JP2505754Y2 - 小型エンジンのエンジンカバ―構造 - Google Patents

小型エンジンのエンジンカバ―構造

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JP2505754Y2
JP2505754Y2 JP5153892U JP5153892U JP2505754Y2 JP 2505754 Y2 JP2505754 Y2 JP 2505754Y2 JP 5153892 U JP5153892 U JP 5153892U JP 5153892 U JP5153892 U JP 5153892U JP 2505754 Y2 JP2505754 Y2 JP 2505754Y2
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JP
Japan
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cover body
cylinder
engine
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rib
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JP5153892U
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忠雄 八代醍
常由 湯浅
勝己 木下
康彦 野沢
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、チェンソー、ヘッヂ
トリマー、刈払機などの携帯作業機用小型汎用エンジン
に適用されるエンジンカバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯作業機用小型汎用エンジンで、シリ
ンダー上部からシリンダー外周部に掛けてをカバーし、
マグネトロータの回転によって発生する冷却風をシリン
ダー外周部へ導くようにしたシリンダーカバーは本出願
人によって先に提案されている。(実公昭58−472
15号公報参照)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記する構成のシリン
ダーカバーは、シリンダー回りに冷却風通路に形成し、
マグネトロータの回転によって発生した冷却風を集中的
にシリンダー回りに流動させることによってシリンダー
の冷却効率を高めるものであるが、シリンダー近くに配
装したマフラーには別途マフラーカバーが用いられる。
【0004】この考案は上述の点に鑑みなされたもので
あって、シリンダーからマフラーに掛けて一つのエンジ
ンカバー、すなわち、一つのカバー体でカバーし、部品
点数を減らし、カバー体のエンジン本体への組み付け作
業を簡単にしたエンジンカバー構造を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めのこの考案の要旨とするところは、シリンダーをカバ
ーし、シリンダー両側に平行状に立設した導風板と組み
合わせてファンハウジング内に発生した冷却風をシリン
ダー外周部に導く冷却風通路を形成するカバー体であっ
て、カバー体の上壁内面に、導風板の上端部に対応して
導風リブを垂設するとともに、導風リブ適所にガイド部
を添設し、該ガイド部下面に、導風板上端部を導風リブ
内側に挿入ガイドする傾斜ガイド面を形成したことを特
徴とする小型エンジンのエンジンカバー構造にある。
【0006】
【作用】カバー体をエンジン本体に被すと、導風板上端
がガイド部下面の傾斜ガイド面に当接してこれを導風リ
ブ内側に挿入ガイドする。従って、カバー体をエンジン
本体に組み付けるのに、導風リブと導風板上端部との間
で導風リブ面に直角な方向に多少のずれ(横ずれ)があ
っても、導風板上端部は導風リブ内側の正規位置に確実
に挿入される。
【0007】導風板上端部と導風リブは面接触して隙間
を形成しないから、カバー体と導風板とで形成される冷
却風通路からの冷却風の途中漏れを少なくしてシリンダ
ーの冷却効率を高めることができる。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0009】図1はこの考案を適用したエンジンの斜視
図、図2はカバー体の正面図、図3はカバー体の背面
図、図4はカバー体の縦断面図、図5は要部の部分断面
図、図6は導風リブの下面図である。
【0010】図において、1 はエンジン本体、2 はカバ
ー体を示す。
【0011】前記エンジン本体1は、シリンダー3 の外
周部に多段状にフィン4 を設けて空冷エンジンを構成
し、シリンダー3 から所定の距離を隔ててシリンダー3
の片方にエアクリーナ5 を、他方にマフラー6 を配装し
(図4参照)、また、エンジン前部においてクランクケ
ース7 にリコイルスターター8 を配装し(図2参照)、
エンジン後部においてクランクケース7 に一体のファン
ハウジング9 に動力取り出し口10を開設している(図1
参照)。
【0012】前記カバー体2 は、上壁11から下方に周壁
12を延設してハット状に形成してなり、エンジン本体1
に被せてシリンダー3 からマフラー6 に掛けてカバーす
るもので、マフラー6 側周壁部13には、多数の通気用孔
14を穿設し、エアクリーナ5側周面部15はエアクリーナ
ー5 側の一部部品をカバーしている。
【0013】16はシリンダー3 両側に平行状に立設した
導風板で(図4参照)、この導風板16とカバー体2 でシ
リンダー3 を冷却するための冷却風通路17を形成する。
【0014】この冷却風通路17は、エンジン後部でファ
ンハウジング9 内に通じ、エンジン前部では、カバー体
2 に設けた冷却風抜出孔18に通じ、ファンハウジング9
内で発生した冷却風をシリンダー3 外周部に導く。
【0015】カバー体2 は、その前側周壁部19下部と、
後側周壁部20下部にてエンジン本体1 に取付けられるも
ので、前側周壁部19では、その下縁部を、クランクケー
