JPS6218679Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6218679Y2 JPS6218679Y2 JP12094580U JP12094580U JPS6218679Y2 JP S6218679 Y2 JPS6218679 Y2 JP S6218679Y2 JP 12094580 U JP12094580 U JP 12094580U JP 12094580 U JP12094580 U JP 12094580U JP S6218679 Y2 JPS6218679 Y2 JP S6218679Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling air
- fan
- fan case
- engine
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 41
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 12
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 12
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 238000000071 blow moulding Methods 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、内燃機関用の合成樹脂製フアンケー
スに関し、更に詳しくは、冷却風をエンジン本体
の弁軸ガイド部に偏向せしめるための冷却風案内
部材を形成した冷却風案内部材付きの合成樹脂製
フアンケースに関するものである。
スに関し、更に詳しくは、冷却風をエンジン本体
の弁軸ガイド部に偏向せしめるための冷却風案内
部材を形成した冷却風案内部材付きの合成樹脂製
フアンケースに関するものである。
従来の空冷式内燃機関においては、エンジン本
体の弁軸ガイド部の冷却が十分でなかつたため、
該弁軸ガイド部が高温となり、該弁軸ガイド部に
嵌挿した軸受部材が弁軸ガイド部から抜け出すと
いうことがあつた。
体の弁軸ガイド部の冷却が十分でなかつたため、
該弁軸ガイド部が高温となり、該弁軸ガイド部に
嵌挿した軸受部材が弁軸ガイド部から抜け出すと
いうことがあつた。
本考案は、上記の如き問題に鑑み、合成樹脂製
のフアンケース本体に冷却風案内部材を形成する
ことによつて弁軸ガイド部を効果的に冷却せしめ
ることができるようにした合成樹脂製フアンケー
スを提案することを目的としてなされたものであ
る。
のフアンケース本体に冷却風案内部材を形成する
ことによつて弁軸ガイド部を効果的に冷却せしめ
ることができるようにした合成樹脂製フアンケー
スを提案することを目的としてなされたものであ
る。
以下、本考案の内燃機関用合成樹脂製フアンケ
ースを第１図ないし第３図に示す実施例に基いて
説明すると、第１図及び第２図において符号１は
エンジン本体、２はエンジン本体１のフアン側側
壁、３はシリンダヘツド、４は吸気弁（あるいは
排気弁）であり、該弁４は動弁カム５の回転に伴
つて上下方向に駆動される。符号６は吸気弁４の
弁軸部４ａを摺動自在に支持する弁軸ガイド部、
７は弁軸ガイド部６に嵌挿された軸受部材、８は
弁軸ガイド部６の周囲に形成された冷却風通路で
あり、該冷却風通路８はエンジン本体１のフアン
側側壁２から背面側に向けて貫通せしめられてい
る。符号９は冷却風通路８の冷却風入口であり、
該冷却風入口９は、後述のフアンケース２０の冷
却風高圧部と対応する位置のフアン側側壁２に開
口せしめられている。符号１３はエンジン本体１
の機関軸であり、該機関軸１３にはフアン１５が
取付けられている。
ースを第１図ないし第３図に示す実施例に基いて
説明すると、第１図及び第２図において符号１は
エンジン本体、２はエンジン本体１のフアン側側
壁、３はシリンダヘツド、４は吸気弁（あるいは
排気弁）であり、該弁４は動弁カム５の回転に伴
つて上下方向に駆動される。符号６は吸気弁４の
弁軸部４ａを摺動自在に支持する弁軸ガイド部、
７は弁軸ガイド部６に嵌挿された軸受部材、８は
弁軸ガイド部６の周囲に形成された冷却風通路で
あり、該冷却風通路８はエンジン本体１のフアン
側側壁２から背面側に向けて貫通せしめられてい
る。符号９は冷却風通路８の冷却風入口であり、
該冷却風入口９は、後述のフアンケース２０の冷
