JP2504984Y2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP2504984Y2
JP2504984Y2 JP8755689U JP8755689U JP2504984Y2 JP 2504984 Y2 JP2504984 Y2 JP 2504984Y2 JP 8755689 U JP8755689 U JP 8755689U JP 8755689 U JP8755689 U JP 8755689U JP 2504984 Y2 JP2504984 Y2 JP 2504984Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、自動焦点調節モードと手動焦点調節モード
とが選択可能なカメラのレンズ鏡筒に関する。
B.従来の技術 従来から、モータにより合焦光学系を駆動せしめる自
動焦点調節モード、および手動により合焦光学系を駆動
する手動焦点調節モードのいずれかのモードが選択可能
なレンズ鏡筒が知られている(例えば、実開昭63−1007
11号公報)。
この種のレンズ鏡筒は、モード設定操作部材を有し、
この操作部材の操作により上記モードを選択するように
なっている。そして、自動焦点調節モードが設定された
場合には、レンズ鏡筒内あるいはカメラ本体側に設けら
れたモータの駆動力が歯車列やヘリコイドあるいはカム
等で構成されたレンズ駆動機構を介して合焦光学系に伝
達され、これにより合焦光学系が駆動されて焦点調節が
自動的に行われる。一方、手動焦点調節モードが設定さ
れている場合には、手動操作環の操作により上記レンズ
駆動機構を介して合焦光学系が駆動されて焦点調節が行
われる。
またこの種のレンズ鏡筒には、モータの回転を上記レ
ンズ駆動機構への伝達する場合(自動焦点モード時)
と、モータ回転のレンズ駆動機構への伝達を阻止する場
合(手動焦点モード時)との切換えをクラッチ機構を介
して行っているものがある。このクラッチ機構は、例え
ば上記レンズ駆動機構に連結された第1の係合部材と、
レンズ鏡筒本体内に固定された第2の係合部材とを有す
るとともに、第1の係合部材および第2の係合部材にそ
れぞれ係合可能とされる切換部材を有し、この切換部材
が第1の係合部材と係合することによりモータの回転を
レンズ駆動機構に伝達し、第2の係合部材と係合するこ
とによりモータ回転のレンズ駆動機構への伝達を阻止す
る。
C.考案が解決しようとする課題 ところで、上述の実開昭63−100711号公報に開示され
たレンズ鏡筒のクラッチ機構では、切換部材と各係合部
との係合をスムーズに行わせるため、ばね部材を設けて
切換部材に所定方向の付勢力を与えるようにしている
が、このばね部材が鏡筒の径方向に延在しているため、
鏡筒の径方向の寸法が大きくなるという問題があった。
本考案の技術的課題は、鏡筒の径方向の寸法を小さく
することにある。
D.課題を解決するための手段 一実施例を示す第1図により説明すると、本考案に係
るレンズ鏡筒は、モータにより合焦光学系Lを駆動せし
める自動焦点調節モード、および手動により合焦光学系
Lを駆動する手動焦点調節モードのいずれかのモードを
選択可能であり、以下に説明するレンズ駆動機構4,6,
7、クラッチ機構100(第2図)、モード設定操作部材
8、駆動板10,係合部10cおよび付勢部材11(第3図)を
具備している。
レンズ駆動機構4,6,7は、モータの回転により合焦光
学系Lを駆動させる。クラッチ機構100は、上記モータ
の回転をレンズ駆動機構4,6,7に伝達する伝達位置とモ
ータの回転のレンズ駆動機構4,6,7への伝達を阻止する
阻止位置とに切換可能とされる。
モード設定操作部材8は、自動焦点調節モードを選択
するための自動焦点調節位置および手動焦点調節モード
を選択する手動焦点調節位置に操作可能とされる。駆動
板10は、合焦光学系Lの光軸と略平行な面内に延在し、
モード設定操作部材8の自動焦点調節位置への操作に連
動して、クラッチ機構100を伝達位置に向けて駆動すべ
く第1の方向に移動し、モード設定操作部材8の手動焦
点調節位置への操作に連動して、クラッチ機構100を阻
止位置に向けて駆動すべく第2の方向に移動する。
付勢部材11は、モード設定操作部材8および駆動板10
