JP4776823B2 - ギヤバックラッシ除去機構及びモータ駆動装置 - Google Patents

ギヤバックラッシ除去機構及びモータ駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、ギヤ機構に関し、特にギヤのバックラッシを除去するための機構に関する。本発明はまた、ギヤによる動力伝達構造を有するモータ駆動装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
様々な機器において駆動力伝達機構にギヤトレイン(ギヤ列)が用いられているが、こうしたギヤトレインのギヤ噛合部分におけるバックラッシ(ガタ)は、動力伝達効率の低下や騒音の発生原因となるので、可能な限り除去することが望ましい。バックラッシの除去手段は従来より多く提案されており、例えば、一つのギヤを、同軸に配置した一対のギヤから構成し、付勢ばねによって該一対のギヤを互いに反対の回動方向に付勢した構造が知られている。この構造によれば、一対のギヤのギヤ歯によって噛合対象のギヤを挟み込むのでバックラッシが解消される。しかし、ギヤとは別に付勢ばねが必要となるので、部品点数が多くなり、製造コストや製造工数が増加する点で不利であった。
【0003】
また、原動側と従動側の二つのギヤ間に介在するアイドルギヤの場合、原動側ギヤに対するバックラッシと従動側ギヤに対するバックラッシの量が異なる場合がある。このようなケースでは、両方のギヤに関して確実にバックラッシを除去することは困難であった。
【0004】
また、近年では、ステッピングモータを用いたモータ駆動装置が多用されている。例えば、カメラでは、ズームやフォーカシング用の駆動源としてステッピングモータが使用される。ステッピングモータは間欠的に駆動される性質上、その動力伝達系にギヤ列を配すると、ギヤのバックラッシを原因とする騒音が特に目立ってしまう。この問題は、モータの動作を電気的に制御することである程度抑制できるが、この制御を行うために搭載される電機部品のコストが高い。そのため、ズームモータやフォーカシングモータとしてステッピングモータを使用する場合は、該モータからリードスクリュー(送りねじ)を直接に延出させ、このリードスクリューに駆動対象物を螺合させるのが実際的な態様であった。しかし、該構成では、モータとリードスクリューが軸方向に並んで位置するため、モータ駆動装置の軸方向長さが大きくなりがちであった。したがって、特にステッピングモータを用いたモータ駆動装置において、コストを抑えつつ、スペース効率と騒音の問題を同時に解消することが望まれている。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、部品点数が少なく製造コストを抑えたギヤバックラッシ除去機構を提供することを目的とする。本発明はさらに、低コストにバックラッシを除去し、かつスペース効率にも優れるモータ駆動装置を提供することを目的とする。
【0009】
【発明の概要】
本発明は、少なくとも二つのギヤ間におけるバックラッシを除去するギヤバックラッシ除去機構において、二つのギヤの一方を、回動中心軸方向に隣接して配置され、それぞれ他方のギヤに噛合する同数同形状のギヤ歯を外周に有する一対の平行ギヤから構成し、この一対の平行ギヤの一方に、一端部が固定され他端部を径方向に弾性変形可能な自由端部とした弾性腕部を一体に形成し、一対の平行ギヤの他方に、弾性腕部の自由端部に設けた突起が移動可能に嵌まる、周方向に対して傾斜した弾性変形ガイド溝を形成し、一対の平行ギヤと他方のギヤとの非噛合状態では、上記弾性腕部が自由状態となって、そのギヤ歯が周方向に交互に位置する角度位置に一対の平行ギヤを保持し、該一対の平行ギヤのギヤ歯の周方向位置を略一致させて他方のギヤと噛合させるときに、弾性変形ガイド溝内を突起が移動して上記弾性腕部が弾性変形し、該弾性腕部により一対の平行ギヤを互いに反対方向に回動付勢することを特徴としている。
