JP2505258Y2 - 自動車用内装材 - Google Patents
自動車用内装材Info
- Publication number
- JP2505258Y2 JP2505258Y2 JP1280790U JP1280790U JP2505258Y2 JP 2505258 Y2 JP2505258 Y2 JP 2505258Y2 JP 1280790 U JP1280790 U JP 1280790U JP 1280790 U JP1280790 U JP 1280790U JP 2505258 Y2 JP2505258 Y2 JP 2505258Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- decorative film
- adhesive
- film
- layer
- decorative
- Prior art date
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、化粧フィルムを用いた自動車の内装材に関
するものである。
するものである。
〈従来の技術〉 従来、化粧フィルムを用いた自動車の内装材は第3図
で示すように、樹脂成形基材1上に化粧フィルム2を貼
着した構造である。この化粧フィルム2は、化粧シート
3の裏面に粘着剤4を施し、これに発泡PVCシート5を
貼付し、さらに発泡PVCシート5に粘着剤6を施した層
構造のものであり、前記粘着剤6をもって樹脂成形基材
1上に化粧フィルム2を貼着している。
で示すように、樹脂成形基材1上に化粧フィルム2を貼
着した構造である。この化粧フィルム2は、化粧シート
3の裏面に粘着剤4を施し、これに発泡PVCシート5を
貼付し、さらに発泡PVCシート5に粘着剤6を施した層
構造のものであり、前記粘着剤6をもって樹脂成形基材
1上に化粧フィルム2を貼着している。
前記化粧フィルム2の発泡PVCシート5は樹脂成形基
材1より発生するガス抜きを目的とするものであり、こ
のガス抜きを行わない場合には、ガス圧により化粧シー
ト3の表面が微細な凹凸の粗面となり品質を悪くする。
材1より発生するガス抜きを目的とするものであり、こ
のガス抜きを行わない場合には、ガス圧により化粧シー
ト3の表面が微細な凹凸の粗面となり品質を悪くする。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来の化粧フィルム2は第4図で示すように、化
粧シート3の裏面に粘着剤4を塗布する工程と、この粘
着剤4にて発泡PVCシート5を貼付する工程、これをプ
レヒート7する工程と、前記プレヒート7の後に発泡PV
Cシート5に粘着剤6を塗布する工程と、この粘着剤6
に離型紙8をセットする工程との多数の工程を必要と
し、この離型紙8を剥がして樹脂成形基材1上に貼着し
て内装材の製品としている。
粧シート3の裏面に粘着剤4を塗布する工程と、この粘
着剤4にて発泡PVCシート5を貼付する工程、これをプ
レヒート7する工程と、前記プレヒート7の後に発泡PV
Cシート5に粘着剤6を塗布する工程と、この粘着剤6
に離型紙8をセットする工程との多数の工程を必要と
し、この離型紙8を剥がして樹脂成形基材1上に貼着し
て内装材の製品としている。
さらに、製品後においては、ガス抜き層は発泡PVCシ
ート5であるため、第5図で示すように化粧フィルム2
の貼着初期においては、その端部は樹脂成形基材1に密
接しているが、高温(80℃)では、発泡PVCシート5の
収縮が0.7%と大きいため、化粧フィルム2が追従して
収縮し、樹脂成形基材1との間に隙間Gが発生して見栄
えを不良にしている。
ート5であるため、第5図で示すように化粧フィルム2
の貼着初期においては、その端部は樹脂成形基材1に密
接しているが、高温(80℃)では、発泡PVCシート5の
収縮が0.7%と大きいため、化粧フィルム2が追従して
収縮し、樹脂成形基材1との間に隙間Gが発生して見栄
えを不良にしている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記従来の不具合を解消したものであり、
その特徴とする構成は、樹脂成形基材上に樹脂繊維塗膜
によるガス抜き層を施し、このガス抜き層の上に粘着剤
付きの化粧フィルムを貼着したものである。
その特徴とする構成は、樹脂成形基材上に樹脂繊維塗膜
によるガス抜き層を施し、このガス抜き層の上に粘着剤
付きの化粧フィルムを貼着したものである。
〈作用〉 上記の構成により、化粧フィルムは化粧シートの裏面
に貼着剤を塗布した簡単な層構造となり、ガス抜き層は
樹脂成形基材上にスプレーに塗布した樹脂繊維塗膜によ
る非熱収縮層となり、生産性の向上並びに外観の良い内
装材を得るものである。
に貼着剤を塗布した簡単な層構造となり、ガス抜き層は
樹脂成形基材上にスプレーに塗布した樹脂繊維塗膜によ
る非熱収縮層となり、生産性の向上並びに外観の良い内
装材を得るものである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図において、1は樹脂成形基材であり、この樹脂成形基
材1上には樹脂繊維塗膜によるガス抜き層10が施されて