のいずれか一方に駆動板10と略平行な面内に延在して設
けられ、係合部10cは、モード設定操作部材8および駆
動板10の他方に形成され上記付勢部材11と係合可能とさ
れる。
そして、駆動板10が第1の方向に移動するがクラッチ
機構100が伝達位置に達しないときには、付勢部材11が
係合部10cを介して駆動板10をクラッチ機構100に対して
第1の方向に付勢し続け、駆動板10が第2の方向に移動
するがクラッチ機構100が阻止位置に達しないときに
は、付勢部材11が係合部10cを介して駆動板10をクラッ
チ機構100に対して第2の方向に付勢し続け、クラッチ
機構100が伝達位置および阻止位置のいずれか一方に達
したときには、付勢部材11が係合部10cを介して駆動板1
0をクラッチ機構100に対して付勢することを解除する。
E.作用 付勢部材11は、駆動板10と略平行な面内、すなわち合
焦光学系Lの光軸と略平行な面内に延在しているので、
レンズ鏡筒の外径寸法が大きくなることがない。また、
クラッチ機構100が伝達位置および阻止位置のいずれか
一方に達したときには、付勢部材11による付勢、すなわ
ち駆動板10のクラッチ機構100に対する付勢が解除され
るので、鏡筒内部に不要な力が作用することなく、各係
合部の摩擦を抑制することができる。
なお、本考案の構成を説明する上記D項およびE項で
は、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いた
が、これにより本考案が実施例に限定されるものではな
い。
F.実施例 第1図〜第3図により本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案に係るレンズ鏡筒の縦断面図である。
不図示のカメラボディに着脱可能とされた固定筒1は、
内側固定筒1a,外側固定筒1bおよびカメラボディに接続
されるマウント部1cを有し、マウント部1cにはカプラー
2が軸支されている。カプラー2の一端にはカップリン
グ部2aが設けられ、このカップリング部2aがカメラボデ
ィ内のフォーカシングモータに接続されたカプラー50と
係合される。
カプラー2の他端には歯車2bが形成され、第2図の斜
視図にも示すようにこの歯車2bが伝動軸3の一端に設け
られた歯車3aと噛合している。この伝動軸3は固定筒1
に回転可能に軸支され、その周面には、摺動リング5が
軸方向、すなわちXY方向に摺動可能に設けられている。
また伝動軸3の他端には、歯車4およびこの歯車4と一
体化されたリング4aが回転可能に軸支され、リング4aに
は、突起部4bが形成されている。
摺動リング5には、内周面に突起部5aが形成され、こ
の突起部5aが伝動軸3に形成された軸方向の長溝3bと係
合している。したがって摺動リング5は、モータの回転
により伝動軸3と一体に回転するが、伝動軸3に対して
回転することはない。また摺動リング5には、両端部に
凹部5b,5摺動がそれぞれ形成されるとともに、中央部に
円周方向の溝5dが形成され、凹部5bはリング4aの突起部
4bと、凹部5cは固定筒1に突設された突起部1dとそれぞ
れ係合可能とされている。凹部5bと突起部4bとの係合に
より歯車4が伝動軸3と一体に回転可能となり、凹部5c
と突起部1dとの係合により伝動軸3の回転が阻止され
る。ここで、凹部5bと突起部4bとが係合しているときの
摺動リング5の位置が伝達位置、凹部5cと突起部1dとが
係合しているときの位置が阻止位置である。
内側固定筒1aと外側固定筒1bとの間にはカム等6が回
転可能に設けられ、このカム筒6の前端部には内周面に
溝6aが形成されている。この溝6aは、内側固定筒1aの外
周面に突設された突起部1eと係合している。カム筒6の
後端部には、内周面に歯車6bが形成され、この歯車6bが
上述した歯車4と噛合している。したがってカム筒6
は、歯車4の回転に伴って回転する。
内側固定筒1aの内周面には、合焦光学系Lを保持する
直進筒7が光軸方向に摺動可能に嵌合され、直進筒7の
外周面に植設されたカムピン7aが内側固定筒1aに形成さ
れた直進溝1fおよびカム筒6に形成されたカム孔6cとそ
れぞれ係合している。
外側固定筒1bには、外周面にモード設定リング8が回
転可能に設けられるとともに、内周面には、切換リング
