JP2506483B2 - 紙葉類の繰り出し機構 - Google Patents

紙葉類の繰り出し機構

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JP2506483B2 JP12862990A JP12862990A JP2506483B2 JP 2506483 B2 JP2506483 B2 JP 2506483B2 JP 12862990 A JP12862990 A JP 12862990A JP 12862990 A JP12862990 A JP 12862990A JP 2506483 B2 JP2506483 B2 JP 2506483B2
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栄一 吉川
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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、集積箱(集積部)から、二重送り、斜め
送りを発生させることなく紙幣を一枚ずつ確実に繰り出
すことができる紙葉類の繰り出し機構に関する。
「従来の技術とその課題」 前記出金紙幣の分離搬送には、摩擦分離部材と抵抗ロ
ーラと(セパレータ:装置によってはローラのみにより
構成される場合がある)が使用され、前記摩擦分離部材
が紙幣に一定の摩擦を付与することにより、該紙幣の二
重送りを防止するようになっている。
ところが、上記のような紙幣の分離搬送機構にれば、
摩擦分離部材と抵抗ローラとの位置関係が正しい状態に
ない場合に、紙幣の二重繰り出し、斜め送りが発生し、
紙幣の搬送分離に支障を来すことがある。具体的には、
抵抗ローラと摩擦分離部材とのギャップが適性でない、
抵抗ローラの外周面が摩擦分離部材に対して適性値以上
に傾斜した状態で接触している等の場合には、紙幣の二
重繰り出し、斜め送りが発生する。
そして、このような不具合を防止する技術として、実
開昭57−13536号公報に示されるような、繰り出しロー
ラと抵抗ローラとの間のギャップを適宜調整して、上記
障害に対応できる紙葉類送出装置の斜め送り補正装置が
既に提供されている。
しかしながら、上記公報に示される斜め送り補正装置
では、繰り出しローラと抵抗ローラとのギャップ、繰り
出しローラと抵抗ローラとの角度を調整する機構がそれ
ぞれ個別に設けられるものであり、これによって装置全
体の部品点数が多くなって構成が複雑化するとともに、
その調整作業も個別に行う必要があり作業性の悪いもの
になっていた。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであっ
て、単純な機構で、繰り出しローラと抵抗ローラとのギ
ャップ、繰り出しローラと抵抗ローラとの斜行角度を簡
単に調整することができる紙葉類の繰り出し機構の提供
を目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本発明では、フィードロ
ーラとセパレータとが対向するように配置され、前記フ
ィードローラにより繰り出された紙葉類を、前記セパレ
ータにより一枚ずつ分離して送り出す紙葉類の繰り出し
機構において、前記セパレータが取り付けられた第一軸
と、前記第一軸の両端をそれぞれ支持する一対の支持ア
ームと、前記第一軸に対してほぼ平行となるように配置
されて、前記支持アームを共に支持する第二軸と、前記
第二軸を中心として前記第一軸を回動させ、前記第一軸
に取り付けられたセパレータをフィードローラに対して
近接離間させるギャップ調整機構と、前記第二軸の一端
側を中心として、前記第二軸の他端側を回動させ、前記
第一軸に取り付けられたセパレータをフィードローラに
対して斜行した位置に配置される斜行調整機構とを設け
るようにしている。
「作用」 この発明によれば、第二軸を中心として第一軸を回動
させることにより、セパレータとフィードローラとのギ
ャップを調整し、また、該第二軸の一端側を中心として
該第二軸の他端側を回動させることにより、セパレータ
とフィードローラとの斜行を調整させるようにした、つ
まり、第二軸を中心とした操作により、ギャップ調整と
斜行調整との両方の調整を行うことができる。
