JPH01116509A - 可変焦点装置付カメラの鏡胴駆動装置 - Google Patents

可変焦点装置付カメラの鏡胴駆動装置

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JPH01116509A
JPH01116509A JP27391787A JP27391787A JPH01116509A JP H01116509 A JPH01116509 A JP H01116509A JP 27391787 A JP27391787 A JP 27391787A JP 27391787 A JP27391787 A JP 27391787A JP H01116509 A JPH01116509 A JP H01116509A
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gear
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Toshio Yoshida
吉田 利男
Kazuhiko Onda
和彦 恩田
Masashi Takamura
高村 雅司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、撮影レンズを保持した鏡胴をカメラボディ
に対して進退させることにより、撮影レンズの焦点距離
が切り替わる可変焦点装置を備えたカメラのこの鏡胴を
進退させる駆動装置に関する。
〔従来の技術〕
写真撮影を手軽に行なえるように、焦点距離を標準撮影
位置と望遠撮影位置に切り替えられる二焦点カメラ、あ
るいは焦点距離を連続的に変化させられるズームレンズ
付カメラのような可変焦点装置付カメラが普及している
この可変焦点装置は、モータなどの動力を用いて撮影レ
ンズを保持した鏡胴をカメラボディに対して光軸方向に
進退させて焦点距離を°変更している。
従来、この種のカメラでは、鏡胴が停止したときにはそ
の位置で鏡胴がカメラボディに固定されるようになって
いる。特に、二焦点カメラでは標準位置と望遠位置とで
合焦するようになっているので、それ以外の位置に鏡胴
が位置しては不都合があるため当該位置で鏡胴がロック
される。ズームレンズ付カメラでも、突出している鏡胴
が不用意に押し戻されたりするとこれを駆動する部品な
どが破損してしまうため鏡胴がロックされる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、鏡胴が突出している場合に、カメラを不用意に
落下させたり打ち付けたりして鏡胴に外部から力が加え
られたときに、鏡胴が破損しあるいは変形してしまうお
それがある。そのため、この変形部や破損部が障害とな
って鏡胴を後退させられなくなってしまい、以後鏡胴を
後退させた位置での撮影ができなくなってしまう。
また、外部から鏡胴を引き出そうとする力が加えられた
場合には、ロック機構を破損してしまうおそれがある。
そこで、この発明は、外部から鏡胴に力が加えられた場
合に、鏡胴が当該力によって自由に移動できるようにし
た可変焦点装置付カメラのtlt胴駆動装置を提供する
ことを目的とし、また、外部からの力が僅かである場合
にも鏡胴が自由に移動してしまっては不都合であるので
、外力に対して適宜に抵抗できる鏡胴駆動装置を提供す
ることも目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明に係る鏡胴駆動装
置は、モータの回転により鏡胴をカメラボディに対して
進退させて撮影レンズの焦点距離を変更する可変焦点装
置を具備したカメラの鏡胴駆動装置において、前記モー
タから前記tAW4に至る動力伝達経路中に回転軸を同
一にした一対の動力伝達要素を設け、この一対の動力伝
達要素を相互に回転自在とし、これらそれぞれの動力伝
達要素間の動力伝達をその間に働く摩擦力によって行な
うことを特徴とし、また、前記一対の動力伝達要素の前
記摩擦力が作用する面のそれぞれに回転方向に傾斜した
