JP3086229B2 - ブレ補正鏡胴 - Google Patents

ブレ補正鏡胴

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JP3086229B2
JP3086229B2 JP01248672A JP24867289A JP3086229B2 JP 3086229 B2 JP3086229 B2 JP 3086229B2 JP 01248672 A JP01248672 A JP 01248672A JP 24867289 A JP24867289 A JP 24867289A JP 3086229 B2 JP3086229 B2 JP 3086229B2
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東吾 寺本
眞一 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、カメラ用レンズにおいて、手ブレ等の像ブ
レを補正するために光軸とは垂直な方向へ移動可能な補
正用レンズを持ったカメラ用レンズの鏡胴に関する。
【従来の技術】
撮影レンズを構成する一部のレンズをブレ補正用レン
ズとし、このレンズを光軸に垂直な方向へ移動させるこ
とによって像ブレの補正を行い、ブレを抑制できるカメ
ラ用レンズの鏡胴が知られている。このようなブレ補正
鏡胴においては、その補正動作が極めて高速に行われ、
その駆動機構に対する補正レンズの動作追従性がブレ補
正機能の性能を大きく左右することになる。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述のようなブレ補正用レンズの駆動機構
に関する技術的課題に鑑み、これを有効に解決すべく創
案されたものである。したがって本発明の目的は、駆動
機構の高速動作に対してブレ補正用レンズの動作追従性
を高くできるようなブレ補正鏡胴を提供することにあ
る。
【課題を解決するための手段】
本発明に係るブレ補正鏡胴は、上述のごとき従来技術
の課題を解決し、その目的を達成するために以下のよう
な構成を備えている。 即ち、撮影時のブレ像を補正すべく撮影光学系の光軸
に直交する第1および第2の二つの方向へ調整移動可能
なブレ補正レンズを備えたブレ補正鏡胴において、上記
ブレ補正レンズを保持する枠体と、上記枠体を上記第1
方向および第2方向へ調整移動させるための駆動力を発
生すべく、該枠体に対してその各調整移動方向の一方側
に設けられる第1,第2の駆動手段と、上記枠体と上記各
駆動手段との間を夫々一体的に連結し、上記各駆動手段
が発生する駆動力を枠体に対して片側から及ぶ押圧力及
び引張力として枠体へ伝達する第1,第2の連結手段とを
備えており、第1連結手段は、枠体が第2連結手段によ
り駆動力伝達されるときに第1方向へ移動するのを拘束
すると共に第2方向へ移動するのを許容し、第2連結手
段は、枠体が第1連結手段により駆動力伝達されるとき
に第2方向へ移動するのを拘束すると共に第1方向へ移
動するのを許容する。
【作用及び発明の効果】
本発明に係るブレ補正鏡胴では、ブレ補正レンズの調
整移動が撮影光学系の光軸に対して直交する平面内で行
われる。その駆動力は、駆動手段によって発生され、連
結手段によって枠体に対する押圧力及び引張力として枠
体へ伝達される。駆動手段、連結手段及び枠体は一体的
に動作するので駆動手段の動作に対する枠体の動作は同
時に生じ、その動作追従性は可及的に高められる。
【実施例】
以下に本発明の好適な一実施例について、第1図ない
し第17図を参照して説明する。 まず第1図に本実施例のブレ補正鏡胴の縦断面図を示
し、ズーミング及びフォーカシングを行う場合の作用と
共に鏡胴の基本的構成を説明する。 ズーミングを行う場合、鏡胴の最外周に設けられたズ
ーム操作環3を回転させると、該操作環3に係合してい
る案内ピン44を介してズームカム環6に回転が伝えら
れ、このズームカム環6が回転する。ズームカム環6に
は螺旋状のカム溝6aが形成されている。一方、固定筒2