「実施例」 本発明の一実施例を第1図及び第2図を参照して説明
する。
まず、集積部から紙幣を一枚ずつ繰り出すための繰出
機構について第2図を参照して簡単に説明する。
前記繰出機構は、符号1で示す集積部内の紙幣を搬送
経路1Aに蹴り出す蹴り出しローラ2と、この蹴り出しロ
ーラ2により蹴り出された紙幣を一枚ずつ分離搬送する
繰り出しローラ3、セパレータとしての分離ローラ4と
により構成されるものである。
前記蹴り出しローラ2は集積部1内に集積された紙幣
に対して一部分が接触するように形成され、第2図反時
計方向(イ)に回転するように構成されたものである。
前記繰り出しローラ3は、紙幣が搬送される方向に対
して一対が間隔をおいて設けられたものであって、前記
蹴り出しローラ2の回転に連動するとともに、第2図反
時計方向(イ)に回転するように構成されたものであ
る。
前記分離ローラ4は、紙幣が搬送される方向に対して
一対が間隔をおいて設けられ、かつ前記繰り出しローラ
3と食い違い状に配置されたものであって、一方向クラ
ッチ(図示略)により第2図時計方向(ロ)に回転す
る、または回転しない状態で固定されたものである。
次に、本発明に係る分離ローラ4の調整機構の構成を
説明する。この調整機構は、第2図に示すように、前記
繰り出しローラ3と分離ローラ4との間に形成された矢
印(ハ)−(ニ)方向に沿う食い違い量であるギャップ
を調整して、紙幣の二重送りを防止し、また、前記繰り
出しローラ3の回転軸に対する分離ローラ4の回転軸の
傾斜度合を調整する、つまり、これら繰り出しローラ3
と分離ローラ4との食い違い量の差異を調整して、紙幣
の斜め送り(斜行)を防止するものである。
以下、ギャップを調整する機構(ギャップ調整ねじの
操作による)、斜行を調整する機構(斜行調整ねじの操
作による)について第2図を参照して説明する。
前記分離ローラ4を支持する軸Aの両端は支持アーム
5に固定され、この支持アーム5は軸Bに固定されてい
る。また、前記軸Bの一端部(第2図に示す端部とは反
対側の端部)は、枠体(図示略)に回動自在に支持さ
れ、前記軸Bの他端部は反対側の枠体(第2図全体が枠
体とする)に形成された切欠部20を貫通して調整板6
(後述する)に回動自在に支持されている。また、前記
軸Bの調整板6側の(他端側の)端部は、該調整板6を
突き抜けており、該軸Bにおいて、調整板6を突き抜け
た部分の突出部は、調整アーム7の下部に固定されてい
る。
前記調整アーム7の上部にはギャップ調整ねじ8が設
けられ、また、前記調整アーム7の上部と枠体との間に
は、前記調整アーム7を矢印(ホ)方向に付勢する引張
ばね9が設けられている。前記ギャップ調整ねじ8は、
その先端部分が枠体に固定されたストッパ10に当接する
とともに、前記引張ばね9の付勢力により前記ストッパ
10に押圧させられるようになっている。
そして、このように構成されたギャップ調整ねじ8に
より、調整アーム7の上端位置が軸Bを中心として矢印
(ヘ)−(ホ)方向に調整され、また、該軸Bに固定さ
れた支持アーム5の下端位置が、該軸Bを中心として矢
印(ホ)−(ヘ)方向(つまり、水平方向では矢印
(ハ)−(ニ)方向)に調整されるようになっている。
つまり、前記ギャップ調整ねじ8によって、前記支持ア
ーム5に設けられた分離ローラ4の矢印(ハ)−(ニ)
方向に対する位置が決定され、繰り出しローラ3に対す
る分離ローラ4の食い違い量(ギャップ)が調整できる
ようになっている(第1図参照)。
また、前記軸Bを回転自在に支持する調整板6におい
て、軸Bを挟んで繰り出しローラ3と反対側に位置する
部分の上部位置と下部位置とには、水平方向(矢印
(ハ)−(ニ)方向)に向けて長孔11A・12Aが形成さ
れ、この長孔11A・12Aには、前記調整板6を枠体に固定
するためのねじ11B・12Bが取り付けられている。また、
前記長孔11Aと長孔12Bとの中間位置には、上下方向に向
けて長孔13Aが形成され、この長孔13Aには斜行調整ねじ
13Bが取り付けられている。
なお、前記長孔13Aに取り付ける斜行調整ねじ13Bは偏
心した偏心ねじ(第2図において中心軸を点線で示す)
であり、該偏心ねじを操作することにより、前記調整板
6を、枠体に対して全体的に左右方向(矢印(ハ)−
(ニ)方向)にずらせることができ、これによって、軸
