JP2592706Y2 - レンズ案内装置 - Google Patents

レンズ案内装置

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JP2592706Y2
JP2592706Y2 JP1992024855U JP2485592U JP2592706Y2 JP 2592706 Y2 JP2592706 Y2 JP 2592706Y2 JP 1992024855 U JP1992024855 U JP 1992024855U JP 2485592 U JP2485592 U JP 2485592U JP 2592706 Y2 JP2592706 Y2 JP 2592706Y2
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cam
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則夫 佐藤
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レンズ群を保持するレ
ンズ保持枠に設けた嵌装孔に嵌装したカムピンを、この
レンズ保持枠に支持した板ばねにより径方向外方に突出
付勢するレンズ案内装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】この種のレンズ案内装置
は、ズームレンズ等に広く用いられているが、カム溝と
カムピンを確実に接触させるため、カム溝をインナカム
溝とし、カムピンを径方向外方に突出付勢した案内装置
が提案されている。
【0003】従来は、このカムピンを外方に付勢するた
め、カムピン嵌装孔内に圧縮ばねを挿入した後カムピン
を押し込み、カムピンをインナカム溝に合わせながら、
レンズ群をカム環に嵌め込んでいた。しかしながらこの
作業は熟練を要し、不慣れな場合には、インナカム溝に
カムピンをうまく嵌めることができず、圧縮ばねによっ
てカムピンが飛び出し、紛失させてしまう等の面倒さが
あり、作業の自動化は困難とされていた。
【0004】
【考案の目的】本考案は、このような従来の問題点を解
消し、構造、組付け作業が簡単なレンズ案内装置を得る
ことを目的とする。本考案はさらに、カムピンを効率良
く付勢し、かつ全体の形状をコンパクト化させることが
できるレンズ案内装置を得ることを目的とする。
【0005】
【考案の概要】本考案は、レンズ群を保持するレンズ保
持枠に、カムピンを該レンズ群の径方向外方に進退可能
に支持する嵌装孔と、この嵌装孔に対応する板ばね係止
部を設け、この板ばね係止部に一端部を係止した板ばね
の他端部にカムピンを係合させ、このカムピンを上記径
方向外方に突出付勢するレンズ案内装置において、ばね
は、レンズ保持枠の板ばね係止部に係止される係止部
と;この係止部とは径方向外方に位置を異ならせ、自由
状態において上記レンズ群の光軸と略平行になるカムピ
ン保持部と;この係止部とカムピン保持部とを接続する
傾斜連結部と;を設け、かつ、この板ばねに、その一端
係止部をレンズ保持枠の板ばね係止部に係止させ、他端
カムピン保持部にカムピンを保持した状態で、該他端カ
ムピン保持部の先端をレンズ保持枠に当接するまで弾性
変形させたとき、塑性変形しない弾性力を与えたことを
特徴としている。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本考案を説明する。
まず図5および図11により、本考案を適用したズーム
レンズ鏡筒の全体から説明する。
【0007】カメラ本体に一体化される固定鏡筒11に
は、ヘリコイド環12が固定され、このヘリコイド環1
2の雌多条ねじ12aに、カム環10の外周面に形成し
た雄多条ねじ10aが螺合している。このカム環10の
内側には、雌多条ねじ10bとインナカム溝10cが形
成され、雌多条ねじ10bには、前群レンズ筒13の雄
多条ねじ13aが螺合している。カム環10の後端部に
は、それぞれカメラ本体のアパーチャに対応させた開口
部25d、26dを有する遮光板25、26が位置して
いて、この遮光板25、26の上部に形成された位置決
め凹部25a、26aおよび直進案内環15の位置決め
凹部15bにはそれぞれ、カメラ本体側に固定された直
進ガイド23の案内部23bが嵌められる。直進案内環
15には遮光板25、26が、その位置決め凹部25
a、26aを位置決め凹部15bにあわせた状態で固定