には、その厚さ方向に貫通する直進溝2aが光軸方向に形
成されている。固定筒2の内周側には第1,4群移動枠7
が配置されており、この移動枠7の外周面には、径方向
外方へ突出して固定筒2の直進溝2aを貫通してズームカ
ム環6のカム溝6aに係合する案内ピン45が突設されてい
る。したがって、ズームカム環6の回転により、第1,4
群移動枠7が光軸方向へ直進運動を行う。これと全く同
様の機構により、第2群移動枠8及びブレ補正レンズ保
持枠9が光軸方向に直進運動する。2bは固定筒2に形成
された直進溝、6b及び6cはズームカム環6のカム溝、46
は第2群移動枠8に突設されてカム溝6bに係合する案内
ピン、47はブレ補正レンズ保持枠9に突設されてカム溝
6cに係合する案内ピンである。各移動枠7,8及び保持枠
9の直進運動に伴って、後述の駆動レバー20(第2図参
照)と連動レバー24とが、回転方向には一体のまま長溝
20aに案内されて光軸方向にスライド移動し、補正レン
ズ保持枠9の光軸方向の移動を妨げることはない。 次にフォーカシングの場合についてオートフォーカシ
ング(AF)の場合で説明する。カメラ本体側からの駆動
力により、AFカプラー41が回転する。この回転は、AFギ
ア42,43とフォーカス操作環4のインナギア4aにより減
速されてフォーカス操作環4を回転させる。フォーカス
操作環4の内周面の大略前半部分には光軸方向の直進溝
が4bが形成されている。そしてその内周面に臨むすぐ内
側にはフォーカスレンズ枠5が配置されている。フォー
カスレンズ枠5の外周面には案内ピン48が突設されてお
り、上記フォーカス操作環4の直進溝4bに係合してい
る。したがって、フォーカス操作環4の回転力はフォー
カスレンズ枠5にそのまま伝達され、操作環4に対する
枠5の光軸方向への移動が許容されたかたちで操作環4
と共に枠5が回転する。図示するように、フォーカスレ
ンズ枠5の螺子部5aと第1,4群移動枠7の螺子部7aとが
螺合しているので、フォーカスレンズ枠5の回転は第1,
4群移動枠7に対する螺進を生じ、フォーカスレンズ枠
5の繰り出し引き込みによってフォーカスシングが行わ
れる。なお、マニュアルフォーカスシングの場合には、
オート/マニュアルの切り替えによりカメラ本体側駆動
力からAFカプラー41への駆動力伝達系(図示せず)が切
断され、手動によりフォーカス操作環4の回転が行われ
る。 第1図から第2図には第1実施例としてレバー駆動タ
イプのブレ補正駆動機構を示している。ブレ補正レンズ
保持枠9には、そのレンズ群中の最も対物側に設けられ
たブレ補正レンズ11を保持するためのブレ補正レンズ枠
10が嵌装されており、保持枠9の光軸に対して垂直且つ
互いに対向する面9a,9b間に挟まれて、光軸に垂直な方
向へは移動可能であり且つ光軸方向へは移動が規制され
ている。第2図は第1図のブレ補正レンズ11やブレ補正
レンズ保持枠9及びブレ補正レンズ枠10その他の周辺機
構の関係を対物側から見て示す図である。ブレ補正レン
ズ枠10の上述の移動は、横方向(x方向)及び縦方向
(y方向)の2方向からの駆動により行われる。その駆
動力は、図示の駆動レバー20x,20y(x方向の補正機構
には参照番号にxを、y方向の補正機構には参照番号に
yを付加して表す)からロッド部材21x,21yを介してブ
レ補正レンズ枠10に伝達される。ロッド部材21x,21y
は、大略『T』字状を呈する部材であり、その縦棒部分
の一端が駆動レバー20x,20yに連結され、横棒部分がそ
の両端部にスチールボール38x,38yを回動自在に保持し
てブレ補正レンズ枠10に係合されている。駆動レバー20
x,20yとロッド部材21x,21yとの連結部は、レバー20x,20
y側の長穴とロッド部材21x,21y側のピンとの係合によっ
て構成され、この構成によって駆動レバー20x,20yの揺
動中心と該連結部との間の距離変化が吸収される。ま
た、ブレ補正レンズ枠10のロッド部材21x,21yとの係合
部には、スチールボール38を保持している上記横棒部分