いる。
図において、1は樹脂成形基材であり、この樹脂成形基
材1上には樹脂繊維塗膜によるガス抜き層10が施されて
いる。
前記樹脂繊維塗膜は特開昭61-42373号によるスエード
調又はフエルト調模様の形成方法を利用することにより
実現可能である。
調又はフエルト調模様の形成方法を利用することにより
実現可能である。
2は化粧フィルムである。この化粧フィルム2は、化
粧シート3の裏面に粘着剤4を塗布した層構造であり、
前記粘着剤4によって化粧フィルム2を前記ガス抜き層
10上に貼着したものである。
粧シート3の裏面に粘着剤4を塗布した層構造であり、
前記粘着剤4によって化粧フィルム2を前記ガス抜き層
10上に貼着したものである。
第2図は本考案による内装材の製造工程を示すもので
あり、化粧フィルム2は、化粧シート3の裏面に粘着剤
4を塗布する工程と、この粘着剤4に離型紙8をセット
する工程とによって得られ、一方、ガス抜き層10は、樹
脂成形基材1上に前記特開昭61-42373号による樹脂繊維
塗料をスプレー塗装することによって得られ、前記化粧
フィルム2の離型紙8を剥がして前記ガス抜き層10に貼
着することによって内装材の製品となる。
あり、化粧フィルム2は、化粧シート3の裏面に粘着剤
4を塗布する工程と、この粘着剤4に離型紙8をセット
する工程とによって得られ、一方、ガス抜き層10は、樹
脂成形基材1上に前記特開昭61-42373号による樹脂繊維
塗料をスプレー塗装することによって得られ、前記化粧
フィルム2の離型紙8を剥がして前記ガス抜き層10に貼
着することによって内装材の製品となる。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によると、化粧フィルムの層構造
が極めて簡素化され、製造工程数を大幅に削減すること
ができ、ガス抜き層もスプレー塗装により容易に形成す
ることができ、化粧フィルムを使用し、かつガス抜き層
を有する自動車用内装材の生産性を向上し、コストダウ
ンが得られる。
が極めて簡素化され、製造工程数を大幅に削減すること
ができ、ガス抜き層もスプレー塗装により容易に形成す
ることができ、化粧フィルムを使用し、かつガス抜き層
を有する自動車用内装材の生産性を向上し、コストダウ
ンが得られる。
また、ガス抜き層は、樹脂繊維塗膜による非熱収縮性
であり、化粧フィルムの収縮による見栄え不良を解消す
る効果を有している。
であり、化粧フィルムの収縮による見栄え不良を解消す
る効果を有している。
第1図は本考案の層構成図、第2図は本考案の製造工程
図、第3図は従来の層構成図、第4図は同製造工程図、
第5図は従来の不具合点の説明図である。 1……樹脂成形基材、2……化粧フィルム、4……粘着
剤、10……ガス抜き層。
図、第3図は従来の層構成図、第4図は同製造工程図、
第5図は従来の不具合点の説明図である。 1……樹脂成形基材、2……化粧フィルム、4……粘着
剤、10……ガス抜き層。
Claims (1)
- 【請求項1】樹脂成形基材上に樹脂繊維塗膜によるガス
抜き層を施し、このガス抜き層の上に粘着剤付きの化粧
フィルムを貼着したことを特徴とする自動車用内装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1280790U JP2505258Y2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 自動車用内装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1280790U JP2505258Y2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 自動車用内装材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03103842U JPH03103842U (ja) | 1991-10-29 |
JP2505258Y2 true JP2505258Y2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=31516259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1280790U Expired - Lifetime JP2505258Y2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 自動車用内装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505258Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-14 JP JP1280790U patent/JP2505258Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03103842U (ja) | 1991-10-29 |
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