傾斜面を有する山部を形成し、それぞれの動力伝達要素
の上記傾斜面を係脱自在に接触させ、その係合時にそれ
らの傾斜面間に働く摩擦力により動力を伝達することも
特徴としている。
〔作 用〕
前記一対の動力伝達要素間の動力伝達を摩擦力によって
行なうとともに、これらを相互に回転自在としであるか
ら、いずれかの動力伝達要素に加えられる負荷がこの摩
擦力よりも大きい場合には、一方の動力伝達要素が回転
しても、他方は回転しない、したがって、モータの作動
中に例えば前記鏡胴の前進を阻止する方向に外力が加え
られた場合には、前記モータ側の動力伝達要素はモータ
の動力によって回転するが鏡胴側の動力伝達要素は回転
しない。また、モータから上記一対の動力伝達要素のう
ちの一方に動力を伝達する動力伝達要素を、モータから
の動力は伝達するが上記一方の動力伝達要素からモータ
へ動力を伝達する場合には大きな負荷となるものとして
おけば、モータの停止中に鏡胴を移動させる外力が加え
られた場合には、!!胴側の動力伝達要素は回転するが
、モータ側のものは回転しない、すなわち、外力によっ
て鏡胴はカメラボディに対して進退する。
また、前記山部を形成した一対の動力伝達要素では、負
荷が加えられた場合には、一方の動力伝達要素が回転す
るときに、いずれかの動力伝達要素が軸に沿って摺動し
て接触面の係合が解除される。したがって、一方の動力
伝達要素は回転するが他方は回転しない、すなわち、外
力によって鏡胴はカメラボディに対して進退することに
なる。
〔実施例〕
以下1図示した実施例に基づいて、この発明に係る可変
焦点装置付カメラの鏡胴駆動装置を具体的に説明する。
まず、第4図に基づいて、この鏡胴駆動装置によってレ
ンズ群が移動するズームレンズを装着したコンパクトカ
メラのレンズ駆動部の構造について説明する。
このズームレンズは、前群レンズ1と後群レンズ2との
2群ズームである。前群レンズ1はシャッターユニット
3に収められ、このシャッターユニット3を移動鏡胴4
の前部に3本の止めネジ3aによって止着する。なお、
この止めネジ3aのうち2本の止めネジ3aには、バネ
座金3bを介在させることにより前群レンズ1の光軸方
向の倒れを調整できる。
移動鏡胴4はほぼ直方体の枠状部材に上記シャッターユ
ニット3を止着する取付板4aを形成した形状としであ
る。移動鏡胴4の上面後方にはほぼ矩形状に光軸と平行
に透孔を形成してガイド孔4bを設け、このガイド孔4
bに、後群レンズ2のレンズマウント5の上端部に形成
した突起部5aを挿通することによりこの後群レンズ2
を移動鏡胴4の後部に配設する。
上記レンズマウント5の下部の側端部には光軸と平行な
方向の透孔を形成してガイド部5bを設け、このガイド
部5bにブツシュ5cを嵌着する。このブツシュ5cに
後群ガイド棒6aを挿通し、この後群ガイド捧6aの移
動鏡胴4側先端部を移動鏡胴4内に設けた支持部で支持
させる。後群ガイド棒6aの後端部には押さえ板6bを
当接させ、この押さえ板6bを止めネジ6cによって移
動鏡胴4に止着する。なお、後群ガイド捧6aのレンズ
マウント5と移動鏡胴4内の上記支持部との間には押し
バネ6dを巻装し、その復元力を、レンズマウント5が
前記ガイド孔4bと後群ガイド棒6aとに案内されて後
方に移動するよう付勢しである。
レンズマウント5の下面には適宜な窪み部を形成し、こ
の窪み部に焦点調整ピン7の偏心ピン7aとフランジ部
7bとを嵌入し、押さえ板7Cを止めネジ7dによって
レンズマウント5に止着することにより焦点調整ピン7
をレンズマウント5に固定する。レンズマウント5に固
定した上記焦点調整ピン7には円形の支点ビン7eを形
成してあり、この支点ビン7eを上記押さえ板7Cの透
孔部7fを貫通させて連動レバー8の連動孔8aに遊挿
する。
連動レバー8はほぼL字形を′シ、その一方の腕部の先
端に上記連動孔8aを形成しである。はぼL字形の屈曲
部には透孔8bを形成し、この透孔8bを貫通する支持
ネジ8cを移動鏡胴4の下面に締め付けて、連動レバー
8を移動鏡胴4に対してこの支持ネジ8cを中心にして
