JP2505092B2 - 屋根の施工方法 - Google Patents
屋根の施工方法Info
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- JP2505092B2 JP2505092B2 JP4227237A JP22723792A JP2505092B2 JP 2505092 B2 JP2505092 B2 JP 2505092B2 JP 4227237 A JP4227237 A JP 4227237A JP 22723792 A JP22723792 A JP 22723792A JP 2505092 B2 JP2505092 B2 JP 2505092B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根の施工方法に関す
る。詳しくは、雨樋を有する屋根の施工方法に関する。
例えば、ユニット式建物や鉄骨軸組建物の屋根に利用で
きる。
る。詳しくは、雨樋を有する屋根の施工方法に関する。
例えば、ユニット式建物や鉄骨軸組建物の屋根に利用で
きる。
【0002】
【背景技術】従来、建物本体の上部に屋根を施工するに
は、建築現場において、まず、建物本体を建て、その建
物本体の上部に鉄骨軸組よりなる小屋組を組立て、この
小屋組の上に複数の屋根パネルを所定の勾配で配設した
のち、その各屋根パネルの軒先側に雨樋を取り付ける方
法が採られている。
は、建築現場において、まず、建物本体を建て、その建
物本体の上部に鉄骨軸組よりなる小屋組を組立て、この
小屋組の上に複数の屋根パネルを所定の勾配で配設した
のち、その各屋根パネルの軒先側に雨樋を取り付ける方
法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
な屋根の施工方法では、建築現場において、小屋組の上
に複数の屋根パネルを配設したのち、その各屋根パネル
の軒先側に雨樋を取り付けなければならないから、雨樋
の取付作業が高所での作業となり、危険を伴ううえ、作
業能率も悪いという欠点がある。
な屋根の施工方法では、建築現場において、小屋組の上
に複数の屋根パネルを配設したのち、その各屋根パネル
の軒先側に雨樋を取り付けなければならないから、雨樋
の取付作業が高所での作業となり、危険を伴ううえ、作
業能率も悪いという欠点がある。
【0004】しかも、各屋根パネルの軒先側に雨樋を取
り付けたのち、隣接する屋根パネルの雨樋同士を連結し
なければならないから、連結作業も自体も面倒で時間が
かかるうえ、連結部における防水処理も行わなければな
らないから、作業能率がより低下するという欠点があ
る。
り付けたのち、隣接する屋根パネルの雨樋同士を連結し
なければならないから、連結作業も自体も面倒で時間が
かかるうえ、連結部における防水処理も行わなければな
らないから、作業能率がより低下するという欠点があ
る。
【0005】ここに、本発明の目的は、このような従来
の欠点を全て解消し、高所での雨樋の取付作業を不要に
できるとともに、隣接する屋根パネルの雨樋同士の連結
作業を簡易に行える屋根の施工方法を提供することにあ
る。
の欠点を全て解消し、高所での雨樋の取付作業を不要に
できるとともに、隣接する屋根パネルの雨樋同士の連結
作業を簡易に行える屋根の施工方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明の屋根
の施工方法は、工場において、軒先側に独立した雨樋を
組み込んだ屋根パネルを製造し、建築現場において、建
物本体の上部に前記複数の屋根パネルを互いに隣接して
所定の勾配で設置したのち、これら複数の屋根パネルの
雨樋の下側に集合パイプをこれら複数の屋根パネルに跨
がってこれらに支持するとともに、前記各屋根パネルの
それぞれの雨樋の水下側を排水パイプを介して前記集合
パイプに連結し、この集合パイプを通じて各雨樋からの
雨水を集めて排出するようにしたことを特徴としてい
る。
の施工方法は、工場において、軒先側に独立した雨樋を
組み込んだ屋根パネルを製造し、建築現場において、建
物本体の上部に前記複数の屋根パネルを互いに隣接して
所定の勾配で設置したのち、これら複数の屋根パネルの
雨樋の下側に集合パイプをこれら複数の屋根パネルに跨
