ
のシリンダは、戻しばね(図示せず)を備えた単動シリ
ンダでもよい。シリンダ70のピストン72は押圧パッド74
で終り、このパッドはレバー62の端部のローラ76と接触
するよう整合される。このようにシリンダ70が付勢され
ると、押圧パッド74がローラ76を、更にレバー62を下方
に押圧する。この作用は、荷重ピン58を下方へ開口56a
から出るように引張り、その結果繰出し部56は外方ブー
ム部分44に対して自由に摺動その他の運動を生じる。こ
の解除された状態は第5図に示されている。以下におい
て更に詳細に述べるプランジャ78がなければ、荷重ピン
58はばね柱体66により上方へ偏倚されているため、繰出
し部56の底部における開口56a内へ直ちに後退すること
になる。その代り、繰出し部56が外方部分44から充分に
離れる方向に摺動させられるまで、プランジャ78は荷重
ピン58を開口56aから外れた状態で固定し、その結果ピ
ン58および開口56aはもはや整合状態にはなくなる。こ
の時、ピン58は第6図に示されるように内方荷重ピン開
口56bに当るまで上方に運動して繰出し部56の底部と当
接させられ、この時ピンは開口に向って上方へ弾発して
第4図に示される位置をとり、繰出し部は伸長状態とな
る。
上記のプランジャ78は、第7図、第8A図、第8B図、第9
図および第10図において更に詳細に示されている。第7
図、第8A図および第8B図に示されるように、プランジャ
78は内部ばね80により外方に偏倚された状態で荷重ピン
58の内部で横断方向にばね装填されており、ピン58の側
面から外方へ部分的に突出している。プランジャ78は2
つの異なる直径を有することが望ましい。プランジャ78
の先端部78aは比較的小さな直径であるが、基部78bは比
較的大きな直径を有する。第7図においては、カラー60
は比較的狭くなった部分60bと比較的広い部分60cとを有
するスロット60aを有する。荷重ピン58が第4図に示さ
れるように係合位置にある時、プランジャ78はスロット
60aの狭い部分60b(第7図)にあり、先端部78aのみが
荷重ピン58自体の外方に突出している(第8A図)。荷重
ピン58が第5図に示されるように降下位置にある時、プ
ランジャ78はスロット60aの比較的広い部分60cと整合す
るように移動し、プランジャ78の基部78bは第8B図に示
されるように外側のカラー60に達することが許される。
プランジャ78は、スロット60a上に取外し自在にボルト
止めその他の方法で固定され、スロット60aに対して平
行に延びるがスロット60aの狭い部分60bの巾と整合する
唯1つの巾しかないそれ自体のスロット82aを有する保
持板82の如く適当な手段によって荷重ピン58内に保持さ
れる。このため、保持板82は、プランジャ78の必要な垂
直方向の運動を許し、かつプランジャが脱落することを
防止する。このように、荷重ピン58はレバー62の作用に
より下方向に運動させられる(第4図および第5図)。
一旦このピンの運動が生じると、プランジャ78はスロッ
ト60aの大きな部分60cに弾発係合して、ばね柱体66の圧
力のため荷重ピン58が再び戻されることを阻止する。荷
重ピン58を解除してこれを後退させる唯一の方法は、プ
ランジャ78を荷重ピン58に対して押圧し、その結果胴部
78bがスロット60aの大きな部分60cには存在しないよう
にすることである。
第9図および第10図は、必要に応じてプランジャ78内に
押圧する目的のため設けられた復帰装置84を示してい
る。この復帰装置84は、適当な手段により繰出し部56の
下側に対し固定されたカムとして作用し、プランジャが
適正な時点で適正な割合だけ作動するように調整するこ
とができる。このように、荷重ピン58が第4図に示され
るように開口56a内の所定位置にある時、あるいはこれ
が第5図に示されるように最初開口56aから脱落した状
態にある時、プランジャ78は第9図に示されるように復
帰装置84のカムの低い領域84aと整合状態にあり、また
第7図および第8B図に関して前に述べたように飛出すこ
とが許される。プランジャ78は、このように、荷重ピン
58を第5図に示される如き離脱位置に固定する。次に、
外方ブーム部分44が繰出し部56に対して運動する時は、
プランジャ78は、第10図において仮想線で示されるよう
に、復帰装置84のカムの高い領域84b上へ移動しなけれ
ばならない。無論、この状態はプランジャ78を押込ん
で、荷重ピン58が戻ることを許すが、この時までに荷重
ピン58はもはや繰出し部56の開口56aに対して整合状態
になく、そのためピン58は内方の荷重ピン開口56bと遭
遇するまでは繰出し部56の底部に乗り(第6図)、次い
で荷重ピン58と係合する。外方の荷重ピン開口56aはブ
ームの頭部52付近に位置され、荷重ピン58がこの開口内
に弾発係合することを許すことは、繰出し部56がその引
込み位置即ち移動位置に固定することになる。内方の荷
重ピンの開口56bは、繰出し部56の内端部に配置され、
荷重ピン58と共働して繰出し部を伸長位置に固定する。
前に述べように、外方部分44および繰出し部56が一緒に
完全に伸長させられた後、繰出し部は係止ピン装置86に