【0010】
このギヤバックラッシ除去機構では、弾性腕部と弾性変形ガイド溝はそれぞれ、平行ギヤの回動中心軸に関して対称に一対設けられていることが望ましい。
【0011】
また、弾性腕部の突起が、弾性変形ガイド溝内に移動可能に嵌まる円筒状の基部と、該基部よりも大径で弾性変形ガイド溝を通過不能な大径先端部とを有し、この大径先端部と弾性変形ガイド溝周辺部の係合によって一対の平行ギヤの回動中心軸方向への離間を制限することが好ましい。この場合、弾性変形ガイド溝に連続する、大径先端部が通過可能な組立用の幅広溝を有し、該大径先端部を幅広溝内に移動させると一対の平行ギヤが回動中心軸方向へ分離可能となる構造であると、組立性や作業性が向上する。さらに、弾性変形ガイド溝と幅広溝の間に、該弾性変形ガイド溝から幅広溝へ向かう突起の移動に対して抵抗を与える屈曲溝が形成されていると、一対の平行ギヤの結合状態を維持しやすくなる。
【0012】
ギヤバックラッシを除去するための付勢力を与える弾性腕部は、一対の平行ギヤの径方向に加えて回動中心軸方向にも弾性変形可能であることが好ましい。
【0013】
また、特に、以上のギヤバックラッシ除去機構が、原動側と従動側の二つのギヤに噛合するアイドルギヤに搭載されるものである場合、一対の平行ギヤは、それぞれが他方のギヤとの噛合を保ちつつ回動中心軸と直交する平面方向に相対移動可能であることが望ましい。
【0014】
本発明のギヤバックラッシ除去機構は、モータを駆動源とするモータ駆動装置に搭載することができる。特に間欠駆動されるステッピングモータが駆動源であるモータ駆動装置に関して、本発明は有効である。モータにより駆動される被駆動部材は、例えば、カメラのフォーカスレンズ群を支持するレンズ枠である。
【0015】
また、本発明のギヤバックラッシ除去機構及びモータ駆動装置では、原動側のギヤと従動側のギヤは、その回動中心軸と直交する平面方向において、アイドルギヤの回動中心軸に関する対称位置に設けられていることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をカメラのAF(オートフォーカス)駆動機構に適用した実施形態を説明する。図1は、AFユニットを光軸方向に沿って見た図である。このAFユニットはそのユニット本体10の中央に撮影開口11を有し、図示しない撮影レンズを通った撮影光束は、該撮影開口11を通して撮像媒体の受光面に入射する。本実施形態のAF駆動機構は、カメラは撮像媒体としてCCD等の撮像素子を用いるデジタルカメラに搭載するものであるが、撮像媒体の種類やカメラのタイプは問わない。
【0017】
ユニット本体10にはモータ保持用のブラケット12が設けられており、このブラケット12に、固定ねじ14を介してAFモータ13が固定されている。AFモータ13は間欠駆動されるステッピングモータである。AFモータ13からは、撮影レンズの光軸方向に向けてモータ回動軸15が突出しており、モータ回動軸15にはモータピニオン(原動側ギヤ)16が固定されている。ブラケット12にはモータピニオン16を収納するピニオン収納凹部17が形成されており、このピニオン収納凹部17に隣接してユニット本体10に形成されたアイドルギヤ収納凹部18には、アイドルギヤ20が収納されている。アイドルギヤ20は、モータ回動軸15と略平行となるようにユニット本体10上に突設したアイドルギヤ回動軸(回動中心軸)21により回動可能に支持されており、モータピニオン16に噛合している。アイドルギヤ20はさらに、アイドルギヤ回動軸21と平行な従動ギヤ回動軸22により軸支された従動ギヤ23に噛合している。
【0018】