9が光軸方向に摺動可能に設けられている。そして、切
換リング9の外周面に植設されたカムピン9aが外側固定
筒1bに形成された直進溝1g(第3図(a))およびモー
ド設定リング8の内周面に形成されたカム孔8aと係合し
ている。
モード設定リング8は、自動焦点調節位置および手動
焦点調節位置に切換操作可能とされ、その操作に伴って
後で詳述するように切換リング9が移動する。切換リン
グ9の後端には、電気接点ブラシ14が固設され、このブ
ラシ14が内側固定筒1aの外周面に設けられたフレキシブ
ルプリント基板15上のパターンと接触している。またフ
レキシブルプリント基板15上にはレンズCPU16が設けら
れ、このCPU16は、マウント接点17を介してカメラボデ
ィ側のCPU(不図示)と接続される。
モード設定リング8が自動焦点位置に操作されると、
切換リング9の移動によりブラシ14が上記パターン上を
第1の所定位置まで摺動し、これにより自動焦点調節モ
ード(以下、Aモード)が設定された旨の信号がCPU16
に入力される。一方、モード設定リング8が手動焦点調
節位置に操作されると、ブラシ14が第2の所定位置まで
摺動し、これにより手動焦点調節モード(以下、Mモー
ド)が設定された旨の信号がCPU16に入力される。Aモ
ードは、モータの回転により合焦光学系Lを駆動して焦
点調節を行うモードであり、Mモードは、手動操作によ
り合焦光学系Lを駆動して焦点調節を行うモードであ
る。
切換リング9と外側固定筒1bとの間隙には、第3図
(a),(e)に示すような切換板10が設けられ、その
フォーク部10eが上述した摺動リング5の溝5dと係合し
ている。ここで、第3図(a)は、切換板10と切換リン
グ9との係合状態を示す展開図であり、第3図(e)は
そのe−e線断面図である。切換板10には、ガイド用突
起部10a,10bがそれぞれ突設され、この突起部10a,10bが
切換リング9に形成されたガイド用溝9b,9cにそれぞれ
係合している。
切換リング9にはまた、位置決め溝9dが形成されると
ともに、切換板10には、AB方向の幅が溝9dと同一の位置
決め孔10cが形成されており、通常は、溝9dと孔10との
位置が一致している。また切換板10に突設されたばね軸
10dには、ねじりばね11が外挿され、このねじりばね11
は切換板10の面内に沿って延在し、その両端部11a,11b
は、第3図(b)に示すように直角に折り曲げられて溝
9dおよび孔10cの両端面に当接した状態で挿入されてい
る。この第3図(b)の状態では、ばね11の付勢力は、
切換リング9と切換板10とを第3図(a)の状態に保持
すべく作用している。
また第1図において、内側固定筒1aと外側固定筒1bと
の間には、手動焦点調節用の操作環12が回転可能に設け
られ、操作環12の内側には板ばね13の一端が固定されて
いる。板ばね13の他端13aは、上述したカム筒6の外周
面に複数箇所に形成された溝6dに係合しうるように構成
されている。また板ばね13の中央部13bは、図示の如く
折り曲げられて切換リング9の一端に設けられた斜面部
9eと当接している。
次に、実施例の動作を説明する。
今、モード設定リング8が自動焦点位置に位置してお
りAモードが選択されているとする。この場合には、第
2図に示す摺動リング5は伝達位置にあり、凹部5bとリ
ング4aの突起部4bとが係合している。また第3図(a)
に示すように切換リング9および切換板10の溝9d,10cが
同一位置にある。
この状態でカメラ側のモータ(不図示)が回転してカ
プラー50が回転すると、レンズ鏡筒側のカプラー2が回
転し、歯車2bと3aとの噛合により伝動軸3が回転する。
伝動軸3の回転に伴い、長溝3bと突起部5aとの係合によ
り摺動リング5が一体に回転し、その回転は、凹部5bと
突起部4bとの係合により歯車4へ伝達される。歯車4の
回転は歯車6bへ伝達され、これによりカム筒6が回転
し、カム孔6cの移動によりカムピン7aが直進溝1fに沿っ
て移動するので、直進筒7が回転せずに光軸方向に移動
する。その結果、直進筒7に保持された合焦光学系Lが
移動して焦点調節が行われる。
この状態からMモードを選択すべくモード設定リング
8を手動焦点調節位置に回転操作する。これによりカム
孔8aが移動し、カムピン9aが直進溝1gに沿って第3図