より一時的に内方ブーム・シリンダ43または基部40に対
し係止される結果外方ブーム部分44を繰出し部56から引
込めることができることが望ましい。係止ピン装置86お
よびトグル機構110は第11図、第12図、第13図および第1
4図に示される。第11図は、係止ピン装置86をその通常
の離脱位置において示している。この係止ピン装置86
は、ボルト90の如き適当な手段により液圧作動シリンダ
43の外端部に対して固定的にではあるが取外し自在に結
合されるU字形フレーム88を含む。第13図の断面図に見
ることができるように、係止ピン装置86はまた前記U字
形フレーム88の曲率内に固定された上方の水平板92と下
方の水平板94とを含む。2つのタブ96および98が下方の
板94の下側に水平方向に離間されて結合されあている。
これらのタブは、係止ピン装置86が静置する繰出し部56
に対する係止ピン装置の前後方向の運動を容易にするた
めの2つの車輪102、104が支承された軸心100を保持す
る。再び第11図および第12図によれば、1対の枢着ピン
106、108が板92と94の間で水平方向に離間されて垂直方
向に結合されている。これらのピンに対しては、2つの
トグル板112、114を含むトグル組立体110が支承されて
いる。トグル板112はピン106上で枢動するが、トグル板
114はピン108上で枢動する。この2つのトグル板は、各
板の長手方向の中心付近に一体に形成されかつピンおよ
びスロット装置と一体化するリンク部分112aおよび114a
によって一緒に接合されている。第13図に最もよく示さ
れるように、リンク112aは単一リンクであるがリンク11
4aは二重リンクであることが望ましい。更に、リンク11
4aはリンク112aのスロット112b(第11図)と係合するピ
ン116を保持している。このように、板112がピン106上
で一方向に、例えば時計方向に回転させられる時は常
に、板114はこれによりピン108上で反対方向、本例では
反時計方向に回転させられる。再び第11図によれば、板
112と114の各々は、一端部においてピン118、120と係合
するスロット112c、114bで終る。これらのピンは、1対
の係止ピン122および124のU字リンク部分122aおよび12
4aに保持され、この係止ピンは更にフレーム88の側面に
溶接その他の方法で取付けられたピン案内チューブ89に
側方に摺動自在に取付けられる。これらの係止ピンの少
なくとも2本は、ブームに対する損傷を防止するため、
係止ピンおよび荷重ピンの両方を係合状態にしたまま不
注意からブームを運動させようとする場合に、対称形の
支持部を提供するようにブームの長手方向の中心線の周
囲に対称的に配置された状態で設けられる。繰出し部56
が基部40に対して完全に伸長され内方部分42が完全に引
込められる時、係止ピン122、124は繰出し部56の側面の
1対の開口56cおよび56eに対してそれぞれ整合状態にあ
る。第11図は、離脱位置の係止ピン122および124を示し
ている。第12図に示されるように、これらの係止ピン
は、ブームの基部40の外側に対し取付けられた液圧作動
シリンダ126によって係合位置、即ち繰出し部の開口56c
および56eが整合状態にある時にこれらピンが前記開口
ならびにピン案内チューブ89内にある位置へ枢動させら
れる。同図に示されるように、シリンダ126のピストン1
28は、各ブーム部分が引込められる時、これらブーム部
分における接近開口40a、42a、44aおよび56dと整合状態
になる。ピストン128が同図において仮想線で示される
ように延長される時、このピストンはトグル板112のカ
ム端部112dと接触する。次いでピストン128はトグル板1
12のカム端部112dに対し押圧力を及ぼして、このカム端
部をピン106の周囲で時計方向に回転させ、これにより
トグル板114をそのピン108の周囲で反時計方向に回転さ
せ、更に係止ピン122および124を組立体86から外して繰
出し部56の開口56c、56eへ押込む。係止ピン122、124を
離脱させる別の液圧作動シリンダ130が設けられる。第1
1図に示されるように、シリンダ130はまたブームの基部
40の外側に対して取付けられ、ブームの各部分が引込め
られる時、係止ピン122およびこれら各部分の接近開口4
0b、42b、44bおよび56cに対して整合される。次いで、
シリンダ130のピストン132が第11図において仮想線で示
されるように伸長される時、このピストンは直接付近の
側方の係止ピン122と接触してこれを繰出し部56の開口5
6cから押出し、この動作もまたトグル板112、114を介し
て反対側の係止ピン124を繰出し部56のその側の開口56d
から引出す。シリンダ126および130は複動シリンダであ
ることが望ましい。前記シリンダを引込め位置に保持す
るため使用されない時は、小さな圧力がロッド側に保持
される。この特徴により、ピストンが振動状態にある時
滑り出ることを防止し、かつブームの伸長および引込め
作業の間ブーム各部およびピストンに対する損傷を避け
る。これらのシリンダもまた戻しばね(図示せず)を備
えた単動形のものでよい。ばねで偏倚されるデテント装