されていて、カム環10はこの直進案内環15に対して
回転自在に嵌合される。直進ガイド23は、カメラ本体
側に固定された固定部材24に対しねじ22によって、
案内部23bを光軸方向に沿わせて突出させるように固
定されている。
【0008】前群レンズ筒13には、環状のシャッタユ
ニット16の後端部を固定したシャッタ保持枠13cが
固定されており、シャッタユニット16の内周部に一体
に設けたヘリコイド環17には、前群レンズを保持した
前群レンズ枠18が螺合している。シャッタユニット1
6はその駆動ピン16aを前群レンズ枠18に一体とし
た被動ピン18aに係合させている。駆動ピン16a
は、周知のように、測距装置からの測距信号に応じた角
度だけ回転駆動され、この回転が被動ピン18aを介し
て前群レンズ枠18に伝わり、前群レンズ枠18(前群
レンズL1)が回転しながら、光軸方向に移動してフォ
ーカシングがなされる。またシャッタユニット16は、
被写体の輝度信号に応じて、シャッタブレード16bを
開閉する。なお、図11中の13fはレンズ開口であ
る。
【0009】カム環10に嵌挿される後群レンズ枠19
は、図1〜図3および図11に示されるように、後群レ
ンズL2を保持するレンズ保持部19aを有し、このレ
ンズ保持部19aから後群レンズL2の径方向外方に放
射状に突出成形されたカムピン支持脚49を有してい
る。このカムピン支持脚49は、光軸Oに対して垂直に
つまり径方向に沿わせて形成された垂直部49aと、こ
の垂直部49aの端部から前方に光軸Oと平行に延長さ
せた、直進案内面である平行部49bを有している。こ
の平行部49bは、直進案内環15に形成された直進案
内面15aに対応している。
【0010】平行部49bの前端部の左右には板ばね係
止部53が形成されており、この左右の板ばね係止部5
3にはそれぞれ、板ばね52の一端部に形成された係止
幅広部52gを挿入して保持する蟻溝53aが形成され
ている。板ばねは左右の係止部53の間に、板ばね52
の係止幅広部52gの中央部に形成した抜止用係止爪5
2dを係合させる係合切欠19dを有している。また垂
直部49aには、カムピン50を後群レンズL2の径方
向外方に進退可能に支持する嵌装孔51が形成されてい
る。
【0011】カムピン50は、嵌装孔51に摺動可能に
嵌装される細径部50bと、カム環10の内面に形成し
た上述のインナカム溝10cに嵌められる大径部50a
と、細径部50bと大径部50aとを連結するクビレ部
50cを有している。また大径部50aの上部には、カ
ム環10のインナカム溝10cへの嵌め込みを容易にす
るためのテーパ面50dが形成されている。
【0012】板ばね52は、その一端部52aの左右に
上記係止幅広部52gを有し、この左右の係止幅広部5
2gの中央に抜止用係止爪52dを有し、他端部52b
に、光軸後方に次第に広がるカムピン進退孔52eを有
している。抜止用係止爪52dは、係合切欠19dに係
合できるように、下方にやや折り曲げられて形成されて
いる。またカムピン進退孔52eの最後方に、カムピン
50のクビレ部50cと係合するようにカムピン進退孔
52eより幅を狭くしたカムピン保持部52fを有して
いる。板ばね52は、一端部52aと他端部52bとが
側面視において所定量だけ上下に、つまり径方向にオフ
セットした状態で連結部52cにより連結されている。
これにより板ばね52は、板ばね係止部53に係止され
た自由状態において、カムピン50を保持すべき他端部
52bが、光軸Oと平行になるように構成される。
【0013】後群レンズ枠19のカムピン50をカム環
10の内面のインナカム溝10cに嵌めた状態におい
て、後群レンズ枠19とシャッタ保持枠13cとは、上
記直進案内環15に形成した直進案内面15aによって
直進案内されている。図11には、互いに係合する、直
進案内環15の直進案内面15aと、後群レンズ枠19
の直進案内面である平行部49b示されている。
【0014】したがって、三箇所の垂直部49aにカム
ピン50を組付けるときの作業は次のように行なう。ま
ず、板ばね52のカムピン進退孔52eにカムピン50
を細径部50bから挿入し、板ばね52がカムピン50
に対して遊ぶ状態のままでこのカムピン50を嵌装孔5
1に嵌装する。この嵌装後、係止幅広部52gを、この
係止幅広部52gの後端の当接部52hが板ばね係止部
53の後端部に当接するまで蟻溝53aに滑り込ませる
と、抜止用係止爪52dの形状が復帰して係合切欠19