と平行に延在して該スチールボール38が嵌まり込むV字
溝33が形成されている。このように構成されることによ
って、例えばブレ補正レンズ11をx方向へ移動させよう
とするとき、駆動レバー20xの揺動によりロッド部材21x
がその長手方向に沿ってスライド移動し、スチールボー
ル38xとV字溝33xとの係合によりブレ補正レンズ枠10が
押され或いは引っ張られてx方向へ移動する。そのと
き、ロッド部材21yのスチールボール38yはV字溝38y内
でその長手方向(x方向)の移動が許容されるので、ロ
ッド部材21yがx方向の移動を妨げることはない。y方
向の移動の際にも同様の構成によりロッド部材21xがy
方向の移動を妨げることはない。第3図には、駆動モー
タ29、連動ギア25,26,27、遮光板30、フォトインタラプ
タ31の系を1組示しているが、x方向及びy方向の各方
向の駆動系として、この系がそれぞれに1組ずつ設けら
れている。駆動モータ29が駆動されると、連動ギア25,2
6,27を介して連動レバー24が回転する。連動レバー24
は、ブレ補正レンズ保持枠9に回動自在に保持されてい
る駆動レバー20に長溝20aで係合しているので、連動レ
バー24の回転とともに駆動レバー20も回転し、上述のよ
うにロッド部材21が押し込まれ、或いは引き出される。 以上説明したように、本実施例ではブレ補正レンズ11
を直接移動させるための構成である駆動レバー20x,20y
及びロッド部材21x,21yが、ズーミング時及びフォーカ
シング時に他のレンズ群と共に移動するブレ補正レンズ
保持枠9上に配置して取り付けられるので、その駆動力
の伝達系をシンプルに構成できる。そしてその結果とし
て、バックラッシの少ない高精度な駆動系が得られ、ま
た連動機構に要する部品が必要なくなって部品点数の削
減が可能となる。 駆動モータ29はパルスモータであり、第3図に示すよ
うに、その回転は連動ギア27,26,25を介して減速されて
連動レバー24に伝達される。その減速比はブレ補正レン
ズ枠10がフルストローク駆動されてもギア25が360゜以
上は回転しないように設定されている。 また、ギア25にはその同軸上に遮光板30が固定されて
いる。遮光板30はギア25と同期して回転することによ
り、ブレ補正レンズ枠10が光軸中心にあるときのみにフ
ォトインタラプタ31の光の通過を許容してその出力を得
させる1箇所のスリットを備えている。したがって、ブ
レ補正レンズ枠10を駆動した後にパルスモータ29を逆回
転させ、フォトインタラプタ31の出力があった位置でパ
ルスモータ29を停止させることによって、ブレ補正レン
ズ枠10を補正量0の初期位置に復帰させることができ
る。第4a図はフォトインタラプタ31と遮光板30のスリッ
トとの位置が角度θずれている状態を示し、第4b図はフ
ォトインタラプタ31の位置とスリットの位置が一致して
いる状態を示している。 第5図及び第6図にはブレ補正駆動機構の第2実施例
として螺子タイプを示す。第2実施例では、駆動モータ
からの駆動力がギア列等の不図示の駆動力伝達系を介し
てギア342に伝達される。このギア342には、駆動軸352
が所謂『小判結合』によって接続されている。即ち、そ
の結合部では、駆動軸352が楕円形や長円形等の非円形
断面を呈しており、ギア342の回転に対して駆動軸352
ギア342と一体的に回転するが、ギア342に対する軸方向
への摺動は許容されている。駆動軸352にはその大略中
央部分に雄螺子部分35a2が形成されていて、その周囲を
囲繞するように鞘部材362が雌螺子部分36a2をもって螺
合している。鞘部材362は、ブレ補正レンズ保持枠92
先端部に固定的に取り付けられたカバー部材372に固定
されている。また、ギア342は鞘部材362の頂部に嵌装さ
れているが、鞘部材362に対するギア342の回転は自在で
ある。そして、駆動軸352の先端部には、駆動軸352に対
してその軸心回りに回転自在なスチールボールホルダ39
2が取り付けられている。この回転自在な取付構造は、