従動ギヤ23は、モータピニオン16と歯数、形状、ギヤピッチ(ギヤ山の間隔)が同一のギヤであり、またアイドルギヤ20のアイドルギヤ回動軸21に対して、モータピニオン16と対称となる位置に配置されている。すなわち、アイドルギヤ回転軸21は、モータピニオン16の回転軸(モータ回動軸15)と従動ギヤ23の回動軸22とを結ぶ直線と直交する方向に延びていて、いわば、従動ギヤ23は、モータピニオン16の位置から、アイドルギヤ回動軸21回りに180度離れた位置にある。従動ギヤ23は、その正逆方向の回転により、図示しないリードスクリューを正逆に回転させる。リードスクリューには、光軸方向へ直進案内されたフォーカスレンズ群の支持枠(被駆動部材、不図示)が螺合しており、リードスクリューが回転するとフォーカスレンズ群の支持枠が該光軸方向に前後移動する。したがって、AFモータ13を駆動させてモータ回動軸15(モータピニオン16)を回動させると、アイドルギヤ20を介して従動ギヤ23が回動され、フォーカスレンズ群を光軸に沿って移動させることができる。フォーカスレンズ群を前後いずれの方向に駆動させるかは、AFモータ13の正転、逆転により選択できる。本実施形態ではフォーカスレンズ群の移動量や移動方向を決定する制御手段等は特に示していないが、フォーカシング制御は周知の技術を利用できる。
【0019】
本実施形態のAFユニットでは、AFモータ13がステッピングモータであるが、該AFモータ13とリードスクリューを直結せず両者の間にギヤによる動力伝達機構を介在させている。よって、モータとリードスクリューが軸方向に並ぶ場合よりもモータ駆動装置の占める該軸方向長を短くして、特にカメラの前後方向での小型化を図ることが可能である。一方、従来技術の説明で述べた通り、AFモータ13がステップモータであると、フォーカシングの際にAFモータ13の動作切替(駆動及び停止)が多いため、ギヤ列中にバックラッシが存在していると、連続駆動するモータを駆動源とした場合に比して、特に騒音や駆動ロスが大きくなってしまう。これを防ぐには、モータの動作切替時にモータ速度を低下させるなど電気的制御を用いることもできるが、前述の通りコストが高くなってしまう。本発明では以下に説明するように、電気的制御によらず、アイドルギヤ20の機械的構造によりバックラッシを解消している。
【0020】
図2以下に示すように、アイドルギヤ20は、回動中心軸方向に隣接して配置されたメインギヤ(平行ギヤ、定位置回転ギヤ)30とサブギヤ(平行ギヤ、不定位置回転ギヤ)40から構成されている。なお、図1では、メインギヤ30が省略されている。また、各ギヤ30、40の単体形状を示す図2と図3では、メインギヤ30とサブギヤ40のうち軸線方向への貫通部分(孔)にハッチングを付している。
【0021】
メインギヤ30とサブギヤ40はいずれも、円板状部の外周に複数のギヤ歯31、41が形成された平ギヤの形態をなしており、ギヤ歯31の最大突出部分を含んだメインギヤ30の外径サイズは、ギヤ歯41の最大突出部分を含んだサブギヤ40の外径サイズと等しい。また、メインギヤ30におけるギヤ歯31と、サブギヤ40におけるギヤ歯41は、歯数、形状、ギヤピッチ(ギヤ山の間隔)が互いに同じである。換言すれば、メインギヤ30とサブギヤ40は、ギヤ歯31、41部分については同一の構造である。
【0022】
メインギヤ30は例えば合成樹脂材料からなり、その中心に円形の軸穴32が貫通形成されている。軸穴32の内径サイズはユニット本体10側に設けたアイドルギヤ回動軸21の外径サイズと略同じであり、アイドルギヤ回動軸21に対して回動可能にかつ実質的に隙間なく嵌まる。また、メインギヤ30のうちサブギヤ40に対向する面には、軸穴32と同心の円筒状リブ33が軸線方向に向け突設されている。メインギヤ30にはさらに、円筒状リブ33よりも外径側に、周方向へ長い対称な形状の一対の弾性腕部34が形成されている。弾性腕部34は、メインギヤ30の本体部を周方向に向けて切り欠いた残部として形成されており、一端部が該本体部に接続し、他端部が固定されず自由になっている。弾性腕部34の自由端部は、メインギヤ30の径方向、及び軸線方向(回動中心軸と平行な方向)へ弾性変形が可能であり、サブギヤ40に対向する面側に係合突起35が突設されている。係合突起35は、円筒状をなす基部35aと、基部35aの先端に位置する該基部35aよりも大径の抜止部(大径先端部)35bからなる。一対の弾性腕部34及び一対の係合突起35はそれぞれ、メインギヤ30の軸線(軸穴32の中心)を挟んだ径方向において対称に位置している。