回動自在に設ける。また、連動レバー8の他方の腕部の
先端には、移動鏡胴4とは反対の方向に指向して突出し
た連動ビン8dを設けである。
移動鏡W/44の側面後方には、透孔を形成してカム部
9を設けである。
また、移動鏡胴4の上面の側端部には光軸方向に透孔を
形成した主ガイド部4Cを設け、この主ガイド部4cに
ブツシュ4dを嵌着する。この主ガイド部4cの側方近
傍にはカム面10aを形成したカム板10を固着しであ
る。なお、このカム板10は上記主ガイド部4Cと共通
にして、主ガイド部4Cの側面に上記カム面10aを形
成したものであっても構わない、移動鏡胴4の上記カム
部9を設けた側面とは反対側の側面の下部には、破線で
示すように、先端部をほぼU字形に切り欠いた副ガイド
部4eを設けである。
以上のように前群レンズ1、後群レンズ2、連動レバー
8などを装着した移動鏡胴4を、カメラボディA(第5
図示)に固定した固定枠11に収容させる。このとき、
上記主ガイド部4cに主ガイド捧4fを挿通し、固定枠
11の後端部上方にある支持部11aにこの主ガイド棒
4fの後端部を支持させる。
また、上記副ガイド部4eの先端の切欠部に副ガイド捧
4gを挿通し、その後端部を固定枠11の内側の側面に
設けた支持部11bに支持させる。そして、固定枠11
の前側周縁に、枠状の蓋体12を止めネジ12aで締め
付けて止着する。
固定枠11の下面には、第4図および第5図に示すよう
に、カム面13aが形成されたカム孔13を設け、前記
連動レバー8の連動ピン8dの側面がこのカム面13a
に当接する。
また、固定枠11の側面には垂直方向を回転軸としたウ
オーム14を配設してあり、このウオーム14の回転軸
を固定枠11の上面よりも上方に突出させ、この突出部
に駆動ギヤ15を設けである。固定枠11の上面にはギ
ヤ16aなど適宜枚数のギヤからなる適宜な減速比のギ
ヤ列16を配設し、図示しないモータの回転をこのギヤ
列16を介して駆動ギヤ15に伝達している。ウオーム
14には固定枠11の側面に軸支したウオームホイール
17が噛合し、このウオームホイール17と同軸上に伝
達ギヤ18を設けである。これらウオームホイール17
と伝達ギヤ18とは相互に回転自在としてあり、これら
の側面間に適宜な摩擦力を付与して、これらのギヤに加
えられた負荷が所定の大きさ以上になると、一方のギヤ
が停止し他方のギヤが空転するようにしである。
なお、この動力伝達系については後に詳述する。
上記伝達ギヤ18には固定枠11に軸支した中間ギヤ1
9が噛合し、この中間ギヤ19にエンコーダ20を駆動
するギヤ20aと扇形ギヤ21とが噛合している。
上記扇形ギヤ21の回動軸21aは固定枠11の側面に
形成した透孔11cを貫通し、この回動軸21aの先端
部は、前記移動鏡WI4の後方下端部に形成した切欠部
4hを通過して固定枠11に収容した移動鏡胴4の内側
に位置する。そして、この回動軸21aの先端部に入力
レバー22の基端部を止めネジ22aによって止着し、
この入力レバー22と扇形ギヤ21とが同期して回動す
るようにしである。この入力レバー22の自由端部には
扇形ギヤ21の方向に指向して駆動ピン22b を突設
してあり、この駆動ピン22bを移動鏡胴4の側面に形
成した前記カム部9に遊挿しである。
固定枠11の上面であって、これに収容した移動鏡胴4
の前記カム板10のほぼ上方に位置する部分には、カム
面10aに対応した形状の透孔lidを形成しである。
また、固定枠11の上面には連動板23を、止めネジ2
3aによってそのほぼ中央部で回動自在に軸支しである
。この連動板23の一端部には下方に指向した係合ピン
23bを突設してあり、この係合ピン23bが上記透孔
lidを貫通してカム板lOのカム面10aに当接して
いる。連動板23の他端部には上方に指向した入力ピン
23cを突設してあり、この入力ピン23cをファイン
ダーの図示しない変倍機構に連動しである。なお、連動
板23は、カメラボディAあるいはファインダーのケー
スなどに軸支したものであっても構わない。