Bの調整板6側端部(図面に示されている側の端部)を
該軸Bの枠体側端側(図示略)を中心に微小量回転させ
ることができ、分離ローラ4の繰り出しローラ3に対す
る食い違い量に差異を生じさせ、分離ローラ4を繰り出
しローラ3に対して斜行調整できるものである(第1図
参照)。
なお、前記斜行調整を行う場合には、軸Bの調整板6
側の端部は枠体の切欠部20内を移動することになるの
で、該軸Bが枠体にぶつかるようなことはない。また、
前記軸Bが調整板6が配置されていない側の端部(第2
図に図示されていない側の端部)は、調整板6側の端部
が移動しても、それを許容し得る遊びをもって枠体に取
り付けられているものとする。
また、分離ローラ4と繰り出しローラ3との食い違い
量、分離ローラ4と繰り出しローラ3との食い違い量の
ばらつき(斜行)を調整する手順としては、まず、斜行
調整ねじ13B及びねじ11B・12Bにより斜行調整を行った
後、ギャップ調整ねじ8によりギャップの調整を行うも
のとする。その際、斜行調整、ギャップ調整ともに同一
側面から調整操作が行えるので、該調整操作を簡単に行
うことができる。
以上詳細に説明したように、本実施例に示す紙葉類の
繰り出し調整機構によれば、第1図に示すように、軸B
を中心として軸Aを矢印(ホ)−(ヘ)方向に回動させ
ることにより、分離ローラ4と繰り出しローラ3とのギ
ャップを水平な矢印(ハ)−(ニ)方向に対して調整
し、また、該軸Bの一端側(枠体に支持されている:第
1図に符号B1で示す)を中心として該軸Bの他端側(第
1図に符号B2で示す)を回動させることにより、繰り出
しローラ3に対する分離ローラ4の斜行状態を調整させ
るようにした。
つまり、軸Bを中心とした操作により、ギャップ調整
と斜行調整との両方の調整を行うことができ、ギャップ
調整と斜行調整とを別個の構成により行っていた従来の
調整機構と比較して、全体構成を簡略化することがで
き、また、その調整のための操作も簡単に行うことがで
きる効果が得られる。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、本発明によれば、第二軸
を中心とした操作により、ギャップ調整と斜行調整との
両方の調整を行うことができ、ギャップ調整と斜行調整
とを別個の構成により行っていた従来の調整機構と比較
して、全体構成を簡略化することができ、また、その調
整のための操作も簡単に行うことができる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略を説明するための概念図、第2図
は本発明の一実施例を示す図であって、第1図における
矢印(I)方向から視た紙葉類の繰り出し機構の側面図
である。 ・3……繰り出しローラ(フィードローラ)、 4……分離ローラ(セパレータ)、 5……支持アーム、 A……軸(第一軸)、 B……軸(第二軸)、 ・ギャップ調整機構……(7……調整アーム、8……ギ
ャップ調整ねじ、9……引張ばね、10……ストッパ) ・斜行調整機構……(6……調整板、11A・12A・13A…
…長孔、11B・12B……ねじ、13B……斜行調整ねじ)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィードローラとセパレータとが対向する
    ように配置され、前記フィードローラにより繰り出され
    た紙葉類を、前記セパレータにより一枚ずつ分離して送
    り出す紙葉類の繰り出し機構において、 前記セパレータが取り付けられた第一軸と、 前記第一軸の両端をそれぞれ支持する一対の支持アーム
    と、 前記第一軸に対してほぼ平行となるように配置されて、
    前記支持アームを共に支持する第二軸と、 前記第二軸を中心として前記第一軸を回動させ、前記第
    一軸に取り付けられたセパレータをフィードローラに対
    して近接離間させるギャップ調整機構と、 前記第二軸の一端側を中心として、前記第二軸の他端側
    を回動させ、前記第一軸に取り付けられたセパレータを
    フィードローラに対して斜行した位置に配置される斜行
    調整機構とから構成された紙葉類の繰り出し機構。
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