【0023】
メインギヤ30と同様にサブギヤ40も合成樹脂材料からなっている。サブギヤ40の中心には、メインギヤ30側の円筒状リブ33の外径サイズよりも内径サイズが一定以上大きい円形開口42が形成されている。またサブギヤ40には、その軸線(円形開口42の中心)を挟んだ径方向の対称位置に、対称な形状の一対の貫通溝43が形成されている。各貫通溝43は、メインギヤ30側の係合突起35の抜止部35bが通過可能な幅の幅広部(幅広溝)44と、抜止部35bは通さず基部35aのみ嵌合可能な幅の幅狭部45からなっており、幅狭部45はさらに、幅広部44に連続し概ねサブギヤ40の周方向に延びる導入部45a、この導入部45aよりも外径側に膨らんだ屈曲部(屈曲溝)45b、屈曲部45bに続く弾性変形ガイド部(弾性変形ガイド溝)45cから構成されている。弾性変形ガイド部45cは、屈曲部45bとの接続箇所よりも終端部の方がサブギヤ40の内径側(中心近く)になるように方向付けられた直線状溝であり、サブギヤ40上において対称の位置にある一対の弾性変形ガイド部45cは概ね平行になっている。
【0024】
また、図5に断面形状を示すように、貫通溝43の幅狭部45のうちメインギヤ30に面する側とは反対側の開口部は、サブギヤ40の表面に向けて徐々に開口幅を広くするように面取り部45dが形成されている。
【0025】
メインギヤ30とサブギヤ40を組み合わせる際には、メインギヤ30側に設けた一対の係合突起35の位置を、サブギヤ40側に形成した一対の貫通溝43のうち幅広部44に対応させる。幅広部44は抜止部35bも通過可能な幅を有するので、この両部の対応状態でメインギヤ30とサブギヤ40の対向面を接近させると、係合突起35が幅広部44内に進入する。このとき同時に、メインギヤ30の円筒状リブ33がサブギヤ40の円形開口42内に挿入される(図5参照)。続いて、係合突起35を貫通溝43の終端部へ移動させる方向にメインギヤ30とサブギヤ40を相対回転させる。この相対回転方向とは、メインギヤ30側では図2の反時計方向、サブギヤ40側では図3の時計方向に相当する。もちろん、メインギヤ30とサブギヤ40は、一方を固定して他方のみを回転させても構わない。両ギヤの相対回転により、まず係合突起35の基部35aが幅広部44から脱して幅狭部45の導入部45a内に移動する。このとき抜止部35bは、幅狭部45の開口側に形成した面取り部45d内に収納されてサブギヤ40の外面と略面一になり、サブギヤ40から突出することがない。
【0026】
図5から分かるように、幅狭部45では係合突起35の抜止部35bを通過させない溝幅となっているため、導入部45a内に係合突起35を移動させると、抜止部35bが面取り部45dに係合して軸線方向に抜け止められ、メインギヤ30とサブギヤ40の軸線方向への離間が制限される。これ以降、一対の係合突起35を再び幅広部44に移動させるまで、抜止部35bと面取り部45dの係合状態、すなわちメインギヤ30とサブギヤ40の軸線方向における結合状態が維持される。なお、各係合突起35を有する弾性腕部34はメインギヤ30の軸線方向にも弾性変形性を有しており、以上のようにメインギヤ30とサブギヤ40を組み合わせると、一対の弾性腕部34により、軸線方向に隣接するメインギヤ30とサブギヤ40を接近させる方向への付勢力が生じる。
【0027】
