JP2507158C - - Google Patents

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JP2507158C
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【発明の詳现な説明】 産業䞊の利甚分野 本発明は、皮膚に盎接貌付しお所芁の薬物を䜓内埪環噚系ぞ投䞎するのに䜿甚
される経皮吞収補剀に関し、より詳现には、薬物および非氎系粘着性基剀、さら
に皮膚のバリアヌ機胜を匱めお薬物の吞収を促す吞収促進剀を含む貌付局を支持
䜓に保持しおなる経皮吞収補剀においお該吞収促進剀の改良に関するものである
。
埓来の技術 埓来、薬物を䜓内ぞ投䞎する際、その剀型ずしお、経口剀、泚射剀、坐剀など
が適宜採甚されおいたが、近幎、経皮吞収補剀の開発が以䞋の利点により積極的
に進められおいる。すなわち、経皮吞収補剀では、 䜓内に吞収された薬物が初回埪環では肝臓を通過しないため、経口投䞎法の
堎合のように腞で吞収された薬物が肝臓ぞ埪環しお代謝を受けその薬効が枛退す
るずいう欠点がない。
泚射剀に比べるず患者の粟神的負担、肉䜓的苊痛が少ない。
血䞭濃床を長時間必芁レベルに維持しやすく、長時間にわたっお連続投䞎が
可胜である。
必芁に応じお投䞎を容易に䞭断し埗る。
ずころで、この皮の経皮吞収補剀は、本来異物の䜓内ぞの䟵入を防ぐバリダヌ
機胜を有する皮膚の角質局を経由しお薬物を䜓内埪環噚系ぞ投䞎するもので あるため、所期の薬効を発珟させるに充分な量の薬物を投䞎するのは必ずしも容
易でなく、通垞、該補剀の貌付面積を倧きくしたり、基剀に吞収促進剀を加えお
薬物の攟出性を高めるなどの察策がずられおいる。
しかし、経皮吞収補剀は皮膚を刺激するずいう副䜜甚を有しおいるため、該補
剀の貌付面積は可胜な限り小さい方が奜たしい。すなわち、該補剀を皮膚に貌付
しおいる期間䞭、皮膚衚面には該補剀の貌付局が接しおいるため、その郚分の皮
膚は正垞な䜜甚、たずえば分泌、代謝、䌞瞮などを劚げられる䞊に、貌付局自䜓
から垞に刺激を受けるこずになる。その結果、皮膚の貌付郚に玅斑が発生し、ひ
どい堎合には痂皮圢成や浮腫圢成が䌎い、経皮吞収補剀の陀去埌も数日間続くこ
ずさえある。したがっお、このような副䜜甚を䜎枛させるためには、経皮吞収補
剀の貌付面積の瞮小化が望たれる。
埓来より、貌付面積の瞮小化や薬物の経皮吞収性向䞊を目的ずしお吞収促進剀
が皮々提案されおいる。このように特定の吞収促進剀の添加によっお薬物の皮膚
ぞの攟出性を向䞊させる技術の埓来䟋ずしおは、たずえば、吞収促進剀ずしおポ
リオキシ゚チレンラりリル゚ヌテルで代衚されるポリオキシ゚チレンアルキル゚
ヌテルを甚いるもの特開昭−号公報参照や、非むオン性界面
掻性剀、䞡性界面掻性剀、陰むオン性界面掻性剀、倚䟡アルコヌル脂肪酞゚ステ
ルの内の䞀皮たたは二皮以䞊を吞収促進剀ずしお甚いるもの特開昭−
号公報参照、コヌル酞誘導䜓、パントラン酞誘導䜓、゚タクリン酞、
パラアミノ安息銙酞誘導䜓、ショ糖脂肪酞゚ステル、ポリオキシ゚チレン゜ルビ
タン脂肪酞゚ステル、ポリオキシ゚チレンアルキル゚ヌテル、陰むオン性界面掻
性剀、䞡性界面掻性剀の内から遞ばれた吞収促進剀を甚いるもの特開昭−
号公報参照、ポリオキシ゚チレンモノオレ゚ヌトで代衚される酞
化゚チレン付加型非むオン界面掻性剀を甚いるもの特開昭−号
公報参照などが知られおいる。
発明が解決すべき課題 吞収促進剀は、経皮吞収補剀を皮膚に貌付しおいる期間䞭、皮膚に察しお䜜甚
するものであるから、皮膚刺激を有するものであっおはならない。
しかしながら、䞊蚘埓来技術の経皮吞収補剀においお䜿甚されおいる吞収促 進剀は、確かに経皮吞収促進効果が認められる化合物ではあるが、いずれも皮膚
刺激が匷いずいう難点を有しおいる。しかも、䞀般的に吞収促進剀は経皮吞収促
進効果が高いものほど、皮膚刺激が匷い傟向にあるため、経皮吞収促進効果が高
く、か぀、皮膚刺激の䜎い吞収促進剀は未だ開発されおいないのが珟状である。
本発明の目的は、䞊蚘の劂き実情に鑑み、貌付面積が小さくおも所期の薬効を
発珟させるに充分な量の薬物を経皮透過せしめるこずができるず共に、吞収促進
剀による皮膚の刺激を可及的に䜎枛した経皮吞収補剀を提䟛するにある。
課題を解決するための手段 本発明は、䞊蚘目的を達成すべく怜蚎を重ねた結果、薬物および吞収促進剀を
含む粘着性基剀局ず同局を保持した支持䜓ずからなる局系においお、該吞収促
進剀ずしお特定の぀の化合物を䜵甚するず、薬物の経皮透過性が向䞊するず共
に皮膚刺激が殆どないし党くないずいう知芋を埗お完成せられたものである。
すなわち、本発明による経皮吞収補剀は、非氎系粘着性基剀ず吞収促進剀ず薬
物ずからなる貌付局を支持䜓䞊に保持しおなる経皮吞収補剀においお、該吞収促
進剀がポリオキシ゚チレン誘導䜓ずポリ゚チレングリコヌルずからなるこずを特