d内に係合する。これにより、板ばね52は、板ばね係
止部53から抜けることなく支持される。同時に板ばね
52の他端部52bにおいては、カムピン進退孔52e
が、大径部50aの下端面に沿って光軸前方に移動する
ため、カムピン保持部52fがクビレ部50cに係合す
る。これにより、カムピン50は、クビレ部50cをカ
ムピン保持部52fにて保持され、嵌装孔51からの抜
けを防止され、かつ後群レンズ枠19の径方向外方に突
出付勢される。
【0015】上記と同様の作業により三箇所の垂直部4
9aにそれぞれカムピン50を装着する。そして後群レ
ンズ枠19をカム環10に嵌装するのであるが、この場
合、カムピン50は特に押えなくても抜けることがない
から、カム環10への組付け作業に治具等は必要としな
い。組付け時は、三箇所のカムピン50に対応させて形
成した前群レンズ筒13の凹部13bを各カムピン50
に係合させた状態で、前群レンズ筒13をカム環10内
に挿入する。このとき、図3に示すように、カムピン5
0はカム環10の前端部10eにテーパ面50dを沿わ
せ、滑らかにインナカム溝10cに押し込まれ、同時に
他のカムピン50も同様にして他のインナカム溝10c
に押し込まれる。カムピン50は、板ばね52の付勢力
に抗して嵌装孔51内に押し込まれるときには、図3の
二点鎖線で示されるように、他端部52bの最後部52
iを垂直部49aの上面に圧接させた状態で他端部52
bをさらに変形させるから、板ばね52の付勢力は強く
されており、仮にカムピン50が強い力で押し込まれて
も板ばね52が塑性変形することはない。そして各カム
ピン50は各インナカム溝10cに対し、ガタつかない
状態で係合される。組立後は、カム環10の回動によ
り、前群レンズ筒13は多条ねじ10b、13aに従
い、後群レンズ枠19はカム溝10cに従い、それぞれ
独立して光軸方向に移動する。
【0016】そして板ばね52は上記のように、一端部
52aが板ばね係止部53に係止された自由状態におい
て他端部52bが光軸Oと平行に保持され、同時に、カ
ムピン50を保持した他端部52bによりカムピン50
を径方向外方に突出付勢することができる。したがっ
て、他端部52bが光軸Oと平行にされず単に斜め上方
に向け傾斜されるような形状の板ばねに比して、カムピ
ン50をその下端面と平行な他端部52bによって効率
良く付勢することができ、全体の形状もコンパクト化さ
せることができる。
【0017】上記構成のズームレンズ鏡筒は、カム環1
0を回転駆動すると、雄多条ねじ10aと雌多条ねじ1
2aの関係に従ってカム環10自体が光軸方向に移動す
る。同時に、雌多条ねじ10bと雄多条ねじ13aの螺
合関係、およびシャッタ保持枠13cと直進案内環15
の直進ガイド機構により、前群レンズ筒13(前群レン
ズL1)が光軸方向に直進移動する。またカム環10が
回転すると、その内面のインナカム溝10cと後群レン
ズ枠19に設けたカムピン50との関係、および後群レ
ンズ枠19と直進案内環15の直進ガイド機構により、
該後群レンズ枠19(後群レンズL2)が光軸方向に移
動し、ズーミングがなされる。
【0018】カム環10には、その後部に位置させて、
雄多条ねじ10aと、複数条の互いに平行なギヤ10d
が形成されている。ギヤ10dは、その歯がカム環10
の軸線に平行な平歯歯車からなるもので、雄多条ねじ1
0aの山の方向と同一方向に傾斜しており、各ギヤ10
dの間には、雄多条ねじ10aの一条のねじ山10a′
が形成されている。別言すると、雄多条ねじ10aは、
その周方向の一部分において一条のねじ山10a′を除
いて切除され、この切除部分にギヤ10dが設けられて
いる。この実施例では、多条ねじ10aは、三条ねじで
あり、その二条の切除部分にギヤ10dが設けられてい
る。これらの雄多条ねじ10a、一条のねじ山10a′
およびギヤ10dの軸方向の形成長さsは、同一であ
る。
【0019】ヘリコイド環12の内面には、カム環10
の雄多条ねじ10a、一条のねじ山10a′および三条
のギヤ10dにそれぞれ対応する、雌多条ねじ12aお
よび逃げ溝(図示せず)等が形成されている。すなわ
ち、ギヤ10dは、雄多条ねじ10a(ねじ山10
a′)と雌多条ねじ12aの噛合に従ってカム環10が
回転すると、上記逃げ溝内を非接触で移動する。
【0020】またヘリコイド環12は側面に切欠12d
を有しており、この切欠12d内に位置されるピニオン
(図示せず)がギヤ10dと噛合される。このピニオン