次に、ウオーム14から伝達ギヤ18に至る動力伝達系
を第1図ないし第3図に基づいて説明する。
第2図は一部を切断した正面断面図で、同図に示すよう
に、伝達ギヤ18は右方に長く延びたボス部18aと一
体に形成しである。このボス部18aの上端部には軸受
36を設け、この軸受36を固定枠11に止着したブラ
ケット37に取り付ける。また、伝達ギヤ18の上記ボ
ス部18aとは反対側にはジャーナル部18bを形成し
、このジャーナル部18bを固定枠11に設けた軸受部
に遊挿して、この伝達ギヤ18を固定枠11に対して回
転自在とする。
上記伝達ギヤ18のボス部18aにウオームホイール1
7を遊嵌して、これらウオームホイール17と伝達ギヤ
18とを相互に回転自在とするとともに、ウオームホイ
ール17を伝達ギヤ18に対して軸方向に摺動自在とす
る。このウオームホイール17のボス部17aの端面を
上記軸受36に臨ませ、このボス部17aに押しバネ3
8を巻装する。この押しバネ38の復元力は、ウオーム
ホイール17を常時伝達ギヤ18に押圧するよう、ウオ
ームホイール17の側面と軸受36との間に付勢しであ
る。
ウオームホイール17と伝達ギヤ18との対向したそれ
ぞれの面には、放射状に山部39を形成し、この山部3
9の肩側を傾斜面39a、 39bとしである。そして
、傾斜面39aは緩斜面に、傾斜面39bは急斜面にし
てあり、ウオームホイール17の緩斜面39aと伝達ギ
ヤ18の緩斜面39aとが対向し、ウオームホイール1
7と伝達ギヤ18の急斜面39b同士が対向する。
また、ウオーム14とウオームホイール17とは、条数
や進み角を適宜にすることにより、図示しないモータの
回転はウオーム14からウオームホイール17に伝達さ
れてウオームホイール17が回転するが、ウオームホイ
ール17が回転しようとしてもウオーム14が負荷とな
ってウオームホイール17が回転しないようにしである
以上により構成したこの発明に係る鏡胴駆動装置の動作
を、前群レンズ1と後群レンズ2の移動動作とともに説
明する。
図示しないモータが回転すると、ギヤ列16を介して駆
動ギヤ15が回転してウオーム14が回転する。
ウオーム14が回転するとこれに噛合したウオームホイ
ール17が回転し、このウオームホイール17との間の
摩擦力により伝達ギヤ18が回転する。この伝達ギヤ1
8の回転が中間ギヤ19を介して扇形ギヤ21に伝達さ
れ、この扇形ギヤ21が回動軸21aを中心に第4図上
矢標P方向に回動する。なお、扇形ギヤ21をこの方向
に回転させるときのモータの回転を正回転とする。
扇形ギヤ21が回動すると、これと同軸上にある入力レ
バー22が同期して同方向に揺動する。このため、入力
レバー22の駆動ピン22bは回動軸21aを中心に扇
形ギヤ21と同方向に旋回する。この駆動ピン22bの
旋回によりカム部9が押され、駆動ピン22bがカム部
9の上端部から下端部に移動する。したがって、このカ
ム部9を形成しである移動鏡胴4が、主ガイド部4cと
副ガイド棒4gに案内されて固定枠11に対して前方、
即ち被写体側に移動する。移動鏡胴4の前部には前群レ
ンズ1を含むシャッターユニット3が止着してあり、前
群レンズ1も前進する。
移動鏡胴4が前進すると、この移動鏡胴4に軸支しであ
る連動レバー8も同様に移動する。連動レバー8の連動
ピン8dは固定枠11に形成したカム孔13のカム面1
3aに当接しているから、連動レバー8が固定枠11に
対して前進すると、この連動レバー8はカム面13aに
案内されて支持ネジ8cを中心として第5図上反時計回
り方向に回動する。他方、連動レバー8には焦点調整ピ
ン7を介して後群レンズ2のレンズマウント5が連繋し
ているから、連動レバー8の回動により押しバネ6dの
復元力に抗してレンズマウント5が移動鏡胴4に対して
前方に移動する。このため、後群レンズ2が移動鏡胴4
に対して前方に移動し、前群レンズ1との間隔を狭める
ことになり、焦点距離を連続的に変化させる。移動鏡胴
4が最前方まで移動したときに、前群レンズ1と後群レ
ンズ2とが最前方に位置するとともに、後群レンズ2が