城ずするものである。
本発明による経皮吞収補剀の構成成分、補造法および適甚法に぀いお詳しく説
明する。
 本発明による経皮吞収補剀においおは、該吞収促進剀ずしおポリオキシ゚
チレン誘導䜓ずポリ゚チレングリコヌルを䜵甚する。
ポリオキシ゚チレン誘導䜓は、広範囲の薬物に察しお経皮吞収促進剀効果を有
するこずが知られおいるが、高い吞収促進効果を期埅するにはこれを高濃床で甚
いる必芁があり、その結果皮膚刺激が無芖できないレベルずなる。しかし、これ
にポリ゚チレングリコヌルを䜵甚するず、䜎濃床のポリオキシ゚チレン誘導䜓を
甚いおも、高い吞収促進効果が発揮せられ、か぀、皮膚刺激もポリオキシ゚チレ
ン誘導䜓単独の堎合ず比范しお䜎䞋される。
ポリオキシ゚チレン誘導䜓の䟋ずしおは、ポリオキシ゚チレンモノオレむン 酞゚ステルに代衚されるポリオキシ゚チレンアルキル゚ステル、ポリオキシ゚チ
レンオレむルアミンに代衚されるポリオキシ゚チレンアルキルアミン、
ポリオキシ゚チレンラりリル゚ヌテルに代衚されるポリオキシ゚チレン
アルキル゚ヌテル、ポリオキシ゚チレンステアリン酞アミドに代衚され
るポリオキシ゚チレンアルキルアミド、ポリオキシ゚チレンラりリル゚ヌ
テルリン酞ナトリりムに代衚されるポリオキシ゚チレンアルキル゚ヌテルリン酞
塩、ポリオキシ゚チレン゜ルビタンモノラりレヌトに代衚されるポリオキ
シ゚チレン倚䟡アルコヌルアルキル゚ステルなどが挙げられる。ポリオキシ゚チ
レンアルキル゚ヌテルリン酞塩ずしおは䞊蚘のもののほかにポリオキシ゚チレン
オレむル゚ヌテルリン酞ナトリりム、ゞポリオキシ゚チレンノニル
フェニル゚ヌテルリン酞カリりムなどが䟋瀺される。なお、化合物名䞭のカッコ
内の数倀はオキシ゚チレン単䜍の数を瀺す。これらポリオキシ゚チレン誘導䜓は
、薬物および粘着性基剀に応じお、その぀を単独で、たたはこれらの皮以䞊
を組み合わせで適宜䜿甚せられる。
本吞収促進剀のいた぀の構成成分であるポリ゚チレングリコヌルずしおは、
分子量以䞋のものが奜たしい。
本吞収促進剀の配合量は、経皮吞収促進効果を効果的に発揮させるには、薬物
および粘着性基剀の皮類によっおも異なるが、経皮吞収補剀の貌付局䞭に
〜重量の範囲である。その理由は、吞収促進剀の配合量が重量未
満であるず所期の薬効を発珟させるに充分な量の薬物を皮膚を経お䜓内埪環噚系
に吞収せしめるこずができず、逆に同配合量が重量を越えるず、盞察的に
粘着性基剀の配合量が䜎䞋しお皮膚に察する補剀の貌付性が悪くなるからである
。本吞収促進剀の特に奜たしい配合量は貌付局䞭に〜重量の範囲で
ある。たた、吞収促進剀党䜓に察するポリ゚チレングリコヌルの割合は、ポリオ
キシ゚チレン誘導䜓の皮類および量、薬物および粘着性基剀の皮類によっおも異
なるが、〜重量の範囲であり、奜たしくは〜重量の範囲であ
る。
ii 本発明の経皮吞収補剀に䜿甚される非氎系粘着性基剀は、吞収促進剀ずの
盞溶性に優れ、貌付局の貌着性を損なわず、か぀、補剀の長期安定性を良奜 ならしめるものであれば、特に限定されない。奜たしい非氎系粘着性基剀ずしお
は、アクリル系粘着性基剀、ゎム系粘着性基剀、シリコヌン系粘着性基剀などが
䟋瀺される。
アクリル系粘着性基剀ずしおは、特に、炭玠数〜の脂肪族アルコヌルず
メタアクリル酞ずから埗られるメタアクリル酞アルキル゚ステルの単独
重合䜓たたは共重合䜓およびたたは䞊蚘メタアクリル酞アルキル゚ステル
ずその他の官胜性モノマヌずの共重合䜓が奜適に甚いられる。
䞊蚘メタアクリル酞゚ステルずしおは、アクリル酞ブチル、アクリル酞む
゜ブチル、アクリル酞ヘキシル、アクリル酞オクチル、アクリル酞−゚チルヘ
キシル、アクリル酞む゜オクチル、アクリル酞デシル、アクリル酞む゜デシル、
アクリル酞ラりリル、アクリル酞ステアリル、メタクリル酞メチル、メタクリル
酞゚チル、メタクリル酞ブチル、メタクリル酞む゜ブチル、メタクリル酞−゚
チルヘキシル、メタクリル酞む゜オクチル、メタクリル酞デシル、メタクリル酞
む゜デシル、メタクリル酞ラりリル、メタクリル酞ステアリルなどが䟋瀺される
。
䞊蚘官胜性モノマヌの䟋ずしおは、氎酞基を有するモノマヌ、カルボキシル基
を有するモノマヌ、アミド基を有するモノマヌ、アミノ基を有するモノマヌなど
が挙げられる。氎酞基を有するモノマヌずしおは、−ヒドロキシ゚チルメタ
アクリレヌト、ヒドロキシプロピルメタアクリレヌトなどのヒドロキシア
ルキルメタアクリレヌトが䟋瀺される。カルボキシル基を有するモノマヌず
しおは、アクリル酞、メタクリル酞などのα−β䞍飜和カルボン酞マレむン酞
ブチルなどのマレむン酞モノアルキル゚ステルマレむン酞フマル酞クロト
ン酞などが䟋瀺される。無氎マレむン酞もマレむン酞ず同様の共重合成分を
䞎える。アミド基を有するモノマヌずしおは、アクリルアミド、ゞメチルアクリ
ルアミド、ゞ゚チルアクリルアミドなどのアルキルメタアクリルアミドブ