がってこれらに支持するとともに、前記各屋根パネルの
それぞれの雨樋の水下側を排水パイプを介して前記集合
パイプに連結し、この集合パイプを通じて各雨樋からの
雨水を集めて排出するようにしたことを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】工場において、軒先側に独立した雨樋を組み込
んだ屋根パネルを製造し、これを建築現場まて輸送す
る。建築現場において、建物本体を建てたのち、その上
部に複数の屋根パネルを互いに隣接して所定の勾配で配
設する。すると、各屋根パネルの軒先側に雨樋が配置さ
れた状態となるから、高所での雨樋の取付作業を不要に
できる。こののち、複数の屋根パネルの雨樋の下側に集
合パイプをこれら複数の屋根パネルに跨がってこれらに
支持するとともに、各屋根パネルのそれぞれの雨樋の水
下側を排水パイプを介して集合パイプに連結すれば、集
合パイプを通じて各雨樋からの雨水を集めて排出するこ
とができる。従って、隣接する屋根パネルの雨樋同士を
高所で連結する作業を行わなくても済むから、これらの
連結作業を簡易に行える。
んだ屋根パネルを製造し、これを建築現場まて輸送す
る。建築現場において、建物本体を建てたのち、その上
部に複数の屋根パネルを互いに隣接して所定の勾配で配
設する。すると、各屋根パネルの軒先側に雨樋が配置さ
れた状態となるから、高所での雨樋の取付作業を不要に
できる。こののち、複数の屋根パネルの雨樋の下側に集
合パイプをこれら複数の屋根パネルに跨がってこれらに
支持するとともに、各屋根パネルのそれぞれの雨樋の水
下側を排水パイプを介して集合パイプに連結すれば、集
合パイプを通じて各雨樋からの雨水を集めて排出するこ
とができる。従って、隣接する屋根パネルの雨樋同士を
高所で連結する作業を行わなくても済むから、これらの
連結作業を簡易に行える。
【0008】
【実施例】以下、本発明の屋根の施工方法を図面に示す
一実施例に基づいて詳細に説明する。図1は雨樋付き屋
根を示す斜視図、図2は図1のII−II線断面図、図3は
屋根パネルを示す分解斜視図、図4は野縁受けフレーム
とパイプ受け金具とを示す分解斜視図、図5は図1の V
−V 線断面図である。
一実施例に基づいて詳細に説明する。図1は雨樋付き屋
根を示す斜視図、図2は図1のII−II線断面図、図3は
屋根パネルを示す分解斜視図、図4は野縁受けフレーム
とパイプ受け金具とを示す分解斜視図、図5は図1の V
−V 線断面図である。
【0009】図1および図2において、1は複数の建物
ユニットを積み上げて建てられたユニット式建物の建物
本体、2A,2Bはその建物本体1の上部にブラケット
3などを介して所定の勾配でかつ互いに隣接して設置さ
れそれぞれ軒先側に独立した内樋21を有する複数の屋
根パネル、4は各屋根パネル2A,2Bの軒先部分の下
面に支持された軒天井材、5は複数の屋根パネル2A,
2Bに跨がって配設され各内樋21を連結する共通の集
合パイプ、6はその集合パイプ4に連結された竪樋であ
る。なお、7は隣接する屋根パネル2A,2Bの内樋2
1間を接続する内樋接続部材、8は隣接する屋根パネル
2A,2Bの化粧材51間を接続する化粧材接続部材で
ある。
ユニットを積み上げて建てられたユニット式建物の建物
本体、2A,2Bはその建物本体1の上部にブラケット
3などを介して所定の勾配でかつ互いに隣接して設置さ
れそれぞれ軒先側に独立した内樋21を有する複数の屋
根パネル、4は各屋根パネル2A,2Bの軒先部分の下
面に支持された軒天井材、5は複数の屋根パネル2A,
2Bに跨がって配設され各内樋21を連結する共通の集
合パイプ、6はその集合パイプ4に連結された竪樋であ
る。なお、7は隣接する屋根パネル2A,2Bの内樋2
1間を接続する内樋接続部材、8は隣接する屋根パネル
2A,2Bの化粧材51間を接続する化粧材接続部材で
ある。
【0010】前記各屋根パネル2A,2Bは、図3に詳
細を示す如く、屋根フレーム11を有する。屋根フレー
ム11は、互いに所定間隔隔てて平行に配置された一対
の両側フレーム12,13と、この両側フレーム12,
13間の軒先側に所定の隙間をあけて掛け渡された軒先
側フレーム14,15とを含む。両側フレーム12,1
3間には、その軒先部分を除く面に野地板16および屋