置が、繰出し部56に関する係止ピン122、124の確実な係
合離脱動作を容易にするため設けられている。このデテ
ント装置は、各係止ピンに設けられた1対の横断溝を含
む。このため、係止ピン122は、そのU字リンク部分122
a付近の係合溝122bおよび反対側端部付近の離脱溝122c
とを有する。同様に、係止ピン124は、そのU字リンク
部分124a付近の係合溝124bと反対側付近の離脱溝124cと
を有する。各係止ピンには、各係止ピン122、124に対し
てピン案内チューブ89の側面に偏倚されて前記溝の一方
または他方に対して弾発するように、またこれにより係
止ピン122、124の係合離脱のための確実な位置を提供す
るように配置された固定ボール134、136がそれぞれ設け
られている。
第15図に示されるように、クレーン10は、本文で前に述
べた種々の動力装置および液圧作動シリンダを制御する
ための電気回路138を含む。特にこの回路138はまた、荷
重ピン58が係止ピン122、124が離脱させられる間に離脱
すること、またその反対の状態を阻止する手段、および
荷重ピンの液圧作動シリンダ70または係止ピンの液圧作
動シリンダ126、130が使用状態にある時、内方部分42に
対する動力シリンダ43を不作動状態にする手段とを含
む。回路138はマスター・スイッチSW1を含み、このスイ
ッチのソレノイド142による閉路がシリンダ43を不作動
状態にする。この動作は、シリンダ43が繰出し部の伸長
動作の間付勢されないことを保証するため行なわれる
が、これはこの動作の結果ピンまたはシリンダに損傷を
与えるおそれがあるためである。荷重ピン56および係止
ピン122、124が係合状態にあるかどうかを表示し、かつ
繰出し部56が外側部分44の内部に引込められているかど
うかを示す手段が設けられている。更にまた、もし係止
ピン122、124が離脱状態にありかつ繰出し部56が引込め
られていない場合にシリンダ70が荷重ピン58をその解除
位置へ運動させることを阻止し、またもし荷重ピン58が
離脱状態にありかつ繰出し部56が引込められていない場
合にシリンダ130が係止ピン122、124をその解除位置へ
運動させることをする手段が設けられる。望ましい実施
態様においては、1対のスイッチSW2、SW3が係止ピン12
2、124の状態を示すため設けられている。係止ピンが第
11図に示されるように離脱状態にある時、スイッチSW2
は閉路されまたこれと直列に結合された指示灯L1が点灯
される。係止ピンが第12図に示されるようにその係合位
置へ移動する時、スイッチSW2は開路しスイッチSW3は閉
路され、更に指示灯L2を点灯しリレーR1を付勢する。こ
のため、係止ピンが離脱状態にある時、指示灯L1が点灯
するが、係止ピンが係合状態にある時は指示灯L2が点灯
する。スイッチSW2およびSW3は近接スイッチでよく、あ
るいは係止ピン122、124の位置により付勢される他の適
当なスイッチでもよい。荷重ピン58がその係合位置にあ
る時閉路されるように別のスイッチSW4がブーム12上に
載置されている。このスイッチと直列をなす指示灯L3
は、スイッチSW4が閉路され係止ピンが係合状態にある
ことを示す表示装置として使用する時に点灯する。更
に、スイッチSW4が閉路されると、リレーR2が付勢され
る。安全スイッチSW5は、繰出し部56が第1A図に示され
るように引込められる時、あるいは外側部分44および繰
出し部56が伸長状態にある時常に閉路されるようにブー
ム12上に載置されている。このスイッチSW5は、2つの
リレーR3、R4の双方がスイッチSW5が閉路される時付勢
されるように、これら2つのリレーを制御する。第15図
に見られるように、リレーR1およびR4の接点は、リレー
R2、R3の接点と同様に並列に結合されている。従って、
スイッチSW5の閉路はリレーR1およびR2を無効化し、か
つオペレータが係止ピン58と係止ピン122、124を全て同
時に離脱させることを可能にするという効果を生じる。
このことは、繰出し部56が第2の部分44の内部で引込め
られる時は許されないため、その結果これにより危険が
防止されるため望ましくないことではない。しかし、ス
イッチSW5が開路しているものとすれば、回路138の操作
は第15図および第16図の両図に照して次のようになる。
係止ピン122、124が係合される時、スイッチSW3は閉路
されてリレーR1が付勢される。このため、オペレータに
より押されると、荷重ピンのスイッチSW6は自動ピン動
作弁組立体147の弁146を付勢させ、更に荷重ピン58をシ
リンダ70を介して離脱させる。スイッチSW6の解除は組
立体147の弁146を閉路しまた弁148を開路して、前に触
れた如き小さいが一定の引込め圧力をシリンダ70、12
6、130に対して供給する。従って、荷重ピン58が係合状
態にある時、スイッチSW4は閉路してリレーR2を付勢す
る。このため、オペレータにより左側を押されると、荷
重ピンのスイッチSW7が組立体147の弁150を付勢し、更
に係止ピン122、124をシリンダ126を介して係合させ
る。あるいはオペレータはスイッチSW7の右側を押し、