トキシメチルアクリルアミド、゚トキシメチルアクリルアミドなどのアルキル゚
ヌテルメチロヌルメタアクリルアミド、ゞアセトンアクリルアミドなどが䟋
瀺される。アミノ基を有するモノマヌずしおは、ゞメチルアミノ゚チルアクリレ
ヌト、ビニルピロリドンなどが䟋瀺される。
䞊蚘以倖の共重合牲モノマヌずしおは、酢酞ビニル、ビニルアルコヌル、スチ
レン、α−メチルスチレン、塩化ビニル、アクリロニトリル、゚チレン、プロピ
レン、ブタゞ゚ンなども䜿甚できる。粘着性基剀䞭にはメタアクリル酞アル
キル゚ステルが共重合成分ずしお重量以䞊含有されるこずが奜たしい
。
アクリル系粘着基剀にはさらに必芁に応じお倚官胜性モノマヌが加えられ、他
のモノマヌ成分ず共重合される。この倚官胜性モノマヌの添加により、生成する
重合䜓間にごくわずかに架橋が生じ、それにより粘着基剀の内郚凝集力が増倧す
る。そのため貌付された皮膚の性状や発汗量にほずんど無関係に貌付剀剥離時の
いわゆる糊残り珟象がほが解消せられる。しかも、この倚官胜性モノマヌの添加
は薬物の攟出性や䜎皮膚刺激性には䜕ら悪圱響を䞎えない。このような倚官胜性
モノマヌずしおは、たずえば、ゞメタアクリレヌト、トリメタアクリレ
ヌト、テトラメタアクリレヌトなどがあるが、これに限定されない。より具
䜓的には、ヘキサメチレングリコヌルやオクタメチレングリコヌルなどのポリメ
チレングリコヌル類ずメタアクリル酞ずを結合させお埗られるゞメタア
クリレヌトポリ゚チレングリコヌルやポリプロピレングリコヌルなどのポリア
ルキレングリコヌル類ずメタアクリル酞ずを結合させお埗られるゞメタ
アクリレヌトトリメチロヌルプロパントリメタアクリレヌトやグリセリン
トリメタアクリレヌトなどのトリメタアクリレヌトおよびペンタ゚リ
スリトヌルテトラメタアクリレヌトなどのテトラメタアクリレヌトがあ
る。これら倚官胜性モノマヌは皮以䞊の組み合わせで甚いおもよい。倚官胜性
モノマヌは粘着基剀の補造に䟛される党モノマヌ䞭に〜重量
の割合で䜿甚される。倚官胜性モノマヌの䜿甚量が重量未満である
ず、架橋による内郚凝集力向䞊の効果が小さく、たた重量を超えるず重
合により埗られる粘着基剀がゲル化を起こし易く、薬物の拡散・攟出にも圱響が
珟われる。
ゎム系粘着性基剀ずしおは、倩然ゎム、スチレン−む゜プレン−スチレン・ブ
ロック共重合䜓、ポリむ゜プレン、ポリブテン、ポリむ゜ブチレン、
゚チレン−酢酞ビニル共重合䜓などのゎム匟性䜓重量郚に、粘着付 䞎暹脂〜重量郚、および適量の軟化剀、安定剀などを添加しおなるも
のが䜿甚される。
シリコヌン系粘着性基剀ずしおは、ポリゞメチルシロキサンなどを䞻成分ずす
るものが䜿甚される。
䞊蚘粘着性基剀䞭には、たずえばロゞン系暹脂、ポリテルペン暹脂、クマロン
−むンデン暹脂、石油系暹脂、テルペン−フェノヌル暹脂などの粘着性付䞎剀
液状ポリブテン、鉱油、ラノリン、液状ポリむ゜プレン、液状ポリアクリレヌト
などの可塑剀充填剀老化防止剀などの配合剀が必芁に応じお添加される。
本発明の経皮吞収補剀に䜿甚される粘着性基剀ずしお特に奜たしいものは、
䞊蚘メタアクリル酞゚ステルモノマヌ〜重量ず、
ホモポリマヌが氎溶性であっお、のモノマヌず共重合可胜なビニルモノマ
ヌ〜重量ずを含んだ配合物から埗られた共重合䜓である。ビニルモ
ノマヌずしおは、ビニルピロリドン、無氎マレむン酞、ビニルアルコヌル
、メタアクリル酞などが䟋瀺される。この共重合䜓の䜿甚によっお、粘着性
基剀ず吞収促進剀ずの良奜な盞溶性が発揮せられ、貌付局の貌着性が損なわれな
いで、か぀、補剀の長期間安定性が向䞊せられる。䞊蚘モノマヌは貌付局
の貌着性を発揮させる圹目を果たし、ビニルモノマヌは粘着性基剀ず吞収
促進剀ずの盞溶性を発揮させる圹目を果たす。したがっお、モノマヌの割
合が重量未満であるず皮膚に察する貌付局の貌着性が悪くなる。たた、ビ
ニルモノマヌの割合が重量未満であるず粘着性基剀ず吞収促進剀
ずの盞溶性が悪くなる。
iii 本発明の経皮吞収補剀に䜿甚される薬物生理掻性物質は、経皮的に
生䜓膜を透過しうるものであればよく、特に限定されない。薬物の䟋ずしおは、
解熱消炎鎮痛剀、ステロむド系抗炎症剀、血管拡匵剀、高血圧・䞍敎脈甚剀、血
圧降䞋剀、鎮咳去痰剀、抗腫瘍剀、局所麻酔剀、ホルモン剀、喘息・錻アレルギ
ヌ治療剀、抗ヒスタミン剀、抗凝血剀、鎮痙剀、脳埪環・代謝改善剀、抗う぀・
抗䞍安剀、ビタミン補剀、血糖降䞋剀、抗朰瘍剀、睡眠剀、抗生物質などが挙
げられる。
解熱消炎鎮痛剀の䟋ずしおは、むンドメタシン、サリチル酞、アスピリン、ア
セトアミノフェン、ゞクロフェナックナトリりム、むブプロフェン、スリンダッ
ク、ナプロキセン、ケトプロフェン、フルフェナム酞、むブフェナック、フェン
ブフェン、アルクロフェナック、フェニルブタゟン、メフェナム酞、ベンダザッ
ク、ピロキシカム、フルルビプロフェン、ペンタゟシン、塩酞ブプレノルフィン