は、三条のギヤ10dに同時に噛み合うことができる軸
方向長さを有しているが、カム環10の前方移動端およ
び後方移動端においては、それぞれ最も後方および前方
のギヤ10dのみに噛み合う。このピニオンは、切欠1
2d内の定位置に位置し、駆動モータ(図示せず)によ
って回転駆動される。
【0021】次に、本実施例のズームレンズ鏡筒で採用
されている調整装置を説明する。この調整装置は、回転
駆動されるカム環10の回転によってズーミングされる
上記ズーム機構と、このズーム機構によって光軸方向に
直進移動する前群レンズ筒13の内面に設けられたズー
ムコード板36と、このズームコード板36に接触して
現在の焦点距離を検出するズームブラシ41を有するブ
ラシ支持部材40と、このブラシ支持部材40の光軸方
向の位置を調整するブラシ位置調整機構とを備えてい
る。
【0022】ズームコード板36には、図9に示される
ようにパターン接点が形成されており、ズーミング時
に、このズームコード板36が前群レンズ筒13ととも
に光軸方向に進退して、ズームブラシ41に対しその位
置を変化させるため、これに基づき現在の焦点距離に応
じたディジタル信号がカメラ動作制御回路(図示せず)
に出力される。この焦点距離信号に基づいて、可変情報
毎に用意されているデータテーブルの中から、そのとき
の焦点距離に対応したデータがカメラ動作制御回路へ入
力される。
【0023】前群レンズ筒13の内周面の一部に、光軸
Oと平行に挿入溝13eが形成されており、この挿入溝
13eの撮影開口13f側には、ズームコード板36の
一端部に穿設された位置決め孔36aを係合させるため
の係合突起13dが形成されている。ズームコード板3
6は、係合突起13dにその位置決め孔36aを係合さ
せることにより、光軸方向と平行にその位置を決定さ
れ、さらにその裏面を挿入溝13eに貼付されて固定さ
れる。
【0024】ブラシ支持部材40は、図10に示される
ように、側面視逆L字状に形成された合成樹脂材料から
なり、直進案内環15の一部に形成された支持部15c
に当接すべき当接部40bと、ズームコード板36のパ
ターン接点に対応させた四本のズームブラシ41を位置
決め支持する位置決め部40cを有している。支持部1
5cは、取付ねじ31を挿入する挿入孔33を有してお
り、当接部40bは、この挿入孔33と対応させた雌ね
じ孔40aを有している。またズームブラシ41は、ブ
ラシ支持部材40が取付ねじ31によって支持部15c
に取り付けられた状態において、フレキシブル基板37
の端子37aと接触すべき出力側端子41aを一端に有
し、ズームコード板36に摺接する入力側端子41bを
他端に有している。
【0025】支持部15cにはまた、ねじ挿入孔33に
隣接させてばね挿入孔32が、ねじ挿入孔33と同様に
当接部40bに向けて貫通して形成されている。このば
ね挿入孔32に、一端をブラシ支持部材40に当接させ
かつ他端を遮光板26に当接させた離間用ばね30が縮
設されるから、ブラシ支持部材40は、支持部15cに
支持された状態において、この支持部15cから離間す
る方向に付勢される。これにより、ブラシ支持部材40
を支持部15cに支持した状態において、取付ねじ31
を適宜方向に回動させて締め或は弛めれば、取付ねじ3
1の回動量に対応させてブラシ支持部材40を、すなわ
ち入力側端子41bをズームコード板36に対し摺動さ
せることができる。従って、ブラシ支持部材40を支持
部15cから離間させる方向に付勢する離間用ばね30
と、この離間用ばね30に抗してブラシ支持部材40を
支持部15cに支持する取付ねじ31とにより、ブラシ
位置調整機構が構成される。
【0026】他方、図6に示されるように、三つの直進
案内面15aのうちの支持部15cを有するものには、
ブラシ支持部材40とズームブラシ41を収納するため
の摺動溝38が形成されている。この摺動溝38は、ブ
ラシ支持部材40の幅と略同寸法に形成されており、そ
の略中央部分に規制壁39が形成されている。また支持
部15cの外側に平坦面15eが形成されており、この
平坦面15eには、フレキシブル基板37の端子37a
が載置されかつ該端子37a上に、ズームブラシ41の
出力側端子41aが圧接される。ズームブラシ41を摺
動溝38に装着する場合、まず、出力側端子41aを平
坦面15e側に挿入し、ブラシ支持部材40を摺動溝3
8に嵌め込み、さらにズームブラシ41の入力側端子4
1b付近を規制壁39の裏面に当接させる。このとき、