駆動軸352とスチールボールホルダ392とが互いに独立し
てそれぞれ個別に回転可能である構成であり、スチール
ボールホルダ392がその回転を拘束された状態では、駆
動軸352だけが回転可能な状態となる。したがって、ギ
ア342の回転と共に駆動軸352が回転し、駆動軸352はそ
の回転に伴って鞘部材362との螺合関係から螺進する
が、スチールボールホルダ392は回転せずに駆動軸352
螺進と共に軸方向の移動が可能となっている。スチール
ボールホルダ392は、その先端にスチールボール382を保
持してブレ補正レンズ枠102と係合している。ブレ補正
レンズ枠102のその係合部分には、第6図に示すような
V字溝332を持った案内板322が取り付けられており、ス
チールボール382がこのV字溝332に係合することによっ
てスチールボールホルダ392とブレ補正レンズ枠102とが
連結されている。このV字溝332はx方向またはy方向
のその長手方向に沿ってスチールボール382の移動を許
容し、且つその直交方向即ち駆動軸352の移動方向には
スチールボール382を拘束する。図中、502はブレ補正レ
ンズ枠102の移動を摩擦抵抗の少ない滑らかな運動にす
ると共に、そのガタツキを防止するスチールボールであ
り、512はそのリテーナ、522は金属製摺動板である。 また、上述の第2実施例では駆動軸352が回転しなが
ら軸方向の移動を行うが、第3実施例として第7図に示
すような構造とすることにより、螺子タイプにおいて駆
動軸353を回転させずに軸方向へ移動させることも可能
である。具体的には、鞘部材363に対して駆動軸353が小
判結合されており、ギア343の内部でこのギア343と駆動
軸353とが螺合している。ギア343は鞘部材363に対して
回転自在である。この構成では駆動軸353が回転せずに
軸方向の移動を行うので、その先端部に取り付けられた
スチールボールホルダ393は駆動軸353に対して固定され
ていてよい。 第8図ないし第10図にはブレ補正駆動機構の第4実施
例としてボール螺子タイプを示している。第4実施例で
は、駆動モータからの駆動力がギア列等の不図示の駆動
力伝達系を介してギア344に伝達される。ギア344には、
その下端部から下方へ延出して駆動軸354を筒状に囲繞
し、スチールボール404を保持する保持部454が形成され
ている。また、駆動軸354の大略中央部分の外周面には
スチールボール404に螺合する螺旋状の螺子溝414が形成
されている。第9図の424は、スチールボール404を保持
部454に弾発的に保持すべく挟み付けるクリップ部材で
ある。駆動軸354は鞘部材364に対して小判結合されてお
り、ギア344が回転駆動されるとスチールボール404を保
持した状態で保持部454も一体的に回転し、スチールボ
ール404に螺合している駆動軸354がその軸方向に移動す
る。ギア344の1回転に対して駆動軸354は螺子溝414
1ピッチ分だけ移動してブレ補正レンズ枠104を移動さ
せる。駆動軸354は回転しないので、第3実施例の場合
と同様にスチールボールホルダ394は駆動軸354に対して
固定されていてよい。第10図において554はりミットス
イッチ、504はスチールボール、524は金属製摺動板であ
る。 上述の第4実施例では駆動軸354が回転せずに軸方向
移動を行うが、第5実施例として第11図に示すような構
造とすることにより、ボール螺子タイプにおいて駆動軸
355を回転させながら軸方向へ移動させることも可能で
ある。具体的には、ギア345と駆動軸355とを小判結合さ
せ、鞘部材365に保持したスチールボール405が駆動軸35
5の螺子溝415に螺合させる。ギア345の回転と共に駆動
軸355も回転し、ギア345の1回転に対して駆動軸355
螺子溝415の1ピッチ分だけ移動してブレ補正レンズ枠1
05を移動させる。この構成では駆動軸355が回転して軸
方向移動を行うので、その先端部に取り付けられたスチ
ールボールホルダ395は第2実施例と同様に、駆動軸355