メインギヤ30とサブギヤ40の相対回転を続けると、係合突起35(基部35a)は導入部45aから屈曲部45b内に移動する。屈曲部45bは導入部45aよりも外径側に膨らんでおり、かつ屈曲部45b内には段部が形成されているので、係合突起35が屈曲部45bを通過するときには抵抗が加わる。この抵抗に抗してメインギヤ30とサブギヤ40の相対回動を続けると、係合突起35を有する一対の弾性腕部34は、その自由端部がメインギヤ30の外径方向(図2の矢印A方向)に向けて押し込まれて弾性変形する。
【0028】
さらにメインギヤ30とサブギヤ40を相対回動させて係合突起35が屈曲部45bを越えて弾性変形ガイド部45cに入ると、係合突起35を外径方向に押す力が解除され一対の弾性腕部34の弾性変形が解消する。図4がこの弾性腕部34の自由状態を示しており、係合突起35が幅狭部45内に位置して抜止部35bが抜け止められているため、メインギヤ30とサブギヤ40は軸線方向には離間しない。また、係合突起35を再び幅広部44まで戻すには、前述した屈曲部45bの通過時に抵抗を加える必要があるため、取り外す意思をもってメインギヤ30とサブギヤ40を相対回転させない限り、係合突起35は弾性変形ガイド部45c内に留まる。特に、屈曲部45bは、係合突起35を導入部45aから弾性変形ガイド部45cに移動させるときよりも、その反対方向への移動時により大きな抵抗が加わる形状に設定されているため(ギヤ径方向において、屈曲部45bに続いて弾性変形ガイド部45cに続く部分の溝の傾斜が、導入部45aから屈曲部45bへ続く部分の溝の傾斜に比べ急勾配となっているため)、一度ユニット化したメインギヤ30とサブギヤ40が不用意に分離するおそれはない。このユニット化されたアイドルギヤ20では、円筒状リブ33と円形開口42の間に径方向の余裕があるため、メインギヤ30とサブギヤ40が、軸線(回動中心軸)と直交する平面方向へある程度相対移動可能となっている。
【0029】
前述した通り、図4の状態では、係合突起35は屈曲部45bによって幅広部44側への移動(脱落)が制限されているが、外力を加えなければ弾性変形ガイド部45cの終端部方向へも移動せず、結果としてメインギヤ30とサブギヤ40の相対位置は一定に保たれる。すなわち、弾性変形ガイド部45cは、弾性腕部34の延設方向である周方向への移動成分に加え、メインギヤ30の内径側への移動成分も含むように方向付けされているため、係合突起35を弾性変形ガイド部45cの終端方向へ進めるためには、係合突起35を支持する弾性腕部34を内径方向(図2の矢印B方向)に押し込んで弾性変形させる必要がある。よって、外力を加えずに一対の弾性腕部34が自由状態にあるときには、ユニット化されたメインギヤ30とサブギヤ40は概ね図4での相対位置を保つ。このとき、メインギヤ30とサブギヤ40はほぼ同心の関係にあり、円形開口42の内周面は概ね円筒状リブ33の外周面から均等に離れて位置している。また、メインギヤ30側のギヤ歯31とサブギヤ40側のギヤ歯41は互いの周方向位相がずれており、アイドルギヤ20を正面から見た場合には、周方向においてギヤ歯31とギヤ歯41が交互に表れる。
【0030】
以上のように組んだアイドルギヤ20をAFユニットに装着した状態が図6である。具体的には、軸穴32にアイドルギヤ回動軸21を挿通させてアイドルギヤ20をアイドルギヤ収納凹部18内に収納しており、アイドルギヤ20のギヤ歯31とギヤ歯41に対し、モータピニオン16と従動ギヤ23が噛合している。前述したように、アイドルギヤ20の単体状態(図4)ではギヤ歯31とギヤ歯41の周方向位相はずれているため、モータピニオン16または従動ギヤ23をアイドルギヤ20に噛合させるためには、ギヤ歯31とギヤ歯41の歯筋を概ね合わせた上で噛合させる。ギヤ歯31とギヤ歯41の歯筋を合わせる際には、メインギヤ30とサブギヤ40を相対回転させる。ここでの相対回転方向は、係合突起35を図4の位置よりもさらに弾性変形ガイド部45cの終端部に移動させる方向である。