根材17(図2参照)が設けられているとともに、この
野地板16の下端部と前記軒先側フレーム15との間に
内樋21が収納保持されている。
細を示す如く、屋根フレーム11を有する。屋根フレー
ム11は、互いに所定間隔隔てて平行に配置された一対
の両側フレーム12,13と、この両側フレーム12,
13間の軒先側に所定の隙間をあけて掛け渡された軒先
側フレーム14,15とを含む。両側フレーム12,1
3間には、その軒先部分を除く面に野地板16および屋
根材17(図2参照)が設けられているとともに、この
野地板16の下端部と前記軒先側フレーム15との間に
内樋21が収納保持されている。
【0011】前記内樋21は、両側フレーム12,13
間に渡る長さで、かつ、上面が開口された横長箱状の樋
本体22を有する。つまり、底壁、前後壁および両側壁
によって矩形枠状に形成された樋本体22を有する。樋
本体22には、その前後壁上端縁に野地板16の下端部
と前記軒先側フレーム15とに釘などで固定される取付
片23,24が折曲形成されているとともに、水勾配が
形成された底壁の水下側に排水パイプ25が取り付けら
れている。
間に渡る長さで、かつ、上面が開口された横長箱状の樋
本体22を有する。つまり、底壁、前後壁および両側壁
によって矩形枠状に形成された樋本体22を有する。樋
本体22には、その前後壁上端縁に野地板16の下端部
と前記軒先側フレーム15とに釘などで固定される取付
片23,24が折曲形成されているとともに、水勾配が
形成された底壁の水下側に排水パイプ25が取り付けら
れている。
【0012】前記軒先側フレーム15の長手方向所定間
隔位置には3つの野縁受けフレーム31がそれぞれ取り
付けられているとともに、これらの野縁受けフレーム3
1の下面側には屋根パネル2A,2Bの幅寸法と略同寸
法の長さ有する野縁材41が前記軒先側フレーム15と
略平行に支持されている。野縁材41と前記軒先側フレ
ーム15との間には、その軒先側フレーム15および内
樋21を前方から覆う形状に折曲加工された化粧材51
が固定されている。
隔位置には3つの野縁受けフレーム31がそれぞれ取り
付けられているとともに、これらの野縁受けフレーム3
1の下面側には屋根パネル2A,2Bの幅寸法と略同寸
法の長さ有する野縁材41が前記軒先側フレーム15と
略平行に支持されている。野縁材41と前記軒先側フレ
ーム15との間には、その軒先側フレーム15および内
樋21を前方から覆う形状に折曲加工された化粧材51
が固定されている。
【0013】前記各野縁受けフレーム31は、図4に示
す如く、側面から見て三角形状の三角板部32と、この
三角板部32の隣接する2辺から直角に切り起こされか
つ隣接する角部に隙間33を有する2つの折曲片34,
35とを有する。一方の折曲片34は前記軒先側フレー
ム15に固定される。他方の折曲片35には、係止孔3
6Aが穿設されている。両折曲片34,35の間には、
前記集合パイプ5を下方から受けるパイプ受け金具37
が隙間33から差し込まれ状態で係合可能とされてい
る。
す如く、側面から見て三角形状の三角板部32と、この
三角板部32の隣接する2辺から直角に切り起こされか
つ隣接する角部に隙間33を有する2つの折曲片34,
35とを有する。一方の折曲片34は前記軒先側フレー
ム15に固定される。他方の折曲片35には、係止孔3
6Aが穿設されている。両折曲片34,35の間には、
前記集合パイプ5を下方から受けるパイプ受け金具37
が隙間33から差し込まれ状態で係合可能とされてい
る。
【0014】前記パイプ受け金具37は、帯状板材の先
端側に上方へ向かって直角に折曲された折曲片38を有
し、かつ、基端側が前記2つの折曲片34,35に係合
する三角状の係合部39に折曲されている。係合部39
の前記折曲片35と対応する片には係止孔36Bが穿設
されている。係合部39が2つの折曲片34,35に係
合された状態において、係止孔36A,36Bにピン4
0が差し込まれることにより、パイプ受け金具37が野
縁受けフレーム31に保持される。
端側に上方へ向かって直角に折曲された折曲片38を有
し、かつ、基端側が前記2つの折曲片34,35に係合
する三角状の係合部39に折曲されている。係合部39
の前記折曲片35と対応する片には係止孔36Bが穿設
されている。係合部39が2つの折曲片34,35に係