却風高圧部と対応する位置のフアン側側壁２に開
口せしめられている。符号１３はエンジン本体１
の機関軸であり、該機関軸１３にはフアン１５が
取付けられている。
符号１９は、前記機関軸１３に取付けられたフ
アン１５の外側を囲繞するフアンケースであり、
該フアンケース１９はエンジン本体１のフアン側
側壁２に締付ボルト（図示省略）によつて締着固
定されている。フアンケース１９は、ポリプロピ
レン等の合成樹脂で略長円形の筐状にブロー成形
法によつて一体形成されており、そのフアンケー
ス本体２０部に周壁２１と前壁２２とを有してい
る。
アン１５の外側を囲繞するフアンケースであり、
該フアンケース１９はエンジン本体１のフアン側
側壁２に締付ボルト（図示省略）によつて締着固
定されている。フアンケース１９は、ポリプロピ
レン等の合成樹脂で略長円形の筐状にブロー成形
法によつて一体形成されており、そのフアンケー
ス本体２０部に周壁２１と前壁２２とを有してい
る。
フアンケース１９のフアン回転方向（矢印Ｒ方
向）前方側の周壁隅角部２１ａの内面即ち、冷却
風高圧部位には樋状の冷却風案内部材２５が形成
されている。この冷却風案内部材２５は、フアン
ケース側壁２１に沿つて流れる冷却風Ａを機関軸
方向に向けて偏向せしめるために、第３図に示す
ように、その一方側の側板２６をフアンケース側
壁２１の内面に接続せしめるとともに、冷却風受
入用の開口２７を前記側壁隅角部２１ａに向け、
フアンケース前壁２２から機関軸方向に向けて突
出せしめられている。尚、この冷却風案内部材２
５は、フアンケース１９をエンジン本体側壁２に
装着したとき、該冷却風案内部材２５の開口端２
５ａがエンジン本体側壁２に形成した前記冷却風
通路入口９に対して近接位置でしかも相互に連通
状態で重合するようになつている。
向）前方側の周壁隅角部２１ａの内面即ち、冷却
風高圧部位には樋状の冷却風案内部材２５が形成
されている。この冷却風案内部材２５は、フアン
ケース側壁２１に沿つて流れる冷却風Ａを機関軸
方向に向けて偏向せしめるために、第３図に示す
ように、その一方側の側板２６をフアンケース側
壁２１の内面に接続せしめるとともに、冷却風受
入用の開口２７を前記側壁隅角部２１ａに向け、
フアンケース前壁２２から機関軸方向に向けて突
出せしめられている。尚、この冷却風案内部材２
５は、フアンケース１９をエンジン本体側壁２に
装着したとき、該冷却風案内部材２５の開口端２
５ａがエンジン本体側壁２に形成した前記冷却風
通路入口９に対して近接位置でしかも相互に連通
状態で重合するようになつている。
次に、図示実施例の冷却風案内部材つきのフア
ンケースの作用を説明すると、エンジンが始動し
てフアン１５が機関軸１３とともに回転せしめら
れると、該フアン１５によつて冷却風Ａが発生せ
しめられる。フアン１５によつて発生せしめられ
た冷却風Ａは、フアンケース２０の側壁２１及び
前壁２２に沿つてフアン回転方向に流れ、フアン
回転方向前方側の隅角部２１ａにおいてその圧力
が蓄積されて上昇せしめられる。この高圧化され
た冷却風Ａの一部は該隅角部２１ａに形成された
冷却風案内部材２５に沿つてエンジン本体側に流
れ、エンジン本体側壁２に開口せしめられた冷却
風通路入口９から冷却風通路８内に流入する。冷
却風通路８内に流入せしめられた冷却風Ａは、該
冷却風通路８内を通つてエンジン本体１の反対側
に形成された冷却風出口（図示省略）から外部へ
排出されるが、その間に、冷却風通路８内に形成
された弁軸ガイド部６を冷却する。尚、冷却風通
路８内に流入する冷却風は比較的高圧であるため
冷却風通路８内で滞留するというようなことがな
くスムーズに該冷却風通路８内を通過し、弁軸ガ
イド部６の冷却作用を促進せしめる如く作用す
る。
ンケースの作用を説明すると、エンジンが始動し
てフアン１５が機関軸１３とともに回転せしめら
れると、該フアン１５によつて冷却風Ａが発生せ
しめられる。フアン１５によつて発生せしめられ
た冷却風Ａは、フアンケース２０の側壁２１及び
前壁２２に沿つてフアン回転方向に流れ、フアン
回転方向前方側の隅角部２１ａにおいてその圧力
が蓄積されて上昇せしめられる。この高圧化され
た冷却風Ａの一部は該隅角部２１ａに形成された
冷却風案内部材２５に沿つてエンジン本体側に流
れ、エンジン本体側壁２に開口せしめられた冷却
風通路入口９から冷却風通路８内に流入する。冷
却風通路８内に流入せしめられた冷却風Ａは、該
冷却風通路８内を通つてエンジン本体１の反対側
に形成された冷却風出口（図示省略）から外部へ
