JP3462614B2 - ズームレンズ鏡筒 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒

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JP3462614B2 JP10098695A JP10098695A JP3462614B2 JP 3462614 B2 JP3462614 B2 JP 3462614B2 JP 10098695 A JP10098695 A JP 10098695A JP 10098695 A JP10098695 A JP 10098695A JP 3462614 B2 JP3462614 B2 JP 3462614B2
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ズーミングによる焦点
距離変化を、ズームコード板とこれに接触するズームブ
ラシとによって検出する構造を備えたズームレンズ鏡筒
に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】カメラ等に使用されるズー
ムレンズ鏡筒では、ズーミング時の焦点距離を検出する
手段として、例えばズーミング時に相対移動する外周環
と内周環それぞれに支持したズームコード板とズームブ
ラシとを備えた装置が用いられる。この装置は、ズーミ
ングに際し外周環と内周環が相対移動するとき、ズーム
コード板の導電パターンに対してズームブラシを摺動さ
せ、現在の焦点距離に応じた信号をカメラ動作制御回路
に出力する。カメラ動作制御回路はこの信号に基づい
て、可変情報毎に用意されているデータテーブルの中か
ら、そのときの焦点距離に対応したデータを入力する。
【0003】ところで、このような焦点距離検出装置を
備えたズームレンズ鏡筒を組立てる場合、従来は、内周
環のズームブラシ支持部に対して、ねじや接着剤等によ
ってズームブラシを固定していた。このため、組立作業
に多くの時間が掛かってしまい、生産効率が悪く、また
一旦組付けたズームブラシを取外す場合の作業は極めて
困難であった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、ズームブラシを支持する場合
の上記問題意識に基づき、ズームブラシを外周環または
内周環に対する組付け、取外しの作業が簡単で、組立時
間を短縮でき、生産効率を向上させ得るズームレンズ鏡
筒を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、ズ
ーミングに際し相対移動する外周環と内周環のいずれか
一方にズームコード板を支持し、他方に、このズームコ
ード板に一端部を摺接させる弾性材料からなるズームブ
ラシを有するブラシ保持体を支持したズームレンズ鏡筒
において、上記ブラシ保持体を支持する外周環または内
周環のブラシ体支持部には、ブラシ保持体をその組立時
に摺動させるスライドガイド部と、スライド位置を規制
するストッパ部とが備えられ、かつ、ブラシ保持体のズ
ームコード板に摺接するズームブラシの他端部は、ブラ
シ体支持部に設けたFPC基板のブラシ接触端子に接触
する弾性接触端子を構成し、この弾性接触端子のブラシ
接触端子との接触反力が、ブラシ保持体をストッパ部に
係止する力として作用することを特徴としている。
【0006】また、ブラシ保持体がストッパ部に係合し
た状態で、ズームブラシの上記一端部はズームコード板
に弾接し、その反力も、ブラシ保持体をストッパ部に係
止する力として作用する。
【0007】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する。
先ず図1により、本発明を適用したカメラのズームレン
ズ鏡筒の全体から説明する。
【0008】カメラ本体に固定された固定鏡筒15は、
内周に雌多条ねじ15aが形成されている。この固定鏡
筒15の内周側にはカム環11が、外周面後端部に備え
た雄多条ねじ11bを雌多条ねじ15aに螺合させて位
置している。このカム環11は、内周面に、略全域に亘
って形成された雌多条ねじ11aと、この雌多条ねじ1
1aとは異なる螺旋角度及び深さで形成されたインナカ
ム溝11cとを有している。またカム環11の後端部に
は、上記雄多条ねじ11bと共に、複数条の互いに平行
な例えば3条の外周ギヤ11eが形成されている。
【0009】この外周ギヤ11eは、歯面がカム環11
