JP2505147B2 - 変換光学系における位置規制装置 - Google Patents

変換光学系における位置規制装置

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JP2505147B2 JP60252327A JP25232785A JP2505147B2 JP 2505147 B2 JP2505147 B2 JP 2505147B2 JP 60252327 A JP60252327 A JP 60252327A JP 25232785 A JP25232785 A JP 25232785A JP 2505147 B2 JP2505147 B2 JP 2505147B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、所定のストロークの間で位置の切換がなさ
れる変位光学系と、該変位光学系と一体的に変位する動
作部材とを有する変換光学系における位置規制装置に関
し、例えば倍率変換式ファインダ等に用いられるもので
ある。
「発明の背景」 本願の出願人は、特開昭60−172032号公報に開示され
ているように、前に光学系切換式カメラを提案した。該
発明には、変換光学系として倍率変換式ファインダが開
示されており、ファインダ光学系の切換に応じ、切換え
られる変位光学系と直接にあるいは間接に一体的に変位
する各種の動作部材が示されている。
この動作部材は、変位するとともに必要に応じて位置
を規制して保持されるようになっている。この保持のた
めにはトグルばね,あるいは一方向にのみ付勢するばね
が用いられている。
しかしながら、このような従来の技術では、動作部材
が変換のために変位する際、ばねの弾撥力が抵抗となっ
たり逆に不都合に付勢したりして、動作に支障をきたし
たり、駆動エネルギを無駄使いしたりするという問題点
があった。
「発明の目的」 本発明は、上記問題点を解決し、光学系の切換に悪影
響を与えず、かつ効率的にした変換光学系における位置
規制装置を提供することを目的としている。
「発明の概要」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするとこ
ろは、 所定のストローク内で位置の切換がなされる変位光学
系と、該変位光学系と一体的に回転変位する動作部材と
を有する変換光学系における位置規制装置において、 前記動作部材に設けた回転の軸心を中心とする円弧形
状をなす摺接面およびそれに連なる被係止部と、該摺接
面および被係止部に弾接する係合端を有する付勢部材と
を具備し、 前記付勢部材の係合端は、前記動作部材が前記所定の
ストローク内の基準位置にあるときのみ該動作部材を一
方向に回動付勢して位置決めするよう前記円弧状の摺接
面に連なる前記被係止部に係合し、前記動作部材が変位
動作をしているときは、該被係止部を離れて、該動作部
材に対して、変位方向またはその逆方向に付勢力を付与
することなく前記動作部材の摺接面に摺接しているよう
配設したことを特徴とする変換光学系における位置規制
装置に存する。
しかして、付勢部材は動作部材が変位動作をしている
ときは、変位に対してほとんど付勢力をあらわさず、動
作部材が基準位置にあるときのみ動作部材の位置を規制
するために付勢力を発揮するものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。
図は本発明の一実施例を示しており、変換光学系とし
ての、光学系切換式カメラの変倍ファインダに応用した
ものである。
第3図に示すように、光学系切換式カメラ10は、主光
学系11を保持して前後に移動する台板12と、主光学系11
の光軸内に挿脱可能に台板12に装着された副光学系13
と、台板12を移動させるとともに副光学系13を挿脱動作
させるモータ14とを有し、さらに主光学系11の前後移動
による副光学系13の挿脱に対応して切換えられる変倍フ
ァインダ機構20を有している。
変倍ファインダ機構20は、台板12に立設されたラック
15により回動される伝達歯車部材21と、伝達歯車部材21
により回動される回転部材22と、回転部材22により回動
される連動歯車部材23と、連動歯車部材23の動作に同調
して切換動作をする第1保持部材24および第2保持部材
25と、第1保持部材24に保持された第1レンズ26と、第
2保持部材25に保持された第2レンズ27とより成る。
伝達歯車部材21はラック15に噛合する下部の第1の歯
車21aと、上部の第2の歯車21bとを有している。
