JP2506153Y2 - タイル取付用下地材 - Google Patents

タイル取付用下地材

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JP2506153Y2
JP2506153Y2 JP1990088986U JP8898690U JP2506153Y2 JP 2506153 Y2 JP2506153 Y2 JP 2506153Y2 JP 1990088986 U JP1990088986 U JP 1990088986U JP 8898690 U JP8898690 U JP 8898690U JP 2506153 Y2 JP2506153 Y2 JP 2506153Y2
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正樹 酒井
哲 浅田
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、表面側にタイルを掛止してタイル壁面を
構成し得るタイル取付用下地材の改良に関するものであ
る。
(従来技術及びその課題) 従来、タイル取付用下地材は第7図に要部斜視図で示
すように、それぞれの表面側にはタイルを列設状に掛止
可能に突出した掛止片部51a,51aが形成され、下地材51
はセメント硬化板等で構成されており、タイル壁面を構
築する際には、多数枚の下地材51,51が列設状に配置さ
れて壁面が構成される。
この列設時に、対向する下地材51,51の端縁部間の裏
側には防水用目地板52が配設され、その表側にヘラ54を
用いて防水用のシーリング材53が塗布され、このシーリ
ング材53により下地材51,51間の目地空間Mが充填され
るのである。
この場合、従来における下地材51,51の掛止片部51a,5
1aは端縁部まで形成されているため、第8図に断面図で
示すように、目地空間M内にシーリング材53をヘラ54に
より充填しようとする際に、対向する掛止片部51a,51a
により目地空間Mの入口幅が狭いものとなるため、ヘラ
54が目地空間M内に入りにくく、シーリング材53の充填
が不完全なものとなったり、又、ヘラ54が良好に入らな
いためシーリング材53が盛り上がって下地材51の表面側
まではみだし、タイルを掛止片部51aに掛止させる時に
はみだしたシーリング材53によりタイルの掛止状態が不
完全なものとなり、施工性が極めて悪いものとなるとい
う問題点があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであっ
て、良好にシーリング材を充填することができ、施工性
が極めて良好化するタイル取付用下地材を提供せんこと
を目的とし、その第1の要旨は、対向する端縁部間で形
成される目地空間にシーリング材を充填して列設され壁
面を構成し得るとともに、各表面側にはタイルを取付可
能な突出した掛止片部が一体状に端縁部まで形成されて
なる下地材であって、各下地材の少なくとも一方側の端
縁部には、前記掛止片部の端縁部にテーパー状の欠除部
が形成されていることである。
又、第2の要旨は、前記欠除部は、下地材表面の高さ
よりも端部が低い位置に形成されていることである。
(作用) 第1の考案において、下地材の少なくとも一方側の端
縁部には掛止片部の端縁部にテーパー状の欠除部が形成
されているため、一対の下地材を対向させて端縁部間に
形成される目地空間内にシーリング材を充填する際に、
欠除部により掛止片部が邪魔になることなく、良好に目
地空間内にヘラを押し入れて目地空間内にシーリング材
を良好かつ確実に充填することができ、シーリンク材の
充填作業が極めて良好なものとなる。
又、前記第2の考案においては、欠除部の端部は下地
材の表面の高さよりも低い位置となっているため、シー
リング材を多く充填しすぎてシーリング材がはみだした
時にも、ヘラにて押さえることによりシーリング材が下
地材の表面よりも盛り上がることがなく、良好に欠除部
内にシーリング材が押しやられ、下地材表面にはシーリ
ング材が付着することがなく、後に掛止片にタイルを掛
止する時に下地材の表面にシーリング材が盛り上がって
タイルの列設状態が悪化するようなことがなく、タイル
を良好にタイルを掛止でき、施工性が極めて良好なもの
となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は第1実施例を示し、第1図は一対
の下地材を対向させて配置させた状態の要部斜視構成
図、第2図はその断面構成図である。
図において、下地材1は、セメント硬化板又は樹脂,
石膏等にて板状に形成されており、その表面側には上下
方向に所定間隔で横方向に延びる突出した掛止片部2,2,
2がそれぞれ一体形成されており、各掛止片部2,2に沿っ
て横列状に複数のタイルを掛止状に取り付けることがで
きるものとなっている。
この各下地材1,1は建物の柱間等に釘打ち等にて取り
付けられて壁面を構成するものであり、各下地材1,1間
には目地空間Mが形成され、この目地空間M内に防水用
のシーリング材4がヘラ5を用いて充填される。
本例における下地材1は、その長手方向端縁部1aの表
面1c側にテーパー面1bが形成されており、さらに掛止片
部2の端縁部はテーパー状にカットされた欠除部3Aとな
っている。この欠除部3Aの先端下部は下地材1の表面1c
よりも低い位置まで延長されたものとなっている。従っ
て、第2図のように、目地空間Mに前面側からヘラ5を
用いてシーリング材4を充填する際に、欠除部3A,3Aに
より目地空間Mの表面側が拡開されて広がったものとな
り、良好にヘラ5を目地空間Mの奥部まで押し込むこと
ができ、シーリング材4を良好に目地空間Mに充填する
ことができる。
又、目地空間M内にシーリング材4を多く充填しすぎ
ると、シーリング材4が下地材1,1の表面1c,1cの高さよ
りも盛り上がったものとなるが、その時にもヘラ5を用
いてシーリング材4を押し付けることにより、シーリン
グ材4の表面を欠除部3Aの下端位置まで圧縮することが
でき、シーリング材4が下地材1の表面1cの高さ以上に
盛り上がることがなく、下地材1,1の表面1c,1cは平滑な
面を保持することができ、その後に掛止片部2,2に横列
状にタイルを取り付けても、タイルの裏面が良好に表面