これが組立体147の弁152を付勢して係止ピン122、124を
離脱させる。スイッチSW6の場合のように、スイッチSW7
を解除すると弁148(第16図に最もよく示される)を付
勢して、シリンダ70、126、130のピストンを引込めるの
に必要な小さな背圧を生じる。
従って、回路138は、荷重ピンおよび両方の係止ピンを
全て離脱状態にすることが繰出し部56の外方部分44に対
する制御されない運動を生じるおそれがあるため、種々
の動力シリンダまたは動力装置を制御して荷重ピンおよ
び両方の係止ピンが同時に離脱状態になることを阻止さ
れることを保証する手段を提供する。
本文に述べた装置はその意図される目的を満たすため有
効に適合されるが、本発明は本文に述べたクレーンのブ
ームの繰出し部を伸長させる方法および装置の特定の望
ましい実施態様に限定されるものではないことを理解す
べきである。本発明は、頭書の特許請求の範囲から逸脱
することなく種々の適正な相当内容を含むものと解する
べきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により構成された、自らの動力を持たな
いが運転台からオペレータにより伸長される繰出し部を
有するブームを備えた自走クレーンを示す側面図、第1A
図、第1B図および第1C図は種々の伸長段階における本発
明により構成されたクレーン・ブームを示す概略図、第
2図は係止ピン組立体を示すため部分的に破断された第
1図に示したクレーン・ブームの一部を示す拡大図、第
3図は荷重ピン解除機構およびその支持部を示す第2図
に示したクレーン・ブームの比較的小さな部分の別の拡
大図、第4図は第2図の線4−4に関する荷重ピン解除
機構を示す断面図、第5図は解除位置の荷重ピンを示す
第4図に示した装置の図、第6図はクレーン・ブームの
繰出し部の底部における荷重ピン取付け部を示す装置の
図、第7図は本発明により構成された荷重ピンの部分断
面側面図、第8A図および第8B図は第7図の線8−8に関
するばねを装填したプランジャをその2つの異なる位置
で示した荷重ピン機構の部分断面図、第9図および第10
図は第3図に示した装置およびばね装填プランジャに作
用して装填ピンを復帰させる復帰カムを示す底面図、第
11図は第2図の線11−11に関する解除位置の係止ピンを
示す係止ピン組立体の断面図、第12図は係合位置におけ
る係止ピンを示す第11図と類似の図、第13図は係止ピン
のキャリッジの端面を示す第11の線13−13に関する第12
図の断面図、第14図は係止ピンの側面を示す第11図の線
14−14に関する第12図の断面図、第15図は装填ピンと係
止ピンが略々同時に解除されないことを保証するため設
けた電気回路を示す概略図、および第16図は装填ピンと
係止ピンが略々同時に解除されないことを保証する第15
図に示した電気回路と共に作動する液圧作動回路の概略
図である。 10……クレーン、12……クレーン・ブーム、14……足回
り部分、16……車上部分、18……旋回リング組立体、20
……シャシー、22……車輪組立体、24…固定リング、26
……アウトリガー、27……内燃機関、28……作動流体貯
溜部、30……回転可能リング、32……支持フレーム、34
……ブーム支持組立体、36……枢着組立体、38……枢着
ピン、39……ブーム揚上シリンダ、40……基部ブーム部
分、42……内方ブーム部分、43……液圧作動シリンダ、
44……外方ブーム部分、45……液圧作動シリンダ、46…
…ケーブル・ウィンチ、47……ピン、48……釣合い重
錘、49……ピン、50……オペレータ運転台、51……ピ
ン、53……ピン、54……先頭運転台、56……繰出し部、
58……荷重ピン、60……カラー、61……係合/解除装
置、62……レバー、66……偏倚装置、70……液圧作動シ
リンダ、72……ブラケット、74……押圧パッド、76……
ローラ、78……プランジャ、80……内部ばね、82……保
持板、84……荷重ピンの復帰装置、86……係止装置、88
……U字形フレーム、89……ピン案内チューブ、90……
ボルト、92……上方の水平板、94……下方の水平板、96
……タブ、98……タブ、100……軸心、102……車輪、10
4タ車輪、106……枢着ピン、108……枢着ピン、110……
トグル組立体、112……トグル板、114……トグル板、11
8……ピン、120……ピン、122……係止ピン、124……係
止ピン、126……液圧作動シリンダ、128……ピストン、
130……シリンダ、132……ピストン、138……電気回
路、142……ソレノイド、146……弁、147……自動ピン
動作弁組立体、148……弁、150……弁、152……弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブライアン・ケント・ベイリー アメリカ合衆国アイオワ州52401,セダ ー・ラピッズ,アールアール 2,スパニ ッシュ・ロード 8604 (56)参考文献 特開 昭48−36842(JP,A) 特開 昭49−88248(JP,A) 特開 昭56−23195(JP,A) 特開 昭57−117496(JP,A) 特表 昭58−501860(JP,A)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の部分と外方部分と繰出し部とを含む