前群レンズ1に最も近づき、焦点距離が最長になる。ま
た、駆動ピン22bがカム部9の下端部に位置し、移動
鏡胴4の先端部が固定枠11から突出した位置となる。
なお、前群レンズ1と後群レンズ2がズーミングを行な
う場合の光学的な位置関係を確保するには。
カム面13aのカム曲線を所定のものとなるように設計
すればよい。
駆動ピン22bがカム部9の下端部に位置して移動鏡胴
4が最前方に位置している状態から、移動鏡胴4を後退
させるには、図示しないモータを逆回転させればよい、
モータの逆回転により扇形ギヤ21が第4図上反矢標P
方向に回動するから、駆動ピン22bも同方向に旋回す
る。このため、移動鏡胴4は上述とは逆に固定枠11に
収容されながら後退する。
レンズマウント5は常時後方に移動するよう押しバネ6
dの復元力を受けていて、連動レバー8は焦点調整ピン
7を介して、第5図上時計回り方向に回動する力を受け
ているから、その連動ピン8dはこの力によりカム面1
3aに当接している。したがって、連動ピン8dはカム
面13aに案内されて支持ネジ8cを中心として第5図
上時計回り方向に旋回する。このため、支点ピン7eも
同方向に旋回し、レンズマウント5が移動鏡胴4に対し
て後退する。
これにより後群レンズ2が後退し、移動鏡胴4に伴われ
る前群レンズ1の後退と協働して焦点距離を最短距離ま
で連続的に変化させる。
そして、移動鏡胴4が固定枠11から突出した状態で、
カメラを不用意に落したり打ち付けたりして不用意に鏡
胴に外力が加えられたときには、この外力によって移動
鏡胴4が後退して扇形ギヤ21が第4図上反矢標P方向
に回動する。扇形ギヤ21のこの回転により中間ギヤ1
9が回転し、この回転が伝達ギヤ18に伝達される。他
方、この伝達ギヤ18と傾斜面39a、 39bによっ
て係合しているウオームホイール17は負荷となってい
るウオーム14と噛合しているから、ウオームホイール
17は回転しない、そのため、伝達ギヤ18の回転によ
りウオームホイール17に加わる力が、押しバネ38の
復元力に抗してウオームホイール17が第2図上右方向
に摺動する。この摺動によりウオームホイール17と伝
達ギヤ18の傾斜面39a、 39bの係合が解除され
る。
また、ウオームホイール17の山部39が伝達ギヤ18
の山部39を乗り越えると、押しバネ38の復元力によ
りウオームホイール17が左方向に摺動して、第2図に
示すように上記傾斜面39a、 39bが係合する。
このように、傾斜面39a、 39bが係脱を繰り返し
て、伝達ギヤ18はウオームホイール17に対して空転
する。したがって、前記外力により移動鏡W44の後退
が許容される。なお、ウオームホイール17の摺動時に
は、ウオーム14とウオームホイール17の歯すじがね
じられているから、この歯すじに案内されて僅かに回転
する。
また、後退している移動鏡胴4を不用意に引き出してし
まう場合にも、移動鏡胴4の前進による扇形ギヤ21の
回転が伝達ギヤ18に伝達されてこれが回転するが、ウ
オームホイール17は回転しないから、伝達ギヤ18が
空転して移動鏡胴4の前進が許容される。
図示しないモータの回転により移動鏡胴4が進退する場
合に、移動鏡胴4が前進端あるいは後退端に位置したと
き、または移動鏡胴4の進退が妨害されたときなど移動
鏡胴4の停止により伝達ギヤ18が回転しない場合には
、モータが回転し続けても、停止した伝達ギヤ18に対
してウオームホイール17が空転して、他の動力伝達要
素などを損傷しない。
本実−施例では山部39の側面を緩斜面39aと急斜面
39bとに形成したが1等しい角度の傾斜面39a。
39bであっても構わない、しかし、一般にはモータの
伝達トルクと外力により生じる伝達トルクとの大きさが
異なるから、傾斜角を異ならせることにより、ウオーム
ホイール17と伝達ギヤ18との間の摩擦力を回転方向
に応じて異ならせることができ1回転方向により最大伝
達トルクを異ならせることができる。たとえば、移動鏡
M4を後退させる方向の外力に対しては、伝達ギヤ18