ス7とリコイルスターター8 間に挟持させる形態とし
(図2参照)、クランクケース7 にリコイルスターター
8 を取付ける際にリコイルスターター8 と共通の取付け
ねじを用いて取付けるようにしている。また、後側周壁
部20では、その下部に、専用の取付けねじを用いてファ
ンハウジング9 に取付けるようにねじ挿通孔21を設けて
いる。(図3参照)なお、実施例においては、前記ねじ
挿通孔21とファンハウジング9 側に設けたねじ孔の位置
合わせを簡単にするために、後側周壁部20下部に、テー
パ縁22を有する凹部23を切り込み状に設け、この凹部23
を、凹部23に対応してファンハウジング9 外面に形設し
た係合段に係合させるようにしている。こうして、両者
が係合した段階で、カバー体2 のねじ挿通孔21とエンジ
ン本体側のねじ孔とが自然に合致するので、この位置合
わせが不要になり、取付けねじによるカバー体2 の取付
け作業が簡単になる。(図3参照)また、実施例のよう
に、シリンダー3 とマフラー6 を一つのカバー体2 でカ
バーすると、従来のようにシリンダーとマフラーを個別
にカバーするものに比べてカバー関連部材の部品点数を
少なくし、また、空間を合理的に活用してエンジンを小
型化できる。
【0016】この考案においては、図4〜図6に示すよ
うに、カバー体2 の上壁11下面に、導風板16上端部に対
応して導風リブ24を垂設し、この導風リブ24の複数個所
にガイド部25を添設し、このガイド部25下面に、導風板
16上端部を導風リブ24内側に挿入ガイドするための傾斜
ガイド面26を形成している。このガイド部25としては、
導風リブ24の外側にあってその下面に形成する傾斜ガイ
ド面26を導風リブ24より外方に向けて突出させる。
【0017】また、図7に示すように、導風リブ24の内
側で導風リブ24からほぼ導風板16厚に相当する間隔をあ
けて上壁11内面に傾斜ガイド面を形成した挟持片27を垂
設し、導風板16のガイドを両側に設けることにより、よ
りガイド効果を上げるとともに、挟持片27と導風リブ24
との間に導風板16の上端部が挟持されて導風リブ24と導
風板16の密着性を高めるようにしても良い。
【0018】上記構成において、カバー体2 をエンジン
本体1 に被すと、導風板16上端がガイド部25下面の傾斜
ガイド面26に当接してこれを導風リブ24内側に挿入ガイ
ドして導風板16上端縁がカバー体2 の上壁11内面に接合
し、導風板16上端部と導風リブ24が面接触する。この状
態で、エンジン本体1 にカバー体2 を取付けると、導風
板前後縁がカバー体2 の前側周壁部19内面および後側周
壁部20内面に圧接状態で接合し、冷却風通路17を形成す
る。
【0019】なお、図中28はカバー体2 の上壁11に形設
したプラグカバー部で、このプラグカバー部28は、シリ
ンダー3 に取着したプラグ29(図2参照)の傾斜に合わ
せて斜め上向きに開口しており、プラグ29に対して外部
からのプラグキャップが脱着できるようにしている。
【0020】
【考案の効果】上記構成からなるこの考案によれば、次
のような効果を奏する。
【0021】(1) カバー体をエンジン本体に取付け
るのに、カバー体の導風リブと導風板上端部との間に多
少の横ずれがあっても、導風板上端はガイド部の傾斜ガ
イド面により導風リブ内側の正規位置に確実に挿入ガイ
ドされるから、カバー体のエンジン本体への取付け作業
が簡単にできる。特に、マフラーとシンリダーを一つの
カバーで形成した大型カバーの場合、効果が大きい。
【0022】(2) カバー体をエンジン本体に取付け
て、導風板上端部と導風リブが面接合して気密性を高め
るから、冷却風通路内を通る冷却風の途中漏出を少なく
してシリンダーの冷却効率を高める。
【0023】(3) カバー体をエンジン本体に取付け
て、カバー体と導風板との接合関係が確りしてカバー体
および導風板が個別に振動したりするようなことがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案を適用したエンジンの全体斜視図で
ある。
【図2】 カバー体の正面図である。
【図3】 カバー体の背面図である。
【図4】 カバー体の縦断面図である。
【図5】 要部の部分断面図である。
【図6】 導風リブの下面図である。
【図7】 他の実施例を示す要部の部分断面図である。
【符号の説明】
1 …エンジン本体 2 …カバー体 11…カバー体上壁 12…カバー体周壁 16…導風板 17…冷却風通路 24…導風リブ 25…ガイド部 26…傾斜ガイド面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野沢 康彦 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダーをカバーし、シリンダー両側
    に平行状に立設した導風板と組み合わせてファンハウジ
    ング内に発生した冷却風をシリンダー外周部に導く冷却
    風通路を形成するカバー体であって、カバー体の上壁内
    面に、導風板の上端部に対応して導風リブを垂設すると
    ともに、導風リブ適所にガイド部を添設し、該ガイド部
    下面に、導風板上端部を導風リブ内側に挿入ガイドする
    傾斜ガイド面を形成したことを特徴とする小型エンジン
    のエンジンカバー構造。
JP5153892U 1992-07-22 1992-07-22 小型エンジンのエンジンカバ―構造 Expired - Lifetime JP2505754Y2 (ja)

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JPH0612717U JPH0612717U (ja) 1994-02-18
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JPH0612717U (ja) 1994-02-18

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