    伸縮式クレーン・ブームと、 前記第1の部分に対する前記外方部分の伸長および引込
    み動作を行なう手段と、 自らの動作に応答して前記繰出し部を伸縮させる装置と
    からなるクレーンにおいて、該装置が、 引込み位置と伸長位置とを含む少なくとも2つの位置に
    おいて、前記繰出し部を前記外方部分に対して取外し自
    在に結合する荷重ピン手段と、 前記繰出し部と前記外方部分との間の相対的運動が阻止
    される係止位置と、前記の相対的運動が許容される解除
    位置とを含む2つの位置のいずれか一方に前記荷重ピン
    手段を固定する手段と、 前記荷重ピン手段を前記解除位置へ運動させ、これによ
    り前記繰出し部と前記外方部分との間の相対的運動を許
    容する解除手段と、 前記第1の部分に対し結合された複数の係止ピン付勢手
    段により前記繰出し部を前記第1の部分に対して取外し
    自在に係止する係止ピン手段と、 前記荷重ピン手段を前記解除位置から前記係止位置へ復
    帰する復帰手段とからなることを特徴とするクレーン。
  2. 【請求項2】前記解除手段が、遠隔制御されかつ前記第
    1の部分に対して取付けられた第3の付勢手段を含み、 前記荷重ピン手段が、前記外方部分に対し枢着されたレ
    バーと該レバーに対し結合された荷重ピンとを含み、該
    荷重ピンは、前記の係止位置にある時、前記外方部分に
    対し結合されたカラーを貫通して前記繰出し部の開口と
    係合状態になり、かつ前記荷重ピン手段は、前記第3の
    付勢手段により前記係止位置から前記解除位置へ運動さ
    せられることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    クレーン。
  3. 【請求項3】前記荷重ピン手段を前記係止位置に向けて
    偏倚する偏倚手段を更に設け、 前記復帰手段が、前記固定手段を解除しかつ前記偏倚手
    段をして前記荷重ピン手段を前記係止位置へ戻させるよ
    う作用することを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    のクレーン。
  4. 【請求項4】前記固定手段が、前記荷重ピン手段が前記
    解除位置へ移動されて前記荷重ピン手段が前記係止位置
    へ戻ることを阻止する時、前記カラーの開口内へ運動す
    る前記荷重ピン内部で外方へ偏倚されるプランジャを含
    み、 前記復帰手段が、前記カラーの前記開口から前記プラン
    ジャを押出し、前記荷重ピン手段が前記係止位置へ戻る
    ことを許容する手段を含むことを特徴とする特許請求の
    範囲第3項記載のクレーン。
  5. 【請求項5】前記係止ピン手段が、前記ブームの長手方
    向の中心線の周囲で略々対称的に配置された複数の係止
    ピンを含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のクレーン。
  6. 【請求項6】前記係止ピン手段が更に、前記複数の係止
    ピンの1つが前記第1の係止ピンの付勢手段により運動
    させられる時、前記繰出し部を前記第1の部分に対して
    係止するように前記係止ピンの全てを運動させ、また前
    記複数の係止ピンの1つが前記第2の係止ピンの付勢手
    段により運動させられる時、前記第1の部分から前記繰
    出し部を解除するように前記係止ピンの全てを運動させ
    るトグル組立体を含むことを特徴とする特許請求の範囲
    第5項記載のクレーン。
  7. 【請求項7】前記繰出し部がその完全に引込められた位
    置になければ、前記係止ピン手段と前記荷重ピン手段の
    双方が同時にその解除位置にないことを保証する手段を
    更に設けることを特徴とする特許請求の範囲第4項また
    は第6項に記載のクレーン。
  8. 【請求項8】前記保証手段が、 前記荷重ピン手段、前記係止ピン手段および前記繰出し
    部の位置を検出する手段と、 前記繰出し部がその完全に引込められた位置になく、前
    記係止ピン手段がその解除位置にあるならば、前記荷重
    ピン手段が解除することを阻止し、また前記荷重ピン手
    段がその解除位置にあるならば、前記係止ピン手段が解
    除することを阻止する手段とを含むことを特徴とする特
    許請求の範囲第7項記載のクレーン。
  9. 【請求項9】前記検出手段が複数のスイッチを含み、該
    スイッチの少なくとも1つは、前記係止ピン手段がその
    係合位置にある時閉路し、該スイッチの少なくとも1つ
    は、前記荷重ピン手段がその係合位置にある時は閉路
    し、また該スイッチの少なくとも1つは、前記繰出し部
    がその引込み位置にある時は閉路し、 前記荷重ピン手段の解除を阻止する前記手段は、前記繰
    出し部がその完全に引込められた位置になければ、前記