回転部材22は下部に入力用の歯車22aと上部の円盤22b
とより成り、伝達歯車部材21の第2の歯車21bが入力用
の歯車22aに噛合している。円盤22bには部分歯22cと欠
け歯部22dとが周縁に形成されている。
連動歯車部材23は欠け歯車23aを下端に有し、欠け歯
車23aには、回転部材22の部分歯22cに噛合可能な部分歯
23bおよび部分歯23bとは別の部位の部分歯23cが設けら
れている。
連動歯車部材23は上端に欠け歯車23dを有し、欠け歯
車23dには部分歯23eが設けられている。
第1保持部材24は枢軸24aを介して枢支されたレバー
部24bの先に第1レンズ26を保持するアーム24cが立設さ
れ、レバー部24bの基部には部分歯24dが設けられ、部分
歯24dは連動歯車部材23の欠け歯車23aの部分歯23cに噛
合している。第1保持部材24は引張ばね28により第1図
において時計方向に付勢され、第1レンズ26の端部をス
トッパ10aに当接させて停止可能になっている。
第2保持部材25は変換光学系たる第2レンズ27と一体
的に変位する動作部材であって枢軸25aを有し、被規制
板25bとそれに一体的な欠け歯車25cとより成り、被規制
板25bに立設された支持柱25dに第2レンズ27が保持さ
れ、欠け歯車25cには連動歯車部材23の欠け歯車23dの部
分歯23eが噛合している。
第2保持部材25の被規制板25bの外周には、円弧状の
摺接面25eと、摺接面25eの一端に連なる被押部25fと、
摺接面25eの他端から略中心方向に切り落した端面によ
る被係止部25gとが形成されている。
被規制板25bの摺接面25e,被押部25f,被係止部25gを臨
み板ばね状の付勢部材29が配設されている。付勢部材29
の先端には部分円弧状の係合端29aが形成されていて、
該係合端29aの凸面側が第2保持部材25の被規制板25bの
外周に弾接している。
第1保持部材24に保持された第1レンズ26と第2保持
部材25に保持された第2レンズ27とは、それぞれ枢軸24
a,枢軸25a回りに回動可能で、第4図および第5図に示
すように、固定レンズ26a,26bの光軸に挿脱して所定の
ストローク内で変位するよう支持されている。
第2保持部材25と付勢部材29との間の関係により位置
規制装置が形成されており、付勢部材29の係合端29a
は、第2保持部材25が所定のストロークの一端の基準位
置にあって、第2レンズ27が固定レンズ26a,26bの光軸
内にあるときのみ第2レンズ27の一端をストッパ部10b
に押し当て、位置決めして一方向に回動付勢するよう第
2保持部材25の被係止部25gに係合し、第2保持部材25
が回転動作をしているときは、変位方向またはその逆方
向に付勢力をあらわすことなく単に第2保持部材25の摺
接面25eに摺接している。
次に作用を説明する。
第1図および第4図は第1レンズ26が固定レンズ26a,
26bの光軸内にあり、第2レンズ27が該光軸外にある広
角撮影状態であり、回転部材22の欠け歯部22dが連動歯
車部材23の欠け歯車23aの部分歯23bに対応し、部分歯23
cに第1保持部材24の部分歯24dに噛合し、引張ばね28の
付勢力により第1レンズ26の端部がストッパ10aに当接
して第1レンズ26が位置決めされて保持されている。
このとき、第2保持部材25の被押部25fの端に付勢部
材29の係合端29aが圧接して第2保持部材25および第2
レンズ27のガタつきが抑えられている。
焦点調節はモータ14の駆動力により台板12を前後移動
させて行なうのであるが、広角撮影状態では、台板12の
移動によりラック15,伝達歯車部材21を介して回転部材2
2が回動する場合に、連動歯車部材23の部分歯23bが回転
部材22の欠け歯部22dの範囲内に位置するよう設定して
あり、連動歯車部材23が回動されることはなく、変倍フ
ァインダ機構20は前記状態に常に保たれる。
望遠撮影状態にする場合は、第1図に示す位置から回
転部材22が反時計方向に回動され、回転部材22の部分歯
22cが連動歯車部材23の欠け歯車23aの部分歯23bに噛合
して連動歯車部材23を回動させる。
したがって、欠け歯車23aの部分歯23cに噛合した部分
歯24dを介して引張ばね28の付勢力に抗して第1保持部
材24が第1図において反時計方向に回動され、連動歯車
部材23の欠け歯車23dの部分歯23eに噛合した第2保持部
材25の欠け歯車25cを介して第2保持部材25が第1図に
おいて反時計方向に回動される。
第1保持部材24に保持された第1レンズ26は固定レン
ズ26a,26bの光軸外に去り、第2保持部材25に保持され
