JP2506684Y2 - 材料試験機 - Google Patents

材料試験機

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JP2506684Y2
JP2506684Y2 JP4529690U JP4529690U JP2506684Y2 JP 2506684 Y2 JP2506684 Y2 JP 2506684Y2 JP 4529690 U JP4529690 U JP 4529690U JP 4529690 U JP4529690 U JP 4529690U JP 2506684 Y2 JP2506684 Y2 JP 2506684Y2
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gripping
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teeth
grip
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、線状試験片などを一対のつかみ歯で把持す
るのに適したつかみ具を備えた材料試験機に関する。
B.従来の技術 第5図は従来から知られている引張り試験用つかみ具
の正面図である。門型のつかみ具本体11の脚部11Aには
押えねじ12が螺合されており、その先端に軸13を介して
一対のつかみ歯14がピンで連結されている。したがっ
て、押えねじ12を螺進,螺退させることにより一対のつ
かみ歯14の間に試験片TPを狭持できる。
C.考案が解決しようとする課題 しかしながら、針金やピアノ線などの線材のような線
状試験片TPを把持する際に次のような問題があった。
第6図は第5図のつかみ歯14をVI−VI線に沿って見た
図であり、試験片TPが線材の場合には、つかみ歯14で試
験片TPを狭圧把持する際に、試験片TPの軸芯が押えねじ
12の軸芯(把持力Fの作用線が働く方向)とずれると試
験片TPが移動してしまい、第6図のように試験片TPを支
点としてモーメントMが働き、一対のつかみ歯4の一端
Aが開き、試験時にチャック滑りが発生し、正確な試験
結果が得られないおそれがある。
また、試験すべき線材の長さが充分でなく、試験片TP
の端部をつかみ歯14内に充分挿入できない場合、正確に
は試験片TPの両端を押えねじ12の軸芯まで挿入できない
場合には、同様なモーメントMが発生して、第7図に示
すようにつかみ歯14の一端Cが開き、チャック滑りが発
生して正確な試験結果が得られないおそれがある。
本考案の目的は、試験片把持時に一対のつかみ歯が試
験片を支点として不所望に拡開しないようにしたつかみ
具を提供することにある。
D.課題を解決するための手段 一実施例を示す第1図に対応付けて説明すると、本考
案は、試験片TPを把持する一対の開閉式つかみ歯4を有
するつかみ具を備えた材料試験機に適用される。そし
て、試験片把持時にこの試験片TPを支点として一対のつ
かみ歯4の一端Aが拡開することを防止する部材7をつ
かみ歯他端Bに突設し、これにより上述した目的を達成
する。
E.作用 試験片把持力により試験片を支点としてつかみ歯にモ
ーメントMが働くとき、つかみ歯他端側Bに拡開防止部
材7が突出されているから、つかみ歯一端側Aが拡開せ
ず、試験片TPは確実に把持される。
なお、本考案の構成を説明する上記D項およびE項で
は、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いた
が、これにより本考案が実施例に限定されるものではな
い。
F.実施例 第1図(a)は本考案に係る材料試験機に用いられる
つかみ具(上部つかみ具)の正面部分断面図であり、こ
のつかみ具は、材料試験機の負荷ロッド(不図示)にユ
ニバーサルジョイントUJを介してそれぞれ連結されるつ
かみ具本体1と、この本体1の先端に一対の軸2および
押えねじ3を介して取付けられた一対のつかみ歯4から
成る。すなわち、軸2の一端には、つかみ歯4に突設さ
れた取付部5が圧入され、ノックピン6により固定され
る。
一方、押えねじ3は、本体1内を螺進,螺退可能とさ
れ、その一端に形成された取付部3aが軸2の他端に設け
られた係合部2aに係合されている。これにより一対の押
えねじ3を回転させると一対のつかみ歯4が回転するこ
となく互いに開閉して試験片を把持する。
また、第1図(b)にも示すように、一対のつかみ歯
4の左右(第1図(b)では上下)の各端部には、つか
み歯拡開防止用のボルト7が螺合されている。このボル
ト7の先端には、高硬度のボール8が嵌め込まれてお
り、ボルト先端がつぶれてボルト7が抜けなくなる事態
を回避している。ボルト7のねじ込み量は試験片TPの外
径によって決まり、つかみ歯内面からの突出長さを試験
片外径よりもやや短くすれば試験片TPを確実に把持でき
る。
このように構成されたつかみ具で例えば線状の試験片
TPを把持する場合について説明する。
試験片TPをつかみ歯4の軸芯位置に挿入し左右の押え
ねじ3を螺進して一対のつかみ歯4の間隔を狭めると、
試験片TPがつかみ歯4で挟圧される。このとき、第1図
(b)に示すように、試験片TPの軸芯が押えねじ3の軸
芯と外れていると、従来のつかみ具では、把持力Fによ
り試験片TPを支点としてつかみ歯4にモーメントMが働
き、第6図に示すようにつかみ歯14の一端側Aが開いて
しまった。しかし本実施例のように、他端側Bのつかみ
歯内面にボルト7を突出させて他端側Bが閉じないよう