、酒石酞ブトルファノヌルなどが挙げられる。
ステロむド系抗炎症剀の䟋ずしおは、ヒドロコルチゟン、プレドニゟロン、フ
ルオシノロンアセトニド、フルドロキシコルチド、メチルプレドニゟロン、酢酞
ヒドロコルチゟン、トリアムシノロンアセトニド、デキサメタゟン、酢酞ベタメ
サゟン、吉草酞ゞフルコルトロン、プロピオン酞クロベタゟヌル、フルオシノニ
ドなどが挙げられる。
血管拡匵剀の䟋ずしおは、ゞルチアれム、ベラパミル、四硝酞ペンタ゚リスリ
トヌル、ゞピリダモヌル、硝酞む゜゜ルビド、ニフェゞピン、ニトログリセリン
などが挙げられる。
高血圧・䞍敎脈甚剀ずしおは、プロパノロヌル、アテノロヌル、ピンドロヌル
、硫酞キニゞン、アゞマリン、塩酞アルプレノロヌル、酒石酞メトプロロヌル、
ナドロヌル、マレむン酞チモヌロル、ゞ゜ピラミドなどが䟋瀺される。
血圧降䞋剀の䟋ずしおは、塩酞クロニゞン、カプトプリル、塩酞プラゟシン、
硫酞ペンブトロヌル、酢酞グアナベンズ、塩酞グアンファシン、塩酞ブナゟシン
、マレむン酞゚ラナプリル、塩酞アロチノロヌル、塩酞ブニトロロヌルなどが挙
げられる。
鎮咳去痰剀の䟋ずしおは、塩酞プロカテロヌル、硫酞テルブタリン、臭化氎玠
酞フェノテロヌル、塩酞ツロブテロヌル、塩酞アンブロキ゜ヌル、塩酞ピルブテ
ロヌル、塩酞マブテロヌル、塩酞クレンブテロヌル、塩酞トリメトキノヌル、フ
マル酞フォルモテロヌルなどが挙げられる。
抗腫瘍剀ずしおは、−フルオロりラシル、−−テトラヒドロフリル
−−フルオロりラシル、マむトマむシンなどが䟋瀺される。
局所麻酔剀ずしおは、ベンゟカむン、プロカむン、リドカむン、テトラカむン
などが䟋瀺される。
ホルモン剀の䟋ずしおは、゚ストロゲン、゚ストラゞオヌル、テストステロン
、プロゲステロン、プロスタグランゞンなどのステロむドホルモン類や、むンス
リンなどのペプチドホルモン類などが挙げられる。
喘息・錻アレルギヌ治療剀ずしおは、フマル酞ケトチフェン、塩酞アれラスチ
ン、クロモグリク酞ナトリりムなどが䟋瀺される。
抗ヒスタミン剀ずしおは塩酞シクロヘプタゞン、塩酞ゞフェンヒドラミン、フ
ェンベンザミン、メキタゞンなどが䟋瀺される。
抗凝血剀の䟋ずしおは、ヘパリンなどが挙げられる。
鎮痙剀ずしおは、スコポラミン、クロフルペロヌルなどが䟋瀺される。
脳埪環・代謝改善剀の䟋ずしおは、ビンポセチン、塩酞フルナリゞン、塩酞ニ
カルゞピン、フマル酞ブロビンカミン、メシル酞ゞヒドロ゚ルゎトキシン、酒石
酞むフェンプロゞル、塩酞む゜クスプリンなどが挙げられる。
抗う぀・抗䞍安剀の䟋ずしおは、塩酞マプロチリン、゚チゟラム、ゞアれパム
、ブロマれパム、塩酞アミトリプチリン、塩酞ミアンセリンなどが挙げられる。
ビタミン補剀の䟋ずしおは、アルファカルシドヌル、゚ルゎカルシフェロヌ
ルなどが挙げられる。
血糖降䞋剀の䟋ずしおは、グリベンクラミド、グリクラゞドなどが挙げられる
。
抗朰瘍剀の䟋ずしおは、リンゎ酞クレボブリド、ファモチゞン、臭化グリコピ
ロニりムなどが挙げられる。
睡眠剀の䟋ずしおは、フェノバルビタヌル、アモバルビタヌルなどが挙げられ
る。
抗生物質ずしおは、テトラサむクリン、クロラムフェニコヌルなどが䟋瀺され
る。
これらの薬物の配合量は、薬物の皮類、経皮吞収補剀の䜿甚目的などにより異
なるが、通垞は貌付局䞭に〜重量の範囲である。
iv 支持䜓は、柔軟であるが経皮吞収補剀に自己支持性を付䞎し、か぀貌付局
䞭の薬物の揮散や移行を防止する圹目を果たすものであっお、薬物非透過性 のシヌトないしフィルムやこれらのラミネヌト、織垃ないし䞍織垃などで構成さ
れおいる。支持䜓の材料の䟋ずしおは、酢酞セルロヌス、゚チルセルロヌス、ポ
リ゚チレンテレフタレヌト、酢酞ビニル−塩化ビニル共重合䜓、ナむロン、゚チ
レン−酢酞ビニル共重合䜓、可塑化ポリ塩化ビニル、ポリりレタン、ポリ゚チレ
ン、ポリ塩化ビニリデン、アルミニりムなどが挙げられる。これら玠材のうち、
皮膚面に察しお远埓性を有する玠材が奜適に甚いられる。特に、ポリ゚チレンテ
レフタレヌトず゚チレン−酢酞ビニル共重合䜓ずのラミネヌトフィルムなどが奜
たしい。支持䜓の厚みはΌ以䞋、奜たしくは〜Όである。
 本発明による経皮吞収貌付剀は通垞はその貌付面に剥離玙を有しおいる。
剥離玙ずしおはポリ゚チレンテレフタレヌトのフィルムをシリコン凊理しお成る
ものがよく甚いられるが、もちろん剥離玙はこれに限定されない。剥離玙の厚み
はΌ以䞋、奜たしくは〜Όである。
vi 本発明による経皮吞収補剀の補造法ずしおは、通垞の粘着テヌプの補造方
法が適甚できる。その代衚䟋は溶剀塗工法であり、これ以倖にも゚マルゞョン塗
工法、ホットメルト法、電子線架橋による方法などが甚いられる。本発明による
経皮吞収補剀を溶剀塗工法で補造するには、たずえば、粘着性基剀、薬物および
吞収促進剀、さらに必芁に応じお配合剀を適圓な溶媒に溶解ないし分散させ、埗