    スイッチにより制御されて前記係止ピン手段と前記荷重
    ピン手段の双方が同時に解除されることを阻止するリレ
    ーを含むことを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の
    クレーン。
  10. 【請求項10】伸縮式クレーンのブームを操作して自ら
    の動力を持たないその繰出し部を伸長させる方法であっ
    て、前記クレーン・ブームが、 第1の部分と、 該第1の部分の内部に伸縮可能であり、かつ前記第1の
    部分と外方部分との間で結合された付勢手段により付勢
    される外方部分と、 該外方部分の内部に伸縮可能な繰出し部とからなり、 各部分は内端部と外端部とを有し、 前記繰出し部の内端部と外端部の付近に配置された内方
    と外方の荷重ピン係合手段と、 前記繰出し部の内端部付近に取付けられた係止ピン係合
    手段と、 前記外方部分の外端部の付近に取付けられ、前記繰出し
    部が前記外方部分に対しそれぞれ伸長されあるいは引込
    められる時前記繰出し部と前記外方部分を一緒に取外し
    自在に固定するため、前記繰出し部における内方または
    外方の荷重ピン係合手段のいずれか一方と取外し自在に
    係合可能である荷重ピンと、 前記第1の部分に取付けられ、前記係止ピン係合手段と
    取外し自在に係合可能である複数の係止ピンと、 前記外方部分と前記第1の部分とに取付けられ、前記荷
    重ピンを離脱させてこれを離脱位置に固定する手段と、 前記繰出し部に取付けられ、該繰出し部と前記外方部分
    との間の相対的運動の開始直後に、前記荷重ピンをその
    離脱位置から解除する手段とからなる方法において、 前記外方の荷重ピン係合手段から前記荷重ピンを離脱さ
    せ、かつこれを離脱位置に固定して、前記繰出し部と前
    記外方部分との間の相対的運動を許し、 前記外方部分を完全に伸長させ、その内部に引込められ
    た前記繰出し部を支持し、 前記荷重ピンを前記係止ピン係合手段と取外し自在に係
    合させ、これにより前記第1の部分と前記繰出し部との
    間の相対的運動を阻止し、 前記外方部分を完全に引込めて、これにより前記繰出し
    部を露呈させかつ前記荷重ピンをその離脱位置から解除
    し、その結果該荷重ピンが前記外方部分の引込め運動の
    完了と同時に前記内方の荷重ピン係合手段と係合し、 前記係止ピンを前記係止ピン係合手段から解除して、前
    記第1の部分と前記繰出し部との間の相対的運動を許す
    ステップからなることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】第1の部分と、 該第1の部分の内部に伸縮可能であり、かつ前記第1の
    部分と外方部分との間で結合された付勢手段により付勢
    される外方部分と、 該外方部分の内部に伸縮可能な繰出し部とからなり、 各部分は内端部と外端部とを有し、 前記繰出し部の内端部と外端部の付近に配置された内方
    と外方の荷重ピン係合手段と、 前記繰出し部の内端部付近に取付けられた係止ピン係合
    手段と、 前記外方部分の外端部の付近に取付けられ、前記繰出し
    部が前記外方部分に対しそれぞれ伸長されあるいは引込
    められる時前記繰出し部と前記外方部分を一緒に取外し
    自在に固定するため、前記繰出し部における内方または
    外方の荷重ピン係合手段のいずれか一方と取外し自在に
    係合可能である荷重ピンと、 前記第1の部分に取付けられ、前記係止ピン係合手段と
    取外し自在に係合可能である複数の係止ピンおよびその
    操作手段と、 前記外方部分と前記第1の部分とに取付けられ前記荷重
    ピンを係合位置から離脱させる手段と、これを離脱位置
    に固定する手段と、 前記繰出し部に取付けられ、該繰出し部と前記外方部分
    との間の相対的運動の開始直後に、前記荷重ピンをその
    離脱位置から解除する手段とを設けることをことを特徴
    とするクレーン・ブーム。
  12. 【請求項12】前記離脱手段が、前記第1の部分の外端
    部に対し取付けられた付勢手段と、前記外方部分の外端
    部に対し枢着されたレバーとを含み、前記荷重ピンは前
    記レバーに対し結合され、更に前記外方部分の外端部に
    対し結合されたカラーを含み、前記荷重ピンは前記カラ
    ーを貫通して前記繰出し部の前記荷重ピン係合手段と係
    合状態となり、前記付勢手段と前記レバーとは、前記外
    方のブーム部分が完全に引込められる時のみ、前記荷重
    ピンの作動および解除を生じるように整合されることを
    特徴とする特許請求の範囲第11項記載のクレーン・ブー
    ム。
  13. 【請求項13】前記荷重ピンを前記係合位置へ向けて偏
    倚する偏倚手段を更に設けることを特徴とする特許請求
    の範囲第12項記載のクレーン・ブーム。
  14. 【請求項14】前記固定手段は、前記荷重ピンが前記離
    脱位置へ移動されて前記荷重ピンが前記係合位置へ戻る