すると、一対の係合突起35を支持する弾性腕部34が内径方向に弾性変形され、該弾性腕部34の復元力により、図4に示す初期位置へ戻そうとしてメインギヤ30とサブギヤ40が互いに反対方向に回動付勢される。この状態でモータピニオン16と従動ギヤ23をギヤ歯31とギヤ歯41の間に噛合させると、モータピニオン16と従動ギヤ23のギヤ歯はそれぞれ反対方向に付勢されたギヤ歯31とギヤ歯41に挟まれ、各ギヤの噛合部分のバックラッシが解消される。また本実施形態においては、アイドルギヤ回動軸21に対して、モータピニオン16と従動ギヤ23とが互いに180度離れた対称の位置に配置されている。そのため、モータピニオン16起動時におけるアイドルギヤ20のギヤ歯31とギヤ歯41の相対移動は、同時に従動ギヤ23側のバックラッシュ除去動作としても作用し、それぞれのギヤのバックラッシが同時に解消される。
【0031】
このように、本実施形態では、メインギヤ30とサブギヤ40に反対方向の回動付勢力を付与するための付勢手段を、各一対の弾性腕部34と貫通溝43として各ギヤ30、40に一体的に形成しているので、付勢ばね等の部材を別途設ける必要がなく、部品点数が少なく安価にギヤのバックラッシを除去することができる。
【0032】
また、弾性腕部34の係合突起35(抜止部35b)と貫通溝43(幅狭部45)は、メインギヤ30とサブギヤ40に反対方向の回動付勢力を付与するための構造物であると同時に、メインギヤ30とサブギヤ40を軸線方向において結合させる手段としても機能している。さらに、アイドルギヤ20では、係合突起35が弾性変形ガイド部45c内に位置する使用状態でメインギヤ30とサブギヤ40の結合を維持するべく、屈曲部45bによって係合突起35(基部35a)の分解位置への移動を規制している。すなわち、アイドルギヤ20では、バックラッシを除去するための機構が、メインギヤ30とサブギヤ40を結合させるための機能も備えている。このアイドルギヤ20は、予めメインギヤ30とサブギヤ40を結合させてユニット状態で取り扱うことができるので、部品管理が容易で組立作業性に優れている。
【0033】
本実施形態のアイドルギヤ20はまた、メインギヤ30とサブギヤ40が回動中心軸と直交する平面方向に相対移動可能であるため、メインギヤ30とサブギヤ40は、モータピニオン16及び従動ギヤ23との噛合に際してギヤの歯筋を合わせるために相対回転するのみならず、必要に応じて径方向にも位置を変化させることができる。例えば、図6の状態では、メインギヤ30はアイドルギヤ回動軸21により位置が決められているために定位置回動するのに対し、サブギヤ40は図4の初期位置よりもモータ回動軸15に近くに偏心している。これは、モータピニオン16とアイドルギヤ20の間におけるバックラッシ量と、従動ギヤ23とアイドルギヤ20の間におけるバックラッシ量が異なっているためである。アイドルギヤは、少なくとも原動側と従動側の二つのギヤに対してバックラッシを解消しなければならないので、このように一方のサブギヤ40を不定位置で回動するギヤとしておくことにより、アイドルギヤと二つのギヤとの間のバックラッシの量が異なっていても、各ギヤとの噛合深さなどを柔軟に変化させて対応することができる。実施形態とは異なり、仮にサブギヤ40が回動中心軸に対して移動せず定位置回動するものとした場合、アイドルギヤ20に対するモータピニオン16と従動ギヤ23のバックラッシ量が異なっていても、決まった量のバックラッシしか解消できず、一方のギヤ対してはバックラッシが残るおそれがある。一方、本実施形態のようにメインギヤ30とサブギヤ40の相対移動が許されている構造であれば、アイドルギヤ20と噛合関係にあるモータピニオン16と従動ギヤ23の両方に対して、確実にバックラッシを除去することができる。
【0034】