が容易に空転することが・好ましく、従ってこの方向の
外力によって生じる伝達ギヤ18の回転方向では、緩斜
面39a同士が接触するようにする。また、山部39の
数の変更、山部39の半径方向の長さの変更、押しバネ
38の弾性系数の変更などによってもウオームホイール
17と伝達ギヤ18との間の摩擦力の大きさを調整でき
る。
また、本実施例ではウオームホイール17と伝達ギヤ1
8との対向面に山部39を形成したものについて説明し
たが、これらの面を平面にして、摩擦系数が適宜な材質
を使用し、接触面積を適宜にし。
押しバネ38の弾性系数を適宜にするなどによりウオー
ムホイール17と伝達ギヤ18との間の回転の伝達を行
なうようにしても構わない。
[発明の効果〕 以上説明したように、この発明に係る可変焦点装置付カ
メラの鏡胴駆動装置によれば、モータから鏡胴に至る動
力伝達経路中に摩擦力によって動力を伝達する一対の動
力伝達要素を設けたから、外力などの負荷が摩擦力より
も大きい場合には。
一方の動力伝達要素が他方の動力伝達要素に対して空転
するので、鏡胴が外力によって移動することが許容され
、この鏡胴や内部の部品などが変形したり破損したりし
ない、このため、ittmや部品の耐久性を高められる
しかも、一対の動力伝達要素間の摩擦力が作用する面に
山部を形成したから、その傾斜面の傾斜角を回転方向に
対して異ならせたり、山部の数や長さを変えたりするこ
とにより、回転方向に応じて摩擦力を異ならせることが
できる。したがって、モータの回転や外力に応じた伝達
トルクに容易に対処できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る鏡胴駆動装置の要部を示す側
面図である。第2図は、同じく一部を切断した正面断面
図である。第3図は、一対の動力伝達要素のうちの一方
ものの対向面を示す一部省略した斜視図である。第4図
は、この発明に係る鏡胴駆動装置を具備したズームレン
ズの一実施例を示す分解斜視図である。第5図は、移動
鏡胴が固定枠に収容された状態の水平線に沿った一部断
面図である。 1・・・前群レンズ    2・・・後群レンズ4・・
・移動鏡胴     5・・・レンズマウント11・・
・固定枠      14・・・ウォーム17・・・ウ
オームホイール(動力伝達要素)17a・・・ボス部 18・・・伝達ギヤ(動力伝達要素) 18a・・・ボス部     19・・・中間ギヤ21
・・・扇形ギヤ     22・・・入力レバー36・
・・軸受       37・・・ブラケット38・・
・押しバネ     39・・・山部39a・・・緩斜
面     39b・・・急斜面A・・・カメラボディ 特許出願人 富士写真光機株式会社 第1図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モータの回転により鏡胴をカメラボディに対して
    進退させて撮影レンズの焦点距離を変更する可変焦点装
    置を具備したカメラの鏡胴駆動装置において、 前記モータから前記鏡胴に至る動力伝達経路中に回転軸
    を同一にした一対の動力伝達要素を設け、この一対の動
    力伝達要素を相互に回転自在とし、これらそれぞれの動
    力伝達要素間の動力伝達をその間に働く摩擦力によって
    行なうことを特徴とする可変焦点装置付カメラの鏡胴駆
    動装置。
  2. (2)前記一対の動力伝達要素の前記摩擦力が作用する
    面のそれぞれに回転方向に傾斜した傾斜面を有する山部
    を形成し、いずれかの動力伝達要素を軸方向に摺動自在
    としてそれぞれの動力伝達要素の上記傾斜面を係脱自在
    に接触させ、その係合時にそれらの傾斜面間に働く摩擦
    力により動力を伝達することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載した可変焦点装置付カメラの鏡胴駆動装
    置。
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