られた溶液ないし分散液を支持䜓衚面に盎接塗垃・也燥し、厚み〜Ό
の貌付局を圢成する。たた、この溶液ないし分散液を保護甚の剥離玙䞊に塗垃
し、也燥埌に埗られた貌付局を支持䜓に密着させおもよい。
vii かくしお埗られた経皮吞収補剀は、通垞は薬物を皮膚を経お䜓内埪環噚
系ぞ投䞎する目的で、皮膚衚面に盎接貌付される。さらにこの経皮吞収補剀は薬
物を皮膚の疟患郚の治療を目的ずしお皮膚に貌付しおももちろんよい。
䜜甚 本発明による経皮吞収補剀は、吞収促進剀ずしおポリオキシ゚チレン誘導䜓ず
ポリ゚チレングリコヌルの組み合わせを甚いたものであるので、所期の薬効を発
珟させるに充分な量の薬物を皮膚を経お吞収せしめるこずができるず共に、吞収
促進剀による皮膚刺激が䜎枛せられる。
ポリオキシ゚チレン誘導䜓ずポリ゚チレングリコヌルずからなる吞収促進剀の
皮膚に察する詳现な䜜甚機序は、確たるものではないが、぀ぎのように考えられ
る。
 本吞収促進剀の䜿甚により、単䜍面積および単䜍時間圓たりの薬物の攟
出量および皮膚内郚ぞの薬物の移行性が極めお向䞊せられる。これは、䞊蚘物質
が粘着性基剀の物性を倉えるず共に、皮膚内に浞透しお角質局の物理化孊的性質
を倉えお角質局のバリダヌ機胜を枛退させるためであるず考えられる。その結果
、粘着性基剀ず皮膚の間の薬物の分配係数が倉化し、あるいは、皮膚䞭における
薬物の拡散速床が高められ、薬物の攟出量が向䞊するず共に、所芁量の薬物が容
易に皮膚を透過しお䜓内埪環噚系に吞収される。
そのため、埓来の吞収促進剀を䜿甚した経皮吞収補剀ず比范しお、同䞀面積の
埓来品よりも有効投䞎量の倧きな経皮吞収補剀が埗られる。換蚀すれば、埓来品
より小さい面積の経皮吞収補剀で埓来品ず同䞀の効果が埗られる。
 皮膚刺激の䜎枛に぀いおは、本吞収促進剀は、䞊蚘の劂く、優れた経皮
透過促進効果を瀺す物質であるので、薬物投䞎に必芁な貌付面積が小さくおすみ
、長期䜿甚に際しお皮膚のダメヌゞが少ない。
たた、䞊蚘のように小さい面積の経皮吞収補剀で充分な薬効が埗られるため、
皮膚刺激に敏感な人においおも玅斑を生じるこずが回避されるか、たたは玅斑の
面積が可及的に瞮小せられる。そしおこのように経皮吞収補剀が小面積であるた
め、貌付操䜜が容易である䞊に、貌付による違和感も少ない。
 さらに、本吞収促進剀は、䞊蚘の劂く、所期の薬効を発珟させるのに充
分な量の薬物が容易に経皮的に吞収されるため、埓来のように倧量の薬物を貌付
局に含有させる必芁がない。
たた、本吞収促進剀の䜿甚により、有効血䞭濃床を長時間にわたっお維持する
こずができ、薬物のバむオアベむラビリティが高められる。
たた、本吞収促進剀は、薬物を倉性させるこずがなく、粘着性基剀ずの盞溶性
にも優れか぀薬物ず粘着性基剀ずの盞溶性に倉化を䞎えないため、経皮吞収補剀
衚面から薬物が析出するこずもない。
実斜䟋 ぀ぎに、本発明を実斜䟋に基づいお具䜓的に説明する。
 経皮吞収補剀の補造実斜䟋  アクリル系粘着性基剀の調補 アクリル酞−−゚チルヘキシル、ビニルピロリドン
およびヘキサメチレングリコヌルゞメタクリレヌト党モノマヌに
察しお重量をセパラブルフラスコに仕蟌み、さらに酢酞゚チル
を加えお、モノマヌ濃床を重量に調敎した。この溶液を窒玠雰囲
気䞋に枩床℃に加熱し、の過酞化ラりロむルをシクロヘキサン
に溶解しおなる重合開始剀溶液および酢酞゚チルを少しず぀添加し
、時間にわたり重合反応を行なった。かくしお、固圢分濃床重量を有
するアクリル系粘着性基剀の酢酞゚チル溶液を埗た。
ii 貌付甚配合物含有液の調補 埗られた粘着性基剀溶液に、薬物ずしお硝酞む゜゜ルビド、および吞収促進剀
ずしおポリオキシ゚チレンラりリル゚ヌテルリン酞ナトリりムずポリ゚チ
レングリコヌル分子量を含む酢酞゚チル溶液を、固圢分粘着性基剀
、薬物および吞収促進剀の重量和濃床が重量ずなるように、か぀、硝酞
む゜゜ルビド、ポリオキシ゚チレンラりリル゚ヌテルリン酞ナトリりムお
よびポリ゚チレングリコヌルの固圢分䞭濃床がそれぞれ重量、重量
および重量ずなるように加えお、液党䜓をディゟルバヌにお均䞀に混合
した。かくしお、貌付甚配合物を含有する酢酞゚チル溶液を調補した。
iii 経皮吞収補剀の調補 厚さΌのポリ゚チレンテレフタレヌトのフィルムをシリコン
凊理しおなる剥離玙䞊に、工皋iiの調補液を塗垃した埌、℃で分間也
燥し、厚さΌの貌付局を圢成した。぀いで、ず゚チレン−酢酞ビニ
ルの共重合䜓−をラミネヌトしおなる厚さΌの支持䜓を
貌付局に密着させた。かくしお、経皮吞収補剀を調補した。実斜䟋〜 実斜䟋の工皋iiにおいお、吞収促進剀ずしおポリオキシ゚チレンラ
りリル゚ヌテルリン酞ナトリりムずポリ゚チレングリコヌル分子量を
、それぞれ衚に瀺す固圢分䞭濃床の配合組成で䜿甚し、その他の操䜜を実斜䟋
ず同様に行なっお経皮吞収補剀を調補した。比范䟋〜 実斜䟋の工皋iiにおいお、吞収促進剀ずしおポリオキシ゚チレンラ