なお、サブギヤ40がメインギヤ30に対して軸線直交方向に移動する際には、その移動量及び方向に応じて、一対の弾性腕部34が弾性変形状態を変化させて対応する。また、メインギヤ30に対するサブギヤ40の移動範囲は、円形開口42が円筒状リブ33に当接することにより制限されるが、メインギヤ30とサブギヤ40の間には、少なくとも、モータピニオン16とアイドルギヤ20の双方に対して生じることが設計上予想されるバックラッシ量の差の最大値に対応できるだけの相対移動量が確保されている。
【0035】
以上のように、本実施形態によれば、従来は確実にバックラッシを解消することが難しかったアイドルギヤ機構においても、簡単かつ安価な構造によって確実にバックラッシを除去することができる。また、従来のギヤバックラッシ除去機構において設けられていた付勢ばねを不要とできるので、アイドルギヤに限らないギヤ機構一般において、ギヤバックラッシ除去用の製造コストを下げることができる。さらに、モータの電気的制御によらずに、簡単な機械的構造によりギヤトレインのバックラッシを除去できるので、特にステッピングモータを駆動源としたモータ駆動装置において、製造コストを抑えつつ騒音等の発生を防ぎ、かつ装置の小型化を図ることができる。
【0036】
但し、本発明は実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態はカメラのAF機構に関するものであるが、本発明はカメラのAF機構以外にもギヤを備える様々な機器に対して広く用いることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、部品点数が少なく製造コストを抑えたギヤバックラッシ除去機構が得られる。さらに、本発明によれば、低コストにバックラッシを除去し、かつスペース効率にも優れるモータ駆動装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したギヤ構造を有するAFユニットを光軸方向に沿って見た図である。
【図2】図1のAFユニットに搭載されるアイドルギヤを構成するメインギヤを単体で示す正面図である。
【図3】同アイドルギヤを構成するサブギヤを単体で示す正面図である。
【図4】図2のメインギヤと図3のサブギヤを組んだユニット状態の正面図である。
【図5】図4のV-V断面線に沿うアイドルギヤの断面図である。
【図6】図4及び図5のアイドルギヤをAFユニットに組み付けた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ユニット本体
11 撮影開口
12 ブラケット
13 AFモータ
14 固定ねじ
15 モータ回動軸
16 モータピニオン(原動側ギヤ)
17 ピニオン収納凹部
18 アイドルギヤ収納凹部
20 アイドルギヤ
21 アイドルギヤ回動軸(回動中心軸)
22 従動ギヤ回動軸
23 従動ギヤ
30 メインギヤ(平ギヤ、定位置回転ギヤ)
31 ギヤ歯
32 軸穴
33 円筒状リブ
34 弾性腕部
35 係合突起
35a 基部
35b 抜止部(大径先端部)
40 サブギヤ(平ギヤ、不定位置回転ギヤ)
41 ギヤ歯
42 円形開口
43 貫通溝
44 幅広部(幅広溝)
45 幅狭部
45a 導入部
45b 屈曲部(屈曲溝)
45c 弾性変形ガイド部(弾性変形ガイド溝)
45d 面取り部

Claims (12)

  1. 少なくとも二つのギヤ間におけるバックラッシを除去するギヤバックラッシ除去機構において、
    上記二つのギヤの一方を、回動中心軸方向に隣接して配置され、それぞれ他方のギヤに噛合する同数同形状のギヤ歯を外周に有する一対の平行ギヤから構成し、
    上記一対の平行ギヤの一方に、一端部が固定され他端部を径方向に弾性変形可能な自由端部とした弾性腕部を一体に形成し、
    上記一対の平行ギヤの他方に、上記弾性腕部の自由端部に設けた突起が移動可能に嵌まる、周方向に対して傾斜した弾性変形ガイド溝を形成し、
    上記一対の平行ギヤと他方のギヤとの非噛合状態では、上記弾性腕部が自由状態となって、そのギヤ歯が周方向に交互に位置する角度位置に一対の平行ギヤを保持し、