合された状態において、係止孔36A,36Bにピン4
0が差し込まれることにより、パイプ受け金具37が野
縁受けフレーム31に保持される。
【0015】なお、図2において、61は軒天井材4の
建物本体1側を屋根フレーム11に支持する吊り金具、
62は化粧材見切である。
建物本体1側を屋根フレーム11に支持する吊り金具、
62は化粧材見切である。
【0016】次に、本実施例の雨樋付き屋根の施工方法
を説明する。まず、工場において、屋根パネル2A,2
Bを製造する。これには、図3に示す如く、両側フレー
ム12,13および軒先側フレーム14,15を組み合
わせて屋根フレーム11を製造したのち、この屋根フレ
ーム11の軒先側フレーム15の前面に野縁受フレーム
31を固定する。
を説明する。まず、工場において、屋根パネル2A,2
Bを製造する。これには、図3に示す如く、両側フレー
ム12,13および軒先側フレーム14,15を組み合
わせて屋根フレーム11を製造したのち、この屋根フレ
ーム11の軒先側フレーム15の前面に野縁受フレーム
31を固定する。
【0017】続いて、屋根フレーム11の両側フレーム
12,13間の軒先部分を除く部分に野地板16を取り
付けたのち、両側フレーム12,13間の軒先側に内樋
21を収納し、その取付片23,24を野地板16の下
端部および軒先側フレーム15に釘打ちして固定する。
なお、取付片23の接合部の上から防水シート63を貼
ったのち、野地板16の上に屋根材17を葺く。
12,13間の軒先部分を除く部分に野地板16を取り
付けたのち、両側フレーム12,13間の軒先側に内樋
21を収納し、その取付片23,24を野地板16の下
端部および軒先側フレーム15に釘打ちして固定する。
なお、取付片23の接合部の上から防水シート63を貼
ったのち、野地板16の上に屋根材17を葺く。
【0018】続いて、3つの野縁受フレーム31の下面
に野縁材41を支持したのち、野縁材41と前記軒先側
フレーム15との間にその軒先側フレーム15および内
樋21を前方から覆う化粧材51を固定する。これによ
り、屋根パネル2A,2Bが製造される。このようにし
て製造した複数の屋根パネル2A,2Bを通常の建物ユ
ニットなどとともに、建築現場まで輸送する。この際、
屋根パネル2A,2Bについては、平板状で嵩張らない
から、複数枚積み重ねた状態で輸送できる。
に野縁材41を支持したのち、野縁材41と前記軒先側
フレーム15との間にその軒先側フレーム15および内
樋21を前方から覆う化粧材51を固定する。これによ
り、屋根パネル2A,2Bが製造される。このようにし
て製造した複数の屋根パネル2A,2Bを通常の建物ユ
ニットなどとともに、建築現場まで輸送する。この際、
屋根パネル2A,2Bについては、平板状で嵩張らない
から、複数枚積み重ねた状態で輸送できる。
【0019】さて、建築現場において、建物ユニットを
積み上げて建物本体1を建てたのち、その建物本体1の
上部にブラケット3などを介して複数の屋根パネル2
A,2Bを所定の勾配でかつ互いに隣接して設置する。
この際、隣接する屋根パネル2A,2Bの内樋21間を
内樋接続部材7で接続するとともに、化粧材51間を化
粧材接続部材8で接続する。
積み上げて建物本体1を建てたのち、その建物本体1の
上部にブラケット3などを介して複数の屋根パネル2
A,2Bを所定の勾配でかつ互いに隣接して設置する。
この際、隣接する屋根パネル2A,2Bの内樋21間を
内樋接続部材7で接続するとともに、化粧材51間を化
粧材接続部材8で接続する。
【0020】こののち、これらの屋根パネル2A,2B
の下面側にこれらに跨がって集合パイプ5を設置し、こ
の集合パイプ5に各雨樋21の排水パイプ25を連結す
る。この際、集合パイプ5の所定間隔位置をパイプ受け
金具37で下方から支持する。これには、各パイプ受け
金具37の折曲片38で集合パイプ5を下方から保持す
るとともに、係合部39の基部を各野縁受けフレーム3
1の隙間33から差し込み、係合部39を野縁受けフレ
ーム31の2つの折曲片34,35の間に係合させる。
最後に、対応する係止孔36A,36Bに係合ピン40
を差し込めば、パイプ受け金具37を各野縁受フレーム
31に保持させることができる。
の下面側にこれらに跨がって集合パイプ5を設置し、こ