た第2レンズ27が固定レンズ26a,26bの光軸内に挿入さ
れ、最終的には第2図および第5図に示す望遠撮影状態
になる。
第1図の状態から第2図の状態に移行する間、付勢部
材29の係合端29aは第2保持部材25の被規制板25bの円弧
状摺接面25eに摺接している。摺接しているときの付勢
部材29の弾撥力は、摺接面25eの法線(半径)方向に働
き、第2保持部材25を回動させる方向には働かず、僅か
な摩擦抵抗を生じるだけである。
第2保持部材25が切換ストロークの終端に至ると、連
動歯車部材23の欠け歯車23aの部分歯23bは回転部材22の
外周縁に乗り上げ、付勢部材29の係合端29aは第2保持
部材25の被規制板25bの摺接面25eを外れて被係止部25g
に係合し、第2保持部材25を第2図において反時計方向
の一方向に回動付勢する。
したがって、第2レンズ27の端部はストッパ部10bに
押し付けられ、第2レンズ27は固定レンズ26a,26bの光
軸内に挿入して保持される。一方第1レンズ26は連動歯
車部材23の部分歯車23bが回転部材22の外周縁に乗り上
げ部分歯23c,部分歯24dにより固定レンズ26a,26bの光軸
外に保持される。
望遠撮影の際の焦点調節によって回転部材22が回動す
る場合、回転部材22の外周縁に連動歯車部材23の部分歯
23bに乗り上げた状態の範囲内で回動するので、変倍フ
ァインダ機構20は望遠撮影状態に保持される。
望遠撮影状態から広角撮影状態に切換わる場合は、第
2図の状態から回転部材22が時計方向に回動し、部分歯
22cが連動歯車部材23の欠け歯車23aの部分歯23bに噛合
して連動歯車部材23を回動させることにより行なわれ
る。順序は前記広角撮影状態から望遠撮影状態への切換
の逆になり、同様の説明を繰り返すことになるので説明
を省略する。
なお、前記実施例では回転運動の場合の位置を規制す
るものを示したが、直線運動の場合でも位置を規制する
ことができることはいうまでもない。また、切換のスト
ロークの端ではなく中間位置で位置を規制できることも
同様である。
「発明の効果」 本発明にかかる変換光学系における位置規制装置によ
れば、変換動作時における付勢部材の付勢力が不都合に
働かないように、抵抗を極小にすることができるように
し、しかも必要なとき確実に位置決めして付勢力を発揮
するようにしたから、変換が軽快かつ確実に行なわれる
とともに、駆動エネルギの浪費もなくなる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示しており、第1図は広角撮影
状態の変倍ファインダ機構の平面図、第2図は望遠撮影
状態の変倍ファインダ機構の平面図、第3図は光学系切
換式カメラの概略的斜視図、第4図は広角撮影状態のフ
ァインダ光学系の平面図、第5図は広角撮影状態のファ
インダ光学系の平面図である。 20…変倍ファインダ機構、22…回転部材 23…連動歯車部材、24…第1保持部材 25…第2保持部材、25b…被規制板 25e…摺接面、25g…被係止部 26…第1レンズ、27…第2レンズ 29…付勢部材、29a…係合端

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のストローク内で位置の切換がなされ
    る変位光学系と、該変位光学系と一体的に回転変位する
    動作部材とを有する変換光学系における位置規制装置に
    おいて、 前記動作部材に設けた回転の軸心を中心とする円弧形状
    をなす摺接面およびそれに連なる被係止部と、該摺接面
    および被係止部に弾接する係合端を有する付勢部材とを
    具備し、 前記付勢部材の係合端は、前記動作部材が前記所定のス
    トローク内の基準位置にあるときのみ該動作部材を一方
    向に回動付勢して位置決めするよう前記円弧状の摺接面
    に連なる前記被係止部に係合し、前記動作部材が変位動
    作をしているときは、該被係止部を離れて、該動作部材
    に対して、変位方向またはその逆方向に付勢力を付与す
    ることなく前記動作部材の摺接面に摺接しているよう配
    設したことを特徴とする変換光学系における位置規制装
    置。
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JPH073536B2 (ja) * 1984-02-17 1995-01-18 株式会社ニコン 光学系切換式カメラ

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