にすれば、一端側Aの拡開が防止される。その結果、試
験片TPが確実に把持され、チャック滑りが抑制されて正
確な計測データが得られる。
ボルト7に代え、第2図に示すように、ほぼL字状の
拡開防止具70をつかみ歯40内の溝40aに挿入して、その
折れ曲げ部70aをつかみ歯内周面に突出させても同様な
効果が得られる。この場合、試験片の外径,厚みに応じ
た突出長さに形成した折れ曲げ部70aを有する防止具70
を用いる。なお、折れ曲げ部70aの先端に上述と同様な
ボール70bが嵌め込まれている。
第3図は他の実施例におけるつかみ歯を示している。
この実施例においては、上つかみ具におけるつかみ歯
400Uの上端側に上述と同様なボルト700が螺合され、下
つかみ具のつかみ歯400Lには、その下端側にボルト700
が螺合されて、つかみ歯内面にそれぞれ突出している。
この実施例は、試験片TPの長さが短く、その両端が押
えねじ12の軸芯(把持力Fの作用線)まで挿入できない
ときに有効である。すなわち、このような場合に従来
は、第7図に示すように試験片TPの上下端を支点として
つかみ歯14に把持力FによりモーメントMが働き、つか
み歯の一端側Cが拡開することがあったが、第3図に示
す実施例のように、つかみ歯400の他端側Dの内周面に
ボルト700を突出させることにより、その他端側Dが閉
じなくなり、一端側Cの拡開が防止される。この結果、
試験片TPが確実に把持されてチャック滑りが防止され、
正確な計測データが得られる。
さらに、第1図および第3図の各実施例において、例
えば第4図のようにボルト700の先端が当接する対向面
にりん青銅などからなる板ばね500を設けると、そのば
ね力により試験片非把持時のつかみ歯400の位置が定ま
り易くなり、試験片のセットが容易になるとともに、つ
かみ歯400の内周面も保護される。
なお、試験片の拡開防止用部材は上記ボルトやL字状
部材に限らず、種々の形態のものが使用できる。
G.考案の効果 本考案によれば、つかみ歯の一端側が不所望に拡開す
るのを防止する突部をつかみ歯他端側に設けたので、線
材や短い試験片を把持する際につかみ歯が拡開せず、チ
ャック滑りが発生せず、正確な計測データが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案に係るつかみ具の一実施例の全体
構成を示す正面部分断面図、第1図(b)はつかみ歯の
詳細を示す第1図(a)のb−b線から見た図である。 第2図(a)は他の実施例であるつかみ歯の詳細を示す
平面図、第2図(b)はその正面図である。 第3図はさらに他の実施例のつかみ歯を示す正面図であ
る。 第4図は変形例を示す部分拡大図である。 第5図は従来のつかみ具の正面図である。 第6図および第7図は従来の問題点を説明するつかみ歯
の平面図および正面図である。 1:つかみ具本体、2:軸 3:押えねじ、4,40,400:つかみ歯 7,70,700:拡開防止用ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試験片を把持する一対の開閉式つかみ歯を
    有するつかみ具を備えた材料試験機において、試験片把
    持時にこの試験片を支点として一対のつかみ歯の一端が
    拡開することを防止する部材をつかみ歯他端に突設した
    ことを特徴とする材料試験機。
JP4529690U 1990-04-27 1990-04-27 材料試験機 Expired - Lifetime JP2506684Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4529690U JP2506684Y2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 材料試験機

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JP4529690U JP2506684Y2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 材料試験機

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Publication Number Publication Date
JPH044260U JPH044260U (ja) 1992-01-16
JP2506684Y2 true JP2506684Y2 (ja) 1996-08-14

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ID=31559346

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2927997A1 (fr) * 2008-02-25 2009-08-28 Snecma Sa Procede pour tester un revetement de pied d'aube.
FR2927998A1 (fr) * 2008-02-25 2009-08-28 Snecma Sa Machine de test d'un revetement pour pied d'aube.

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JPH044260U (ja) 1992-01-16

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