に対してその軸心回りに回転自在に取り付けられてい
る。図中425はスチールボール405を螺子溝415内へ押圧
して弾発的に保持すべく挟み付けるクリップ部材であ
る。 上述の第4,5実施例のようなボール螺子タイプでは、
駆動軸354,5の螺子溝414,5が、その加工過程の都合によ
り両端部で円周溝となる。したがって、駆動軸354,5
その移動範囲の終端まで押しきった状態では、スチール
ボール404,5が円周溝をいくらでも周回するので、ボー
ル螺子タイプ以外の駆動機構では設けられるところの、
ブレ補正レンズ枠104,5がストッパーにより停止した場
合にその駆動機構を保護する(過剰負荷が作用するのを
防止する)ためのスリップ構造を別設する必要がない。
そしてそのスリップ(周回)するトルクは、駆動軸35
4,5にスチールボール404,5を押し付けているクリップ部
材424,5のばね強さを適宜選ぶことによって任意に設定
できる。なお、実際に駆動軸354,5の移動範囲として使
用する螺子溝414,5の部分は、上記円周溝の部分を除い
たその間の範囲である。ボール螺子タイプの上述の構成
以外の部分については、第2,3実施例の螺子タイプと同
様である。 第12図及び第13図にはブレ補正駆動機構の第6実施例
として溝カムタイプを示す。この実施例では、渦巻き状
の溝カム436を有する円盤部材446が用いられている。こ
の溝カム436のカムプロフィールは、円盤部材446の回転
中心と同心の渦巻き状溝よりなり、カムフォロアとして
駆動軸356の先端部がこのカム溝に係合している。駆動
軸356は他方の先端部がブレ補正レンズ枠106に当接して
おり、その中間部がブレ補正レンズ保持枠96あるいはそ
のカバー部材376を貫通する形で軸方向の移動のみが許
容されて保持されている。したがって、駆動モータの運
転により円盤部材446が回転し、渦巻き状溝カム436と駆
動軸356との係合により該駆動軸356が軸方向に移動して
ブレ補正レンズ枠106の位置調整が行われる。 第14図及び第15図にはブレ補正駆動機構の第7実施例
としてラック・ピニオンタイプを示す。この実施例で
は、駆動軸357にラック467が形成されてピニオン477
噛合しており、駆動モータによってピニオン477が回転
駆動されて駆動軸357がその軸方向へ移動する。 第16図は、ブレ補正駆動機構の第8実施例として駆動
モータおよび駆動力伝達系の部分の構成の一実施例を示
す斜視図であるが、この実施例ではパルスモータ298
ブレ補正レンズ保持枠98上に設置されており、ズーミン
グやフォーカシングの際にはこのパルスモータ298もブ
レ補正レンズ保持枠98と共に光軸方向へ移動する。した
がってこの第8実施例の場合には、パルスモータ298
移動しても固定筒(図示せず)との間は、電気的接続が
維持されるように、接点の接触範囲がパルスモータ298
の移動範囲を含むような、あるいはフレキシブル配線の
ような可撓性に富む変形自在な導通手段608によって接
続されている。ギア348およびギア618はヘリカルギアで
あり、パルスモータ298から連動ギア258〜278、連動レ
バー248およびギア618を介して位置348に回転駆動力が
伝達される。 第17図にはブレ補正駆動機構の第9実施例としてダイ
レクト駆動タイプを示す。この実施例では、ロータ軸35
9が螺子で構成されたアクチュエータ48を用い、ロータ
軸359の軸方向移動によりブレ補正レンズ枠(図示せ
ず)の移動を直接駆動するものである。 上述の各実施例では、各部構成の変形例を極力多く開
示するために、各実施例毎に異なって示している部分が
あるが、これらの各部構成において各実施例間で互換可
能なものについては、それらの組み合わせの変更がなさ
れても良いのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るブレ補正鏡胴の一実施例を示す縦
断面図、第2図は本発明に係るブレ補正鏡胴におけるブ
レ補正駆動機構の第1実施例を示す正面図、第3図は本
発明に係るブレ補正鏡胴におけるブレ補正駆動機構の駆