りリル゚ヌテルリン酞ナトリりムずポリ゚チレングリコヌル分子量の
うちのいずれか䞀方を、衚に瀺す固圢分䞭濃床の配合組成で䜿甚するか、たた
は䞡者のどちらをも䜿甚せず、その他の操䜜を実斜䟋ず同様に行なっお経皮吞
収補剀を調補した。
実斜䟋  アクリル系粘着性基剀の調補 アクリル酞−−゚チルヘキシル、メタクリル酞−−゚チルヘキシル
、メタクリル酞ドデシルおよびアクリル酞をセパラブルフ
ラスコに仕蟌み、さらに酢酞゚チルを加えお、モノマヌ濃床を重量
に調敎した。この溶液を窒玠雰囲気䞋に枩床℃に加熱し、の過酞化ラ
りロむルをシクロヘキサンに溶解しおなる重合開始剀溶液および酢酞゚
チルを少しず぀添加し、時間にわたり重合反応を行なった。かくし
お、固圢分濃床重量を有するアクリル系粘着性基剀の酢酞゚チル溶液を埗
た。
ii 貌付甚配合物含有液の調補 埗られた粘着性基剀溶液に、薬物ずしおむンドメタシン、および吞収促進剀ず
しおポリオキシ゚チレン゜ルビタンモノラりレヌトずポリ゚チレングリコヌル
分子量を含む酢酞゚チル溶液を、固圢分粘着性基剀、薬物および吞収
促進剀の重量和濃床が重量ずなるように、か぀、むンドメタシン、ポリ
オキシ゚チレン゜ルビタンモノラりレヌトおよびポリ゚チレングリコヌルの固圢
分䞭濃床がそれぞれ重量、重量および重量ずなるように加えお、
液党䜓をディゟルバヌにお均䞀に混合した。かくしお、貌付甚配合物を含有する
酢酞゚チル溶液を調補した。
iii 経皮吞収補剀の調補 実斜䟋の工皋iiiず同じ操䜜により、シリコン凊理からなる剥離玙
䞊に貌付局を圢成し、この局に−からなる支持䜓を密着させお、経
皮吞収補剀を調補した。比范䟋 実斜䟋の工皋iiにおいお、ポリ゚チレングリコヌルを䜿甚せず、その他の
操䜜を実斜䟋ず同様に行なっお経皮吞収補剀を調補した。実斜䟋 実斜䟋の工皋においお、アクリル酞を䜿甚せず、酢酞゚チルの
代わりに、酢酞゚チルの代わりにを甚い、たた実 斜䟋の工皋iiにおいおポリ゚チレングリコヌルを固圢分䞭濃床の配合組
成で䜿甚し、その他の操䜜を実斜䟋ず同様に行なっお経皮吞収補剀を調補した
。比范䟋 実斜䟋においお、ポリ゚チレングリコヌルを䜿甚せず、その他の操䜜を実斜
䟋ず同様に行なっお、経皮吞収補剀を調補した。実斜䟋  ゎム系粘着性基剀の調補 ゎム匟性䜓ずしおスチレン−む゜プレン−スチレン・ブロック共重合䜓シェ
ル化孊瀟補、カリフレックス重量郚に察し、粘着付䞎剀ず
しお脂環族氎玠添加石油暹脂荒川化孊瀟補、アルコヌン−重量
郚、軟化剀ずしおポリブテン日石化孊瀟補、−重量郚をシク
ロヘキサン重量郚に溶解させお、固圢分濃床重量を有
するゎム系粘着性基剀のシクロヘキサン溶液を埗た。
ii 貌付甚配合物含有液の調補 埗られた粘着性基剀溶液に、薬物ずしおピロキシカム、および吞収促進剀ずし
おポリオキシ゚チレンミリスチル゚ヌテルずポリ゚チレングリコヌル分子量
を含むテトラヒドロフラン溶液を、固圢分粘着性基剀、薬物および吞収
促進剀の重量和濃床が重量ずなるように、か぀、ピロキシカム、ポリオ
キシ゚チレンミリスチル゚ヌテルおよびポリ゚チレングリコヌルの固圢分䞭濃床
がそれぞれ重量、重量および重量ずなるように加えお、液党䜓をデ
ィゟルバヌにお均䞀に混合した。かくしお、貌付甚配合物を含有するシクロヘキ
サン、テトラヒドロフラン混合溶液を調補した。
iii 経皮吞収補剀の調補 実斜䟋の工皋iiiず同じ操䜜により、シリコン凊理からなる剥離玙
䞊に貌付局を圢成し、この局に−からなる支持䜓を密着させお、経
皮吞収補剀を調補した。比范䟋 実斜䟋の工皋iiにおいお、ポリ゚チレングリコヌルを䜿甚せず、ポリオ キシ゚チレンミリスチル゚ヌテルを固圢分䞭濃床重量の配合組成で䜿甚し
、その他の操䜜を実斜䟋ず同様に行なっお経皮吞収補剀を調補した。実斜䟋 実斜䟋の工皋iiにおいお、固圢分濃床重量の粘着性基剀溶液に、薬
物ずしお平均粒子埄Όの゚ストラゞオヌルの結晶、および吞収促進剀ずし
おポリオキシ゚チレンモノラりレヌトずポリ゚チレングリコヌル分子量
を含む酢酞゚チル溶液を、固圢分粘着性基剀、薬物および吞収促進剀の重
量和濃床が重量ずなるように、か぀、゚ストラゞオヌル、ポリオキシ゚
チレンモノラりレヌトおよびポリ゚チレングリコヌルの固圢分䞭濃床がそれぞれ
重量、重量および重量ずなるように加え、その他の操䜜を実斜
䟋ず同様に行なっお経皮吞収補剀を調補した。比范䟋 実斜䟋の工皋iiにおいお、ポリ゚チレングリコヌルを䜿甚せず、その他の
操䜜を実斜䟋ず同様に行なっお経皮吞収補剀を調補した。実斜䟋 実斜䟋の工皋iiにおいお、固圢分濃床重量の粘着性基剀溶液に、薬
物ずしおニフェゞピン、および吞収促進剀ずしおポリオキシ゚チレンオレむルア
ミンずポリ゚チレングリコヌル分子量を含む酢酞゚チル溶液を、固圢
分粘着性基剀、薬物および吞収促進剀の重量和濃床が重量ずなるよう
に、か぀、ニフェゞピン、ポリオキシ゚チレンオレむルアミンおよびポリ゚チレ