の集合パイプ5に各雨樋21の排水パイプ25を連結す
る。この際、集合パイプ5の所定間隔位置をパイプ受け
金具37で下方から支持する。これには、各パイプ受け
金具37の折曲片38で集合パイプ5を下方から保持す
るとともに、係合部39の基部を各野縁受けフレーム3
1の隙間33から差し込み、係合部39を野縁受けフレ
ーム31の2つの折曲片34,35の間に係合させる。
最後に、対応する係止孔36A,36Bに係合ピン40
を差し込めば、パイプ受け金具37を各野縁受フレーム
31に保持させることができる。
【0021】次に、野縁材41と屋根フレーム11との
間に、化粧材見切62および吊り金具61を介して軒天
井材4を水平に支持する。また、集合パイプ5には、竪
樋6を連結れば、完成する。
間に、化粧材見切62および吊り金具61を介して軒天
井材4を水平に支持する。また、集合パイプ5には、竪
樋6を連結れば、完成する。
【0022】従って、本実施例によれば、予め、工場に
おいて、軒先側に独立した内樋21を有する屋根パネル
2A,2Bを製造し、建築現場においては、建物本体1
の上部に複数の屋根パネル2A,2Bを設置するだけで
内樋21の取り付けも行われるから、現場での雨樋の取
付作業を不要にできる。しかも、内樋21は屋根パネル
2A,2Bごとに独立し、これらの内樋21からの雨水
を共通の集合パイプ5で集めて排出するようにしてある
から、内樋同士の接続作業も必要なく、防水処理も簡易
にできるという効果が期待できる。
おいて、軒先側に独立した内樋21を有する屋根パネル
2A,2Bを製造し、建築現場においては、建物本体1
の上部に複数の屋根パネル2A,2Bを設置するだけで
内樋21の取り付けも行われるから、現場での雨樋の取
付作業を不要にできる。しかも、内樋21は屋根パネル
2A,2Bごとに独立し、これらの内樋21からの雨水
を共通の集合パイプ5で集めて排出するようにしてある
から、内樋同士の接続作業も必要なく、防水処理も簡易
にできるという効果が期待できる。
【0023】また、屋根パネル2A,2Bを、一対の両
側フレーム12,13およびこの両側フレーム間の軒先
側端部に掛け渡された軒先側フレーム15を含む屋根フ
レーム11と、両側フレーム12,13間の軒先部分を
除く面に設けられた屋根材17と、この屋根材17の下
端部と前記軒先側フレーム15との間に収納配置された
内樋21と、前記軒先側フレーム15に固定されその軒
先側フレーム15および内樋21を前方から覆う化粧材
51とから構成してあるから、内樋21を有する屋根パ
ネル2A,2Bを簡易に構成することができる。
側フレーム12,13およびこの両側フレーム間の軒先
側端部に掛け渡された軒先側フレーム15を含む屋根フ
レーム11と、両側フレーム12,13間の軒先部分を
除く面に設けられた屋根材17と、この屋根材17の下
端部と前記軒先側フレーム15との間に収納配置された
内樋21と、前記軒先側フレーム15に固定されその軒
先側フレーム15および内樋21を前方から覆う化粧材
51とから構成してあるから、内樋21を有する屋根パ
ネル2A,2Bを簡易に構成することができる。
【0024】また、軒先側フレーム15の長手方向所定
間隔位置に野縁受けフレーム31を取り付け、この複数
の野縁受けフレーム31に野縁材41を軒先側フレーム
15と略平行に支持し、この野縁材41と軒先側フレー
ム15との間に化粧材51を固定するとともに、各野縁
受けフレーム31を利用して集合パイプ5を受けるパイ
プ受け金具37を係合可能に設けたので、隣接する屋根
パネル2A,2Bの内樋21を連結する集合パイプ5を
簡易に支持できる。
間隔位置に野縁受けフレーム31を取り付け、この複数
の野縁受けフレーム31に野縁材41を軒先側フレーム
15と略平行に支持し、この野縁材41と軒先側フレー
ム15との間に化粧材51を固定するとともに、各野縁
受けフレーム31を利用して集合パイプ5を受けるパイ
プ受け金具37を係合可能に設けたので、隣接する屋根
パネル2A,2Bの内樋21を連結する集合パイプ5を
簡易に支持できる。
【0025】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良なども本発明に含まれる。例えば、上記実施例
では、工場において、内樋21を有する屋根パネル2