動手段周辺部分の構成を示す概略図である。第4図は第
3図のブレ補正駆動機構における位置検出機構の動作状
態を説明する図である。第5図はブレ補正駆動機構の第
2実施例として螺子タイプを示す縦断面図である。第6a
図は第5図の第2実施例で用いられる案内板を示す正面
図、第6b図はその側面図である。第7図はブレ補正駆動
機構の第3実施例として螺子タイプを示す概略図であ
る。第8図はブレ補正駆動機構の第4実施例としてボー
ル螺子タイプを示す縦断面図、第9図は第8図のIX−IX
線矢視断面図、第10図はブレ補正駆動機構の第4実施例
としてボール螺子タイプを示す正面図、第11図はブレ補
正駆動機構の第5実施例としてボール螺子タイプを示す
概略図、第12図はブレ補正機構の第6実施例として溝カ
ムタイプの渦巻き状溝カムを示す図、第13図は第6実施
例の溝カムと駆動軸との係合状態を示す概略図である。
第14図はブレ補正駆動機構の第7実施例としてラック・
ピニオンタイプの一例を側面側から見て示す概略図、第
15図は第14図の第7実施例を正面側から見て示す概略
図、第16図はブレ補正駆動機構の第8実施例として駆動
モータおよび駆動力伝達系の部分の構成の一実施例を示
す斜視図、第17図はブレ補正駆動機構の第9実施例とし
てダイレクト駆動タイプを示す概略図である。 10……枠体としてのブレ補正レンズ枠、11……ブレ補正
レンズ、20……駆動手段としての駆動レバー、21……連
結手段としてのロッド部材、34……駆動手段としてのギ
ア、35……連結手段としての駆動軸、36……駆動手段と
しての鞘部材、40……駆動手段としてのスチールボー
ル、41……駆動手段としての螺子溝、43……駆動手段と
しての溝カム、45……駆動手段としてのスチールボール
の保持部、46……駆動手段としてのラック、47……駆動
手段としてのピニオン、48……駆動手段としてのアクチ
ュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 眞一 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭63−115126(JP,A) 特開 平1−131522(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影時の像ブレを補正すべく撮影光学系の
    光軸に直交する第1および第2の二つの方向へ調整移動
    可能なブレ補正レンズ(11)を備えたブレ補正鏡胴にお
    いて、 上記ブレ補正レンズ(11)を保持する枠体(10)と、 上記枠体(10)を上記第1方向および第2方向へ調整移
    動させるための駆動力を発生すべく、該枠体(10)に対
    してその各調整移動方向の一方側に設けられる第1,第2
    の駆動手段(20,34,44,47,48)と、 上記枠体(10)と上記各駆動手段(20,34,44,47,48)と
    の間を夫々一体的に連結し、上記各駆動手段(20,34,4
    4,47,48)が発生する駆動力を枠体(10)に対して片側
    から及ぶ押圧力及び引張力として枠体(10)へ伝達する
    第1,第2の連結手段(21,35,39)とを備えており、 上記第1連結手段は、枠体(10)が第2連結手段により
    駆動力伝達されるときに第1方向へ移動するのを拘束す
    ると共に第2方向へ移動するのを許容し、上記第2連結
    手段は、枠体(10)が第1連結手段により駆動力伝達さ
    れるときに第2方向へ移動するのを拘束すると共に第1
    方向へ移動するのを許容することを特徴とするブレ補正
    鏡胴。
  2. 【請求項2】上記連結手段(21,35,39)は、上記枠体
    (10)との連結部分において枠体(10)の移動を滑らか
    にするための手段(38)を有することを特徴とする請求
    項1記載のブレ補正鏡胴。
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