(a)の位置から第3図(b)の位置へと移動するの
で、切換リング9が同方向に移動し、切換板10の突起部
10aが溝9bの端面に押されて切換板10が図示A方向(第
1の方向)に移動する。切換板10のフォーク部10eは、
摺動リング5の円周溝部5dに係合しているので、切換板
10の移動により、伝達位置にあった摺動リング5がX方
向に移動する。
ここで、摺動リング5が所定の回転位置にあり、溝部
5cおよび突起部1dの回転方向の位置が一致している場合
には、摺動リング5が阻止位置に達して凹部5cと突起部
1dとが係合するが、一致していない場合には係合は行わ
れず、摺動リング5の端面が突起部1dと当接した状態と
なる。
第3図(b)は摺動リング5の端面が突起部1dと当接
したときの切換リング9および切換板10の位置関係を示
している。この場合には、切換リング9の移動量に応じ
た量だけ切換板10が移動せず、溝9dと10cとの位置がず
れ、このためねじりばね11の端部11aが溝9dの端面に押
されて撓み、その結果、切換板10はばね11の付勢力によ
り図示A方向に付勢された状態となっている。この状態
でカメラボディ側からモータの駆動力が伝達されて伝動
軸3が回転し溝部5cと突起部1dの回転方向の位置が一致
すると、ばね11の付勢力により第3図(c)に示すよう
に切換板10がさらにA方向に移動し、摺動リング5が阻
止位置に達して凹部5cと突起部1dとが係合する。その結
果、伝動軸3の回転が阻止される。
一方、上述の切換リング9のA方向の移動により斜面
9e(第1図)が後方に移動するので、ばね13の先端部13
aは、自らの復元力によって光軸中心方向に移動し、カ
ム筒6の突起部6dと係合する。また同時に切換リング9
他端の電気接点ブラシ14がフレキシブルプリント基板15
のパターン上を第1の所定位置まで摺動し、これにより
Mモードに切換わった旨の信号がCPU16およびマウント
接点17を介してカメラボディ側に伝達される。
この状態で手動操作環12を手動により回転すると、板
ばね13を介してカム筒6が回転し、上述のAモードの場
合と同様にして合焦光学系Lが操作環12の操作量に応じ
た量だけ光軸方向に移動して焦点調節が行われる。
次に、Aモードを再び選択すべくモード設定リング8
を自動焦点調節位置に回転操作する。これによりカム孔
8aが移動し、カムピン9aが直進溝1gに沿って第3図
(c)の位置から第3図(d)の位置へ移動するので、
切換リング9が同方向に移動し、切換板10の突起部10b
が溝9cの端面に押されて切換板10が図示B方向(第2の
方向)に移動する。これに伴ってフォーク部10eと係合
した摺動リング5が伝達位置からY方向に移動する。そ
して、凹部5bとリング4aの突起部4bとの回転位置が一致
していない場合には、両者の係合は行われず摺動リング
5の端面が突起部4bに当接した状態となる。
第3図(d)は摺動リング5の端面が突起部4bと当接
したときの状態を示している。この場合には、溝9dと10
cとの位置がずれ、ねじりばね11の端部11bが溝9dの端面
に押されて撓み、これにより切換板10はばね11の付勢力
により図示B方向に付勢された状態となっている。この
状態でカメラボディ側からモータの駆動力が伝達されて
伝動軸3が回転し溝部5bと突起部4bの円周方向の位置が
一致すると、ばね11の付勢力により第3図(a)に示す
ように切換板10がB方向に移動し、摺動リング5が伝達
位置に達して溝部5bと突起部4bとが係合する。
一方、上述の切換リング9のB方向への移動により斜
面9e(第1図)が前方に移動するので、ばね13の中央部
13bが斜面に押されてばね13とカム筒6の突起部6dと係
合が外れる。これにより手動操作環12を操作してもカム
筒6は回転せず、合焦光学系Lは駆動されない。また切
換リング9の移動により電気接点ブラシ14がフレキシブ
ルプリント基板15のパターン上を第2の所定位置まで摺
動し、これによりAモードに切換わった旨の信号がCPU1
6およびマウント接点17を介してカメラボディ側に伝達
される。
以上の実施例の構成において、歯車4,カム筒6および
直進筒7がレンズ駆動機構を、リング4aの突起部4b,固
定筒1の突起部1dおよび摺動リング5がクラッチ機構10
0を、モード設定リング8がモード設定操作部材を、切