の軸線に平行な平歯歯車からなるもので、雄多条ねじ1
1bの山の方向と同一方向に傾斜しており、各外周ギヤ
11eの間には、雄多条ねじ11bを構成するねじ山が
1条ずつ位置している。別言すると、雄多条ねじ11b
は、周方向の一部分において1条のねじ山を除いて切除
され、この切除部分に外周ギヤ11eが設けられてい
る。なお、図1中の符号14、20、Oはそれぞれ、カ
ム環11の前端部に嵌合されたキャップ、カム環11と
前群レンズ環7の間を遮光するための環状遮光部材、及
び前群レンズL1と後群レンズL2を備えた撮影光学系
の光軸である。
【0010】固定鏡筒15は、側面に、光軸方向に長い
矩形状の切欠(図示せず)を有しており、この切欠内に
位置されるピニオン(図示せず)が外周ギヤ11eと噛
合している。このピニオンは、上記3条の外周ギヤ11
eに同時に噛み合うことができるだけの軸方向長さを有
しているが、カム環11の前方移動端及び後方移動端に
おいては、それぞれ最も後方及び前方の外周ギヤ11e
のみに噛み合う。このピニオンは、切欠内の定位置に位
置し、駆動モータ(図示せず)によって回転駆動され
る。
【0011】カム環11の内周側には前群レンズ環7
が、外周面後端部に形成した雄多条ねじ7aを雌多条ね
じ11aに螺合させて位置している。この前群レンズ環
7は内周側に、ズームコード板8を貼付するためのコー
ド板貼付部7bと、位置決め突起7cと、前端部に形成
したレンズ開口7dとを有している。上記ズームコード
板8は、図7に示される導電パターンを有し、ズーミン
グ時には前群レンズ環7と共に光軸方向に進退して、ズ
ームブラシ10に対する相対位置を変化させる。このズ
ームコード板8とズームブラシ10との摺接に基づき、
現在の焦点距離に応じた焦点距離検出情報がカメラ動作
制御回路(図示せず)に出力され、この情報に基づき、
可変情報毎に用意されているデータテーブルの中からそ
のときの焦点距離に対応したデータがカメラ動作制御回
路に入力される。
【0012】前群レンズ環7の内周には、図示しない規
制手段によってカメラ本体に対する相対回転を規制さ
れ、かつ撮影光学系の光軸方向での前後移動を許された
直進案内環9が嵌合されている。この直進案内環9は、
後述の前群レンズL1と後群レンズL2を光軸方向に直
進案内すると共に上記ズームブラシ10を支持するもの
で、後端部に、カメラ本体のアパーチャに対応させた開
口部をそれぞれ有する押え板12とカバー部材13が固
定されている。この直進案内環9は、後端部に、径方向
に突出する外周フランジ9eを有し、この外周フランジ
9eと押え板12との間の凹部に、カム環11の内周後
端部に形成した内周フランジ11dを摺動可能に係合さ
せることにより、このカム環11に対する相対回転可能
な状態を保持している。
【0013】また前群レンズ環7には、図示しない手段
を介して、環状のAF・AEユニット5が固定されてい
る。このAF・AEユニット5の内周に設けた雌多条ね
じ5bに、前群レンズL1を保持した前群レンズ枠3の
外周に設けた雌多条ねじ3aが螺合している。またAF
・AEユニット5は、前部の駆動ピン5aを、前群レン
ズ枠3に固定した被動ピン6に係合させている。周知の
ように、この駆動ピン5aが測距装置からの測距信号に
応じた角度だけ回転駆動されると、その回転が被動ピン
6を介して前群レンズ枠3に伝わり、この前群レンズ枠
3(前群レンズL1)が回転しながら光軸方向に移動し
てフォーカシングがなされる。AF・AEユニット5は
また、被写体の輝度信号に応じてシャッタブレード5c
を開閉させる。
【0014】直進案内環9の内周には、後群レンズL2
を支持した後群レンズ枠4が位置されている。この後群
レンズ枠4は、径方向に突出させたカムピン(図示せ
ず)を、カム環10内面の上記インナカム溝11cに摺
動可能に係合させている。この後群レンズ枠4と上記A
F・AEユニット5は、直進案内環9に形成した直進案
内面(図示せず)によってそれぞれ直進案内されてい
る。よってカム環11が回動すると、前群レンズ環7は
多条ねじ7a、11aに従い、また後群レンズ枠4はイ
ンナカム溝11cに従い、それぞれ独立して光軸方向に
移動する。
【0015】次に、本発明の特徴であるズームブラシ1
0の支持構造について説明する。図2は直進案内環9に
対しズームブラシ10を組付ける前の状態を示し、図3
は組付け後の状態を示す。
【0016】図2に示すように、直進案内環9は、ズー
ムブラシ10を支持するためのブラシ体支持部Sを有し