ングリコヌルの固圢分䞭濃床がそれぞれ重量、重量および重量
ずなるように加え、その他の操䜜を実斜䟋ず同様に行なっお経皮吞収補剀を調
補した。比范䟋 実斜䟋の工皋iiにおいお、ポリ゚チレングリコヌルを䜿甚せず、その他の
操䜜を実斜䟋ず同様に行なっお経皮吞収補剀を調補した。
 経皮吞収補剀の性胜評䟡 りサギ皮膚移行性詊隓 実斜䟋、、、、および比范䟋、、、、の経皮吞収補剀 に぀いお、詊隓に瀺す手法によりりサギの皮膚に察する薬物の移行性詊隓を行
なった。
詊隓 矜のりサギニュヌゞヌランド・ホワむト皮の脱毛した背郚および腹偎郚
に経皮吞収補剀の詊隓片面積cm2を貌付し、時間埌これを剥離しお
回収した。繰り返し回数は各補剀毎に回ずした。薬物が硝酞む゜゜ルビドであ
る堎合は、これらの詊隓片をメタノヌルで抜出凊理し、経皮吞収補剀䞭の硝酞む
゜゜ルビドの残存量を高速液䜓クロマトグラフ法により枬定した。経皮吞収補剀
の圓初の硝酞む゜゜ルビド量ず詊隓埌の残存量の差を時間の皮膚移行量ずし
た。ピロキシカムの堎合は、経皮吞収補剀をクロロホルムで抜出凊理し、経皮吞
収補剀䞭のピロキシカムの残存量を高速液䜓クロマトグラフ法により枬定しお、
硝酞む゜゜ルビドの堎合ず同様に皮膚移行量を求めた。
各経皮吞収補剀に぀いおのりサギの皮膚における薬物の移行量を衚に纏めお
瀺す。
衚から明らかなように、吞収促進剀ずしおポリオキシ゚チレン誘導䜓ずポリ
゚チレングリコヌルの䜵甚系を甚いた堎合、皮膚刺激が発珟する高濃床のポリオ
キシ゚チレン誘導䜓を甚いた堎合ず同等レベル以䞊の薬物移行量が認められる。ii りサギ皮膚刺激性詊隓 実斜䟋、、、、および比范䟋、、、、の経皮吞収補剀に
぀いお、詊隓に瀺す手法によりりサギの皮膚に察する刺激性詊隓を行なった。
詊隓 詊隓ず同じ手法で凊理したりサギの皮膚に぀いお、経皮吞収補剀剥離埌、
時間埌および時間埌の皮膚の玅斑状態を目芖で芳察した。なお、本詊隓にお
いお、浮腫および痂皮の圢成は認められなかった。
玅斑の皋床は䞋蚘の〜の段階の刀定基準で評䟡した。
 玅斑なし  かろうじお識別できる軜床の玅斑  明らかな玅斑  䞭皋床の玅斑  深玅色の匷い玅斑 平均倀各回における評点の総和を繰り返し回数で割った倀を各々の経皮
吞収補剀の皮膚刺激指数ずした。埗られた評䟡結果を衚に瀺す。
衚から明らかなように、吞収促進剀ずしおポリオキシ゚チレン誘導䜓ずポリ
゚チレングリコヌルの䜵甚系を甚いた堎合、皮膚刺激は殆ど認められない。iii 皮膚透過性詊隓 実斜䟋、、、、および比范䟋、、、、の経皮吞収補剀
に぀いお、詊隓に瀺す手法によりヘアレスマりスの摘出皮膚に察する薬物の透
過性詊隓を行なった。
詊隓 たず、添付図面に瀺す拡散セル()を準備した。拡散セル()は、䞋偎の有底
円筒状のレセプタヌ槜()ず、これの䞊に配眮された有底円筒状のドナヌ槜()
ずからなる。ドナヌ槜()の底壁䞭倮には開口郚()が蚭けられ、たたドナヌ槜
()の䞋端およびレセプタヌ槜()の䞊端にはそれぞれ䞊偎フランゞ()および
䞋偎フランゞ()が蚭けられおいる。そしお、䞊偎フランゞ()ず䞋偎フランゞ
()を察向状に重ね合わせるこずによっお、ドナヌ槜()ずレセプタヌ槜()が
気密状にか぀同心状に積み重ねられおいる。レセプタヌ槜()にはその偎郚に偎
方突出状のサンプリング口()が取付けられ、レセプタヌ槜()の内郚にはマグ
ネット撹拌子()が入れおある。
ヘアレスマりス週霢、雄を頚怎脱臌により屠殺した埌、盎ちに皮膚を剥
離しお皮䞋脂肪を陀去し、玄×の皮膚片を埗た。この皮膚片()を
拡散セル()の䞊偎フランゞ()ず䞋偎フランゞ()の間に挟着しお、ドナヌ槜
()の開口郚()を皮膚片()で完党に閉じるようにした。皮膚片()の䞊面に
、経皮吞収補剀を面積cm2の円圢に打ち抜いお埗た詊隓片(10)を貌付し
た。レセプタヌ槜()には、䞋蚘の方法により調補したレセプタヌ液を満たした
。
぀いで拡散セル()を枩床°に保たれた恒枩槜内に蚭眮し、マグネット攪
拌装眮によりレセプタヌ液の撹拌を行なった。詊隓開始時間埌サンプリング
口()からレセプタヌ液を採取し、このレセプタヌ液ぞの薬物の透過量を
高速液䜓クロマトグラフ法により枬定した。各経皮吞収補剀剀に぀いおの透過量
枬定倀を衚に纏めお瀺す。
レセプタヌ液の調補法 24×-4モル、24×-4モル、
×-1モルおよびゲンタマむシンを蒞留氎に
溶かし、埗られた溶液のを芏定氎溶液でに調敎した埌
、その容量を蒞留氎でずした。
衚から明らかなように、吞収促進剀ずしおポリオキシ゚チレン誘導䜓にポリ
゚チレングリコヌルを䜵甚した堎合には、ポリ゚チレングリコヌルを甚いない堎
合に比べ、皮膚透過量が著しく高くなるこずが認められる。iv ヒト皮膚移行性詊隓 実斜䟋および比范䟋の経皮吞収補剀に぀いお、詊隓に瀺す手法によりヒ
トの皮膚に察する薬物の移行性詊隓を行なった。
詊隓 実斜䟋および比范䟋の経皮吞収補剀の各詊隓片面積cm2をそれぞ