    ことを阻止する時、前記カラーの開口内へ運動する前記
    荷重ピン内部から外方へ偏倚されるプランジャを含み、 前記解除手段から前記プランジャを前記カラーの前記開
    口から押出す手段を含むことを特徴とする特許請求の範
    囲第13項記載のクレーン・ブーム。
  15. 【請求項15】前記係止ピンの前記操作手段は、前記係
    止ピンの1つが前記係止ピン係合手段と係合させられる
    時は全ての係止ピンを係合させ、かつ前記係止ピンの1
    つが前記係止ピン係合手段から離脱させられる時は全て
    の係止ピンを離脱させるトグル組立体を含むことを特徴
    とする特許請求の範囲第11項記載のクレーン・ブーム。
  16. 【請求項16】前記繰出し部がその完全に引込められた
    位置になければ、前記複数の係止ピンと前記荷重ピンが
    全て同時にその離脱位置にないことを保証する手段を更
    に設けることを特徴とする特許請求の範囲第14項または
    第15項に記載のクレーン・ブーム。
  17. 【請求項17】前記保証手段が、 前記荷重ピン手段、前記係止ピン手段および前記繰出し
    部の位置を検出する手段と、 前記繰出し部がその完全に引込められた位置になく、前
    記係止ピン手段がその解除位置にあるならば、前記荷重
    ピン手段が解除することを阻止し、また前記荷重ピン手
    段がその解除位置にあるならば、前記係止ピンが解除す
    ることを阻止する手段とを含むことを特徴とする特許請
    求の範囲第16項記載のクレーン。
  18. 【請求項18】前記検出手段が複数のスイッチを含み、
    該スイッチの少なくとも1つは、前記係止ピンがその係
    合位置にある時閉路し、該スイッチの少なくとも1つ
    は、前記荷重ピン手段がその係合位置にある時は閉路
    し、また該スイッチの少なくとも1つは、前記繰出し部
    がその引込み位置にある時は閉路し、 前記荷重ピン手段の解除を阻止する前記手段は、前記繰
    出し部がその完全に引込められた位置になければ、前記
    スイッチにより制御されて前記係止ピン手段と前記荷重
    ピン手段の双方が同時に解除されることを阻止するリレ
    ーを含むことを特徴とする特許請求の範囲第17項記載の
    クレーン。
JP5184287A 1986-03-07 1987-03-06 クレ−ンのブ−ムの繰出し部を伸長させる方法および装置 Expired - Lifetime JPH07115832B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US837176 1986-03-07
US06/837,176 US4688690A (en) 1986-03-07 1986-03-07 Method and apparatus for extending fly section of crane boom

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62230595A JPS62230595A (ja) 1987-10-09
JPH07115832B2 true JPH07115832B2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=25273734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5184287A Expired - Lifetime JPH07115832B2 (ja) 1986-03-07 1987-03-06 クレ−ンのブ−ムの繰出し部を伸長させる方法および装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US4688690A (ja)
JP (1) JPH07115832B2 (ja)
AU (1) AU590686B2 (ja)
CA (1) CA1312575C (ja)
DE (1) DE3707215A1 (ja)
FR (1) FR2595343B1 (ja)
GB (1) GB2187434B (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4018222A1 (de) * 1990-06-07 1991-12-12 Krupp Industrietech Teleskopausleger mit kupplungsvorrichtung fuer ausschiebeanordnung
DE9013210U1 (de) * 1990-09-18 1991-01-03 Liebherr-Werk Ehingen Gmbh, 7930 Ehingen Teleskopiersystem mit verringerter Knicklänge des Teleskopierzylinders
EP0499208B2 (de) * 1991-02-11 2001-10-17 LIEBHERR-WERK EHINGEN GmbH Teleskopausleger für Fahrzeugkrane o.dgl.