ている。このブラシ体支持部Sは、直進案内環9の環状
部9gから光軸方向に互いに平行に突出する一対の脚部
9fと、環状部9gにおいての該一対の脚部9f間に設
けられた導通用ランド部9cと、該一対の脚部9f間に
光軸方向に導通用ランド部9cから所定距離離して設け
られた規制壁9dとを有している。上記導通用ランド部
9cは、載置されたフレキシブルプリント基板(FPC
基板)16のブラシ接触端子16aと、ズームブラシ1
0の出力側接触子10bとを接触させ導通するために設
けられている。また上記規制壁9dは、内周面(下部
面)が、光軸前方の上方に向けてやや傾斜するように形
成されている(図4参照)。
【0017】ブラシ体支持部Sは、ブラシ保持体10e
を予定装着位置で嵌め込ませる、一対の脚部9fと規制
壁9dと導通用ランド部9cとによって囲繞された矩形
状空間部Aを備えている。該一対の脚部9fは、この矩
形状空間部Aに面した対向する両側部9kに、上部を段
状に切除した形状の上向き係合段部9aと、該上向き係
合段部9aより導通用ランド部9c側に位置する、下部
を段状に切除した形状の下向き係合段部9bとを、それ
ぞれ対向させて有している。
【0018】上向き係合段部9aは、係合突起10cを
摺接させてブラシ保持体10eの下方移動を規制すると
共に、該係合突起10cを光軸後方側の突当面9hに突
き当てさせてブラシ保持体10eの光軸後方(図1の右
方)のスライド位置を規制し(移動を阻止し)、ブラシ
保持体10eの予定装着位置(図6参照)を規定する。
また下向き係合段部9bは、ブラシ保持体10eが予定
装着位置に到達するまで前方移動規制突起10dを摺接
させる摺接面9iと、ブラシ保持体10eが該予定装着
位置に到達するとき、該規制突起10dの出力側接触子
10bの接触反力による上方移動を許してこれを係合さ
せ、ブラシ保持体10eの光軸前方(図1の左方)のス
ライド位置を規制する(移動を阻止する)規制端面9j
を有している。また、矩形状空間部Aの上記両側部9
k、及び下向き係合段部9bの摺接面9iとにより、ブ
ラシ保持体10eをその組立時に摺動させるスライドガ
イド部が構成されている。
【0019】他方、ズームブラシ10は、合成樹脂材料
からなる略矩形状のブラシ保持体10eを有している。
図2、図3に示すように該ブラシ保持体10eは、光軸
Oと直交する方向での幅寸法が両脚部9h間の距離より
若干小さく構成され、上記矩形状空間部A内を光軸方向
にやや移動できる程度の前後方向幅を有している。ブラ
シ保持体10eは、一対の係合段部9aそれぞれと係合
してズームブラシ10の脱落を阻止する一対の上記係合
突起10cと、一対の下向き係合段部9bと係合してズ
ームブラシ10の光軸前方への移動を阻止する一対の上
記前方移動規制突起10dとを有している。
【0020】ズームブラシ10は、ズームコード板8の
導電パターンに対応させた弾性を有する4本の入力側接
触子10aと、導通用ランド部9c上に位置するフレキ
シブルプリント基板16のブラシ接触端子16aに接触
する、4本の弾性を有する出力側接触子10bとを有し
ている。入力側接触子10aと出力側接触子10bは、
ブラシ保持体10eの前方と後方に向けそれぞれ突出さ
れており、係合突起10cを係合段部9aに係合させか
つ前方移動規制突起10dを下向き係合段部9bの規制
端面9jに係合させた状態において、規制壁9dの内周
面と導通用ランド部9cの上部面にそれぞれ弾接する。
【0021】ズームブラシ10はブラシ体支持部Sへの
上記支持状態において、係合突起10cが係合段部9a
を下方に押圧し、出力側接触子10bがブラシ接触端子
16aを下方に押圧し、かつ入力側接触子10aが規制
壁9dを上方に向けて押圧するような弾性力(反力)を
持つ。上記出力側接触子10bは、規制端面9jと係合
する前方移動規制突起10dをテコの支点として考える
ときの力点であり、ブラシ接触端子16aに強く接触し
て該端子16aとの導通を良好に保持する。同時に出力
側接触子10bは、ブラシ接触端子16aとの接触反力
を、ブラシ保持体10eを下向き係合段部9bの規制端
面(ストッパ部)9jに係止する力として作用させる。
またこの支持状態において、ズームブラシ10の入力側
接触子10aは規制壁9dの内周面に弾接するため、そ
の反力が、ブラシ保持体10eを上向き係合段部9a
(ストッパ部)に係止する力として作用する。
【0022】このようにズームブラシ10は、ブラシ体
支持部Sに支持された状態では、入力側接触子10aと