A,2Bを製造するようにしたが、雨樋としては、内樋
に限らず、屋根パネルの軒先側端縁に沿って雨樋を設け
た、いわゆる、外樋を有する屋根パネルを製造するよう
にしてもよい。
れるものでなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良なども本発明に含まれる。例えば、上記実施例
では、工場において、内樋21を有する屋根パネル2
A,2Bを製造するようにしたが、雨樋としては、内樋
に限らず、屋根パネルの軒先側端縁に沿って雨樋を設け
た、いわゆる、外樋を有する屋根パネルを製造するよう
にしてもよい。
【0026】また、上記実施例では、工場において、屋
根フレーム11、野地板16、屋根材17、内樋21、
野縁受けフレーム31、野縁材41および化粧材51を
全て組付けた屋根パネル2A,2Bとして製造するよう
にしたが、野縁材41や化粧材51などは建築現場で取
り付けるようにしてもよい。更に、屋根材17について
も現場で取り付けるようにしてもよい。
根フレーム11、野地板16、屋根材17、内樋21、
野縁受けフレーム31、野縁材41および化粧材51を
全て組付けた屋根パネル2A,2Bとして製造するよう
にしたが、野縁材41や化粧材51などは建築現場で取
り付けるようにしてもよい。更に、屋根材17について
も現場で取り付けるようにしてもよい。
【0027】また、上記実施例では、複数の建物ユニッ
トを積み重ねて建てられるユニット式建物の屋根につい
て適用した例について述べたが、本発明の雨樋付き屋根
構造は、これに限られるものでない。例えば、鉄骨軸組
などで構成される建物などの屋根にも適用できる。
トを積み重ねて建てられるユニット式建物の屋根につい
て適用した例について述べたが、本発明の雨樋付き屋根
構造は、これに限られるものでない。例えば、鉄骨軸組
などで構成される建物などの屋根にも適用できる。
【0028】
【発明の効果】以上の通り、本発明の屋根の施工方法に
よれば、高所での雨樋の取付作業を不要にできるととも
に、隣接する屋根パネルの雨樋同士の連結作業を簡易に
行えるという効果が期待できる。
よれば、高所での雨樋の取付作業を不要にできるととも
に、隣接する屋根パネルの雨樋同士の連結作業を簡易に
行えるという効果が期待できる。
【図1】本発明の施工方法を適用した実施例の雨樋付き
屋根を示す斜視図である。
屋根を示す斜視図である。
【図2】同上実施例における図1のII−II線断面図であ
る。
る。
【図3】同上実施例における屋根パネルを示す分解斜視
図である。
図である。
【図4】同上実施例における野縁受けフレームとパイプ
受け金具との関係を示す分解斜視図である。
受け金具との関係を示す分解斜視図である。
【図5】同上実施例における図1の V−V 線断面図であ
る。
る。
1 建物本体 2A,2B 屋根パネル 5 集合パイプ 21 内樋
Claims (1)
- 【請求項1】 工場において、軒先側に独立した雨樋を
組み込んだ屋根パネルを製造し、建築現場において、建
物本体の上部に前記複数の屋根パネルを互いに隣接して
所定の勾配で設置したのち、これら複数の屋根パネルの
雨樋の下側に集合パイプをこれら複数の屋根パネルに跨
がってこれらに支持するとともに、前記各屋根パネルの
それぞれの雨樋の水下側を排水パイプを介して前記集合
パイプに連結し、この集合パイプを通じて各雨樋からの
雨水を集めて排出するようにしたことを特徴とする屋根
の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4227237A JP2505092B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 屋根の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4227237A JP2505092B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 屋根の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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