排出されるが、その間に、冷却風通路８内に形成
された弁軸ガイド部６を冷却する。尚、冷却風通
路８内に流入する冷却風は比較的高圧であるため
冷却風通路８内で滞留するというようなことがな
くスムーズに該冷却風通路８内を通過し、弁軸ガ
イド部６の冷却作用を促進せしめる如く作用す
る。
次に本考案の内燃機関用合成樹脂製フアンケー
スの効果を説明すると、本考案のフアンケースは
合成樹脂製のフアンケース本体の冷却風高圧部位
に冷却風をエンジン本体側に向けて偏向せしめる
冷却風案内部材を一体形成し、該冷却風案内部材
によつて高圧の冷却風をエンジン本体の吸気弁あ
るいは排気弁の弁軸ガイド部の周囲に形成された
冷却風通路内に流入せしめて該冷却風によつて弁
軸ガイド部を効率的に冷却するようにしているた
め、弁軸ガイド部と該弁軸ガイド部に嵌挿された
軸受部材との間の嵌合度合がほとんど変化せず、
軸受部材が弁軸ガイド部から抜け出るのを防止す
ることができるという効果を有するものである。
スの効果を説明すると、本考案のフアンケースは
合成樹脂製のフアンケース本体の冷却風高圧部位
に冷却風をエンジン本体側に向けて偏向せしめる
冷却風案内部材を一体形成し、該冷却風案内部材
によつて高圧の冷却風をエンジン本体の吸気弁あ
るいは排気弁の弁軸ガイド部の周囲に形成された
冷却風通路内に流入せしめて該冷却風によつて弁
軸ガイド部を効率的に冷却するようにしているた
め、弁軸ガイド部と該弁軸ガイド部に嵌挿された
軸受部材との間の嵌合度合がほとんど変化せず、
軸受部材が弁軸ガイド部から抜け出るのを防止す
ることができるという効果を有するものである。
第１図は本考案実施例の合成樹脂製フアンケー
スを取付けた空冷式内燃機関の分解斜視図、第２
図は第１図の−断面図、第３図は第１図の
矢視図である。 １……エンジン本体、６……弁軸ガイド、１５
……フアン、２０……フアンケース本体、２５…
…冷却風案内部材、Ａ……冷却風。
スを取付けた空冷式内燃機関の分解斜視図、第２
図は第１図の−断面図、第３図は第１図の
矢視図である。 １……エンジン本体、６……弁軸ガイド、１５
……フアン、２０……フアンケース本体、２５…
…冷却風案内部材、Ａ……冷却風。
Claims (1)
- エンジン本体１の機関軸１３の一端に取りつけ
られたフアン１５の外側を囲繞する合成樹脂製の
フアンケース本体２０の冷却風高圧部位に、前記
フアン１５によつて発生せしめられる冷却風Ａを
前記エンジン本体１の弁軸ガイド部６に向けて偏
向せしめる如く作用する樋状の冷却風案内部材２
５を一体形成したことを特徴とする内燃機関用合
成樹脂製フアンケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12094580U JPS6218679Y2 (ja) | 1980-08-25 | 1980-08-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12094580U JPS6218679Y2 (ja) | 1980-08-25 | 1980-08-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5743316U JPS5743316U (ja) | 1982-03-09 |
| JPS6218679Y2 true JPS6218679Y2 (ja) | 1987-05-13 |
Family
ID=29481629
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12094580U Expired JPS6218679Y2 (ja) | 1980-08-25 | 1980-08-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6218679Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0229224Y2 (ja) * | 1987-01-08 | 1990-08-06 |
-
1980
- 1980-08-25 JP JP12094580U patent/JPS6218679Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5743316U (ja) | 1982-03-09 |
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