1cに当接し、ガタついたりすることがなく、良好なタイ
ルの取付状態を得ることができる。
次に第3図は第2実施例を示し、下地材1の端縁部の
要部断面を示す。
即ち、第3図のものは、下地材1の端縁部において掛
止片部2の端部にテーパー状の欠除部3Aを形成するとと
もに、この欠除部3Aの下端に水平状に延出させた平らな
欠除部3Bを連続させて突出形成させたものであり、欠除
部3Bの高さと下地材1の表面1cの高さ間には図中aで示
す高低差があり、このaの高低差は約1mmに設定されて
いる。
この第3図に示す下地材1を互いに対向状を配設させ
ると、第4図に示すような断面構造となり、端縁部間に
て形成される目地空間M内にシーリング材4を充填する
際に欠除部3B,3Bにより表面側に更に広い空間が確保さ
れ、この欠除部3B,3Bの表面にヘラ5を当接させてシー
リング材4を確実に充填してゆくことができ、ヘラ5に
よる充填操作が極めて良好化し、掛止片部2が何ら邪魔
することなくシーリング材4の充填作業を極めて容易に
行なうことができる。
尚、第5図は一方側の下地材1の端縁部が従来と同様
な形状に形成されたものであり、このように従来形状の
掛止片2を有する下地材1に対し、第3図に示す形状の
欠除部3Bを有する下地材1を対向させた場合にも、従来
形状の下地材1にヘラ5を沿わせて良好にシーリング材
4の充填作業を行なうことができ、シーリング材4が盛
り上がった時にも第5図におけるはみだし部4aをヘラ5
にて押さえ付けることにより、このはみだし部4aは下地
材1の表面1cよりも高くなることがなく、下地材1の表
面1cをフラットな状態にして、その後のタイルの取付作
業を良好化することができる。
尚、第6図は更に変形例を示すもので、第6図の場合
は、第3図に示す欠除部3Bを端縁部に有する下地材1
と、第2図に示す欠除部3Aのみを形成した下地材1とを
対向させた場合の斜視構成図であり、この場合にも、欠
除部3A及び3Bにより、ヘラ5を良好に目地空間M内に挿
入させてシーリング材4の充填ができ、掛止片部2が何
ら邪魔することなく良好な作業状態を得ることができ
る。
(考案の効果) 本考案は、対向する端縁部間で形成される目地空間に
シーリング材を充填して列設され壁面を構成し得るとと
もに、各表面側にはタイルを取付可能な突出した掛止片
部が一体状に端縁部まで形成されてなる下地材であっ
て、各下地材の少なくとも一方側の端縁部には、前記掛
止片部の端縁部にテーパー状の欠除部が形成されている
ことにより、目地空間内にヘラを用いてシーリング材を
充填する際に、端縁部にテーパー状の欠除部が形成され
ているため掛止片部が邪魔とならず、ヘラを良好に目地
空間内に挿入させて充填作業を行なうことができ、作業
性が極めて良好なものとなる。また、掛止片部は一体状
に端縁部まで形成されているため、タイルの保持強度が
大となる。また、掛止片部の端縁部にテーパー状の欠除
部を形成したことにより、掛止片部上の雨水の溜まりを
防ぎ、欠除部を介し良好に雨水を下方側へ落下させて下
地材とタイル間を乾燥状態に保ち、寒冷地における凍害
を良好に防ぐことができ、雨水の排出機能をも発揮させ
ることができる。
又、前記欠除部は、下地材表面の高さよりも端部が低
い位置に形成されているため、例え充填するシーリング
材がはみだした場合にも、ヘラにより押し付けることに
よりシーリング材を下地材の表面の高さよりも低い位置
に押し込むことができ、下地材の表面にはシーリング材
が盛り上げられることがなく、下地材の表面はフラット
状となり、その後に下地材の表面にタイルを列設させる
時にもタイルがガタつくことがなく、極めて良好なタイ
ル壁面を構築し得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は第1実施例を示し、第1図は一対の
下地材間に目地空間を形成した状態の要部斜視構成図、
第2図は第1図の状態でシーリング材を充填した要部断
面構成図、第3図は第2実施例を示す下地材の端部の要
部断面構成図、第4図は第3図の形状の一対の下地材を
対向させて目地空間にシーリング材を充填した状態の要
部断面構成図、第5図は一方側の下地材の端部の形状を
変えた場合の充填状態の要部断面構成図、第6図は端縁
部の形状が異なる一対の下地材を配列した状態の要部斜
視構成図、第7図は従来の目地材の配列作業説明図、第
8図は第7図におけるシーリング材の充填状態の要部断
面構成図である。 1……下地材、1a……端縁部 1c……表面、2……掛止片部 3A,3B……欠除部、4……シーリング材 5……ヘラ、M……目地空間
フロントページの続き (72)考案者 町田 泰治 大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47 号 株式会社クボタ内 (56)参考文献 実開 平2−25631(JP,U) 実開 平1−73234(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する端縁部間で形成される目地空間に
    シーリング材を充填して列設され壁面を構成し得るとと
    もに、各表面側にはタイルを取付可能な突出した掛止片
    部が一体状に端縁部まで形成されてなる下地材であっ
    て、各下地材の少なくとも一方側の端縁部には、前記掛
    止片部の端縁部にテーパー状の欠除部が形成されている
    ことを特徴とするタイル取付用下地材。
  2. 【請求項2】前記欠除部は、下地材表面の高さよりも端
    部が低い位置に形成されていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のタイル取付用下地材。
JP1990088986U 1990-08-24 1990-08-24 タイル取付用下地材 Expired - Lifetime JP2506153Y2 (ja)

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JPH0752275Y2 (ja) * 1988-08-06 1995-11-29 株式会社イナックス タイル壁面構築構造

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