出力側接触子10bにより各ストッパ部からの外れを阻
止する反力を作用させるから、ブラシ体支持部Sに確実
かつ安定して支持される。特に、ズームブラシ10を前
群レンズ環7内の正規の位置に組付け、入力側接触子1
0aをズームコード板8に摺接させる場合には、この入
力側接触子10aが、上向き係合段部9aに対する反力
を増す方向にさらに変形されるため、ズームブラシ10
はブラシ体支持部Sに一層安定して支持されることとな
る。
【0023】上記構成を有する本ズームレンズ鏡筒は、
次のように作動する。すなわち、図示しない駆動モータ
が駆動すると、その回転が外周ギヤ11eに伝えられて
カム環11が回転駆動され、雄多条ねじ11bと雌多条
ねじ15aの関係に従ってカム環11自体が光軸方向に
移動する。同時に、雌多条ねじ11aと雄多条ねじ7a
の関係、及びAF・AEユニット5と直進案内環9の直
進ガイド機構により、前群レンズ環7(前群レンズL
1)が光軸方向に直進移動する。またカム環11が回転
すると、その内面のインナカム溝11cと、後群レンズ
枠4に設けたカムピン(図示せず)との関係、及び後群
レンズ枠4と直進案内環9の直進ガイド機構により、該
後群レンズ枠4(後群レンズL2)が光軸方向に直進移
動し、ズーミングがなされる。
【0024】そして、このようなズームレンズ鏡筒の組
立てに当たり、ズームブラシ10を直進案内環9のブラ
シ体支持部Sに組付ける場合には、先ず、ブラシ保持体
10eの左右側部を矩形状空間部Aに面する両側部9k
に沿わせ、前方移動規制突起10dの上端部を下向き係
合段部9bの下部面に当接させながら、出力側接触子1
0bを導通用ランド部9c上に載置したブラシ接触端子
16a上に乗せる(図4)。この状態でズームブラシ1
0の前部側を図4の時計方向に回動させると、該ズーム
ブラシ10は、下向き係合段部9bに当接する前方移動
規制突起10dの上端部を回動中心とし、入力側接触子
10aと出力側接触子10bとをその弾性力に抗して撓
ませながら回動して、入力側接触子10aを規制壁9d
の内周面に当接させる(図5)。このとき、係合突起1
0cは係合段部9aと係合可能な状態となる。
【0025】この状態において、ズームブラシ10全体
を光軸方向の後方(図5の右方)に向け移動させると、
上端部を下向き係合段部9bの摺接面9iに摺接させな
がら移動する前方移動規制突起10dが、この係合段部
9bから外れた瞬間、出力側接触子10bの弾性力(反
力)により上方移動して該係合段部9bと係合し、同時
に係合突起10cが係合段部9aの突当面9hに突き当
たる。よってズームブラシ10は、前方移動規制突起1
0dと下向き係合段部9bの係合関係、及び係合突起1
0cと突当面9hとの係合関係により光軸方向での前後
移動を阻止され、かつ係合突起10cと係合段部9aの
係合関係によりブラシ体支持部Sからの脱落を阻止され
る。そして、入力側接触子10aは規制壁9dの内周面
に弾接し、出力側接触子10bはフレキシブルプリント
基板16のブラシ接触端子16aに弾接(接触)する。
【0026】このように、入力側接触子10aを導通用
ランド部9c側に向け、ブラシ保持体10eを矩形状空
間部A内で後方にスライドさせるだけで、入力側接触子
10aをズームコード板8との対応位置に位置させかつ
出力側接触子10bをフレキシブルプリント基板16に
接続する予定装着位置に簡単かつ確実にセットすること
ができる。よって、ねじや接着剤等によってズームブラ
シを固定していた従来の支持方法に比して、組付け、取
外しの作業に要する時間を短縮させ、生産効率を向上さ
せることが可能となる。
【0027】またブラシ体支持部Sに支持された状態に
おいて、ズームブラシ10は、入力側接触子10aと出
力側接触子10bにより各ストッパ部からの外れを阻止
する反力を作用させるため、ブラシ体支持部Sに確実か
つ安定して支持されることとなる。そして、図6の支持
状態において規制壁9dから上方に所定量突出する入力
側接触子10aは、ズームレンズ鏡筒への組付け時に
は、前群レンズ環7内周側のズームコード板8に弾接す
るため、同図に示す状態より下方に撓む。つまり入力側
接触子10aが、上向き係合段部9aに対する反力を増
す方向にさらに変形されることとなるため、ズームブラ
シ10は、ブラシ体支持部Sに一層安定して支持され
る。
【0028】なお、上記実施例では、本発明をスチルカ
メラのズームレンズ鏡筒に適用したが、本発明はこれに
限られず、例えばムービーカメラ(ビデオカメラ)のズ