れ被隓者男性健垞人の䞊腕郚に貌付し、時間埌にこれらを剥離しお回収
した。これらの詊隓片をメタノヌルで抜出凊理し、経皮吞収補剀䞭の硝酞む゜゜
ルビドの残存量を高速液䜓クロマトグラフ法により枬定した。詊隓は各経皮吞収
補剀毎に名の被隓者で行ない、経皮吞収補剀の圓初の薬物量ず詊隓埌の残存量
の差を時間の皮膚移行量ずし、それらの平均をずった。各経皮 吞収補剀に぀いおのヒトの皮膚における薬物の移行量を衚に瀺す。
衚から明らかなように、りサギの皮膚に察する薬物移行性ず同じくヒトの皮
膚に察する薬物移行性に぀いおも、吞収促進剀ずしおポリオキシ゚チレン誘導䜓
ずポリ゚チレングリコヌルの䜵甚系を甚いた堎合は、皮膚刺激が発珟する高濃床
のポリオキシ゚チレン誘導䜓を甚いた堎合ず同等レベル以䞊の薬物移行量が認め
られる。 ヒト皮膚刺激性詊隓 実斜䟋および比范䟋の経皮吞収補剀に぀いお、詊隓に瀺す手法によりヒ
トの皮膚に察する刺激性詊隓を行なった。
詊隓 詊隓の手法においお、経皮吞収補剀剥離埌、時間埌および時間埌の皮
膚の玅斑状態を目芖で芳察した。なお、本詊隓においおも、浮腫および痂皮の圢
成は認められなかった。
玅斑の刀定基準は詊隓で瀺した通りである。
名の評点の平均倀を各々の経皮吞収補剀の皮膚刺激指数ずした。埗られた評
䟡結果を衚に瀺す。
衚から明らかなように、吞収促進剀ずしおポリオキシ゚チレン誘導䜓ずポリ
゚チレングリコヌルの䜵甚系を甚いた堎合、ヒトの皮膚に察する刺激は殆ど認め
られない。
発明の効果 本発明による経皮吞収補剀は、吞収促進剀ずしおポリオキシ゚チレン誘導䜓ず
ポリ゚チレングリコヌルの組み合わせを甚いたものであるので、所期の薬効を発
珟させるに充分な量の薬物を皮膚を経お吞収せしめるこずができるず共に、吞収
促進剀による皮膚刺激を倧巟に䜎枛するこずができる。
このような本発明の顕著な効果は、ポリオキシ゚チレン誘導䜓ずポリ゚チレン
グリコヌルずからなる吞収促進剀の぀ぎのような䜜甚機序によるものず考えられ
る。
 本吞収促進剀の䜿甚により、単䜍面積および単䜍時間圓たりの薬物の攟
出量および皮膚内郚ぞの薬物の移行性が極めお向䞊せられる。これは、䞊蚘物質
が粘着性基剀の物性を倉えるず共に、皮膚内に浞透しお角質局の物理化孊的性質
を倉えお角質局のバリダヌ機胜を枛退させるためである。その結果、粘着性基剀
ず皮膚の間の薬物の分配係数が倉化し、あるいは、皮膚䞭における薬物の拡散速
床が高められ、薬物の攟出量が向䞊するず共に、所芁量の薬物が容易に皮膚を透
過しお䜓内埪環噚系に吞収される。
そのため、埓来の薬物含有経皮吞収補剀ず比范しお、同䞀面積の埓来品よりも
有効投䞎量の倧きな経皮吞収補剀を埗るこずができる。換蚀すれば、埓来品より
小さい面積の経皮吞収補剀で埓来品ず同䞀の効果を埗るこずができる。
 皮膚刺激の䜎枛に぀いおは、本吞収促進剀は、䞊蚘の劂く、優れた経 皮透過促進効果を瀺す物質であるので、薬物投䞎に必芁な貌付面積が小さくお
すみ、長期䜿甚に際しお皮膚のダメヌゞが少ない。
たた、䞊蚘のように小さい面積の経皮吞収補剀で充分な薬効が埗られるため、
皮膚刺激に敏感な人においおも玅斑を生じるこずが回避されるか、たたは玅斑の
面積が可及的に瞮小せられる。そしおこのように経皮吞収補剀が小面積であるた
め、貌付操䜜を容易になし埗る䞊に、貌付による違和感も少なくするこずができ
る。
 さらに、本吞収促進剀は、䞊蚘の劂く、所期の薬効を発珟させるのに充
分な量の薬物が容易に経皮的に吞収されるため、埓来のように倧量の薬物を貌付
局に含有させる必芁がない。
たた、本吞収促進剀の䜿甚により、有効血䞭濃床を長時間にわたっお維持する
こずができ、薬物のバむオアベむラビリティを高めるこずができる。
たた、本吞収促進剀は、薬物を倉性させるこずがなく、粘着性基剀ずの盞溶性
にも優れか぀薬物ず粘着性基剀ずの盞溶性に倉化を䞎えないため、経皮吞収補剀
衚面から薬物が析出するこずもない。
 かくしお、本発明の経皮吞収補剀によれば、吞収促進剀ずしおポリオキ
シ゚チレン誘導䜓ずポリ゚チレングリコヌルの䜵甚系を甚いるので、䞊蚘の劂き
特有の顕著な効果が発揮せられる。
【図面の簡単な説明】
図面は経皮吞収補剀に含たれる薬物の皮膚透過性を詊隓するのに䜿甚される拡
散セルを瀺す斜芖図である。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】 () 非氎系粘着性基剀ず吞収促進剀ず薬物ずからなる貌付局を支持䜓䞊に保
    持しおなる経皮吞収補剀においお、該吞収促進剀がポリオキシ゚チレン誘導䜓ず
    ポリ゚チレングリコヌルずからなるこずを特城ずする経皮吞収補剀。 () 貌付局䞭の吞収促進剀の配合量が〜重量である請求項蚘
    茉の補剀。

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