DE4344795A1 (de) * 1993-12-28 1995-06-29 Liebherr Werk Ehingen Fahrbarer Kran mit einem Teleskopausleger
US5557892A (en) * 1994-03-08 1996-09-24 Wolf Coach, Inc. Power mast
DE10022373B4 (de) * 2000-05-08 2005-11-24 Grove U.S. Llc Verriegelungs- und Betätigungseinheit für seitliche Auslegerverriegelung
DE10164601C2 (de) * 2001-12-21 2003-12-18 Terex Demag Gmbh & Co Kg Teleskopausleger
DE10164600C2 (de) * 2001-12-21 2003-12-11 Terex Demag Gmbh & Co Kg Teleskopausleger
DE10349234A1 (de) * 2003-10-20 2005-05-19 Putzmeister Ag Mobiles Arbeitsgerät mit Stützauslegern
US7341157B2 (en) * 2004-11-29 2008-03-11 Slobogean Methody W Enclosed-reeving, live-line boom
DE202008007903U1 (de) 2008-06-16 2010-02-11 Kobelco Cranes Co., Ltd. Verriegelungsvorrichtung mit Zylinderbetätigung zur Seite
CN101670984B (zh) * 2009-09-29 2012-06-06 长沙中联重工科技发展股份有限公司 单缸插销式伸缩臂轨迹的优化控制方法及控制系统
CN102583168B (zh) * 2012-01-16 2014-08-06 中联重科股份有限公司 工程机械及其插拔销装置
CA151916S (en) * 2013-01-15 2014-11-03 Tadano Ltd Crane truck
JP6052552B2 (ja) * 2013-05-27 2016-12-27 清水建設株式会社 伸縮マストの保持機構
DE102013011173B4 (de) * 2013-07-04 2019-05-23 Liebherr-Werk Ehingen Gmbh Verfahren zur Montage eines Krans sowie Anlenkschuss, Teleskopausleger und Kran
DE202013010381U1 (de) * 2013-11-11 2013-11-26 Terex Cranes Germany Gmbh Antrieb einer Schiebekulisse eines Verriegelungssystems eines Teleskopiersystems eines Kranauslegers
JP6467959B2 (ja) * 2015-02-04 2019-02-13 株式会社タダノ 伸縮ブームの伸縮装置
JP6476996B2 (ja) * 2015-02-24 2019-03-06 株式会社タダノ 伸縮ブームの伸縮装置
USD814737S1 (en) * 2016-03-28 2018-04-03 Maeda Seisakusho Co., Ltd. Crane
JP7424370B2 (ja) * 2019-04-04 2024-01-30 株式会社タダノ 作業機
JP7226184B2 (ja) * 2019-08-21 2023-02-21 株式会社タダノ 作業機

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1276305B (de) * 1967-05-03 1968-08-29 Orenstein & Koppel Ag Teleskopausleger fuer Kranbetrieb, insbesondere bei Erdbaggern
FR2041329A5 (ja) * 1969-04-21 1971-01-29 Ppm Sa
US3738075A (en) * 1971-06-16 1973-06-12 Nat Crane Corp Extendible boom with latch means for extension and retraction
US3795321A (en) * 1972-05-18 1974-03-05 Harnischfeger Corp Telescoping crane boom
US3842985A (en) * 1972-12-15 1974-10-22 Harnischfeger Corp Means for extending and retracting crane boom section
US3921819A (en) * 1974-07-26 1975-11-25 Kidde & Co Walter Boom latch mechanism
DE2926292A1 (de) * 1979-06-29 1981-01-08 Harnischfeger Gmbh Insbesondere mobiler teleskopauslegerkran
US4327533A (en) * 1980-08-13 1982-05-04 Kidde, Inc. Crane boom extending, retracting and cooperative latching arrangement
US4396126A (en) * 1980-11-24 1983-08-02 Harnischfeger Corporation Telescoping crane boom
US4434902A (en) * 1981-03-05 1984-03-06 Fmc Corporation Apparatus for extending and retracting a manual boom section
US4433515A (en) * 1981-11-04 1984-02-28 Kidde, Inc. Remotely operable latch and locking pin for a multi-section boom including a manual fly section
DE3510710A1 (de) * 1985-03-23 1986-10-02 Fried. Krupp Gmbh, 4300 Essen Teleskopkran

Also Published As

Publication number Publication date
FR2595343B1 (fr) 1990-08-03
DE3707215C2 (ja) 1989-11-02
US4688690A (en) 1987-08-25
CA1312575C (en) 1993-01-12
FR2595343A1 (fr) 1987-09-11
AU590686B2 (en) 1989-11-09
AU6975487A (en) 1987-09-10
GB2187434B (en) 1989-01-11
JPS62230595A (ja) 1987-10-09
GB2187434A (en) 1987-09-09
DE3707215A1 (de) 1987-09-10
GB8704970D0 (en) 1987-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07115832B2 (ja) クレ−ンのブ−ムの繰出し部を伸長させる方法および装置
US5484069A (en) Process for self-disassembling a crawler crane
US5758785A (en) Lifting system
US4141455A (en) Means for storing and connecting jib on telescopic crane boom
US6413033B1 (en) Cargo carrier for vehicle
US4451193A (en) Wheel lift apparatus
US6065621A (en) Portable and towable lift mechanism
US3785505A (en) Side stowable jib for crane booms and jib mounting
US7125198B2 (en) Mobile work zone protection device
US20080038106A1 (en) Mobile lift device
US6939098B2 (en) Straddle carrier
US5775870A (en) Vehicle side tilting apparatus
US3076560A (en) Retractible mast and boom stop
US5100283A (en) Hitch hoist
US4706825A (en) Portable folding bridge crane
US4840534A (en) Automobile lift and tow hoist
US4363412A (en) Crane counterweight and handling method
EP2165965A2 (en) Carbody connection system and crane using same
JPH0537990Y2 (ja)
US5402898A (en) Crane having boom rest
US3386594A (en) Method of and apparatus for extending a telescopic crane boom
US5017081A (en) Truss transportation trailer
US20060045707A1 (en) Interchangeable multifunctional tow crossbar and accessories
US20050111948A1 (en) Integrated boom, tow bar and wheel lift tow truck assembly
EP0906241B1 (en) A straddle carrier