ームレンズ鏡筒に適用することもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によると、ズームブ
ラシを外周環または内周環に対する組付け、取外しの作
業が簡単で、組立時間を短縮でき、生産効率を向上させ
得るズームレンズ鏡筒を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるズームレンズ鏡筒の実施例を示す
断面図である。
【図2】ズームブラシを直進案内環に組付ける前の状態
を示す斜視外観図である。
【図3】同ズームブラシを直進案内環に組付けた状態を
示す斜視外観図である。
【図4】同ズームブラシの組付け工程の初期状態を示す
概略側面図である。
【図5】同ズームブラシの組付け工程の途中状態を示す
概略側面図である。
【図6】同ズームブラシの組付け工程の完了状態を示す
概略側面図である。
【図7】同ズームブラシを摺接させるズームコード板を
単体で示す正面図である。
【符号の説明】
7 前群レンズ環(外周環) 8 ズームコード板 9 直進案内環(内周環) 9a 上向き係合段部 9b 下向き係合段部 9c 導通用ランド部 9d 規制壁 9f 脚部 9h 突当面(ストッパ部、第1の係合段部) 9i 摺接面(スライドガイド部) 9j 規制端面(ストッパ部、第2の係合段部) 9k 側部(スライドガイド部) 10 ズームブラシ 10e ブラシ保持体 10a 入力側接触子 10b 出力側接触子(弾性接触端子) 10c 係合突起 10d 前方移動規制突起 16 フレキシブルプリント基板(FPC基板) 16a ブラシ接触端子 A 矩形状空間部 S ブラシ体支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズーミングに際し相対移動する外周環と
    内周環のいずれか一方にズームコード板を支持し、他方
    に、このズームコード板に一端部を摺接させる弾性材料
    からなるズームブラシを有するブラシ保持体を支持した
    ズームレンズ鏡筒において、 上記ブラシ保持体を支持する外周環または内周環のブラ
    シ体支持部には、ブラシ保持体をその組立時に摺動させ
    るスライドガイド部と、スライド位置を規制するストッ
    パ部とが備えられ、 かつ、ブラシ保持体のズームコード板に摺接するズーム
    ブラシの他端部は、ブラシ体支持部に設けたFPC基板
    のブラシ接触端子に接触する弾性接触端子を構成し、こ
    の弾性接触端子のブラシ接触端子との接触反力が、ブラ
    シ保持体をストッパ部に係止する力として作用すること
    を特徴とするズームレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ブラシ保持体がスト
    ッパ部に係合した状態で、ズームブラシの上記一端部は
    ズームコード板に弾接し、その反力も、ブラシ保持体を
    ストッパ部に係止する力として作用することを特徴とす
    るズームレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、ストッパ部
    は、スライドガイド部に沿って一方向に移動するブラシ
    保持体を予定装着位置で突き当てさせる第1の係合部
    と、ブラシ保持体が上記予定装着位置に到達したとき該
    ブラシ保持体の上記弾性接触端子の接触反力による移動
    を許してこれを係合させ、このブラシ保持体の他方向へ
    の移動を阻止する第2の係合部とを備えているズームレ
    ンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 請求項3において、ブラシ体支持部は、
    上記ブラシ保持体を予定装着位置で嵌め込ませるための
    矩形状空間部を備え、該ブラシ保持体の移動方向と平行
    な矩形状空間部の両側部に上記第2の係合部を備え、上
    記スライドガイド部は、矩形状空間部の上記両側部、及
    び該第2の係合部が備える、ブラシ保持体が上記予定装
    着位置に到達するまで摺接させる摺接面からなるズーム
    レンズ鏡筒。
JP10098695A 1995-04-25 1995-04-25 ズームレンズ鏡筒 Expired - Fee Related JP3462614B2 (ja)

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