出力側端子41aと平坦面15eとの間に上記端子37
aを挟み込む。これにより、カメラ動作制御側に連絡さ
れるフレキシブル基板37に対してズームブラシ41が
接続される。
【0027】また図11に示されるように、直進案内環
15の支持部15cの左右には案内孔15dが形成され
ていて、この左右の案内孔15dに、ブラシ支持部材4
0の左右に形成した案内突起40dを摺動可能に挿入す
ることにより、入力側端子41bをズームコード板36
に対し、位置ズレさせることなく極めて円滑に摺動させ
ることができる。
【0028】
【考案の効果】以上のように本考案のレンズ案内装置に
よると、レンズ保持枠をカム環に組付ける作業を、特別
な治具等を用いることなく容易に行なうことができ、さ
らにカムピンを、一枚の板ばねによって抜け止めしかつ
弾性支持することができるから、部品点数を減少させて
装置構造を簡略化させることができ、自動組立ても可能
となる。また板ばねは、その一端部を板ばね係止部に係
止した自由状態において、他端部が、レンズ群の光軸と
平行になるように構成されているから、カムピンを効率
良く付勢し、かつ全体の形状をコンパクト化させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るレンズ案内装置の要部を示す斜視
図である。
【図2】図1のレンズ案内装置の要部を示す側面図であ
る。
【図3】カム環に後群レンズ枠を嵌め込むときのカムピ
ンの位置変化を示す側面図である。
【図4】図3のカム溝に対するカムピンの係合状態を拡
大して示す断面図である。
【図5】回転繰出機構を適用可能なズームレンズ鏡筒の
例を示す断面図である。
【図6】調整装置からカム環を外した状態を示す分解斜
視図である。
【図7】前群レンズ筒内面のズームコード板配置構造を
示す斜視図である。
【図8】図7の要部を上方から視た図である。
【図9】ズームコード板を単体で示す図である。
【図10】ズームコード板、ズームブラシおよびこれら
の位置を調整する位置調整機構を示す側面断面図であ
る。
【図11】ズームレンズ鏡筒の要部の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 カム環 10c インナカム溝 11 固定鏡筒 12 17 ヘリコイド環 13 前群レンズ筒 15 直進案内環 19 後群レンズ枠(レンズ保持枠) 19a レンズ保持部 19d 係合切欠 23 直進ガイド 49 カムピン支持脚 49a 垂直部 49b 平行部 50 カムピン 50a 大径部 50b 細径部 50c クビレ部 50d テーパ面 51 嵌装孔 52 板ばね 52a 一端部 52b 他端部 52c 連結部 52d 抜止用係止爪 52e カムピン進退孔 52f カムピン保持部 52g 係止幅広部 53 板ばね係止部 53a 蟻溝 L2 後群レンズ L1 前群レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−160409(JP,A) 実開 平4−16406(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 7/04 G02B 7/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ群を保持するレンズ保持枠に、カ
    ムピンを該レンズ群の径方向外方に進退可能に支持する
    嵌装孔と、この嵌装孔に対応する板ばね係止部とを設
    け、この板ばね係止部に一端部を係止した板ばねの他端
    部にカムピンを係合させ、このカムピンを上記径方向外
    方に突出付勢するレンズ案内装置において、 上記板ばねは、レンズ保持枠の板ばね係止部に係止され
    る一端係止部と;この係止部とは径方向外方に位置を異
    ならせ、自由状態において上記レンズ群の光軸と略平行
    になる他端カムピン保持部と;この一端係止部と他端カ
    ムピン保持部とを接続する連結部と;を備え、 かつ、上記板ばねは、その一端係止部をレンズ保持枠の
    板ばね係止部に係止させ、他端カムピン保持部にカムピ
    ンを保持した状態で、該他端カムピン保持部の先端をレ
    ンズ保持枠に当接するまで弾性変形させたとき、塑性変
    形しない弾性力を持っていることを特徴とするレンズ案
    内装置。
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