    該一対の平行ギヤのギヤ歯の周方向位置を略一致させて上記他方のギヤと噛合させるときに、上記弾性変形ガイド溝内を上記突起が移動して上記弾性腕部が弾性変形し、該弾性腕部により一対の平行ギヤを互いに反対方向に回動付勢することを特徴とするギヤバックラッシ除去機構。
  2. 請求項記載のギヤバックラッシ除去機構において、上記弾性腕部と弾性変形ガイド溝はそれぞれ、上記一対の平行ギヤの回動中心軸に関して対称に一対設けられているギヤバックラッシ除去機構。
  3. 請求項または記載のギヤバックラッシ除去機構において、上記弾性腕部の突起は、上記弾性変形ガイド溝内に移動可能に嵌まる円筒状の基部と、該基部よりも大径で弾性変形ガイド溝を通過不能な大径先端部とを有し、この大径先端部と弾性変形ガイド溝周辺部の係合によって一対の平行ギヤの回動中心軸方向への離間が制限されるギヤバックラッシ除去機構。
  4. 請求項記載のギヤバックラッシ除去機構において、上記弾性変形ガイド溝に連続する、上記大径先端部が通過可能な組立用の幅広溝を有し、該大径先端部を幅広溝内に移動させると一対の平行ギヤが回動中心軸方向へ分離可能となるギヤバックラッシ除去機構。
  5. 請求項記載のギヤバックラッシ除去機構において、さらに上記弾性変形ガイド溝と幅広溝の間に、該弾性変形ガイド溝から幅広溝へ向かう上記突起の移動に対して抵抗を与える屈曲溝を有するギヤバックラッシ除去機構。
  6. 請求項からのいずれか1項記載のギヤバックラッシ除去機構において、上記弾性腕部は、上記一対の平行ギヤの径方向及び回動中心軸方向に弾性変形可能であるギヤバックラッシ除去機構。
  7. 請求項からのいずれか1項記載のギヤバックラッシ除去機構において、上記一対の平行ギヤは、それぞれが上記他方のギヤとの噛合を保ちつつ回動中心軸と直交する平面方向に相対移動可能であるギヤバックラッシ除去機構。
  8. 請求項記載のギヤバックラッシ除去機構において、上記一対の平行ギヤは、原動側と従動側の二つのギヤに噛合するアイドルギヤを構成しているギヤバックラッシ除去機構。
  9. 請求項記載のギヤバックラッシ除去機構において、上記原動側のギヤと従動側のギヤは、その回動中心軸と直交する平面方向において、上記アイドルギヤの回動中心軸に関する対称位置に設けられているギヤバックラッシ除去機構。
  10. モータと、該モータの駆動力を被駆動部材へ伝達する少なくとも二つのギヤを有するモータ駆動装置において、
    上記二つのギヤの一方を、回動中心軸方向に隣接して配置され、それぞれ他方のギヤに噛合する同数同形状のギヤ歯を外周に有する一対の平行ギヤから構成し、
    上記一対の平行ギヤの一方に、一端部が固定され他端部を径方向に弾性変形可能な自由端部とした弾性腕部を一体に形成し、
    上記一対の平行ギヤの他方に、上記弾性腕部の自由端部に設けた突起が移動可能に嵌まる、周方向に対して傾斜した弾性変形ガイド溝を形成し、
    上記一対の平行ギヤと他方のギヤとの非噛合状態では、上記弾性腕部が自由状態となって、そのギヤ歯が周方向に交互に位置する角度位置に一対の平行ギヤを保持し、
    該一対の平行ギヤのギヤ歯の周方向位置を略一致させて上記他方のギヤと噛合させるときに、上記弾性変形ガイド溝内を上記突起が移動して上記弾性腕部が弾性変形し、該弾性腕部により一対の平行ギヤを互いに反対方向に回動付勢することを特徴とするモータ駆動装置。
  11. 請求項10記載のモータ駆動装置において、上記モータは、間欠駆動されるステッピングモータであるモータ駆動装置。
  12. 請求項10または11記載のモータ駆動装置において、上記被駆動部材は、カメラのフォーカスレンズ群を支持するレンズ枠であるモータ駆動装置。
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