換板10が駆動板を、溝10cが係合部を、ねじりばね11が
付勢部材をそれぞれ構成する。
なお以上では、切換リング9にガイド用溝9b,9cを設
け、切換板10にガイド用突起部10a,10bをそれぞれ設け
た例を示したが、これとは逆に、切換板10にガイド用溝
を、切換リング9にガイド用突起部を設けてもよい。ま
た切換リング側にばね軸を設け、これにねじりばね11を
外挿するようにしてもよい。さらに、溝9d,10cに代え
て、切換リング9と切換板10とに同幅の突起部をそれぞ
れ設け、それらの端面にねじりばね11の両端を当接させ
るようにしてもよい。
さらにまた、付勢手段はねじりばねに限定されず、板
ばねあるいはコイルばねを用いてもよい。
G.考案の効果 本考案によれば、クラッチ機構の係合を行わせるため
の付勢部材を合焦光学系の光軸と略平行な面内に延在さ
せるようにしたので、レンズ鏡筒の外径寸法が大きくな
ることがなく、鏡筒のコンパクト化が図れる。また上記
係合が行われた場合には付勢部材の付勢を解除するよう
にしたので、鏡筒内部に不要な力が作用することなく、
各係合部の摩擦を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は本
考案に係るレンズ鏡筒の縦断面図、第2図はクラッチ機
構の詳細を示す斜視図、第3図(a)〜(d)は切換リ
ングと切換板との関係を示す展開図であり、(a)はA
モードのときを、(b)はAモードからMモードに切換
わったときを、(c)はMモードのときを、(d)はM
モードからAモードに切換わったときをそれぞれ示す。
第3図(e)は(a)のe−e線断面図である。 1:固定筒、1d:突起部 4:歯車、4b:突起部 5:摺動リング、6:カム筒 7:直進筒、8:モード設定リング 9:切換リング、10:切換板 11:ねじりばね、100:クラッチ機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータにより合焦光学系を駆動せしめる自
    動焦点調節モード、および手動により前記合焦光学系を
    駆動する手動焦点調節モードのいずれかのモードを選択
    可能なレンズ鏡筒であって、 モータの回転により前記合焦光学系を駆動させるための
    レンズ駆動機構と、 前記モータの回転を前記レンズ駆動機構に伝達する伝達
    位置と前記モータの回転の前記レンズ駆動機構への伝達
    を阻止する阻止位置とに切換可能なクラッチ機構と、 前記自動焦点調節モードを選択するための自動焦点調節
    位置および前記手動焦点調節モードを選択する手動焦点
    調節位置に操作可能とされたモード設定操作部材と、 前記合焦光学系の光軸と略平行な面内に延在し、前記モ
    ード設定操作部材の前記自動焦点調節位置への操作に連
    動して、前記クラッチ機構を前記伝達位置に向けて駆動
    すべく第1の方向に移動し、前記モード設定操作部材の
    前記手動焦点調節位置への操作に連動して、前記クラッ
    チ機構を前記阻止位置に向けて駆動すべく第2の方向に
    移動する駆動板と、 前記モード設定操作部材および前記駆動板のいずれか一
    方に前記駆動板と略平行な面内に延在して設けられた付
    勢部材と、 前記モード設定操作部材および前記駆動板の他方に形成
    され前記付勢部材と係合可能な係合部とを具備し、 前記駆動板が前記第1の方向に移動するが前記クラッチ
    機構が前記伝達位置に達しないときには、前記付勢部材
    が前記係合部を介して前記駆動板を前記クラッチ機構に
    対して前記第1の方向に付勢し続け、前記駆動板が前記
    第2の方向に移動するが前記クラッチ機構が前記阻止位
    置に達しないときには、前記付勢部材が前記係合部を介
    して前記駆動板を前記クラッチ機構に対して前記第2の
    方向に付勢し続け、前記クラッチ機構が前記伝達位置お
    よび阻止位置のいずれか一方に達したときには、前記付
    勢部材が前記係合部を介して前記駆動板を前記クラッチ
    機構に対して付勢することを解除することを特徴とする
    レンズ鏡筒。
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